JPH05132820A - ナイロン46フイラメントとその製造法 - Google Patents

ナイロン46フイラメントとその製造法

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JPH05132820A
JPH05132820A JP31981591A JP31981591A JPH05132820A JP H05132820 A JPH05132820 A JP H05132820A JP 31981591 A JP31981591 A JP 31981591A JP 31981591 A JP31981591 A JP 31981591A JP H05132820 A JPH05132820 A JP H05132820A
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JP
Japan
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nylon
filament
copper
fineness
temperature
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JP31981591A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kiriyama
俊一 桐山
Keisuke Murai
計介 村井
Masaru Sugawa
勝 栖川
Hitoshi Uchida
等 内田
Masatsugu Mochizuki
政嗣 望月
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナイロン46ポリマーのもつ特長を十分に発
揮し得る高強度の太単糸繊度ナイロン46フイラメント
を提供する。 【構成】 銅化合物を銅として20〜400ppm含有した相対
粘度が2.8以上のナイロン46からなり、単糸繊度が20
〜110dのモノ又はマルチフィラメントであって、引張
強度が4.0g/d以上であるナイロン46フイラメン
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漁網、ミシン糸等の産
業資材用に適した太単糸繊度のナイロン46フイラメン
トとその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、産業資材用に適した高強度ナイロ
ン46フイラメントについては、種々提案されている
が、タイヤコード等に用いられる単糸繊度が10d未満の
もの(特開昭59−76914号、同59−88910号)か、テグス
等に用いられる非常に繊度の大きいモノフイラメント
(特開昭61−47813号、同61−124622号)に関するもの
であり、これらの境界領域に位置する単糸繊度の高強度
ナイロン46フイラメント及びその製造法についての提
案はなされていない。
【0003】そして、太単糸繊度のフイラメントを通常
の溶融紡糸法で製造しようとする場合、単孔当りのポリ
マー吐出量が大きくなり、冷却チャンバーからの冷却風
のみでは紡出フィラメントの冷却固化に長い時間を要
し、単に冷却を強化すれば外乱要因となり、紡糸性の悪
化を招く原因となるという問題があった。
【0004】このようなことから太単糸繊度のフイラメ
ントを得るためには、紡糸速度を遅くし、単孔当りのポ
リマー吐出量を小さくすることで紡出フィラメントの冷
却固化を早く完了させる方法が採用されている。そのた
め、生産性が極めて低いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ナイロン4
6ポリマーのもつ特長を十分に発揮し得る高強度の太単
糸繊度ナイロン46フイラメントとそれを生産性良く製
造することのできるナイロン46フイラメントの製造法
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するもので、その要旨は次のとおりである。 (1) 銅化合物を銅として20〜400ppm含有した相対粘度が
2.8以上のナイロン46からなり、単糸繊度が20〜110d
のフィラメントであって、引張強度が4.0g/d以上で
あるナイロン46フイラメント。 (2) 単糸繊度が20〜110dのナイロン46フイラメント
を製造するに際し、鎖延長剤を0〜0.5重量%及び銅化
合物を銅として20〜400ppm配合したナイロン46チップ
を290〜320℃の温度で溶融し、10分間以内の溶融滞留時
間で紡糸口金ノズルより紡出し、紡出糸条を口金直下に
設けた250〜320℃の加熱筒を通過させた後、空冷して引
取り、引続き3.0倍以上の延伸倍率で2段以上で延伸し
た後、弛緩熱処理することを特徴とするナイロン46フ
イラメントの製造法。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において、ナイロン46とはテトラメチレンアジパ
ミド単位を85重量%以上含有するポリアミドを意味し、
15重量%以下の範囲で他のポリアミド成分、例えば、ナ
イロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン6
T、ナイロン6I等の成分を共重合又は混合したものを
包含する。ナイロン46成分以外の成分が15重量%を超
えるとナイロン46の高融点、寸法安定性といった優れ
た特性が損なわれる。
【0008】本発明のナイロン46フイラメントは、96
%硫酸を溶媒として、濃度1g/dl、温度25℃で測定し
た相対粘度が2.8以上のものであることが必要である。
相対粘度がこれより小さい場合、紡糸性や糸質性能の劣
ったものとなる。
【0009】表1に、ナイロン46(N46)とナイロ
ン6(N6)との共重合体について、共重合組成と融点
(Tm)及び結晶化温度(Tc)の関係を示す。〔ナイロン66
(N66)についても併せて示した。〕
【0010】
【表1】
【0011】表1において、Tm及びTcは、Perkin Elmer
社製DSC-7により窒素雰囲気下5mgのサンプルを20℃/
分で昇温した時の吸熱ピーク温度をTm、320℃に昇温
後、40℃/分で降温した時の発熱ピーク温度をTcとし
た。
【0012】表1に示すごとく、ナイロン6の共重合割
合が増加するにつれてナイロン66のTm及びTcに近似し
てくる。繊維製造時、結晶化温度(Tc)と固化点(プラス
チックポイント)とは相関があり、共重合割合の増加
は、冷却不十分で安定した太繊度フイラメントを得難い
方向といえる。
【0013】本発明において、溶融紡糸に際してポリマ
ー中に鎖延長剤を導入することが必要である。これによ
って溶融粘性が上がり、太繊度化に対応した吐出速度と
引取速度とのバランスを取り易く安定化が図れ、生産性
が向上する。
【0014】次に、本発明における鎖延長剤について説
明する。本発明において、鎖延長剤としては、モノカル
ボジイミド化合物及び/又はトリアジン環に直結したア
リールオキシ基を2個以上有するトリアジン化合物が好
ましく用いられる。
【0015】モノカルボジイミド化合物としては、次の
一般式で表わされる化合物が挙げられる。 R1−N=C=N−R2 (R1、R2はアリール基を表
す。)
【0016】モノカルボジイミド化合物の具体例として
は、N,N′−ジフェニルカルボジイミド、N,N′−
ビス(2,6−ジメチルフェニル)カルボジイミド、N,
N′−ビス(2,6−ジエチルフェニル)カルボジイミ
ド、N,N′−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)
カルボジイミド、N,N′−ビス(2−イソプロピルフ
ェニル)カルボジイミド等の化合物が挙げられる。
【0017】また、トリアジン化合物としては、次の一
般式で表わされる化合物が挙げられる。
【0018】
【化1】
【0019】化1おいて、R3は芳香族基(ハロゲン又
はアルキル基で置換されていてもよい)、X1、X2はO
3、水酸基、炭化水素基、アルキルアミノ基、アリー
ルアミノ基、XR4(SO3・1/mM)n〔R4は(n+1)価
の芳香族基、nは2〜3の整数、Xは、O、S、NH、
NR5(R5は脂肪族基) 又は直接結合、Mは水素、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属であり、mはMが水素又
はアルカリ金属のときは1、Mがアルカリ土類金属のと
きは2〕である。
【0020】トリアジン化合物の具体例としては、2−
メチル−4,6−ジフェノキシ−S−トリアジン、トリフ
ェニルシアヌレート、2−ヒドロキシ−4−フェノキシ
−〔p−( ナトリウムスルホ) フェノキシ〕−S−トリ
アジン、2−フェノキシ−4,6−ビス〔p−(ナトリウ
ムスルホ)フェニル〕−S−トリアジン等の化合物が挙
げられる。
【0021】鎖延長剤の添加は、他の成分の共重合割合
が大きい場合及びより太繊度フイラメントを得ようとす
る場合に行うとよい。添加量の上限は、0.5重量%であ
り、0.5重量%を超えると溶融粘度が上昇しすぎ、逆に
操業性が損なわれる。
【0022】鎖延長剤を添加する方法としては、ナイロ
ン46チップとドライブレンドする方法やナイロン46
チップを溶融紡糸する際に、エクストルダーの供給部直
前で鎖延長剤を定量液注ポンプで圧入する方法等が採用
される。
【0023】また、本発明においては、溶融紡糸時及び
フイラメント使用時の耐熱性を向上させるため、銅化合
物を配合することが必要である。銅化合物としては、塩
化第1銅、沃化第1銅、臭化第1銅等のハロゲン化銅、
酢酸銅、ステアリン酸銅、8−オキキノリン銅等を使用
することができる。特に好ましいものはハロゲン化銅で
あり、塩化カリウム、沃化カリウム、臭化ナトリウム等
のハロゲン化アルカリや2−メルカプトベンズイミダゾ
ール等と併用するのが望ましい。
【0024】銅化合物の添加量は、銅として20〜400ppm
となるようにすることが必要である。この添加量が20pp
m未満では、添加効果が乏しく、一方400ppmを超えると
添加効果が飽和するばかりでなく、製糸性の低下を招
く。銅化合物の配合は、ナイロン46の重合時に添加し
たり、溶融紡糸前にドライブレンドしたりする方法で行
うことができる。
【0025】なお、ナイロン46フイラメントの特性を
損なわない範囲で、顔料、耐光剤、酸化防止剤、難燃剤
等を含有させることもできる。
【0026】溶融紡糸は、スクリュー型を押出機を用い
て行い、チップを290〜320℃の温度で溶融し、10分間以
内の溶融滞留時間で紡糸口金ノズルより紡出する。この
際、溶融滞留時間が10分間を超えると、ポリマーの分解
劣化が進み、得られるフイラメントの相対粘度や強度特
性等が低下するばかりか、製糸性も低下する。
【0027】紡出糸条は、口金直下に設けた250〜320℃
の加熱筒を通過した後、通常の吹きつけチャンバーで空
冷され、オイリングが施された後、引取ローラで引き取
られる。加熱筒がない場合は、ノズル孔閉塞を伴い、紡
糸不能となる場合もある。また、引取ローラの位置は、
特に限定されず、紡糸口金下2〜8m程度の位置とする
ことができる。
【0028】次いで、引き取られた糸条は、引取ローラ
(第1ローラ)と第2ローラとの間で1.03〜1.5倍程度
延伸されて引揃えられた後、第2ローラと200℃以上に
温度設定された第3ローラとの間で2.5倍以上の延伸倍
率で延伸され、最後に第3ローラと150℃以上に温度設
定された第4ローラ(弛緩ローラ)との間で弛緩熱処理
され、ワインダーで巻き取られる。第2ローラと第3ロ
ーラ間の主延伸域において、過熱蒸気を吹きつけたり、
ヒートプレートと接触させたりして加熱してもよい。
【0029】このような方法により、単糸繊度が20〜11
0dの高強度ナイロン46フイラメント(モノ又はマル
チフイラメント)を生産性良く、安定して製造すること
ができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例で説明する。なお、糸
質性能は、JIS-1017に準じた方法により測定した値であ
る。
【0031】実施例1 沃化第1銅0.03重量%(銅として 100ppm)及び沃化カリ
ウム0.2重量%を含有した相対粘度3.6のナイロン46チ
ップ (ナイロン6成分を共重合したものを含む)に鎖延
長剤;N,N′−ビス(2−イソプロピルフェニル)カ
ルボジイミドを添加し、次の条件で種々の単糸繊度のフ
イラメントを製造した。口径30mmφのエクストルーダー
型紡糸機で溶融押出しした。ポリマー温度は、305℃
で、紡糸口金は孔径0.7mmφ、孔数8のものを用い、口
金直下に設定温度300℃、長さ15cmの加熱筒を設置し
た。加熱筒を通過した糸条を1.5mの横型格子吹きつけ
装置を用い、18℃の冷風を最大0.6m/secの速度で吹き
つけて冷却し、約5mのダクトを通過させた後、非水油
剤を付与し、所定の速度で引取り、引続き第1ローラ温
度50℃、第2ローラ温度170℃、第3ローラ温度220℃、
第4ローラ温度160℃で、表2に示す倍率で延伸、熱処
理した。(DR1〜DRT は各段の延伸倍率及び総延伸
倍率を示す。)製糸条件等と得られたフイラメントの特
性値を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】実施例2 相対粘度3.6のナイロン46チップ(ナイロン6成分を1
5重量%共重合したもの) を、ポリマー温度295℃で、孔
径0.6mmφ、孔数12の紡糸口金を用い、他の条件は実施
例1と同様にして製糸した。その結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】実施例3 実施例1のNo.6の紡糸,延伸条件で、耐熱剤;沃化第
1銅の添加量を変更して製糸した。得られたフイラメン
トを200℃の乾熱オーブン中で24時間処理し、強度保持
率を評価した結果を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ナイロン46ポリマー
のもつ特長を十分に発揮し得る高強度の太単糸繊度ナイ
ロン46フイラメントが提供される。また、本発明の方
法によれば、このようなナイロン46フイラメントを生
産性良く製造することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/60 K 7199−3B 351 A 7199−3B (72)発明者 内田 等 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 望月 政嗣 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅化合物を銅として20〜400ppm含有した
    相対粘度が2.8以上のナイロン46からなり、単糸繊度
    が20〜110dのフィラメントであって、引張強度が4.0g
    /d以上であるナイロン46フイラメント。
  2. 【請求項2】 単糸繊度が20〜110dのナイロン46フ
    イラメントを製造するに際し、鎖延長剤を0〜0.5重量
    %及び銅化合物を銅として20〜400ppm配合したナイロン
    46チップを 290〜320℃の温度で溶融し、10分間以内
    の溶融滞留時間で紡糸口金ノズルより紡出し、紡出糸条
    を口金直下に設けた250〜320℃の加熱筒を通過させた
    後、空冷して引取り、引続き3.0倍以上の延伸倍率で2
    段以上で延伸した後、弛緩熱処理することを特徴とする
    ナイロン46フイラメントの製造法。
JP31981591A 1991-11-06 1991-11-06 ナイロン46フイラメントとその製造法 Pending JPH05132820A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200077A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Toray Ind Inc コンクリート落下防止ネット
CN113265723A (zh) * 2021-06-24 2021-08-17 晋江市飞顺郎鞋业有限公司 一种飞织网布用高强度耐老化复合纤维及其制备方法

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