JPH05132829A - ゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法 - Google Patents

ゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法

Info

Publication number
JPH05132829A
JPH05132829A JP3324073A JP32407391A JPH05132829A JP H05132829 A JPH05132829 A JP H05132829A JP 3324073 A JP3324073 A JP 3324073A JP 32407391 A JP32407391 A JP 32407391A JP H05132829 A JPH05132829 A JP H05132829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
elongation
resin
rubber
filament
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3324073A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Akamatsu
哲也 赤松
Katsutoshi Taniguchi
勝敏 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP3324073A priority Critical patent/JPH05132829A/ja
Publication of JPH05132829A publication Critical patent/JPH05132829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Woven Fabrics (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂接着性に優れ、かつ強力が高く外観の優
れた複合体を得るに適したゴム又は樹脂補強用複合糸を
低コストで提供すること。 【構成】 溶融ポリマーを紡糸して伸度35%以下の低
伸度フィラメント及び低伸度フィラメントとの伸度差が
20%以上で牽切加工後の単糸deが5de以上となる
高伸度フィラメントの2種類の原糸を製造する。次にこ
れらの原糸11と12を合糸してフィードローラー13
と牽切ローラー14の間で牽切した後、空気ノズル15
により抱合し引継いで巻取機15で巻き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム又は樹脂補強用複
合糸の製造方法に関する。さらに詳しくは、鞘糸が短繊
維からなり、ゴム又は樹脂との接着性に優れたゴム又は
樹脂補強用長短複合糸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は種々の優れた特性を
有するため、衣料用のみならず一般産業資材用途などで
も広く利用されており、形態的に大きく分けるとフィラ
メントと紡績糸(スパン)に分けることができる。
【0003】フィラメントの場合は一般に繊維の強力利
用率が高く、強さを必要とする分野に適するのに対し
て、紡績糸(スパン)は短繊維の集合であるため、前者
にくらべて強力的に劣るが、糸条表面が複雑であるため
表面効果を必要とする分野、例えば接着性が要求される
分野に適するといった特徴を有する。
【0004】しかるに産業資材用途の分野においては、
ポリエステル繊維は製織されたのち、ゴムや樹脂を付着
し複合体として使用される場合が多く、高い強力と優れ
た接着性といった、フィラメントと紡績糸の両者の長所
をあわせ持つ複合糸が低コストで開発されるならば、そ
の技術的意義は極めて大である。
【0005】従来、かかる特性を持つ糸条として、芯糸
と鞘糸とから構成され且つ空気加工されたフィラメント
が提案されている。しかし、このものは鞘糸が集団化し
て糸条表面に飛び出し易いため、表面効果が不十分で接
着性の改善効果が小さいといった問題がある。
【0006】一方、フィラメント糸と紡績糸との長所を
合せ持った糸の開発には様々な提案がなされている。そ
の代表的なものとして、フィラメントを芯糸とし、その
まわりに短繊維を包絡してなる複合コアヤーン糸があげ
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来コ
アヤーンの製造はフィラメント糸に短繊維(スパン繊
維)を包絡させる必要があり、その方法としてマルチフ
ィラメントを開繊しドラフトされた短繊維束と重ね合わ
せ撚り掛けして製造する方法、あるいはマルチフィラメ
ントとドラフトされた短繊維束を合わせ撚糸することに
よりマルチフィラメントを芯部に、短繊維を鞘部にする
方法等が提案されている。しかるに、それらの糸を製造
するためには生産コストの上昇、生産管理の困難さによ
り未だ市場での汎用商品とはなり得なかった。
【0008】本発明は上記のような従来技術の欠点を解
消し、接着性が良好で且つ高い強力を有するゴム又は樹
脂補強用複合糸を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の目的
を達成すべく鋭意検討した結果、2種の異なる伸度を有
するマルチフィラメントを牽切加工を行うことによりマ
ルチフィラメントを芯とし、牽切された短繊維を鞘とし
て得られるコアヤーン複合糸が、ゴム又は樹脂補強用複
合糸として接着性良好で且つ高い強力を有することを見
い出し本発明に至った。
【0010】すなわち、本発明は、合成繊維マルチフィ
ラメント糸を芯糸とし、短繊維と混合してなるゴム又は
樹脂補強用複合糸を製造するに際して、低伸度側マルチ
フィラメント糸Aの平均伸度は35%以下であり且つ加
工後の単糸deが5de以上となる高伸度側マルチフィ
ラメント糸Bとの伸度差が20%以上である、異なる伸
度を有する2種のマルチフィラメント糸を、合糸し牽切
加工を行うことにより長短複合糸を得ることを特徴とす
るゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法、である。
【0011】本発明で使用するマルチフィラメントは特
に限定されるものではないが、コスト、汎用性の面から
ポリエステルが好ましい。ここで、ポリエステルとはテ
レフタル酸を主たる酸成分とし、少なくとも1種のグリ
コール好ましくはエチレングリコール、トリエチレング
リコール、テトラメチレングリコールから選ばれたアル
キレングリコールを主たるグリコール成分とするものを
いう。
【0012】本発明の目的とするゴム又は樹脂補強用糸
として有効な複合糸は、芯部のマルチフィラメントを切
断することなく鞘部を形成するフィラメントのみを切断
することを考えた場合、高伸度と低伸度フィラメントの
伸度差は少なくとも20%は必要であり、これ以下にな
ると牽切加工が悪くネップの発生が見られ、樹脂含浸後
の外観も良くない。また低伸度側マルチフィラメントの
伸度は35%以下となるように設定することが必要であ
り、35%以上になると牽切加工で得られる複合糸の芯
鞘構造が良好にいかず部分的に芯が表面に出てきて接着
性が悪くなる。
【0013】さらに、牽切加工後芯糸となる高伸度側マ
ルチフィラメントは、加工後には単糸deが5de以上
であることが必要である。単糸deが5de未満の場合
には、得られる複合体の繰り返し使用時における耐疲労
性が劣り好ましくない。
【0014】以下、本発明を図面に基いて説明する。図
1は本発明を実施するに好適な紡糸装置の模式図であ
る。図において、紡糸口金1より吐出されたフィラメン
ト2は冷却風装置3により冷却される。次いでその下方
で油剤付与装置4を通過したフィラメントはゴデットロ
ーラー5と6の間で延伸され、さらにゴデットローラー
6で熱処理され巻取機7に巻き取られる。
【0015】以上の装置で得られた原糸は通常の牽切加
工装置において低伸度側フィラメントの延伸、ランダム
な牽切が行われる。切断を行った後の低伸度側フィラメ
ントによる毛羽は加工糸から突出したままでもよいし、
インターレースあるいは旋回流ノズル等の抱合ノズルに
よりフィラメントの外層に巻き付けても良い。
【0016】図2に本発明を実施するに好適な牽切加工
装置の模式図を示す。ここで、図1のような装置で得ら
れた原糸11と12はフィードローラー13及び牽切ロ
ーラー14の間で牽切された後、空気ノズル15により
抱合され巻取り機16に巻き取られる。
【0017】このようにして得られた加工糸を用い、ゴ
ム又は樹脂補強用長短複合糸として使用したとき高い接
着性と強力を得た。
【0018】
【実施例】以下、実施例をあげて、本発明を更に具体的
に説明する。なお、各評価項目は下記にしたがった。
【0019】(接着性)塩ビ樹脂加工布を、スッコト耐
揉テスターを使用し、3kgの荷重を負荷して500回テ
ストし、樹脂と織布との界面の剥離程度を観察し、5段
階評価した。 ◎:剥離なし ○:ほとんど剥離なし △:やや剥離有り △〜×:接着部分はあるが半分くらい剥離している ×:ほとんど剥離している
【0020】(外観)塩ビ樹脂加工後に、布帛の表面を
目視により観察し、樹脂付着の均一性およびピンホール
の有無から、3段階評価した。 ○:良好 △:やや欠点あり ×:欠点多い
【0021】(強力)樹脂加工布の引き裂き強力を測定
し、紡績糸を用いたものを標準として3段階評価した。 ○:高い △:同等 ×:低い
【0022】
【実施例1〜3、比較例1〜4、参考例1,2】芯糸用
として固有粘度0.80のポリエチレンテレフタレート
(艶消剤としてTiO2 を0.3%含む)を、鞘糸用と
して固有粘度0.75のポリエチレンテレフタレート
(艶消剤としてTiO2 を0.3%含む)を、公知の溶
融紡糸直接延伸機を用い、紡糸の引取速度1200m/
分で溶融紡糸を行い、延伸後の伸度が表1となるように
延伸倍率を調整し、加工後の低伸度糸、高伸度糸それぞ
れが500デニール/96フィラメントとなるように紡
糸条件を設定した。低伸度側原糸と高伸度側原糸とを
1:1の割合で合糸し、牽切加工機にて低伸度側原糸の
伸度と高伸度側原糸の伸度の中間の倍率で牽切加工を行
った。
【0023】牽切加工を行って得られた長短複合糸を撚
り数150T/Mで撚糸して経糸、緯糸として用い、織
物密度が経25本/インチ、緯25本/インチの平織物
を作成した。次いで得られた織物を塩ビ樹脂で樹脂加工
して塩ビ樹脂加工布とした。このものの評価結果を表1
に示す。
【0024】
【表1】 表1の結果から、本発明で得られる長短複合コアヤーン
糸は樹脂補強用複合糸として強力、接着性、さらに樹脂
加工後の外観に優れていることがわかる。
【0025】これに対して、低伸度側の伸度が35%以
上である場合は、牽切加工して得られる複合糸の芯鞘構
造が良好でないためと考えられるが、樹脂のピンホール
が生じ接着性が悪くなると共に外観にも劣ることがわか
る。また伸度差が20%以下では、牽切性が悪くネップ
の発生が見られる。そのため樹脂加工後の外観に欠点を
生じ易くなることがわかる。
【0026】
【実施例4】芯糸用として固有粘度0.80のポリエチ
レンテレフタレート(艶消剤としてTiO2 を0.3%
含む)を、鞘糸用として固有粘度0.75のポリエチレ
ンテレフタレート(艶消剤としてTiO2 を0.3%含
む)を、公知の溶融紡糸直接延伸機を用い、紡糸の引取
速度1200m/分で溶融紡糸を行い延伸後の低伸度側
マルチフィラメントを伸度20%、670デニール/1
50フィラメントとなるように、一方高伸度側マルチフ
ィラメントを伸度48%とし670デニール/48、9
6、144フィラメントとなるように設定した。低伸度
側原糸と高伸度側原糸とを1:1の割合で合糸し倍率
1.34倍で牽切加工を行なった。
【0027】牽切加工を行なって得られた長短複合糸を
撚り数150T/Mで撚糸して経糸、緯糸として用い、
織物密度が経25本/インチ、緯25本/インチの平織
物を作成した。次いで得られた織物を塩ビ樹脂で樹脂加
工し、塩ビ樹脂加工布としたのち耐疲労性を評価した。
【0028】耐疲労性の評価は、ピアノ線に加工布をタ
ーンさせて荷重500gをかけ、100回擦過させたの
ち引き裂き強力を測定し、擦過前の引き裂き強力と比較
し強力保持率を求めた。
【0029】その結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】表2の結果から明らかなように、単糸デニ
ールと強力保持率とには強い相関があり、単糸デニール
が5de未満となると強力保持率が90%以下となり耐
疲労性に劣ることがわかる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明によれば樹
脂等との接着性に優れ、且つ強力が高く外観に優れた複
合体を得ることの出来る、ゴム又は樹脂接着用複合糸を
低コストで供給することが可能になるという顕著な効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するに好適な紡糸装置の模式図で
ある。
【図2】本発明を実施するに好適な牽切加工装置の模式
図である。
【符号の説明】
1 紡糸口金 5 ゴデットローラー 6 ゴデットローラー 7 巻取機 14 牽切ローラー 15 空気ノズル 16 巻取機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維マルチフィラメント糸を芯糸と
    し、短繊維と混合してなるゴム又は樹脂補強用複合糸を
    製造するに際して、低伸度側マルチフィラメント糸Aの
    平均伸度は35%以下であり且つ加工後の単糸deが5
    de以上となる高伸度側マルチフィラメント糸Bとの伸
    度差が20%以上である、異なる伸度を有する2種のマ
    ルチフィラメント糸を、合糸し牽切加工を行うことによ
    り長短複合糸を得ることを特徴とするゴム又は樹脂補強
    用複合糸の製造方法。
JP3324073A 1991-11-13 1991-11-13 ゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法 Pending JPH05132829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3324073A JPH05132829A (ja) 1991-11-13 1991-11-13 ゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3324073A JPH05132829A (ja) 1991-11-13 1991-11-13 ゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05132829A true JPH05132829A (ja) 1993-05-28

Family

ID=18161848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3324073A Pending JPH05132829A (ja) 1991-11-13 1991-11-13 ゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05132829A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06192929A (ja) 高強度ポリエステル材料のコアを有するコアヤーン、その製造方法及びコアヤーンを製造するために選択されたポリエステル材料の使用
JPH02210036A (ja) 強化材用複合糸条
JP3596818B2 (ja) ポリエステル/高湿潤モジユラス・レーヨンの横糸を用いたタイヤ用繊維布
JPH05132829A (ja) ゴム又は樹脂補強用複合糸の製造方法
JP2000045155A (ja) 編 地
JP3963774B2 (ja) 織物
JP4646467B2 (ja) 紡績糸
JPH08158188A (ja) ポリエステルミシン糸の製造方法
JP2892654B2 (ja) ポリエステル混撚ミシン糸
JP3962958B2 (ja) 複合結束紡績糸の製造法
CN1514893A (zh) 高收缩缝纫线
JPH11269731A (ja) 複合糸条
JP3908851B2 (ja) ポリエステル太細マルチフィラメント
JP2541707B2 (ja) 強撚シボ織物の製造方法
JPH0987940A (ja) 複合糸
JP2024180349A (ja) ポリエステル弾性複合糸、その製造方法、並びにそれを含む糸及び織物
JP4660882B2 (ja) 複合仮撚加工糸およびその製造方法
JP2006016700A (ja) 伸縮性複合紡績糸およびその製造方法
JP2004084102A (ja) ポリエステル複合糸
JPH07278982A (ja) 複合紡績糸
JP2004044063A (ja) 先染め織物
JPH09111564A (ja) ポリエステル混繊糸
JPH04240240A (ja) 粘着テープ用基布
JPH05321066A (ja) 複合ミシン糸
JPS59615B2 (ja) 無撚、無糊ポリエステル糸条