JPH05123401A - 超音波ネブライザー - Google Patents
超音波ネブライザーInfo
- Publication number
- JPH05123401A JPH05123401A JP28990491A JP28990491A JPH05123401A JP H05123401 A JPH05123401 A JP H05123401A JP 28990491 A JP28990491 A JP 28990491A JP 28990491 A JP28990491 A JP 28990491A JP H05123401 A JPH05123401 A JP H05123401A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- tank
- working
- atomization
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Special Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】治療用薬液の霧化状態を検出し、霧化が終了し
たときには、その霧化終了を自動的に報知し、あるい
は、超音波ネブライザーの駆動を自動的に停止させる。 【構成】励振用の超音波振動子4を覆うとともに霧化槽
bの底部を浸漬させる作用液Laを収容する作用槽a
と、治療用薬液Lbを収容する霧化槽bとに分けてあ
る。超音波振動子4からの超音波エネルギーを作用液L
aを介して霧化槽bに伝搬し、薬液Lbを霧化する。作
用液Laに浸漬する箇所に超音波センサ40を設け、超
音波センサ40が受波した超音波エネルギーが所定値を
超えたときに、報知器60を動作させる。あるいは、制
御回路70を動作させて超音波振動子4の駆動を含めて
当該超音波ネブライザーの駆動を停止させる。
たときには、その霧化終了を自動的に報知し、あるい
は、超音波ネブライザーの駆動を自動的に停止させる。 【構成】励振用の超音波振動子4を覆うとともに霧化槽
bの底部を浸漬させる作用液Laを収容する作用槽a
と、治療用薬液Lbを収容する霧化槽bとに分けてあ
る。超音波振動子4からの超音波エネルギーを作用液L
aを介して霧化槽bに伝搬し、薬液Lbを霧化する。作
用液Laに浸漬する箇所に超音波センサ40を設け、超
音波センサ40が受波した超音波エネルギーが所定値を
超えたときに、報知器60を動作させる。あるいは、制
御回路70を動作させて超音波振動子4の駆動を含めて
当該超音波ネブライザーの駆動を停止させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、治療用薬液を霧化し、
その霧化薬液を気管支疾患の患者に口または鼻より吸入
させるネブライザー(医療用吸入器)のうち、薬液の霧
化を超音波エネルギーで行う超音波ネブライザーに関す
る。
その霧化薬液を気管支疾患の患者に口または鼻より吸入
させるネブライザー(医療用吸入器)のうち、薬液の霧
化を超音波エネルギーで行う超音波ネブライザーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のこの種の超音波ネブライ
ザーを示す断面図である。
ザーを示す断面図である。
【0003】基台2に励振用の超音波振動子4が上部露
出状態で埋め込まれている。基台2の上面には、内部に
作用槽aを形成する下部ケーシング6が載置されてい
る。下部ケーシング6の底面には超音波振動子4に連通
する開口部8が形成されているとともに、基台2を上下
に貫通するドレイン10が延出されている。作用槽aの
下部の適当な高さまで超音波伝搬用の作用液Laが収容
されている。この作用液Laは超音波振動子4を覆って
いる。なお、作用液Laとしては、一般的に純水が用い
られるが、生理食塩水を用いることもある。
出状態で埋め込まれている。基台2の上面には、内部に
作用槽aを形成する下部ケーシング6が載置されてい
る。下部ケーシング6の底面には超音波振動子4に連通
する開口部8が形成されているとともに、基台2を上下
に貫通するドレイン10が延出されている。作用槽aの
下部の適当な高さまで超音波伝搬用の作用液Laが収容
されている。この作用液Laは超音波振動子4を覆って
いる。なお、作用液Laとしては、一般的に純水が用い
られるが、生理食塩水を用いることもある。
【0004】下部ケーシング6の内部には樹脂製のダイ
アフラム12が着脱自在に装入されている。ダイアフラ
ム12は上部と下部とからなり、上部は下部ケーシング
6の上部の段差部に支持されている。ダイアフラム12
の下端部は下部ケーシング6の底部近くに位置し、作用
槽aの作用液La内に浸漬している。ダイアフラム12
には患者の気管支疾患部の状態に応じた所要量の治療用
薬液Lbを収容するようになっている。
アフラム12が着脱自在に装入されている。ダイアフラ
ム12は上部と下部とからなり、上部は下部ケーシング
6の上部の段差部に支持されている。ダイアフラム12
の下端部は下部ケーシング6の底部近くに位置し、作用
槽aの作用液La内に浸漬している。ダイアフラム12
には患者の気管支疾患部の状態に応じた所要量の治療用
薬液Lbを収容するようになっている。
【0005】ダイアフラム12の内側上部に対して上部
ケーシング14が着脱自在に内嵌支持されるように構成
されている。ダイアフラム12と上部ケーシング14と
で薬液Lbの霧化を行う霧化槽bが形成されている。上
部ケーシング14の上部には、エアまたは酸素の導入口
16が形成されているとともに、筒状の吸気口18が一
体的に形成されている。
ケーシング14が着脱自在に内嵌支持されるように構成
されている。ダイアフラム12と上部ケーシング14と
で薬液Lbの霧化を行う霧化槽bが形成されている。上
部ケーシング14の上部には、エアまたは酸素の導入口
16が形成されているとともに、筒状の吸気口18が一
体的に形成されている。
【0006】導入口16は、図示しないエアチューブを
介してエア源に接続されている。そのエア源はファンモ
ータなどで駆動されるようになっている。また、吸気口
18は、図示しない蛇腹状のホースが接続され、そのホ
ースの他端にはマウスピースまたはマスクが接続される
ようになっている。
介してエア源に接続されている。そのエア源はファンモ
ータなどで駆動されるようになっている。また、吸気口
18は、図示しない蛇腹状のホースが接続され、そのホ
ースの他端にはマウスピースまたはマスクが接続される
ようになっている。
【0007】以上のように構成された超音波ネブライザ
ーの動作を次に説明する。
ーの動作を次に説明する。
【0008】医師または看護婦は上部ケーシング14を
外した状態で、霧化槽b内(ダイアフラム12内)に患
者の治療にとって必要な量の薬液Lbを注入し、再び上
部ケーシング14をセットする。その薬液Lbの量は医
師の処方箋に基づいた量である。次いで、その薬液量と
取扱説明書に記載されている単位時間当たりの標準の霧
化量から霧化時間を求め、その霧化時間を超音波ネブラ
イザーにおけるタイマにセットする。患者はマウスピー
スまたはマスクを装着する。次に、図示しないエア源を
駆動してエア(または酸素。以下同じ)を導入口16か
ら霧化槽b内に送気するとともに、超音波振動子4を駆
動する。
外した状態で、霧化槽b内(ダイアフラム12内)に患
者の治療にとって必要な量の薬液Lbを注入し、再び上
部ケーシング14をセットする。その薬液Lbの量は医
師の処方箋に基づいた量である。次いで、その薬液量と
取扱説明書に記載されている単位時間当たりの標準の霧
化量から霧化時間を求め、その霧化時間を超音波ネブラ
イザーにおけるタイマにセットする。患者はマウスピー
スまたはマスクを装着する。次に、図示しないエア源を
駆動してエア(または酸素。以下同じ)を導入口16か
ら霧化槽b内に送気するとともに、超音波振動子4を駆
動する。
【0009】超音波振動子4の振動により発生される超
音波エネルギーが作用液La内を伝搬し、その大部分が
ダイアフラム12を透過して霧化槽b内に収容されてい
る薬液Lbに伝搬される。薬液Lbは、その超音波エネ
ルギーにより中心部が図示のLb1 のように盛り上が
り、この盛り上がり部分Lb1 において薬液の霧化が行
われる。
音波エネルギーが作用液La内を伝搬し、その大部分が
ダイアフラム12を透過して霧化槽b内に収容されてい
る薬液Lbに伝搬される。薬液Lbは、その超音波エネ
ルギーにより中心部が図示のLb1 のように盛り上が
り、この盛り上がり部分Lb1 において薬液の霧化が行
われる。
【0010】霧化槽b内で生じた霧化薬液MLは、室温
に近い温度であることから空気よりも重いが、導入口1
6から導入されてきたエア圧によって吸気口18から排
気される。患者は、蛇腹状ホースを介して送気されてく
る霧化薬液MLをマウスピースまたはマスクを介して口
または鼻より吸入する。霧化薬液MLは患者の気管支疾
患部に到達し、治療が行われる。
に近い温度であることから空気よりも重いが、導入口1
6から導入されてきたエア圧によって吸気口18から排
気される。患者は、蛇腹状ホースを介して送気されてく
る霧化薬液MLをマウスピースまたはマスクを介して口
または鼻より吸入する。霧化薬液MLは患者の気管支疾
患部に到達し、治療が行われる。
【0011】一人の患者に対する所要量の霧化薬液ML
の投与が終了すると、エア源および超音波振動子4の駆
動を停止する。そして、院内感染防止のため、上部ケー
シング14およびダイアフラム12を取り外し、これら
も作用槽aも含めて全体を清掃・消毒した後、別の患者
用に使用する。
の投与が終了すると、エア源および超音波振動子4の駆
動を停止する。そして、院内感染防止のため、上部ケー
シング14およびダイアフラム12を取り外し、これら
も作用槽aも含めて全体を清掃・消毒した後、別の患者
用に使用する。
【0012】槽を作用槽aと霧化槽bとの2つに分けて
あるのは、次のような2つの理由による。
あるのは、次のような2つの理由による。
【0013】一つは、上記のように感染防止の清掃・消
毒のため上部ケーシング14とダイアフラム12とを取
り外せるようにするためである。もう一つは、霧化槽b
内に注入する薬液Lbの量が患者ごとに異なり、その所
要量すべてを霧化して患者に吸入させるので、最後には
薬液Lbが無くなるからである。もし、2つの槽に分け
ていないと、薬液Lbが無くなれば超音波振動子4が空
気に露出し、それに対する負荷が無負荷となるために、
超音波振動子4が過剰に駆動されて機械的に劣化する。
しかし、実際には、薬液Lbが無くなっても作用液La
が超音波振動子4を覆っているので無負荷状態は生じ
ず、超音波振動子4の劣化も抑制されるのである。
毒のため上部ケーシング14とダイアフラム12とを取
り外せるようにするためである。もう一つは、霧化槽b
内に注入する薬液Lbの量が患者ごとに異なり、その所
要量すべてを霧化して患者に吸入させるので、最後には
薬液Lbが無くなるからである。もし、2つの槽に分け
ていないと、薬液Lbが無くなれば超音波振動子4が空
気に露出し、それに対する負荷が無負荷となるために、
超音波振動子4が過剰に駆動されて機械的に劣化する。
しかし、実際には、薬液Lbが無くなっても作用液La
が超音波振動子4を覆っているので無負荷状態は生じ
ず、超音波振動子4の劣化も抑制されるのである。
【0014】作用液Laは、上記のように超音波振動子
4に対して常に一定以上の負荷をかけることで超音波振
動子4を機械的劣化から保護する機能のほか、超音波振
動子4がその内部で起こす自己発熱を冷却によって抑
え、熱的劣化をも防止するという機能を併せもつ。
4に対して常に一定以上の負荷をかけることで超音波振
動子4を機械的劣化から保護する機能のほか、超音波振
動子4がその内部で起こす自己発熱を冷却によって抑
え、熱的劣化をも防止するという機能を併せもつ。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】超音波ネブライザーに
おいてタイマにセットする霧化時間は、上記のように処
方箋に基づいた薬液量と取扱説明書に記載されている単
位時間当たりの標準の霧化量とから求める。
おいてタイマにセットする霧化時間は、上記のように処
方箋に基づいた薬液量と取扱説明書に記載されている単
位時間当たりの標準の霧化量とから求める。
【0016】しかしながら、薬液Lbの単位時間当たり
の霧化量は、薬液Lbの種類や量、あるいは超音波ネブ
ライザーの機差などによって相違する。したがって、タ
イマ時間が終了した時点で丁度霧化が終了するというこ
とはほとんどない。タイマは、単に霧化時間の目安とし
て用いられているに過ぎない。
の霧化量は、薬液Lbの種類や量、あるいは超音波ネブ
ライザーの機差などによって相違する。したがって、タ
イマ時間が終了した時点で丁度霧化が終了するというこ
とはほとんどない。タイマは、単に霧化時間の目安とし
て用いられているに過ぎない。
【0017】従来の超音波ネブライザーにおいては、霧
化が終了したことを検知する手段が設けられておらず、
したがって、霧化が丁度終了した時点で超音波振動子4
の駆動を自動的に停止させることもできなかった。も
し、霧化が終了した後も駆動停止をおこたると、継続し
て照射される超音波エネルギーによって作用槽a内の作
用液Laが加熱され、超音波振動子4やダイアフラム1
2などを機械的および熱的に劣化させ、信頼性低下や寿
命短縮を招くという問題があった。
化が終了したことを検知する手段が設けられておらず、
したがって、霧化が丁度終了した時点で超音波振動子4
の駆動を自動的に停止させることもできなかった。も
し、霧化が終了した後も駆動停止をおこたると、継続し
て照射される超音波エネルギーによって作用槽a内の作
用液Laが加熱され、超音波振動子4やダイアフラム1
2などを機械的および熱的に劣化させ、信頼性低下や寿
命短縮を招くという問題があった。
【0018】薬液の霧化の状態を検出する手段として、
例えば、光学的に検出することや、温度または湿度をも
って検出することが考えられる。しかし、検出部が曇っ
たり濡れたりするので、短時間の繰り返し使用には不向
きである。
例えば、光学的に検出することや、温度または湿度をも
って検出することが考えられる。しかし、検出部が曇っ
たり濡れたりするので、短時間の繰り返し使用には不向
きである。
【0019】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、薬液の霧化が終了したときに、その
霧化終了を自動的に報知し、また、霧化終了時点で超音
波ネブライザーの駆動を自動的に停止させるようにする
ことを目的とする。
れたものであって、薬液の霧化が終了したときに、その
霧化終了を自動的に報知し、また、霧化終了時点で超音
波ネブライザーの駆動を自動的に停止させるようにする
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の超音
波ネブライザーは、治療用薬液を収容し超音波エネルギ
ーを受けて薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を
覆うとともに前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収
容して前記超音波振動子からの超音波エネルギーを前記
作用液を介して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有す
る超音波ネブライザーであって、前記作用槽において作
用液に浸漬する箇所に超音波センサを設けるとともに、
この超音波センサが受波した超音波エネルギーが所定値
を超えたときに動作する報知器を設けたことを特徴とす
るものである。
波ネブライザーは、治療用薬液を収容し超音波エネルギ
ーを受けて薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を
覆うとともに前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収
容して前記超音波振動子からの超音波エネルギーを前記
作用液を介して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有す
る超音波ネブライザーであって、前記作用槽において作
用液に浸漬する箇所に超音波センサを設けるとともに、
この超音波センサが受波した超音波エネルギーが所定値
を超えたときに動作する報知器を設けたことを特徴とす
るものである。
【0021】また、本発明に係る第2の超音波ネブライ
ザーは、治療用薬液を収容し超音波エネルギーを受けて
薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を覆うととも
に前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収容して前記
超音波振動子からの超音波エネルギーを前記作用液を介
して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有する超音波ネ
ブライザーであって、前記作用槽において作用液に浸漬
する箇所に超音波センサを設けるとともに、この超音波
センサが受波した超音波エネルギーが所定値を超えたと
きに動作して当該超音波ネブライザーの駆動を停止させ
る制御回路を設けたことを特徴とするものである。
ザーは、治療用薬液を収容し超音波エネルギーを受けて
薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を覆うととも
に前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収容して前記
超音波振動子からの超音波エネルギーを前記作用液を介
して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有する超音波ネ
ブライザーであって、前記作用槽において作用液に浸漬
する箇所に超音波センサを設けるとともに、この超音波
センサが受波した超音波エネルギーが所定値を超えたと
きに動作して当該超音波ネブライザーの駆動を停止させ
る制御回路を設けたことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】第1の超音波ネブライザーによれば、超音波振
動子から作用液内に照射された超音波エネルギーは、霧
化槽内に薬液が存在している状態では、霧化槽界面での
反射量は少なく、大部分が霧化槽内の薬液に伝搬され、
薬液を霧化する。したがって、超音波センサが受波する
超音波エネルギーは微小なものであり、報知器は動作し
ない。
動子から作用液内に照射された超音波エネルギーは、霧
化槽内に薬液が存在している状態では、霧化槽界面での
反射量は少なく、大部分が霧化槽内の薬液に伝搬され、
薬液を霧化する。したがって、超音波センサが受波する
超音波エネルギーは微小なものであり、報知器は動作し
ない。
【0023】霧化槽内の薬液がすべて霧化されて無くな
ったとき、超音波エネルギーは霧化槽界面で大きく反射
され、作用液内を伝搬して超音波センサに入射する。す
なわち、超音波センサが受波する超音波エネルギーが所
定値を超えるため、報知器が動作し、薬液の霧化終了を
自動的に報知することになる。
ったとき、超音波エネルギーは霧化槽界面で大きく反射
され、作用液内を伝搬して超音波センサに入射する。す
なわち、超音波センサが受波する超音波エネルギーが所
定値を超えるため、報知器が動作し、薬液の霧化終了を
自動的に報知することになる。
【0024】また、第2の超音波ネブライザーによれ
ば、霧化槽内の薬液の霧化が終了した時点で制御回路が
動作し、超音波エネルギーの照射を含めて超音波ネブラ
イザーの駆動を自動的に停止することになるため、霧化
槽界面から反射してくる超音波エネルギーによって作用
液が過熱されるということがなくなる。
ば、霧化槽内の薬液の霧化が終了した時点で制御回路が
動作し、超音波エネルギーの照射を含めて超音波ネブラ
イザーの駆動を自動的に停止することになるため、霧化
槽界面から反射してくる超音波エネルギーによって作用
液が過熱されるということがなくなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る超音波ネブライザーの一
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1は実施例の超音波ネブライザーの全体
を示す断面図、図2は要部の断面図である。
を示す断面図、図2は要部の断面図である。
【0027】図において、2は基台、4は基台2に上部
露出状態で埋め込まれた励振用の超音波振動子、6は基
台2に載置固定され内部に作用槽aを形成する下部ケー
シング、8は超音波振動子4に連通するように下部ケー
シング6に形成された開口部、Laは作用槽aに収容さ
れた作用液、12は下部ケーシング6に着脱自在に装入
されその下端部が作用液Laに浸漬されたダイアフラ
ム、Lbはダイアフラム12に収容された治療用薬液
(図1においては霧化が終了しているため薬液Lbは無
くなっている)、Lb1 は超音波エネルギーによって盛
り上げられた薬液Lbの盛り上がり部分、MLは霧化薬
液、14はダイアフラム12の上部に着脱自在に内嵌支
持されてダイアフラム12とともに霧化槽bを形成する
上部ケーシング、16は上部ケーシング14に形成され
たエアまたは酸素の導入口、18は吸気口である。
露出状態で埋め込まれた励振用の超音波振動子、6は基
台2に載置固定され内部に作用槽aを形成する下部ケー
シング、8は超音波振動子4に連通するように下部ケー
シング6に形成された開口部、Laは作用槽aに収容さ
れた作用液、12は下部ケーシング6に着脱自在に装入
されその下端部が作用液Laに浸漬されたダイアフラ
ム、Lbはダイアフラム12に収容された治療用薬液
(図1においては霧化が終了しているため薬液Lbは無
くなっている)、Lb1 は超音波エネルギーによって盛
り上げられた薬液Lbの盛り上がり部分、MLは霧化薬
液、14はダイアフラム12の上部に着脱自在に内嵌支
持されてダイアフラム12とともに霧化槽bを形成する
上部ケーシング、16は上部ケーシング14に形成され
たエアまたは酸素の導入口、18は吸気口である。
【0028】以上の構成については従来例と同様である
が、本実施例においては、所要量の作用液Laに浸漬す
る状態で下部ケーシング6に超音波センサ40を設けて
あるとともに、霧化槽b内での薬液Lbの霧化終了に伴
ってダイアフラム12から作用液La内に反射し超音波
センサ40に入射してくる超音波エネルギーが所定値を
超えたときに動作する報知器60を設け、さらに、超音
波センサ40が受波する超音波エネルギーが所定値を超
えたときに動作して、超音波振動子4およびファンモー
タを含めて当該超音波ネブライザーの駆動を停止させる
制御回路70を設けてある。報知器60としては、発光
ダイオードのような可視式のものでもよいし、ブザーの
ような可聴式のものでもよい。
が、本実施例においては、所要量の作用液Laに浸漬す
る状態で下部ケーシング6に超音波センサ40を設けて
あるとともに、霧化槽b内での薬液Lbの霧化終了に伴
ってダイアフラム12から作用液La内に反射し超音波
センサ40に入射してくる超音波エネルギーが所定値を
超えたときに動作する報知器60を設け、さらに、超音
波センサ40が受波する超音波エネルギーが所定値を超
えたときに動作して、超音波振動子4およびファンモー
タを含めて当該超音波ネブライザーの駆動を停止させる
制御回路70を設けてある。報知器60としては、発光
ダイオードのような可視式のものでもよいし、ブザーの
ような可聴式のものでもよい。
【0029】なお、超音波センサ40の高さ位置は、作
用液Laに浸漬する位置であればよいのであるが、本実
施例の場合は、この超音波センサ40を作用液Laが規
定レベルLth以上あるかどうかの検出にも兼用するため
に、作用液Laの規定レベルLth(最低液位レベル)に
相当する高さ位置において、作用槽aを形成する下部ケ
ーシング6の側面に、その外側から超音波センサ40が
液密状態に装着してある。また、作用槽aの清掃・消毒
を行いやすいように、超音波センサ40の検出面40a
を下部ケーシング6(作用槽a)の内面6aと面一状態
にしてある。
用液Laに浸漬する位置であればよいのであるが、本実
施例の場合は、この超音波センサ40を作用液Laが規
定レベルLth以上あるかどうかの検出にも兼用するため
に、作用液Laの規定レベルLth(最低液位レベル)に
相当する高さ位置において、作用槽aを形成する下部ケ
ーシング6の側面に、その外側から超音波センサ40が
液密状態に装着してある。また、作用槽aの清掃・消毒
を行いやすいように、超音波センサ40の検出面40a
を下部ケーシング6(作用槽a)の内面6aと面一状態
にしてある。
【0030】図3の(a)は超音波センサの部分を示す
断面図、図3の(b)は超音波センサの正面図である。
この超音波センサ40は、励振用の超音波振動子4の周
波数と同一またはそれの高調波周波数を共振周波数とす
る超音波振動子40bを中心部に内蔵しているととも
に、励振用の超音波振動子4から基台2を介して直接的
に超音波エネルギーが超音波振動子40bに伝搬するの
を防止するために超音波振動子40bの検出面以外の面
全体をコルク40cで被覆してあり、さらに、全体を耐
水性のエポキシ樹脂40dでモールドしてある。42は
液密化するためのOリングである。
断面図、図3の(b)は超音波センサの正面図である。
この超音波センサ40は、励振用の超音波振動子4の周
波数と同一またはそれの高調波周波数を共振周波数とす
る超音波振動子40bを中心部に内蔵しているととも
に、励振用の超音波振動子4から基台2を介して直接的
に超音波エネルギーが超音波振動子40bに伝搬するの
を防止するために超音波振動子40bの検出面以外の面
全体をコルク40cで被覆してあり、さらに、全体を耐
水性のエポキシ樹脂40dでモールドしてある。42は
液密化するためのOリングである。
【0031】図4は検出回路を示す回路図である。上記
の超音波センサ40における超音波振動子40bに増幅
回路44が接続され、増幅回路44に平滑回路46が接
続され、平滑回路46が第1,第2のコンパレータ4
8,50の反転入力端子(−)に接続されている。第1
のコンパレータ48は本発明の薬液霧化終了検出に直接
係わるもので、その非反転入力端子(+)は直流電源V
ccに抵抗R1を介して接続されているとともに、基準電
圧Vref1を作るツェナーダイオードZD1とコンデンサ
C1との並列回路を介して接地されている。第1のコン
パレータ48の出力端子は、上記の報知器60および制
御回路70のアース側の端子に接続されている。制御回
路70には、励振用の超音波振動子4の駆動回路72や
エア源のファンモータの駆動回路74が接続されてい
る。
の超音波センサ40における超音波振動子40bに増幅
回路44が接続され、増幅回路44に平滑回路46が接
続され、平滑回路46が第1,第2のコンパレータ4
8,50の反転入力端子(−)に接続されている。第1
のコンパレータ48は本発明の薬液霧化終了検出に直接
係わるもので、その非反転入力端子(+)は直流電源V
ccに抵抗R1を介して接続されているとともに、基準電
圧Vref1を作るツェナーダイオードZD1とコンデンサ
C1との並列回路を介して接地されている。第1のコン
パレータ48の出力端子は、上記の報知器60および制
御回路70のアース側の端子に接続されている。制御回
路70には、励振用の超音波振動子4の駆動回路72や
エア源のファンモータの駆動回路74が接続されてい
る。
【0032】第2のコンパレータ50は作用液レベルの
判定に係るもので、その非反転入力端子(+)は直流電
源Vccに抵抗R2を介して接続されているとともに、基
準電圧Vref2を作るツェナーダイオードZD2とコンデ
ンサC2との並列回路を介して接地されている。第2の
コンパレータ50の出力端子は、超音波振動子駆動回路
72やファンモータ駆動回路74を制御する制御回路8
0のアース側の端子に接続されている。
判定に係るもので、その非反転入力端子(+)は直流電
源Vccに抵抗R2を介して接続されているとともに、基
準電圧Vref2を作るツェナーダイオードZD2とコンデ
ンサC2との並列回路を介して接地されている。第2の
コンパレータ50の出力端子は、超音波振動子駆動回路
72やファンモータ駆動回路74を制御する制御回路8
0のアース側の端子に接続されている。
【0033】なお、第2のコンパレータ50の基準電圧
Vref2は、第1のコンパレータ48の基準電圧Vref1よ
りも低く設定されている(Vref1>Vref2)。
Vref2は、第1のコンパレータ48の基準電圧Vref1よ
りも低く設定されている(Vref1>Vref2)。
【0034】次に、上記のように構成された超音波ネブ
ライザーの動作を説明する。
ライザーの動作を説明する。
【0035】図2は、霧化槽b内に薬液Lbが存在し、
その薬液Lbが霧化している状態を示している。これに
対し、図1は、薬液Lbがすべて霧化し、かつ、超音波
振動子4から超音波エネルギーがまだ照射され続けてい
る状態を示している。
その薬液Lbが霧化している状態を示している。これに
対し、図1は、薬液Lbがすべて霧化し、かつ、超音波
振動子4から超音波エネルギーがまだ照射され続けてい
る状態を示している。
【0036】まず、図2の霧化状態から説明する。作用
槽aの底部に位置する励振用の超音波振動子4が発する
超音波エネルギー(太線参照)が作用槽a内の作用液L
aに照射され、ダイアフラム12を透過し霧化槽b内の
治療用薬液Lbに伝搬し、この薬液Lbを霧化する。そ
の霧化薬液MLは、ファンモータ駆動回路74の駆動に
よってエア源より送気され導入口16から導入されるエ
ア圧によって吸気口18から排気され患者の気管支疾患
部を治療する。
槽aの底部に位置する励振用の超音波振動子4が発する
超音波エネルギー(太線参照)が作用槽a内の作用液L
aに照射され、ダイアフラム12を透過し霧化槽b内の
治療用薬液Lbに伝搬し、この薬液Lbを霧化する。そ
の霧化薬液MLは、ファンモータ駆動回路74の駆動に
よってエア源より送気され導入口16から導入されるエ
ア圧によって吸気口18から排気され患者の気管支疾患
部を治療する。
【0037】霧化が可能な超音波の発振周波数は比較的
高いものである。現在一般に使用されている周波数は、
約1.68MHzである。発振周波数が高くなるに従っ
て超音波エネルギーの指向性が鋭くなり、超音波エネル
ギーのほとんど大部分がダイアフラム12を介して霧化
槽b内の薬液Lbに伝搬される。
高いものである。現在一般に使用されている周波数は、
約1.68MHzである。発振周波数が高くなるに従っ
て超音波エネルギーの指向性が鋭くなり、超音波エネル
ギーのほとんど大部分がダイアフラム12を介して霧化
槽b内の薬液Lbに伝搬される。
【0038】ただし、ダイアフラム12と薬液Lbとの
界面において、一部の超音波エネルギーが作用液La内
へと反射される。この反射は、ダイアフラム12が樹脂
製であり、樹脂と水との音響インピーダンスが異なるこ
とに起因している。なお、その反射率は、両者の音響イ
ンピーダンスの比に比例する。
界面において、一部の超音波エネルギーが作用液La内
へと反射される。この反射は、ダイアフラム12が樹脂
製であり、樹脂と水との音響インピーダンスが異なるこ
とに起因している。なお、その反射率は、両者の音響イ
ンピーダンスの比に比例する。
【0039】作用液Laへの超音波エネルギーの反射が
微小であるから、超音波センサ40が受波する超音波エ
ネルギーのレベルは充分に小さい。超音波センサ40に
内蔵の超音波振動子40bがピエゾ効果により起電圧を
生じ、超音波振動子40bの出力側には高周波信号が出
力されるが、そのレベルは微小である。その高周波信号
の振幅は受波した超音波エネルギーに比例する。その高
周波信号を増幅回路44によって増幅し、平滑回路46
で平滑直流化する。薬液Lbを霧化するのに必要な超音
波の周波数は比較的高く、起電圧も高い周波数となるの
で、これを直流レベルに変換するために平滑回路46を
用いている。
微小であるから、超音波センサ40が受波する超音波エ
ネルギーのレベルは充分に小さい。超音波センサ40に
内蔵の超音波振動子40bがピエゾ効果により起電圧を
生じ、超音波振動子40bの出力側には高周波信号が出
力されるが、そのレベルは微小である。その高周波信号
の振幅は受波した超音波エネルギーに比例する。その高
周波信号を増幅回路44によって増幅し、平滑回路46
で平滑直流化する。薬液Lbを霧化するのに必要な超音
波の周波数は比較的高く、起電圧も高い周波数となるの
で、これを直流レベルに変換するために平滑回路46を
用いている。
【0040】ツェナーダイオードZD1とコンデンサC
1とは第1のコンパレータ48の基準電圧Vref1を生成
しているが、薬液Lbが霧化槽b内に存在し、霧化槽界
面からの作用液Laへの超音波エネルギーの反射が微小
であるときの平滑回路46の出力電圧Vは基準電圧Vre
f1よりも低く、したがって、第1のコンパレータ48の
出力は“H”レベルとなるため、報知器60は動作しな
い。また、制御回路70も動作せず、超音波振動子駆動
回路72とファンモータ駆動回路74とはアクティブな
状態に保持されるため、励振用の超音波振動子4の駆動
やエア源のファンモータの駆動はそのまま継続される。
1とは第1のコンパレータ48の基準電圧Vref1を生成
しているが、薬液Lbが霧化槽b内に存在し、霧化槽界
面からの作用液Laへの超音波エネルギーの反射が微小
であるときの平滑回路46の出力電圧Vは基準電圧Vre
f1よりも低く、したがって、第1のコンパレータ48の
出力は“H”レベルとなるため、報知器60は動作しな
い。また、制御回路70も動作せず、超音波振動子駆動
回路72とファンモータ駆動回路74とはアクティブな
状態に保持されるため、励振用の超音波振動子4の駆動
やエア源のファンモータの駆動はそのまま継続される。
【0041】次に、図1の状態について説明する。この
場合、霧化槽b内の薬液Lbのすべてが丁度霧化終了
し、なお超音波振動子4が超音波エネルギーの照射を継
続している。霧化槽b内に薬液Lbが存在しないので、
ダイアフラム12と霧化槽b内の空気との界面(霧化槽
界面)で超音波エネルギーの大部分が作用液Laの側に
反射される。
場合、霧化槽b内の薬液Lbのすべてが丁度霧化終了
し、なお超音波振動子4が超音波エネルギーの照射を継
続している。霧化槽b内に薬液Lbが存在しないので、
ダイアフラム12と霧化槽b内の空気との界面(霧化槽
界面)で超音波エネルギーの大部分が作用液Laの側に
反射される。
【0042】作用液Laへの超音波エネルギーの反射が
大きいから、超音波センサ40が受波する超音波エネル
ギーのレベルは、図2の場合に比べて充分に大きなもの
となる。超音波振動子40bによる起電圧も高く、平滑
回路46の出力電圧Vは第1のコンパレータ48の基準
電圧Vref1よりも高くなり、第1のコンパレータ48の
出力が“L”レベルに反転するため、報知器60が動作
してオペレータに霧化終了を知らせるとともに、制御回
路70が動作して超音波振動子駆動回路72およびファ
ンモータ駆動回路74をインアクティブにし、励振用の
超音波振動子4の駆動とエア源のファンモータの駆動と
を自動的に停止する。
大きいから、超音波センサ40が受波する超音波エネル
ギーのレベルは、図2の場合に比べて充分に大きなもの
となる。超音波振動子40bによる起電圧も高く、平滑
回路46の出力電圧Vは第1のコンパレータ48の基準
電圧Vref1よりも高くなり、第1のコンパレータ48の
出力が“L”レベルに反転するため、報知器60が動作
してオペレータに霧化終了を知らせるとともに、制御回
路70が動作して超音波振動子駆動回路72およびファ
ンモータ駆動回路74をインアクティブにし、励振用の
超音波振動子4の駆動とエア源のファンモータの駆動と
を自動的に停止する。
【0043】その結果、霧化終了後の超音波エネルギー
の照射続行に起因した作用液Laの過熱が防止され、超
音波振動子4を機械的劣化や熱的劣化から保護すること
ができる。
の照射続行に起因した作用液Laの過熱が防止され、超
音波振動子4を機械的劣化や熱的劣化から保護すること
ができる。
【0044】なお、次に、本発明の要旨とは直接関係し
ないが、作用液Laのレベル変動に係る動作を説明して
おく。
ないが、作用液Laのレベル変動に係る動作を説明して
おく。
【0045】作用槽a内に規定レベルLth以上の作用液
Laが存在するとき、作用液Laから薬液Lbへの超音
波エネルギーの伝搬は良好に行われ、また、超音波振動
子4を作用液Laで覆うので超音波振動子4を機械的劣
化および熱的劣化から保護する。
Laが存在するとき、作用液Laから薬液Lbへの超音
波エネルギーの伝搬は良好に行われ、また、超音波振動
子4を作用液Laで覆うので超音波振動子4を機械的劣
化および熱的劣化から保護する。
【0046】同時に、作用槽aの側壁に設けられた超音
波センサ40には規定レベルLth以上の作用液Laを介
して超音波振動子4からの超音波エネルギーの一部が伝
搬され、超音波振動子40bがわずかではあるが起電圧
を生じる。それが増幅回路44によって増幅され、平滑
回路46によって平滑直流化される。
波センサ40には規定レベルLth以上の作用液Laを介
して超音波振動子4からの超音波エネルギーの一部が伝
搬され、超音波振動子40bがわずかではあるが起電圧
を生じる。それが増幅回路44によって増幅され、平滑
回路46によって平滑直流化される。
【0047】第2のコンパレータ50の基準電圧Vref2
を、このときの平滑回路46の出力電圧Vよりも低く設
定しておくことにより、第2のコンパレータ50の出力
は“L”レベルとなる。すなわち、上述した霧化作用に
おいて、霧化槽b内に薬液Lbが存在している場合も、
存在していない場合も、平滑回路46からの出力電圧V
は第2のコンパレータ50の基準電圧Vref2よりも高い
(Vref2は充分に低く設定されている)。したがって、
作用液Laが規定レベルLth以上存在するときには、第
2のコンパレータ50の出力は“L”レベルである。こ
れがインバータ回路INVで反転されて“H”レベルと
なるため、制御回路80はインアクティブの状態に保た
れ、その結果、超音波振動子駆動回路72およびファン
モータ駆動回路74の駆動状態を維持する。
を、このときの平滑回路46の出力電圧Vよりも低く設
定しておくことにより、第2のコンパレータ50の出力
は“L”レベルとなる。すなわち、上述した霧化作用に
おいて、霧化槽b内に薬液Lbが存在している場合も、
存在していない場合も、平滑回路46からの出力電圧V
は第2のコンパレータ50の基準電圧Vref2よりも高い
(Vref2は充分に低く設定されている)。したがって、
作用液Laが規定レベルLth以上存在するときには、第
2のコンパレータ50の出力は“L”レベルである。こ
れがインバータ回路INVで反転されて“H”レベルと
なるため、制御回路80はインアクティブの状態に保た
れ、その結果、超音波振動子駆動回路72およびファン
モータ駆動回路74の駆動状態を維持する。
【0048】作用槽a内に作用液Laが全くない場合を
含めて作用液Laのレベルが規定レベルLth未満の場合
には、超音波振動子4からの超音波エネルギーの薬液L
bへの伝搬が不充分なものとなる。
含めて作用液Laのレベルが規定レベルLth未満の場合
には、超音波振動子4からの超音波エネルギーの薬液L
bへの伝搬が不充分なものとなる。
【0049】しかし、このような場合には、超音波セン
サ40の一部または全部が空気に露出することになり、
超音波センサ40に伝搬される超音波エネルギーも大幅
に減少する。なお、励振用の超音波振動子4の超音波エ
ネルギーの一部は基台2や下部ケーシング6を介して伝
搬するが、超音波センサ40の内部の超音波振動子40
bに対しては、その周囲がコルク40cで被覆されてい
るため伝搬が防止される。超音波センサ40が受波する
のは、作用液Laを介して伝搬されてくる超音波エネル
ギーのみとなる。
サ40の一部または全部が空気に露出することになり、
超音波センサ40に伝搬される超音波エネルギーも大幅
に減少する。なお、励振用の超音波振動子4の超音波エ
ネルギーの一部は基台2や下部ケーシング6を介して伝
搬するが、超音波センサ40の内部の超音波振動子40
bに対しては、その周囲がコルク40cで被覆されてい
るため伝搬が防止される。超音波センサ40が受波する
のは、作用液Laを介して伝搬されてくる超音波エネル
ギーのみとなる。
【0050】超音波センサ40に対する超音波エネルギ
ーが大幅に減少すると、超音波センサ40内の超音波振
動子40bによる起電圧も大きく減少し、平滑回路46
からの出力電圧Vは第2のコンパレータ50の基準電圧
Vref2よりも低くなる。その結果、第2のコンパレータ
50の出力が“H”レベルとなり、これがインバータ回
路INVで反転されて“L”レベルとなるため、制御回
路80をアクティブにし、超音波振動子駆動回路72お
よびファンモータ駆動回路74の駆動を停止し、励振用
の超音波振動子4の駆動とエア源のファンモータの駆動
とを自動的に停止する。
ーが大幅に減少すると、超音波センサ40内の超音波振
動子40bによる起電圧も大きく減少し、平滑回路46
からの出力電圧Vは第2のコンパレータ50の基準電圧
Vref2よりも低くなる。その結果、第2のコンパレータ
50の出力が“H”レベルとなり、これがインバータ回
路INVで反転されて“L”レベルとなるため、制御回
路80をアクティブにし、超音波振動子駆動回路72お
よびファンモータ駆動回路74の駆動を停止し、励振用
の超音波振動子4の駆動とエア源のファンモータの駆動
とを自動的に停止する。
【0051】上記実施例においては、薬液の霧化終了時
点で報知器60を動作させるとともに、当該超音波ネブ
ライザーの駆動を停止させたが、本発明はこの実施例に
限定されるものではなく、例えば、報知器60を動作さ
せるのみとし、超音波ネブライザーの停止は霧化終了の
報知を受けた操作者がマニュアルで行うようにしてもよ
いし、また、報知器60の動作は行わず、制御回路70
によって超音波ネブライザーの駆動を自動停止させるだ
けであってもよい。
点で報知器60を動作させるとともに、当該超音波ネブ
ライザーの駆動を停止させたが、本発明はこの実施例に
限定されるものではなく、例えば、報知器60を動作さ
せるのみとし、超音波ネブライザーの停止は霧化終了の
報知を受けた操作者がマニュアルで行うようにしてもよ
いし、また、報知器60の動作は行わず、制御回路70
によって超音波ネブライザーの駆動を自動停止させるだ
けであってもよい。
【0052】また、上記実施例では、超音波センサ40
によって作用液Laが規定レベルLthにあるかどうかを
検出することを兼用させるために、作用槽aの側面で規
定レベルLthに相当する高さ位置に超音波センサ40を
設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、そ
のような兼用をさせないでもよい場合には、とにかく作
用液Laに浸漬するいずれかの箇所に超音波センサ40
を設けておけばよいものである。
によって作用液Laが規定レベルLthにあるかどうかを
検出することを兼用させるために、作用槽aの側面で規
定レベルLthに相当する高さ位置に超音波センサ40を
設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、そ
のような兼用をさせないでもよい場合には、とにかく作
用液Laに浸漬するいずれかの箇所に超音波センサ40
を設けておけばよいものである。
【0053】また、報知器60としては、例えばランプ
や発光ダイオードなどの可視式ものでもよいし、ブザー
(電子ブザー)やベルなどの可聴式のものでもよい。さ
らに、その両者であってもよい。
や発光ダイオードなどの可視式ものでもよいし、ブザー
(電子ブザー)やベルなどの可聴式のものでもよい。さ
らに、その両者であってもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る第1の超音波ネブライザー
によれば、霧化槽内に薬液が残存している状態では霧化
槽界面での超音波エネルギーの反射は少なく超音波セン
サが受波する超音波エネルギーが微小であるので報知器
は動作しないが、薬液がすべて霧化されて無くなったと
きには、霧化槽界面での超音波エネルギーの作用液への
反射量が大幅に増加し、超音波センサが受波する超音波
エネルギーが所定値を超えて報知器が動作する。すなわ
ち、薬液の単位時間当たりの霧化量が薬液の種類や量あ
るいは機差などによって相違しても、それらのことには
影響されることなく、薬液の霧化が丁度終了した時点で
自動的にその薬液霧化終了の旨を報知することができ
る。
によれば、霧化槽内に薬液が残存している状態では霧化
槽界面での超音波エネルギーの反射は少なく超音波セン
サが受波する超音波エネルギーが微小であるので報知器
は動作しないが、薬液がすべて霧化されて無くなったと
きには、霧化槽界面での超音波エネルギーの作用液への
反射量が大幅に増加し、超音波センサが受波する超音波
エネルギーが所定値を超えて報知器が動作する。すなわ
ち、薬液の単位時間当たりの霧化量が薬液の種類や量あ
るいは機差などによって相違しても、それらのことには
影響されることなく、薬液の霧化が丁度終了した時点で
自動的にその薬液霧化終了の旨を報知することができ
る。
【0055】また、本発明に係る第2の超音波ネブライ
ザーによれば、霧化槽内の薬液の霧化が終了した時点で
制御回路が動作し、超音波エネルギーの照射を含めて超
音波ネブライザーの駆動を自動的に停止することになる
ため、霧化槽界面から反射してくる超音波エネルギーに
よって作用液が過熱されるということがなくなる。した
がって、薬液の単位時間当たりの霧化量が薬液の種類や
量あるいは機差などによって相違しても、それらのこと
には影響されることなく、超音波振動子や霧化槽のダイ
アフラムを機械的劣化,熱的劣化から防止することがで
きるとともに、信頼性の向上と長寿命化とを図ることが
できる。
ザーによれば、霧化槽内の薬液の霧化が終了した時点で
制御回路が動作し、超音波エネルギーの照射を含めて超
音波ネブライザーの駆動を自動的に停止することになる
ため、霧化槽界面から反射してくる超音波エネルギーに
よって作用液が過熱されるということがなくなる。した
がって、薬液の単位時間当たりの霧化量が薬液の種類や
量あるいは機差などによって相違しても、それらのこと
には影響されることなく、超音波振動子や霧化槽のダイ
アフラムを機械的劣化,熱的劣化から防止することがで
きるとともに、信頼性の向上と長寿命化とを図ることが
できる。
【図1】本発明の一実施例に係る超音波ネブライザー
(霧化終了状態)を示す断面図である。
(霧化終了状態)を示す断面図である。
【図2】実施例における超音波ネブライザーの下半分
(霧化途中状態)を示す断面図である。
(霧化途中状態)を示す断面図である。
【図3】実施例における超音波センサを示す断面図と正
面図である。
面図である。
【図4】実施例における検出回路を示す回路図である。
【図5】従来の超音波ネブライザーを示す断面図であ
る。
る。
a 作用槽 b 霧化槽 La 作用液 Lb 治療用薬液 4 励振用の超音波振動子 40 超音波センサ 60 報知器 70 制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】 治療用薬液を収容し超音波エネルギーを
受けて薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を覆う
とともに前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収容し
て前記超音波振動子からの超音波エネルギーを前記作用
液を介して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有する超
音波ネブライザーであって、前記作用槽において作用液
に浸漬する箇所に超音波センサを設けるとともに、この
超音波センサが受波した超音波エネルギーが所定値を超
えたときに動作する報知器を設けたことを特徴とする超
音波ネブライザー。 - 【請求項2】 治療用薬液を収容し超音波エネルギーを
受けて薬液を霧化させる霧化槽と、超音波振動子を覆う
とともに前記霧化槽の底部を浸漬させる作用液を収容し
て前記超音波振動子からの超音波エネルギーを前記作用
液を介して前記霧化槽に伝搬させる作用槽とを有する超
音波ネブライザーであって、前記作用槽において作用液
に浸漬する箇所に超音波センサを設けるとともに、この
超音波センサが受波した超音波エネルギーが所定値を超
えたときに動作して当該超音波ネブライザーの駆動を停
止させる制御回路を設けたことを特徴とする超音波ネブ
ライザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28990491A JPH05123401A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 超音波ネブライザー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28990491A JPH05123401A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 超音波ネブライザー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123401A true JPH05123401A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17749276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28990491A Pending JPH05123401A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 超音波ネブライザー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05123401A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009125277A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Health & Life Co Ltd | ミクロスチーム化装置 |
| US8156933B2 (en) | 2006-06-21 | 2012-04-17 | Puthalath Koroth Raghuprasad | Cloud nebulizer |
| JP2013517082A (ja) * | 2010-01-20 | 2013-05-16 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 温度に基づくエアロゾル検出 |
| JP2016527947A (ja) * | 2013-07-09 | 2016-09-15 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 呼吸治療のためのシステム及び方法 |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP28990491A patent/JPH05123401A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8156933B2 (en) | 2006-06-21 | 2012-04-17 | Puthalath Koroth Raghuprasad | Cloud nebulizer |
| JP2009125277A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Health & Life Co Ltd | ミクロスチーム化装置 |
| JP2013517082A (ja) * | 2010-01-20 | 2013-05-16 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 温度に基づくエアロゾル検出 |
| JP2016527947A (ja) * | 2013-07-09 | 2016-09-15 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 呼吸治療のためのシステム及び方法 |
| US10946151B2 (en) | 2013-07-09 | 2021-03-16 | Koninklijke Philips N.V. | Ultrasonic measurements for monitoring patients using respiratory therapy delivery devices |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN108296087B (zh) | 雾化装置的洁净方法及其雾化装置 | |
| US7059320B2 (en) | Inhalation therapy apparatus | |
| US5551416A (en) | Nebuliser and nebuliser control system | |
| US3387607A (en) | Apparatus for inhalation therapy | |
| CA2360143C (en) | Acoustic transceiver respiratory therapy apparatus | |
| US5487378A (en) | Inhaler | |
| TWI592780B (zh) | 藉由自動補償提供恆定電力之方法及其霧化模組 | |
| EP4434588A2 (en) | Aerosol delivery device and method of operating the aerosol delivery device | |
| JPS6017583B2 (ja) | 手持ち超音波噴霧器 | |
| WO2000037132A1 (en) | Sprayer | |
| US8371290B2 (en) | Device for delivery and regulation of volatile fluids into inspiratory gas | |
| JP6887679B2 (ja) | 噴霧装置 | |
| TWI646957B (zh) | 鼻腔藥劑遞送裝置 | |
| JPH07213968A (ja) | 小形洗浄器兼用の携帯用超音波加湿器 | |
| GB1069048A (en) | Method and apparatus for producing aerosols | |
| JPH05123401A (ja) | 超音波ネブライザー | |
| CN107249675B (zh) | 超声波式雾化器 | |
| JP2000245841A (ja) | アイケア用噴霧装置 | |
| JPH05123400A (ja) | 超音波ネブライザー | |
| JP2013184022A (ja) | 超音波式ハンドドライヤー | |
| CN109303958B (zh) | 一种雾化器及其雾化方法 | |
| JPH05137786A (ja) | 超音波ネブライザー | |
| JP2005102899A (ja) | 超音波霧化装置 | |
| CN116600842A (zh) | 检测振动膜喷雾器中液体的存在 | |
| JPS5811410Y2 (ja) | 超音波液体霧化装置 |