JPH05129722A - 半導体レーザー - Google Patents
半導体レーザーInfo
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- JPH05129722A JPH05129722A JP31359191A JP31359191A JPH05129722A JP H05129722 A JPH05129722 A JP H05129722A JP 31359191 A JP31359191 A JP 31359191A JP 31359191 A JP31359191 A JP 31359191A JP H05129722 A JPH05129722 A JP H05129722A
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- current
- current confinement
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内部ストライプ構造を有する半導体レーザー
において、しきい値電流及び動作電流を大幅に低減させ
るとともに、レーザー構造を形成する層のエピタキシャ
ル成長に要する時間を短くし、成長原料の消費量も少な
くする。 【構成】 レーザー発振を行わせるために流される電流
を制限するための電流狭窄層7をn型GaAs層8とその上
に積層されたn型Alx Ga1-x As層9とにより形成し、こ
のn型GaAs層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面
をAl組成の不均一及び/又は凹凸が存在する粗悪な界面
とする。
において、しきい値電流及び動作電流を大幅に低減させ
るとともに、レーザー構造を形成する層のエピタキシャ
ル成長に要する時間を短くし、成長原料の消費量も少な
くする。 【構成】 レーザー発振を行わせるために流される電流
を制限するための電流狭窄層7をn型GaAs層8とその上
に積層されたn型Alx Ga1-x As層9とにより形成し、こ
のn型GaAs層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面
をAl組成の不均一及び/又は凹凸が存在する粗悪な界面
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体レーザーに関
し、特に、内部ストライプ構造を有する半導体レーザー
に適用して好適なものである。
し、特に、内部ストライプ構造を有する半導体レーザー
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザーの一種に、内部ストライ
プ構造を有するSAN(Self-AlignedNarrow Stripe)
レーザーと呼ばれるものがある(例えば、特開昭60−
66894号公報)。このSANレーザーの構造を図8
に示す。
プ構造を有するSAN(Self-AlignedNarrow Stripe)
レーザーと呼ばれるものがある(例えば、特開昭60−
66894号公報)。このSANレーザーの構造を図8
に示す。
【0003】図8に示すように、このSANレーザーに
おいては、例えばn型GaAs基板101上に、例えばn型
GaAs層から成るバッファ層102、例えばn型Al0.45Ga
0.55As層から成るn型クラッド層103、例えばn型ま
たはp型のAl0.15Ga0.85As層から成る活性層104、例
えばp型Al0.45Ga0.55As層から成る第1のp型クラッド
層105が順次設けられている。
おいては、例えばn型GaAs基板101上に、例えばn型
GaAs層から成るバッファ層102、例えばn型Al0.45Ga
0.55As層から成るn型クラッド層103、例えばn型ま
たはp型のAl0.15Ga0.85As層から成る活性層104、例
えばp型Al0.45Ga0.55As層から成る第1のp型クラッド
層105が順次設けられている。
【0004】このp型クラッド層105上には、n型Ga
As層から成る電流狭窄層106が設けられている。この
電流狭窄層106には、ストライプ状の開口106aが
形成されている。このストライプ状の開口106aの部
分のp型クラッド層105と電流狭窄層106との上に
は例えばp型Al0.45Ga0.55As層から成る第2のp型クラ
ッド層107が設けられ、さらにその上に例えばp型Ga
As層から成るキャップ層108が設けられている。この
キャップ層108の上には電極109が設けられている
とともに、n型GaAs基板101の裏面には電極110が
設けられている。
As層から成る電流狭窄層106が設けられている。この
電流狭窄層106には、ストライプ状の開口106aが
形成されている。このストライプ状の開口106aの部
分のp型クラッド層105と電流狭窄層106との上に
は例えばp型Al0.45Ga0.55As層から成る第2のp型クラ
ッド層107が設けられ、さらにその上に例えばp型Ga
As層から成るキャップ層108が設けられている。この
キャップ層108の上には電極109が設けられている
とともに、n型GaAs基板101の裏面には電極110が
設けられている。
【0005】上述のように構成されたSANレーザーに
おいては、レーザー発振を行わせるために電極109、
110間に流される電流の通路は、電流狭窄層106の
ストライプ状の開口106aを通るものに制限され、こ
の開口106aの内部にストライプ状の電流集中部が形
成される。これによって、しきい値電流Ith及び動作電
流Iopを低減させることができる。
おいては、レーザー発振を行わせるために電極109、
110間に流される電流の通路は、電流狭窄層106の
ストライプ状の開口106aを通るものに制限され、こ
の開口106aの内部にストライプ状の電流集中部が形
成される。これによって、しきい値電流Ith及び動作電
流Iopを低減させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のSANレ
ーザーにおいて、電流狭窄層106は約1.7μmの厚
さに成長されるため、この電流狭窄層106のストライ
プ状の開口106aの部分の段差はかなり大きなものと
なる。従って、このストライプ状の開口106aの部分
の段差を埋めるためには、その上に成長させる第2のp
型クラッド層107及びキャップ層108の厚さをかな
り大きくする必要がある。この結果、上述の従来のSA
Nレーザーの製造においては、例えば有機金属化学気相
成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition ,M
OCVD)法によりエピタキシャル成長させる必要があ
る層の合計の厚さは約7μm以上にもなり、エピタキシ
ャル成長に長時間を要するばかりでなく、成長原料の消
費量も非常に多くなるという問題があった。
ーザーにおいて、電流狭窄層106は約1.7μmの厚
さに成長されるため、この電流狭窄層106のストライ
プ状の開口106aの部分の段差はかなり大きなものと
なる。従って、このストライプ状の開口106aの部分
の段差を埋めるためには、その上に成長させる第2のp
型クラッド層107及びキャップ層108の厚さをかな
り大きくする必要がある。この結果、上述の従来のSA
Nレーザーの製造においては、例えば有機金属化学気相
成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition ,M
OCVD)法によりエピタキシャル成長させる必要があ
る層の合計の厚さは約7μm以上にもなり、エピタキシ
ャル成長に長時間を要するばかりでなく、成長原料の消
費量も非常に多くなるという問題があった。
【0007】一方、上述のSANレーザーのしきい値電
流Ith及び動作電流Iopをより低減させるために、活性
層104の厚さd1 と第1のp型クラッド層105の厚
さd2 とを変えることにより電流狭窄層106のストラ
イプ状の開口106aの内部とその両外側の電流狭窄層
106の部分との間の屈折率差を変える試みがなされて
いる。しかし、低雑音特性を得るためには、単一モード
発振ではなく、多モード発振とするのが望ましいので、
しきい値電流Ith及び動作電流Iopをこの屈折率差だけ
で低減させるのは不都合である。従って、しきい値電流
Ith及び動作電流Iopを低減させるためには、この屈折
率差はそのままにして、電流狭窄層106のストライプ
状の開口106aの部分以外の部分を流れる無効電流を
減少させる必要がある。
流Ith及び動作電流Iopをより低減させるために、活性
層104の厚さd1 と第1のp型クラッド層105の厚
さd2 とを変えることにより電流狭窄層106のストラ
イプ状の開口106aの内部とその両外側の電流狭窄層
106の部分との間の屈折率差を変える試みがなされて
いる。しかし、低雑音特性を得るためには、単一モード
発振ではなく、多モード発振とするのが望ましいので、
しきい値電流Ith及び動作電流Iopをこの屈折率差だけ
で低減させるのは不都合である。従って、しきい値電流
Ith及び動作電流Iopを低減させるためには、この屈折
率差はそのままにして、電流狭窄層106のストライプ
状の開口106aの部分以外の部分を流れる無効電流を
減少させる必要がある。
【0008】この無効電流を減少させるために、電流狭
窄層106の電流制限能力を高めることが考えられる。
これは、具体的には、この電流狭窄層106をn型AlGa
As層により形成してポテンシャル障壁の高さを大きくす
るものである。しかし、このように電流狭窄層106を
単にn型AlGaAs層により形成するだけでは、この電流狭
窄層106の電流制限能力を十分に高くすることは困難
であり、従ってしきい値電流Ith及び動作電流Iopを大
幅に低減させることは困難である。
窄層106の電流制限能力を高めることが考えられる。
これは、具体的には、この電流狭窄層106をn型AlGa
As層により形成してポテンシャル障壁の高さを大きくす
るものである。しかし、このように電流狭窄層106を
単にn型AlGaAs層により形成するだけでは、この電流狭
窄層106の電流制限能力を十分に高くすることは困難
であり、従ってしきい値電流Ith及び動作電流Iopを大
幅に低減させることは困難である。
【0009】従って、この発明の目的は、しきい値電流
及び動作電流が十分に小さく、しかもレーザー構造を形
成する層のエピタキシャル成長に要する時間が短く、成
長原料の消費量も少ない半導体レーザーを提供すること
にある。
及び動作電流が十分に小さく、しかもレーザー構造を形
成する層のエピタキシャル成長に要する時間が短く、成
長原料の消費量も少ない半導体レーザーを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、化合物半導体基板(1)と、化合物
半導体基板(1)上に設けられた第1導電型の第1のク
ラッド層(4)と、第1のクラッド層(4)上に設けら
れた活性層(5)と、活性層(5)上に設けられた第2
導電型の第2のクラッド層(6、10)と、レーザー発
振を行わせるために流される電流の通路を制限するため
の電流狭窄層(7)とを具備する半導体レーザーにおい
て、電流狭窄層(7)中に組成不均一面及び/又は凹凸
面が設けられているものである。
に、第1の発明は、化合物半導体基板(1)と、化合物
半導体基板(1)上に設けられた第1導電型の第1のク
ラッド層(4)と、第1のクラッド層(4)上に設けら
れた活性層(5)と、活性層(5)上に設けられた第2
導電型の第2のクラッド層(6、10)と、レーザー発
振を行わせるために流される電流の通路を制限するため
の電流狭窄層(7)とを具備する半導体レーザーにおい
て、電流狭窄層(7)中に組成不均一面及び/又は凹凸
面が設けられているものである。
【0011】第2の発明は、化合物半導体基板(1)
と、化合物半導体基板(1)上に設けられた第1導電型
の第1のクラッド層(4)と、第1のクラッド層(4)
上に設けられた活性層(5)と、活性層(5)上に設け
られた第2導電型の第2のクラッド層(6、10)と、
レーザー発振を行わせるために流される電流の通路を制
限するための電流狭窄層(7)とを具備する半導体レー
ザーにおいて、電流狭窄層(7)が、第1の化合物半導
体層(8)とこの第1の化合物半導体層(8)に対して
第1の高さのポテンシャル障壁を形成する第2の化合物
半導体層(9)との間に第1の化合物半導体層(8)に
対して第1の高さよりも大きい第2の高さのポテンシャ
ル障壁を形成する第3の化合物半導体層(14)が設け
られた構造を有するものである。
と、化合物半導体基板(1)上に設けられた第1導電型
の第1のクラッド層(4)と、第1のクラッド層(4)
上に設けられた活性層(5)と、活性層(5)上に設け
られた第2導電型の第2のクラッド層(6、10)と、
レーザー発振を行わせるために流される電流の通路を制
限するための電流狭窄層(7)とを具備する半導体レー
ザーにおいて、電流狭窄層(7)が、第1の化合物半導
体層(8)とこの第1の化合物半導体層(8)に対して
第1の高さのポテンシャル障壁を形成する第2の化合物
半導体層(9)との間に第1の化合物半導体層(8)に
対して第1の高さよりも大きい第2の高さのポテンシャ
ル障壁を形成する第3の化合物半導体層(14)が設け
られた構造を有するものである。
【0012】第3の発明は、化合物半導体基板(1)
と、化合物半導体基板(1)上に設けられた第1導電型
の第1のクラッド層(4)と、第1のクラッド層(4)
上に設けられた活性層(5)と、活性層(5)上に設け
られた第2導電型の第2のクラッド層(6、10)と、
レーザー発振を行わせるために流される電流の通路を制
限するための電流狭窄層(7)とを具備する半導体レー
ザーにおいて、電流狭窄層(7)が超格子層(8、9)
により形成されているものである。
と、化合物半導体基板(1)上に設けられた第1導電型
の第1のクラッド層(4)と、第1のクラッド層(4)
上に設けられた活性層(5)と、活性層(5)上に設け
られた第2導電型の第2のクラッド層(6、10)と、
レーザー発振を行わせるために流される電流の通路を制
限するための電流狭窄層(7)とを具備する半導体レー
ザーにおいて、電流狭窄層(7)が超格子層(8、9)
により形成されているものである。
【0013】
【作用】上述のように構成された第1の発明による半導
体レーザーによれば、電流狭窄層(7)中に設けられた
組成不均一面及び/又は凹凸面がキャリアのキラーセン
ターとして働くことにより、この電流狭窄層(7)を通
ってキャリアが流れるのが阻止される。このため、この
電流狭窄層(7)の電流制限能力が大幅に向上し、この
電流狭窄層(7)を流れる無効電流を大幅に低減させる
ことができる。これによって、しきい値電流及び動作電
流を大幅に低減させることができる。また、電流狭窄層
(7)の電流制限能力が向上することにより、この電流
狭窄層(7)の厚さを小さくすることができるので、こ
の電流狭窄層(7)に形成されるストライプ状の開口の
部分の段差も小さくなる。従って、この電流狭窄層
(7)の上に成長させる層の厚さを小さくすることがで
きるので、レーザー構造を形成する層のエピタキシャル
成長に要する時間を短くすることができ、成長原料の消
費量も少なくすることができる。
体レーザーによれば、電流狭窄層(7)中に設けられた
組成不均一面及び/又は凹凸面がキャリアのキラーセン
ターとして働くことにより、この電流狭窄層(7)を通
ってキャリアが流れるのが阻止される。このため、この
電流狭窄層(7)の電流制限能力が大幅に向上し、この
電流狭窄層(7)を流れる無効電流を大幅に低減させる
ことができる。これによって、しきい値電流及び動作電
流を大幅に低減させることができる。また、電流狭窄層
(7)の電流制限能力が向上することにより、この電流
狭窄層(7)の厚さを小さくすることができるので、こ
の電流狭窄層(7)に形成されるストライプ状の開口の
部分の段差も小さくなる。従って、この電流狭窄層
(7)の上に成長させる層の厚さを小さくすることがで
きるので、レーザー構造を形成する層のエピタキシャル
成長に要する時間を短くすることができ、成長原料の消
費量も少なくすることができる。
【0014】上述のように構成された第2の発明による
半導体レーザーによれば、第1の化合物半導体層(8)
と第2の化合物半導体層(9)との間に設けられた第3
の化合物半導体層(14)により形成されるポテンシャ
ル障壁の高さを十分に大きくすることにより、この電流
狭窄層(7)の電流制限能力が大幅に向上する。これに
よって、第1の発明による半導体レーザーの場合と同様
に、しきい値電流及び動作電流を大幅に低減させること
ができるとともに、レーザー構造を形成する層のエピタ
キシャル成長に要する時間を短くすることができ、成長
原料の消費量も少なくすることができる。
半導体レーザーによれば、第1の化合物半導体層(8)
と第2の化合物半導体層(9)との間に設けられた第3
の化合物半導体層(14)により形成されるポテンシャ
ル障壁の高さを十分に大きくすることにより、この電流
狭窄層(7)の電流制限能力が大幅に向上する。これに
よって、第1の発明による半導体レーザーの場合と同様
に、しきい値電流及び動作電流を大幅に低減させること
ができるとともに、レーザー構造を形成する層のエピタ
キシャル成長に要する時間を短くすることができ、成長
原料の消費量も少なくすることができる。
【0015】上述のように構成された第3の発明による
半導体レーザーによれば、電流狭窄層(7)を形成する
超格子層(8、9)の井戸層及び障壁層の厚さをそれら
の厚さ方向にトンネル電流が実質的に流れない程度に十
分に大きくすることにより、この電流狭窄層(7)の電
流制限能力が大幅に向上する。これによって、第1の発
明による半導体レーザーの場合と同様に、しきい値電流
及び動作電流を大幅に低減させることができるととも
に、レーザー構造を形成する層のエピタキシャル成長に
要する時間を短くすることができ、成長原料の消費量も
少なくすることができる。
半導体レーザーによれば、電流狭窄層(7)を形成する
超格子層(8、9)の井戸層及び障壁層の厚さをそれら
の厚さ方向にトンネル電流が実質的に流れない程度に十
分に大きくすることにより、この電流狭窄層(7)の電
流制限能力が大幅に向上する。これによって、第1の発
明による半導体レーザーの場合と同様に、しきい値電流
及び動作電流を大幅に低減させることができるととも
に、レーザー構造を形成する層のエピタキシャル成長に
要する時間を短くすることができ、成長原料の消費量も
少なくすることができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、実施例の全図において、同一
または対応する部分には同一の符号を付す。図1はこの
発明の第1実施例による半導体レーザーを示す。図1に
示すように、この第1実施例による半導体レーザーにお
いては、例えばn型GaAs基板1上に、例えばn型GaAs層
から成る第1のバッファ層2、例えばn型Al0.3 Ga0.7
As層から成る第2のバッファ層3、例えばn型Al0.47Ga
0.53As層から成るn型クラッド層4、例えばn型または
p型のAl0.13Ga0.87As層から成る活性層5及び例えばp
型Al0.47Ga0.53As層から成る第1のp型クラッド層6が
順次設けられている。
しながら説明する。なお、実施例の全図において、同一
または対応する部分には同一の符号を付す。図1はこの
発明の第1実施例による半導体レーザーを示す。図1に
示すように、この第1実施例による半導体レーザーにお
いては、例えばn型GaAs基板1上に、例えばn型GaAs層
から成る第1のバッファ層2、例えばn型Al0.3 Ga0.7
As層から成る第2のバッファ層3、例えばn型Al0.47Ga
0.53As層から成るn型クラッド層4、例えばn型または
p型のAl0.13Ga0.87As層から成る活性層5及び例えばp
型Al0.47Ga0.53As層から成る第1のp型クラッド層6が
順次設けられている。
【0017】この第1のp型クラッド層6上には、電流
狭窄層7が設けられている。この電流狭窄層7には、ス
トライプ状の開口7aが形成されている。この場合、こ
の電流狭窄層7は、n型GaAs層8とその上に積層された
n型Alx Ga1-x As層9とから成る。このn型Alx Ga1-x
As層9のAl組成比xは例えば0.3である。このn型Ga
As層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面は、場所
によってAl組成比xが異常に大きくなっているなどAl組
成比xが不均一であったり、凹凸が存在したり、あるい
はAl組成比xの不均一及び凹凸の両方が存在する粗悪な
界面となっている。
狭窄層7が設けられている。この電流狭窄層7には、ス
トライプ状の開口7aが形成されている。この場合、こ
の電流狭窄層7は、n型GaAs層8とその上に積層された
n型Alx Ga1-x As層9とから成る。このn型Alx Ga1-x
As層9のAl組成比xは例えば0.3である。このn型Ga
As層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面は、場所
によってAl組成比xが異常に大きくなっているなどAl組
成比xが不均一であったり、凹凸が存在したり、あるい
はAl組成比xの不均一及び凹凸の両方が存在する粗悪な
界面となっている。
【0018】電流狭窄層7のストライプ状の開口7aの
部分の第1のp型クラッド層6と電流狭窄層7との上に
は例えばp型Al0.47Ga0.53As層から成る第2のp型クラ
ッド層10が設けられ、さらにその上に例えばp型GaAs
層から成るキャップ層11が設けられている。このキャ
ップ層11上には電極12が設けられているとともに、
n型GaAs基板1の裏面には電極13が設けられている。
部分の第1のp型クラッド層6と電流狭窄層7との上に
は例えばp型Al0.47Ga0.53As層から成る第2のp型クラ
ッド層10が設けられ、さらにその上に例えばp型GaAs
層から成るキャップ層11が設けられている。このキャ
ップ層11上には電極12が設けられているとともに、
n型GaAs基板1の裏面には電極13が設けられている。
【0019】次に、上述のように構成されたこの第1実
施例による半導体レーザーの製造方法について説明す
る。図1に示すように、まず、n型GaAs基板1上に、例
えばMOCVD法により、バッファ層2、3、n型クラ
ッド層4、活性層5及びp型クラッド層6を順次エピタ
キシャル成長させる。
施例による半導体レーザーの製造方法について説明す
る。図1に示すように、まず、n型GaAs基板1上に、例
えばMOCVD法により、バッファ層2、3、n型クラ
ッド層4、活性層5及びp型クラッド層6を順次エピタ
キシャル成長させる。
【0020】次に、MOCVD法により、n型GaAs層8
及びn型Alx Ga1-x As層9を順次エピタキシャル成長さ
せる。この場合、このn型Alx Ga1-x As層9のエピタキ
シャル成長の開始時には、MOCVD炉内に供給する原
料の圧力を故意に変動させる。この結果、このn型GaAs
層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面は、Al組成
の不均一及び/又は凹凸が存在する粗悪な界面となる。
及びn型Alx Ga1-x As層9を順次エピタキシャル成長さ
せる。この場合、このn型Alx Ga1-x As層9のエピタキ
シャル成長の開始時には、MOCVD炉内に供給する原
料の圧力を故意に変動させる。この結果、このn型GaAs
層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面は、Al組成
の不均一及び/又は凹凸が存在する粗悪な界面となる。
【0021】次に、電流狭窄層7を構成するn型Alx Ga
1-x As層9及びn型GaAs層8の所定部分を例えばウエッ
トエッチング法によりエッチング除去してストライプ状
の開口部7aを形成する。このエッチングは、n型GaAs
層8を完全に除去するために、図1において一点鎖線で
示すように、多少オーバーエッチング気味に行われる。
1-x As層9及びn型GaAs層8の所定部分を例えばウエッ
トエッチング法によりエッチング除去してストライプ状
の開口部7aを形成する。このエッチングは、n型GaAs
層8を完全に除去するために、図1において一点鎖線で
示すように、多少オーバーエッチング気味に行われる。
【0022】次に、MOCVD法により、p型クラッド
層10及びキャップ層11を順次エピタキシャル成長さ
せる。この後、キャップ層11上に電極12を形成する
とともに、n型GaAs基板1の裏面に電極13を形成し
て、目的とする半導体レーザーを完成させる。
層10及びキャップ層11を順次エピタキシャル成長さ
せる。この後、キャップ層11上に電極12を形成する
とともに、n型GaAs基板1の裏面に電極13を形成し
て、目的とする半導体レーザーを完成させる。
【0023】以上のように、この第1実施例によれば、
電流狭窄層7を構成するn型GaAs層8とn型Alx Ga1-x
As層9とのヘテロ界面がAl組成の不均一及び/又は凹凸
が存在する粗悪な界面となっているので、この粗悪な界
面がキャリアのキラーセンターとして働き、この電流狭
窄層7を通ってキャリアが流れるのが阻止される。これ
によって、この電流狭窄層7の電流制限能力が向上し、
この電流狭窄層7を流れる無効電流を減少させることが
できることから、しきい値電流Ith及び動作電流Iopを
大幅に低減させることができる。また、電流狭窄層7の
電流制限能力が向上することにより、この電流狭窄層7
の厚さは小さくて済むので、その上に成長されるp型ク
ラッド層10及びキャップ層11の厚さをあまり大きく
しないでも、電流狭窄層7のストライプ状の開口7aを
十分に埋めることができる。このため、レーザー構造を
形成する層のエピタキシャル成長に要する時間を短くす
ることができ、成長原料の消費量も少なくすることがで
きる。
電流狭窄層7を構成するn型GaAs層8とn型Alx Ga1-x
As層9とのヘテロ界面がAl組成の不均一及び/又は凹凸
が存在する粗悪な界面となっているので、この粗悪な界
面がキャリアのキラーセンターとして働き、この電流狭
窄層7を通ってキャリアが流れるのが阻止される。これ
によって、この電流狭窄層7の電流制限能力が向上し、
この電流狭窄層7を流れる無効電流を減少させることが
できることから、しきい値電流Ith及び動作電流Iopを
大幅に低減させることができる。また、電流狭窄層7の
電流制限能力が向上することにより、この電流狭窄層7
の厚さは小さくて済むので、その上に成長されるp型ク
ラッド層10及びキャップ層11の厚さをあまり大きく
しないでも、電流狭窄層7のストライプ状の開口7aを
十分に埋めることができる。このため、レーザー構造を
形成する層のエピタキシャル成長に要する時間を短くす
ることができ、成長原料の消費量も少なくすることがで
きる。
【0024】この第1実施例においては、電流狭窄層7
中に粗悪な界面が一層だけ形成されているが、図2に示
すようにこの粗悪な界面を二層形成したり、図3に示す
ようにこの粗悪な界面を三層以上形成することも可能で
ある。
中に粗悪な界面が一層だけ形成されているが、図2に示
すようにこの粗悪な界面を二層形成したり、図3に示す
ようにこの粗悪な界面を三層以上形成することも可能で
ある。
【0025】次に、この発明の第2実施例による半導体
レーザーについて説明する。図4に示すように、この第
2実施例による半導体レーザーにおいては、電流狭窄層
7は、n型GaAs層8とn型Alx Ga1-x As層9との間にn
型Aly Ga1-y As層14が挟まれた構造を有する。このn
型Aly Ga1-y As層14のAl組成比yは、n型Alx Ga1-x
As層9のAl組成比xに比べて十分に大きな値に選ばれ
る。例えば、x=0.3に対してy=0.7である。こ
の場合、n型Aly Ga1-y As層14のエネルギーギャップ
はn型Alx Ga1-x As層9のエネルギーギャップよりも大
きく、従ってn型Aly Ga1-y As層14によるポテンシャ
ル障壁の高さはn型Alx Ga1-x As層9によるポテンシャ
ル障壁の高さよりも大きい。このn型Aly Ga1-y As層1
4の厚さは、このn型Aly Ga1-y As層14の厚さ方向に
トンネル電流が実質的に流れないようにするために、例
えば150〜200Å以上の厚さに設定される。その他
の構成は第1実施例による半導体レーザーと同様である
ので、説明を省略する。
レーザーについて説明する。図4に示すように、この第
2実施例による半導体レーザーにおいては、電流狭窄層
7は、n型GaAs層8とn型Alx Ga1-x As層9との間にn
型Aly Ga1-y As層14が挟まれた構造を有する。このn
型Aly Ga1-y As層14のAl組成比yは、n型Alx Ga1-x
As層9のAl組成比xに比べて十分に大きな値に選ばれ
る。例えば、x=0.3に対してy=0.7である。こ
の場合、n型Aly Ga1-y As層14のエネルギーギャップ
はn型Alx Ga1-x As層9のエネルギーギャップよりも大
きく、従ってn型Aly Ga1-y As層14によるポテンシャ
ル障壁の高さはn型Alx Ga1-x As層9によるポテンシャ
ル障壁の高さよりも大きい。このn型Aly Ga1-y As層1
4の厚さは、このn型Aly Ga1-y As層14の厚さ方向に
トンネル電流が実質的に流れないようにするために、例
えば150〜200Å以上の厚さに設定される。その他
の構成は第1実施例による半導体レーザーと同様である
ので、説明を省略する。
【0026】この第2実施例による半導体レーザーの製
造方法は、p型クラッド層6上にn型GaAs層8、n型Al
y Ga1-y As層14及びn型Alx Ga1-x As層9を順次エピ
タキシャル成長させた後にこれらの所定部分をエッチン
グ除去することによりストライプ状の開口7aを形成す
ることを除いて、上述の第1実施例で述べた製造方法と
同様である。
造方法は、p型クラッド層6上にn型GaAs層8、n型Al
y Ga1-y As層14及びn型Alx Ga1-x As層9を順次エピ
タキシャル成長させた後にこれらの所定部分をエッチン
グ除去することによりストライプ状の開口7aを形成す
ることを除いて、上述の第1実施例で述べた製造方法と
同様である。
【0027】この第2実施例によれば、電流狭窄層7が
n型GaAs層8とn型Alx Ga1-x As層9との間にAl組成比
yが十分に大きいn型Aly Ga1-y As層14を挟んだ構造
を有するので、このn型Aly Ga1-y As層14によりn型
GaAs層8に対して高さが十分に大きいポテンシャル障壁
が形成される。これによって、電流狭窄層7を通ってキ
ャリアが流れるのが阻止されることから、電流狭窄層7
を流れる無効電流を減少させることができる。このた
め、第1実施例と同様に、電流狭窄層7の電流制限能力
が大幅に向上し、しきい値電流Ith及び動作電流Iopを
大幅に低減させることができるとともに、レーザー構造
を形成する層のエピタキシャル成長に要する時間を短く
することができ、成長原料の消費量も少なくすることが
できる。
n型GaAs層8とn型Alx Ga1-x As層9との間にAl組成比
yが十分に大きいn型Aly Ga1-y As層14を挟んだ構造
を有するので、このn型Aly Ga1-y As層14によりn型
GaAs層8に対して高さが十分に大きいポテンシャル障壁
が形成される。これによって、電流狭窄層7を通ってキ
ャリアが流れるのが阻止されることから、電流狭窄層7
を流れる無効電流を減少させることができる。このた
め、第1実施例と同様に、電流狭窄層7の電流制限能力
が大幅に向上し、しきい値電流Ith及び動作電流Iopを
大幅に低減させることができるとともに、レーザー構造
を形成する層のエピタキシャル成長に要する時間を短く
することができ、成長原料の消費量も少なくすることが
できる。
【0028】次に、この発明の第3実施例による半導体
レーザーについて説明する。図5に示すように、この第
3実施例による半導体レーザーにおいては、電流狭窄層
7は、GaAs層8とAlx Ga1-x As層9とを交互に積層した
Alx Ga1-x As/GaAs超格子層により形成されている。こ
の超格子層を形成するGaAs層8及びAlx Ga1-x As層9の
厚さは、この厚さ方向にトンネル電流が実質的に流れな
いようにするために、比較的大きな値に選ばれる。その
他の構成は第1実施例による半導体レーザーと同様であ
るので、説明を省略する。
レーザーについて説明する。図5に示すように、この第
3実施例による半導体レーザーにおいては、電流狭窄層
7は、GaAs層8とAlx Ga1-x As層9とを交互に積層した
Alx Ga1-x As/GaAs超格子層により形成されている。こ
の超格子層を形成するGaAs層8及びAlx Ga1-x As層9の
厚さは、この厚さ方向にトンネル電流が実質的に流れな
いようにするために、比較的大きな値に選ばれる。その
他の構成は第1実施例による半導体レーザーと同様であ
るので、説明を省略する。
【0029】この第3実施例による半導体レーザーの製
造方法は、p型クラッド層6上にGaAs層8及びAlx Ga
1-x As層9を交互にエピタキシャル成長させることによ
りAlx Ga1-x As/GaAs超格子層から成る電流狭窄層7を
形成した後にこの電流狭窄層7の所定部分をエッチング
除去して開口7aを形成することを除いて、上述の第1
実施例で述べた製造方法と同様である。
造方法は、p型クラッド層6上にGaAs層8及びAlx Ga
1-x As層9を交互にエピタキシャル成長させることによ
りAlx Ga1-x As/GaAs超格子層から成る電流狭窄層7を
形成した後にこの電流狭窄層7の所定部分をエッチング
除去して開口7aを形成することを除いて、上述の第1
実施例で述べた製造方法と同様である。
【0030】この第3実施例によれば、トンネル電流が
実質的に流れない程度の比較的厚いGaAs層8及びAlx Ga
1-x As層9から成るAlx Ga1-x As/GaAs超格子層により
電流狭窄層7が構成されているので、電流狭窄層7の電
流制限能力が向上し、この電流狭窄層7を流れる無効電
流を減少させることができる。これによって、第1実施
例と同様に、しきい値電流Ith及び動作電流Iopを大幅
に低減させることができるとともに、レーザー構造を形
成する層のエピタキシャル成長に要する時間を短くする
ことができ、成長原料の消費量も少なくすることができ
る。
実質的に流れない程度の比較的厚いGaAs層8及びAlx Ga
1-x As層9から成るAlx Ga1-x As/GaAs超格子層により
電流狭窄層7が構成されているので、電流狭窄層7の電
流制限能力が向上し、この電流狭窄層7を流れる無効電
流を減少させることができる。これによって、第1実施
例と同様に、しきい値電流Ith及び動作電流Iopを大幅
に低減させることができるとともに、レーザー構造を形
成する層のエピタキシャル成長に要する時間を短くする
ことができ、成長原料の消費量も少なくすることができ
る。
【0031】次に、この発明の第4実施例による半導体
レーザーについて説明する。この第4実施例は、この発
明をSDH(Separated Double Hetero)レーザーと呼ば
れる半導体レーザーに適用した実施例である。図6に示
すように、この第4実施例による半導体レーザーにおい
ては、n型GaAs基板1に、台形状の断面形状を有するス
トライプ状の凸部1aが形成されている。そして、この
凸部1aの上に、n型バッファ層2、n型クラッド層
4、活性層5及びp型クラッド層6が全体として三角柱
状の形状をなすように設けられている。この場合、凸部
1aの上に設けられた全体として三角柱状の形状をなす
n型クラッド層4、活性層5及びp型クラッド層6によ
り、基本的なレーザー構造が形成されている。
レーザーについて説明する。この第4実施例は、この発
明をSDH(Separated Double Hetero)レーザーと呼ば
れる半導体レーザーに適用した実施例である。図6に示
すように、この第4実施例による半導体レーザーにおい
ては、n型GaAs基板1に、台形状の断面形状を有するス
トライプ状の凸部1aが形成されている。そして、この
凸部1aの上に、n型バッファ層2、n型クラッド層
4、活性層5及びp型クラッド層6が全体として三角柱
状の形状をなすように設けられている。この場合、凸部
1aの上に設けられた全体として三角柱状の形状をなす
n型クラッド層4、活性層5及びp型クラッド層6によ
り、基本的なレーザー構造が形成されている。
【0032】この第4実施例による半導体レーザーにお
いて、電流狭窄層7は、凸部1aの上の部分の活性層5
の両外側にこの活性層5を両側から挟むように設けられ
ている。そして、レーザー発振を行わせるために流され
る電流の通路は、この電流狭窄層7により、凸部1aの
上の部分の活性層5を通るものに制限される。
いて、電流狭窄層7は、凸部1aの上の部分の活性層5
の両外側にこの活性層5を両側から挟むように設けられ
ている。そして、レーザー発振を行わせるために流され
る電流の通路は、この電流狭窄層7により、凸部1aの
上の部分の活性層5を通るものに制限される。
【0033】この場合、この電流狭窄層7は、第1実施
例におけると同様に、例えばn型GaAs層8とその上に積
層されたn型Alx Ga1-x As層9とから成り、このn型Ga
As層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面はAl組成
比xの不均一及び/又は凹凸が存在する粗悪な界面とな
っている。
例におけると同様に、例えばn型GaAs層8とその上に積
層されたn型Alx Ga1-x As層9とから成り、このn型Ga
As層8とn型Alx Ga1-x As層9とのヘテロ界面はAl組成
比xの不均一及び/又は凹凸が存在する粗悪な界面とな
っている。
【0034】この第4実施例によれば、SDHレーザー
において、電流狭窄層7の電流制限能力を向上させるこ
とができ、従ってこの電流狭窄層7を流れる無効電流を
減少させることができることにより、しきい値電流Ith
及び動作電流Iopを低減させることができるとともに、
電流狭窄層7の厚さを小さくすることができることによ
り、レーザー構造を形成する層のエピタキシャル成長に
要する時間を短くすることができ、成長原料の消費量も
減少させることができる。
において、電流狭窄層7の電流制限能力を向上させるこ
とができ、従ってこの電流狭窄層7を流れる無効電流を
減少させることができることにより、しきい値電流Ith
及び動作電流Iopを低減させることができるとともに、
電流狭窄層7の厚さを小さくすることができることによ
り、レーザー構造を形成する層のエピタキシャル成長に
要する時間を短くすることができ、成長原料の消費量も
減少させることができる。
【0035】次に、この発明の第5実施例による半導体
レーザーについて説明する。図7に示すように、この第
5実施例による半導体レーザーにおいては、n型GaAs基
板1上に、例えば第1実施例におけると同様な構造を有
する電流狭窄層7が設けられている。そして、この電流
狭窄層7のストライプ状の開口7aの部分のn型GaAs基
板1とこの電流狭窄層7との上に、n型クラッド層4、
活性層5及びp型クラッド層6及びキャップ層10が順
次設けられている。この第5実施例によっても、電流狭
窄層7に粗悪な界面が形成されていることにより、第1
実施例と同様な利点を得ることができる。
レーザーについて説明する。図7に示すように、この第
5実施例による半導体レーザーにおいては、n型GaAs基
板1上に、例えば第1実施例におけると同様な構造を有
する電流狭窄層7が設けられている。そして、この電流
狭窄層7のストライプ状の開口7aの部分のn型GaAs基
板1とこの電流狭窄層7との上に、n型クラッド層4、
活性層5及びp型クラッド層6及びキャップ層10が順
次設けられている。この第5実施例によっても、電流狭
窄層7に粗悪な界面が形成されていることにより、第1
実施例と同様な利点を得ることができる。
【0036】以上、この発明の実施例につき具体的に説
明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が
可能である。例えば、上述の第1実施例において、電流
狭窄層7とその下地のp型クラッド層6との界面も粗悪
な界面とすることが可能である。なお、この場合、この
粗悪な界面は、電流狭窄層7の成長終了時点では、レー
ザー発振を行わせるために流される電流の通路となる部
分を含む全面に形成されているが、すでに述べたよう
に、電流狭窄層7のストライプ状の開口7aを形成する
ためのエッチング時にオーバーエッチングが行われるの
で、この電流通路となる部分における電流狭窄層7とp
型クラッド層7との間の粗悪な界面はこのエッチング時
に除去される。
明したが、この発明は、上述の実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が
可能である。例えば、上述の第1実施例において、電流
狭窄層7とその下地のp型クラッド層6との界面も粗悪
な界面とすることが可能である。なお、この場合、この
粗悪な界面は、電流狭窄層7の成長終了時点では、レー
ザー発振を行わせるために流される電流の通路となる部
分を含む全面に形成されているが、すでに述べたよう
に、電流狭窄層7のストライプ状の開口7aを形成する
ためのエッチング時にオーバーエッチングが行われるの
で、この電流通路となる部分における電流狭窄層7とp
型クラッド層7との間の粗悪な界面はこのエッチング時
に除去される。
【0037】また、上述の第4実施例においては、電流
狭窄層7を第1実施例におけると同様な構造としている
が、この電流狭窄層7は、第2実施例のようにn型GaAs
層8とn型Aly Ga1-y As層14とn型Alx Ga1-x As層9
とを積層した構造とすることも可能であり、第3実施例
のようにGaAs層8及びAlx Ga1-xAs層9を交互に積層し
たAlx Ga1-x As/GaAs超格子層により形成することも可
能である。
狭窄層7を第1実施例におけると同様な構造としている
が、この電流狭窄層7は、第2実施例のようにn型GaAs
層8とn型Aly Ga1-y As層14とn型Alx Ga1-x As層9
とを積層した構造とすることも可能であり、第3実施例
のようにGaAs層8及びAlx Ga1-xAs層9を交互に積層し
たAlx Ga1-x As/GaAs超格子層により形成することも可
能である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
しきい値電流及び動作電流を大幅に低減させることがで
きるとともに、レーザー構造を形成する層のエピタキシ
ャル成長に要する時間を短くすることができ、成長原料
の消費量も少なくすることができる。
しきい値電流及び動作電流を大幅に低減させることがで
きるとともに、レーザー構造を形成する層のエピタキシ
ャル成長に要する時間を短くすることができ、成長原料
の消費量も少なくすることができる。
【図1】この発明の第1実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】この発明の第1実施例による半導体レーザにお
ける電流狭窄層中に粗悪な界面を二層形成した例を示す
部分断面図である。
ける電流狭窄層中に粗悪な界面を二層形成した例を示す
部分断面図である。
【図3】この発明の第1実施例による半導体レーザにお
ける電流狭窄層中に粗悪な界面を三層以上形成した例を
示す部分断面図である。
ける電流狭窄層中に粗悪な界面を三層以上形成した例を
示す部分断面図である。
【図4】この発明の第2実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】この発明の第3実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】この発明の第4実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】この発明の第5実施例による半導体レーザーを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図8】従来のSANレーザーを示す断面図である。
1 n型GaAs基板 4 n型クラッド層 5 活性層 6、10 p型クラッド層 7 電流狭窄層 7a 開口 8 n型GaAs層 9 n型Alx Ga1-x As層 10 p型クラッド層 11 キャップ層 12、13 電極 14 n型Aly Ga1-y As層
Claims (3)
- 【請求項1】 化合物半導体基板と、 上記化合物半導体基板上に設けられた第1導電型の第1
のクラッド層と、 上記第1のクラッド層上に設けられた活性層と、 上記活性層上に設けられた第2導電型の第2のクラッド
層と、 レーザー発振を行わせるために流される電流の通路を制
限するための電流狭窄層とを具備する半導体レーザーに
おいて、 上記電流狭窄層中に組成不均一面及び/又は凹凸面が設
けられていることを特徴とする半導体レーザー。 - 【請求項2】 化合物半導体基板と、 上記化合物半導体基板上に設けられた第1導電型の第1
のクラッド層と、 上記第1のクラッド層上に設けられた活性層と、 上記活性層上に設けられた第2導電型の第2のクラッド
層と、 レーザー発振を行わせるために流される電流の通路を制
限するための電流狭窄層とを具備する半導体レーザーに
おいて、 上記電流狭窄層が、第1の化合物半導体層とこの第1の
化合物半導体層に対して第1の高さのポテンシャル障壁
を形成する第2の化合物半導体層との間に上記第1の化
合物半導体層に対して上記第1の高さよりも大きい第2
の高さのポテンシャル障壁を形成する第3の化合物半導
体層が設けられた構造を有することを特徴とする半導体
レーザー。 - 【請求項3】 化合物半導体基板と、 上記化合物半導体基板上に設けられた第1導電型の第1
のクラッド層と、 上記第1のクラッド層上に設けられた活性層と、 上記活性層上に設けられた第2導電型の第2のクラッド
層と、 レーザー発振を行わせるために流される電流の通路を制
限するための電流狭窄層とを具備する半導体レーザーに
おいて、 上記電流狭窄層が超格子層により形成されていることを
特徴とする半導体レーザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31359191A JPH05129722A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 半導体レーザー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31359191A JPH05129722A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 半導体レーザー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05129722A true JPH05129722A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18043162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31359191A Pending JPH05129722A (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 半導体レーザー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05129722A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001230496A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-08-24 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
| JP2002305355A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31359191A patent/JPH05129722A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001230496A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-08-24 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
| JP2002305355A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザ素子 |
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