JPH0513213A - 高周波用磁性材料の製造方法 - Google Patents
高周波用磁性材料の製造方法Info
- Publication number
- JPH0513213A JPH0513213A JP3185339A JP18533991A JPH0513213A JP H0513213 A JPH0513213 A JP H0513213A JP 3185339 A JP3185339 A JP 3185339A JP 18533991 A JP18533991 A JP 18533991A JP H0513213 A JPH0513213 A JP H0513213A
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- Japan
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- frequency
- magnetic material
- magnetic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナ、LC共振回路、高周波トランス等
におけるインダクタンス素子の磁芯用として用いられる
高周波用磁性材料の製造方法において、限界周波数が2
00MHz 以上と高く、しかも透磁率や誘電率の温度特性
の良好な、高周波で安定して使用できる有用なフェライ
ト材料を製造する方法を提供することを目的とする。 【構成】 酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄からな
り、一般式(NiO)x(CoO)y(Fe2O3)z(但し、0.04<y/(x+
y) <0.30,0.4 <z <0.6 ,x+y+z=1.0)で表わされる
成分からなる成形物1を、この成形物と同組成の粉体も
しくは多孔質粒子2内に埋めて焼成することにより、限
界周波数が高く、200MHz 以上の高周波においても透
磁率や誘電率の温度特性が良好な高周波用磁性材料が得
られる。
におけるインダクタンス素子の磁芯用として用いられる
高周波用磁性材料の製造方法において、限界周波数が2
00MHz 以上と高く、しかも透磁率や誘電率の温度特性
の良好な、高周波で安定して使用できる有用なフェライ
ト材料を製造する方法を提供することを目的とする。 【構成】 酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄からな
り、一般式(NiO)x(CoO)y(Fe2O3)z(但し、0.04<y/(x+
y) <0.30,0.4 <z <0.6 ,x+y+z=1.0)で表わされる
成分からなる成形物1を、この成形物と同組成の粉体も
しくは多孔質粒子2内に埋めて焼成することにより、限
界周波数が高く、200MHz 以上の高周波においても透
磁率や誘電率の温度特性が良好な高周波用磁性材料が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高周波用酸化物磁性材
料、特に200MHz以上の高周波でのアンテナやLC共
振回路、高周波トランスなどに用いられるインダクタン
ス素子の磁芯材料として有用なフェライト材料の製造方
法に関する。
料、特に200MHz以上の高周波でのアンテナやLC共
振回路、高周波トランスなどに用いられるインダクタン
ス素子の磁芯材料として有用なフェライト材料の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波用磁性材料としては、NiZn
フェライトなどの高周波用フェライト材料が使用されて
いるが、NiZnフェライトが200MHz 以上の高周波でQ
値が低下してしまう欠点があるために、空芯コイルが使
用されている。
フェライトなどの高周波用フェライト材料が使用されて
いるが、NiZnフェライトが200MHz 以上の高周波でQ
値が低下してしまう欠点があるために、空芯コイルが使
用されている。
【0003】しかし、空芯コイルを使用した場合でも、
その実効初透磁率は、1であるため、素子の大きさが大
きくなり、しかもインダクタンスも小さいため、コイル
巻き線の抵抗によるQの劣化が大きく、高周波での高い
Qを得ることは困難である。
その実効初透磁率は、1であるため、素子の大きさが大
きくなり、しかもインダクタンスも小さいため、コイル
巻き線の抵抗によるQの劣化が大きく、高周波での高い
Qを得ることは困難である。
【0004】そこで、出願人は、先に特許出願(特願平
02−132231号)を行ったように200MHz 以上
の高周波で高いQを有し、透磁率が1よりも大きく、し
かも誘電率の温度特性が小さい材料を得た。
02−132231号)を行ったように200MHz 以上
の高周波で高いQを有し、透磁率が1よりも大きく、し
かも誘電率の温度特性が小さい材料を得た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その特
性は充分ではなく、さらに高周波まで高いQをもつもの
が望まれている。
性は充分ではなく、さらに高周波まで高いQをもつもの
が望まれている。
【0006】この発明は、上記のことに鑑みて、高周波
まで高いQを持ちかつ、透磁率や誘電率の温度特性の優
れた高周波用磁性材料を提供することを目的とするもの
である。
まで高いQを持ちかつ、透磁率や誘電率の温度特性の優
れた高周波用磁性材料を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、酸化ニッケ
ル、酸化コバルト、酸化鉄からなり、一般式(NiO)x(Co
O)y(Fe2O3)z(但し、0.04<y/(x+y) <0.30,0.4 <z <
0.6 ,x+y+z=1.0)で表わされる成分からなる成形物を、
この成形物と同組成の粉体もしくは多孔質粒子内に埋め
て焼成することを特徴とする高周波用酸化物磁性材料の
製造方法が、200MHz 以上の高周波においても高いQ
と優れた誘電率の温度特性を有するフェライト材料を得
る方法であることを見い出したものである。
ル、酸化コバルト、酸化鉄からなり、一般式(NiO)x(Co
O)y(Fe2O3)z(但し、0.04<y/(x+y) <0.30,0.4 <z <
0.6 ,x+y+z=1.0)で表わされる成分からなる成形物を、
この成形物と同組成の粉体もしくは多孔質粒子内に埋め
て焼成することを特徴とする高周波用酸化物磁性材料の
製造方法が、200MHz 以上の高周波においても高いQ
と優れた誘電率の温度特性を有するフェライト材料を得
る方法であることを見い出したものである。
【0008】この発明に係るフェライト材料は、このフ
ェライトと同組成の粉体に埋めて焼成することにより、
高いQを得、磁気特性の改善に著しい効果があることが
わかる。
ェライトと同組成の粉体に埋めて焼成することにより、
高いQを得、磁気特性の改善に著しい効果があることが
わかる。
【0009】これは、埋め粉の比表面積が大きいため、
埋め粉が雰囲気に対する緩衝材となって、試料の周囲の
雰囲気を適した状態に保つ。これにより、特性成分の分
解による緻密化の阻害、表面と内部の組成のばらつき等
が抑制され、ばらつきが低下するためである。
埋め粉が雰囲気に対する緩衝材となって、試料の周囲の
雰囲気を適した状態に保つ。これにより、特性成分の分
解による緻密化の阻害、表面と内部の組成のばらつき等
が抑制され、ばらつきが低下するためである。
【0010】この発明に係る高周波用酸化物磁性材料の
組成比を前記範囲に限定したのは次の理由による。
組成比を前記範囲に限定したのは次の理由による。
【0011】即ち、y/(x+y) が0.04以下の場合、初透磁
率の高いものが得られるが、限界周波数が低く200MH
z 以上の高周波では使用できないのでy/(x+y) は0.04よ
り大きくなるようにした。この限界周波数や材料インピ
ーダンスはCoを含有させることにより高くすることがで
き、また誘電率の温度特性は1000ppm/℃以下に小さ
くすることができる。しかし、Co含有に伴い初透磁率が
1.5 以下になってしまうので、y/(x+y) は0.30以下とし
た。
率の高いものが得られるが、限界周波数が低く200MH
z 以上の高周波では使用できないのでy/(x+y) は0.04よ
り大きくなるようにした。この限界周波数や材料インピ
ーダンスはCoを含有させることにより高くすることがで
き、また誘電率の温度特性は1000ppm/℃以下に小さ
くすることができる。しかし、Co含有に伴い初透磁率が
1.5 以下になってしまうので、y/(x+y) は0.30以下とし
た。
【0012】他方、z 、即ち、Fe2O3 のモル分率が0.4
以下若しくは0.6 以上でもCoの添加により限界周波数は
高くなっているが、スピネル構造の化学量論的組成から
のずれにより異相が発生し、誘電率及び透磁率の両特性
が不安定になる。また、0.6以上となればいわゆる磁場
劣化の現象が著しくなるので、0.4 <z <0.6 とした。
以下若しくは0.6 以上でもCoの添加により限界周波数は
高くなっているが、スピネル構造の化学量論的組成から
のずれにより異相が発生し、誘電率及び透磁率の両特性
が不安定になる。また、0.6以上となればいわゆる磁場
劣化の現象が著しくなるので、0.4 <z <0.6 とした。
【0013】
【実施例】純度が99%以上のNiO ,Co3O4 ,Fe2O3 を用
い、これらを表1の組成比のフェライト磁器が得られる
ように秤量し、得られた各混合物を水とともにボールミ
ルに投入して、4時間混合した後、脱水、乾燥させた。
次いで、電気炉で 900℃で2時間仮焼し、これを水とと
もにボールミルにて24時間粉砕した後、バインダーを
加えて、造粒し、脱水、乾燥し、粉末プレス機にて1000
kg/cm2の圧力で成形し成形物1を得た。
い、これらを表1の組成比のフェライト磁器が得られる
ように秤量し、得られた各混合物を水とともにボールミ
ルに投入して、4時間混合した後、脱水、乾燥させた。
次いで、電気炉で 900℃で2時間仮焼し、これを水とと
もにボールミルにて24時間粉砕した後、バインダーを
加えて、造粒し、脱水、乾燥し、粉末プレス機にて1000
kg/cm2の圧力で成形し成形物1を得た。
【0014】この成形物1を、図1に示すように、サヤ
3内でこの成形物と同組成の粉体2に埋めて、電気炉に
て1200℃で2時間焼成し試料とした。得られた焼成品の
磁気特性を測定し、その結果を表1に示す。
3内でこの成形物と同組成の粉体2に埋めて、電気炉に
て1200℃で2時間焼成し試料とした。得られた焼成品の
磁気特性を測定し、その結果を表1に示す。
【0015】試料はその組成により連続番号(No. 1〜
23)を付して区別する。表1中、試料番号に*印を付
したものは、この発明の範囲外の組成を有する試料であ
り、他のものはこの発明の範囲内の組成を有する試料で
ある。
23)を付して区別する。表1中、試料番号に*印を付
したものは、この発明の範囲外の組成を有する試料であ
り、他のものはこの発明の範囲内の組成を有する試料で
ある。
【0016】また、比較のため、同組成の粉体に埋めず
に焼成し、それ以外は本発明例(試料番号添え字B)と
同条件で焼成した比較焼成品(試料番号添え字A)を得
て、その磁気特性を測定し、測定結果を表1に示す。
に焼成し、それ以外は本発明例(試料番号添え字B)と
同条件で焼成した比較焼成品(試料番号添え字A)を得
て、その磁気特性を測定し、測定結果を表1に示す。
【0017】磁気特性の測定は、各試料の初透磁率
(μ)、限界周波数(f max)、誘電率(ε)、−25℃〜
20℃、20℃〜80℃のεの温度特性及び特性の安定性につ
いて測定した。なお、限界周波数とは、Qが50以上を
保ち続けることのできる上限の周波数を意味する。
(μ)、限界周波数(f max)、誘電率(ε)、−25℃〜
20℃、20℃〜80℃のεの温度特性及び特性の安定性につ
いて測定した。なお、限界周波数とは、Qが50以上を
保ち続けることのできる上限の周波数を意味する。
【0018】
【表1】
【0019】表1中、εの温度特性はΔε/εΔT(pp
m/℃)であり、(a) は−25〜20℃、(b) は20〜80℃のも
のである。
m/℃)であり、(a) は−25〜20℃、(b) は20〜80℃のも
のである。
【0020】表1から明らかなように、この発明例(試
料番号添え字B)では、同組成だが粉体に埋めて焼成し
ていない比較例(試料番号添え字A)に比べ、5〜10
%限界周波数が増加している。
料番号添え字B)では、同組成だが粉体に埋めて焼成し
ていない比較例(試料番号添え字A)に比べ、5〜10
%限界周波数が増加している。
【0021】以上のように、本発明の製造方法に係るフ
ェライト材料は、この発明のように、このフェライトと
同組成の粉体に埋めて焼成することにより、限界周波数
が5〜10%増加し、磁気特性の改善に著しい効果があ
ることが認められる。
ェライト材料は、この発明のように、このフェライトと
同組成の粉体に埋めて焼成することにより、限界周波数
が5〜10%増加し、磁気特性の改善に著しい効果があ
ることが認められる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、初透
磁率が1よりも大きく、限界周波数が200MHz 以上と
高く、しかも透磁率や誘電率の温度特性の良好なフェラ
イト材を製造する方法を実現したものである。この発明
で製造された高周波用磁性材料を用いると、空芯コイル
よりも小型で極めてQが高く、温度特性も良く、200
MHz 以上の高周波で使用できる安定した素子を提供する
ことができるので、産業上極めて有益である。
磁率が1よりも大きく、限界周波数が200MHz 以上と
高く、しかも透磁率や誘電率の温度特性の良好なフェラ
イト材を製造する方法を実現したものである。この発明
で製造された高周波用磁性材料を用いると、空芯コイル
よりも小型で極めてQが高く、温度特性も良く、200
MHz 以上の高周波で使用できる安定した素子を提供する
ことができるので、産業上極めて有益である。
【図1】同組成の粒子に埋めて焼成する際の成形体のセ
ット方法の一例を示したものである。
ット方法の一例を示したものである。
1 成形物 2 粉体 3 サヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂部 行雄 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄か
らなり、一般式(NiO)x(CoO)y(Fe2O3)z(但し、0.04<y/
(x+y) <0.30,0.4 <z <0.6 ,x+y+z=1.0)で表わされ
る成分からなる成形物を、この成形物と同組成の粉体も
しくは多孔質粒子内に埋めて焼成することを特徴とする
高周波用磁性材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3185339A JPH0513213A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 高周波用磁性材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3185339A JPH0513213A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 高周波用磁性材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0513213A true JPH0513213A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16169071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3185339A Pending JPH0513213A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 高周波用磁性材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0513213A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0642142A3 (fr) * | 1993-09-01 | 1995-05-10 | Philips Electronics Nv | Bobine de self-inductance. |
| KR19990029264A (ko) * | 1997-09-12 | 1999-04-26 | 후지무라 마사지카, 아키모토 유미 | 도난방지용 택 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3185339A patent/JPH0513213A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0642142A3 (fr) * | 1993-09-01 | 1995-05-10 | Philips Electronics Nv | Bobine de self-inductance. |
| KR19990029264A (ko) * | 1997-09-12 | 1999-04-26 | 후지무라 마사지카, 아키모토 유미 | 도난방지용 택 |
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