JPH05126892A - 残留回路入力部の点検方法 - Google Patents
残留回路入力部の点検方法Info
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- JPH05126892A JPH05126892A JP3318422A JP31842291A JPH05126892A JP H05126892 A JPH05126892 A JP H05126892A JP 3318422 A JP3318422 A JP 3318422A JP 31842291 A JP31842291 A JP 31842291A JP H05126892 A JPH05126892 A JP H05126892A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】残留回路入力用補助変成器の一次側または二次
側の短絡、断線を確実に検出し、信頼性を向上させる。 【構成】相入力用補助変成器21〜23の残留回路入力
部の短絡、断線による故障を検出するための点検方法に
おいて、切替スイッチ81,82により相入力用補助変
成器のうち何れか一相、例えばs相の補助変成器22の
一次側を残留回路から切り離して残留回路に点検用電流
を流す。この点検用電流による残留回路入力用補助変成
器24′の二次側電流と、前記s相の補助変成器22の
二次側電流との比率、及び、残留回路入力用補助変成器
24′の二次側電流を各々予め設定した基準値と比較
し、残留回路入力用補助変成器24′の一次側または二
次側の短絡、断線を点検する。
側の短絡、断線を確実に検出し、信頼性を向上させる。 【構成】相入力用補助変成器21〜23の残留回路入力
部の短絡、断線による故障を検出するための点検方法に
おいて、切替スイッチ81,82により相入力用補助変
成器のうち何れか一相、例えばs相の補助変成器22の
一次側を残留回路から切り離して残留回路に点検用電流
を流す。この点検用電流による残留回路入力用補助変成
器24′の二次側電流と、前記s相の補助変成器22の
二次側電流との比率、及び、残留回路入力用補助変成器
24′の二次側電流を各々予め設定した基準値と比較
し、残留回路入力用補助変成器24′の一次側または二
次側の短絡、断線を点検する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統を保護するデ
ィジタルリレー等の残留回路入力部において、残留回路
入力用補助変成器の一次側または二次側の短絡、断線等
による故障を検出するための点検方法に関する。
ィジタルリレー等の残留回路入力部において、残留回路
入力用補助変成器の一次側または二次側の短絡、断線等
による故障を検出するための点検方法に関する。
【0002】
【従来の技術】残留回路は、三相スター結線された主変
成器及び補助変成器の中性点帰路を結ぶものとして知ら
れており、ディジタルリレーでは、残留回路に設けられ
た残留回路入力用補助変成器により残留回路入力電流を
絶縁、変成して地絡過電流リレー等のリレー演算に用い
ている。
成器及び補助変成器の中性点帰路を結ぶものとして知ら
れており、ディジタルリレーでは、残留回路に設けられ
た残留回路入力用補助変成器により残留回路入力電流を
絶縁、変成して地絡過電流リレー等のリレー演算に用い
ている。
【0003】図3は、残留回路入力用補助変成器の点検
回路を備えたディジタルリレーの概略的な構成図であ
る。図において、11,12,13は三相電力系統r,
s,tに接続され、かつスター結線された主変成器巻
線、21,22,23は主変成器巻線11,12,13
に接続され、かつ一次側がスター結線された相入力用補
助変成器、24はその残留回路に接続された残留回路入
力用補助変成器、31は補助変成器24の一次側に接続
された点検用電流源、32は点検用巻線、41、42,
43,44はアナログフィルタ、51はマルチプレク
サ、61はA/D変換器、70はマイクロプロセッサ等
からなる演算部、71はその内部の比較手段である。
回路を備えたディジタルリレーの概略的な構成図であ
る。図において、11,12,13は三相電力系統r,
s,tに接続され、かつスター結線された主変成器巻
線、21,22,23は主変成器巻線11,12,13
に接続され、かつ一次側がスター結線された相入力用補
助変成器、24はその残留回路に接続された残留回路入
力用補助変成器、31は補助変成器24の一次側に接続
された点検用電流源、32は点検用巻線、41、42,
43,44はアナログフィルタ、51はマルチプレク
サ、61はA/D変換器、70はマイクロプロセッサ等
からなる演算部、71はその内部の比較手段である。
【0004】以下、このディジタルリレーにおける残留
回路入力部の従来の点検動作を略述する。まず、残留回
路入力用補助変成器24の一次側から電流源31、点検
用巻線32により点検用電流を重畳し、補助変成器24
の二次側電流をアナログフィルタ44及びマルチプレク
サ51を介してA/D変換器61によりディジタル信号
に変換する。そして、演算部70において、二次側電流
の実効値IZを演算し、これを比較手段71にて予め設
定された基準値Kと比較することにより、補助変成器2
4の二次側の短絡や断線を検出していた。
回路入力部の従来の点検動作を略述する。まず、残留回
路入力用補助変成器24の一次側から電流源31、点検
用巻線32により点検用電流を重畳し、補助変成器24
の二次側電流をアナログフィルタ44及びマルチプレク
サ51を介してA/D変換器61によりディジタル信号
に変換する。そして、演算部70において、二次側電流
の実効値IZを演算し、これを比較手段71にて予め設
定された基準値Kと比較することにより、補助変成器2
4の二次側の短絡や断線を検出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の点検方法によると、三相平衡時には残留回路に電流が
流れないため、残留回路入力用補助変成器24の一次側
の短絡や断線を検出することができないという問題があ
った。本発明は上記問題点を解決するためになされたも
ので、その目的とするところは、残留回路入力用補助変
成器の二次側のみならず、一次側をも含む残留回路入力
部の短絡や断線等の故障を常時検出可能な残留回路入力
部の点検方法を提供することにある。
の点検方法によると、三相平衡時には残留回路に電流が
流れないため、残留回路入力用補助変成器24の一次側
の短絡や断線を検出することができないという問題があ
った。本発明は上記問題点を解決するためになされたも
ので、その目的とするところは、残留回路入力用補助変
成器の二次側のみならず、一次側をも含む残留回路入力
部の短絡や断線等の故障を常時検出可能な残留回路入力
部の点検方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、三相電力系統の主変成器に各々接続され
た相入力用補助変成器の残留回路に設けられ、この残留
回路の入力電流を絶縁、変成する残留回路入力用補助変
成器を含む残留回路入力部の短絡、断線による故障を検
出するための点検方法において、前記相入力用補助変成
器のうち何れか一相の一次側を残留回路から切り離して
残留回路に点検用電流を流し、この点検用電流による残
留回路入力用補助変成器の二次側電流と前記一相の相入
力用補助変成器の二次側電流との比率、及び、残留回路
入力用補助変成器の二次側電流を各々予め設定した基準
値と比較することにより、残留回路入力部の故障を検出
するものである。
め、本発明は、三相電力系統の主変成器に各々接続され
た相入力用補助変成器の残留回路に設けられ、この残留
回路の入力電流を絶縁、変成する残留回路入力用補助変
成器を含む残留回路入力部の短絡、断線による故障を検
出するための点検方法において、前記相入力用補助変成
器のうち何れか一相の一次側を残留回路から切り離して
残留回路に点検用電流を流し、この点検用電流による残
留回路入力用補助変成器の二次側電流と前記一相の相入
力用補助変成器の二次側電流との比率、及び、残留回路
入力用補助変成器の二次側電流を各々予め設定した基準
値と比較することにより、残留回路入力部の故障を検出
するものである。
【0007】
【作用】残留回路に流れる電流izは、各相電流をir,
is,itとすると、キルヒホッフの第1法則により、数
式1で表すことができる。
is,itとすると、キルヒホッフの第1法則により、数
式1で表すことができる。
【0008】
【数1】iz=ir+is+it
【0009】三相平衡時、各相電流ir,is,itはr
相を基準とすると、数式2ないし数式4により表され
る。これらの式においてIは電流実効値、a=exp
(j2π/3)である。
相を基準とすると、数式2ないし数式4により表され
る。これらの式においてIは電流実効値、a=exp
(j2π/3)である。
【0010】
【数2】ir=I
【0011】
【数3】is=a2I
【0012】
【数4】it=aI
【0013】このため、残留回路に流れる電流izは、
数式1ないし数式4により数式5となり、結局、残留回
路には電流が流れないことになる。
数式1ないし数式4により数式5となり、結局、残留回
路には電流が流れないことになる。
【0014】
【数5】 iz=ir+is+it=I+a2I+aI=(1+a2+a)I=0
【0015】いま、一定周期ごとに三相入力回路のうち
の何れか一相(例えばs相)について相入力用補助変成
器の一次側を残留回路から切り離すと、残留回路には数
式6で示す点検用電流izが流れ、この電流は三相平衡
時には数式7となる。
の何れか一相(例えばs相)について相入力用補助変成
器の一次側を残留回路から切り離すと、残留回路には数
式6で示す点検用電流izが流れ、この電流は三相平衡
時には数式7となる。
【0016】
【数6】iz=ir+it
【0017】
【数7】 iz=ir+it=I+aI=(1+a)I=I・exp(jπ/3)
【0018】すなわち、残留回路には、r相電流と実効
値が同じで60°進み位相の電流izが流れるが、残留
回路入力用補助変成器の一次側が短絡または断線してい
ると、その二次側には信号が表れない。また、系統事故
等によって系統が遮断された場合には、系統電流が零と
なるため、三相入力回路の各相電流は数式8となる。
値が同じで60°進み位相の電流izが流れるが、残留
回路入力用補助変成器の一次側が短絡または断線してい
ると、その二次側には信号が表れない。また、系統事故
等によって系統が遮断された場合には、系統電流が零と
なるため、三相入力回路の各相電流は数式8となる。
【0019】
【数8】ir=is=it=0
【0020】このため、数式1及び数式8により残留回
路に流れる電流izも零となり、残留回路入力用補助変
成器の一次側の短絡または断線に関わらずその二次側に
信号は表れない。
路に流れる電流izも零となり、残留回路入力用補助変
成器の一次側の短絡または断線に関わらずその二次側に
信号は表れない。
【0021】一方、残留回路から切り離された相入力回
路に流れる電流(例えばs相電流)は、残留回路入力用
補助変成器の断線等により残留回路が断線していても、
系統電流が流れている限り流れる。残留回路に流れる電
流による補助変成器二次側電流の実効値Izは、残留回
路入力用補助変成器の正常時には数式9で示すようにな
り、また、この補助変成器の一次側が短絡または断線し
ているときには、アナログフィルタ等に起因する誤差に
より数式10で示すようになる。なお、数式9及び数式
10において、δは入力部固定分誤差、ρは入力部比例
分誤差、Isは残留回路から切り離された相入力用補助
変成器の二次側電流を示す。
路に流れる電流(例えばs相電流)は、残留回路入力用
補助変成器の断線等により残留回路が断線していても、
系統電流が流れている限り流れる。残留回路に流れる電
流による補助変成器二次側電流の実効値Izは、残留回
路入力用補助変成器の正常時には数式9で示すようにな
り、また、この補助変成器の一次側が短絡または断線し
ているときには、アナログフィルタ等に起因する誤差に
より数式10で示すようになる。なお、数式9及び数式
10において、δは入力部固定分誤差、ρは入力部比例
分誤差、Isは残留回路から切り離された相入力用補助
変成器の二次側電流を示す。
【0022】
【数9】Iz=ρ(Is±δ)
【0023】
【数10】Iz=δ
【0024】従って、数式11で示される大きさの基準
値K1に対して数式12が成立し、かつ、数式13にて
示される大きさの基準値K2に対して数式14が成立し
た場合、残留回路入力用補助変成器の一次側が短絡また
は断線したものとして不良出力する。
値K1に対して数式12が成立し、かつ、数式13にて
示される大きさの基準値K2に対して数式14が成立し
た場合、残留回路入力用補助変成器の一次側が短絡また
は断線したものとして不良出力する。
【0025】
【数11】K1<ρmin
【0026】
【数12】Iz/Is<K1
【0027】
【数13】δmax<K2<(Is−δmax)
【0028】
【数14】Iz<K2
【0029】つまり本発明では、三相入力回路のうちの
何れか一相につき、相入力用補助変成器の一次側を残留
回路から切り離して残留回路に点検用電流を強制的に流
したとき、数式14により残留回路入力用補助変成器の
二次側電流の実効値Izが基準値K2よりも小さいことを
第1の条件とし、かつ、系統事故等により相入力用補助
変成器二次側電流Isが零であるときを除いて、この電
流Isが存在している状態であってIzが所定の大きさに
まで減少していること(数式12)を第2の条件とし
て、これら第1及び第2の条件が満足されるときに、残
留回路入力用補助変成器の一次側または二次側を含む残
留回路入力部の短絡または断線を検出するものである。
何れか一相につき、相入力用補助変成器の一次側を残留
回路から切り離して残留回路に点検用電流を強制的に流
したとき、数式14により残留回路入力用補助変成器の
二次側電流の実効値Izが基準値K2よりも小さいことを
第1の条件とし、かつ、系統事故等により相入力用補助
変成器二次側電流Isが零であるときを除いて、この電
流Isが存在している状態であってIzが所定の大きさに
まで減少していること(数式12)を第2の条件とし
て、これら第1及び第2の条件が満足されるときに、残
留回路入力用補助変成器の一次側または二次側を含む残
留回路入力部の短絡または断線を検出するものである。
【0030】なお、点検中に残留回路に流れる点検用電
流を、実系統の地絡事故等に起因する三相不平衡により
発生する零相電流と区別するため、点検動作中には、残
留回路入力電流を用いた地絡過電流リレー等の演算処理
をロックする必要がある。
流を、実系統の地絡事故等に起因する三相不平衡により
発生する零相電流と区別するため、点検動作中には、残
留回路入力電流を用いた地絡過電流リレー等の演算処理
をロックする必要がある。
【0031】
【実施例】以下、図に沿って本発明の一実施例を説明す
る。図1はこの実施例が適用されるディジタルリレーの
概略的な構成図であり、図3と同一の構成要素には同一
符号を付して詳述を省略し、以下、異なる部分を中心に
説明する。図1において、三相電力系統のうちの何れか
一相、例えばs相に対応する相入力用補助変成器22の
一次巻線の一端と中性点との間には点検用切替スイッチ
81が接続され、また、補助変成器22の一次巻線の一
端と主変成器巻線12の一端との間には点検用切替スイ
ッチ82が接続されている。なお、この実施例では、残
留回路入力用補助変成器24′の一次側に図3のような
点検用電流源は設けられていない。
る。図1はこの実施例が適用されるディジタルリレーの
概略的な構成図であり、図3と同一の構成要素には同一
符号を付して詳述を省略し、以下、異なる部分を中心に
説明する。図1において、三相電力系統のうちの何れか
一相、例えばs相に対応する相入力用補助変成器22の
一次巻線の一端と中性点との間には点検用切替スイッチ
81が接続され、また、補助変成器22の一次巻線の一
端と主変成器巻線12の一端との間には点検用切替スイ
ッチ82が接続されている。なお、この実施例では、残
留回路入力用補助変成器24′の一次側に図3のような
点検用電流源は設けられていない。
【0032】また、演算部70′には、残留回路入力用
補助変成器24′の二次側電流の実効値Izを予め設定
された基準値K2と比較し、Iz<K2であるときに
“H”レベルの信号を出力する比較手段71と、上記電
流実効値Izと相入力用補助変成器22の二次側電流実
効値Isとの比Iz/Isを求め、これを予め設定された
基準値K1と比較してIz/Is<K2であるときに“H”
レベルの信号を出力する比較手段72と、比較手段7
1,72の出力信号の論理積をとり、前記出力信号が何
れも“H”レベルであるときに、残留回路入力用補助変
成器24′の一次側または二次側に短絡または断線等の
故障が発生したものと判断して不良出力を行う論理積手
段73とが設けられている。
補助変成器24′の二次側電流の実効値Izを予め設定
された基準値K2と比較し、Iz<K2であるときに
“H”レベルの信号を出力する比較手段71と、上記電
流実効値Izと相入力用補助変成器22の二次側電流実
効値Isとの比Iz/Isを求め、これを予め設定された
基準値K1と比較してIz/Is<K2であるときに“H”
レベルの信号を出力する比較手段72と、比較手段7
1,72の出力信号の論理積をとり、前記出力信号が何
れも“H”レベルであるときに、残留回路入力用補助変
成器24′の一次側または二次側に短絡または断線等の
故障が発生したものと判断して不良出力を行う論理積手
段73とが設けられている。
【0033】次に、この実施例における残留回路入力部
の点検動作を図2を参照しつつ説明する。まず始めに、
(処理1)として、前述の入力部比例分誤差ρ及び固定
分誤差δにマージンを加えた値を基準値K1,K2として
設定しておく。次いで一定周期経過したら、(処理2)
として、図2に示すごとく残留回路入力電流を用いたリ
レー(例えば地絡過電流リレー)の演算処理をロックす
る。そして、(処理3)として切替スイッチ82を閉
じ、(処理4)として切替スイッチ81を開く。これに
より、相入力用補助変成器22の一次側は残留回路から
切り離され、かつ主変成器巻線12に接続される。
の点検動作を図2を参照しつつ説明する。まず始めに、
(処理1)として、前述の入力部比例分誤差ρ及び固定
分誤差δにマージンを加えた値を基準値K1,K2として
設定しておく。次いで一定周期経過したら、(処理2)
として、図2に示すごとく残留回路入力電流を用いたリ
レー(例えば地絡過電流リレー)の演算処理をロックす
る。そして、(処理3)として切替スイッチ82を閉
じ、(処理4)として切替スイッチ81を開く。これに
より、相入力用補助変成器22の一次側は残留回路から
切り離され、かつ主変成器巻線12に接続される。
【0034】このように相入力用補助変成器22の一次
側の接続を変更して残留回路に強制的に点検用電流を流
す。そして、この点検用電流を残留回路入力用補助変成
器24′にて変成し、A/D変換器61によりディジタ
ル信号に変換した後、(処理5)の点検演算の一部とし
て演算部70′により補助変成器24′の二次側電流の
実効値Izを算出する。同時に、残留回路から切り離し
た相入力用補助変成器22の二次側電流をA/D変換器
61によりディジタル信号に変換した後、演算部70′
においてその実効値Isを算出する。
側の接続を変更して残留回路に強制的に点検用電流を流
す。そして、この点検用電流を残留回路入力用補助変成
器24′にて変成し、A/D変換器61によりディジタ
ル信号に変換した後、(処理5)の点検演算の一部とし
て演算部70′により補助変成器24′の二次側電流の
実効値Izを算出する。同時に、残留回路から切り離し
た相入力用補助変成器22の二次側電流をA/D変換器
61によりディジタル信号に変換した後、演算部70′
においてその実効値Isを算出する。
【0035】演算部70′内の比較手段71では、前記
数式14に従い、残留回路入力用補助変成器24′の二
次側電流の実効値Izを前記基準値K2と比較し、Iz<
K2であるときに“H”レベルの信号を出力する。ま
た、比較手段72では、上記実効値Izと相入力用補助
変成器22の二次側電流の実効値Isとの比Iz/Isを
求め、これを前記基準値K1と比較してIz/Is<K1で
あるときに“H”レベルの信号を出力する。
数式14に従い、残留回路入力用補助変成器24′の二
次側電流の実効値Izを前記基準値K2と比較し、Iz<
K2であるときに“H”レベルの信号を出力する。ま
た、比較手段72では、上記実効値Izと相入力用補助
変成器22の二次側電流の実効値Isとの比Iz/Isを
求め、これを前記基準値K1と比較してIz/Is<K1で
あるときに“H”レベルの信号を出力する。
【0036】演算部70′内の論理積手段73は、比較
手段71,72の出力信号の論理積をとり、前記出力信
号が何れも“H”レベルであるときに残留回路入力用補
助変成器24の一次側または二次側に短絡または断線が
発生したものと判断し、(処理6)として不良出力を行
う。
手段71,72の出力信号の論理積をとり、前記出力信
号が何れも“H”レベルであるときに残留回路入力用補
助変成器24の一次側または二次側に短絡または断線が
発生したものと判断し、(処理6)として不良出力を行
う。
【0037】その後、(処理7)として切替スイッチ8
1を閉じ、(処理8)として切替スイッチ82を開く。
更に、(処理9)として地絡過電流リレーの演算処理の
ロックを解除する。これにより、ディジタルリレーの入
力部は切替スイッチ81が閉じられ、また切替スイッチ
82が開いた図1の状態となり、上記(処理2)ないし
(処理9)を一定周期にて繰返し実行することにより、
残留回路入力部の短絡または断線を定期的に点検するこ
とができる。
1を閉じ、(処理8)として切替スイッチ82を開く。
更に、(処理9)として地絡過電流リレーの演算処理の
ロックを解除する。これにより、ディジタルリレーの入
力部は切替スイッチ81が閉じられ、また切替スイッチ
82が開いた図1の状態となり、上記(処理2)ないし
(処理9)を一定周期にて繰返し実行することにより、
残留回路入力部の短絡または断線を定期的に点検するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、三相のう
ち何れか一つの相入力用補助変成器を一定周期ごとに残
留回路から切り離して残留回路に強制的に点検用電流を
流し、そのときの残留回路入力用補助変成器及び相入力
用補助変成器の二次側電流実効値と所定の基準値とを用
いて、残留回路入力部の短絡、断線を検出するものであ
る。このため、従来の点検用電流源が不要となり、ハー
ドウェア上ではその代りとして切替スイッチのみを設け
るだけでよく、また、演算部の演算処理も簡単な比較処
理等を追加するだけで足りるため、極めて経済的であ
る。
ち何れか一つの相入力用補助変成器を一定周期ごとに残
留回路から切り離して残留回路に強制的に点検用電流を
流し、そのときの残留回路入力用補助変成器及び相入力
用補助変成器の二次側電流実効値と所定の基準値とを用
いて、残留回路入力部の短絡、断線を検出するものであ
る。このため、従来の点検用電流源が不要となり、ハー
ドウェア上ではその代りとして切替スイッチのみを設け
るだけでよく、また、演算部の演算処理も簡単な比較処
理等を追加するだけで足りるため、極めて経済的であ
る。
【0039】また、残留回路入力用補助変成器の二次側
ばかりでなく一次側の短絡や断線も常時検出できるか
ら、残留回路を含むアナログ入力部の信頼性を大幅に向
上させることができる。なお、点検動作中は残留回路入
力電流を用いるリレーは演算処理をロックする必要があ
るが、相電流を用いるリレーはその必要がないため、点
検に伴って無保護になる範囲も少なくなる。更に、本発
明は、各電流の実効値算出や前述の数式12、数式14
の判断をディジタル演算以外の方法により実行可能であ
れば、アナログ方式の保護リレーにも適用することがで
きる。
ばかりでなく一次側の短絡や断線も常時検出できるか
ら、残留回路を含むアナログ入力部の信頼性を大幅に向
上させることができる。なお、点検動作中は残留回路入
力電流を用いるリレーは演算処理をロックする必要があ
るが、相電流を用いるリレーはその必要がないため、点
検に伴って無保護になる範囲も少なくなる。更に、本発
明は、各電流の実効値算出や前述の数式12、数式14
の判断をディジタル演算以外の方法により実行可能であ
れば、アナログ方式の保護リレーにも適用することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を説明するためのディジタル
リレーの概略的な構成を示す図である。
リレーの概略的な構成を示す図である。
【図2】図1の実施例の点検動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図3】従来の技術を説明するためのディジタルリレー
の概略的な構成を示す図である。
の概略的な構成を示す図である。
11,12,13 主変成器巻線 21,22,23 相入力用補助変成器 24′ 残留回路入力用補助変成器 41,42,43,44 アナログフィルタ 51 マルチプレクサ 61 A/D変換器 70′ 演算部 71,72 比較手段 73 論理積手段 81,82 点検用切替スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 三相電力系統の主変成器に各々接続され
た相入力用補助変成器の残留回路に設けられ、この残留
回路の入力電流を絶縁、変成する残留回路入力用補助変
成器を含む残留回路入力部の短絡、断線による故障を検
出するための点検方法において、 前記相入力用補助変成器のうち何れか一相の一次側を残
留回路から切り離して残留回路に点検用電流を流し、こ
の点検用電流による残留回路入力用補助変成器の二次側
電流と前記一相の相入力用補助変成器の二次側電流との
比率、及び、残留回路入力用補助変成器の二次側電流を
各々予め設定した基準値と比較することにより、残留回
路入力部の故障を検出することを特徴とする残留回路入
力部の点検方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318422A JPH05126892A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 残留回路入力部の点検方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3318422A JPH05126892A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 残留回路入力部の点検方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126892A true JPH05126892A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18098979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3318422A Withdrawn JPH05126892A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 残留回路入力部の点検方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05126892A (ja) |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3318422A patent/JPH05126892A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |