JPH05124663A - 薬液容器の二重中栓 - Google Patents
薬液容器の二重中栓Info
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- JPH05124663A JPH05124663A JP3107347A JP10734791A JPH05124663A JP H05124663 A JPH05124663 A JP H05124663A JP 3107347 A JP3107347 A JP 3107347A JP 10734791 A JP10734791 A JP 10734791A JP H05124663 A JPH05124663 A JP H05124663A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薬液を排出する際等に、薬液が不用意に漏れ
出たり、ぼた落ちしたりしないようにする。 【構成】 内筒11、外筒12からなる中栓10には、
大径部11e、狭窄部11c、テーパ部11d、透孔1
2bからなる注出孔Xを形成する。狭窄部11cは、薬
液容器K内の収納薬液がテーパ部11d内の空気と置換
することを防止し、したがって、排出時には、テーパ部
11d内に薬液が存在しないから、薬液のぼた落ち等が
生じない。
出たり、ぼた落ちしたりしないようにする。 【構成】 内筒11、外筒12からなる中栓10には、
大径部11e、狭窄部11c、テーパ部11d、透孔1
2bからなる注出孔Xを形成する。狭窄部11cは、薬
液容器K内の収納薬液がテーパ部11d内の空気と置換
することを防止し、したがって、排出時には、テーパ部
11d内に薬液が存在しないから、薬液のぼた落ち等が
生じない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、点眼薬のような液状
の薬液に対し、薬液の変質を来すことがなく、しかも、
薬液を水切れよく排出することができる薬液容器の二重
中栓に関する。
の薬液に対し、薬液の変質を来すことがなく、しかも、
薬液を水切れよく排出することができる薬液容器の二重
中栓に関する。
【0002】
【従来の技術】点眼薬のような液状の薬液に対し、薬液
の反覆排出ができ、しかも、薬液の変質を来すおそれが
ないように工夫した薬液容器の二重中栓が知られている
(実公平1−18529号公報)。
の反覆排出ができ、しかも、薬液の変質を来すおそれが
ないように工夫した薬液容器の二重中栓が知られている
(実公平1−18529号公報)。
【0003】このものは、硬質合成樹脂製の内筒1と、
軟質合成樹脂製の外筒2とを組み合わせてなり(図
3)、硬質合成樹脂製の薬液容器Kの口部K1 に挿着す
るとき、収納薬液は、軟質合成樹脂製の外筒2に接する
ことがないから、よく薬液の変質を防止することができ
る。軟質合成樹脂は、薬液の有効成分を吸着し、薬液を
変質させることがあるが、両者の接触を断つことによ
り、そのおそれを排除することができるからである。な
お、外筒2を軟質合成樹脂製にするのは、内筒1と口部
K1 との間でパッキンとして作用させ、硬質合成樹脂製
の薬液容器Kに対し、内筒1を容易に挿着することがで
きるようにし、しかも、キャップCの反覆着脱を可能に
するためである。硬質合成樹脂相互の接触では、寸法調
節機能が期待できず、接触面にかじり現象が発生するお
それがあるからである。
軟質合成樹脂製の外筒2とを組み合わせてなり(図
3)、硬質合成樹脂製の薬液容器Kの口部K1 に挿着す
るとき、収納薬液は、軟質合成樹脂製の外筒2に接する
ことがないから、よく薬液の変質を防止することができ
る。軟質合成樹脂は、薬液の有効成分を吸着し、薬液を
変質させることがあるが、両者の接触を断つことによ
り、そのおそれを排除することができるからである。な
お、外筒2を軟質合成樹脂製にするのは、内筒1と口部
K1 との間でパッキンとして作用させ、硬質合成樹脂製
の薬液容器Kに対し、内筒1を容易に挿着することがで
きるようにし、しかも、キャップCの反覆着脱を可能に
するためである。硬質合成樹脂相互の接触では、寸法調
節機能が期待できず、接触面にかじり現象が発生するお
それがあるからである。
【0004】なお、内筒1の内部には、注出孔1aが形
成され、注出孔1aは、キャップCの内面頂部に形成す
る突栓部Ca により閉塞されるようになっている。
成され、注出孔1aは、キャップCの内面頂部に形成す
る突栓部Ca により閉塞されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、キャップCを取り去り、注出孔1aを開口する
に際し、収納薬液の一部が外部に漏出したり、点眼の際
に、薬液がぼた落ちしたりすることがあり、特に着色し
た薬液の場合には、衣服を汚してしまうおそれがあると
いう欠点があった。すなわち、開口前の薬液容器Kは、
一般に、自由姿勢であるために、薬液は、注出孔1aの
内部に充満し、または、空気の泡とともに注出孔1a内
に入り込んでいることが少なくないが、この状態で、キ
ャップCを除去するために薬液容器Kに圧力がかかった
り、手で持つことにより薬液容器Kの温度が上昇したり
すると、注出孔1a内の薬液が、不用意に外部に溢れ出
たり、ぼた落ちしたりすることが起り得る。
ときは、キャップCを取り去り、注出孔1aを開口する
に際し、収納薬液の一部が外部に漏出したり、点眼の際
に、薬液がぼた落ちしたりすることがあり、特に着色し
た薬液の場合には、衣服を汚してしまうおそれがあると
いう欠点があった。すなわち、開口前の薬液容器Kは、
一般に、自由姿勢であるために、薬液は、注出孔1aの
内部に充満し、または、空気の泡とともに注出孔1a内
に入り込んでいることが少なくないが、この状態で、キ
ャップCを除去するために薬液容器Kに圧力がかかった
り、手で持つことにより薬液容器Kの温度が上昇したり
すると、注出孔1a内の薬液が、不用意に外部に溢れ出
たり、ぼた落ちしたりすることが起り得る。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の欠点に鑑み、注出孔の下部に狭窄部を形成すること
によって、薬液が不用意に外部に漏れたり、ぼた落ちし
たりすることがなく、しかも、薬液の反覆排出に適し、
薬液の変質のおそれもない薬液容器の二重中栓を提供す
ることにある。
術の欠点に鑑み、注出孔の下部に狭窄部を形成すること
によって、薬液が不用意に外部に漏れたり、ぼた落ちし
たりすることがなく、しかも、薬液の反覆排出に適し、
薬液の変質のおそれもない薬液容器の二重中栓を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、薬液容器の口部に嵌合する鍔部
を下部に形成した硬質合成樹脂製の内筒と、内筒に対
し、鍔部の上方に冠着する軟質合成樹脂製の外筒とから
なり、薬液容器の口部に挿着する薬液容器の二重中栓に
おいて、内筒と外筒とを上下に貫通する注出孔は、内筒
の下部において狭窄部を形成することをその要旨とす
る。
めのこの発明の構成は、薬液容器の口部に嵌合する鍔部
を下部に形成した硬質合成樹脂製の内筒と、内筒に対
し、鍔部の上方に冠着する軟質合成樹脂製の外筒とから
なり、薬液容器の口部に挿着する薬液容器の二重中栓に
おいて、内筒と外筒とを上下に貫通する注出孔は、内筒
の下部において狭窄部を形成することをその要旨とす
る。
【0008】なお、注出孔は、狭窄部の上方から外筒の
頂部に向けてテーパ状に開拡するようにしてもよい。
頂部に向けてテーパ状に開拡するようにしてもよい。
【0009】
【作用】かかる構成によるときは、内筒は、二重中栓の
下部を形成し、外筒は上部を形成するから、収納薬液
は、軟質合成樹脂製の外筒に接触することがなく、変質
を来すおそれがない。一方、注出孔は、内筒の下部にお
いて狭窄部を形成するから、薬液容器を自由姿勢にして
も、注出孔内の空気と薬液との置換が起り難く、したが
って、注出孔内に薬液が入り込むおそれがないから、開
口時に薬液が漏れ出たり、薬液のぼた落ちが生じたりす
ることを有効に防止することができる。なお、注出孔
は、狭窄部の上方に大きな容積を有し、薬液を排出する
とき、薬液は、狭窄部を介してこの容積に充満した後、
外部に流出するから、薬液容器を手で持つことにより、
薬液容器に多少の温度上昇があっても、薬液のぼた落ち
等は起らない。
下部を形成し、外筒は上部を形成するから、収納薬液
は、軟質合成樹脂製の外筒に接触することがなく、変質
を来すおそれがない。一方、注出孔は、内筒の下部にお
いて狭窄部を形成するから、薬液容器を自由姿勢にして
も、注出孔内の空気と薬液との置換が起り難く、したが
って、注出孔内に薬液が入り込むおそれがないから、開
口時に薬液が漏れ出たり、薬液のぼた落ちが生じたりす
ることを有効に防止することができる。なお、注出孔
は、狭窄部の上方に大きな容積を有し、薬液を排出する
とき、薬液は、狭窄部を介してこの容積に充満した後、
外部に流出するから、薬液容器を手で持つことにより、
薬液容器に多少の温度上昇があっても、薬液のぼた落ち
等は起らない。
【0010】狭窄部の上方をテーパ状に開拡するとき
は、薬液容器の側面を押すことによって薬液を排出した
後、薬液容器に対する圧力を除去すれば、注出孔内の薬
液は、狭窄部を介して薬液容器の内部に吸引される。こ
のとき、注出孔の内部には、何ら格別な死角となる部分
が存在しない上、狭窄部の上方に残留する薬液は、表面
張力により下方に押されるから、その全量を容易に薬液
容器に戻すことができる。
は、薬液容器の側面を押すことによって薬液を排出した
後、薬液容器に対する圧力を除去すれば、注出孔内の薬
液は、狭窄部を介して薬液容器の内部に吸引される。こ
のとき、注出孔の内部には、何ら格別な死角となる部分
が存在しない上、狭窄部の上方に残留する薬液は、表面
張力により下方に押されるから、その全量を容易に薬液
容器に戻すことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0012】薬液容器の二重中栓(以下、単に中栓とい
う)10は、内筒11と外筒12とを組み合わせてなり
(図1)、薬液容器Kの口部K1 に挿着される。
う)10は、内筒11と外筒12とを組み合わせてなり
(図1)、薬液容器Kの口部K1 に挿着される。
【0013】薬液容器Kは、ポリエチレンテレフタレー
ト等の硬質合成樹脂材料により一体成形され、その全体
形状は、上部に口部K1 を有する平板状の中空容器とな
っている。薬液容器Kは、口部K1 の左右両側に肩部K
2、K2 を形成し、また、口部K1 の左右両外側には、
係止突条K1a、K1aが形成されている。
ト等の硬質合成樹脂材料により一体成形され、その全体
形状は、上部に口部K1 を有する平板状の中空容器とな
っている。薬液容器Kは、口部K1 の左右両側に肩部K
2、K2 を形成し、また、口部K1 の左右両外側には、
係止突条K1a、K1aが形成されている。
【0014】中栓10は、口部K1 に水密に嵌合するリ
ング状の鍔部11aを有する硬質合成樹脂製の内筒11
と、内筒11に対し、鍔部11aの上方に冠着する軟質
合成樹脂製の外筒12とからなる。外筒12には、口部
K1 の上端面に当接する鍔部12aが形成されており、
また、鍔部12aの下方部分は、口部K1 に圧入されて
いるものとする。内筒11と外筒12とは、内筒11に
形成する抜止めリング11bを介し、一体に組み立てら
れている。
ング状の鍔部11aを有する硬質合成樹脂製の内筒11
と、内筒11に対し、鍔部11aの上方に冠着する軟質
合成樹脂製の外筒12とからなる。外筒12には、口部
K1 の上端面に当接する鍔部12aが形成されており、
また、鍔部12aの下方部分は、口部K1 に圧入されて
いるものとする。内筒11と外筒12とは、内筒11に
形成する抜止めリング11bを介し、一体に組み立てら
れている。
【0015】中栓10には、内筒11の下部に形成する
狭窄部11cと、狭窄部11cの上下に形成するテーパ
部11d、大径部11eと、外筒12の頂部に開口する
透孔12bとを連通してなる注出孔Xが形成されてい
る。注出孔Xは、内筒11、外筒12を上下に貫通し、
テーパ部11dは、狭窄部11cの上方から外筒12の
頂部に向けて、テーパ状に開拡している。なお、テーパ
部11dと透孔12bとは、両者の内面が滑らかに連続
するものとし、狭窄部11cは、テーパ部11dの底面
中央部において、上方に広い漏斗状に形成されている。
狭窄部11cと、狭窄部11cの上下に形成するテーパ
部11d、大径部11eと、外筒12の頂部に開口する
透孔12bとを連通してなる注出孔Xが形成されてい
る。注出孔Xは、内筒11、外筒12を上下に貫通し、
テーパ部11dは、狭窄部11cの上方から外筒12の
頂部に向けて、テーパ状に開拡している。なお、テーパ
部11dと透孔12bとは、両者の内面が滑らかに連続
するものとし、狭窄部11cは、テーパ部11dの底面
中央部において、上方に広い漏斗状に形成されている。
【0016】なお、内筒11は、たとえば、ポリエチレ
ンテレフタレート・ポリブチレンテレフタレート・ポリ
カーボネート・ポリアリレート等によって一体成形し、
外筒12は、たとえば、ポリエチレン・ポリプロピレン
等により一体成形するものとする。
ンテレフタレート・ポリブチレンテレフタレート・ポリ
カーボネート・ポリアリレート等によって一体成形し、
外筒12は、たとえば、ポリエチレン・ポリプロピレン
等により一体成形するものとする。
【0017】薬液容器Kの上部には、キャップCが装着
されている。
されている。
【0018】キャップCは、全体として、薬液容器Kの
口部K1 、肩部K2 、K2 を覆うことができるように、
薬液容器Kとほぼ同等の厚みtを有し、下部が開放され
たほぼ半月形の蓋状に形成されている。キャップCの頂
部には、口部K1 の係止突条K1a、K1aに弾発的に係合
する一対の係止部C1 、C1 が垂設され、さらに、係止
部C1 、C1 に挾まれるようにして、注出孔Xを閉塞す
るための突栓部C2 が形成されている。
口部K1 、肩部K2 、K2 を覆うことができるように、
薬液容器Kとほぼ同等の厚みtを有し、下部が開放され
たほぼ半月形の蓋状に形成されている。キャップCの頂
部には、口部K1 の係止突条K1a、K1aに弾発的に係合
する一対の係止部C1 、C1 が垂設され、さらに、係止
部C1 、C1 に挾まれるようにして、注出孔Xを閉塞す
るための突栓部C2 が形成されている。
【0019】キャップCは、その長手方向を薬液容器K
の肩部K2 、K2 に合わせるようにして押し込み(図1
の矢印A方向)、係止部C1 、C1 を係止突条K1a、K
1aに係合させることにより、薬液容器Kに対し、一体に
装着することができる。このとき、キャップCの頂部内
面は、中栓10の頂部に強く押し付けられるとともに、
突栓部C2 は、注出孔Xを水密に閉塞することができ
る。なお、突栓部C2 は、注出孔Xに対し、少なくとも
外筒12の透孔12bを貫通し、内筒11のテーパ部1
1dにまで到達する長さを有するものとする。
の肩部K2 、K2 に合わせるようにして押し込み(図1
の矢印A方向)、係止部C1 、C1 を係止突条K1a、K
1aに係合させることにより、薬液容器Kに対し、一体に
装着することができる。このとき、キャップCの頂部内
面は、中栓10の頂部に強く押し付けられるとともに、
突栓部C2 は、注出孔Xを水密に閉塞することができ
る。なお、突栓部C2 は、注出孔Xに対し、少なくとも
外筒12の透孔12bを貫通し、内筒11のテーパ部1
1dにまで到達する長さを有するものとする。
【0020】キャップCは、薬液容器Kに対し、左右に
捻るように回転させることにより、容易に薬液容器Kか
ら外すことができる。すなわち、キャップCを捻ると、
キャップCの下端縁C3 、C3 は、薬液容器Kの肩部K
2、K2 に乗り上げるから(図1の二点鎖線)、キャッ
プCは、全体として、薬液容器Kから外れる方向(同図
の矢印Aの反対方向)に駆動することができ、最終的
に、係止部C1 、C1 が係止突条K1a、K1aとの係合を
脱することにより、薬液容器Kから分離する。なお、こ
のとき、突栓部C2 は、注出孔Xから抜去されるから、
同時に注出孔Xを開口することができる。
捻るように回転させることにより、容易に薬液容器Kか
ら外すことができる。すなわち、キャップCを捻ると、
キャップCの下端縁C3 、C3 は、薬液容器Kの肩部K
2、K2 に乗り上げるから(図1の二点鎖線)、キャッ
プCは、全体として、薬液容器Kから外れる方向(同図
の矢印Aの反対方向)に駆動することができ、最終的
に、係止部C1 、C1 が係止突条K1a、K1aとの係合を
脱することにより、薬液容器Kから分離する。なお、こ
のとき、突栓部C2 は、注出孔Xから抜去されるから、
同時に注出孔Xを開口することができる。
【0021】開口後の薬液容器Kは、逆さにし、側面を
手指で押して変形させることにより、収納薬液を排出す
ることができる。
手指で押して変形させることにより、収納薬液を排出す
ることができる。
【0022】収納薬液は、中栓10に狭窄部11cがあ
るために、テーパ部11d内の空気と置換がし難く、し
たがって、薬液容器Kの姿勢に拘らず、それを積極的に
変形させない限り、テーパ部11dには入り込まない。
そこで、キャップCを外す際に、薬液容器Kが多少変形
したとしても、また、薬液容器Kの温度が多少上昇した
としても、薬液が不用意に外部に漏れ出たり、ぼた落ち
したりすることがない。また、薬液は、その排出時に
は、狭窄部11cを介してテーパ部11dに充満し、そ
の後、透孔12bを介して外部に流出する。このとき、
薬液は、透孔12bを通過する際に一時的に外筒12に
接触する以外は、軟質合成樹脂に接触することがない。
よって、軟質合成樹脂による薬液の変質を有効に防止す
ることができる。
るために、テーパ部11d内の空気と置換がし難く、し
たがって、薬液容器Kの姿勢に拘らず、それを積極的に
変形させない限り、テーパ部11dには入り込まない。
そこで、キャップCを外す際に、薬液容器Kが多少変形
したとしても、また、薬液容器Kの温度が多少上昇した
としても、薬液が不用意に外部に漏れ出たり、ぼた落ち
したりすることがない。また、薬液は、その排出時に
は、狭窄部11cを介してテーパ部11dに充満し、そ
の後、透孔12bを介して外部に流出する。このとき、
薬液は、透孔12bを通過する際に一時的に外筒12に
接触する以外は、軟質合成樹脂に接触することがない。
よって、軟質合成樹脂による薬液の変質を有効に防止す
ることができる。
【0023】薬液の排出が完了すると、テーパ部11d
に残留する薬液は、薬液容器Kから手指を離し、その変
形を復元することにより、狭窄部11cを介して薬液容
器Kの内部に吸引される。このとき、テーパ部11d内
の薬液には、テーパ部11dのテーパにより、下方に押
し下げる方向に表面張力が作用する上、注出孔Xの内面
が全体として滑らかであるから、流入空気に格別な死角
が生じることもない。そこで、テーパ部11d内の薬液
は、その全量を容易に薬液容器Kに戻すことができる。
に残留する薬液は、薬液容器Kから手指を離し、その変
形を復元することにより、狭窄部11cを介して薬液容
器Kの内部に吸引される。このとき、テーパ部11d内
の薬液には、テーパ部11dのテーパにより、下方に押
し下げる方向に表面張力が作用する上、注出孔Xの内面
が全体として滑らかであるから、流入空気に格別な死角
が生じることもない。そこで、テーパ部11d内の薬液
は、その全量を容易に薬液容器Kに戻すことができる。
【0024】
【他の実施例】中栓10は、狭窄部11cを内筒12の
下端に形成することができる(図2)。薬液が滞留し易
い大径部11eがないから、排出時を除き、注出孔X内
に残留する薬液を一層確実になくすることができる。
下端に形成することができる(図2)。薬液が滞留し易
い大径部11eがないから、排出時を除き、注出孔X内
に残留する薬液を一層確実になくすることができる。
【0025】以上の説明において、注出孔Xは、テーパ
部11d、狭窄部11cを設けることにより、薬液を排
出した後、注出孔X内の薬液を薬液容器K内に吸引する
際に、注出孔X内の薬液の全量を一層吸引し易くなって
いる。テーパ部11d、狭窄部11cは、中栓10の上
方から下方に向けて断面積が漸減し、したがって、薬液
の流速が次第に増速される傾向になるからである。ま
た、成形時の型抜きにも便利である。ただし、テーパ部
11dは、注出孔X内の薬液を完全に吸引することがで
きれば、単純なストレート状にしてもよいものとする。
部11d、狭窄部11cを設けることにより、薬液を排
出した後、注出孔X内の薬液を薬液容器K内に吸引する
際に、注出孔X内の薬液の全量を一層吸引し易くなって
いる。テーパ部11d、狭窄部11cは、中栓10の上
方から下方に向けて断面積が漸減し、したがって、薬液
の流速が次第に増速される傾向になるからである。ま
た、成形時の型抜きにも便利である。ただし、テーパ部
11dは、注出孔X内の薬液を完全に吸引することがで
きれば、単純なストレート状にしてもよいものとする。
【0026】なお、薬液容器K、キャップCの全体形状
は、図示に拘らず、任意に変更することができるものと
し、また、キャップCは、薬液容器Kに対し、ねじを介
して着脱する一般的なねじ式のものであってもよい。
は、図示に拘らず、任意に変更することができるものと
し、また、キャップCは、薬液容器Kに対し、ねじを介
して着脱する一般的なねじ式のものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、硬質合成樹脂製の内筒と軟質合成樹脂製の外筒とを
組み合わせ、内筒と外筒とを上下に貫通する注出孔は、
内筒の下部に狭窄部を形成することによって、狭窄部
は、薬液容器の姿勢に拘らず、注出孔内の空気と薬液容
器内の収納薬液とが置換し、注出孔内に薬液が入り込む
ことを有効に防止することができるから、キャップを外
す際、薬液を排出する際等に、薬液が不用意に外部に漏
れ出たり、ぼた落ちしたりするおそれがなく、薬液の水
切り性能が極めて良好であるという優れた効果がある。
また、薬液と軟質合成樹脂との実質的な接触がないか
ら、薬液の変質を防止することができる上、軟質合成樹
脂を介在させることにより、薬液を反覆排出するときに
も、有害なかじり現象がなく、封止性能が劣化するおそ
れも全くないという効果がある。
ば、硬質合成樹脂製の内筒と軟質合成樹脂製の外筒とを
組み合わせ、内筒と外筒とを上下に貫通する注出孔は、
内筒の下部に狭窄部を形成することによって、狭窄部
は、薬液容器の姿勢に拘らず、注出孔内の空気と薬液容
器内の収納薬液とが置換し、注出孔内に薬液が入り込む
ことを有効に防止することができるから、キャップを外
す際、薬液を排出する際等に、薬液が不用意に外部に漏
れ出たり、ぼた落ちしたりするおそれがなく、薬液の水
切り性能が極めて良好であるという優れた効果がある。
また、薬液と軟質合成樹脂との実質的な接触がないか
ら、薬液の変質を防止することができる上、軟質合成樹
脂を介在させることにより、薬液を反覆排出するときに
も、有害なかじり現象がなく、封止性能が劣化するおそ
れも全くないという効果がある。
【図1】 全体構成縦断面説明図
【図2】 他の実施例を示す図1の要部拡大断面相当図
【図3】 従来例を示す図1相当図
X…注出孔 K…薬液容器 K1 …口部 10…二重中栓 11…内筒 11a…鍔部 11c…狭窄部 12…外筒
Claims (2)
- 【請求項1】 薬液容器の口部に嵌合する鍔部を下部に
形成した硬質合成樹脂製の内筒と、該内筒に対し、前記
鍔部の上方に冠着する軟質合成樹脂製の外筒とからな
り、薬液容器の口部に挿着する薬液容器の二重中栓にお
いて、前記内筒と外筒とを上下に貫通する注出孔は、前
記内筒の下部において狭窄部を形成することを特徴とす
る薬液容器の二重中栓。 - 【請求項2】 前記注出孔は、前記狭窄部の上方から前
記外筒の頂部に向けてテーパ状に開拡することを特徴と
する請求項1記載の薬液容器の二重中栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3107347A JP3008219B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 薬液容器の二重中栓 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JPH05124663A true JPH05124663A (ja) | 1993-05-21 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009255950A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Shinko Chemical Co Ltd | 薬液容器の二重中栓 |
| JP2018008738A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | ロート製薬株式会社 | 薬液容器 |
| JP2018007961A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | ロート製薬株式会社 | 点眼容器 |
| CN111689058A (zh) * | 2020-07-02 | 2020-09-22 | 蔡灵明 | 空心塞组件、塞盖组件、内置式瓶盖及封瓶口结构 |
| JP2024103798A (ja) * | 2020-01-21 | 2024-08-01 | 藤森工業株式会社 | ノズルを構成する中栓及び点眼剤容器 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3107347A patent/JP3008219B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009255950A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Shinko Chemical Co Ltd | 薬液容器の二重中栓 |
| JP2018008738A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | ロート製薬株式会社 | 薬液容器 |
| JP2018007961A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | ロート製薬株式会社 | 点眼容器 |
| JP2024103798A (ja) * | 2020-01-21 | 2024-08-01 | 藤森工業株式会社 | ノズルを構成する中栓及び点眼剤容器 |
| CN111689058A (zh) * | 2020-07-02 | 2020-09-22 | 蔡灵明 | 空心塞组件、塞盖组件、内置式瓶盖及封瓶口结构 |
Also Published As
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