JPH05117602A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPH05117602A
JPH05117602A JP3314141A JP31414191A JPH05117602A JP H05117602 A JPH05117602 A JP H05117602A JP 3314141 A JP3314141 A JP 3314141A JP 31414191 A JP31414191 A JP 31414191A JP H05117602 A JPH05117602 A JP H05117602A
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adhesive layer
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Nobuaki Yatsuka
伸明 八束
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 多孔性平面体よりなる基材(2) と、この基材
(2) の片面に設けられた粘着剤層(5) と基材(2) の他面
に設けられた剥離処理層(6) とからなり、これら粘着剤
層(5) 又は剥離処理層(6) と基材(2) との間隙にはラミ
ネート層(3) 、ラミネート層(4) が介在されてなる積層
体である。この積層体(1) では、剥離処理層(6) を外側
に粘着剤層(5) を内側にして巻回されたロール状積層体
とすること及び粘着剤層(5) に剥離紙(7)を設けたシー
ト状積層体とすることができる。 【効果】 温度や水分の変化等があっても、端部におけ
る「カーリング」が生じないので、マスキングや包装作
業等が効率良く行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は積層体に係り、その目
的は温度等の変化により積層体自体に弓なり状の、いわ
ゆる「カーリング」を生じさせることがなく、使用性に
優れたマスキング用、包装用、接合用等において広範囲
に使用される積層体を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】従来より、マスキング用、包装用、接合
用等において使用される粘着テープとして、多孔性平面
体よりなる基材の片面に粘着剤層を、他面に剥離処理層
が設けられてなる積層体が広い分野において使用されて
いた。この積層体では、多孔性平面体として、布類、紙
類、発泡プラスチックフィルム等の単体又は複合体から
選ばれたものを使用し、この多孔性平面体と剥離処理層
との間隙には、剥離処理層の成分が多孔性平面体へ含浸
されるのを防ぐため、目止め層と称するラミネート層が
設けられていた。一方、多孔性平面体と粘着剤層との間
隙には、粘着剤層の組成が、前記剥離処理層の組成より
も高分子の材料よりなるため多孔性平面体へ粘着剤層の
成分が含浸されることがほとんどなく、たとえ含浸され
たとしても積層体の特性に与える影響が少ないことから
目止め層と称するラミネート層は設けられていないこと
が通常であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の積層体においては、多孔性平面体と剥離処理層
との間隙にのみラミネート層が設けられていたため、多
孔性平面体が布類、発泡プラスチックフィルム類より形
成されている場合には温度の影響により、また多孔性平
面体が紙類から形成されている場合には水分の影響によ
り、積層体自体が弓なり状になる、いわゆる「カーリン
グ」が生じることがあった。このため、マスキング等に
おいては、積層体の端部が被着体から浮き上がってくる
現象が生じたり、また、包装等において使用しても積層
体の端部から剥がれてしまうという現象が生じる問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案では多孔性平面
体よりなる基材と、この基材の片面に設けられた粘着剤
層と、この基材の他面に設けられた剥離処理層とからな
る積層体であって、これら粘着剤層と剥離処理層にはそ
れぞれ基材との間隙にラミネート層が介在されてなるこ
とを特徴とする積層体を提供することにより、上記従来
の課題を悉く解消する。
【0005】
【作用】多孔性平面体よりなる基材の両側にラミネート
層が設けられているので、両側のラミネート層の温度変
化による熱膨張の差がなくなり、温度変化による積層体
の「カーリング」が生じない。多孔性平面体が、紙類の
ように水分によって伸張する素材によって形成されてい
ても、ラミネート層によって水分の出入りがマスクされ
なくなるので、水分による積層体の「カーリング」が生
じない。
【0006】
【発明の構成】以下、この発明に係る積層体の構成を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る積層体
(1) の一実施例を示す断面説明図であり、図中(2) は基
材、(3) 及び(4) はラミネート層、(5) は粘着剤層、
(6) は剥離処理層である。
【0007】この発明において基材(2) とされる多孔性
平面体としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、アクリル、ポリウレタン等の合成繊維、アセ
テート、プロミックス等の半合成繊維、レーヨン等の再
生繊維、綿、麻等の植物天然繊維等の単一繊維又は混合
繊維から構成される織布、又は不織布等の布類、クラフ
ト紙、クレープ紙、和紙等の紙類、発泡ポリエチレンフ
ィルム、発泡ポリウレタンフィルム等の発泡プラスチッ
クフィルム等の単体又は複合体から選ばれたものが好適
に使用される。この基材(2) の厚さは特に限定はされな
いが、20〜 300μm 程度の範囲内とすることが使用上好
ましい。
【0008】ラミネート層(3) 、(4) としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体
等の熱可塑性樹脂、ポリエチレンフィルム、ポリエステ
ルフィルム、アルミ泊等のフィルム等、通常のフィルム
が好適に使用される。このようなラミネート層(3) 、
(4) は通常の方法、例えば接着剤塗布後に貼り合わせる
方法や熱溶融押出ラミネート方法により基材(2) の両側
に設けられる。このラミネート層(3) 、(4) の厚さは特
に限定はされないが、8〜40μm 程度の範囲内とするこ
とが使用上好ましい。
【0009】尚、この発明においては基材(2) と剥離処
理層(6) との間隙に設けられるラミネート層(4) 及び基
材(2) と粘着剤層(5) との間隙に設けられるラミネート
層(3) とが同一材料により構成されている方が、「カー
リング」を防止する効果がより顕著になるため特に望ま
しい。
【0010】この発明において、基材(2) の両側同時に
ラミネート層(3) 、(4) を熱可塑性樹脂を用いて、熱溶
融押出により設けると、従来のアンカー処理が不用とな
り、製造工程が簡便化されるため好ましい。さらに、基
材(2) にオゾンを吹きかけたり、コロナ放電処理を併用
すると、基材(2) とラミネート層(3) 、(4) との密着性
がより向上するため好ましい。
【0011】剥離処理層(6) としては、シリコーン化合
物、長鎖アルキル系化合物、四フッ化エチレン等の離型
剤、流動パラフィン等のワックス、エチレンビスステア
リルアマイド、オレイン酸アマイド等の脂肪酸アマイ
ド、ポリオキシエチレングリコール、アルキルエーテル
リン酸エステル等の界面活性剤等、公知の材料が好適に
使用され、これら材料の一種又は二種以上を適当な溶剤
に溶解して塗工したり、或いは熱溶融塗工等の手法によ
り設けられる。また、この剥離処理層(6) は前記したラ
ミネート層(4) の構成材料と共に混合し、ラミネート層
(4) 材料とともに二層同時押出ラミネートによって設け
られても、或いはあらかじめ別のポリエチレン薄層フィ
ルム等に塗工した後に、前記したラミネート層(4) 表面
へドライラミ法(接着剤を塗布し、貼り合わせる方法)
等により設けられてもよく、特に限定はされない。
【0012】粘着剤層(5) としては、天然ゴム及び/又
は合成ゴムを主成分とする粘着剤、ポリスチレン−ポリ
エチルヘキシルアクリレート、アクリル酸ブチル、アク
リル酸等のモノマーを重合した粘着剤等、公知の粘着剤
が好適に使用され、これら粘着剤をリバースコーター等
による塗工、熱溶融塗工、プレス成型等公知の方法でラ
ミネート層(3) 表面へ設けられる。この粘着剤層(5) の
厚みは特に限定はされないが、20〜 200μm 程度の範囲
内とすることが使用上、製造上好ましい。
【0013】図2はこの発明に係る積層体(1) の第二実
施例を示した外観説明図である。この実施例において、
積層体(1) は図示するごとく、剥離処理層(6) を外側
に、粘着剤層(5) を内側にして巻回されたロール状積層
体(1) とされる。このように、ロール状積層体(1) とす
ることにより、積層体(1) の保存、運搬が容易になると
ともに、剥離処理層(6) を外側に、粘着剤層(5) を内側
にして巻回されているため使用時の取扱いが容易で、且
つ多孔性平面体を基材に使用しているため、必要量を手
で簡単に切断して使用できる。
【0014】図3はこの発明に係る積層体(1) の第三実
施例を示した断面説明図である。この発明において、積
層体(1) は図示するごとく粘着剤層(5) に剥離紙が設け
られてなるシート状積層体(1) とされてもよい。剥離紙
(7) としては特に限定はされず、片面にポリエチレンを
ラミネートした上質紙にシリコーン化合物を塗布したタ
イプ等が好適に使用される。
【0015】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は多孔性平
面体よりなる基材と、この基材の片面に設けられた粘着
剤層と、この基材の他面に設けられた剥離処理層とから
なる積層体であって、これら粘着剤層と剥離処理層には
それぞれ基材との間隙にラミネート層が介在されてなる
ことを特徴とする積層体であるから、温度或いは多孔性
平面体の水分の変化等により、積層体に粘着剤層側、或
いは剥離処理層側に弓なりになる、いわゆる「カーリン
グ」が生じることがなく、マスキングや包装作業が効率
良く行なえるという優れた効果を奏する。
【0016】
【実施例】以下、実施例によりこの発明に係る積層体の
効果をより一層明らかにする。尚、この発明は本実施例
により何ら限定されることはない。
【0017】(実施例1)40 デニールのマルチフィラ
メントからなるポリエステル繊維を経糸として、また10
0 デニールのマルチフィラメントからなるポリエステル
繊維を緯糸として用い、ウォータージェット方式の織機
で経糸を75本/インチ、緯糸を45本/インチの密度で織
布を作製し、多孔性平面体として基材を得た。この基材
に、両面同時にラミネートできるタンデム型押出ラミネ
ート機を用いて50W/m2/分の放電量のコロナ処理を行
い、この片面にメルトフローレートが7.2g/ 10 分、密
度が0.917g/cm3の低密度ポリエチレンを30μm 、他面に
30μmの厚さで溶融押出してラミネート層を設けた。長
鎖アルキルペンダント型ポリマーからなる非シリコーン
系背面処理剤をトルエンに 0.5%の濃度で溶解して得ら
れた離型剤を、前述の多孔性平面体よりなる基材の片面
に、乾燥後の重量が0.1g/m2 となるように塗工し、100
℃以上の温度にて乾燥した。一方、天然ゴム 100重量部
に軟化点85℃の脂肪族系粘着付与樹脂を90重量部、テル
ペン系液状樹脂20重量部、炭酸カルシウム 100重量部、
老化防止剤2重量部を配合して、加圧ニーダーで混練し
て粘着剤を作製し、この粘着剤を前記多孔性平面体より
なる基材の反離型剤側面に100g/m2の重量で、カレンダ
ーを用いて塗工し、ロール状に巻回した積層体を得た。
【0018】(実施例2)分子量が約1000のポリジメチ
ルシロキサン化合物をメルトフローレートが9.5g/ 10
分、密度が0.917g/cm3とされる低密度ポリエチレン100
重量部に対して5重量部配合し、ミキシングロールで
混練して組成物Aを作製した。メルトフローレートが9
g/ 10 分、密度が0.926g/cm3で、紙にヒートシールが
可能な熱可塑性樹脂Bと、メルトフローレートが9.5 g
/ 10 分、密度が0.926g/cm3の低密度ポリエチレンCを
調製した。二層共押出ラミネート機を用いて、秤量が73
g/cm2 のクルパック加工のクラフト紙の片面に熱可塑性
樹脂Bと組成物Aとをそれぞれ10μm の厚さでラミネー
トし、このクラフト紙の他面には低密度ポリエチレンC
を20μm の厚さでラミネートして基材を作製した。一
方、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレンブロ
ック共重合体100 重量部に、石油系粘着付与樹脂100 重
量部、液状軟化剤20重量部、老化防止剤1重量部を配合
して粘着剤を作製し、前述の基材の低密度ポリエチレン
C層に30μmの厚さで溶融押出塗工し、粘着層にセパレ
ーターを貼り合わせてシート状積層体を得た。
【0019】(比較例1)基材の片面のみに低密度ポリ
エチレン層を30μm の厚さで設けた以外は実施例1と同
様のロール状に巻回した積層体を得た。
【0020】(比較例2)基材に低密度ポリエチレンC
層を設けない以外は、実施例2と同様のシート状積層体
を得た。
【0021】(試験例)実施例1及び2、比較例1及び
2で得た積層体を30cm×30cmの大きさに切断して試験し
た(実施例2及び比較例2についてはセパレーターを剥
がして試験に共した)。これら、得られた積層体の粘着
剤層を上面にして、40℃の温度条件下で10時間机上へ放
置し、積層体のカール状態測定した。この測定方法を表
1に、この結果を表2に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る積層体の一実施例を示す断面説
明図である。
【図2】同上、第二実施例を示す外観説明図である。
【図3】同上、第三実施例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 積層体 2 基材 3、4 ラミネート層 5 粘着剤層 6 剥離処理層 7 剥離紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKQ 6770−4J JKY 6770−4J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔性平面体よりなる基材と、この基材
    の片面に設けられた粘着剤層と、この基材の他面に設け
    られた剥離処理層とからなる積層体であって、これら粘
    着剤層と剥離処理層にはそれぞれ基材との間隙にラミネ
    ート層が介在されてなることを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 前記積層体が剥離処理層を外側に、粘着
    剤層を内側にして巻回されてなるロール状積層体である
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層体。
  3. 【請求項3】 前記積層体が粘着剤層に剥離紙が設けら
    れてなるシート状積層体であることを特徴する請求項1
    に記載の積層体。
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