JPH05132964A - 海中コンクリート構造物の防食工法 - Google Patents
海中コンクリート構造物の防食工法Info
- Publication number
- JPH05132964A JPH05132964A JP3176916A JP17691691A JPH05132964A JP H05132964 A JPH05132964 A JP H05132964A JP 3176916 A JP3176916 A JP 3176916A JP 17691691 A JP17691691 A JP 17691691A JP H05132964 A JPH05132964 A JP H05132964A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- titanium
- titanium plate
- present
- concrete structure
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- Pending
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- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 海中に建設されるコンクリート構造物1の干
満飛沫帯コンクリート9の表面にチタン薄板2を張り巡
らすことを特徴とする海中コンクリート構造物の防食工
法。 【効果】 コンクリート構造物1の干満飛沫帯部分にお
けるコンクリート9の塩害及び凍害等による劣化及び鉄
筋の腐食を確実に防止することができる。
満飛沫帯コンクリート9の表面にチタン薄板2を張り巡
らすことを特徴とする海中コンクリート構造物の防食工
法。 【効果】 コンクリート構造物1の干満飛沫帯部分にお
けるコンクリート9の塩害及び凍害等による劣化及び鉄
筋の腐食を確実に防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海中に建設されるコン
クリート構造物の干満飛沫帯コンクリート表面が、海水
により浸食されるのを防止する工法に関する。
クリート構造物の干満飛沫帯コンクリート表面が、海水
により浸食されるのを防止する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海水や潮風の影響を受ける環境に
建設されるコンクリート構造物は、塩害及び凍害により
コンクリートの劣化及び鉄筋の腐食が発生する。特に海
水の干満飛沫帯などの厳しい腐食環境においてはコンク
リート表面が乾湿の繰り返しを受け、コンクリートに微
細なひび割れが発生する。このひび割れの部分から海水
が浸入し、塩害によりコンクリートの劣化及び鉄筋の腐
食が加速され、結果的に構造物の強度低下が発生する。
建設されるコンクリート構造物は、塩害及び凍害により
コンクリートの劣化及び鉄筋の腐食が発生する。特に海
水の干満飛沫帯などの厳しい腐食環境においてはコンク
リート表面が乾湿の繰り返しを受け、コンクリートに微
細なひび割れが発生する。このひび割れの部分から海水
が浸入し、塩害によりコンクリートの劣化及び鉄筋の腐
食が加速され、結果的に構造物の強度低下が発生する。
【0003】これらの対応策として、従来の異形鉄筋表
面にエポキシ樹脂を塗ることにより防錆処理がなされた
鉄筋(以降、エポキシ鉄筋という)や、エタニクリート
(商品名)の如く、コンクリート版の空隙にポリマー樹
脂を充填したものを構造物のコンクリート表面に埋め込
んで使用するコンクリート成形版(以降、防食型枠とい
う)等の使用が知られている。
面にエポキシ樹脂を塗ることにより防錆処理がなされた
鉄筋(以降、エポキシ鉄筋という)や、エタニクリート
(商品名)の如く、コンクリート版の空隙にポリマー樹
脂を充填したものを構造物のコンクリート表面に埋め込
んで使用するコンクリート成形版(以降、防食型枠とい
う)等の使用が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記公知の
工法において、エポキシ鉄筋には下記問題点がある。即
ち、(1) 価格が高いこと(無塗装異形鉄筋の約2倍)、
(2) 表面のエポキシ樹脂が損傷を受けると、鉄筋の防錆
効果が期待されないため、鉄筋の加工、組立に手間がか
かること、(3) 設計上の問題点としてエポキシ鉄筋はエ
ポキシ樹脂被覆層を介してコンクリートと付着するため
長期付着応力度は無塗装異形鉄筋の値の80%となり、鉄
筋量が多くなり、コストアップの要因となること等が問
題である。
工法において、エポキシ鉄筋には下記問題点がある。即
ち、(1) 価格が高いこと(無塗装異形鉄筋の約2倍)、
(2) 表面のエポキシ樹脂が損傷を受けると、鉄筋の防錆
効果が期待されないため、鉄筋の加工、組立に手間がか
かること、(3) 設計上の問題点としてエポキシ鉄筋はエ
ポキシ樹脂被覆層を介してコンクリートと付着するため
長期付着応力度は無塗装異形鉄筋の値の80%となり、鉄
筋量が多くなり、コストアップの要因となること等が問
題である。
【0005】又、防食型枠には下記問題点がある。即
ち、(1) 価格が高いこと、(2) 限られた寸法のコンクリ
ート成形版を構造物のコンクリート表面に埋め込むため
コンクリート成形版の接続部の止水方法として、コーキ
ングの施工の煩雑さとコーキング材の経年劣化の問題が
ある。
ち、(1) 価格が高いこと、(2) 限られた寸法のコンクリ
ート成形版を構造物のコンクリート表面に埋め込むため
コンクリート成形版の接続部の止水方法として、コーキ
ングの施工の煩雑さとコーキング材の経年劣化の問題が
ある。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消し、確
実で経済的な海中コンクリート構造物の防食工法の提供
を目的としている。
実で経済的な海中コンクリート構造物の防食工法の提供
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、海中に建設
されるコンクリート構造物における干満飛沫帯コンクリ
ート表面を海水から隔離することが有効であることを知
見し、本発明を完成するに至った。
め、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、海中に建設
されるコンクリート構造物における干満飛沫帯コンクリ
ート表面を海水から隔離することが有効であることを知
見し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は海中に建設されるコンクリ
ート構造物の干満飛沫帯コンクリート表面にチタン薄板
を張り巡らすことを要旨としている。
ート構造物の干満飛沫帯コンクリート表面にチタン薄板
を張り巡らすことを要旨としている。
【0009】
【作用】本発明の構成と作用を説明する。本発明におい
ては、チタンの優れた耐食性及び高強度、耐磨耗性を利
用し、海水中のコンクリート構造物の干満飛沫帯に対す
る海水の機械的並びに化学的作用を受け持たせる。即
ち、本発明において使用するチタンの表面は、安定な酸
化被膜により優れた耐食性を示し、特に海水に対する耐
食性は白金に匹敵する。又、凍結融解の繰り返しを受け
ても劣化せず、さらに耐薬品性にもすぐれ、酸性河川や
化学工場等の腐食性環境でも、優れた耐食性能を発揮
し、メンテナンスフリーである。チタンの比強度はステ
ンレス鋼や普通鋼を上回り、すりへりの著しい場所でも
優れた耐磨耗性能を発揮する。
ては、チタンの優れた耐食性及び高強度、耐磨耗性を利
用し、海水中のコンクリート構造物の干満飛沫帯に対す
る海水の機械的並びに化学的作用を受け持たせる。即
ち、本発明において使用するチタンの表面は、安定な酸
化被膜により優れた耐食性を示し、特に海水に対する耐
食性は白金に匹敵する。又、凍結融解の繰り返しを受け
ても劣化せず、さらに耐薬品性にもすぐれ、酸性河川や
化学工場等の腐食性環境でも、優れた耐食性能を発揮
し、メンテナンスフリーである。チタンの比強度はステ
ンレス鋼や普通鋼を上回り、すりへりの著しい場所でも
優れた耐磨耗性能を発揮する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を説明する。チタン板を、取
付けようとするコンクリート構造物の取り付け部断面外
周形状に加工する。コンクリート構造物が大型の場合
は、図3又は4に示す如く、加工が容易なようにチタン
板を複数に分割する。成形加工されたチタン板の内側
に、コンクリートとの付着力を増すため、例えばスタッ
ドジベル又は型鋼を図5に示す如く所要数溶接する。隣
接するチタン板との接続部は、図6に示す如くU字型の
固定具(チタン製またはプラスチック製)で固定する。
又、チタン板の交点は図7に示す如く四つ又のU字型の
溝が4方向に延在する固定具によりチタン板相互を固定
する。
付けようとするコンクリート構造物の取り付け部断面外
周形状に加工する。コンクリート構造物が大型の場合
は、図3又は4に示す如く、加工が容易なようにチタン
板を複数に分割する。成形加工されたチタン板の内側
に、コンクリートとの付着力を増すため、例えばスタッ
ドジベル又は型鋼を図5に示す如く所要数溶接する。隣
接するチタン板との接続部は、図6に示す如くU字型の
固定具(チタン製またはプラスチック製)で固定する。
又、チタン板の交点は図7に示す如く四つ又のU字型の
溝が4方向に延在する固定具によりチタン板相互を固定
する。
【0011】前記チタン板接続部よりの海水の浸入防止
のために、チタン板を固定する際、例えばU字型固定具
(チタン製)をシーム溶接するか、またはU字型固定具
の内部にエポキシ樹脂等を充填して接続することによ
り、更に水密度を増すことができる。
のために、チタン板を固定する際、例えばU字型固定具
(チタン製)をシーム溶接するか、またはU字型固定具
の内部にエポキシ樹脂等を充填して接続することによ
り、更に水密度を増すことができる。
【0012】工事現場においてチタン板を取付ける場合
には、コンクリート型枠面にチタン板を両面接着テープ
又はボルトにより密着固定したのち型枠を組みたて、コ
ンクリートの打ち込みをする。
には、コンクリート型枠面にチタン板を両面接着テープ
又はボルトにより密着固定したのち型枠を組みたて、コ
ンクリートの打ち込みをする。
【0013】コンクリートが硬化し、コンクリート型枠
解体後に、チタン板に型枠固定用の貫通孔が開いている
場合は、その部分をチタン板を使用して溶接したり、エ
ポキシ樹脂により、完全に塞ぎ水密度を保持する。
解体後に、チタン板に型枠固定用の貫通孔が開いている
場合は、その部分をチタン板を使用して溶接したり、エ
ポキシ樹脂により、完全に塞ぎ水密度を保持する。
【0014】上記の如き方法により防食施工したRC橋
脚の一例を図1及び2に示す。図1は断面図、図2は側
面図を示すものである。
脚の一例を図1及び2に示す。図1は断面図、図2は側
面図を示すものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているから、海中に建設されるコンクリート構造物の干
満飛沫帯部分におけるコンクリートの塩害及び凍害等に
よる劣化及び鉄筋の腐食を確実に防止することができ、
産業上極めて有用である。
ているから、海中に建設されるコンクリート構造物の干
満飛沫帯部分におけるコンクリートの塩害及び凍害等に
よる劣化及び鉄筋の腐食を確実に防止することができ、
産業上極めて有用である。
【図1】本発明方法により防食施工したRC橋脚の一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】本発明方法により防食施工したRC橋脚の一例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図3】本発明の実施例に係るチタン板縦継目部の説明
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例に係るチタン板横継目部の説明
図である。
図である。
【図5】本発明の実施例に係るチタン板にスタッドジベ
ル又は型鋼を取付けた状態の説明図である。
ル又は型鋼を取付けた状態の説明図である。
【図6】本発明の実施例に係るチタン板のU字型固定具
の説明図である。
の説明図である。
【図7】本発明の実施例に係るチタン板の四つ又U字型
固定具の説明図である。
固定具の説明図である。
1--RC橋脚 2--チタン板
3--U字型固定具 4--チタン製スタッドボルト 5--スタッドジベル
6--型鋼 7--チタン板縦継目部 8--チタン板横継目部
9--コンクリート 10--四つ又U字型固定具
3--U字型固定具 4--チタン製スタッドボルト 5--スタッドジベル
6--型鋼 7--チタン板縦継目部 8--チタン板横継目部
9--コンクリート 10--四つ又U字型固定具
Claims (1)
- 【請求項1】 海中に建設されるコンクリート構造物の
干満飛沫帯コンクリート表面にチタン薄板を張り巡らす
ことを特徴とする海中コンクリート構造物の防食工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176916A JPH05132964A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 海中コンクリート構造物の防食工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3176916A JPH05132964A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 海中コンクリート構造物の防食工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05132964A true JPH05132964A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=16022007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3176916A Pending JPH05132964A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 海中コンクリート構造物の防食工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05132964A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005220677A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Public Works Research Institute | コンクリート及び/又はモルタル構造物の腐蝕防止方法 |
| CZ302868B6 (cs) * | 2010-10-08 | 2011-12-21 | Klim@Radoslav | Protinámrazové zarízení |
| CN102392411A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-03-28 | 上海交通大学 | 海工混凝土墩体的钢筋防侵蚀方法及装置 |
| CN104015261A (zh) * | 2014-06-13 | 2014-09-03 | 南京第一建设事务所有限责任公司 | 组合型、可调节预制砼构件预埋件定位胎模及其施工工艺 |
| CN105113388A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-02 | 宁波交通工程建设集团有限公司 | 高架桥花瓶墩模板支架联合结构及使用方法 |
| CN106120575A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-16 | 北京交通大学 | 一种用外贴材料提高桥梁封锚区耐久性的方法 |
| JP2020111913A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 補強されたコンクリート構造物 |
| JP2020111911A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 海水域コンクリート構造物 |
| JP2020111912A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 水域コンクリート構造物 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3176916A patent/JPH05132964A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005220677A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Public Works Research Institute | コンクリート及び/又はモルタル構造物の腐蝕防止方法 |
| CZ302868B6 (cs) * | 2010-10-08 | 2011-12-21 | Klim@Radoslav | Protinámrazové zarízení |
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| CN105113388A (zh) * | 2015-09-18 | 2015-12-02 | 宁波交通工程建设集团有限公司 | 高架桥花瓶墩模板支架联合结构及使用方法 |
| CN105113388B (zh) * | 2015-09-18 | 2017-01-25 | 宁波交通工程建设集团有限公司 | 高架桥花瓶墩模板支架联合结构及使用方法 |
| CN106120575A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-16 | 北京交通大学 | 一种用外贴材料提高桥梁封锚区耐久性的方法 |
| JP2020111913A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 補強されたコンクリート構造物 |
| JP2020111911A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 海水域コンクリート構造物 |
| JP2020111912A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 水域コンクリート構造物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990518 |