JPH0512242A - ニユーラルネツトワークの学習方式 - Google Patents
ニユーラルネツトワークの学習方式Info
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- JPH0512242A JPH0512242A JP3186876A JP18687691A JPH0512242A JP H0512242 A JPH0512242 A JP H0512242A JP 3186876 A JP3186876 A JP 3186876A JP 18687691 A JP18687691 A JP 18687691A JP H0512242 A JPH0512242 A JP H0512242A
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- learning
- average
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- neural network
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニューラルネットワークの学習を高速にかつ
効率良く行える。 【構成】 階層的なニューラルネットワークNWに対し
て、第1の学習手段1は、各カテゴリごとのサンプルの
平均を平均ベクトルとして求め、この平均ベクトルを正
規直交基底ベクトルに変換する行列の成分として階層の
前段階におけるユニット間の結合の重みを決定し、前段
階の学習を行う。また、第2の学習手段2は、最小二乗
法または最急降下法を用いて後段階の学習を行う。即
ち、階層の前段階では、各カテゴリごとに求めたサンプ
ルの平均に基づき学習が行われるので、階層の後段階で
例えばバックプロパゲーション法が用いられる場合であ
っても、出力層での誤差を入力層まで逆方向に伝播させ
ずに学習でき、従来に比べ学習を高速化できる。
効率良く行える。 【構成】 階層的なニューラルネットワークNWに対し
て、第1の学習手段1は、各カテゴリごとのサンプルの
平均を平均ベクトルとして求め、この平均ベクトルを正
規直交基底ベクトルに変換する行列の成分として階層の
前段階におけるユニット間の結合の重みを決定し、前段
階の学習を行う。また、第2の学習手段2は、最小二乗
法または最急降下法を用いて後段階の学習を行う。即
ち、階層の前段階では、各カテゴリごとに求めたサンプ
ルの平均に基づき学習が行われるので、階層の後段階で
例えばバックプロパゲーション法が用いられる場合であ
っても、出力層での誤差を入力層まで逆方向に伝播させ
ずに学習でき、従来に比べ学習を高速化できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン認識,多変量
制御等に利用されるニューラルネットワークの学習方式
に関する。
制御等に利用されるニューラルネットワークの学習方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ニューラルネットワークの学習ア
ルゴリズムとして、誤差逆伝播学習(バックプロパゲー
ション学習)が知られており、この学習方式の最大の特
徴は、ネットワークの中間層ユニットの学習を可能に
し、これにより、ネットワークの学習能力を大きく増大
させた点にある。
ルゴリズムとして、誤差逆伝播学習(バックプロパゲー
ション学習)が知られており、この学習方式の最大の特
徴は、ネットワークの中間層ユニットの学習を可能に
し、これにより、ネットワークの学習能力を大きく増大
させた点にある。
【0003】このバックプロパゲーションによる学習方
式は、入力パターンに対して出力の誤まりを訂正する方
向にネットワークを構成するユニット間の結合の重みを
修正して学習を行なうものであり、この修正を二乗誤差
の評価関数に関する最急降下法により行なうようになっ
ている。すなわち、それぞれの入力パターンの組に関す
る二乗誤差を求めると、この二乗誤差はユニット間の結
合の重みの関数となっているので、結合の重みを変数と
して二乗誤差の評価関数に関し最急降下法を行なうこと
により、各入力パターンに関して二乗誤差を最も小さく
するような方向へユニット間の結合の重みを修正するこ
とができる。
式は、入力パターンに対して出力の誤まりを訂正する方
向にネットワークを構成するユニット間の結合の重みを
修正して学習を行なうものであり、この修正を二乗誤差
の評価関数に関する最急降下法により行なうようになっ
ている。すなわち、それぞれの入力パターンの組に関す
る二乗誤差を求めると、この二乗誤差はユニット間の結
合の重みの関数となっているので、結合の重みを変数と
して二乗誤差の評価関数に関し最急降下法を行なうこと
により、各入力パターンに関して二乗誤差を最も小さく
するような方向へユニット間の結合の重みを修正するこ
とができる。
【0004】さらに、従来ではこれを発展させた確率的
降下法の理論(以下では、これをも含めて最急降下法と
呼ぶ)も知られている。
降下法の理論(以下では、これをも含めて最急降下法と
呼ぶ)も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バック
プロパゲーション学習では、出力層での誤差を出力層へ
の入力として、出力層から入力層の方向へ逆方向に伝播
させて学習がなされるので、学習に相当時間がかかり、
また二乗誤差が図4に示すように局所的な極小点MPに
落ち込むとそれ以上学習が進まなくなり、さらには、認
識対象の次元が高くなると学習の効率が低下するなどの
欠点があった。
プロパゲーション学習では、出力層での誤差を出力層へ
の入力として、出力層から入力層の方向へ逆方向に伝播
させて学習がなされるので、学習に相当時間がかかり、
また二乗誤差が図4に示すように局所的な極小点MPに
落ち込むとそれ以上学習が進まなくなり、さらには、認
識対象の次元が高くなると学習の効率が低下するなどの
欠点があった。
【0006】また、現状では、ニューラルネットワーク
は、その認識能力が発揮される分野においても、専用の
ハードウェアがない限り、実用化は困難である。
は、その認識能力が発揮される分野においても、専用の
ハードウェアがない限り、実用化は困難である。
【0007】本発明は、ニューラルネットワークの学習
を高速にかつ効率良く行なうことができ、専用のハード
ウェアがなくとも実用的なニューラルネットワークシス
テムを構築可能なニューラルネットワークの学習方式を
提供することを目的としている。
を高速にかつ効率良く行なうことができ、専用のハード
ウェアがなくとも実用的なニューラルネットワークシス
テムを構築可能なニューラルネットワークの学習方式を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ニューラルネットワークが階層的な構造を
有している場合に、階層の前段階における学習を行なう
第1の学習手段と、階層の後段階における学習を行なう
第2の学習手段とを備え、前記第1の学習手段は、各カ
テゴリごとにサンプルの平均を求め、該平均に基づき、
階層の前段階の学習を行ない、前記第2の学習手段は、
前記第1の学習手段によって得られた前段階の学習結果
に基づき、最小二乗法または最急降下法を用いて、後段
階の学習を行なうようになっていることを特徴としてい
る。
に本発明は、ニューラルネットワークが階層的な構造を
有している場合に、階層の前段階における学習を行なう
第1の学習手段と、階層の後段階における学習を行なう
第2の学習手段とを備え、前記第1の学習手段は、各カ
テゴリごとにサンプルの平均を求め、該平均に基づき、
階層の前段階の学習を行ない、前記第2の学習手段は、
前記第1の学習手段によって得られた前段階の学習結果
に基づき、最小二乗法または最急降下法を用いて、後段
階の学習を行なうようになっていることを特徴としてい
る。
【0009】第1の学習手段は、、各カテゴリごとにサ
ンプルの平均を平均ベクトルとして求め、該平均ベクト
ルを正規直交基底ベクトルに変換する行列の成分として
階層の前段階におけるユニット間の結合の重みを決定す
るようになっていることを特徴としている。
ンプルの平均を平均ベクトルとして求め、該平均ベクト
ルを正規直交基底ベクトルに変換する行列の成分として
階層の前段階におけるユニット間の結合の重みを決定す
るようになっていることを特徴としている。
【0010】あるいは、第1の学習手段は、各カテゴリ
ごとにサンプルの平均を平均ベクトルとして求め、該平
均ベクトルそのものを階層の前段階におけるユニット間
の結合の重みとして決定するようになっていることを特
徴としている。
ごとにサンプルの平均を平均ベクトルとして求め、該平
均ベクトルそのものを階層の前段階におけるユニット間
の結合の重みとして決定するようになっていることを特
徴としている。
【0011】
【作用】本発明では、各カテゴリごとにサンプルの平均
を求め、これに基づき階層の前段階の学習を行ない、前
段階の学習結果に基づき最小二乗法または最急降下法を
用いて階層の後段階の学習を行なう。
を求め、これに基づき階層の前段階の学習を行ない、前
段階の学習結果に基づき最小二乗法または最急降下法を
用いて階層の後段階の学習を行なう。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
本実施例では、ニューラルネットワークが多層パーセプ
トロン型のネットワークNWとして構成されていると
し、与えられた入力データ(入力パターン)が望ましい
カテゴリ(種類)に識別されるようこのネットワークN
Wの学習を行なうようになっている。このため、本実施
例では、階層的なニューラルネットワークNWに対し
て、前段階,例えば初段の学習を行なう第1の学習手段
1と、後段階,例えば2段目以後の学習を行なう第2の
学習手段2とが設けられている。第1の学習手段1は、
各カテゴリごとのサンプルの平均値に基づきユニット間
の結合の重みを決定し、これにより例えば初段の学習を
行なうようになっている。また、第2の学習手段2は、
最小二乗法または最急降下法を用いて例えば2段目以後
の学習を行なうようになっている。
明する。図1は本発明の一実施例のブロック図である。
本実施例では、ニューラルネットワークが多層パーセプ
トロン型のネットワークNWとして構成されていると
し、与えられた入力データ(入力パターン)が望ましい
カテゴリ(種類)に識別されるようこのネットワークN
Wの学習を行なうようになっている。このため、本実施
例では、階層的なニューラルネットワークNWに対し
て、前段階,例えば初段の学習を行なう第1の学習手段
1と、後段階,例えば2段目以後の学習を行なう第2の
学習手段2とが設けられている。第1の学習手段1は、
各カテゴリごとのサンプルの平均値に基づきユニット間
の結合の重みを決定し、これにより例えば初段の学習を
行なうようになっている。また、第2の学習手段2は、
最小二乗法または最急降下法を用いて例えば2段目以後
の学習を行なうようになっている。
【0013】いま、例えば図2に示すような3層パーセ
プトロンのニューラルネットワークNWを用いて音声,
画像,文字等の対象,すなわち入力データの識別を行な
うようとする場合を考える。この際、音声,画像,文字
等の対象はN次元ユークリッド空間R(N)に値をもつ
ベクトルであるとする。すなわち、音声,画像,文字等
のデータをユークリッド空間R(N)の元として取り扱
うものとする。また、識別したい種類,すなわちカテゴ
リの数をK個,第i番目のカテゴリのサンプル数をMi
個とし、第i番目のカテゴリの第j番目のサンプルをx
i(j)と書くと、この場合には、図2の3層パーセプ
トロンにおいて、入力層P1がN個のユニット、中間層
P2および出力層P3がそれぞれK個のユニットからなる
ものとして構成する。
プトロンのニューラルネットワークNWを用いて音声,
画像,文字等の対象,すなわち入力データの識別を行な
うようとする場合を考える。この際、音声,画像,文字
等の対象はN次元ユークリッド空間R(N)に値をもつ
ベクトルであるとする。すなわち、音声,画像,文字等
のデータをユークリッド空間R(N)の元として取り扱
うものとする。また、識別したい種類,すなわちカテゴ
リの数をK個,第i番目のカテゴリのサンプル数をMi
個とし、第i番目のカテゴリの第j番目のサンプルをx
i(j)と書くと、この場合には、図2の3層パーセプ
トロンにおいて、入力層P1がN個のユニット、中間層
P2および出力層P3がそれぞれK個のユニットからなる
ものとして構成する。
【0014】なお、図2において、Aijは入力層P1と
中間層P2のユニット間の結合の重みであり、Bjiは中
間層P2と出力層P3のユニット間の結合の重みを表わし
ており、θkは中間層P2の各ユニットのバイアス値、θ
tは出力層P3の各ユニットのバイアス値を表わしてい
る。
中間層P2のユニット間の結合の重みであり、Bjiは中
間層P2と出力層P3のユニット間の結合の重みを表わし
ており、θkは中間層P2の各ユニットのバイアス値、θ
tは出力層P3の各ユニットのバイアス値を表わしてい
る。
【0015】図2のような3層パーセプトロンを用いて
対象がどのカテゴリに属するかを識別させようとする際
には、識別対象のカテゴリに合わせた形で3層パーセプ
トロンの学習が行なわれる。
対象がどのカテゴリに属するかを識別させようとする際
には、識別対象のカテゴリに合わせた形で3層パーセプ
トロンの学習が行なわれる。
【0016】このような学習処理について図3のフロー
チャートにより説明する。なお、以下では、この3層パ
ーセプトロンにおいて、第1の学習手段1が初段の学習
を行ない、第2の学習手段2が2段目の学習を行なうも
のとする。本実施例では、先づ、初段の結合の重みAij
を決定するため、第1の学習手段1では、カテゴリiに
属するサンプルの平均値,すなわち平均ベクトルa
(i)を次式により計算する(ステップS1)。
チャートにより説明する。なお、以下では、この3層パ
ーセプトロンにおいて、第1の学習手段1が初段の学習
を行ない、第2の学習手段2が2段目の学習を行なうも
のとする。本実施例では、先づ、初段の結合の重みAij
を決定するため、第1の学習手段1では、カテゴリiに
属するサンプルの平均値,すなわち平均ベクトルa
(i)を次式により計算する(ステップS1)。
【0017】
【数1】
【0018】このような平均ベクトルa(i)を各カテ
ゴリごとに計算した後、これらを用いて、2つの行列
(T)(K行K列),(Q)(K行N列)を次式のよう
に計算する(ステップS2)。
ゴリごとに計算した後、これらを用いて、2つの行列
(T)(K行K列),(Q)(K行N列)を次式のよう
に計算する(ステップS2)。
【0019】
【数2】(T)=(a(i),a(j))
(Q)=(a(i))j
【0020】すなわち、行列(T)を2つの平均ベクト
ルa(i),a(j)の内積として計算し、行列(Q)
を平均ベクトルa(i)の第j番目の成分として計算す
る。
ルa(i),a(j)の内積として計算し、行列(Q)
を平均ベクトルa(i)の第j番目の成分として計算す
る。
【0021】このようにして、行列(T),(Q)を求
めた後、これら2つの行列を用いて、行列(A)を次式
のように計算する。
めた後、これら2つの行列を用いて、行列(A)を次式
のように計算する。
【0022】
【数3】(A)=(t・(T))・(Q)
【0023】なお、数3において、(t・(T))は行
列(T)の逆行列を意味し、行列(A)は、行列(T)
の逆行列と行列(Q)とのマトリックス積により計算さ
れ、次式の関係が成立する。なお、次式において、e
(i)は第i番目の成分が“1”で、他の成分が“0”
の正規直交基底ベクトルである。
列(T)の逆行列を意味し、行列(A)は、行列(T)
の逆行列と行列(Q)とのマトリックス積により計算さ
れ、次式の関係が成立する。なお、次式において、e
(i)は第i番目の成分が“1”で、他の成分が“0”
の正規直交基底ベクトルである。
【0024】
【数4】(A)・a(i)=e(i)
e(i)=(0,0,0,…,0,1,0,…,0,
0)
0)
【0025】そこで、数3によって求める行列(A)の
ij成分を初段の結合の重みAijとして決定する(ステ
ップS3)。このようにして、初段の結合の重みは、カ
テゴリiに属するサンプルの平均ベクトル(平均値)a
(i)を正規直交基底ベクトルe(i)に変換する行列
(A)の成分Aijとして求められる。
ij成分を初段の結合の重みAijとして決定する(ステ
ップS3)。このようにして、初段の結合の重みは、カ
テゴリiに属するサンプルの平均ベクトル(平均値)a
(i)を正規直交基底ベクトルe(i)に変換する行列
(A)の成分Aijとして求められる。
【0026】なお、実用上は行列(A)そのものではな
く、行列(A)を定数λにより定数倍した行列λ・
(A)を用いることにより、認識率の高いニューラルネ
ットワークを得ることができる。ここで、定数λは、使
用時において適宜決定され、例えば、これを“3.0”
等と簡単に設定しても良い。
く、行列(A)を定数λにより定数倍した行列λ・
(A)を用いることにより、認識率の高いニューラルネ
ットワークを得ることができる。ここで、定数λは、使
用時において適宜決定され、例えば、これを“3.0”
等と簡単に設定しても良い。
【0027】次に、中間層P2の各ユニットのバイアス
値Qkを計算する(ステップS4)。この際、中間層P2
の各ユニットのバイアス値Qkを例えば“−0.5”と
簡単に決めても良いし、あるいは、中間層P2の第n番
目のバイアス値Qn(k=n)を2つの分布,すなわ
ち、平均が“1”となる分布{((A)・a
(i))n}と平均が“0”となる分布{((A)・a
(i))n´}(n´≠n)とが最も良く分離するよう
に決めても良い。後者の場合には、2つの分布の標準偏
差をそれぞれσn,σn´として計算し、バイアス値Qk
(k=n)を次式により決めれば良い。
値Qkを計算する(ステップS4)。この際、中間層P2
の各ユニットのバイアス値Qkを例えば“−0.5”と
簡単に決めても良いし、あるいは、中間層P2の第n番
目のバイアス値Qn(k=n)を2つの分布,すなわ
ち、平均が“1”となる分布{((A)・a
(i))n}と平均が“0”となる分布{((A)・a
(i))n´}(n´≠n)とが最も良く分離するよう
に決めても良い。後者の場合には、2つの分布の標準偏
差をそれぞれσn,σn´として計算し、バイアス値Qk
(k=n)を次式により決めれば良い。
【0028】
【数5】Qn=−σn´/(σn+σn´)
【0029】なお、上記ステップS1乃至S4の処理で
は、初段の結合の重みAijが、各カテゴリごとのサンプ
ルの平均ベクトルを正規直交基底ベクトルに変換するよ
うなものとして決定されたが、これとは別に、結合の重
みAijを平均ベクトルそのものに決定しても良い。この
場合には、バイアス値Qkは、入力が平均ベクトルのと
きに総和が“0”となるように決定すれば良い。
は、初段の結合の重みAijが、各カテゴリごとのサンプ
ルの平均ベクトルを正規直交基底ベクトルに変換するよ
うなものとして決定されたが、これとは別に、結合の重
みAijを平均ベクトルそのものに決定しても良い。この
場合には、バイアス値Qkは、入力が平均ベクトルのと
きに総和が“0”となるように決定すれば良い。
【0030】このようにして、初段の結合の重みAijと
中間層P2のバイアス値Qkとが決定されると、これらを
用いて、各入力ベクトルに対する中間層P2の出力ベク
トルを計算することができる(ステップS5)。すなわ
ち、入力ベクトルがxのとき、中間層P2の出力ベクト
ルhの第i成分h(i)は、実際のユニット,すなわち
ニューロンの特性を反映させたシグモイド関数f〔x〕
(=1.0/(1.0+exp(−x)))を用いて、
次式のように表わされる。
中間層P2のバイアス値Qkとが決定されると、これらを
用いて、各入力ベクトルに対する中間層P2の出力ベク
トルを計算することができる(ステップS5)。すなわ
ち、入力ベクトルがxのとき、中間層P2の出力ベクト
ルhの第i成分h(i)は、実際のユニット,すなわち
ニューロンの特性を反映させたシグモイド関数f〔x〕
(=1.0/(1.0+exp(−x)))を用いて、
次式のように表わされる。
【0031】
【数6】h(i)=f〔((A)・x)i+Qi〕
【0032】いま、識別対象となる入力ベクトルx
i(j)が第i番目のカテゴリに属するとき、それに対
する中間層P2の望ましい出力ベクトルhが、例えば次
式のように与えられるとする。
i(j)が第i番目のカテゴリに属するとき、それに対
する中間層P2の望ましい出力ベクトルhが、例えば次
式のように与えられるとする。
【0033】
【数7】h=(0.01,0.01,…,0.01,
0.99,0.01,…,0.01)
0.99,0.01,…,0.01)
【0034】すなわち、第i成分が“0.99”で、そ
れ以外の成分が“0.01”として与えられるとする。
このような出力ベクトルは、出力層P3でシグモイド関
数f(x)を経た後での値となるので、シグモイド関数
f(x)を経る前の値として、次式のベクトルyを求め
ておく。
れ以外の成分が“0.01”として与えられるとする。
このような出力ベクトルは、出力層P3でシグモイド関
数f(x)を経た後での値となるので、シグモイド関数
f(x)を経る前の値として、次式のベクトルyを求め
ておく。
【0035】
【数8】y=(g(0.01),g(0.01)…,g
(0.01),g(0.99),g(0.01)…,g
(0.01))
(0.01),g(0.99),g(0.01)…,g
(0.01))
【0036】ここで、g(x)はシグモイド関数f
(x)の逆関数(=logx−log(1−x))であ
る。このようなベクトルyが求まると、2段目での結合
の重みBjiとバイアス値Qtとを最小二乗法を使って求
めることができる。すなわち、出力層P3での第m番目
のバイアス値をQm(t=m)とするとき、次式Zが最
小となるように結合の重みの行列(B)とバイアス値Q
m(t=m)とを求めることができる。
(x)の逆関数(=logx−log(1−x))であ
る。このようなベクトルyが求まると、2段目での結合
の重みBjiとバイアス値Qtとを最小二乗法を使って求
めることができる。すなわち、出力層P3での第m番目
のバイアス値をQm(t=m)とするとき、次式Zが最
小となるように結合の重みの行列(B)とバイアス値Q
m(t=m)とを求めることができる。
【0037】
【数9】
【0038】Zが最小となるような(B)とQmとは、
次の行列方程式を満足することを数学的に示すことがで
きる。
次の行列方程式を満足することを数学的に示すことがで
きる。
【0039】
【数10】(S)・(B´)=(V)
【0040】ここで、(S)は(K+1)行(K+1)
列の行列、(B´)は(K+1)行K列の行列、(V)
は(K+1)行K列であって、それぞれ次式のように定
義される。
列の行列、(B´)は(K+1)行K列の行列、(V)
は(K+1)行K列であって、それぞれ次式のように定
義される。
【0041】
【数11】
【0042】
【数12】
【0043】
【数13】
【0044】なお、数11,数13における総和は、入
力サンプルをxp(q)で表わすとすると、入力サンプ
ルxp(q)のサフィックスp,qに対応する各成分
p,qに対してとられる。
力サンプルをxp(q)で表わすとすると、入力サンプ
ルxp(q)のサフィックスp,qに対応する各成分
p,qに対してとられる。
【0045】数11,数13によって行列(S)と行列
(V)とを計算することができ(ステップS6)、行列
(S)と行列(V)とが求まると、行列(B´)は数1
0の行列方程式を解くことによって求まる(ステップS
7)。このようにして行列(B´)が求まると、数12
に従って、2段目の結合の重み(B),すなわちB
jiと、出力層P3のバイアス値Qtとを求めることができ
る(ステップS8)。
(V)とを計算することができ(ステップS6)、行列
(S)と行列(V)とが求まると、行列(B´)は数1
0の行列方程式を解くことによって求まる(ステップS
7)。このようにして行列(B´)が求まると、数12
に従って、2段目の結合の重み(B),すなわちB
jiと、出力層P3のバイアス値Qtとを求めることができ
る(ステップS8)。
【0046】なお、上述の実施例では、ネットワークを
3層パーセプトロンとして構成した場合について述べた
が、ネットワークを4層以上のパーセプトロンで構成す
る場合には、3段目以後の学習に2段目と同様、最小二
乗法を用いれば良い。この際、最小二乗法を用いるとき
には、各段において望ましい出力ベクトルが必要となる
が、それには最終段での望ましい出力ベクトルを用いれ
ば良い。
3層パーセプトロンとして構成した場合について述べた
が、ネットワークを4層以上のパーセプトロンで構成す
る場合には、3段目以後の学習に2段目と同様、最小二
乗法を用いれば良い。この際、最小二乗法を用いるとき
には、各段において望ましい出力ベクトルが必要となる
が、それには最終段での望ましい出力ベクトルを用いれ
ば良い。
【0047】また、上述の実施例では、後段階での学
習,すなわち2段目以後の学習に最小二乗法を用いた
が、バックプロパゲーション法として既知の最急降下法
を用いて後段階の学習を行なっても良い。
習,すなわち2段目以後の学習に最小二乗法を用いた
が、バックプロパゲーション法として既知の最急降下法
を用いて後段階の学習を行なっても良い。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
階層の前段階,例えば初段において各カテゴリごとにサ
ンプルの平均を求め、この平均に基づき学習を行なうよ
うにしているので、階層の後段階で例えばバックプロパ
ゲーション法が用いられる場合であっても、出力層での
誤差を入力層まで逆方向に伝播させずに学習を行なうこ
とができて、これにより、従来に比べて学習を高速化す
ることができて、また、バックプロパゲーション法によ
り図4のように二乗誤差が局所的な極小点に落ち込み、
それ以上学習が進まなくなるといった事態を低減するこ
とができる。
階層の前段階,例えば初段において各カテゴリごとにサ
ンプルの平均を求め、この平均に基づき学習を行なうよ
うにしているので、階層の後段階で例えばバックプロパ
ゲーション法が用いられる場合であっても、出力層での
誤差を入力層まで逆方向に伝播させずに学習を行なうこ
とができて、これにより、従来に比べて学習を高速化す
ることができて、また、バックプロパゲーション法によ
り図4のように二乗誤差が局所的な極小点に落ち込み、
それ以上学習が進まなくなるといった事態を低減するこ
とができる。
【0049】また、階層の前段階における学習が、各カ
テゴリごとのサンプルの平均を平均ベクトルとして求
め、該平均ベクトルを正規直交基底ベクトルに変換する
行列の成分として階層の前段階におけるユニット間の結
合の重みを決定するようになっている場合には、ベクト
ルの単純な変換処理だけで済むので、学習の高速化に加
えて、学習処理に必要なメモリ容量等を少なくすること
ができる。
テゴリごとのサンプルの平均を平均ベクトルとして求
め、該平均ベクトルを正規直交基底ベクトルに変換する
行列の成分として階層の前段階におけるユニット間の結
合の重みを決定するようになっている場合には、ベクト
ルの単純な変換処理だけで済むので、学習の高速化に加
えて、学習処理に必要なメモリ容量等を少なくすること
ができる。
【0050】さらに、階層の前段階における学習が、各
カテゴリごとにサンプルの平均を平均ベクトルとして求
め、該平均ベクトルそのものを階層の前段階におけるユ
ニット間の結合の重みとして決定するようになっている
場合には、学習を一層高速化させ、学習処理に必要なメ
モリ容量等をより一層少なくすることができる。
カテゴリごとにサンプルの平均を平均ベクトルとして求
め、該平均ベクトルそのものを階層の前段階におけるユ
ニット間の結合の重みとして決定するようになっている
場合には、学習を一層高速化させ、学習処理に必要なメ
モリ容量等をより一層少なくすることができる。
【0051】すなわち、本発明では、ニューラルネット
ワークの学習を従来の数100倍以上も高速にかつ少な
いメモリ量で行なわせることができて、専用のハードウ
ェアなしでも学習を行なうことができる。この結果、実
用的なニューラルネットワークシステムを構築すること
が可能となる。
ワークの学習を従来の数100倍以上も高速にかつ少な
いメモリ量で行なわせることができて、専用のハードウ
ェアなしでも学習を行なうことができる。この結果、実
用的なニューラルネットワークシステムを構築すること
が可能となる。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明が適用されるニューラルネットワークの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図3】本発明の学習処理を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】二乗誤差の局所的な極小点を説明するための図
である。
である。
1 第1の学習手段
2 第2の学習手段
NW ニューラルネットワーク
P1 入力層
P2 中間層
P3 出力層
Aij 初段の結合の重み
Bji 2段目の結合の重み
Qk 中間層のバイアス値
Qt 出力層のバイアス値
Claims (3)
- 【請求項1】 ニューラルネットワークが階層的な構造
を有している場合に、階層の前段階における学習を行な
う第1の学習手段と、階層の後段階における学習を行な
う第2の学習手段とを備え、前記第1の学習手段は、各
カテゴリごとにサンプルの平均を求め、該平均に基づ
き、階層の前段階の学習を行ない、前記第2の学習手段
は、前記第1の学習手段によって得られた前段階の学習
結果に基づき、最小二乗法または最急降下法を用いて、
後段階の学習を行なうようになっていることを特徴とす
るニューラルネットワークの学習方式。 - 【請求項2】 前記第1の学習手段は、各カテゴリごと
にサンプルの平均を平均ベクトルとして求め、該平均ベ
クトルを正規直交基底ベクトルに変換する行列の成分と
して階層の前段階におけるユニット間の結合の重みを決
定し、学習を行なうようになっていることを特徴とする
ニューラルネットワークの学習方式。 - 【請求項3】 前記第1の学習手段は、各カテゴリごと
にサンプルの平均を平均ベクトルとして求め、該平均ベ
クトルそのものを階層の前段階におけるユニット間の結
合の重みとして決定し、学習を行なうようになっている
ことを特徴とする請求項1記載のニューラルネットワー
クの学習方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3186876A JPH0512242A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ニユーラルネツトワークの学習方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3186876A JPH0512242A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ニユーラルネツトワークの学習方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512242A true JPH0512242A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16196230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3186876A Pending JPH0512242A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | ニユーラルネツトワークの学習方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0512242A (ja) |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP3186876A patent/JPH0512242A/ja active Pending
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