JPH05131157A - 衝突式気流粉砕装置 - Google Patents
衝突式気流粉砕装置Info
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- JPH05131157A JPH05131157A JP31963291A JP31963291A JPH05131157A JP H05131157 A JPH05131157 A JP H05131157A JP 31963291 A JP31963291 A JP 31963291A JP 31963291 A JP31963291 A JP 31963291A JP H05131157 A JPH05131157 A JP H05131157A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度の気流分級機部を具備し、且つ、粉体
原料を効率よく粉砕出来る衝突式気流粉砕機部とを具備
する新規な衝突式気流粉砕装置を提供すること。 【構成】 分級室の上部に粉体供給筒と連通する環状の
案内室を設け、該案内室と該分級室との間に案内室の内
円周方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバーを設
けた気流分級機部と、加速管の全円周方向におよぶ粉体
原料供給口、又は複数個(n≧2)の孔からなる粉体原
料供給口を設け、且つ、粉砕室断面形状を実質円形もし
くは楕円形状とした衝突式気流粉砕機部とからなり、且
つ、気流分級機部で遠心分離された粗粉の排出口が、衝
突式気流粉砕機部の粉体原料供給口に連通され、更に、
衝突式気流粉砕機部の粉砕物排出口が気流分級機部の粉
体供給筒に連通されている衝突式気流粉砕装置。
原料を効率よく粉砕出来る衝突式気流粉砕機部とを具備
する新規な衝突式気流粉砕装置を提供すること。 【構成】 分級室の上部に粉体供給筒と連通する環状の
案内室を設け、該案内室と該分級室との間に案内室の内
円周方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバーを設
けた気流分級機部と、加速管の全円周方向におよぶ粉体
原料供給口、又は複数個(n≧2)の孔からなる粉体原
料供給口を設け、且つ、粉砕室断面形状を実質円形もし
くは楕円形状とした衝突式気流粉砕機部とからなり、且
つ、気流分級機部で遠心分離された粗粉の排出口が、衝
突式気流粉砕機部の粉体原料供給口に連通され、更に、
衝突式気流粉砕機部の粉砕物排出口が気流分級機部の粉
体供給筒に連通されている衝突式気流粉砕装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気流分級機を具備した
ジェット気流(高圧気体)を用いることにより粉体原料
を微粉砕する衝突式気流粉砕装置に関する。
ジェット気流(高圧気体)を用いることにより粉体原料
を微粉砕する衝突式気流粉砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジェット気流を用いた衝突式気流粉砕機
は、一般に、ジェット気流に粉体原料を乗せ粒子混合気
流とした後、加速管の出口より噴出させ、この粒子混合
気流を加速管の出口前方に設けた衝突部材の衝突面に衝
突させて、その衝撃力により粉体原料を微粉砕するもの
である。以下その詳細について、図8及び図9に示した
従来例の衝突式気流粉砕機に基づいて説明する。従来の
衝突式気流粉砕機は、高圧気体供給ノズル21を接続し
た加速管22の出口23に対向して衝突部材24を設
け、加速管22に供給した高圧気体の流動により、加速
管22の中途に一方向から連通させた粉体原料供給口2
5より加速管22の内部に粉体原料を吸引し、これを高
圧気体と共に噴出させて衝突部材24の衝突面に衝突さ
せ、その衝撃によって粉砕するようにしたものである。
は、一般に、ジェット気流に粉体原料を乗せ粒子混合気
流とした後、加速管の出口より噴出させ、この粒子混合
気流を加速管の出口前方に設けた衝突部材の衝突面に衝
突させて、その衝撃力により粉体原料を微粉砕するもの
である。以下その詳細について、図8及び図9に示した
従来例の衝突式気流粉砕機に基づいて説明する。従来の
衝突式気流粉砕機は、高圧気体供給ノズル21を接続し
た加速管22の出口23に対向して衝突部材24を設
け、加速管22に供給した高圧気体の流動により、加速
管22の中途に一方向から連通させた粉体原料供給口2
5より加速管22の内部に粉体原料を吸引し、これを高
圧気体と共に噴出させて衝突部材24の衝突面に衝突さ
せ、その衝撃によって粉砕するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、粉体原料の供給口25が加速管22の中
途に連通して一箇所だけに設けられている為、加速管2
2内に吸引導入された粉体原料は、粉体原料の供給口2
5を通過直後に、高圧気体供給ノズル21により噴出す
る高圧気流によって、加速管出口23の方向に向かって
流路を急激に変更しながら、高圧気流中に分散し、急加
速される。この状態において、粉体原料のうち比較的粗
粒子のものは、その慣性力の影響で加速管22の低流部
を通過し、一方、比較的微粒子のものは、加速管22の
高流部を通過する為、高圧気流中に粉体原料が十分均一
に分散されない。この為、粉体原料濃度の高い流れと低
い流れとに分離したまま加速管22を出て、対向する衝
突部材24に部分的に集中して粉体原料が衝突すること
になり、粉砕効率が低下し、処理能力の低下を引き起こ
すという問題がある。更に上記従来例では、衝突部材2
4の衝突面29に衝突して粉砕された粉砕物は、粉砕室
の内壁に二次(あるいは三次)衝突して更に微粉砕され
るが、粉砕室31が箱型である為、効率的な二次衝突が
行われず、微粉砕処理能力の向上が図れないという欠点
があった。
記従来例では、粉体原料の供給口25が加速管22の中
途に連通して一箇所だけに設けられている為、加速管2
2内に吸引導入された粉体原料は、粉体原料の供給口2
5を通過直後に、高圧気体供給ノズル21により噴出す
る高圧気流によって、加速管出口23の方向に向かって
流路を急激に変更しながら、高圧気流中に分散し、急加
速される。この状態において、粉体原料のうち比較的粗
粒子のものは、その慣性力の影響で加速管22の低流部
を通過し、一方、比較的微粒子のものは、加速管22の
高流部を通過する為、高圧気流中に粉体原料が十分均一
に分散されない。この為、粉体原料濃度の高い流れと低
い流れとに分離したまま加速管22を出て、対向する衝
突部材24に部分的に集中して粉体原料が衝突すること
になり、粉砕効率が低下し、処理能力の低下を引き起こ
すという問題がある。更に上記従来例では、衝突部材2
4の衝突面29に衝突して粉砕された粉砕物は、粉砕室
の内壁に二次(あるいは三次)衝突して更に微粉砕され
るが、粉砕室31が箱型である為、効率的な二次衝突が
行われず、微粉砕処理能力の向上が図れないという欠点
があった。
【0004】又、従来かかる粉砕機における衝突部材2
4の衝突面29は、粉体原料を乗せた粒子混合気流方
向、即ち、加速管22に対して、図8に示す様な直角の
もの、あるいは図9に示す様な45度に傾斜した平板状
のもの(特開昭57−50554号公報及び特開昭58
−143853号公報参照)が用いられているが、これ
らは次のような欠点があった。即ち、図8の様に、加速
管22の軸方向と垂直な衝突面29を有してる場合に
は、加速管22の出口23から吹き出される粉体原料
と、衝突面29で反射される粉砕物とが衝突面29の近
傍で共存する割合が高くなり、衝突面29の近傍での粉
体(粉体原料及び粉砕物)濃度が高くなる為、粉砕効率
が劣るという問題がある。又、図9に示した様な粉砕機
においては、衝突面30が加速管22の軸方向に対して
45度に傾斜している為に、衝突面30の近傍での粉体
濃度は図8の粉砕機と比較して低くはなるが、この場合
は、図8の粉砕機と比較して高圧気流による衝突力が分
散し、低下してしまうという問題がある。更に、図9に
示した様な粉砕機においては、粉砕室壁31への二次衝
突を有効に利用しているとはいえないという問題もあ
る。例えば、図9に示した衝突面30の角度が加速管2
2に対して45度傾斜したものでは、熱可塑性樹脂のご
とき粉体原料を微粉砕するときには問題は少ないが、衝
突する際に粉砕に要する衝撃力は小さく、更に、粉砕室
壁31との二次衝突による粉砕が少ない為、粉砕能力
は、図8の粉砕機と比較して1/2〜1/1.5程度、
粉砕能力が落ちる。
4の衝突面29は、粉体原料を乗せた粒子混合気流方
向、即ち、加速管22に対して、図8に示す様な直角の
もの、あるいは図9に示す様な45度に傾斜した平板状
のもの(特開昭57−50554号公報及び特開昭58
−143853号公報参照)が用いられているが、これ
らは次のような欠点があった。即ち、図8の様に、加速
管22の軸方向と垂直な衝突面29を有してる場合に
は、加速管22の出口23から吹き出される粉体原料
と、衝突面29で反射される粉砕物とが衝突面29の近
傍で共存する割合が高くなり、衝突面29の近傍での粉
体(粉体原料及び粉砕物)濃度が高くなる為、粉砕効率
が劣るという問題がある。又、図9に示した様な粉砕機
においては、衝突面30が加速管22の軸方向に対して
45度に傾斜している為に、衝突面30の近傍での粉体
濃度は図8の粉砕機と比較して低くはなるが、この場合
は、図8の粉砕機と比較して高圧気流による衝突力が分
散し、低下してしまうという問題がある。更に、図9に
示した様な粉砕機においては、粉砕室壁31への二次衝
突を有効に利用しているとはいえないという問題もあ
る。例えば、図9に示した衝突面30の角度が加速管2
2に対して45度傾斜したものでは、熱可塑性樹脂のご
とき粉体原料を微粉砕するときには問題は少ないが、衝
突する際に粉砕に要する衝撃力は小さく、更に、粉砕室
壁31との二次衝突による粉砕が少ない為、粉砕能力
は、図8の粉砕機と比較して1/2〜1/1.5程度、
粉砕能力が落ちる。
【0005】上記の様な衝突式気流粉砕機に接続される
気流分級機としては、種々の分級機が提案されている
が、代表的なものとしては図10に示す様なディスパー
ジョンセパレーター(日本ニューマチック工業社製)が
一般に用いられている。その概略としては、搬送エアー
と共に粉体供給筒から導入される粉体材料が、その底部
に中央部が高い傾斜状の分級板100が設けられている
分級室150に導入され、該分級室150において、粉
体材料が粉体材料と共に流入される気流により旋回流動
され、分級ルーバー90を介して微粉と粗粉とに遠心分
離され、微粉は分級板100の中央部に設けられた微粉
排出シュート120から排出され、粗粉は分級板100
の外周部に設けらた粗粉排出口110から排出されるも
のである。しかしながら、従来のこの様な気流分級機に
は下記の様な問題がある。即ち、図10に示した様に、
この種の気流分級機の分級室150への粉体材料供給部
は、サイクロン状の形状を有しており、上部カバー60
の上面中央部に案内筒54が起立状に設けられ、案内筒
54の上部外周面に供給筒80が接続されており、且
つ、該供給筒80は、この供給筒80を介して供給され
てくる粉体材料が、案内筒54の内円周接線方向に導入
されてくる様に接続されている。従って、供給筒80よ
り案内筒54内に粉体材料を供給すると、粉体材料は案
内筒54の内周面に沿って旋回しながら下落する。この
場合に粉体材料は、供給筒80から案内筒54内周面に
沿って帯状に下落する為、分級室150に流入してくる
粉体材料の分布及び濃度は不均一となり(分級室150
へ案内筒54の内周面の一部からのみ粉体材料は流入す
る)、粉体材料の分散が悪いという問題がある。又、処
理量を大きくとると粉体材料の凝集がいっそう起こり易
く、更に分散が十分に行われなくなる為、高精度の分級
が行えないという問題がある。更に、粉体材料を搬送す
るエアー量が多い場合には、分級室150に流入するエ
アー量も多くなる為、分級室150において旋回する粒
子の中心向き速度が大きくなり分離粒子径が大きくなる
という問題点がある。そこで、通常、分離粒子径を小さ
くする方法として、案内筒54の上部に設けた筒140
でエアーをダンパーによりコントロールして抜いている
が、この際に抜くエアー量が多いと粉体材料の一部も排
出してしまい、損失するという実用上の問題点が生じる
場合もある。
気流分級機としては、種々の分級機が提案されている
が、代表的なものとしては図10に示す様なディスパー
ジョンセパレーター(日本ニューマチック工業社製)が
一般に用いられている。その概略としては、搬送エアー
と共に粉体供給筒から導入される粉体材料が、その底部
に中央部が高い傾斜状の分級板100が設けられている
分級室150に導入され、該分級室150において、粉
体材料が粉体材料と共に流入される気流により旋回流動
され、分級ルーバー90を介して微粉と粗粉とに遠心分
離され、微粉は分級板100の中央部に設けられた微粉
排出シュート120から排出され、粗粉は分級板100
の外周部に設けらた粗粉排出口110から排出されるも
のである。しかしながら、従来のこの様な気流分級機に
は下記の様な問題がある。即ち、図10に示した様に、
この種の気流分級機の分級室150への粉体材料供給部
は、サイクロン状の形状を有しており、上部カバー60
の上面中央部に案内筒54が起立状に設けられ、案内筒
54の上部外周面に供給筒80が接続されており、且
つ、該供給筒80は、この供給筒80を介して供給され
てくる粉体材料が、案内筒54の内円周接線方向に導入
されてくる様に接続されている。従って、供給筒80よ
り案内筒54内に粉体材料を供給すると、粉体材料は案
内筒54の内周面に沿って旋回しながら下落する。この
場合に粉体材料は、供給筒80から案内筒54内周面に
沿って帯状に下落する為、分級室150に流入してくる
粉体材料の分布及び濃度は不均一となり(分級室150
へ案内筒54の内周面の一部からのみ粉体材料は流入す
る)、粉体材料の分散が悪いという問題がある。又、処
理量を大きくとると粉体材料の凝集がいっそう起こり易
く、更に分散が十分に行われなくなる為、高精度の分級
が行えないという問題がある。更に、粉体材料を搬送す
るエアー量が多い場合には、分級室150に流入するエ
アー量も多くなる為、分級室150において旋回する粒
子の中心向き速度が大きくなり分離粒子径が大きくなる
という問題点がある。そこで、通常、分離粒子径を小さ
くする方法として、案内筒54の上部に設けた筒140
でエアーをダンパーによりコントロールして抜いている
が、この際に抜くエアー量が多いと粉体材料の一部も排
出してしまい、損失するという実用上の問題点が生じる
場合もある。
【0006】本発明の目的は、上記の様な従来技術の問
題点を解決し、高精度の気流分級機部を具備し、且つ、
粉体原料を効率よく粉砕出来る衝突式気流粉砕機部とを
具備する新規な衝突式気流粉砕装置を提供することであ
る。
題点を解決し、高精度の気流分級機部を具備し、且つ、
粉体原料を効率よく粉砕出来る衝突式気流粉砕機部とを
具備する新規な衝突式気流粉砕装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の本
発明により達成される。即ち、本発明は、搬送エアーと
共に粉体供給筒から導入された粉体材料が、流入する気
流により旋回流動され分級ルーバーを介して微粉と粗粉
とに遠心分離される分級室を有する気流分級機部と、高
圧気体により粉体原料を搬送加速する為の加速管と、該
加速管から噴出する粉体を衝突力により粉砕する為の衝
突面を具備する粉砕室とを有し、且つ該衝突部材が加速
管出口に対向して設けられている衝突式気流粉砕機部と
を具備した衝突式気流粉砕装置において、気流分級機部
が、分級室の底部に設けられた傾斜状の分級板の中央部
に設けられた微粉排出口から微粉を排出させ、分級板の
外周部に形成された粗粉排出口から粗粉を排出させる構
造を有し、且つ、分級室の上部に粉体供給筒と連通され
た環状の案内室を設け、該案内室と分級室との間に案内
室の内円周方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバ
ーが設けられていることを特徴とし、衝突式気流粉砕機
部が、ラバール形状を有する加速管のスロート部と加速
管出口との間に、加速管の全円周方向におよぶ粉体原料
供給口、又は複数個(n≧2)の孔からなる粉体原料供
給口が設けられ、且つ、粉砕室の断面形状が実質円形状
もしくは楕円形状であり、更に、衝突部材の後方に粉砕
物排出口が設けられていることを特徴とし、且つ、上記
気流分級機部の粗粉排出口が上記衝突式気流粉砕機部の
粉体原料供給口に連通され、更に、衝突式気流粉砕機部
の粉砕物排出口が気流分級機部の粉体供給筒に連通され
ていることを特徴とする衝突式気流粉砕装置である。
発明により達成される。即ち、本発明は、搬送エアーと
共に粉体供給筒から導入された粉体材料が、流入する気
流により旋回流動され分級ルーバーを介して微粉と粗粉
とに遠心分離される分級室を有する気流分級機部と、高
圧気体により粉体原料を搬送加速する為の加速管と、該
加速管から噴出する粉体を衝突力により粉砕する為の衝
突面を具備する粉砕室とを有し、且つ該衝突部材が加速
管出口に対向して設けられている衝突式気流粉砕機部と
を具備した衝突式気流粉砕装置において、気流分級機部
が、分級室の底部に設けられた傾斜状の分級板の中央部
に設けられた微粉排出口から微粉を排出させ、分級板の
外周部に形成された粗粉排出口から粗粉を排出させる構
造を有し、且つ、分級室の上部に粉体供給筒と連通され
た環状の案内室を設け、該案内室と分級室との間に案内
室の内円周方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバ
ーが設けられていることを特徴とし、衝突式気流粉砕機
部が、ラバール形状を有する加速管のスロート部と加速
管出口との間に、加速管の全円周方向におよぶ粉体原料
供給口、又は複数個(n≧2)の孔からなる粉体原料供
給口が設けられ、且つ、粉砕室の断面形状が実質円形状
もしくは楕円形状であり、更に、衝突部材の後方に粉砕
物排出口が設けられていることを特徴とし、且つ、上記
気流分級機部の粗粉排出口が上記衝突式気流粉砕機部の
粉体原料供給口に連通され、更に、衝突式気流粉砕機部
の粉砕物排出口が気流分級機部の粉体供給筒に連通され
ていることを特徴とする衝突式気流粉砕装置である。
【0008】
【作用】本発明の衝突式気流粉砕装置は、気流分級機部
と衝突式気流粉砕機部とからなり、両部分を特定の構造
とし、且つ、気流分級機部で精度よく遠心分離された粗
粉の排出口が、粉砕効率に優れた衝突式気流粉砕機部の
粉体原料供給口に連通され、更に、衝突式気流粉砕機部
の粉砕物排出口が気流分級機部の粉体供給筒に連通され
ている為、従来の衝突式気流粉砕装置に比し、非常に効
率よく、且つ高精度に粉体材料を粉砕出来る。即ち、本
発明者らは、従来の気流分級機の問題点を解決すべく鋭
意研究した結果、分級室の上部に粉体供給筒と連通する
環状の案内室を設け、該案内室と該分級室との間に案内
室の内円周方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバ
ーを設ければ、粉体材料の分散性を向上出来、更に、高
精度の分級が行えること見出した。又、本発明者らは、
従来の衝突式気流粉砕機の問題点を解決すべく鋭意研究
した結果、ラバール形状を有する加速管のスロート部と
加速管出口との間に、加速管の全円周方向におよぶ粉体
原料供給口、又は複数個(n≧2)の粉体原料供給口を
設け、且つ、粉砕室断面形状を実質円形もしくは楕円形
状とし、更に好ましくは、加速管の中心軸が鉛直方向を
有するものとすれば、粉体材料を濃度の偏りを発生しな
い様に均一に高圧気流中に分散させることが出来、且
つ、加速管に対向する衝突部材の衝突面に均一に衝突さ
せることが出来る為、衝突の際の衝撃力により効率よく
粉体材料を粉砕出来ることを見出した。
と衝突式気流粉砕機部とからなり、両部分を特定の構造
とし、且つ、気流分級機部で精度よく遠心分離された粗
粉の排出口が、粉砕効率に優れた衝突式気流粉砕機部の
粉体原料供給口に連通され、更に、衝突式気流粉砕機部
の粉砕物排出口が気流分級機部の粉体供給筒に連通され
ている為、従来の衝突式気流粉砕装置に比し、非常に効
率よく、且つ高精度に粉体材料を粉砕出来る。即ち、本
発明者らは、従来の気流分級機の問題点を解決すべく鋭
意研究した結果、分級室の上部に粉体供給筒と連通する
環状の案内室を設け、該案内室と該分級室との間に案内
室の内円周方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバ
ーを設ければ、粉体材料の分散性を向上出来、更に、高
精度の分級が行えること見出した。又、本発明者らは、
従来の衝突式気流粉砕機の問題点を解決すべく鋭意研究
した結果、ラバール形状を有する加速管のスロート部と
加速管出口との間に、加速管の全円周方向におよぶ粉体
原料供給口、又は複数個(n≧2)の粉体原料供給口を
設け、且つ、粉砕室断面形状を実質円形もしくは楕円形
状とし、更に好ましくは、加速管の中心軸が鉛直方向を
有するものとすれば、粉体材料を濃度の偏りを発生しな
い様に均一に高圧気流中に分散させることが出来、且
つ、加速管に対向する衝突部材の衝突面に均一に衝突さ
せることが出来る為、衝突の際の衝撃力により効率よく
粉体材料を粉砕出来ることを見出した。
【0009】
【好ましい実施態様】以下に、本発明を添付図面に基づ
いて更に詳細に説明する。図1は、本発明の衝突式気流
粉砕装置の一実施例を示す概略断面図であり、図2は、
図1のA−A´線における断面図であり、図3は図1の
C−C´線における断面図であり、同様に図4は図1の
B−B´線における断面図であり、図5は図1のD−D
´線における断面図である。
いて更に詳細に説明する。図1は、本発明の衝突式気流
粉砕装置の一実施例を示す概略断面図であり、図2は、
図1のA−A´線における断面図であり、図3は図1の
C−C´線における断面図であり、同様に図4は図1の
B−B´線における断面図であり、図5は図1のD−D
´線における断面図である。
【0010】本発明の衝突式気流粉砕装置は、以下に述
べる特定の構造を有する気流分級機部と衝突式気流粉砕
機部とからなることを特徴とする。先ず、本発明の衝突
式気流粉砕装置の衝突式気流粉砕機部について図1に基
づき説明する。本発明装置の衝突式気流粉砕機部は、図
1に示す様に、原料供給口1、高圧気体貯槽2、加速管
3、衝突部材4、粉砕室5及び粉砕物排出口6とから構
成される。衝突式気流粉砕機部における高圧気体の作用
を説明すると、高圧気体は、先ず高圧気体貯槽2の左右
にある入口7から入り、圧力の変動等、脈動が均一にさ
れた後、原料供給口1の中心部に設けられたラバルノズ
ル9から加速管3に流入される(図4図示)。加速管3
もラバルノズル9と同様の末広がりのラバル形状を有す
る為、加速管3に流入された高圧気体は、膨張しながら
超音速領域まで加速される。その過程で高圧気体は減圧
され、加速管3を出たところで気体の圧力は粉砕室5の
圧力と略同一になる。一方、円形もしくは楕円形状の粉
砕室5では、図3に示した図 1のC−C´線における断
面図から明らかな様に、出口部6で粉砕室5内の気体を
吸引すると、粉砕室5の内部に吸引流が発生する。そし
て、この吸引流の作用により、衝突部材4の表面は減圧
状態になる。そして、この様な衝突部材4の表面の減圧
作用により、加速管3より出た噴流は更に加速され、衝
突部材4の表面に衝突する。この時、衝突部材4の衝突
面は、頂角が110〜175度の範囲の錐体形状を有し
ている為、衝突部材4に衝突した噴流は、この円錐状部
材の頂点を中心として、衝突部材4と粉砕室5壁との間
に放射状に拡散される。この拡散された気流は、前述し
た粉砕室5内部の吸引流に乗る形で、粉砕室5の出口部
6に導かれる。
べる特定の構造を有する気流分級機部と衝突式気流粉砕
機部とからなることを特徴とする。先ず、本発明の衝突
式気流粉砕装置の衝突式気流粉砕機部について図1に基
づき説明する。本発明装置の衝突式気流粉砕機部は、図
1に示す様に、原料供給口1、高圧気体貯槽2、加速管
3、衝突部材4、粉砕室5及び粉砕物排出口6とから構
成される。衝突式気流粉砕機部における高圧気体の作用
を説明すると、高圧気体は、先ず高圧気体貯槽2の左右
にある入口7から入り、圧力の変動等、脈動が均一にさ
れた後、原料供給口1の中心部に設けられたラバルノズ
ル9から加速管3に流入される(図4図示)。加速管3
もラバルノズル9と同様の末広がりのラバル形状を有す
る為、加速管3に流入された高圧気体は、膨張しながら
超音速領域まで加速される。その過程で高圧気体は減圧
され、加速管3を出たところで気体の圧力は粉砕室5の
圧力と略同一になる。一方、円形もしくは楕円形状の粉
砕室5では、図3に示した図 1のC−C´線における断
面図から明らかな様に、出口部6で粉砕室5内の気体を
吸引すると、粉砕室5の内部に吸引流が発生する。そし
て、この吸引流の作用により、衝突部材4の表面は減圧
状態になる。そして、この様な衝突部材4の表面の減圧
作用により、加速管3より出た噴流は更に加速され、衝
突部材4の表面に衝突する。この時、衝突部材4の衝突
面は、頂角が110〜175度の範囲の錐体形状を有し
ている為、衝突部材4に衝突した噴流は、この円錐状部
材の頂点を中心として、衝突部材4と粉砕室5壁との間
に放射状に拡散される。この拡散された気流は、前述し
た粉砕室5内部の吸引流に乗る形で、粉砕室5の出口部
6に導かれる。
【0011】次に、供給される粉体原料が、衝突式気流
粉砕機部で受ける作用について説明する。被粉砕物であ
る粉体原料は、原料供給口1の上部から供給される。そ
して、供給された粉体原料は、原料供給口1の下部から
加速管3へと吸引排出される。この際の原料の吸引排出
の原理は、前述した高圧気体の加速管における膨脹減圧
によるエゼクター効果による。この時、本発明の衝突式
気流粉砕機装置の衝突式気流粉砕機部では、粉体原料を
十分に分散させて加速管3内部に吸引させる様にする為
に、ラバール形状を有する加速管3のスロート部と加速
管3の出口との間に、図2(a)に示した様な加速管3
の全円周方向におよぶ粉体原料供給口1を、又は、図2
(b)に示した様な複数個(n≧2)の孔からなる粉体
原料供給口1を設けてある為(図2(b)ではn=
4)、粉体原料は高圧気流により十分に分散され加速さ
れる。これに対し、図8及び図9に示した様な従来の衝
突式気流粉砕機では、加速管22への原料供給口25
は、加速管22の途中に連通されて一箇所だけに設けら
れており、加速管22内に吸引導入された粉体原料は、
原料供給口25を通過直後に、高圧気体供給ノズル21
にから噴出してくる高圧気流によって、加速管出口23
の方向に向かって流路を急激に変更されながら、高圧気
流中に分散し、急加速されるものである為、粉体原料濃
度の高い流れと低い流れとに分離されてしまい十分に分
散されて加速されなかった。この様にして加速管3内部
に分散されて吸引される粉体原料は、原料供給口1の中
央部に設けられているラバルノズル9から放射される高
速気流により完全に分散される。
粉砕機部で受ける作用について説明する。被粉砕物であ
る粉体原料は、原料供給口1の上部から供給される。そ
して、供給された粉体原料は、原料供給口1の下部から
加速管3へと吸引排出される。この際の原料の吸引排出
の原理は、前述した高圧気体の加速管における膨脹減圧
によるエゼクター効果による。この時、本発明の衝突式
気流粉砕機装置の衝突式気流粉砕機部では、粉体原料を
十分に分散させて加速管3内部に吸引させる様にする為
に、ラバール形状を有する加速管3のスロート部と加速
管3の出口との間に、図2(a)に示した様な加速管3
の全円周方向におよぶ粉体原料供給口1を、又は、図2
(b)に示した様な複数個(n≧2)の孔からなる粉体
原料供給口1を設けてある為(図2(b)ではn=
4)、粉体原料は高圧気流により十分に分散され加速さ
れる。これに対し、図8及び図9に示した様な従来の衝
突式気流粉砕機では、加速管22への原料供給口25
は、加速管22の途中に連通されて一箇所だけに設けら
れており、加速管22内に吸引導入された粉体原料は、
原料供給口25を通過直後に、高圧気体供給ノズル21
にから噴出してくる高圧気流によって、加速管出口23
の方向に向かって流路を急激に変更されながら、高圧気
流中に分散し、急加速されるものである為、粉体原料濃
度の高い流れと低い流れとに分離されてしまい十分に分
散されて加速されなかった。この様にして加速管3内部
に分散されて吸引される粉体原料は、原料供給口1の中
央部に設けられているラバルノズル9から放射される高
速気流により完全に分散される。
【0012】次に、以上の様にして分散された粉体原料
は、加速管3の内部を流れる高速気流に乗って加速さ
れ、超音速固気混合流れとなる。この固気混合流れは加
速管3を出た後、固気混合噴流となり、前述の噴流と同
様の作用を受け衝突部材4に衝突する。この衝突により
原料粗粉は微粉砕される。粉砕物は次いで粉砕室5の壁
における二次衝突による微粉砕が更に行われ、場合によ
っては、粉砕物は粉砕室5の出口部6に搬送されるまで
に、粉砕室5の壁及び衝突部材4の側面との三次(及び
四次)の衝突が生じ、更に粉砕される。特に、本発明装
置の衝突式気流粉砕機部においては、粉砕室5の断面形
状が円形もしくは楕円形状を有している為、該衝突面か
ら実質上全周方向に分散された粉砕物は粉砕室内5の壁
と効率よく二次衝突を生じ、更に粉砕効率が向上され
る。又、本発明装置の衝突式気流粉砕機部の衝突部材4
の衝突面の先端部分は、頂角が110〜175度の範囲
にある錐体形状である為、例えば、原料が樹脂や粘着性
のあるものを含有する粉体である場合にも、融着、凝集
物及び粗粒子等の問題も発生しない。更に、本発明装置
の衝突式気流粉砕機部は、粉体原料を高速気流中に均一
に分散出来る為、摩耗性のある物質を含有した粉体原料
を粉砕する場合においても、加速管3の内壁や衝突部材
4の衝突面の局部的な摩耗の発生を防止出来、より安定
した運転が可能となる。
は、加速管3の内部を流れる高速気流に乗って加速さ
れ、超音速固気混合流れとなる。この固気混合流れは加
速管3を出た後、固気混合噴流となり、前述の噴流と同
様の作用を受け衝突部材4に衝突する。この衝突により
原料粗粉は微粉砕される。粉砕物は次いで粉砕室5の壁
における二次衝突による微粉砕が更に行われ、場合によ
っては、粉砕物は粉砕室5の出口部6に搬送されるまで
に、粉砕室5の壁及び衝突部材4の側面との三次(及び
四次)の衝突が生じ、更に粉砕される。特に、本発明装
置の衝突式気流粉砕機部においては、粉砕室5の断面形
状が円形もしくは楕円形状を有している為、該衝突面か
ら実質上全周方向に分散された粉砕物は粉砕室内5の壁
と効率よく二次衝突を生じ、更に粉砕効率が向上され
る。又、本発明装置の衝突式気流粉砕機部の衝突部材4
の衝突面の先端部分は、頂角が110〜175度の範囲
にある錐体形状である為、例えば、原料が樹脂や粘着性
のあるものを含有する粉体である場合にも、融着、凝集
物及び粗粒子等の問題も発生しない。更に、本発明装置
の衝突式気流粉砕機部は、粉体原料を高速気流中に均一
に分散出来る為、摩耗性のある物質を含有した粉体原料
を粉砕する場合においても、加速管3の内壁や衝突部材
4の衝突面の局部的な摩耗の発生を防止出来、より安定
した運転が可能となる。
【0013】次に、本発明装置のもう一つの構成部分で
ある気流分級機部について、図1に従って説明する。図
1において、41は筒状の本体ケーシング、42は下部
ケーシングを示し、42の下部には粗粉排出用のホッパ
ー43が接続されている。又、本体ケーシング41の内
部には分級室44が設けられている。この分級室44の
上部は、本体ケーシング41の上部に取付けられた環状
の案内室45と、中央部が高くなっている円錐状(傘
状)の上部カバー46とによって閉鎖されている。分級
室44と案内室45の間の仕切壁に、円周方向に配列す
る複数のルーバー47(図5に例示)を設けておき、案
内室45に、供給塔48から送り込まれてくる粉体材料
とエアーとが、該ルーバー47の間から分級室44に旋
回されて流入される様にする。尚、案内室45の中を流
動するエアーと粉体材料とを、各ルーバー47間に均一
に分配させることが、精度よく分級させる為には必要で
ある。又、ルーバー47へ到達するまでの流路として
は、遠心力による濃縮が起こりにくい形状にする必要が
ある。図1の例では分級室44の水平面に対して垂直な
上方向に供給筒48を接続させているが、これに限定さ
れるものではない。この様にして、本発明装置に用いる
気流分級機部では、ルーバー47を介してエアーと粉体
材料とが分級室44へ供給される為、分級室44へ供給
される際にエアーと粉体材料とは従来の方式より著しい
分散の向上が達成される。又、ルーバー間隔は任意に調
整出来る。
ある気流分級機部について、図1に従って説明する。図
1において、41は筒状の本体ケーシング、42は下部
ケーシングを示し、42の下部には粗粉排出用のホッパ
ー43が接続されている。又、本体ケーシング41の内
部には分級室44が設けられている。この分級室44の
上部は、本体ケーシング41の上部に取付けられた環状
の案内室45と、中央部が高くなっている円錐状(傘
状)の上部カバー46とによって閉鎖されている。分級
室44と案内室45の間の仕切壁に、円周方向に配列す
る複数のルーバー47(図5に例示)を設けておき、案
内室45に、供給塔48から送り込まれてくる粉体材料
とエアーとが、該ルーバー47の間から分級室44に旋
回されて流入される様にする。尚、案内室45の中を流
動するエアーと粉体材料とを、各ルーバー47間に均一
に分配させることが、精度よく分級させる為には必要で
ある。又、ルーバー47へ到達するまでの流路として
は、遠心力による濃縮が起こりにくい形状にする必要が
ある。図1の例では分級室44の水平面に対して垂直な
上方向に供給筒48を接続させているが、これに限定さ
れるものではない。この様にして、本発明装置に用いる
気流分級機部では、ルーバー47を介してエアーと粉体
材料とが分級室44へ供給される為、分級室44へ供給
される際にエアーと粉体材料とは従来の方式より著しい
分散の向上が達成される。又、ルーバー間隔は任意に調
整出来る。
【0014】又、本発明装置に用いる気流分級機部で
は、本体ケーシング41の下部にも円周方向に配列する
分級ルーバー49を設け、外部から分級室44へ旋回流
を起こす為の分級エアーを分級ルーバー49を介して取
り入れている。分級室44の底部には、中央部が高くな
った円錐状(傘状)の分級板50を設け、該分級板50
の外周囲に粗粉排出口51を形成する。又、分級板50
の中央部には微粉排出口に接続した微粉排出シュート5
2を設け、該微粉排出シュート52の下端部をL字形に
屈曲させ、この屈曲端部を下部ケーシング42の側壁よ
り外部に位置させる様にする。更に、微粉排出シュート
52はサイクロンや集塵機の様な微粉回収手段を介して
吸引ファンに接続されており(図示なし)、該吸引ファ
ンにより分級室44に吸引力を作用させて、該ルーバー
49の間より分級室44に流入する吸引エアーによっ
て、分級に要する旋回流を起こしている。本発明装置に
用いられる気流分級機部は、上記の様な構造を有する
為、粉体材料を供給筒48から案内筒45にエアーと供
に供給すると、この粉体材料を含むエアーは、案内室4
5へと各ルーバー47の間を通過して、分級室44へと
旋回しながら均一の濃度で分散しながら流入される。分
級室44内に旋回しながら流入された粉体材料は、次
に、微粉排出シュート52に接続した吸引ファンにより
発生する、分級室44の下部にある分級ルーバー49の
間より流入する吸引エアー流に乗って更に旋回を増し、
各粒子に作用する遠心力によって粗粉と微粉とに効率よ
く遠心分離される。この時、分級室44内の外周部を旋
回する粗粉は、粗粉排出口51より排出されて、下部の
ホッパー43から排出される。又、分級板50の上部傾
斜面に沿って中心部へと移行する微粉は、微粉排出シュ
ート52から微粉回収手段(図示なし)へと排出され
る。本発明装置に用いられる気流分級機部では、分級室
44に粉体材料と共に流入されるエアーは、全て旋回流
となって流入する為、分級室44内で旋回する粒子の中
心向きの速度は、遠心力に比べ相対的に小さくなり、分
級室44において分離粒子径の小さな分級が行われ、粒
子径の非常に小さな微粉を微粉排出シュート52に排出
させることが出来る。しかも、粉体材料が、略均一な濃
度で分級室44に流入されてくる為、精緻な分布の微粉
体を得ることが出来る。
は、本体ケーシング41の下部にも円周方向に配列する
分級ルーバー49を設け、外部から分級室44へ旋回流
を起こす為の分級エアーを分級ルーバー49を介して取
り入れている。分級室44の底部には、中央部が高くな
った円錐状(傘状)の分級板50を設け、該分級板50
の外周囲に粗粉排出口51を形成する。又、分級板50
の中央部には微粉排出口に接続した微粉排出シュート5
2を設け、該微粉排出シュート52の下端部をL字形に
屈曲させ、この屈曲端部を下部ケーシング42の側壁よ
り外部に位置させる様にする。更に、微粉排出シュート
52はサイクロンや集塵機の様な微粉回収手段を介して
吸引ファンに接続されており(図示なし)、該吸引ファ
ンにより分級室44に吸引力を作用させて、該ルーバー
49の間より分級室44に流入する吸引エアーによっ
て、分級に要する旋回流を起こしている。本発明装置に
用いられる気流分級機部は、上記の様な構造を有する
為、粉体材料を供給筒48から案内筒45にエアーと供
に供給すると、この粉体材料を含むエアーは、案内室4
5へと各ルーバー47の間を通過して、分級室44へと
旋回しながら均一の濃度で分散しながら流入される。分
級室44内に旋回しながら流入された粉体材料は、次
に、微粉排出シュート52に接続した吸引ファンにより
発生する、分級室44の下部にある分級ルーバー49の
間より流入する吸引エアー流に乗って更に旋回を増し、
各粒子に作用する遠心力によって粗粉と微粉とに効率よ
く遠心分離される。この時、分級室44内の外周部を旋
回する粗粉は、粗粉排出口51より排出されて、下部の
ホッパー43から排出される。又、分級板50の上部傾
斜面に沿って中心部へと移行する微粉は、微粉排出シュ
ート52から微粉回収手段(図示なし)へと排出され
る。本発明装置に用いられる気流分級機部では、分級室
44に粉体材料と共に流入されるエアーは、全て旋回流
となって流入する為、分級室44内で旋回する粒子の中
心向きの速度は、遠心力に比べ相対的に小さくなり、分
級室44において分離粒子径の小さな分級が行われ、粒
子径の非常に小さな微粉を微粉排出シュート52に排出
させることが出来る。しかも、粉体材料が、略均一な濃
度で分級室44に流入されてくる為、精緻な分布の微粉
体を得ることが出来る。
【0015】本発明の衝突式気流粉砕装置は、以上説明
した様な衝突式気流粉砕機部と気流分級機部とを図1に
示す様に連結させたものである。即ち、気流分級機部の
粗粉排出口51を衝突式気流粉砕機部の被粉砕物供給口
1に連結させ、且つ、衝突式気流粉砕機部の粉砕物排出
口6を気流分級機部の粉体供給筒48に連結させること
により、衝突式気流粉砕機部で効率よく粉砕された粉砕
物が気流分級機部に導入され、粒子径の非常に小さな、
しかも精緻な分布の微粉体のみが微粉排出シュート52
から回収され、それ以外の粗粉は、衝突式気流粉砕機部
に再度導入されて再粉砕され、粒子径の非常に小さな、
しかも精緻な分布の微粉体となるまで繰り返し粉砕が続
けられる。尚、本発明の衝突式気流粉砕装置において、
粉砕用原料は、適宜の導入手段により図1の原料導入口
53から導入される。
した様な衝突式気流粉砕機部と気流分級機部とを図1に
示す様に連結させたものである。即ち、気流分級機部の
粗粉排出口51を衝突式気流粉砕機部の被粉砕物供給口
1に連結させ、且つ、衝突式気流粉砕機部の粉砕物排出
口6を気流分級機部の粉体供給筒48に連結させること
により、衝突式気流粉砕機部で効率よく粉砕された粉砕
物が気流分級機部に導入され、粒子径の非常に小さな、
しかも精緻な分布の微粉体のみが微粉排出シュート52
から回収され、それ以外の粗粉は、衝突式気流粉砕機部
に再度導入されて再粉砕され、粒子径の非常に小さな、
しかも精緻な分布の微粉体となるまで繰り返し粉砕が続
けられる。尚、本発明の衝突式気流粉砕装置において、
粉砕用原料は、適宜の導入手段により図1の原料導入口
53から導入される。
【0016】
【発明の効果】以上の様に、本発明の衝突式気流粉砕装
置の衝突式気流粉砕機部は、従来のそれに比べ、加速管
への原料供給方法が工夫されている為、被粉砕物はより
強く分散され、加速されて粉砕室へと導入される。更
に、粉砕室の背圧が低いことから、被粉砕物をより速く
衝突部材に衝突させることが可能である。これらの結
果、粉砕効率を向上させることが可能となる。又、本発
明の衝突式気流粉砕装置の衝突式気流粉砕機部は、粉砕
室形状の工夫や被粉砕物の強分散による粉塵濃度の低下
により、衝突部材ならびに加速管と粉砕室における被粉
砕室の融着や磨耗も、従来の衝突式気流粉砕機に比べ大
幅に低減されて、安定稼働させることが出来る。又、本
発明の衝突式気流粉砕装置の気流分級機部では、分級室
において分離粒子径の小さな分級が行われ、粒子径の非
常に小さな、しかも精緻な分布の微粉体を得ることが出
来る。従って、本発明の衝突式気流粉砕装置は、効率よ
く粉体原料の粉砕が出来、粉砕された微粉体の回収も精
度よく出来る。
置の衝突式気流粉砕機部は、従来のそれに比べ、加速管
への原料供給方法が工夫されている為、被粉砕物はより
強く分散され、加速されて粉砕室へと導入される。更
に、粉砕室の背圧が低いことから、被粉砕物をより速く
衝突部材に衝突させることが可能である。これらの結
果、粉砕効率を向上させることが可能となる。又、本発
明の衝突式気流粉砕装置の衝突式気流粉砕機部は、粉砕
室形状の工夫や被粉砕物の強分散による粉塵濃度の低下
により、衝突部材ならびに加速管と粉砕室における被粉
砕室の融着や磨耗も、従来の衝突式気流粉砕機に比べ大
幅に低減されて、安定稼働させることが出来る。又、本
発明の衝突式気流粉砕装置の気流分級機部では、分級室
において分離粒子径の小さな分級が行われ、粒子径の非
常に小さな、しかも精緻な分布の微粉体を得ることが出
来る。従って、本発明の衝突式気流粉砕装置は、効率よ
く粉体原料の粉砕が出来、粉砕された微粉体の回収も精
度よく出来る。
【図1】本発明の衝突式気流粉砕装置の概略断面図。
【図2】(a)は、原料供給口が加速管の全円周方向に
およぶ場合の例の、図1におけるA−A´線の断面図で
ある。(b)は、原料供給口がn=4個の孔からなる場
合の例の、図1におけるA−A´線の断面図である。
およぶ場合の例の、図1におけるA−A´線の断面図で
ある。(b)は、原料供給口がn=4個の孔からなる場
合の例の、図1におけるA−A´線の断面図である。
【図3】図1のC−C´断面図である。
【図4】図1のB−B´断面図である。
【図5】図1のD−D´断面図である。
【図6】衝突部材4の変形例を示す投影図である。
【図7】衝突部材4の別の変形例を示す投影図である。
【図8】従来の衝突式気流粉砕機を示す概略図である。
【図9】従来の衝突式気流粉砕機を示す概略図である。
【図10】従来の気流分級機を示す概略図である。
1、25:粉体原料供給口 2:高圧気体貯槽 3、22:加速管 4、24、28:衝突部材 5、26、31:粉砕室 6、27:粉砕室出口 7:高圧気体入口 8:高圧気体連絡通路 9:ラバルノズル 21:高圧気体供給ノズル 23:加速管出口 29、30:衝突面 41、101:分級機本体ケーシング 42、70:分級機下部ケーシング 43:粗粉排出ホッパー 44、150:分級室 45:案内室 46、60:上部カバー 47、49、90:ルーバー 48、80:供給筒 50、100:分級板 51、110:粗粉排出口 52、120:微粉排出シート 53:原料導入部 54:案内筒 130:粗粉排出ホッパー 140:案内筒上部
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送エアーと共に粉体供給筒から導入さ
れた粉体材料が、流入する気流により旋回流動され分級
ルーバーを介して微粉と粗粉とに遠心分離される分級室
を有する気流分級機部と、高圧気体により粉体原料を搬
送加速する為の加速管と、該加速管から噴出する粉体を
衝突力により粉砕する為の衝突面を具備する粉砕室とを
有し、且つ該衝突部材が加速管出口に対向して設けられ
ている衝突式気流粉砕機部とを具備した衝突式気流粉砕
装置において、気流分級機部が、分級室の底部に設けら
れた傾斜状の分級板の中央部に設けられた排出口に接続
した微粉排出シュートから微粉を排出させ、分級板の外
周部に形成された粗粉排出口から粗粉を排出させる構造
を有し、且つ、分級室の上部に粉体供給筒と連通された
環状の案内室を設け、該案内室と分級室との間に案内室
の内円周方向の接線方向に先端を向けた複数のルーバー
が設けられていることを特徴とし、衝突式気流粉砕機部
が、ラバール形状を有する加速管のスロート部と加速管
出口との間に、加速管の全円周方向におよぶ粉体原料供
給口、又は複数個(n≧2)の孔からなる粉体原料供給
口が設けられ、且つ、粉砕室の断面形状が実質円形状も
しくは楕円形状であり、更に、衝突部材の後方に粉砕物
排出口が設けられていることを特徴とし、且つ、上記気
流分級機部の粗粉排出口が上記衝突式気流粉砕機部の粉
体原料供給口に連通され、更に、衝突式気流粉砕機部の
粉砕物排出口が気流分級機部の粉体供給筒に連通されて
いることを特徴とする衝突式気流粉砕装置。 - 【請求項2】 加速管の中心軸が鉛直方向である請求項
1に記載の衝突式気流粉砕装置。 - 【請求項3】 衝突部材の衝突面の先端部分の形状が、
頂角が110〜175度の範囲にある錐体形状である請
求項1に記載の衝突式気流粉砕装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03319632A JP3091281B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 衝突式気流粉砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03319632A JP3091281B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 衝突式気流粉砕装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05131157A true JPH05131157A (ja) | 1993-05-28 |
| JP3091281B2 JP3091281B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=18112463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03319632A Expired - Fee Related JP3091281B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 衝突式気流粉砕装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3091281B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108906289A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-30 | 西安科技大学 | 一种以自身物料为气流介质的复合型超细粉气流粉碎机 |
| CN117680242A (zh) * | 2024-02-01 | 2024-03-12 | 新乡市大北农农牧有限责任公司 | 一种多功能自动化饲料粉碎机 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP03319632A patent/JP3091281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108906289A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-11-30 | 西安科技大学 | 一种以自身物料为气流介质的复合型超细粉气流粉碎机 |
| CN108906289B (zh) * | 2018-08-01 | 2023-05-23 | 西安科技大学 | 一种以自身物料为气流介质的复合型超细粉气流粉碎机 |
| CN117680242A (zh) * | 2024-02-01 | 2024-03-12 | 新乡市大北农农牧有限责任公司 | 一种多功能自动化饲料粉碎机 |
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