JPH05133431A - ベルトテンシヨナの油圧ダンパ - Google Patents
ベルトテンシヨナの油圧ダンパInfo
- Publication number
- JPH05133431A JPH05133431A JP31959491A JP31959491A JPH05133431A JP H05133431 A JPH05133431 A JP H05133431A JP 31959491 A JP31959491 A JP 31959491A JP 31959491 A JP31959491 A JP 31959491A JP H05133431 A JPH05133431 A JP H05133431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- piston
- cylinder
- hydraulic oil
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 45
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 11
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 9
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 abstract 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 21
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 12
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 10
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 8
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルトテンショナの油圧ダンパにおいて圧力
室圧縮時の作動油のリーク量を調整してリーク先に負圧
による気泡の発生を防止し、ダンパ効果の低下を防止す
る。 【構成】 上下方向に配置された両端閉塞のシリンダ内
には、隔壁部材が嵌着されていると共にピストンが滑動
自在に嵌挿されており、隔壁部材の上側にA室が、隔壁
部材・ピストン間にB室が、ピストンの下側にC室が夫
々形成され、ピストン棒は、シリンダ下端面を油密状態
で滑動自在に貫通して突出し、シリンダ中には、A室の
上部空間を残して作動油が充填されており、A、B、C
室間は作動油の微少のリークが許容されており、ピスト
ンがシリンダ内で上昇して第2室で圧縮されて高圧とな
った作動油の第2室から第3室へのリーク量と第1室へ
のリーク量の比を適切に設定するようにピストンにおけ
るリーク量を調整したベルトテンショナの油圧ダンパ。
室圧縮時の作動油のリーク量を調整してリーク先に負圧
による気泡の発生を防止し、ダンパ効果の低下を防止す
る。 【構成】 上下方向に配置された両端閉塞のシリンダ内
には、隔壁部材が嵌着されていると共にピストンが滑動
自在に嵌挿されており、隔壁部材の上側にA室が、隔壁
部材・ピストン間にB室が、ピストンの下側にC室が夫
々形成され、ピストン棒は、シリンダ下端面を油密状態
で滑動自在に貫通して突出し、シリンダ中には、A室の
上部空間を残して作動油が充填されており、A、B、C
室間は作動油の微少のリークが許容されており、ピスト
ンがシリンダ内で上昇して第2室で圧縮されて高圧とな
った作動油の第2室から第3室へのリーク量と第1室へ
のリーク量の比を適切に設定するようにピストンにおけ
るリーク量を調整したベルトテンショナの油圧ダンパ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧ダンパ、特に自
動車エンジンの補機を駆動するVベルト伝動のベルト張
力を一定に制御するためのベルトテンショナの油圧ダン
パに関する。
動車エンジンの補機を駆動するVベルト伝動のベルト張
力を一定に制御するためのベルトテンショナの油圧ダン
パに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術において、ベルトテンショナ
は、ベルト張力が変動したとき共振しないように図2に
示すような油圧ダンパを具備している。
は、ベルト張力が変動したとき共振しないように図2に
示すような油圧ダンパを具備している。
【0003】図2において、上下方向に配置された円筒
状のシリンダ1の上端には、取付具2がシリンダ1の中
空部を閉塞して取付けられ、シリンダ1は取付具2を介
してテンションプーリの回動腕端に枢着されており、シ
リンダ1下端部の内周面には、シールハウジング3が嵌
着されている。
状のシリンダ1の上端には、取付具2がシリンダ1の中
空部を閉塞して取付けられ、シリンダ1は取付具2を介
してテンションプーリの回動腕端に枢着されており、シ
リンダ1下端部の内周面には、シールハウジング3が嵌
着されている。
【0004】シリンダ1の中空部内には、取付具2の下
端に隣接してカップ状部材5が嵌着されていると共に、
カップ状部材5とシールハウジング3との間にピストン
6が滑動自在に嵌装されており、取付具2とカップ状部
材5との間に第1室7が、カップ状部材5とピストン6
との間に第2室8が、ピストン6とシールハウジング3
との間に第3室9が夫々形成される。
端に隣接してカップ状部材5が嵌着されていると共に、
カップ状部材5とシールハウジング3との間にピストン
6が滑動自在に嵌装されており、取付具2とカップ状部
材5との間に第1室7が、カップ状部材5とピストン6
との間に第2室8が、ピストン6とシールハウジング3
との間に第3室9が夫々形成される。
【0005】ピストン6に上端ねじ部が貫通して座金10
を介してナット11で固着されたピストン棒12は、シール
ハウシング3の中心孔13にシール15で油密状態が保たれ
て滑動自在に貫通し、シリンダ1の外部に突出してい
る。
を介してナット11で固着されたピストン棒12は、シール
ハウシング3の中心孔13にシール15で油密状態が保たれ
て滑動自在に貫通し、シリンダ1の外部に突出してい
る。
【0006】ピストン棒12の突出端には、取付具17が取
付けられ、エンジンブロックの固定ブラケットに枢着さ
れている。
付けられ、エンジンブロックの固定ブラケットに枢着さ
れている。
【0007】シリンダ1の中空部内には、第1室7の上
半分を残して適宜の粘性の作動油が充填されており、ピ
ストン6は、第3室9から第2室8への作動油の流れを
許容するが、逆の流れを阻止する一方向ボール弁18を具
備し、一方向ボール弁18のボール18a は、座金10で弁座
18b からの脱落が阻止されている。そして、カップ状部
材5は、第1室7から第2室8への作動油の流れを許容
するが、逆の流れを阻止する一方向ボール弁20を具備
し、一方向ボール弁20のボール20a は、カップ状部材5
の下面にリベット21で取付けられた係止板片22により弁
座20b からの脱落が阻止されている。
半分を残して適宜の粘性の作動油が充填されており、ピ
ストン6は、第3室9から第2室8への作動油の流れを
許容するが、逆の流れを阻止する一方向ボール弁18を具
備し、一方向ボール弁18のボール18a は、座金10で弁座
18b からの脱落が阻止されている。そして、カップ状部
材5は、第1室7から第2室8への作動油の流れを許容
するが、逆の流れを阻止する一方向ボール弁20を具備
し、一方向ボール弁20のボール20a は、カップ状部材5
の下面にリベット21で取付けられた係止板片22により弁
座20b からの脱落が阻止されている。
【0008】ベルト伝動におけるベルトの張力が増加す
ると、テンションプーリが押圧され、テンションプーリ
回動腕が回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対
し取付具2が接近する。即ちピストン棒12がシリンダ1
内に退縮する。その結果、ピストン6がシリンダ1内で
上昇し、第2室8は圧縮され、第3室9は拡張する。そ
の際には、一方向ボール弁18,20が一応閉止されるの
で、第2室8内の作動油は、加圧されて高圧となり、僅
かずつ徐々にピストン6の外周面とシリンダ1の内周面
との微小隙間、ピストン6の上端ねじ部とナット11との
微小隙間及び一方向ボール弁18のボール18a と弁座18b
との微小隙間から第3室9へリークすると共に、カップ
状部材5の外周面とシリンダ1の内周面との微小隙間、
リベット21の微小隙間及び一方向ボール弁20のボール20
a と弁座20b との微小隙間から第1室7へもリークす
る。このリークの流体摩擦抵抗により張力調整の際のテ
ンションプーリの変位における振動が吸収され、ダンパ
効果が発揮される。
ると、テンションプーリが押圧され、テンションプーリ
回動腕が回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対
し取付具2が接近する。即ちピストン棒12がシリンダ1
内に退縮する。その結果、ピストン6がシリンダ1内で
上昇し、第2室8は圧縮され、第3室9は拡張する。そ
の際には、一方向ボール弁18,20が一応閉止されるの
で、第2室8内の作動油は、加圧されて高圧となり、僅
かずつ徐々にピストン6の外周面とシリンダ1の内周面
との微小隙間、ピストン6の上端ねじ部とナット11との
微小隙間及び一方向ボール弁18のボール18a と弁座18b
との微小隙間から第3室9へリークすると共に、カップ
状部材5の外周面とシリンダ1の内周面との微小隙間、
リベット21の微小隙間及び一方向ボール弁20のボール20
a と弁座20b との微小隙間から第1室7へもリークす
る。このリークの流体摩擦抵抗により張力調整の際のテ
ンションプーリの変位における振動が吸収され、ダンパ
効果が発揮される。
【0009】又、上記のベルト伝動におけるベルトの張
力が減少する際には、テンションプーリがベルトテンシ
ョナの作動により突出し、テンションプーリ回動腕が逆
に回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対し取付
具2が離隔する。即ちピストン棒12がシリンダ1から伸
長する。その結果、ピストン6がシリンダ1内で下降
し、第2室8は拡張され、第3室9は圧縮される。それ
により第3室9内の作動油は、一方向ボール弁18を通っ
て第2室8へ流入すると共に、第1室7の作動油も一方
向ボール弁20を通って第2室8へ流入する。
力が減少する際には、テンションプーリがベルトテンシ
ョナの作動により突出し、テンションプーリ回動腕が逆
に回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対し取付
具2が離隔する。即ちピストン棒12がシリンダ1から伸
長する。その結果、ピストン6がシリンダ1内で下降
し、第2室8は拡張され、第3室9は圧縮される。それ
により第3室9内の作動油は、一方向ボール弁18を通っ
て第2室8へ流入すると共に、第1室7の作動油も一方
向ボール弁20を通って第2室8へ流入する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような油圧ダン
パにおいて、第2室8の断面積をSAとし、ピストン棒
12の断面積をSBとすると、ピストン6がLだけ上昇し
て第2室8を圧縮したとき、第2室8の容積の減少は、
SA×Lであり、第3室9の容積の増加は、ピストン棒
12が第3室に突出するので、(SA−SB)×Lとな
る。従って理論的には、その差であるピストン棒12の突
出体積分(SB×L)の作動油が第2室8から第1室7
にリークし、(SA−SB)×Lの作動油が第2室8か
ら第3室9にリークすれば、圧力的に中立状態になる。
即ち、第2室8の圧縮中における加圧作動油が第3室9
と第1室7とへ(SA−SB):SBの比でリークすれ
ばよいことになる。
パにおいて、第2室8の断面積をSAとし、ピストン棒
12の断面積をSBとすると、ピストン6がLだけ上昇し
て第2室8を圧縮したとき、第2室8の容積の減少は、
SA×Lであり、第3室9の容積の増加は、ピストン棒
12が第3室に突出するので、(SA−SB)×Lとな
る。従って理論的には、その差であるピストン棒12の突
出体積分(SB×L)の作動油が第2室8から第1室7
にリークし、(SA−SB)×Lの作動油が第2室8か
ら第3室9にリークすれば、圧力的に中立状態になる。
即ち、第2室8の圧縮中における加圧作動油が第3室9
と第1室7とへ(SA−SB):SBの比でリークすれ
ばよいことになる。
【0011】しかし、上記の従来の技術による油圧ダン
パにおいて、第2室8の圧縮時における加圧作動油の第
1室7及び第3室9へのリーク量は、構造上積極的に調
整されていないので、第3室9に突入するピストン棒12
の体積以上の作動油が第1室7へリークする場合も生じ
る。 即ち、 VA・SB<VB(SA−SB) VA:ピストンがシリンダ内で上昇した際、第2室で圧
縮されて高圧となった作動油の第2室から第3室へのリ
ーク量 VB:同じく第2室から第1室へのリーク量 SA:第2室の断面積 SB:ピストン棒の断面積 となる。すると、第3室ピストン6の下面に真空部が生
じ、第3室9が負圧状態になり易くなる。その際、第3
室9における油から気泡が発生し、キャビテーション状
態となる。
パにおいて、第2室8の圧縮時における加圧作動油の第
1室7及び第3室9へのリーク量は、構造上積極的に調
整されていないので、第3室9に突入するピストン棒12
の体積以上の作動油が第1室7へリークする場合も生じ
る。 即ち、 VA・SB<VB(SA−SB) VA:ピストンがシリンダ内で上昇した際、第2室で圧
縮されて高圧となった作動油の第2室から第3室へのリ
ーク量 VB:同じく第2室から第1室へのリーク量 SA:第2室の断面積 SB:ピストン棒の断面積 となる。すると、第3室ピストン6の下面に真空部が生
じ、第3室9が負圧状態になり易くなる。その際、第3
室9における油から気泡が発生し、キャビテーション状
態となる。
【0012】そして、ベルト伝動におけるベルトの張力
が減少する場合のピストン6の下降により、第3室9内
の気泡を含んだ作動油が一方向ボール弁18を通って第2
室8へ流入し、気泡が第2室8に貯溜される。その結
果、第2室8の圧縮時に十分にの高圧とならず、所望の
ダンパ効果を得ることができないで、最悪の状態ではベ
ルト鳴きが発生する。
が減少する場合のピストン6の下降により、第3室9内
の気泡を含んだ作動油が一方向ボール弁18を通って第2
室8へ流入し、気泡が第2室8に貯溜される。その結
果、第2室8の圧縮時に十分にの高圧とならず、所望の
ダンパ効果を得ることができないで、最悪の状態ではベ
ルト鳴きが発生する。
【0013】又、VAが大き過ぎると、第2室8の作動
油が十分に圧縮されないで、即ち第2室8が十分に高圧
とならないで、所望のダンパ効果を得ることができな
い。この発明は、油圧ダンパにおいて高圧室の高圧を確
保した上、キャビテーションの問題を解消することを目
的とする。
油が十分に圧縮されないで、即ち第2室8が十分に高圧
とならないで、所望のダンパ効果を得ることができな
い。この発明は、油圧ダンパにおいて高圧室の高圧を確
保した上、キャビテーションの問題を解消することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明のベルトテンシ
ョナの油圧ダンパは、実質的に上下方向に配置されたシ
リンダの上下両端は、第1閉塞部材及び第2閉塞部材で
閉塞され、シリンダの中空部内には、隔壁部材が嵌着さ
れていると共にピストンが滑動自在に嵌挿されており、
第1閉塞部材と隔壁部材との間に第1室が、隔壁部材と
ピストンとの間に第2室が、ピストンと第2閉塞部材と
の間に第3室が夫々形成され、ピストンに取付けられた
ピストン棒は、第2閉塞部材を油密状態で滑動自在に貫
通し、シリンダの外部に突出し、シリンダの中空部内に
は、第1室の上部空間を残して作動油が充填されてお
り、ピストンは、第3室から第2室への作動油の流れを
許容するが、逆の流れを阻止する一方向弁を具備し、隔
壁部材は、第1室から第2室への作動油の流れを許容す
るが、逆の流れを阻止する一方向弁を具備しており、第
1室、第2室及び第3室間は作動油の微少のリークが許
容されており、ピストンによる第2室の圧縮時における
第2室から第3室へのリーク量VAと第2室から第1室
へのリーク量VBとの関係が、 VA・SB≧VB(SA−SB) 但し、VA:ピストンがシリンダ内で上昇した際、第2
室で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から第3室
へのリーク量 VB:同じく第2室から第1室へのリーク量 SA:第2室の断面積 SB:ピストン棒の断面積 を満足するように構成されている。
ョナの油圧ダンパは、実質的に上下方向に配置されたシ
リンダの上下両端は、第1閉塞部材及び第2閉塞部材で
閉塞され、シリンダの中空部内には、隔壁部材が嵌着さ
れていると共にピストンが滑動自在に嵌挿されており、
第1閉塞部材と隔壁部材との間に第1室が、隔壁部材と
ピストンとの間に第2室が、ピストンと第2閉塞部材と
の間に第3室が夫々形成され、ピストンに取付けられた
ピストン棒は、第2閉塞部材を油密状態で滑動自在に貫
通し、シリンダの外部に突出し、シリンダの中空部内に
は、第1室の上部空間を残して作動油が充填されてお
り、ピストンは、第3室から第2室への作動油の流れを
許容するが、逆の流れを阻止する一方向弁を具備し、隔
壁部材は、第1室から第2室への作動油の流れを許容す
るが、逆の流れを阻止する一方向弁を具備しており、第
1室、第2室及び第3室間は作動油の微少のリークが許
容されており、ピストンによる第2室の圧縮時における
第2室から第3室へのリーク量VAと第2室から第1室
へのリーク量VBとの関係が、 VA・SB≧VB(SA−SB) 但し、VA:ピストンがシリンダ内で上昇した際、第2
室で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から第3室
へのリーク量 VB:同じく第2室から第1室へのリーク量 SA:第2室の断面積 SB:ピストン棒の断面積 を満足するように構成されている。
【0015】そして、上記のような条件を満足する手段
としては、例えば、ピストンによる第2室の圧縮時にお
ける第2室から第3室へのリーク量VAを調整設定する
ような大きさの連通孔をピストンに形成する。別の手段
としては、ピストン、又は隔壁部材の外径、即ちピスト
ンの外周面、又は隔壁部材の外周面の隙間を調整設定す
る。
としては、例えば、ピストンによる第2室の圧縮時にお
ける第2室から第3室へのリーク量VAを調整設定する
ような大きさの連通孔をピストンに形成する。別の手段
としては、ピストン、又は隔壁部材の外径、即ちピスト
ンの外周面、又は隔壁部材の外周面の隙間を調整設定す
る。
【0016】
【作用】ベルト伝動におけるベルトの張力が増加する
と、テンションプーリが押圧され、テンションプーリが
変位する。すると、油圧ダンパの第1閉塞部材とピスト
ン棒の突出端との間が短縮され、ピストン棒がシリンダ
内に退縮する。その結果、ピストンがシリンダ内で上昇
し、第2室は圧縮され、第3室は拡張する。その際に
は、一方向弁が閉止されるので、第2室内の作動油は、
加圧されて高圧となり、僅かずつ徐々に第2室から第3
室にリークすると共に、ピストン棒の第3室への突入体
積により第2室から第1室へ同様にリークする。、この
リークの流体摩擦抵抗により張力調整の際のテンション
プーリの変位における振動が吸収され、ダンパ効果が発
揮される。
と、テンションプーリが押圧され、テンションプーリが
変位する。すると、油圧ダンパの第1閉塞部材とピスト
ン棒の突出端との間が短縮され、ピストン棒がシリンダ
内に退縮する。その結果、ピストンがシリンダ内で上昇
し、第2室は圧縮され、第3室は拡張する。その際に
は、一方向弁が閉止されるので、第2室内の作動油は、
加圧されて高圧となり、僅かずつ徐々に第2室から第3
室にリークすると共に、ピストン棒の第3室への突入体
積により第2室から第1室へ同様にリークする。、この
リークの流体摩擦抵抗により張力調整の際のテンション
プーリの変位における振動が吸収され、ダンパ効果が発
揮される。
【0017】又、ベルト伝動におけるベルトの張力が減
少する際には、テンションプーリがベルトテンショナの
作動により突出し、テンションプーリが逆に変位する。
すると、油圧ダンパの第1閉塞部材とピストン棒の突出
端との間が伸長され、ピストン棒がシリンダ内から突出
する。その結果、ピストンがシリンダ内で下降し、第2
室は拡張され、第3室は圧縮される。それにより第3室
内の作動油は、一方向弁を通って第2室へ流入すると共
に、第1室の作動油も一方向弁を通って第2室へ流入す
る。
少する際には、テンションプーリがベルトテンショナの
作動により突出し、テンションプーリが逆に変位する。
すると、油圧ダンパの第1閉塞部材とピストン棒の突出
端との間が伸長され、ピストン棒がシリンダ内から突出
する。その結果、ピストンがシリンダ内で下降し、第2
室は拡張され、第3室は圧縮される。それにより第3室
内の作動油は、一方向弁を通って第2室へ流入すると共
に、第1室の作動油も一方向弁を通って第2室へ流入す
る。
【0018】上記のようにピストン棒がシリンダ内に退
縮し、ピストンがシリンダ内で上昇する際に、第2室内
の高圧作動油の第3室へのリーク量と第1室へのリーク
量とが、ピストン連通孔、又はピストンの外周面若しく
は隔壁部材の外周面の隙間により調整されて、 VA・SB≧VB(SA−SB) 但し、VA:ピストン6がシリンダ1内で上昇した際、
第2室8で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から
第3室9へのリーク量 VB:同じく第2室8から第1室7へのリーク量 SA:第2室8の断面積 SB:ピストン棒12の断面積 の条件を満足して、第2室内の高圧作動油はリークす
る。
縮し、ピストンがシリンダ内で上昇する際に、第2室内
の高圧作動油の第3室へのリーク量と第1室へのリーク
量とが、ピストン連通孔、又はピストンの外周面若しく
は隔壁部材の外周面の隙間により調整されて、 VA・SB≧VB(SA−SB) 但し、VA:ピストン6がシリンダ1内で上昇した際、
第2室8で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から
第3室9へのリーク量 VB:同じく第2室8から第1室7へのリーク量 SA:第2室8の断面積 SB:ピストン棒12の断面積 の条件を満足して、第2室内の高圧作動油はリークす
る。
【0019】従って、第3室に突入するピストン棒の体
積以上の作動油が第1室へリークしない。即ち、第3室
が負圧状態になることはなく、その結果、第3室におけ
る油から気泡が発生することはない。その結果、ベルト
伝動におけるベルトの張力が減少する場合のピストンの
下降により第3室内から一方向弁を通って第2室へ流入
する作動油に気泡がないので、第2室は気泡が貯溜され
ないので、作動油は、圧縮時に十分に高圧となり、ダン
パ効果が阻害されることはない。
積以上の作動油が第1室へリークしない。即ち、第3室
が負圧状態になることはなく、その結果、第3室におけ
る油から気泡が発生することはない。その結果、ベルト
伝動におけるベルトの張力が減少する場合のピストンの
下降により第3室内から一方向弁を通って第2室へ流入
する作動油に気泡がないので、第2室は気泡が貯溜され
ないので、作動油は、圧縮時に十分に高圧となり、ダン
パ効果が阻害されることはない。
【0020】又、VAがVBに対し適切な比で設定され
るので、必要以上の流量で第3室にリークすることもな
く、第2室の作動油は圧縮時に十分に高圧となり、ダン
パ効果が阻害されることはない。
るので、必要以上の流量で第3室にリークすることもな
く、第2室の作動油は圧縮時に十分に高圧となり、ダン
パ効果が阻害されることはない。
【0021】
【実施例】この発明の実施例におけるベルトテンショナ
に具備されている油圧ダンパを図面に従って説明する。
図1に示す油圧ダンパは、次のように構成されている。
に具備されている油圧ダンパを図面に従って説明する。
図1に示す油圧ダンパは、次のように構成されている。
【0022】上下方向に配置された円筒状のシリンダ1
の上端の内周面には、取付具2がシリンダ1の中空部を
閉塞するように螺合され、シリンダ1は取付具2を介し
てテンションプーリの回動腕端に枢着されている。シリ
ンダ1下端部の内周面には、シールハウジング3が嵌装
され、内周面下端に嵌着された止め輪4で突出が阻止さ
れている。
の上端の内周面には、取付具2がシリンダ1の中空部を
閉塞するように螺合され、シリンダ1は取付具2を介し
てテンションプーリの回動腕端に枢着されている。シリ
ンダ1下端部の内周面には、シールハウジング3が嵌装
され、内周面下端に嵌着された止め輪4で突出が阻止さ
れている。
【0023】シリンダ1の中空部内には、取付具2に隣
接してカップ状部材5が嵌着されていると共に、カップ
状部材5とシールハウジング3との間にピストン6が滑
動自在に嵌装されており、取付具2とカップ状部材5と
の間に第1室7が、カップ状部材5とピストン6との間
に第2室8が、ピストン6とシールハウジング3との間
に第3室9が夫々形成される。
接してカップ状部材5が嵌着されていると共に、カップ
状部材5とシールハウジング3との間にピストン6が滑
動自在に嵌装されており、取付具2とカップ状部材5と
の間に第1室7が、カップ状部材5とピストン6との間
に第2室8が、ピストン6とシールハウジング3との間
に第3室9が夫々形成される。
【0024】ピストン6に上端ねじ部が貫通して座金10
を介してナット11で固着されたピストン棒12は、シール
ハウシング3の中心孔13に嵌着された案内ブッシュ14を
滑動自在に貫通し、シリンダ1の外部に突出している。
シールハウジング3の中心孔13とピストン棒12との間
は、シールハウジング3の上端小径部に取付けられたシ
ール15で油密状態に保たれ、シールハウジング3の外周
面とシリンダ1内周面との間は、シールハウジング3の
外周面に取付られたOリング16で油密状態に保たれてい
る。
を介してナット11で固着されたピストン棒12は、シール
ハウシング3の中心孔13に嵌着された案内ブッシュ14を
滑動自在に貫通し、シリンダ1の外部に突出している。
シールハウジング3の中心孔13とピストン棒12との間
は、シールハウジング3の上端小径部に取付けられたシ
ール15で油密状態に保たれ、シールハウジング3の外周
面とシリンダ1内周面との間は、シールハウジング3の
外周面に取付られたOリング16で油密状態に保たれてい
る。
【0025】ピストン棒12の突出端には、取付具17が取
付けられ、エンジンブロックの固定ブラケットに枢着さ
れている。シリンダ1の中空部内には、第1室7の上半
分を残して適宜の粘性の作動油が充填されており、ピス
トン6は、小径連通孔19が穿設されていると共に、第3
室9から第2室8への作動油の流れを許容するが、逆の
流れを阻止する一方向ボール弁18を具備し、一方向ボー
ル弁18のボール18a は、座金10で弁座18b からの脱落が
阻止されている。そして、カップ状部材5は、第1室7
から第2室8への作動油の流れを許容するが、逆の流れ
を阻止する一方向ボール弁20を具備し、一方向ボール弁
20のボール20a は、カップ状部材5の下面にリベット21
で取付けられた係止板片22により弁座20b からの脱落が
阻止されている。又、取付具2には、第1室7の上部へ
の給油孔23が穿設され、シリンダ内への給油後、給油孔
23は、蓋栓24で密封される。
付けられ、エンジンブロックの固定ブラケットに枢着さ
れている。シリンダ1の中空部内には、第1室7の上半
分を残して適宜の粘性の作動油が充填されており、ピス
トン6は、小径連通孔19が穿設されていると共に、第3
室9から第2室8への作動油の流れを許容するが、逆の
流れを阻止する一方向ボール弁18を具備し、一方向ボー
ル弁18のボール18a は、座金10で弁座18b からの脱落が
阻止されている。そして、カップ状部材5は、第1室7
から第2室8への作動油の流れを許容するが、逆の流れ
を阻止する一方向ボール弁20を具備し、一方向ボール弁
20のボール20a は、カップ状部材5の下面にリベット21
で取付けられた係止板片22により弁座20b からの脱落が
阻止されている。又、取付具2には、第1室7の上部へ
の給油孔23が穿設され、シリンダ内への給油後、給油孔
23は、蓋栓24で密封される。
【0026】そして第2室と第3室とを連通するピスト
ン6の小径連通孔19は、そのリーク量が下記の(1)式
を成立させるようにVAを調整するべく、(2)式を満
足する大きさのものである。 VA・SB≧VB(SA−SB) ・・・(1) 但し、VA:ピストン6がシリンダ1内で上昇した際、
第2室8で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から
第3室9へのリーク量 VB:同じく第2室8から第1室7へのリーク量 SA:第2室8の断面積 SB:ピストン棒12の断面積
ン6の小径連通孔19は、そのリーク量が下記の(1)式
を成立させるようにVAを調整するべく、(2)式を満
足する大きさのものである。 VA・SB≧VB(SA−SB) ・・・(1) 但し、VA:ピストン6がシリンダ1内で上昇した際、
第2室8で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から
第3室9へのリーク量 VB:同じく第2室8から第1室7へのリーク量 SA:第2室8の断面積 SB:ピストン棒12の断面積
【0027】そして、VA=va1+va2+va3+va
4 VB=vb1+vb2+vb3 但し、va1:ピストン6の外周間隙リーク量 va2:ねじ・ナット部の間隙リーク量 va3:逆止弁18の間隙リーク量 va4:小径連通孔19のリーク量 vb1:円筒部材5の外周間隙リーク量 vb2:リベット21の間隙リーク量 vb3:逆止弁20の間隙リーク量 従って、 va4≧{(vb1+vb2+vb3)・(SA−SB)/SB} −(va1+va2+va3) ・・・・・・・(2) 上記の実施例におけるピストン6に小径連通孔19を設け
る替わりに、ピストン6の外周間隙のリーク量をva4だ
け増大するようにピストン6の外径を減小してもよい。
又は、円筒部材5の外径を増大調整して、(1)式を満
足させてもよい。しかし、上記の(1)式の関係を成立
させるようにリーク量を調整するには、小径連通孔19を
設け、その孔径の調整によるのが最も容易である。な
お、上記の調整における円筒部材5、又はピストン6に
おける各部リーク部の間隙・孔径は、そのリーク流量が
過大とならないように限定されている。
4 VB=vb1+vb2+vb3 但し、va1:ピストン6の外周間隙リーク量 va2:ねじ・ナット部の間隙リーク量 va3:逆止弁18の間隙リーク量 va4:小径連通孔19のリーク量 vb1:円筒部材5の外周間隙リーク量 vb2:リベット21の間隙リーク量 vb3:逆止弁20の間隙リーク量 従って、 va4≧{(vb1+vb2+vb3)・(SA−SB)/SB} −(va1+va2+va3) ・・・・・・・(2) 上記の実施例におけるピストン6に小径連通孔19を設け
る替わりに、ピストン6の外周間隙のリーク量をva4だ
け増大するようにピストン6の外径を減小してもよい。
又は、円筒部材5の外径を増大調整して、(1)式を満
足させてもよい。しかし、上記の(1)式の関係を成立
させるようにリーク量を調整するには、小径連通孔19を
設け、その孔径の調整によるのが最も容易である。な
お、上記の調整における円筒部材5、又はピストン6に
おける各部リーク部の間隙・孔径は、そのリーク流量が
過大とならないように限定されている。
【0028】上記のベルトの張力を一定に制御するため
のベルトテンショナの油圧ダンパの作用について説明す
る。ベルト伝動におけるベルトの張力が急激に増加する
と、テンションプーリが押圧され、テンションプーリ回
動腕が回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対し
取付具2が下降接近する。即ちピストン棒12がシリンダ
1内に退縮する。その結果、ピストン6がシリンダ1内
で上昇し、第2室8は圧縮され、第3室9は拡張する。
その際には、一方向ボール弁18,20が一応閉止されるの
で、第2室8内の作動油は、加圧されて高圧となり、僅
かずつ徐々にピストン6の外周面とシリンダ1の内周面
との微小隙間、ピストン6の上端ねじ部とナット11との
微小隙間、一方向ボール弁18のボール18a と弁座18b と
の微小隙間及び小径連通孔19から第3室9へリークする
と共に、ピストン棒12の侵入体積分だけ同様にカップ状
部材5の外周面とシリンダ1の内周面との微小隙間、リ
ベット21の微小隙間及び一方向ボール弁20のボール20a
と弁座20b との微小隙間から第1室7へリークする。こ
のリークの流体摩擦抵抗により張力調整の際のテンショ
ンプーリの変位における振動が吸収され、ダンパ効果が
発揮される。
のベルトテンショナの油圧ダンパの作用について説明す
る。ベルト伝動におけるベルトの張力が急激に増加する
と、テンションプーリが押圧され、テンションプーリ回
動腕が回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対し
取付具2が下降接近する。即ちピストン棒12がシリンダ
1内に退縮する。その結果、ピストン6がシリンダ1内
で上昇し、第2室8は圧縮され、第3室9は拡張する。
その際には、一方向ボール弁18,20が一応閉止されるの
で、第2室8内の作動油は、加圧されて高圧となり、僅
かずつ徐々にピストン6の外周面とシリンダ1の内周面
との微小隙間、ピストン6の上端ねじ部とナット11との
微小隙間、一方向ボール弁18のボール18a と弁座18b と
の微小隙間及び小径連通孔19から第3室9へリークする
と共に、ピストン棒12の侵入体積分だけ同様にカップ状
部材5の外周面とシリンダ1の内周面との微小隙間、リ
ベット21の微小隙間及び一方向ボール弁20のボール20a
と弁座20b との微小隙間から第1室7へリークする。こ
のリークの流体摩擦抵抗により張力調整の際のテンショ
ンプーリの変位における振動が吸収され、ダンパ効果が
発揮される。
【0029】又、上記のベルト伝動におけるベルトの張
力が減少する際には、テンションプーリがベルトテンシ
ョナの作動により突出し、テンションプーリ回動腕が逆
に回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対し取付
具2が上昇離隔する。即ちピストン棒12がシリンダ1か
ら伸び出す。その結果、ピストン6がシリンダ1内で下
降し、第2室8は拡張され、第3室9は圧縮される。そ
れにより第3室9内の作動油は、一方向ボール弁18を通
って第2室8へ流入すると共に、第1室7の作動油もピ
ストン棒12の脱出体積分だけ一方向ボール弁20を通って
第2室8へ流入する。
力が減少する際には、テンションプーリがベルトテンシ
ョナの作動により突出し、テンションプーリ回動腕が逆
に回動する。すると、油圧ダンパの取付具17に対し取付
具2が上昇離隔する。即ちピストン棒12がシリンダ1か
ら伸び出す。その結果、ピストン6がシリンダ1内で下
降し、第2室8は拡張され、第3室9は圧縮される。そ
れにより第3室9内の作動油は、一方向ボール弁18を通
って第2室8へ流入すると共に、第1室7の作動油もピ
ストン棒12の脱出体積分だけ一方向ボール弁20を通って
第2室8へ流入する。
【0030】上記のようにピストン棒12がシリンダ1内
に退縮し、ピストン6がシリンダ1内で上昇する際、高
圧の第2室8内の作動油がピストン6の小径連通孔19を
介して第3室9へリークするリーク量va4が、 va4≧{(vb1+vb2+vb3)・(SA−SB)/S
B}−(va1+va2+va3) 但し、SA:第2室8の断面積 SB:ピストン棒12の断面積 va1:ピストン6の外周間隙リーク量 va2:ねじ・ナット部の間隙リーク量 va3:逆止弁18の間隙リーク量 va4:小径連通孔19のリーク量 vb1:円筒部材5の外周間隙リーク量 vb2:リベット21の間隙リーク量 vb3:逆止弁20の間隙リーク量 となるから、高圧の第2室8内の作動油の第3室9への
リーク量VA(=va1+va2+va3+va4)と、第1室
7へのリーク量VB(=vb1+vb2+vb3)との間に
は、 VA・SB≧VB(SA−SB) の関係が成立
する。
に退縮し、ピストン6がシリンダ1内で上昇する際、高
圧の第2室8内の作動油がピストン6の小径連通孔19を
介して第3室9へリークするリーク量va4が、 va4≧{(vb1+vb2+vb3)・(SA−SB)/S
B}−(va1+va2+va3) 但し、SA:第2室8の断面積 SB:ピストン棒12の断面積 va1:ピストン6の外周間隙リーク量 va2:ねじ・ナット部の間隙リーク量 va3:逆止弁18の間隙リーク量 va4:小径連通孔19のリーク量 vb1:円筒部材5の外周間隙リーク量 vb2:リベット21の間隙リーク量 vb3:逆止弁20の間隙リーク量 となるから、高圧の第2室8内の作動油の第3室9への
リーク量VA(=va1+va2+va3+va4)と、第1室
7へのリーク量VB(=vb1+vb2+vb3)との間に
は、 VA・SB≧VB(SA−SB) の関係が成立
する。
【0031】従って、第3室9に突入するピストン棒12
の体積以上の作動油が第1室7へリークしない。即ち、
第3室9が負圧状態になることはなく、その結果、第3
室9における油から気泡が発生することはない。その結
果、ベルト伝動におけるベルトの張力が減少する場合の
ピストン6の下降により第3室9内から一方向ボール弁
18を通って第2室8へ流入する作動油に気泡がないの
で、第2室8は気泡が貯溜されないので、圧縮時に十分
に高圧となり、ダンパ効果が阻害されることはない。
の体積以上の作動油が第1室7へリークしない。即ち、
第3室9が負圧状態になることはなく、その結果、第3
室9における油から気泡が発生することはない。その結
果、ベルト伝動におけるベルトの張力が減少する場合の
ピストン6の下降により第3室9内から一方向ボール弁
18を通って第2室8へ流入する作動油に気泡がないの
で、第2室8は気泡が貯溜されないので、圧縮時に十分
に高圧となり、ダンパ効果が阻害されることはない。
【0032】又、VAがVBに対し適切な比で設定され
るので、必要以上に流量で第3室9にリークすることも
なく、第2室8の作動油は圧縮時に十分に高圧となり、
ダンパ効果が阻害されることはないし、リーク量調整に
おける円筒部材5、又はピストン6における各部リーク
部の間隙・孔径は、そのリーク流量が過大とならないよ
うに限定されているので、必要以上に流量で第1室7及
び第3室9にリークすることもなく、第2室8の作動油
は圧縮時に十分に高圧となり、ダンパ効果が阻害される
ことはない。
るので、必要以上に流量で第3室9にリークすることも
なく、第2室8の作動油は圧縮時に十分に高圧となり、
ダンパ効果が阻害されることはないし、リーク量調整に
おける円筒部材5、又はピストン6における各部リーク
部の間隙・孔径は、そのリーク流量が過大とならないよ
うに限定されているので、必要以上に流量で第1室7及
び第3室9にリークすることもなく、第2室8の作動油
は圧縮時に十分に高圧となり、ダンパ効果が阻害される
ことはない。
【0033】
【考案の効果】この考案によるベルトテンショナの油圧
ダンパにおいては、ベルト伝動におけるベルトの張力の
増加によりピストンがシリンダ内で前進する際に、ピス
トンの負圧側の第3室に高圧側の第2室から必要流量で
の作動油のリークが確保されるので、第3室が負圧状態
になることはなく、第3室における油から気泡が発生す
ることはない。
ダンパにおいては、ベルト伝動におけるベルトの張力の
増加によりピストンがシリンダ内で前進する際に、ピス
トンの負圧側の第3室に高圧側の第2室から必要流量で
の作動油のリークが確保されるので、第3室が負圧状態
になることはなく、第3室における油から気泡が発生す
ることはない。
【0034】その結果、ベルト伝動におけるベルトの張
力が減少する場合のピストンが後退により第3室内から
一方向弁を通って高圧側の第2室へ流入する作動油に気
泡がないので、第2室は、気泡が貯溜されないので、圧
縮時に十分に高圧となり、ダンパ効果が阻害されること
はない。
力が減少する場合のピストンが後退により第3室内から
一方向弁を通って高圧側の第2室へ流入する作動油に気
泡がないので、第2室は、気泡が貯溜されないので、圧
縮時に十分に高圧となり、ダンパ効果が阻害されること
はない。
【0035】又、ピストンがシリンダ内で上昇した際、
第2室で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から第
3室へのリーク量が同じく第2室から第1室へのリーク
量に対し適切な比で設定されるので、必要以上に流量で
第3室にリークすることもなく、第2室の作動油は圧縮
時に十分に高圧となり、ダンパ効果が阻害されることは
ない。
第2室で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から第
3室へのリーク量が同じく第2室から第1室へのリーク
量に対し適切な比で設定されるので、必要以上に流量で
第3室にリークすることもなく、第2室の作動油は圧縮
時に十分に高圧となり、ダンパ効果が阻害されることは
ない。
【図1】この考案の実施例におけるベルトテンショナの
油圧ダンパの断面図である。
油圧ダンパの断面図である。
【図2】従来の技術におけるベルトテンショナの油圧ダ
ンパの断面図である。
ンパの断面図である。
1 シリンダ 2,17 取付具 3 シールハウジング 4 止め輪 5 カップ状部材 6 ピストン 7 第1室 8 第2室 9 第3室 10 座金 11 ナット 12 ピストン棒 13 中心孔 14 案内ブッシュ 15 シール 16 Oリング 17 テンションローラ保持具 18,20 一方向ボール弁 19 小径連通孔 21 リベット 22 係止板片 23 給油孔 24 蓋栓
Claims (2)
- 【請求項1】 実質的に上下方向に配置されたシリンダ
の上下両端は、第1閉塞部材及び第2閉塞部材で閉塞さ
れ、シリンダの中空部内には、隔壁部材が嵌着されてい
ると共にピストンが滑動自在に嵌挿されており、第1閉
塞部材と隔壁部材との間に第1室が、隔壁部材とピスト
ンとの間に第2室が、ピストンと第2閉塞部材との間に
第3室が夫々形成され、ピストンに取付けられたピスト
ン棒は、第2閉塞部材を油密状態で滑動自在に貫通し、
シリンダの外部に突出し、シリンダの中空部内には、第
1室の上部空間を残して作動油が充填されており、ピス
トンは、第3室から第2室への作動油の流れを許容する
が、逆の流れを阻止する一方向弁を具備し、隔壁部材
は、第1室から第2室への作動油の流れを許容するが、
逆の流れを阻止する一方向弁を具備しており、ピストン
による第2室の圧縮時に第1室、第2室及び第3室間は
作動油の微少のリークが許容されており、ピストンがシ
リンダ内で上昇した際、第2室で圧縮されて高圧となっ
た作動油の第2室から第3室へのリーク量と第1室への
リーク量との関係が、 VA・SB≧VB(SA−SB) 但し、VA:ピストンがシリンダ内で上昇した際、第2
室で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から第3室
へのリーク量 VB:同じく第2室から第1室へのリーク量 SA:第2室の断面積 SB:ピストン棒の断面積 を満足するように構成されたベルトテンショナの油圧ダ
ンパ。 - 【請求項2】 ピストンがシリンダ内で上昇した際、第
2室で圧縮されて高圧となった作動油の第2室から第3
室へのリーク量VAを調整するべく第2室と第3室とを
連通する連通孔がピストンに形成された請求項1に記載
のベルトテンショナの油圧ダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31959491A JPH05133431A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ベルトテンシヨナの油圧ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31959491A JPH05133431A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ベルトテンシヨナの油圧ダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05133431A true JPH05133431A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18112014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31959491A Pending JPH05133431A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ベルトテンシヨナの油圧ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05133431A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100828692B1 (ko) * | 2006-12-13 | 2008-05-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 롤로드 유닛 |
| US9702427B2 (en) | 2014-04-11 | 2017-07-11 | Joseph Voegele Ag | Damper device |
| CN113883280A (zh) * | 2021-09-06 | 2022-01-04 | 精工阀门集团有限公司 | 一种带有防漏防堵塞结构的截止阀 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP31959491A patent/JPH05133431A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100828692B1 (ko) * | 2006-12-13 | 2008-05-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 롤로드 유닛 |
| US9702427B2 (en) | 2014-04-11 | 2017-07-11 | Joseph Voegele Ag | Damper device |
| CN113883280A (zh) * | 2021-09-06 | 2022-01-04 | 精工阀门集团有限公司 | 一种带有防漏防堵塞结构的截止阀 |
| CN113883280B (zh) * | 2021-09-06 | 2023-06-27 | 精工阀门集团有限公司 | 一种带有防漏防堵塞结构的截止阀 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3700958B2 (ja) | 車高調整装置 | |
| US5961410A (en) | Autotensioner | |
| US2595426A (en) | Pneumatic suspension strut | |
| US3810611A (en) | Hydropneumatic suspension unit for a road vehicle | |
| JPH1113815A (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JPH05133431A (ja) | ベルトテンシヨナの油圧ダンパ | |
| JP2024124003A (ja) | 車高調整機能付き緩衝器 | |
| EP1396360B1 (en) | Self leveling vehicle suspension damper | |
| KR20050107664A (ko) | 셀프 레벨라이저 댐퍼 | |
| US4386686A (en) | Hydraulic shock absorber | |
| JP2000337425A (ja) | 油圧緩衝器の減衰力発生構造 | |
| CN208123333U (zh) | 一种活塞杆阻尼调芯 | |
| JPH0542799U (ja) | ベルトテンシヨナの油圧ダンパ | |
| JP2010106873A (ja) | オートテンショナ | |
| CN111749935B (zh) | 吸震器、液压系统和作业机械设备 | |
| JPS5813770B2 (ja) | シヤリヨウヨウユアツダンパノ ノビガワゲンスイリヨクチヨウセイソウチ | |
| US6364075B1 (en) | Frequency dependent damper | |
| KR100803153B1 (ko) | 차고 조정식 쇽업소버 | |
| JPH0614599U (ja) | ベルトテンショナの油圧ダンパ | |
| JP2001059539A (ja) | 油圧緩衝器の減衰力発生構造 | |
| US2965373A (en) | Leveling valve | |
| EP1422438A1 (en) | Gas-filled spring for a vehicle, such as a motor cycle, and valve for such a gas-filled spring | |
| JP3402817B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JPH03239845A (ja) | 油圧式オートテンショナ | |
| JP2024123999A (ja) | 車高調整機能付き緩衝器 |