JPH05124372A - オフセツト印刷用不感脂化処理液 - Google Patents

オフセツト印刷用不感脂化処理液

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JPH05124372A
JPH05124372A JP26991791A JP26991791A JPH05124372A JP H05124372 A JPH05124372 A JP H05124372A JP 26991791 A JP26991791 A JP 26991791A JP 26991791 A JP26991791 A JP 26991791A JP H05124372 A JPH05124372 A JP H05124372A
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良介 板倉
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のオフセット印刷用不感脂化処理液
は、下記(a)および(b)を、各々少なくとも1種以
上含有することを特徴とする。 (a)フィチン酸及び/又はフィチン酸の金属塩及び/
又はアンモニウム塩、(b)少なくとも下記一般式
(1)で示されるアミノ基を含有する無機性/有機性値
0.1以上4.0以下の下記一般式(2)で示されるウ
レア及び/又は下記一般式(3)で示されるウレタン化
合物。 【化1】 (a1 、a2 、a3 は水素及び/又は有機残基を表す、
1 、R2 は水素及び/又は有機残基を表し、さらには
互いに連結して環構造を形成してもよい。Xは酸素また
は硫黄原子を表す。) 【効果】 本発明のオフセット印刷用不感脂化処理液
は、公害に対して問題がなく、長期保存連続使用、環境
変化に対して安定であり、さらにはエッチング処理時間
を短縮することができる等の不感脂化処理性能にすぐ
れ、オフセット印刷版用不感脂化処理液及び湿し水とし
て有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真オフセットマス
ター、直描マスター等の主として金属酸化物、金属硫化
物とその結着樹脂よりなる平版印刷版用の親水化処理
液、即ちエッチング液及び湿し水に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は電子写真オフセット印刷版面処
理液に関し、シアン化合物を一切含有しない、シアンフ
リーオフセット印刷用不感脂化処理液に関するものであ
る。
【0003】電子写真オフセット印刷原版(以下マスタ
ーと称する)は、酸化亜鉛のごとき光導電性微粉末体を
樹脂結着剤中に分散した感光層を有し、この層上に通常
の電子写真操作を施して、親油性画像を形成させること
によって得られる。
【0004】一般にオフセット印刷では、水に湿潤され
易い非画線部(親水性部)と湿潤され難い画線部(親油
性部)とから構成された版が使用されているが、電子写
真オフセット印刷原版は、疎水性の光導電層より成って
いるためそのまま印刷を施すと、非画線部にも印刷イン
キが付着し、正常な印刷を行うことができない。
【0005】それ故に、印刷に先だって印刷原版の非画
線部を不感脂化処理し、親水性を付与してやる必要があ
る。従来より、この種の不感脂化処理液としてフェロシ
アン塩、フェリシアン塩を主成分とするシアン化合物含
有処理液、また、アンミンコバルト醋体、フィチン酸
(イノシットヘキサりん酸エステル)及びその誘導体、
グァニジン誘導体を主成分としたシアンフリー処理液が
提起されている。
【0006】しかしながら、これらの処理液は充分満足
出来る処理液とは言えない。即ち、前者のフェロシアン
塩、フェリシアン塩含有処理液の場合は、不感脂化力は
強く、強固な親水性被膜形成能を持ち、成膜速度も速い
利点はあるが、反面フェロシアンイオン、フェリシアン
イオンは熱や光に対し不安定で光にさらすと着色し、沈
澱を生じて不感脂化力が弱まり、さらに強酸で処理する
シアンの分析において、毒性のないシアン錯体が遊離シ
アンとして検出されることにより排水等、公害の面にお
いて種々の問題を生じる欠点を持っている。
【0007】一方、こうした点を考慮して後者のような
不感脂化剤を主成分としたシアンフリー処理液が提案さ
れているが、これらによっても未だ充分満足すべき平版
印刷原版を得る処理液とは言えない。具体的には、前者
に比べ成膜速度が遅く、プロセッサーを用いたエッチン
グ方式では1回通しで直ちに印刷可能な物理強度の高い
親水性被膜形成ができず、地汚れや網点階調につぶれを
生じる欠点を有している。
【0008】従来、フィチン酸及びその金属誘導体は金
属キレート化合物を形成することは周知の通りで、オフ
セット印刷原版の不感脂化剤としてすでに種々提供され
ている。しかし、これらはいずれも成膜速度が遅く、プ
ロセッサー1回の処理で印刷可能な親水性被膜が形成さ
れず、このためインキ分離性が悪く、地汚れや網点階調
のつぶれを生じる欠点がある。
【0009】そこで上記問題点を解決するためにフィチ
ン酸系処理液中に種々の添加剤を添加する検討が行われ
ている。具体的には低級アミン、アルカノールアミン、
ポリアミン類を処理液中に添加したもの(特開昭54−
117201、特開昭53−109701、特開平1−
25994号公報等)では、使用初期では保水性が良好
だが、連続使用するとエッチングが低下し保水性が低下
する。また、長期保存後使用すると保水性が低下し地汚
れが発生しやすくなる。
【0010】さらに、カチオンポリマー類を処理液中に
添加したもの(特開昭60−23099号公報等)で
は、上記のものと同様に連続使用、長期保存後性能が低
下すること及びさびを生じたりする。
【0011】一方、近年、省力化という観点から不感脂
化処理システムを組み込んだ特に小型の自動印刷機の普
及がめざましく、また電子写真方式によるオフセットマ
スターは製版までの時間短縮が行われており、不感脂化
処理時間の迅速化、ロングライフ化に対応しなければな
らない状況にある。しかしこれらのことは従来公知の処
理液では困難である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は公害に対して
問題がなく、長期保存、連続使用に対して安定であり、
更にはエッチング処理時間を短縮することができる不感
脂化処理性能にすぐれたオフセット印刷版用不感脂化処
理液及び湿し水の提供にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明になる以下
の処理液をエッチングに用いる事で上記問題点の解決を
達成される。
【0014】本発明のシアンフリーオフセット印刷用不
感脂化処理液は、下記(a)および(b)を少なくとも
各々1種以上含有することを特徴とする。
【0015】(a)フィチン酸(イノシットヘキサりん
酸エステル)及び/又はフィチン酸の金属塩及び/又は
アンモニウム塩、(b)少なくとも下記一般式(1)で
示されるアミノ基を含有する無機性/有機性値0.1以
上4.0以下の下記一般式(2)で示されるウレア及び
/又は下記一般式(3)で示されるウレタン化合物。
【0016】
【化2】
【0017】(a1 、a2 、a3 は水素及び/又は有機
残基を表す、R1 、R2 は水素及び/又は有機残基を表
し、さらには互いに連結して環構造を形成してもよい。
Xは酸素または硫黄原子を表す。)無機性/有機性値と
は、有機化合物の静電的性格(極性的性格)の程度を表
す値であり、甲田善生著「有機概念図」(三共出版19
85年5月10日発行)などに記載されている。
【0018】R1 、R2 は好ましくは水素及び/又は炭
素数1〜22の置換されてもよいアルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール基を
表し、さらには、これらはともに連結して環を形成して
もよい。これらに置換する置換基としては、水酸基、カ
ルボキシル基、アルコキシ基、エステル基、スルフィド
基、アミノ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、エ
ステル基等が挙げられる。
【0019】a1 、a2 、a3 は水素及び/又は炭素数
1〜18のR1 、R2 に準ずる有機残基、Xは酸素また
は硫黄原子を表す。さらに好ましくは、R1 、R2 は炭
素数1〜18の置換されてもよいアルキル基(例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、ヘプチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オ
クチル、デシル、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−
ヒドロキシブチル、2−メトキシエチル、2−ブトキシ
エチル、2−エトキシエチル、4−メトキシブチル、メ
チルチオエチル、メチルチオブチル、2−アミノエチ
ル、N,N´−ジメチルアミノエチル、ピペリジノエチ
ル、ピロリジノエチル、2−クロロエチル、2−クロロ
ブチル、2−ブロモエチル、2−シアノエチル、4−シ
アノブチル等)、置換されてもよいアルケニル基(例え
ば2−メチル−1−プロペニル、2−ブテニル、2−ペ
ンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、1−ペンテニ
ル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、4−メチル−2
−ヘキセニル、ビニル、2−プロペニル、3−ブテニル
等)、置換されてもよいアラルキル基(例えばベンジ
ル、フェネチル、3−フェニルプロピル、ナフチルメチ
ル、2−ナフチルエチル、クロロベンジル、ブロモベン
ジル、メチルベンジル、エチルベンジル、メトキシベン
ジル、ジメチルベンジル、ジメトキシベンジル、シアノ
ベンジル、ニトロベンジル等)、置換されてもよいシク
ロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、4
−メチルシクロヘキシル、4−クロロシクロヘキシル、
4−メトキシシクロヘキシル、4−シアノシクロヘキシ
ル等)、置換されてもよいアリール基(例えば、フェニ
ル基、トリル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル
基、クロロフェニル基、フロロフェニル基、ブロモフェ
ニル基、クロロ−メチル−フェニル基、ジクロロフェニ
ル基、メトキシフェニル基、シアノフェニル基、アセト
アミドフェニル基、アセチルフェニル基、ブトキシフェ
ニル基)等を表す。
【0020】さらにR1 、R2 はともに連結してアジリ
ジン環、ピロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環等
の環を形成してもよい。
【0021】a1 、a2 、a3 は水素及び/又は炭素数
1〜14の置換されてもよいアルキル基(例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、ヘプチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オク
チル、デシル、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−
ヒドロキシブチル、2−メトキシエチル、2−ブトキシ
エチル、2−エトキシエチル、4−メトキシブチル、メ
チルチオエチル、メチルチオブチル、2−アミノエチ
ル、N,N´−ジメチルアミノエチル、ピペリジノエチ
ル、ピロリジノエチル、2−クロロエチル、2−クロロ
ブチル、2−ブロモエチル、2−シアノエチル、4−シ
アノブチル等)、置換されてもよいアルケニル基(例え
ば2−メチル−1−プロペニル、2−ブテニル、2−ペ
ンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、1−ペンテニ
ル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、4−メチル−2
−ヘキセニル、ビニル、2−プロペニル、3−ブテニル
等)、置換されてもよいアラルキル基(例えばベンジ
ル、フェネチル、3−フェニルプロピル、ナフチルメチ
ル、2−ナフチルエチル、クロロベンジル、ブロモベン
ジル、メチルベンジル、エチルベンジル、メトキシベン
ジル、ジメチルベンジル、ジメトキシベンジル、シアノ
ベンジル、ニトロベンジル等)、置換されてもよいシク
ロアルキル基(例えばシクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、4
−メチルシクロヘキシル、4−クロロシクロヘキシル、
4−メトキシシクロヘキシル、4−シアノシクロヘキシ
ル等)、置換されてもよいアリール基(例えば、フェニ
ル基、トリル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル
基、クロロフェニル基、フロロフェニル基、ブロモフェ
ニル基、クロロ−メチル−フェニル基、ジクロロフェニ
ル基、メトキシフェニル基、シアノフェニル基、アセト
アミドフェニル基、アセチルフェニル基、ブトキシフェ
ニル基)等を表す。
【0022】また、好ましくはアミノ基は1分子中1個
から10個含有され、より好ましくは1分子中1個から
6個を含有する。さらに好ましくはウレア及びウレタン
結合は1分子中1個から10個含有されより好ましくは
1分子中1個から6個を含有する。
【0023】本発明で表される化合物について具体例を
以下に述べる。但し本発明の範囲は、これらに限定され
るものではない。
【0024】
【化3】
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】本発明のアミン化合物は「新実験化学講座
14」(丸善1978年刊)J.Am.Chem.So
c.72,3073(1950)記載のアミンとハロゲ
ン化合物とのSN2反応、アミンとカルボニル化合物と
の還元的アミノ化、二重結合へのアミンマイケル付加、
アミン化合物とイソシアネート化合物の反応、アルカノ
ールアミン化合物とイソシアネート化合物との反応及び
フタルイミドとハロゲン化アルキルによるガブリエル反
応等により合成することができる。
【0034】本発明の処理液を構成する物質の使用量
は、本処理剤1000重量部中、亜鉛イオンとキレート
形成能を有するフィチン酸及びフィチン酸塩10〜30
0重量部、より好ましくは30〜100重量部、アミン
化合物0.1〜100重量部、より好ましくは0.1〜
50重量部である。また本発明のアミン化合物は単独で
用いても2種以上を併用してもかまわない。
【0035】これらの化合物をイオン交換水又は水道水
に溶解させて本処理液とする。溶解の順序は特に制限さ
れないが、好ましくは水に亜鉛イオンとキレート形成能
を有するアニオン化合物を溶解させた後、アミン化合物
を加える。処理液には上記成分の他にpH調整剤として
有機・無機の酸類、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム
等の塩基性水酸化物、湿潤剤としてエチレングリコー
ル、ソルビトール、グリセリン、アラビアゴム、ジプロ
ピレングリコール、ジメチルアセトアミド、ヘキシレン
グリコール、ブタンジオール、ブチルセロソルブ、界面
活性剤等、防腐剤としてサリチル酸、フェノールパラ安
息香酸ブチル、デヒドロ酢酸ナトリウム、4−イソチア
ゾリン−3−オン化合物等、防錆剤としてEDTA、ピ
ロリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン酸、2−メルカ
プトベンズイミダゾール等を適当量添加して使用するこ
とが出来る。また、処理液を実施するにあたり、処理液
のpH値は3〜6の範囲にするのが好ましい。又、水で
稀釈して湿し水としても使用できる。
【0036】
【作用】フィチン酸及びフィチン酸塩に本発明のアミン
化合物を添加することでフィチン酸のアミン塩が形成さ
れる。この塩は低級アミン及びアルカノールアミン塩と
は異なり、アミン化合物が高級脂肪族基を有しているこ
とにより、不感脂化処理液中に感光体が浸漬されたとき
非画像部との親和性が高められ、酸化亜鉛のイオン化反
応及びキレート反応が容易に進行し、その結果としてエ
ッチング速度を向上させることができるものと考えられ
る。
【0037】また、エッチング速度が向上することでエ
ッチング時間が短縮されることから、同じランニング枚
数でも版がエッチング液中に存在している時間が少な
く、エッチング液中で沈澱などの原因となるZn2+イオ
ン等の混入を押さえること、さらには、本発明のアミン
化合物は低級アミン及びアルカノールアミン等に比べて
沸点が高いので、長期間経時及びランニング時の液温上
昇等に対して蒸発・分解等による液組成の変化が少なく
なること等の効果により、経時安定性、ランニング性が
向上するものと推定される。
【0038】以上の如く、本発明の処理液は公害上問題
となり、且つ光や熱によって劣化するフェロシアン、フ
ェリシアン化合物を含まず、長期保存下でも安定で、変
色、沈澱をせず、従来のシアンフリー処理液に比べ印刷
環境の影響を受けず、しかも著しく成膜速度が向上し、
高速エッチング処理によっても地汚れや網点階調のつぶ
れの出ないオフセット印刷原版を得ることができる優れ
たシアンフリーの処理液である。以下に本発明の実施例
を例示するが、本発明の内容がこれらに限定されるもの
ではない。
【0039】
【実施例】
実施例1 水 1000重量部 フィチン酸カリウム塩 80重量部 N−ジメチルアミノプロピル−N−ヘキシルウレア 4重量部 比較例A 上記実施例1のアミン化合物を含まない無添加系。 比較例B 上記実施例1のアミン化合物をジエチルアミンに代えた
系。 比較例C 上記実施例1のアミン化合物をモノエタノールアミンに
代えた系。以上を充分溶解し、KOHを加えてPH=
4.3に調整した。これらを用いた実技評価結果を表1
に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1に記した評価項目の実施の態様は以下
の通りである。 注1)生版保水生:感光材料そのものを(製版しない原
版:即ち、生版と略称)実施例1及び比較例A〜Cで調
製した不感脂化液を用いて、エッチングマシーンを1回
通した。次に、これらの版をハマダスター(株)製ハマ
ダスター800SX型、湿し水として実施例1の処理液
を蒸留水で5倍に希釈したものを用いて印刷し、刷り出
しから50枚目の印刷物を地汚れの有無を目視で評価し
た。
【0042】注2)ランニング性:ELP−I感材及び
全自動製版機ELP404V(富士写真フイルム(株)
製)を1昼夜常温・常湿(20℃、65%)に放置した
後、製版して複写画像を形成し、得られた複写原版60
00枚を実施例1及び比較例A〜Cで調製した処理液を
入れたエッチングマシーンに1回づつ通した。その後、
6000枚目の版を生版保水性の場合と同様に印刷及び
地汚れの評価を行った。
【0043】注3)経時安定性:実施例1及び比較例A
〜Cの不感脂化液を2週間のサーモ条件下(50℃、8
0%RH)においた。その後、ランニング性評価の場合
と同様にして複写原版を作成し、これを上記不感脂化液
を入れたエッチングマシーンに1回通した。その後、生
版保水性の場合と同様に印刷及び地汚れの評価を行っ
た。
【0044】本発明の処理液は生版保水性が良好で、特
に環境条件が(35℃、80%RH)変動した時、比較
例B、Cは生版保水性が大きく低下するのに対して、本
発明の処理液は低下しないという、環境条件に左右され
にくい特徴を有している。
【0045】ランニング性については比較例B、Cでは
処理液中に沈澱が生じ性能が低下するが、本発明の処理
液は6000版ランニングした後でも沈澱などの発生が
なく、初期と同等の性能を有している。さらに、経時安
定性も比較例A〜Cに比べ良好で、長期間の保存にも十
分耐うる性能を持つ。以上のように、環境条件、連続使
用、長期保存に耐え、地汚れの出ない不感脂化処理液は
本発明の処理液のみであった。
【0046】実施例2〜25 実施例1におけるアミン化合物を以下の表2に示す他の
化合物に変更し、さらに添加量を変えて実施例1と同様
な評価項目を検討した。
【0047】
【表2】
【0048】実施例2〜25は実施例1と同様に生版保
水性、環境変化、ランニング性、経時安定性共に良好で
あった。
【0049】実施例26〜41 本発明のアミン化合物を以下の表2に示すように数種組
み合わせ、添加量を4重量部に固定し、実施例1と同様
にして生版保水性、ランニング性、経時安定性を評価し
た。
【0050】
【表3】
【0051】実施例26〜41は実施例1と同様に生版
保水性、環境変化、ランニング性、経時安定性共に良好
であり、本発明のアミン化合物は数種併用しても問題な
いことを示す。
【0052】実施例42〜48 実施例1と同組成の処理液に表4に示す種々の湿潤剤、
防腐剤、防錆剤を添加した処理液を実施例1と同様に種
々の性能を評価した。
【0053】
【表4】
【0054】実施例42〜48は実施例1と同様に生版
保水性、環境変化、ランニング性、経時安定性共に良好
であり、本発明の不感脂化処理液は上記の種々の添加剤
を添加しても性能に影響しない。 実施例49 実施例1の処理液を蒸留水で5倍に希釈したものを湿し
水として使用。
【0055】比較例D 比較例Aの処理液を蒸留水で5倍に希釈したものを湿し
水として使用。 比較例E 比較例Bの処理液を蒸留水で5倍に希釈したものを湿し
水として使用。表5に実施例49及び比較例D、Eの評
価結果を示す。
【0056】
【表5】
【0057】表5に記した評価項目の実施の態様は以下
の通りである。 注4)印刷物の地汚れ 注2)と同一の操作で製版した後、実施例1の不感脂化
処理液を用いてエッチングマシーンを1回通した後、こ
れらの版をハマダスター(株)製ハマダスター800S
X型を用い、湿し水として実施例49及び比較例D、E
を使用して印刷を行い、印刷物の地汚れが目視で判別で
きるまでの印刷枚数を調べた。本発明の不感脂化処理液
は比較例D、Eと比較し地汚れが発生せず、湿し水とし
て用いても高い性能を有する。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、公害に対して問題がな
く、長期保存連続使用、環境変化に対して安定であり、
地汚れ、かぶり汚れが良好で、さらにはエッチング処理
時間を短縮することができる不感脂化処理性能にすぐれ
たオフセット印刷版用不感脂化処理液及び湿し水を提供
することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)および(b)を、各々少なく
    とも1種以上含有することを特徴とするシアンフリーオ
    フセット印刷用不感脂化処理液。 (a)フィチン酸及び/又はフィチン酸の金属塩及び/
    又はアンモニウム塩。 (b)少なくとも下記一般式(1)で示されるアミノ基
    を含有する無機性/有機性値0.1以上4.0以下の下
    記一般式(2)で示されるウレア及び/又は下記一般式
    (3)で示されるウレタン化合物。 【化1】 (a1 、a2 、a3 は水素及び/又は有機残基を表す、
    1 、R2 は水素及び/又は有機残基を表し、さらには
    互いに連結して環構造を形成してもよい。Xは酸素また
    は硫黄原子を表す。)
JP26991791A 1991-07-30 1991-10-18 オフセット印刷用不感脂化処理液 Expired - Fee Related JP2740785B2 (ja)

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