JPH05131606A - サンドイツチ型軽量鋼板の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

サンドイツチ型軽量鋼板の製造方法およびその製造装置

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JPH05131606A
JPH05131606A JP3294214A JP29421491A JPH05131606A JP H05131606 A JPH05131606 A JP H05131606A JP 3294214 A JP3294214 A JP 3294214A JP 29421491 A JP29421491 A JP 29421491A JP H05131606 A JPH05131606 A JP H05131606A
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JP
Japan
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film
temperature
steel sheet
melting point
polymer compound
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JP3294214A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kobayashi
林 繁 小
Yasuhiro Hida
田 泰 宏 緋
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】品質のばらつきが少なく、優れて安定した品質
のサンドイッチ型軽量鋼板の製造方法およびその製造装
置を提供する。 【構成】2枚の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フィル
ムを挟み、前記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟化点
以上融点未満の温度で予熱し、前記軟化点以上の温度
で、かつ前記フィルムの前記予熱温度における弾性限界
強度を100%としたときの100〜70%の範囲の押
圧力にて前記鋼板の外面から少なくとも一対のロールで
圧接しながら移送することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子化合物フィルム
を2枚の鋼板の間に挟むサンドイッチ型軽量鋼板の製造
方法およびその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地球環境保護のため、自動車等の車体軽
量化が社会的ニーズとしてクローズアップされてきてい
る。このようなニーズに対応するため、従来、例えば特
公平2−12189号および特公平1−49118号に
あるようにサンドイッチ鋼板の芯材としての各種フィル
ムの加熱温度に注目し、前者はフィルムの軟化点近傍
の、後者は融点以上の温度で圧接しながら脱気(脱泡)
し、しかるのち両者ともさらに高い温度で熱圧着するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両者の
技術で得られる製品は品質のばらつきが極めて大きいこ
とが判明した。すなわち、脱泡が出来なかったり、製品
厚みにばらつきがあったりする場合が多々あった。
【0004】本発明は、品質のばらつきが少なく、優れ
て安定した品質のサンドイッチ型軽量鋼板の製造方法お
よびその製造装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来技術における製品品
質のばらつきについて鋭意検討した結果、脱泡が達成出
来ないのは、フィルムの温度と圧接時の押圧力が適正範
囲にない場合に起こることが判明した。
【0006】すなわち、(1)フィルム温度が軟化点よ
りも低すぎる場合、(2)フィルム温度が軟化点近傍で
適正であっても、押圧力が低すぎる場合であった。
【0007】また、フィルム温度が軟化点近傍であって
も、押圧力が高すぎる場合にはフィルムの流動性が高い
ため、製品板厚が幅方向、長手方向とも不均一になるこ
とも分かった。
【0008】さらに、脱泡後の融点以上の圧着工程にお
いては、押圧力を付加するとフィルムが流動して製品板
厚のばらつきが生じることがわかった。
【0009】従来技術における前記の不具合は、押圧力
制御の欠落していたことが原因である。本発明者等は、
フィルムの温度と押圧力を適正にコントロールする必要
があるとの観点により、本発明に至ったものである。
【0010】すなわち、上記目的を達成するために本発
明の第一の態様によれば、2枚の鋼板の間に熱可塑性高
分子化合物フィルムを挟み、前記熱可塑性高分子化合物
フィルムの軟化点以上融点未満の温度で予熱し、前記軟
化点以上の温度で、かつ前記フィルムの前記予熱温度に
おける弾性限界強度を100%としたときの100〜7
0%の範囲の押圧力にて前記鋼板の外面から少なくとも
一対のロールで圧接しながら移送することを特徴とする
サンドイッチ型軽量鋼板の製造方法が提供される。
【0011】また、本発明の第二の態様によれば、2枚
の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フィルムを挟み、前
記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟化点以上融点未満
の温度で予熱し、前記軟化点以上の温度で、かつ前記フ
ィルムの前記予熱温度における弾性限界強度を100%
としたときの100〜70%の範囲の押圧力にて前記鋼
板の外面から少なくとも一対のロールで圧接しながら移
送した後、前記フィルムの融点以上の温度に加熱するこ
とを特徴とするサンドイッチ型軽量鋼板の製造方法が提
供される。
【0012】また、本発明の第三の態様によれば、2枚
の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フィルムを挟み、前
記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟化点以上融点未満
の温度で予熱し、前記軟化点以上の温度で、かつ前記フ
ィルムの前記予熱温度における弾性限界強度を100%
としたときの100〜70%の範囲の押圧力にて前記鋼
板の外面から少なくとも一対のロールで圧接しながら移
送した後、前記フィルムの融点以上分解点未満の温度に
加熱しながら製品厚に設定された少なくとも一対の加熱
ロールを通過させることを特徴とするサンドイッチ型軽
量鋼板の製造方法が提供される。
【0013】また、本発明の第四の態様によれば、2枚
の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フィルムを挟んだ積
層体を、前記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟化点以
上融点未満の温度に予熱する手段と、前記予熱状態のま
ま前記積層体を前記フィルムの前記予熱温度における弾
性限界強度を100%としたときの100〜70%の範
囲の押圧力にて前記2枚の鋼板の外面から圧接しながら
移送する手段と、さらに融点以上分解点未満の温度に加
熱または前記融点以上分解点未満の加熱状態で製品厚に
加熱圧着する手段とを備えることを特徴とするサンドイ
ッチ型軽量鋼板の製造装置が提供される。
【0014】以下に本発明をさらに詳細に説明する。
【0015】本発明では、外皮材として鋼板に、熱可塑
性高分子化合物フィルムをのせ、さらにその上に鋼板を
のせ、積層体を形成する。本発明で用いる熱可塑性高分
子化合物はサンドイッチ型軽量鋼板の芯材として用いら
れる物質であって、高分子樹脂および高分子樹脂の中に
種々の目的のために添加するグラファイト、CaCO
3 、雲母、可塑剤等の有機または無機物質などがある
が、これらの組成物からなる芯材をも使用することがで
きる。
【0016】外皮材として用いるものは、前述の鋼板の
みではなく、他の金属、たとえばアルミニウム等を用い
てもよいし、形状についてもシート状のみではなく異形
断面のものを用いることもできる。
【0017】また、本発明に用いる外皮材はシート状鋼
板でもよいことは言うまでもなく、本発明によりサンド
イッチ型軽量鋼板の連続コイルを製造することができ
る。
【0018】本発明におけるサンドイッチ型軽量鋼板の
製造方法は、基本的には(1)脱泡、仮接着工程と
(2)高温接着工程との二段法である。すなわち、第1
段:脱泡、仮接着工程は、フィルムの軟化点以上融点未
満の温度で、かつ前記フィルムの前記予熱温度における
弾性限界強度を100%としたときの100〜70%の
範囲の押圧力でロール圧接すること、第2段:高温接着
工程は、フィルムの融点以上分解点未満の間の温度で、
製品厚のロールギャップ間を通過させることである。
【0019】これを図1に示すグラフを参照しながら説
明する。第1段はフィルムの軟化点以上融点未満の温度
で、かつ前記フィルムの前記予熱温度における弾性限界
強度を100%としたときの100〜70%の範囲の押
圧力により鋼板にフィルムを圧接する。第2段は第1段
に引き続きフィルムの融点以上分解点未満の温度でフィ
ルムを溶融させながら、鋼板からはみださないようにロ
ール間を通過させる。
【0020】
【作用】第1段のフィルムの軟化点温度においては、化
合物の構造の再配列が起るので、基盤である鋼板への付
着が容易である。軟化点より低い温度では付着が容易で
ない。また、融点またはそれより高い温度では流動性が
大きく製品厚みの不均一が起る。
【0021】また、第1段の押圧圧接では、軟化点以上
の温度の熱可塑性高分子化合物の鋼板への付着を促進す
る。この押圧力がフィルムの前記温度における弾性限界
強度の70%未満では鋼板に付着しにくいので脱泡がで
きない。また、弾性限界を超える強度の押圧ではフィル
ムが流動して厚みの不均一が起る。
【0022】第2段でのフィルム温度はフィルムの融点
以上分解点未満であればよい。融点以上の温度になる
と、高分子化合物が鋼板界面の前処理層(クロメートや
フォスフェート等)と反応を起し、強固に接着する。
【0023】また、第2段でフィルムの予熱温度におけ
る弾性限界内にてロール圧接したのち、製品厚のロール
ギャップ間を通過させることによって、熱歪等による鋼
板とフィルムの剥離を防ぐことができる。ロールギャッ
プが製品厚より狭い場合は、溶融したフィルムが流動し
て厚みの不均一が起る。また、ロールギャップが製品厚
より広い場合は、鋼板とフィルムの剥離が起る。
【0024】つぎに、本発明のサンドイッチ型軽量鋼板
の製造装置を図2に示す一実施例を参照しながら説明す
る。
【0025】以下の説明では外皮材として連続コイル
(以下、ストリップという)を用い、サンドイッチ型軽
量鋼帯(以下、サンドイッチ鋼帯という)を製造する場
合について説明するがこれに限るものではない。本発明
装置は、第1および第2加熱炉1,2、ラミネータ3お
よび冷却帯4を有する。まず、下板となるストリップ5
を第1加熱炉1に送り込み予熱する。第1加熱炉1を通
過したストリップ5はラミネータ3に送られ、ここで芯
材となるフィルム6がラミネートされる。
【0026】ラミネートされたストリップ7は、第2加
熱炉2で予熱された上板となるストリップ8とともに炉
2内の少なくとも上下一対からなる第1加熱圧着ロール
9に送られ、ここで第1段の脱泡と仮接着が行われる。
この第1段工程でフィルム6に必要な温度は、前記加熱
炉1,2と圧着ロール9の熱により供給される。また、
圧着ロール9の押圧力は上下一対のロール9を油圧また
は空圧にて押圧することにより与えられる。
【0027】第1加熱圧着ロール9を通り抜けた積層体
10は、少なくとも上下一対からなる第2加熱圧着ロー
ル11に送られ、ここで第2段の加熱圧着が行われる。
積層体10のフィルムに必要な温度は、圧着ロール11
の熱により供給される。また、ロール11ギャップは上
下一対のロール11間に製品厚と同じ厚さのくさび(図
示せず)を挟んで与えられ、この状態で油圧または空圧
にて押圧し、冷却体4を通過することにより製品のサン
ドイッチ鋼帯12を得ることができる。
【0028】なお、前記第1加熱圧着ロール9へ送られ
る圧着前の積層体は、前記ラミネータ3を用いることな
く上下一対の鋼板間に直接フィルム6を供給して形成し
てもよい。また、前記第1加熱圧着ロール9での積層体
温度は、フィルム6の軟化点以上融点未満の温度に予熱
され、前記フィルム6の弾性限界強度を100%とした
ときの100〜70%の範囲の押圧力にてロール9によ
り圧接する必要がある。また、前記第2加熱圧着ロール
11での積層体温度は、フィルム6の融点以上分解点未
満の温度に加熱される必要がある。これらの条件とする
理由は、本発明の軽量鋼板の製造方法の説明で述べた通
りである。
【0029】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。
【0030】(実施例1)鋼帯厚さは0.2mm、熱可
塑性高分子化合物フィルムはそれぞれ表1に示すものを
用い、厚さ0.6mmの積層体とし、図2に示す装置を
用いサンドイッチ型軽量鋼帯を作製した。下板ストリッ
プ5は、加熱炉1にてフィルム6の軟化点と同等の温度
(150℃)まで加熱されラミネータ3にてフィルム6
を貼り合わせた。圧着ロール9にてはロール9も上、下
ストリップ5,8も軟化点温度に加熱した。また、圧着
ロール9は押圧力10kg/cm(積層板幅当り)とするこ
とによりフィルム6の軟化点弾性限界の80%として圧
接した。さらに、圧着ロール11にては、ロール温度を
フィルム6の融点より50℃アップの220℃とし、ロ
ール間隙は製品厚の1mmとした。その後、エアーブロ
ー式の冷却帯4にて室温まで冷却し、コイルに巻き取っ
た。
【0031】表2は、発明例と比較例について製造条件
と性能を示したものである。表中ロールは第1加熱圧
着ロール、ロールは第2加熱圧着ロール、Gはロール
ギャップ(=製品厚)、()内の%はロールの温度に
おけるフィルムの弾性限界強度を100%とした場合の
押圧力比率をそれぞれ示す。
【0032】
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、従来の方法がロール圧接の押圧のプロセスを
規定していなかったために製品品質のばらつきが極めて
大きかったのに対し、優れて安定した品質のサンドイッ
チ型軽量鋼板および軽量鋼帯を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱可塑性化合物フィルムの温度と弾性との関
係を示すグラフである。
【図2】 本発明のサンドイッチ型軽量鋼帯の製造ライ
ンの一例を示す線図である。
【符号の説明】
1 第1加熱炉 2 第2加熱
炉 3 ラミネータ 4 冷却帯 5 下板ストリップ 6 フィルム 7 ラミネートされたストリップ 8 上板スト
リップ 9 第1加熱圧着ロール 10 積層体 11 第2加熱圧着ロール 12 サンド
イッチ鋼帯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フ
    ィルムを挟み、前記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟
    化点以上融点未満の温度で予熱し、前記軟化点以上の温
    度で、かつ前記フィルムの前記予熱温度における弾性限
    界強度を100%としたときの100〜70%の範囲の
    押圧力にて前記鋼板の外面から少なくとも一対のロール
    で圧接しながら移送することを特徴とするサンドイッチ
    型軽量鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】2枚の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フ
    ィルムを挟み、前記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟
    化点以上融点未満の温度で予熱し、前記軟化点以上の温
    度で、かつ前記フィルムの前記予熱温度における弾性限
    界強度を100%としたときの100〜70%の範囲の
    押圧力にて前記鋼板の外面から少なくとも一対のロール
    で圧接しながら移送した後、前記フィルムの融点以上の
    温度に加熱することを特徴とするサンドイッチ型軽量鋼
    板の製造方法。
  3. 【請求項3】2枚の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フ
    ィルムを挟み、前記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟
    化点以上融点未満の温度で予熱し、前記軟化点以上の温
    度で、かつ前記フィルムの前記予熱温度における弾性限
    界強度を100%としたときの100〜70%の範囲の
    押圧力にて前記鋼板の外面から少なくとも一対のロール
    で圧接しながら移送した後、前記フィルムの融点以上分
    解点未満の温度に加熱しながら製品厚に設定された少な
    くとも一対の加熱ロールを通過させることを特徴とする
    サンドイッチ型軽量鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】2枚の鋼板の間に熱可塑性高分子化合物フ
    ィルムを挟んだ積層体を、 前記熱可塑性高分子化合物フィルムの軟化点以上融点未
    満の温度に予熱する手段と、 前記予熱状態のまま前記積層体を前記フィルムの前記予
    熱温度における弾性限界強度を100%としたときの1
    00〜70%の範囲の押圧力にて前記2枚の鋼板の外面
    から圧接しながら移送する手段と、 さらに融点以上分解点未満の温度に加熱または前記融点
    以上分解点未満の加熱状態で製品厚に加熱圧着する手段
    とを備えることを特徴とするサンドイッチ型軽量鋼板の
    製造装置。
JP3294214A 1991-11-11 1991-11-11 サンドイツチ型軽量鋼板の製造方法およびその製造装置 Withdrawn JPH05131606A (ja)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204