JPH05124077A - プラスチツク成形品の製造方法 - Google Patents
プラスチツク成形品の製造方法Info
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- JPH05124077A JPH05124077A JP28818191A JP28818191A JPH05124077A JP H05124077 A JPH05124077 A JP H05124077A JP 28818191 A JP28818191 A JP 28818191A JP 28818191 A JP28818191 A JP 28818191A JP H05124077 A JPH05124077 A JP H05124077A
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- resin
- temperature
- base material
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、プラスチック成形品の製造方法に関
し、キャビティ内の樹脂の温度分布の均一化を図りつつ
徐冷時間を短縮化することができ、成形品の生産性を向
上させることができるプラスチック成形品の製造方法を
提供することを目的としている。 【構成】金型を徐冷することにより樹脂温度がガラス転
移温度近傍に到達したとき、徐冷するのを一定時間停止
した後、徐冷を再び開始している。
し、キャビティ内の樹脂の温度分布の均一化を図りつつ
徐冷時間を短縮化することができ、成形品の生産性を向
上させることができるプラスチック成形品の製造方法を
提供することを目的としている。 【構成】金型を徐冷することにより樹脂温度がガラス転
移温度近傍に到達したとき、徐冷するのを一定時間停止
した後、徐冷を再び開始している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形品の
製造方法に関し、詳しくは、プラスチックレンズ等のプ
ラスチック成形品を短い時間で高精度に製造するのに好
適なプラスチック成形品の製造方法に関する。
製造方法に関し、詳しくは、プラスチックレンズ等のプ
ラスチック成形品を短い時間で高精度に製造するのに好
適なプラスチック成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプラスチック成形品を製
造方法にあっては、キャビティ内に溶融樹脂を射出充填
した後、キャビティ内の樹脂温度を軟化温度やガラス転
移温度以上で一旦均一化した後、徐冷するようにしてい
る。ところで、このような製造方法にあっては、徐冷速
度を遅くすることによって金型の温度分布を均一にする
ことができる。
造方法にあっては、キャビティ内に溶融樹脂を射出充填
した後、キャビティ内の樹脂温度を軟化温度やガラス転
移温度以上で一旦均一化した後、徐冷するようにしてい
る。ところで、このような製造方法にあっては、徐冷速
度を遅くすることによって金型の温度分布を均一にする
ことができる。
【0003】すなわち、徐冷時間を5℃/分以上に設定
すると、キャビティ内の樹脂の温度分布が大きくなって
しまい、高精度の成形品が得られないため、徐冷速度を
2℃/分以下に設定してキャビティ内の樹脂を均一な温
度に維持したまま冷却するようにしている。ところが、
このように徐冷速度を遅く設定すると徐冷に多大な時間
を要してしまい、成形品の生産性が非常に悪化してしま
うという不具合が生じてしまう。
すると、キャビティ内の樹脂の温度分布が大きくなって
しまい、高精度の成形品が得られないため、徐冷速度を
2℃/分以下に設定してキャビティ内の樹脂を均一な温
度に維持したまま冷却するようにしている。ところが、
このように徐冷速度を遅く設定すると徐冷に多大な時間
を要してしまい、成形品の生産性が非常に悪化してしま
うという不具合が生じてしまう。
【0004】このような不具合を解消するものとして、
例えば、特開昭61−19327号公報に記載されたよ
うなものがある。このものは、樹脂の射出前に金型温度
を低く設定し、この状態でキャビティ内に溶融樹脂を射
出、充填した後、金型温度を樹脂の軟化温度に達するよ
うに加熱することにより、キャビティ内の樹脂の温度分
布を軟化温度域で一旦均一化した後、樹脂の熱変形温度
まで一定の冷却速度で徐冷した後、急激に冷却してい
る。このため、成形時間を短縮し、冷却に伴う樹脂の温
度不均一を最小限にとどめつつ樹脂を冷却することがで
きる。
例えば、特開昭61−19327号公報に記載されたよ
うなものがある。このものは、樹脂の射出前に金型温度
を低く設定し、この状態でキャビティ内に溶融樹脂を射
出、充填した後、金型温度を樹脂の軟化温度に達するよ
うに加熱することにより、キャビティ内の樹脂の温度分
布を軟化温度域で一旦均一化した後、樹脂の熱変形温度
まで一定の冷却速度で徐冷した後、急激に冷却してい
る。このため、成形時間を短縮し、冷却に伴う樹脂の温
度不均一を最小限にとどめつつ樹脂を冷却することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプラスチック成形品の製造方法にあっては、
成形品の生産時間を短くするために樹脂の射出前に金型
温度を低く設定するようにしているが、徐冷に際しては
依然として一定の冷却速度を要しているため、図6(図
6において実線は金型のキャビティを画成する壁面部
(鏡面部分)の樹脂温度、点線はキャビティ中心部の樹
脂温度を示す)に示すように加熱後にガラス転移温度ま
で徐冷して行く途中で、ガラス転移温度よりもかなり高
温領域で一旦樹脂の温度分布を均一化することができる
が、均一化された後徐冷するにつれてキャビティ内の樹
脂に再び温度分布が生じてしまった。
うな従来のプラスチック成形品の製造方法にあっては、
成形品の生産時間を短くするために樹脂の射出前に金型
温度を低く設定するようにしているが、徐冷に際しては
依然として一定の冷却速度を要しているため、図6(図
6において実線は金型のキャビティを画成する壁面部
(鏡面部分)の樹脂温度、点線はキャビティ中心部の樹
脂温度を示す)に示すように加熱後にガラス転移温度ま
で徐冷して行く途中で、ガラス転移温度よりもかなり高
温領域で一旦樹脂の温度分布を均一化することができる
が、均一化された後徐冷するにつれてキャビティ内の樹
脂に再び温度分布が生じてしまった。
【0006】このように温度分布が不均一になるのを防
止するには、上記均一後に徐冷速度を2℃/分以下と非
常に遅すればよいのであるが、このようにすると上述し
たように徐冷時間に多大な時間を要してしまい、成形品
の生産性が非常に悪化してしまうという問題が発生して
しまった。そこで本発明は、キャビティ内の樹脂の温度
分布の均一化を図りつつ徐冷時間を短縮化することがで
き、成形品の生産性を向上させることができるプラスチ
ック成形品の製造方法を提供することを目的としてい
る。
止するには、上記均一後に徐冷速度を2℃/分以下と非
常に遅すればよいのであるが、このようにすると上述し
たように徐冷時間に多大な時間を要してしまい、成形品
の生産性が非常に悪化してしまうという問題が発生して
しまった。そこで本発明は、キャビティ内の樹脂の温度
分布の均一化を図りつつ徐冷時間を短縮化することがで
き、成形品の生産性を向上させることができるプラスチ
ック成形品の製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、互いに対向して配置され、
少なくとも1つ以上のキャビティを構成する1つ以上の
鏡面を有する一対の金型に予め最終形状に前加工した熱
可塑性プラスチック母材を挿入した後、プラスチック母
材をガラス転移温度以上に加熱、溶融することにより、
キャビティ内に所定の樹脂圧を発生させてプラスチック
母材に鏡面を転写し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変
形温度以下になったときにキャビティから取り出すよう
にしたプラスチック成形品の製造方法において、前記金
型を徐冷することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍
に到達したとき、徐冷するのを一定時間停止した後、徐
冷を再び開始することを特徴としている。
上記課題を解決するために、互いに対向して配置され、
少なくとも1つ以上のキャビティを構成する1つ以上の
鏡面を有する一対の金型に予め最終形状に前加工した熱
可塑性プラスチック母材を挿入した後、プラスチック母
材をガラス転移温度以上に加熱、溶融することにより、
キャビティ内に所定の樹脂圧を発生させてプラスチック
母材に鏡面を転写し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変
形温度以下になったときにキャビティから取り出すよう
にしたプラスチック成形品の製造方法において、前記金
型を徐冷することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍
に到達したとき、徐冷するのを一定時間停止した後、徐
冷を再び開始することを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、互いに対向して配置され、少なくとも1つ以
上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一対
の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチッ
ク母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移温
度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に所
定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転写
し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下になっ
たときにキャビティから取り出すようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法において、前記金型を徐冷すること
により樹脂温度がガラス転移温度近傍になったときに徐
冷するの停止し、次いで、金型を急加熱した後徐冷を再
び開始することを特徴としている。
るために、互いに対向して配置され、少なくとも1つ以
上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一対
の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチッ
ク母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移温
度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に所
定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転写
し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下になっ
たときにキャビティから取り出すようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法において、前記金型を徐冷すること
により樹脂温度がガラス転移温度近傍になったときに徐
冷するの停止し、次いで、金型を急加熱した後徐冷を再
び開始することを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、互いに対向して配置され、少なくとも1つ以
上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一対
の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチッ
ク母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移温
度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に所
定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転写
し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下になっ
たときにキャビティから取り出すようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法において、プラスチック母材をガラ
ス転移温度以上に加熱、溶融した後、金型を急冷し、次
いで、徐冷することを特徴としている。
るために、互いに対向して配置され、少なくとも1つ以
上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一対
の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチッ
ク母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移温
度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に所
定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転写
し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下になっ
たときにキャビティから取り出すようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法において、プラスチック母材をガラ
ス転移温度以上に加熱、溶融した後、金型を急冷し、次
いで、徐冷することを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、互いに対向して配置され、少なくとも1つ以
上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一対
の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチッ
ク母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移温
度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に所
定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転写
し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下になっ
たときにキャビティから取り出すようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法において、金型を急冷、加熱、徐冷
する工程を1サイクルとしたとき、プラスチック母材を
ガラス転移温度以上に加熱、溶融した後、前記サイクル
を少なくとも2回以上繰り返すことを特徴としている。
るために、互いに対向して配置され、少なくとも1つ以
上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一対
の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチッ
ク母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移温
度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に所
定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転写
し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下になっ
たときにキャビティから取り出すようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法において、金型を急冷、加熱、徐冷
する工程を1サイクルとしたとき、プラスチック母材を
ガラス転移温度以上に加熱、溶融した後、前記サイクル
を少なくとも2回以上繰り返すことを特徴としている。
【0011】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、キャビティの近傍に導電性の高い材料を有す
る一対の金型を用いて徐冷速度を制御したことを特徴と
している。
るために、キャビティの近傍に導電性の高い材料を有す
る一対の金型を用いて徐冷速度を制御したことを特徴と
している。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、金型が徐冷されるこ
とにより樹脂温度がガラス転移温度近傍に到達されたと
き、徐冷されるのが一定時間停止された後、徐冷が再び
開始される。したがって、ガラス転移温度以上でキャビ
ティ内の樹脂温度分布が均一化された後、溶融された樹
脂が固化され始めるガラス転移温度近傍でキャビティ内
の樹脂温度分布が再度均一化され、樹脂に残留応力やひ
ずみが発生することが抑制されて高精度な成形品が得ら
れる。また、ガラス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂
温度が再度均一化されるので、温度分布の均一後に徐冷
時間に多大な時間をかける必要がなくなり、徐冷時間が
短縮されて成形品の生産性が向上される。
とにより樹脂温度がガラス転移温度近傍に到達されたと
き、徐冷されるのが一定時間停止された後、徐冷が再び
開始される。したがって、ガラス転移温度以上でキャビ
ティ内の樹脂温度分布が均一化された後、溶融された樹
脂が固化され始めるガラス転移温度近傍でキャビティ内
の樹脂温度分布が再度均一化され、樹脂に残留応力やひ
ずみが発生することが抑制されて高精度な成形品が得ら
れる。また、ガラス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂
温度が再度均一化されるので、温度分布の均一後に徐冷
時間に多大な時間をかける必要がなくなり、徐冷時間が
短縮されて成形品の生産性が向上される。
【0013】請求項2記載の発明では、金型が徐冷され
ることにより樹脂温度がガラス転移温度近傍になったと
きに徐冷が停止され、次いで、金型が急加熱された後徐
冷が再び開始される。したがって、ガラス転移温度以上
でキャビティ内の樹脂温度分布が均一化された後、短時
間で樹脂が固化され始めるガラス転移温度近傍でキャビ
ティ内の樹脂温度分布が再度均一化される。このため、
徐冷時間の大幅な短縮が図られ成形品の生産性が向上さ
れるとともに、樹脂に残留応力やひずみが発生すること
が抑制されて高精度な成形品が得られる。
ることにより樹脂温度がガラス転移温度近傍になったと
きに徐冷が停止され、次いで、金型が急加熱された後徐
冷が再び開始される。したがって、ガラス転移温度以上
でキャビティ内の樹脂温度分布が均一化された後、短時
間で樹脂が固化され始めるガラス転移温度近傍でキャビ
ティ内の樹脂温度分布が再度均一化される。このため、
徐冷時間の大幅な短縮が図られ成形品の生産性が向上さ
れるとともに、樹脂に残留応力やひずみが発生すること
が抑制されて高精度な成形品が得られる。
【0014】請求項3記載の発明では、プラスチック母
材をガラス転移温度以上に加熱、溶融された後、金型が
急冷され、次いで、徐冷される。したがって、ガラス転
移温度以上でキャビティ内の樹脂温度分布が均一化され
るまでの間に金型が急激に冷却され、徐冷時間の大幅な
短縮が図られ成形品の生産性が向上されるとともに、樹
脂に残留応力やひずみが発生することが抑制されて高精
度な成形品が得られる。
材をガラス転移温度以上に加熱、溶融された後、金型が
急冷され、次いで、徐冷される。したがって、ガラス転
移温度以上でキャビティ内の樹脂温度分布が均一化され
るまでの間に金型が急激に冷却され、徐冷時間の大幅な
短縮が図られ成形品の生産性が向上されるとともに、樹
脂に残留応力やひずみが発生することが抑制されて高精
度な成形品が得られる。
【0015】請求項4記載の発明では、金型を急冷、加
熱、徐冷する工程を1サイクルとしたとき、プラスチッ
ク母材がガラス転移温度以上に加熱、溶融された後、前
記サイクルが少なくともに2回以上繰り返される。した
がって、ガラス転移温度近傍で樹脂の多段冷却が行わ
れ、樹脂の均一化が複数回行われる。この結果、樹脂に
残留応力やひずみが発生することが大幅に抑制され高精
度な成形品が得られるとともに、徐冷時間が短縮されて
成形品の生産性が向上する。
熱、徐冷する工程を1サイクルとしたとき、プラスチッ
ク母材がガラス転移温度以上に加熱、溶融された後、前
記サイクルが少なくともに2回以上繰り返される。した
がって、ガラス転移温度近傍で樹脂の多段冷却が行わ
れ、樹脂の均一化が複数回行われる。この結果、樹脂に
残留応力やひずみが発生することが大幅に抑制され高精
度な成形品が得られるとともに、徐冷時間が短縮されて
成形品の生産性が向上する。
【0016】請求項5記載の発明では、キャビティの近
傍に導電性の高い材料を有する一対の金型が用いられ、
該金型によって徐冷速度が制御される。したがって、徐
冷の応答性が大幅に向上され、徐冷時間が容易に制御さ
れる。
傍に導電性の高い材料を有する一対の金型が用いられ、
該金型によって徐冷速度が制御される。したがって、徐
冷の応答性が大幅に向上され、徐冷時間が容易に制御さ
れる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1、2は発明に係るプラスチック成形品の製造方法の
第1実施例を示す図であり、本実施例をプラスチックレ
ンズに適用している。なお、図1は本発明の製造方法を
達成するための金型の要部構成図を示し、図2は本発明
のプラスチック成形品の製造方法の徐冷工程における樹
脂温度パターンを示す。
図1、2は発明に係るプラスチック成形品の製造方法の
第1実施例を示す図であり、本実施例をプラスチックレ
ンズに適用している。なお、図1は本発明の製造方法を
達成するための金型の要部構成図を示し、図2は本発明
のプラスチック成形品の製造方法の徐冷工程における樹
脂温度パターンを示す。
【0018】まず、構成を説明する。図1において、
1、2はそれぞれ可動側型板および固定側型板であり、
これら可動側型板1および固定側型板2は互いに対向配
置され、可動側型板1が図示しないシリンダによって作
動されることにより、互いに当接離隔して型閉じ、型締
めおよび型開きされるようになっている。また、可動側
型板1および固定側型板2にはそれぞれ鉄等から構成さ
れた可動側入れ駒3および固定側入れ駒4が設けられて
いる。
1、2はそれぞれ可動側型板および固定側型板であり、
これら可動側型板1および固定側型板2は互いに対向配
置され、可動側型板1が図示しないシリンダによって作
動されることにより、互いに当接離隔して型閉じ、型締
めおよび型開きされるようになっている。また、可動側
型板1および固定側型板2にはそれぞれ鉄等から構成さ
れた可動側入れ駒3および固定側入れ駒4が設けられて
いる。
【0019】これら可動側入れ駒3および固定側入れ駒
4の向い合う面にはそれぞれレンズの表面を対応する鏡
面3a、4aが形成され、これら鏡面3a、4aの間に
は予め最終形状に前加工されたポリカーボネイト樹脂
(以下、単にPC樹脂とも言う)からなる熱可塑性プラ
スチック母材が挿入されるキャビティ5が画成されてい
る。
4の向い合う面にはそれぞれレンズの表面を対応する鏡
面3a、4aが形成され、これら鏡面3a、4aの間に
は予め最終形状に前加工されたポリカーボネイト樹脂
(以下、単にPC樹脂とも言う)からなる熱可塑性プラ
スチック母材が挿入されるキャビティ5が画成されてい
る。
【0020】可動側入れ駒3および固定側入れ駒4の周
囲には導電性の高い材料として銅からなる断熱層6a、
6bが設けられており、この断熱層6a、6bはそれぞ
れ可動側型板1、固定側型板2および可動側入れ駒3お
よび固定側入れ駒4の間に介装されている。可動側入れ
駒3および固定側入れ駒4にはそれぞれ複数のヒータ7
a、7bが配設されており、このヒータ7a、7bと図
示しない加熱源に接続され、該加熱源によって加熱され
るようになっている。また、可動側入れ駒3および固定
側入れ駒4の周囲には冷却孔8a、8bが配設されてお
り、この冷却孔8a、8bには図示しない冷却装置から
冷却触媒が導入されるようになっている。
囲には導電性の高い材料として銅からなる断熱層6a、
6bが設けられており、この断熱層6a、6bはそれぞ
れ可動側型板1、固定側型板2および可動側入れ駒3お
よび固定側入れ駒4の間に介装されている。可動側入れ
駒3および固定側入れ駒4にはそれぞれ複数のヒータ7
a、7bが配設されており、このヒータ7a、7bと図
示しない加熱源に接続され、該加熱源によって加熱され
るようになっている。また、可動側入れ駒3および固定
側入れ駒4の周囲には冷却孔8a、8bが配設されてお
り、この冷却孔8a、8bには図示しない冷却装置から
冷却触媒が導入されるようになっている。
【0021】したがって、可動側入れ駒3および固定側
入れ駒4はこれらヒータ7a、7bおよび冷却孔8a、
8bによって加熱、冷却されることによりその温度や冷
却速度が制御されるようになっている。なお、上述した
可動側型板1、固定側型板2、可動側入れ駒3、固定側
入れ駒4、キャビティ5、断熱層6a、6b、ヒータ7
a、7bおよび冷却孔8a、8bはプラスチックレンズ
の成形用の金型9を構成している。
入れ駒4はこれらヒータ7a、7bおよび冷却孔8a、
8bによって加熱、冷却されることによりその温度や冷
却速度が制御されるようになっている。なお、上述した
可動側型板1、固定側型板2、可動側入れ駒3、固定側
入れ駒4、キャビティ5、断熱層6a、6b、ヒータ7
a、7bおよび冷却孔8a、8bはプラスチックレンズ
の成形用の金型9を構成している。
【0022】本実施例のプラスチック成形品の製造方法
は前工程、すなわち、射出成形工程で予め最終形状に成
形されたPC樹脂を加工するためのものであり、以下、
図2に基づいてその製造方法を説明する。なお、図2に
おいて実線は鏡面3a、4a近傍の樹脂温度を示し、破
線はキャビティ5中心部分の樹脂温度を示す。まず、最
終形状に前加工されたPC樹脂をキャビティ5に挿入
し、可動側型板1を固定側型板2に型閉じ、型締めした
後、ヒータ7a、7bを作動して可動側入れ駒3および
固定側入れ駒4を加熱する。このため、キャビティ5内
のPC樹脂が膨張してキャビティ5内に樹脂圧が発生
し、PC樹脂の表面に鏡面3a、4aが転写される。
は前工程、すなわち、射出成形工程で予め最終形状に成
形されたPC樹脂を加工するためのものであり、以下、
図2に基づいてその製造方法を説明する。なお、図2に
おいて実線は鏡面3a、4a近傍の樹脂温度を示し、破
線はキャビティ5中心部分の樹脂温度を示す。まず、最
終形状に前加工されたPC樹脂をキャビティ5に挿入
し、可動側型板1を固定側型板2に型閉じ、型締めした
後、ヒータ7a、7bを作動して可動側入れ駒3および
固定側入れ駒4を加熱する。このため、キャビティ5内
のPC樹脂が膨張してキャビティ5内に樹脂圧が発生
し、PC樹脂の表面に鏡面3a、4aが転写される。
【0023】加熱後、冷却孔8a、8bに冷却触媒を供
給して入れ駒3、4を徐冷する。約175℃まで冷却され
ると、A点において樹脂の温度分布が均一化される。次
いで、入れ駒3、4がガラス転移温度(約145℃)近傍
まで冷却されたときに冷却触媒の供給を停止することに
より入れ駒3、4の徐冷を一旦停止する。このため、樹
脂が固化され始めるガラス転移温度付近でB点で示すよ
うに樹脂の温度分布が再度均一化される。この後、冷却
孔8a、8bに再び冷却触媒を供給して入れ駒3、4を
再び徐冷し、熱変形温度(約135℃)になった以降に入
れ駒3、4を急冷し、温度がさらに下がり、かつ樹脂の
内圧が略大気圧と一致したときにキャビティ5から樹脂
成形品を取り出す。
給して入れ駒3、4を徐冷する。約175℃まで冷却され
ると、A点において樹脂の温度分布が均一化される。次
いで、入れ駒3、4がガラス転移温度(約145℃)近傍
まで冷却されたときに冷却触媒の供給を停止することに
より入れ駒3、4の徐冷を一旦停止する。このため、樹
脂が固化され始めるガラス転移温度付近でB点で示すよ
うに樹脂の温度分布が再度均一化される。この後、冷却
孔8a、8bに再び冷却触媒を供給して入れ駒3、4を
再び徐冷し、熱変形温度(約135℃)になった以降に入
れ駒3、4を急冷し、温度がさらに下がり、かつ樹脂の
内圧が略大気圧と一致したときにキャビティ5から樹脂
成形品を取り出す。
【0024】このように本実施例では、入れ駒3、4を
徐冷することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍に到
達したとき、徐冷するのを一定時間停止した後、徐冷を
再び開始しているため、ガラス転移温度以上でキャビテ
ィ5内の樹脂温度分布を均一化した後、溶融された樹脂
が固化され始めるガラス転移温度近傍でキャビティ5内
の樹脂温度分布を再度均一化することができ、樹脂に残
留応力やひずみが発生するのを抑制して高精度な成形品
を得ることができる。また、ガラス転移温度近傍でキャ
ビティ5内の樹脂温度を再度均一化しているので、温度
分布の均一後に徐冷時間に多大な時間をかけるのを不要
にすることができ、徐冷時間を短縮化して成形品の生産
性を向上させることができる。
徐冷することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍に到
達したとき、徐冷するのを一定時間停止した後、徐冷を
再び開始しているため、ガラス転移温度以上でキャビテ
ィ5内の樹脂温度分布を均一化した後、溶融された樹脂
が固化され始めるガラス転移温度近傍でキャビティ5内
の樹脂温度分布を再度均一化することができ、樹脂に残
留応力やひずみが発生するのを抑制して高精度な成形品
を得ることができる。また、ガラス転移温度近傍でキャ
ビティ5内の樹脂温度を再度均一化しているので、温度
分布の均一後に徐冷時間に多大な時間をかけるのを不要
にすることができ、徐冷時間を短縮化して成形品の生産
性を向上させることができる。
【0025】また、入れ駒3、4の周囲に断熱層6a、
6bを設け、金型9によって徐冷速度を制御しているた
め、徐冷の応答性を大幅に向上させることができ、徐冷
時間を容易に制御することができる。なお、本実施例で
は、冷却孔8a、8bに冷却触媒を供給しているが、こ
れに限らず空気等を供給するようにしても良い。また、
断熱層6a、6bに銅を用いているが、これに限らず、
銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等を用いても
良い。また、断熱層6a、6bを用いずにキャビティ5
近傍の入れ駒3、4部分を銅等の導電性の高い材料から
形成しても良い。
6bを設け、金型9によって徐冷速度を制御しているた
め、徐冷の応答性を大幅に向上させることができ、徐冷
時間を容易に制御することができる。なお、本実施例で
は、冷却孔8a、8bに冷却触媒を供給しているが、こ
れに限らず空気等を供給するようにしても良い。また、
断熱層6a、6bに銅を用いているが、これに限らず、
銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等を用いても
良い。また、断熱層6a、6bを用いずにキャビティ5
近傍の入れ駒3、4部分を銅等の導電性の高い材料から
形成しても良い。
【0026】また、本実施例では、PC樹脂をガラス転
移温度以上に加熱溶融して樹脂内圧を発生させるように
しているが、このような成形方法の他に、予め金型温度
をガラス転移温度以上に加熱して射出充填した後金型を
徐冷する製造方法や樹脂の射出前に金型温度を低く設定
し、この状態でキャビティ内に溶融樹脂を射出、充填し
た後、金型温度を樹脂のガラス転移温度以上に達するよ
うに加熱し、次いで、金型を徐冷する製造方法に適用し
ても良い。
移温度以上に加熱溶融して樹脂内圧を発生させるように
しているが、このような成形方法の他に、予め金型温度
をガラス転移温度以上に加熱して射出充填した後金型を
徐冷する製造方法や樹脂の射出前に金型温度を低く設定
し、この状態でキャビティ内に溶融樹脂を射出、充填し
た後、金型温度を樹脂のガラス転移温度以上に達するよ
うに加熱し、次いで、金型を徐冷する製造方法に適用し
ても良い。
【0027】図3は本実施例に係るプラスチック成形品
の製造方法の第2実施例を示す図であり、本実施例で
は、第1実施例と同様の金型を使用しているため、第1
実施例の金型を用いて説明をする。本実施例では、図3
に示すようにPC樹脂をキャビティ5に挿入して入れ駒
3、4を加熱した後、該入れ駒3、4を徐冷することに
より樹脂温度がガラス転移温度近傍になったときに徐冷
を停止する。次いで、金型を急加熱した後、再び徐冷を
開始するようにしている。このため、ガラス転移温度以
上でキャビティ5内の樹脂温度分布が均一化(A1で示
す)された後、溶融された樹脂が固化され始めるガラス
転移温度近傍でキャビティ5内の樹脂温度分布を短時間
で再度均一化(B1で示す)させることができる。この
結果、徐冷時間を大幅に短縮して成形品の生産性を向上
させることができるとともに、樹脂に残留応力やひずみ
が発生するのを抑制して高精度な成形品を得ることがで
きる。
の製造方法の第2実施例を示す図であり、本実施例で
は、第1実施例と同様の金型を使用しているため、第1
実施例の金型を用いて説明をする。本実施例では、図3
に示すようにPC樹脂をキャビティ5に挿入して入れ駒
3、4を加熱した後、該入れ駒3、4を徐冷することに
より樹脂温度がガラス転移温度近傍になったときに徐冷
を停止する。次いで、金型を急加熱した後、再び徐冷を
開始するようにしている。このため、ガラス転移温度以
上でキャビティ5内の樹脂温度分布が均一化(A1で示
す)された後、溶融された樹脂が固化され始めるガラス
転移温度近傍でキャビティ5内の樹脂温度分布を短時間
で再度均一化(B1で示す)させることができる。この
結果、徐冷時間を大幅に短縮して成形品の生産性を向上
させることができるとともに、樹脂に残留応力やひずみ
が発生するのを抑制して高精度な成形品を得ることがで
きる。
【0028】図4は本実施例に係るプラスチック成形品
の製造方法の第3実施例を示す図であり、本実施例で
は、第1実施例と同様の金型を使用しているため、第1
実施例の金型を用いて説明をする。本実施例では、PC
樹脂をキャビティ5に挿入してガラス転移温度以上に加
熱、溶融した後、入れ駒3、4を急冷し、次いで、徐冷
しているため、ガラス転移温度以上でキャビティ5内の
樹脂温度分布が均一化(A2で示す)されるまでの間に
入れ駒3、4を急激に冷却させることができる。この結
果、徐冷時間を大幅に短縮して成形品の生産性を向上さ
せることができるとともに、PC樹脂に残留応力やひず
みが発生するのを抑制して高精度な成形品を得ることが
できる。
の製造方法の第3実施例を示す図であり、本実施例で
は、第1実施例と同様の金型を使用しているため、第1
実施例の金型を用いて説明をする。本実施例では、PC
樹脂をキャビティ5に挿入してガラス転移温度以上に加
熱、溶融した後、入れ駒3、4を急冷し、次いで、徐冷
しているため、ガラス転移温度以上でキャビティ5内の
樹脂温度分布が均一化(A2で示す)されるまでの間に
入れ駒3、4を急激に冷却させることができる。この結
果、徐冷時間を大幅に短縮して成形品の生産性を向上さ
せることができるとともに、PC樹脂に残留応力やひず
みが発生するのを抑制して高精度な成形品を得ることが
できる。
【0029】図5は本実施例に係るプラスチック成形品
の製造方法の第4実施例を示す図であり、本実施例で
は、第1実施例と同様の金型を使用しているため、第1
実施例の金型を用いて説明をする。本実施例では、入れ
駒3、4を急冷a、加熱b、徐冷cする工程を1サイク
ルとしたとき、PC樹脂をキャビティ5に挿入してガラ
ス転移温度以上に加熱、溶融した後、前記サイクルを2
回繰り返しているため、ガラス転移温度近傍でPC樹脂
を多段冷却することができ、1回目の均一化(A3で示
す)後、樹脂の均一化を2回(B2、B3で示す)行う
ことができる。この結果、PC樹脂に残留応力やひずみ
が発生するのを大幅に抑制して高精度な成形品を得るこ
とができるとともに、徐冷時間を短縮させて成形品の生
産性を向上させることができる。なお、本実施例では、
上記サイクルを2サイクル以上繰り返しても良い。この
ようにすれば、さらに多段冷却して樹脂の均一化をさら
に多く行うことができ、さらに高精度な成形品を得るこ
とができる。
の製造方法の第4実施例を示す図であり、本実施例で
は、第1実施例と同様の金型を使用しているため、第1
実施例の金型を用いて説明をする。本実施例では、入れ
駒3、4を急冷a、加熱b、徐冷cする工程を1サイク
ルとしたとき、PC樹脂をキャビティ5に挿入してガラ
ス転移温度以上に加熱、溶融した後、前記サイクルを2
回繰り返しているため、ガラス転移温度近傍でPC樹脂
を多段冷却することができ、1回目の均一化(A3で示
す)後、樹脂の均一化を2回(B2、B3で示す)行う
ことができる。この結果、PC樹脂に残留応力やひずみ
が発生するのを大幅に抑制して高精度な成形品を得るこ
とができるとともに、徐冷時間を短縮させて成形品の生
産性を向上させることができる。なお、本実施例では、
上記サイクルを2サイクル以上繰り返しても良い。この
ようにすれば、さらに多段冷却して樹脂の均一化をさら
に多く行うことができ、さらに高精度な成形品を得るこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、金型を徐
冷することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍に到達
したとき、徐冷するのを一定時間停止した後、徐冷を再
び開始しているので、ガラス転移温度以上でキャビティ
内の樹脂温度分布を均一化した後、溶融された樹脂が固
化され始めるガラス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂
温度分布を再度均一化させることができる。このため、
樹脂に残留応力やひずみが発生するのを抑制することが
でき、高精度な成形品を得ることができる。また、ガラ
ス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂温度を再度均一化
しているので、温度分布の均一後に徐冷時間に多大な時
間をかけるのを不要にすることができ、徐冷時間を短縮
させて成形品の生産性を向上させることができる。
冷することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍に到達
したとき、徐冷するのを一定時間停止した後、徐冷を再
び開始しているので、ガラス転移温度以上でキャビティ
内の樹脂温度分布を均一化した後、溶融された樹脂が固
化され始めるガラス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂
温度分布を再度均一化させることができる。このため、
樹脂に残留応力やひずみが発生するのを抑制することが
でき、高精度な成形品を得ることができる。また、ガラ
ス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂温度を再度均一化
しているので、温度分布の均一後に徐冷時間に多大な時
間をかけるのを不要にすることができ、徐冷時間を短縮
させて成形品の生産性を向上させることができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、金型を徐冷
することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍になった
ときに徐冷を停止し、金型を急加熱した後徐冷を再び開
始しているので、ガラス転移温度以上でキャビティ内の
樹脂温度分布を均一化した後、樹脂が固化され始めるガ
ラス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂温度分布を短時
間で再度均一化させることができる。このため、徐冷時
間を大幅に短縮して成形品の生産性を向上させることが
できるとともに、樹脂に残留応力やひずみが発生するの
を抑制して高精度な成形品を得ることができる。
することにより樹脂温度がガラス転移温度近傍になった
ときに徐冷を停止し、金型を急加熱した後徐冷を再び開
始しているので、ガラス転移温度以上でキャビティ内の
樹脂温度分布を均一化した後、樹脂が固化され始めるガ
ラス転移温度近傍でキャビティ内の樹脂温度分布を短時
間で再度均一化させることができる。このため、徐冷時
間を大幅に短縮して成形品の生産性を向上させることが
できるとともに、樹脂に残留応力やひずみが発生するの
を抑制して高精度な成形品を得ることができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、プラスチッ
ク母材をガラス転移温度以上に加熱、溶融した後、金型
を急冷し、次いで、徐冷しているので、ガラス転移温度
以上でキャビティ内の樹脂温度分布が均一化されるまで
の間に金型を急激に冷却することができ、徐冷時間を大
幅に短縮して成形品の生産性を向上させることができる
とともに、樹脂に残留応力やひずみが発生するのを抑制
して高精度な成形品を得ることができる。
ク母材をガラス転移温度以上に加熱、溶融した後、金型
を急冷し、次いで、徐冷しているので、ガラス転移温度
以上でキャビティ内の樹脂温度分布が均一化されるまで
の間に金型を急激に冷却することができ、徐冷時間を大
幅に短縮して成形品の生産性を向上させることができる
とともに、樹脂に残留応力やひずみが発生するのを抑制
して高精度な成形品を得ることができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、金型を急
冷、加熱、徐冷する工程を1サイクルとしたとき、プラ
スチック母材をガラス転移温度以上に加熱、溶融した
後、前記サイクルを少なくともに2回以上繰り返してい
るので、ガラス転移温度近傍で樹脂の多段冷却を行うこ
とができ、樹脂の均一化を複数回行なうことができる。
この結果、樹脂に残留応力やひずみが発生するのを大幅
に抑制して高精度な成形品を得ることができるととも
に、徐冷時間を短縮して成形品の生産性を向上させるこ
とができる。
冷、加熱、徐冷する工程を1サイクルとしたとき、プラ
スチック母材をガラス転移温度以上に加熱、溶融した
後、前記サイクルを少なくともに2回以上繰り返してい
るので、ガラス転移温度近傍で樹脂の多段冷却を行うこ
とができ、樹脂の均一化を複数回行なうことができる。
この結果、樹脂に残留応力やひずみが発生するのを大幅
に抑制して高精度な成形品を得ることができるととも
に、徐冷時間を短縮して成形品の生産性を向上させるこ
とができる。
【0034】請求項5記載の発明によれば、キャビティ
の近傍に導電性の高い材料を有する一対の金型を用い、
該金型によって徐冷速度を制御しているので、徐冷の応
答性を大幅に向上させることができ、徐冷時間を容易に
制御することができる。
の近傍に導電性の高い材料を有する一対の金型を用い、
該金型によって徐冷速度を制御しているので、徐冷の応
答性を大幅に向上させることができ、徐冷時間を容易に
制御することができる。
【図1】本発明に係るプラスチック成形品の製造方法の
第1実施例を示すその製造方法を達成するための金型の
要部構成図である。
第1実施例を示すその製造方法を達成するための金型の
要部構成図である。
【図2】第1実施例のプラスチック成形品の製造方法の
徐冷工程における樹脂温度パターンを示す図である。
徐冷工程における樹脂温度パターンを示す図である。
【図3】本発明に係るプラスチック成形品の製造方法の
第2実施例を示すその徐冷工程における樹脂温度パター
ンを示す図である。
第2実施例を示すその徐冷工程における樹脂温度パター
ンを示す図である。
【図4】本発明に係るプラスチック成形品の製造方法の
第3実施例を示すその徐冷工程における樹脂温度パター
ンを示す図である。
第3実施例を示すその徐冷工程における樹脂温度パター
ンを示す図である。
【図5】本発明に係るプラスチック成形品の製造方法の
第4実施例を示すその徐冷工程における樹脂温度パター
ンを示す図である。
第4実施例を示すその徐冷工程における樹脂温度パター
ンを示す図である。
【図6】従来のプラスチック成形品の製造方法の徐冷工
程における樹脂温度パターンを示す図である。
程における樹脂温度パターンを示す図である。
9 金型
Claims (5)
- 【請求項1】互いに対向して配置され、少なくとも1つ
以上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一
対の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチ
ック母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移
温度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に
所定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転
写し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下にな
ったときにキャビティから取り出すようにしたプラスチ
ック成形品の製造方法において、前記金型を徐冷するこ
とにより樹脂温度がガラス転移温度近傍に到達したと
き、徐冷するのを一定時間停止した後、徐冷を再び開始
することを特徴とするプラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項2】互いに対向して配置され、少なくとも1つ
以上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一
対の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチ
ック母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移
温度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に
所定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転
写し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下にな
ったときにキャビティから取り出すようにしたプラスチ
ック成形品の製造方法において、前記金型を徐冷するこ
とにより樹脂温度がガラス転移温度近傍になったときに
徐冷するの停止し、次いで、金型を急加熱した後徐冷を
再び開始することを特徴とするプラスチック成形品の製
造方法。 - 【請求項3】互いに対向して配置され、少なくとも1つ
以上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一
対の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチ
ック母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移
温度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に
所定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転
写し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下にな
ったときにキャビティから取り出すようにしたプラスチ
ック成形品の製造方法において、プラスチック母材をガ
ラス転移温度以上に加熱、溶融した後、金型を急冷し、
次いで、徐冷することを特徴とするプラスチック成形品
の製造方法。 - 【請求項4】互いに対向して配置され、少なくとも1つ
以上のキャビティを構成する1つ以上の鏡面を有する一
対の金型に予め最終形状に前加工した熱可塑性プラスチ
ック母材を挿入した後、プラスチック母材をガラス転移
温度以上に加熱、溶融することにより、キャビティ内に
所定の樹脂圧を発生させてプラスチック母材に鏡面を転
写し、次いで、金型を徐冷し樹脂の熱変形温度以下にな
ったときにキャビティから取り出すようにしたプラスチ
ック成形品の製造方法において、金型を急冷、加熱、徐
冷する工程を1サイクルとしたとき、プラスチック母材
をガラス転移温度以上に加熱、溶融した後、前記サイク
ルを少なくとも2回以上繰り返すことを特徴とするプラ
スチック成形品の製造方法。 - 【請求項5】キャビティの近傍に導電性の高い材料を有
する一対の金型を用いて徐冷速度を制御したことを特徴
とする請求項1〜4記載のプラスチック成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28818191A JPH05124077A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | プラスチツク成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28818191A JPH05124077A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | プラスチツク成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05124077A true JPH05124077A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17726862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28818191A Pending JPH05124077A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | プラスチツク成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05124077A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005224978A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 射出成形用金型構造 |
| KR100697623B1 (ko) * | 1999-08-18 | 2007-03-22 | 삼성전자주식회사 | 접착테이프 스트립 및 이를 채용한 칩 스케일형 반도체 패키지 |
| US8043537B2 (en) | 2007-06-26 | 2011-10-25 | Mitsubishi Heavy Industries Plastics Technology Co., Ltd. | Injection molding system, computer program, method of injection molding, and injection molding machine |
| JP2013252650A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 成形体の製造方法及び製造装置 |
| JP5814481B1 (ja) * | 2015-04-09 | 2015-11-17 | 株式会社K−Tech | 樹脂成形品の製造装置及び製造方法 |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP28818191A patent/JPH05124077A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100697623B1 (ko) * | 1999-08-18 | 2007-03-22 | 삼성전자주식회사 | 접착테이프 스트립 및 이를 채용한 칩 스케일형 반도체 패키지 |
| JP2005224978A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 射出成形用金型構造 |
| US8043537B2 (en) | 2007-06-26 | 2011-10-25 | Mitsubishi Heavy Industries Plastics Technology Co., Ltd. | Injection molding system, computer program, method of injection molding, and injection molding machine |
| JP2013252650A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Mitsubishi Electric Corp | 成形体の製造方法及び製造装置 |
| JP5814481B1 (ja) * | 2015-04-09 | 2015-11-17 | 株式会社K−Tech | 樹脂成形品の製造装置及び製造方法 |
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