JPH05126603A - 格子干渉測定装置 - Google Patents
格子干渉測定装置Info
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- JPH05126603A JPH05126603A JP28862491A JP28862491A JPH05126603A JP H05126603 A JPH05126603 A JP H05126603A JP 28862491 A JP28862491 A JP 28862491A JP 28862491 A JP28862491 A JP 28862491A JP H05126603 A JPH05126603 A JP H05126603A
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- light
- diffraction grating
- incident
- diffracted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ヘテロダインの原理を用いた格子干渉測定
装置で、2波長光の波長差の変動による精度の劣化を防
止する。 【構成】 2波長光を1度回折格子9に入射させた後、
コーナーキューブ10、10′により出射回折光のおの
おのを出射方向と逆方向に回折格子9に再入射させ、2
回同じ次数の回折をさせて合波して干渉させ、ディテク
ター12で検出してビート信号を得る。この様にする事
で最終的な回折格子9からの出射光の出射角は2波長光
の波長差変動にかかわらず一定となり、合波状態の変動
が抑制される。
装置で、2波長光の波長差の変動による精度の劣化を防
止する。 【構成】 2波長光を1度回折格子9に入射させた後、
コーナーキューブ10、10′により出射回折光のおの
おのを出射方向と逆方向に回折格子9に再入射させ、2
回同じ次数の回折をさせて合波して干渉させ、ディテク
ター12で検出してビート信号を得る。この様にする事
で最終的な回折格子9からの出射光の出射角は2波長光
の波長差変動にかかわらず一定となり、合波状態の変動
が抑制される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回折格子を用いて物体
の移動情報を高精度にもとめる方法及び装置に関する。
本発明は特に半導体産業や、高精度を必要とする計測加
工機械、産業用ロボット分野等に良好に適用されるもの
である。
の移動情報を高精度にもとめる方法及び装置に関する。
本発明は特に半導体産業や、高精度を必要とする計測加
工機械、産業用ロボット分野等に良好に適用されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体ICやLSIの高集積化に伴い、
集積回路パターンの微細化が年々進み、それに伴い半導
体製造用の露光装置の性能向上が進んで来た。特にマス
クとウェハの位置合わせは性能向上を図る為の重要な一
要素であるが、最近の位置合わせにおいては10nmオ
ーダーの位置合わせ精度を有する事が要求されてきてい
る。また露光装置に用いられている投影レンズ系の形状
精度もますます高精度化が要求されつつある。
集積回路パターンの微細化が年々進み、それに伴い半導
体製造用の露光装置の性能向上が進んで来た。特にマス
クとウェハの位置合わせは性能向上を図る為の重要な一
要素であるが、最近の位置合わせにおいては10nmオ
ーダーの位置合わせ精度を有する事が要求されてきてい
る。また露光装置に用いられている投影レンズ系の形状
精度もますます高精度化が要求されつつある。
【0003】一方コンパクトディスク、レーザーディス
ク、光メモリ、磁気ディスクメモリの高密度化は、ます
ます進みそれらに使われる機械部品や光学部品に要求さ
れる形状精度や位置ぎめ精度が年々高精度化し、それに
伴いこれらの産業用機械の加工位置ぎめ精度等が、年々
厳しくなってきている。特に光学部品の形状精度は、1
0nmのオーダーが要求されつつある。
ク、光メモリ、磁気ディスクメモリの高密度化は、ます
ます進みそれらに使われる機械部品や光学部品に要求さ
れる形状精度や位置ぎめ精度が年々高精度化し、それに
伴いこれらの産業用機械の加工位置ぎめ精度等が、年々
厳しくなってきている。特に光学部品の形状精度は、1
0nmのオーダーが要求されつつある。
【0004】測長を例に取ると、古くから純機械的な物
差し、ノギス、マイクロメーター等が知られているが、
ミクロン以下の精度を問題とする、いわゆる精密計測、
加工の領域では、これらの用具は用をなさない。近年、
光を用いた測長技術は、光を光電変換し、電気的処理を
行なう事によって、客観的でスピーディな計測を可能に
したのみならず、高精度な測定を可能にした。
差し、ノギス、マイクロメーター等が知られているが、
ミクロン以下の精度を問題とする、いわゆる精密計測、
加工の領域では、これらの用具は用をなさない。近年、
光を用いた測長技術は、光を光電変換し、電気的処理を
行なう事によって、客観的でスピーディな計測を可能に
したのみならず、高精度な測定を可能にした。
【0005】一例として、レーザ光の波長を基準とした
光波干渉測長器が知られている。この測長器の分解能は
1nmオーダーあるが、精度(安定性)は、10nmオ
ーダーを必要とする現在の精密計測加工の水準に十分対
応できない。これは、空気中を伝搬する光波の波長が、
空気の擾乱により安定せず測長値の精度(安定性)を低
下させる為である。
光波干渉測長器が知られている。この測長器の分解能は
1nmオーダーあるが、精度(安定性)は、10nmオ
ーダーを必要とする現在の精密計測加工の水準に十分対
応できない。これは、空気中を伝搬する光波の波長が、
空気の擾乱により安定せず測長値の精度(安定性)を低
下させる為である。
【0006】そこで光波干渉測長器のこの欠点を補うも
のとして、光学スケールを基準とした測長器が知られて
いる。このスケール基準方式の中で、格子の格子ピッチ
を基準とした格子干渉式測長器が10nmオーダーの分
解能が得られることが知られている。
のとして、光学スケールを基準とした測長器が知られて
いる。このスケール基準方式の中で、格子の格子ピッチ
を基準とした格子干渉式測長器が10nmオーダーの分
解能が得られることが知られている。
【0007】この格子干渉の基本原理については、例え
ば光学技術コンタクト(Vol.23、No.1、p
2、1985)に説明されているので、ここでは省略す
る。
ば光学技術コンタクト(Vol.23、No.1、p
2、1985)に説明されているので、ここでは省略す
る。
【0008】この場合に基準となる回折格子9は、図5
に示すように、ガラスまたは金属あるいはセラミックを
基盤とし、機械的ルーリングエンジン、レーザービーム
スキャン露光、電子ビームや光リソグラフィ等を用いて
格子9gが1ミクロンオーダーのピッチで作られたもの
である。
に示すように、ガラスまたは金属あるいはセラミックを
基盤とし、機械的ルーリングエンジン、レーザービーム
スキャン露光、電子ビームや光リソグラフィ等を用いて
格子9gが1ミクロンオーダーのピッチで作られたもの
である。
【0009】この回折格子に光入射し、発生した回折光
を45°偏光方位の異なる検光子を透過させてそれぞれ
受光する等する。結果的に、回折格子の変位に伴って正
弦波振動する、90°位相の異なる正弦波信号を得る。
を45°偏光方位の異なる検光子を透過させてそれぞれ
受光する等する。結果的に、回折格子の変位に伴って正
弦波振動する、90°位相の異なる正弦波信号を得る。
【0010】この90°の位相差をもつ2つの電気信号
から、電気パルスに変換する手順について、図6で説明
する。
から、電気パルスに変換する手順について、図6で説明
する。
【0011】(a)、(b)の正弦波を所定のしきい値
と比較し、(c)、(d)に示す様に矩形波に波形整形
する。この矩形波の立ち上がり、立ち下がりエッジをと
らえ(e)の様にパルス信号を発生させる。
と比較し、(c)、(d)に示す様に矩形波に波形整形
する。この矩形波の立ち上がり、立ち下がりエッジをと
らえ(e)の様にパルス信号を発生させる。
【0012】このパルス信号をカウントすることによ
り、光波の位相変化を検出でき、光学スケールにあたる
回折格子の移動量を検出することが出来る。
り、光波の位相変化を検出でき、光学スケールにあたる
回折格子の移動量を検出することが出来る。
【0013】一方このスケールの変位をこれ以上の分解
能で読み取るのはこの電気的分割方式では限界がある。
能で読み取るのはこの電気的分割方式では限界がある。
【0014】そこで格子干渉方式に光ヘテロダイン法を
適用した例が知られている。
適用した例が知られている。
【0015】光ヘテロダイン法は、電気的に検出可能な
数MHzの周波数差をもつ、2つの光波のビートをディ
テクターで検出し、その信号の位相を高精度に検出する
ものである。
数MHzの周波数差をもつ、2つの光波のビートをディ
テクターで検出し、その信号の位相を高精度に検出する
ものである。
【0016】図7は、格子干渉法に、この様な光ヘテロ
ダイン法を適用した例を示している。この様な方式の代
表的な例として、特開昭62−274216号に示され
るものがある。GLは、HeNeのゼーマンレーザで2
波長直交偏光光源、HMはハーフミラー、GSは移動体
と一体となった回折格子、M1、M2、M3はミラー、
PBSは偏光ビームスプリッタ、PL1、PL2は偏光
板、D1、D2はディテクター、LAは位相検出器であ
る。ゼーマン光源からのレーザー光束は、光軸を共用し
偏光面が互いに直交し、振動数差が100KHz−2M
Hz異なる2つの光束で成り立っており、この光束がハ
ーフミラーHMを透過し、ミラーM1により反射し回折
格子GSに垂直に入射する。そこで光束はGSにより回
折し、その回折光は符号の異なる2つの光束に分かれ
る。このとき、格子干渉の原理に従い進行方向に回折す
る光束は位相が進み、反対に進行方向と反対に回折する
光束は位相が遅れる。それぞれの回折光はミラーM2、
M3により反射し、偏光ビームスプリッタPBSに入射
する。偏光ビームスプリッタはP偏光は反射し、S偏光
は透過する。ゼーマンレーザからの偏光面の異なる2波
長光束はこのPBSで合波され、偏光板PL2で偏光面
を揃えた後、ビート信号となってディテクターD2で検
出される。一方ハーフミラーHMを反射した光は偏光板
PL1で偏光面を揃えた後、基準ビート信号となってデ
ィテクターD1で検出される。このディテクターD1、
D2からの出力は位相検波器LAに入射され、ここでビ
ート信号間の位相差が検出される。光へテロダインの原
理詳細は、例えば、光学第9巻第5号(1980年10
月)に説明されているのでここでは説明を省く。
ダイン法を適用した例を示している。この様な方式の代
表的な例として、特開昭62−274216号に示され
るものがある。GLは、HeNeのゼーマンレーザで2
波長直交偏光光源、HMはハーフミラー、GSは移動体
と一体となった回折格子、M1、M2、M3はミラー、
PBSは偏光ビームスプリッタ、PL1、PL2は偏光
板、D1、D2はディテクター、LAは位相検出器であ
る。ゼーマン光源からのレーザー光束は、光軸を共用し
偏光面が互いに直交し、振動数差が100KHz−2M
Hz異なる2つの光束で成り立っており、この光束がハ
ーフミラーHMを透過し、ミラーM1により反射し回折
格子GSに垂直に入射する。そこで光束はGSにより回
折し、その回折光は符号の異なる2つの光束に分かれ
る。このとき、格子干渉の原理に従い進行方向に回折す
る光束は位相が進み、反対に進行方向と反対に回折する
光束は位相が遅れる。それぞれの回折光はミラーM2、
M3により反射し、偏光ビームスプリッタPBSに入射
する。偏光ビームスプリッタはP偏光は反射し、S偏光
は透過する。ゼーマンレーザからの偏光面の異なる2波
長光束はこのPBSで合波され、偏光板PL2で偏光面
を揃えた後、ビート信号となってディテクターD2で検
出される。一方ハーフミラーHMを反射した光は偏光板
PL1で偏光面を揃えた後、基準ビート信号となってデ
ィテクターD1で検出される。このディテクターD1、
D2からの出力は位相検波器LAに入射され、ここでビ
ート信号間の位相差が検出される。光へテロダインの原
理詳細は、例えば、光学第9巻第5号(1980年10
月)に説明されているのでここでは説明を省く。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、従来方
式の構成は、ふたつの符号の異なる1次回折光をそのま
ま干渉させる方式になっていた。このことは、光学的に
は、2倍の分解能の向上しかはかれないばかりでなく、
光ヘテロダインを構成する2波長の変動に対し測長値が
影響を受けるという問題があった。
式の構成は、ふたつの符号の異なる1次回折光をそのま
ま干渉させる方式になっていた。このことは、光学的に
は、2倍の分解能の向上しかはかれないばかりでなく、
光ヘテロダインを構成する2波長の変動に対し測長値が
影響を受けるという問題があった。
【0018】いま、ヘテロダインの2波長をλο、λο
+Δλとすると、λο、Δλの2つの波長の変動のう
ち、特にΔλの変動が問題となる。
+Δλとすると、λο、Δλの2つの波長の変動のう
ち、特にΔλの変動が問題となる。
【0019】例えば光ヘテロダイン用光源手段として
は、上記従来例のようなゼーマンレーザーの他に、音響
光学素子(AO)をもちいて行われている事もよく知ら
れている。
は、上記従来例のようなゼーマンレーザーの他に、音響
光学素子(AO)をもちいて行われている事もよく知ら
れている。
【0020】AOは、ガラス内部に超音波を伝搬させる
事により、以下の作用をもたらすものである。
事により、以下の作用をもたらすものである。
【0021】すなわち、超音波の粗密により発生した屈
折率差で回折格子を形成する。更にこの回折格子が波面
に垂直方向に進行する。そこを横断する光束が、ラマン
ナスもしくはブラッグ回折を起こし、ドップラーシフト
を受けるものである。
折率差で回折格子を形成する。更にこの回折格子が波面
に垂直方向に進行する。そこを横断する光束が、ラマン
ナスもしくはブラッグ回折を起こし、ドップラーシフト
を受けるものである。
【0022】従って、このAOに伝搬させる超音波を駆
動するドライバーの周波数の不安定性、AO自身の超音
波の伝搬速度の温度依存性等により、シフトした波長が
変動する。このことはnmオーダーの計測には重大な問
題となる。
動するドライバーの周波数の不安定性、AO自身の超音
波の伝搬速度の温度依存性等により、シフトした波長が
変動する。このことはnmオーダーの計測には重大な問
題となる。
【0023】このAOの方式ばかりでなく、セーマンレ
ーザによる2波長方式でも、Δλが変動することは一般
に知られている。
ーザによる2波長方式でも、Δλが変動することは一般
に知られている。
【0024】図7の従来例にもどってこのΔλの変動の
弊害を説明すると、Δλの変動が、その光線の回折格子
からの回折角の変動となり、もう一方の変動しない、λ
οの光線との干渉において、ビームスプリッタPBS上
での入射位置が互いにずれて合波が不良になって光強度
が変動し、この光強度に対応する電気的位相信号に影響
を与える。
弊害を説明すると、Δλの変動が、その光線の回折格子
からの回折角の変動となり、もう一方の変動しない、λ
οの光線との干渉において、ビームスプリッタPBS上
での入射位置が互いにずれて合波が不良になって光強度
が変動し、この光強度に対応する電気的位相信号に影響
を与える。
【0025】これを詳しく説明する。この様な光学系は
回折格子の格子ピッチと光の波長によって決定される回
折角を対象にミラーM2、M3の配置及び角度が設定さ
れ、偏光ビームスプリッタPBSで両光束が良好に合波
されて干渉し、これによってディテクタD2で回折格子
の変位によって位相変化をおこすビート信号が得られ
る。ここでΔλに変動が生じると、一方の光束の波長が
変動し、回折角が変化する為に偏光ビームスプリッタP
BSへの入射位置が大幅に変化してしまう。一方、他方
の光束の偏光ビームスプリッタPBSへの入射位置は変
化しない。この為、両者は偏光ビームスプリッタPBS
上の入射位置が互いにずれて良好に合波しなくなり、干
渉が不良となってビート信号のS/N比が下がり、測長
精度が下がってしまう。
回折格子の格子ピッチと光の波長によって決定される回
折角を対象にミラーM2、M3の配置及び角度が設定さ
れ、偏光ビームスプリッタPBSで両光束が良好に合波
されて干渉し、これによってディテクタD2で回折格子
の変位によって位相変化をおこすビート信号が得られ
る。ここでΔλに変動が生じると、一方の光束の波長が
変動し、回折角が変化する為に偏光ビームスプリッタP
BSへの入射位置が大幅に変化してしまう。一方、他方
の光束の偏光ビームスプリッタPBSへの入射位置は変
化しない。この為、両者は偏光ビームスプリッタPBS
上の入射位置が互いにずれて良好に合波しなくなり、干
渉が不良となってビート信号のS/N比が下がり、測長
精度が下がってしまう。
【0026】以上のように、光ヘテロダイン法による格
子干渉測長器において、Δλの変動即ち、2波長間の変
動という新たな誤差要因が測長値に重大な影響を与える
ことが問題となっていた。
子干渉測長器において、Δλの変動即ち、2波長間の変
動という新たな誤差要因が測長値に重大な影響を与える
ことが問題となっていた。
【0027】本発明は上述従来例の欠点に鑑み、2波長
間の変動による検出誤差の発生を防止した格子干渉測定
を提供する事を目的とする。
間の変動による検出誤差の発生を防止した格子干渉測定
を提供する事を目的とする。
【0028】
【課題を解決する為の手段】上述目的を達成する為に本
発明は波長の異なる2種類の光を発生するための光発生
手段と、相対的に変位情報を検出するための回折格子に
前記光発生手段からの光を入射するための照明手段と、
該光を入射された前記回折格子より出射する回折光を前
記回折格子の方向へ偏向する様に配置された、入射光と
出射光の光路を同一または平行にして向きを変える偏向
手段と、該偏向手段によって偏向された光が前記回折格
子に再入射して発生する回折光を干渉させて受光し前記
2種類の光に対応するビート信号を発生するための光検
出手段と、該ビート信号の位相変化により前記回折格子
の相対的な変位情報を検出するための変位検出手段とを
設けている。又、本発明は波長の異なる2種類の光を発
生するための光発生手段と、相対的に変位情報を検出す
るための回折格子に前記光発生手段からの光を入射する
ための照明手段と、該2種類の光を入射された前記回折
格子より出射する回折光を前記回折格子の方向へ偏向し
て前記回折格子に入射させて最終的に偶数回回折された
回折光を形成する様に配置された、入射光と出射光の光
路を同一または平行にして向きを変える偏向手段と、前
記偶数回回折光を干渉させて受光し前記2種類の光に対
応するビート信号を発生するための光検出手段と、該ビ
ート信号の位相変化により前記回折格子の相対的な変位
情報を検出する変位検出手段とを設けている。
発明は波長の異なる2種類の光を発生するための光発生
手段と、相対的に変位情報を検出するための回折格子に
前記光発生手段からの光を入射するための照明手段と、
該光を入射された前記回折格子より出射する回折光を前
記回折格子の方向へ偏向する様に配置された、入射光と
出射光の光路を同一または平行にして向きを変える偏向
手段と、該偏向手段によって偏向された光が前記回折格
子に再入射して発生する回折光を干渉させて受光し前記
2種類の光に対応するビート信号を発生するための光検
出手段と、該ビート信号の位相変化により前記回折格子
の相対的な変位情報を検出するための変位検出手段とを
設けている。又、本発明は波長の異なる2種類の光を発
生するための光発生手段と、相対的に変位情報を検出す
るための回折格子に前記光発生手段からの光を入射する
ための照明手段と、該2種類の光を入射された前記回折
格子より出射する回折光を前記回折格子の方向へ偏向し
て前記回折格子に入射させて最終的に偶数回回折された
回折光を形成する様に配置された、入射光と出射光の光
路を同一または平行にして向きを変える偏向手段と、前
記偶数回回折光を干渉させて受光し前記2種類の光に対
応するビート信号を発生するための光検出手段と、該ビ
ート信号の位相変化により前記回折格子の相対的な変位
情報を検出する変位検出手段とを設けている。
【0029】
【作用】これにより、光束の最終的な回折格子からの出
射角は変動せず、合波状態の変化が抑制されてS/N比
が波長差変動に左右されにくく、常に高い測定精度を得
る事ができる。
射角は変動せず、合波状態の変化が抑制されてS/N比
が波長差変動に左右されにくく、常に高い測定精度を得
る事ができる。
【0030】
【実施例】図1は本発明による第1実施例である。同図
において、1は可干渉光源であるところの半導体レーザ
ー(LD)、2は発散光束を平行光束に変換するところ
の、コリメーターレンズ、4、4′はS偏光を反射しP
偏光を透過するところの偏光ビームスプリッター、5、
5′、11は光束の方向を変えるところのミラー、3、
3′はLDの光の周波数をずらす(シフトする)ところ
のAO変調器で、透過した光束がAO変調器を通ると、
その1次回折光が、AO変調器のドライブ周波数と同じ
周波数の周波数シフトを起こすことが知られている。
において、1は可干渉光源であるところの半導体レーザ
ー(LD)、2は発散光束を平行光束に変換するところ
の、コリメーターレンズ、4、4′はS偏光を反射しP
偏光を透過するところの偏光ビームスプリッター、5、
5′、11は光束の方向を変えるところのミラー、3、
3′はLDの光の周波数をずらす(シフトする)ところ
のAO変調器で、透過した光束がAO変調器を通ると、
その1次回折光が、AO変調器のドライブ周波数と同じ
周波数の周波数シフトを起こすことが知られている。
【0031】6はAO変調器によって生じた不要な回折
光を取り除くためのアパーチャー、7は光束の一部を分
岐するためのハーフミラー、8、8′、8′′、
8′′′は、波面の振動方位を揃え、干渉を起こさせる
ところの偏光板、9は移動量の基準であるところの回折
格子、10、10′は、入射光の方向は変えず、向きを
変える、コーナーキューブ、12、12′はMHzの光
の強弱信号を検知できる光電変換ディテクター、13は
12、12′からの正弦波信号の位相差を検出するとこ
ろの位相検出回路、14は同様に正弦波信号のカウンタ
ー差を検出するカウンター回路、15は回路13、14
からの検出量に基づいて、回折格子9の移動量を算出す
る演算回路である。
光を取り除くためのアパーチャー、7は光束の一部を分
岐するためのハーフミラー、8、8′、8′′、
8′′′は、波面の振動方位を揃え、干渉を起こさせる
ところの偏光板、9は移動量の基準であるところの回折
格子、10、10′は、入射光の方向は変えず、向きを
変える、コーナーキューブ、12、12′はMHzの光
の強弱信号を検知できる光電変換ディテクター、13は
12、12′からの正弦波信号の位相差を検出するとこ
ろの位相検出回路、14は同様に正弦波信号のカウンタ
ー差を検出するカウンター回路、15は回路13、14
からの検出量に基づいて、回折格子9の移動量を算出す
る演算回路である。
【0032】次に動作を説明する。
【0033】偏光面が紙面に対し45°に設定されたL
D1からの光束は、コリメーター2により平行光束にな
り偏光ビームスプリッター4により2方向に分けられ
る。そのP偏光成分は透過し、AO変調器3により1次
回折光は周波数シフトをおこす。他方偏光ビームスプリ
ッター4により反射したS偏光成分は、AO変調器3′
により同様に周波数シフトをおこす。ただしこの時の周
波数シフト量はAO変調器3と差をつけてある。それぞ
れの光束はミラー5、5′で反射し、偏光ビームスプリ
ッター4′で合波しそれぞれの1次回折光のみがアパー
チャー6を透過する。AO変調器3、3′はドライブ周
波数差を、例えば1MHzつけておくと、7で反射し、
8で偏光面を揃えた光束は、12のディテクターで1M
Hzのビート信号を得ることができる。これを基準ビー
ト信号として用いる。
D1からの光束は、コリメーター2により平行光束にな
り偏光ビームスプリッター4により2方向に分けられ
る。そのP偏光成分は透過し、AO変調器3により1次
回折光は周波数シフトをおこす。他方偏光ビームスプリ
ッター4により反射したS偏光成分は、AO変調器3′
により同様に周波数シフトをおこす。ただしこの時の周
波数シフト量はAO変調器3と差をつけてある。それぞ
れの光束はミラー5、5′で反射し、偏光ビームスプリ
ッター4′で合波しそれぞれの1次回折光のみがアパー
チャー6を透過する。AO変調器3、3′はドライブ周
波数差を、例えば1MHzつけておくと、7で反射し、
8で偏光面を揃えた光束は、12のディテクターで1M
Hzのビート信号を得ることができる。これを基準ビー
ト信号として用いる。
【0034】ハーフミラー7を透過した光束はミラー1
1で反射し回折格子9に垂直に入射する。回折格子によ
り回折した光束は、即ち+n次光と−n次光(nは任意
の自然数、例えば1)は、それぞれコーナーキューブ1
0、10′に向かう。それぞれのコーナーキューブへむ
かう光束は周波数差が1MHzであるS偏光、P偏光が
重なっているが、偏光方位が互いに90°をなすため偏
光板8′、8′′により分離できる。つまり例えば8′
はS偏光、8′′はP偏光を透過させる。
1で反射し回折格子9に垂直に入射する。回折格子によ
り回折した光束は、即ち+n次光と−n次光(nは任意
の自然数、例えば1)は、それぞれコーナーキューブ1
0、10′に向かう。それぞれのコーナーキューブへむ
かう光束は周波数差が1MHzであるS偏光、P偏光が
重なっているが、偏光方位が互いに90°をなすため偏
光板8′、8′′により分離できる。つまり例えば8′
はS偏光、8′′はP偏光を透過させる。
【0035】回折格子9が移動するとその移動量に応じ
た周波数シフトを受ける。例えば、図1の図面左右方向
に格子間隔(ピッチ)だけ移動するとコーナーキューブ
10に向かう方の光束は1波長だけ位相が遅れ、周波数
が下がる。一方コーナーキューブ10′に向かう光束
は、位相が1波長だけ進み、周波数が上がる。
た周波数シフトを受ける。例えば、図1の図面左右方向
に格子間隔(ピッチ)だけ移動するとコーナーキューブ
10に向かう方の光束は1波長だけ位相が遅れ、周波数
が下がる。一方コーナーキューブ10′に向かう光束
は、位相が1波長だけ進み、周波数が上がる。
【0036】ここでさらにコーナーキューブ10、1
0′から帰ってきた前述の±n次回折光を再び回折格子
9に再度入射させると、前述の+n次光の再回折による
+n次光と、前述の−n次光の再回折による−n次光は
それぞれの光束が第一回目に周波数(位相)シフトを起
こした方向に更に同じだけ周波数(位相)シフトをおこ
す。従ってそれぞれの光束が2波長分の周波数(位相)
シフトをお互いに反対方向に起こすため、それぞれの光
束間では結局4波長分の周波数(位相)シフトを起こす
ことになる。この2光束が合波されて回折格子より出射
する。
0′から帰ってきた前述の±n次回折光を再び回折格子
9に再度入射させると、前述の+n次光の再回折による
+n次光と、前述の−n次光の再回折による−n次光は
それぞれの光束が第一回目に周波数(位相)シフトを起
こした方向に更に同じだけ周波数(位相)シフトをおこ
す。従ってそれぞれの光束が2波長分の周波数(位相)
シフトをお互いに反対方向に起こすため、それぞれの光
束間では結局4波長分の周波数(位相)シフトを起こす
ことになる。この2光束が合波されて回折格子より出射
する。
【0037】コーナーキューブ10、10′からもどっ
て回折格子9で合波した光束は互いに平行となってお
り、同光路を経て、ミラー11で曲げられ偏光板
8′′′により偏光面を揃えてディテクター12に検出
される。ここでのビート信号はn=1として回折格子の
移動ピッチを1周期とする信号の4倍の位相でシフトし
ている。この位相のシフト量を、ディテクター12′に
よる1MHzの信号を基準信号として、大まかに周期の
差(粗検出)をカウンター回路で1周期毎の両信号の周
期差をカウントすることにより、又一周期内の細かな位
相(微検出)を位相検出回路で両信号の位相差を細かく
検出する事により、検出する。これにより、移動距離検
出回路15で1nmの分解能(格子ピッチ1.6μmと
して)でかつ格子の長さ、例えば数10mmのでレンジ
で検出することができる。
て回折格子9で合波した光束は互いに平行となってお
り、同光路を経て、ミラー11で曲げられ偏光板
8′′′により偏光面を揃えてディテクター12に検出
される。ここでのビート信号はn=1として回折格子の
移動ピッチを1周期とする信号の4倍の位相でシフトし
ている。この位相のシフト量を、ディテクター12′に
よる1MHzの信号を基準信号として、大まかに周期の
差(粗検出)をカウンター回路で1周期毎の両信号の周
期差をカウントすることにより、又一周期内の細かな位
相(微検出)を位相検出回路で両信号の位相差を細かく
検出する事により、検出する。これにより、移動距離検
出回路15で1nmの分解能(格子ピッチ1.6μmと
して)でかつ格子の長さ、例えば数10mmのでレンジ
で検出することができる。
【0038】ここで前述の様に2光束の波長差に変動が
生じ、一方の波長が変化した場合を考える。この光束は
第1回目の回折の回折角が変化し、回折格子9からの出
射角が変ってしまうが、コーナーキューブによって変化
した出射角と同じ角度の入射角で回折格子9に再入射す
る。この再入射光の回折角も変化するが、その変化分を
打ち消すだけ入射角が変化しているので再回折された光
束の出射角は一定である。従って2光束の再回折後は常
に平行を保ち続け、合波状態は、回折角が変ってしまっ
た場合と比較して大幅に変動を避け得る。
生じ、一方の波長が変化した場合を考える。この光束は
第1回目の回折の回折角が変化し、回折格子9からの出
射角が変ってしまうが、コーナーキューブによって変化
した出射角と同じ角度の入射角で回折格子9に再入射す
る。この再入射光の回折角も変化するが、その変化分を
打ち消すだけ入射角が変化しているので再回折された光
束の出射角は一定である。従って2光束の再回折後は常
に平行を保ち続け、合波状態は、回折角が変ってしまっ
た場合と比較して大幅に変動を避け得る。
【0039】この様に、本装置の構成によって2波長間
の差に変動が生じても得られるビート信号は悪影響を受
けにくく、S/N比の高い測定が可能になる。
の差に変動が生じても得られるビート信号は悪影響を受
けにくく、S/N比の高い測定が可能になる。
【0040】第2の実施例を図2に示す。第1実施例で
は移動基準としての格子を透過型の回折格子としたが本
実施例では、反射型回折格子9′を用いた例をしめす。
以下、図1と同様の部材には同じ符番を冠する。本装置
も透過タイプである第1実施例と同様に2回回折をおこ
なう構成である。この構成は回折格子の片側に光学部品
を配置するためよりコンパクトになりステージ等では利
用しやすい。他の構成、動作、作用は第1実施例と同様
であり、説明は省略する。
は移動基準としての格子を透過型の回折格子としたが本
実施例では、反射型回折格子9′を用いた例をしめす。
以下、図1と同様の部材には同じ符番を冠する。本装置
も透過タイプである第1実施例と同様に2回回折をおこ
なう構成である。この構成は回折格子の片側に光学部品
を配置するためよりコンパクトになりステージ等では利
用しやすい。他の構成、動作、作用は第1実施例と同様
であり、説明は省略する。
【0041】第3の実施例を図3に示す。本発明の原理
をロータリーエンコーダーに適用した例である。即ち回
折格子9′′は回転軸SPを中心とした円周状に配列さ
れ、測定値は回折格子9′′の回転移動量として得られ
る様になっている。本装置ではこの外、ハーフミラー7
の透過光が、偏光ビームスプリッタ21によって、偏光
方位別(即ち周波数別)に分離されて、各々別々に回折
格子に入射している点が前述の実施例と異なっている。
偏光ビームスプリッタ21の反射光(S偏光)はλ/4
板22を通過して円偏光になり、ミラー23で反射され
て回折格子9′′に入射する。ここで+n次の透過回折
光が出射する。この+n次回折光はキャッツアイ光学系
10′′により光の進行方向をそのままにして向きを逆
にされる。この様にしてキャッツアイ光学系10′′か
らもどされた光は再び回折格子に再入射して回折され
る。透過回折光のうちの+n次光(2回+n次で回折さ
れた光)は1回目に回折格子に9′′に入射する前の光
路と同一又は平行な光路を逆進し、ミラ−を23を経て
λ/4板22に入射する。ここで今度はP偏光にされて
出射し、偏光ビームスプリッタ21を透過する。同様
に、ハーフミラー7からの光のうちの偏光ビームスプリ
ッタ21を透過する光束(P偏光)はλ/4板22′で
円偏光にされ、ミラー23′から回折格子9′′に達
し、回折格子9′′からの−n次回折光がキャッツアイ
光学系10′′′で逆進されて再入射し、再回折時の−
n次回折光が(2回−n次で回折された光)がミラ−2
3′を経、λ/4板22′でS偏光されて偏光ビームス
プリッタ21で反射される。両光束はこの様にして回折
格子で2回回折されたのちに偏光ビームスプリッタ21
で合波され、検光子8′′′で互いの45°成分のみ抽
出されてディテクター12に受光され、ビート信号が得
られる。その後の電気系は前述実施例と同様なので省略
してある。又、他の構成、動作も前述実施例と同様であ
り、説明は省略する。本実施例においても、最終的に回
折格子から出射する光束の出射角は二波長光間の波長差
に変動が発生しても変化せず、偏光ビームスプリッタ2
1面上での二光束の入射位置間では、最終的に出射角が
変動する場合に比較して、ずれ発生が大幅に抑制され
る。これにより従来より精度のよい検出が可能となる。
をロータリーエンコーダーに適用した例である。即ち回
折格子9′′は回転軸SPを中心とした円周状に配列さ
れ、測定値は回折格子9′′の回転移動量として得られ
る様になっている。本装置ではこの外、ハーフミラー7
の透過光が、偏光ビームスプリッタ21によって、偏光
方位別(即ち周波数別)に分離されて、各々別々に回折
格子に入射している点が前述の実施例と異なっている。
偏光ビームスプリッタ21の反射光(S偏光)はλ/4
板22を通過して円偏光になり、ミラー23で反射され
て回折格子9′′に入射する。ここで+n次の透過回折
光が出射する。この+n次回折光はキャッツアイ光学系
10′′により光の進行方向をそのままにして向きを逆
にされる。この様にしてキャッツアイ光学系10′′か
らもどされた光は再び回折格子に再入射して回折され
る。透過回折光のうちの+n次光(2回+n次で回折さ
れた光)は1回目に回折格子に9′′に入射する前の光
路と同一又は平行な光路を逆進し、ミラ−を23を経て
λ/4板22に入射する。ここで今度はP偏光にされて
出射し、偏光ビームスプリッタ21を透過する。同様
に、ハーフミラー7からの光のうちの偏光ビームスプリ
ッタ21を透過する光束(P偏光)はλ/4板22′で
円偏光にされ、ミラー23′から回折格子9′′に達
し、回折格子9′′からの−n次回折光がキャッツアイ
光学系10′′′で逆進されて再入射し、再回折時の−
n次回折光が(2回−n次で回折された光)がミラ−2
3′を経、λ/4板22′でS偏光されて偏光ビームス
プリッタ21で反射される。両光束はこの様にして回折
格子で2回回折されたのちに偏光ビームスプリッタ21
で合波され、検光子8′′′で互いの45°成分のみ抽
出されてディテクター12に受光され、ビート信号が得
られる。その後の電気系は前述実施例と同様なので省略
してある。又、他の構成、動作も前述実施例と同様であ
り、説明は省略する。本実施例においても、最終的に回
折格子から出射する光束の出射角は二波長光間の波長差
に変動が発生しても変化せず、偏光ビームスプリッタ2
1面上での二光束の入射位置間では、最終的に出射角が
変動する場合に比較して、ずれ発生が大幅に抑制され
る。これにより従来より精度のよい検出が可能となる。
【0042】図4は4回回折を行う構成に光へテロダイ
ン化した第4の実施例である。即ち、図1の装置を以下
の形態に変形する事により回折格子で4回回折された光
束同志の干渉を可能にしている。ハーフミラー7からの
透過光は回折格子9上の点P1に達する。点P1からの
+n次光は光路L11を通り、コーナーキューブC11
を経て回折格子上の点P2へ再入射する。点P2からの
+n次光は(2回回折光)は光路L21を通り、偏光板
8′′によってP.Sのいずれか(仮にPとする)の成
分のみが通過し、コーナーキューブCC3を経て回折格
子上の点P4へ再入射する。点P4からの+n次光(3
回回折光)は光路L31を通り、再びコーナーキューブ
CC1を経て回折格子上の点P6に達する。点P6から
の+n次光(4回回折光)はハーフミラー7から点P1
への光路と平行かつ逆向きに進行する。同様にして点P
1からの−n次光(1回回折)は光路とL12を通って
コーナーキューブCC2、点P3を経由し、点P3から
の−n次光(2回回折)は光路L22を通って、コーナ
ーキューブCC4、S成分通過用の偏光板8′、点P5
を経由し、点P5からの−n次光(3回回折)は光路L
32を通って、コーナーキューブCC2を経て点P6に
達し、点P6からの−n次光(4回回折)が、やはりハ
ーフミラー7から点P1の光路と平行かつ逆向きに進行
する。この様にして点6で合波された、4回+n次回折
された光束及び4回−n次回折された光はミラーMを経
て検光子8′′′で互いの45°成分が抽出され、干渉
してディテクター12に検出される。電気系は前述実施
例と同様であり省略する。この例ではn=1として光学
的に格子ピッチの8倍の感度を持つために、第1実施例
と比べると2倍の感度を持ち同様な条件の基では0.5
nmの分解能で期待できる。この例でも最終的な回折格
子からの出射角は2波長光間の波長差の変動に左右され
ず常に一定かつ互いに平行となり、最終的出射角が変化
する場合に比較して大幅に合波状態の変動を抑制でき
る。
ン化した第4の実施例である。即ち、図1の装置を以下
の形態に変形する事により回折格子で4回回折された光
束同志の干渉を可能にしている。ハーフミラー7からの
透過光は回折格子9上の点P1に達する。点P1からの
+n次光は光路L11を通り、コーナーキューブC11
を経て回折格子上の点P2へ再入射する。点P2からの
+n次光は(2回回折光)は光路L21を通り、偏光板
8′′によってP.Sのいずれか(仮にPとする)の成
分のみが通過し、コーナーキューブCC3を経て回折格
子上の点P4へ再入射する。点P4からの+n次光(3
回回折光)は光路L31を通り、再びコーナーキューブ
CC1を経て回折格子上の点P6に達する。点P6から
の+n次光(4回回折光)はハーフミラー7から点P1
への光路と平行かつ逆向きに進行する。同様にして点P
1からの−n次光(1回回折)は光路とL12を通って
コーナーキューブCC2、点P3を経由し、点P3から
の−n次光(2回回折)は光路L22を通って、コーナ
ーキューブCC4、S成分通過用の偏光板8′、点P5
を経由し、点P5からの−n次光(3回回折)は光路L
32を通って、コーナーキューブCC2を経て点P6に
達し、点P6からの−n次光(4回回折)が、やはりハ
ーフミラー7から点P1の光路と平行かつ逆向きに進行
する。この様にして点6で合波された、4回+n次回折
された光束及び4回−n次回折された光はミラーMを経
て検光子8′′′で互いの45°成分が抽出され、干渉
してディテクター12に検出される。電気系は前述実施
例と同様であり省略する。この例ではn=1として光学
的に格子ピッチの8倍の感度を持つために、第1実施例
と比べると2倍の感度を持ち同様な条件の基では0.5
nmの分解能で期待できる。この例でも最終的な回折格
子からの出射角は2波長光間の波長差の変動に左右され
ず常に一定かつ互いに平行となり、最終的出射角が変化
する場合に比較して大幅に合波状態の変動を抑制でき
る。
【0043】この様にして、コーナーキューブ等の光の
進向の方向を変えずに向きを変える手段によって回折格
子への光入射、回折を繰り返す場合は、1光束の回折回
数が偶数回になる様にすれば上述の様な合波状態変動抑
制の効果が得られる。
進向の方向を変えずに向きを変える手段によって回折格
子への光入射、回折を繰り返す場合は、1光束の回折回
数が偶数回になる様にすれば上述の様な合波状態変動抑
制の効果が得られる。
【0044】図8に本発明の第5実施例を示す。本発明
は第2実施例の変形である。以下第2実施例と異なる点
について述べる。アパーチャー6からの出射光は偏光ビ
ームスプリッタ31によって偏光方位別(即ち周波数
別)に分離される。透過光(ここではP偏光)はミラー
32を経て回折格子上の点PAに入射する。点PAからの
+n次回折光はコーナーキューブ10によって逆進され
回折格子上の点PBに入射する。そして点PBからの+n
次の回折光(2回回折)は、ミラー32から点PAへの
光路に平行かつ逆に進行して偏光ビームスプリッタ33
に入射、透過する。一方、点PAからの−n次回折光は
同様にコーナーキューブ10′を経て点PCに達し、点
PCからの−n次の回折光(2回回折)は、ミラー32
から点PAへの光路に平行、かつ逆に進行して偏光ビー
ムスプリッタ33′に入射、透過する。ここで、偏光ビ
ームスプリッタ31の反射光(ここではS偏光)は、光
路長調整用のコーナーキューブ10′′を経てハーフミ
ラー34に入射し、ハーフミラー34の反射光は偏光ビ
ームスプリッタ33へ、又、透過光はミラ−35を経て
偏光ビームスプリッタ33′へ、それぞれ入射、反射し
て前述の回折光とそれぞれ光路長を等しくされた状態で
合波される。合波され干渉した光はそれぞれディテクタ
ー12,12′で検出され、各々に対応したビート信号
が検出される。各ビート信号は、回折格子9′が1ピッ
チ移動すると互いに位相が4周期ずれるので、このビー
ト信号を用いて第1実施例と同様に位相検出回路13に
よって細かな位相差を検出し、カウンター回路14で1
周期毎に位相差をカウントする事で、移動距離演算回路
15で回折格子の相対変位量を高精度かつ広域に検出す
る事ができる。
は第2実施例の変形である。以下第2実施例と異なる点
について述べる。アパーチャー6からの出射光は偏光ビ
ームスプリッタ31によって偏光方位別(即ち周波数
別)に分離される。透過光(ここではP偏光)はミラー
32を経て回折格子上の点PAに入射する。点PAからの
+n次回折光はコーナーキューブ10によって逆進され
回折格子上の点PBに入射する。そして点PBからの+n
次の回折光(2回回折)は、ミラー32から点PAへの
光路に平行かつ逆に進行して偏光ビームスプリッタ33
に入射、透過する。一方、点PAからの−n次回折光は
同様にコーナーキューブ10′を経て点PCに達し、点
PCからの−n次の回折光(2回回折)は、ミラー32
から点PAへの光路に平行、かつ逆に進行して偏光ビー
ムスプリッタ33′に入射、透過する。ここで、偏光ビ
ームスプリッタ31の反射光(ここではS偏光)は、光
路長調整用のコーナーキューブ10′′を経てハーフミ
ラー34に入射し、ハーフミラー34の反射光は偏光ビ
ームスプリッタ33へ、又、透過光はミラ−35を経て
偏光ビームスプリッタ33′へ、それぞれ入射、反射し
て前述の回折光とそれぞれ光路長を等しくされた状態で
合波される。合波され干渉した光はそれぞれディテクタ
ー12,12′で検出され、各々に対応したビート信号
が検出される。各ビート信号は、回折格子9′が1ピッ
チ移動すると互いに位相が4周期ずれるので、このビー
ト信号を用いて第1実施例と同様に位相検出回路13に
よって細かな位相差を検出し、カウンター回路14で1
周期毎に位相差をカウントする事で、移動距離演算回路
15で回折格子の相対変位量を高精度かつ広域に検出す
る事ができる。
【0045】この実施例においてもP偏光側の光束の回
折格子からの最終的な出射角は波長が変動しても変化し
ない(S偏光側は波長にかかわらず光路は一定)ので、
前述と同様合波状態の変動を抑制する事ができる。
折格子からの最終的な出射角は波長が変動しても変化し
ない(S偏光側は波長にかかわらず光路は一定)ので、
前述と同様合波状態の変動を抑制する事ができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、光へテロダインを
用いた格子干渉測長機において、少なくても2回以上偶
数回、光束を回折させて、干渉させることにより、分解
能を向上できるばかりでなく、精度の向上が実現でき、
性能をあげることができる。
用いた格子干渉測長機において、少なくても2回以上偶
数回、光束を回折させて、干渉させることにより、分解
能を向上できるばかりでなく、精度の向上が実現でき、
性能をあげることができる。
【図1】本発明の第1実施例の概略図である。
【図2】本発明の第2実施例の概略図である。
【図3】本発明の第3実施例の概略図である。
【図4】本発明の第4実施例の概略図である。
【図5】回折格子の例を示す図である。
【図6】電気パルス変換を説明する為のグラフである。
【図7】従来例の説明図である。
【図8】本発明第5実施例の概略図である。
1 コヒーレント光源 3、3′ AO変調器 4、4′ 偏光ビームスプリッター 9 回折格子 8、8′、8′′′ 偏光板 12、12′ 光ディテクター 13 位相検出回路 15 移動距離演算回路
Claims (2)
- 【請求項1】 波長の異なる2種類の光を発生するため
の光発生手段と、相対的に変位情報を検出するための回
折格子に前記光発生手段からの光を入射するための照明
手段と、該光を入射された前記回折格子より出射する回
折光を前記回折格子の方向へ偏向する様に配置された、
入射光と出射光の光路を同一または平行にして向きを変
える偏向手段と、該偏向手段によって偏向された光が前
記回折格子に再入射して発生する回折光を干渉させて受
光し前記2種類の光に対応するビート信号を発生するた
めの光検出手段と、該ビート信号の位相変化により前記
回折格子の相対的な変位情報を検出するための変位検出
手段とを有することを特徴とする格子干渉測定装置。 - 【請求項2】 波長の異なる2種類の光を発生するため
の光発生手段と、相対的に変位情報を検出するための回
折格子に前記光発生手段からの光を入射するための照明
手段と、該2種類の光を入射された前記回折格子より出
射する回折光を前記回折格子の方向へ偏向して前記回折
格子に入射させて最終的に偶数回回折された回折光を形
成する様に配置された、入射光と出射光の光路を同一ま
たは平行にして向きを変える偏向手段と、前記偶数回回
折光を干渉させて受光し前記2種類の光に対応するビー
ト信号を発生するための光検出手段と、該ビート信号の
位相変化により前記回折格子の相対的な変位情報を検出
するための変位検出手段とを有することを特徴とする格
子干渉測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28862491A JPH05126603A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 格子干渉測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28862491A JPH05126603A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 格子干渉測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126603A true JPH05126603A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=17732595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28862491A Pending JPH05126603A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 格子干渉測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05126603A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013525750A (ja) * | 2010-03-30 | 2013-06-20 | ザイゴ コーポレーション | 干渉計エンコーダ・システム |
| JP2014507655A (ja) * | 2011-02-01 | 2014-03-27 | ザイゴ コーポレーション | 干渉ヘテロダイン光学エンコーダシステム |
| JP2015501921A (ja) * | 2011-11-09 | 2015-01-19 | ザイゴ コーポレーションZygo Corporation | ダブルパス干渉方式エンコーダシステム |
| JPWO2013073538A1 (ja) * | 2011-11-17 | 2015-04-02 | 株式会社ニコン | エンコーダ装置、移動量計測方法、光学装置、並びに露光方法及び装置 |
| JP2015517107A (ja) * | 2012-04-20 | 2015-06-18 | ザイゴ コーポレーションZygo Corporation | 干渉計エンコーダシステム内の非高調波周期誤差の補償 |
| JP2021143933A (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-24 | 株式会社ミツトヨ | 光学式変位センサ |
-
1991
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