JPH0513455U - 体液濾過装置 - Google Patents

体液濾過装置

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JPH0513455U
JPH0513455U JP6226791U JP6226791U JPH0513455U JP H0513455 U JPH0513455 U JP H0513455U JP 6226791 U JP6226791 U JP 6226791U JP 6226791 U JP6226791 U JP 6226791U JP H0513455 U JPH0513455 U JP H0513455U
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casing
blood
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立哉 藤井
昇 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハウジングの肉厚を厚くすることなく、ハウジ
ング自体の変形を防止でき、これによりハウジング内部
の内圧が上昇しても、濾過効率を減少させることがない
血液濾過装置を提供すること。 【構成】血液流入口2a、血漿流出口2bおよび血液流
出口2cを備えるハウジング2内に濾材3を収容してな
る血液濾過装置1であって、前記ハウジング2は、有底
筒状を有する第1ケーシング部材21と、当該第1ケー
シング部材22との間に前記濾材3を収容する空間Aを
形成し、当該空間Aを液密に保持するよう前記第1ケー
シング部材21と第2ケーシング部材22とが固定され
ており、前記第1ケーシング部材21と第2ケーシング
部材22とは、それらの周縁部および当該周縁部から離
れて設けられた中央部のそれぞれが固定されていること
を特徴とする血液濾過装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、体液濾過装置に関する。さらに詳しくは、本考案は、濾材により血 液を血漿と血球に分離する血液濾過装置に代表される体液濾過装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、濾材により血液を血漿と血球に分離する血液濾過装置が開示されて いる。
【0003】 従来の血液濾過装置の構造を図3に示す。
【0004】 すなわち、この血液濾過装置100は、血液流入口114a、血液流出口11 4bおよび血漿流出口114c,114cを有する円筒体111に蓋体112を O−リング113を介して挿入、固定したハウジング114内に、突起付の濾過 膜117と血漿の流路を形成するための血漿流路形成体116からなる複数の膜 ユニット118と、これら膜ユニット118間の血液流路を確保するための複数 の流路規制体120とを収容した構成となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の血液濾過装置100は、ハウジング114を単に円筒体 111に蓋体112をO−リング113を介して挿入、固定した構成としている 。このためハウジング114内部の内圧が上昇すると、ハウジング114自体が 変形して、濾過効率が極端に低下してしまうという問題があった。また、ハウジ ング114自体の変形を防止するために、ハウジング114の肉厚を厚くするこ とも考えられるが、その場合には、装置自体が大型化するので、操作性に問題が 生じるものであった。
【0006】 従って、本考案は、ハウジングの肉厚を厚くすることなく、ハウジング自体の 変形を防止でき、これによりハウジング内部の内圧が上昇しても、濾過効率を減 少させることがない血液濾過装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案は、以下(1)〜(3)の構成を有する。 (1)体液流入口、濾液流出口および体液流出口を備えるハウジング内に濾材を 収容してなる体液濾過装置であって、 前記ハウジングは、有底筒状を有する第1ケーシング部材と、当該第1ケーシ ング部材との間に前記濾材を収容する空間を形成し、当該空間を液密に保持する よう前記第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とが固定されており、 前記第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とは、それらの周縁部および当 該周縁部から離れて設けられた中央部のそれぞれが固定されていることを特徴と する血液濾過装置。
【0008】 (2)前記第2ケーシング部材の中央部またはその近傍には、第1凸部が形成さ れるとともに、前記第1ケーシングの底部中央部またはその近傍には、前記第1 凸部と嵌合しうる第2凸部が形成され、これら第1凸部と第2凸部との嵌合によ り、前記中央部またはその近傍が固定されているものである前項1記載の体液濾 過装置。
【0009】 (3)前記第2ケーシング部材は、有底筒状を有するとともに、その側壁外面に は、第3凸部が形成されるとともに、前記第1ケーシング部材の側壁内面には、 前記第3凸部と嵌合しえる第4凸部が形成され、これら第3凸部と第4凸部との 嵌合により、前記第1ケーシングと第2ケーシングとがシール部材を介して液密 に固定されるよう構成した前項1または2に記載の体液濾過装置。
【0010】 以下、本考案を図1および図2を参照して詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案の好ましい実施態様に係る血漿濾過装置の構造を示す縦断面図で あり、図2は図1中のA−A’線の横断面図である。
【0012】 すなわち、本実施態様に係る血漿濾過装置1は、血液流入口2a、血漿流出口 2bおよび血液流出口2cを備えるハウジング2内に濾材3を収容してなり、 前記ハウジング2は、有底円筒状を有する第1ケーシング部材21と、当該第 1ケーシング部材21との間に前記濾材3を収容する空間を形成し、当該空間を 液密に保持するよう前記第1ケーシング部材21と第2ケーシング部材22とが 固定されており、 前記第1ケーシング部材21と第2ケーシング部材22とは、それらの周縁部 および当該周縁部から離れて設けられた中央部のそれぞれが固定されていること を特徴とするものである。
【0013】 ハウジング2を構成する材質としては、ポリプロピレン、ポリカーボネート、 ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートなどの合成樹脂、ガラスおよびステン レス等の金属が使用できるが、オートクレーブ滅菌が可能で取り扱いやすいポリ プロピレンやポリカーボネートが特に好ましい。
【0014】 ハウジング2内に収容される濾材3は、図1に示すように、突起付きの袋状の 濾過膜31と、この濾過膜31の内部に収納された血漿流路形成体32からなる 複数の膜ユニット33と、これら複数の膜ユニット33の間に介装され、血液の 流路を形成する複数のスペーサー板34から構成されている。
【0015】 詳しく述べると、濾材3は、中心に開口部35と周縁付近に濾過血漿通過孔3 6とを備えたスクリーンメッシュ等からなる円形状の血漿流路形成体32を、血 液流路側に多数の微小突起を有する上下2枚の円形濾過膜31、31で挟装し、 その周縁の周縁をシールして得られた膜ユニット33と、膜ユニット33に対応 して濾過血漿通過孔36を形成したスペーサー板34とが交互に配設された構成 となされている。そして、膜ユニット33とスペーサー板34は、シール材37 により一体に固定されている。なお、図中、右側に収容された濾材3’は、濾過 血漿通過孔36を有さず、膜ユニット33とスペーサー板34とを交互に配設し た構造となっている。
【0016】 濾材3を構成する濾過膜31としては、硝酸セルロース、酢酸セルロースなど の有機酸エステルなどのセルロースエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、 ポリカーボネート等の合成樹脂膜を相分離法、抽出法、延伸法、荷電粒子照射法 等の公知の方法で製膜したもので、その平均孔径が0.1〜1μm程度のもので ある。
【0017】 濾過膜31の微小突起の高さとしては、20〜200μm、膜面積31の全体 に対する微小突起の占める割合は、3〜20%であることが好ましい。
【0018】 このような微小突起を膜上に形成する方法としては、濾過膜31の製造時に、 微小突起の凸部パターンを凹版として刻み込んだ金属ロール上にて濾過膜31を 製膜し、濾過膜31自体と同材質の突起を形成する方法、凸部パターンを凹版と して刻み込んだ金属ロールの凹部に樹脂を充填し、これを濾過膜31上に転写す る方法、あるいはスクリーン印刷板を用い、紫外線あるいは電子線硬化型樹脂を 用いて、濾過膜31上に凸部パターンを印刷し、その後紫外線あるいは電子線を 照射して、樹脂を硬化させる方法などがあげられる。
【0019】 スペーサー板34としては、ブリネル硬さが10以上である材質が好ましい。 このような材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ ル、ポリカーボネートなどがあげられる。また、スペーサー板34の厚さとして は、10〜200μm程度が好ましい。
【0020】 なお、濾材3の構成としては、上記の構成に限定されず、例えばスペーサー板 34の上下面に微小突起を形成し、濾過膜31上には微小突起を設けないもので もよい。
【0021】 しかして、ハウジング2は、有底円筒状を有する第1ケーシング部材21と、 第1ケーシング部材21との間に前記濾材3を収容する空間Aを形成し、当該空 間Aを液密に保持するよう前記第1ケーシング部材21と嵌合された第2ケーシ ング部材22から構成されている。
【0022】 第1ケーシング部材21の底部には、血液流入口2a、前記濾過血漿通過孔3 6に連通する血漿流出口2b、および前記濾材3を通過しなかった血球成分を含 む血液を流出するための血液流出口2cが形成されている。
【0023】 そして、第1ケーシング部材21の前記血液流入口2の周囲には、図2に示す ように、前記血液流入口2aを中心として、放射状に配置された複数の第1凸部 21a〜21dが形成されている。
【0024】 この各第1凸部21a〜21dの先端は、後述する第2ケーシング部材22の 各第2凸部22a〜22dとの嵌合が容易になされるよう第1テーパ部211a 〜211dとなされている。
【0025】 また、この各第1テーパ部211a〜211dの基端には、後述する各第2凸 部22a〜22dの各第2嵌合部222a〜222dと嵌合しうるよう、第1嵌 合部212a〜212dが形成されている、
【0026】 第2ケーシング部材22は、前記第1ケーシング部材より一回り小さい有底円 筒状を有し、その内底部中央に、前記各第1凸部21a〜21dと嵌合しうる第 2凸部22a〜22dが形成されている。
【0027】 この各第2凸部22a〜22dの先端は、前記第1ケーシング部材21の各第 2凸部21a〜21dとの嵌合が容易になされるよう第2テーパ部221a〜2 21dとなされている。
【0028】 また、この第2テーパ部221a〜221dの基端には、前記各第2凸部22 a〜22dの各第2嵌合部212a〜212dと嵌合しうるよう、第2嵌合部2 22a〜222dが形成されている、
【0029】 よって、第1凸部21aと第2凸部22a(嵌合部a)、 第1凸部21bと 第2凸部22b(嵌合部b)、第1凸部21cと第2凸部22c(嵌合部c)、 および第1凸部21dと第2凸部22d(嵌合部d)とをそれぞれ楔状に嵌合す ることにより、第1ケーシング部材21と第2ケーシング部材22は、それらの 中央部において嵌合、固定される。
【0030】 そして、前記血液流入口2から流入した血液は、これら各嵌合部a〜dの間を 通じて、前記濾材3へと供給されるものである。
【0031】 次に、ハウジング周縁部の嵌合について説明する。
【0032】 第1ケーシング部材21の周縁部近傍には、環状の第3凸部が21eが形成さ れ、この第3凸部21eの先端は、後述する第2ケーシング部材の第4凸部22 eとの嵌合が容易になされるよう第3テーパ部211eとなされている。
【0033】 また、このテーパ部211eの基端には、後述する第4凸部22eの第4嵌合 部222eと嵌合しうるよう、第3嵌合部212eが形成されている、
【0034】 そして、第2ケーシング部材22の周縁部近傍には、前記第3凸部21eと嵌 合しうる第4凸部22eが形成されている。
【0035】 この第4凸部22eの先端は、前記第1ケーシング部材21の第3凸部21e との嵌合が容易になされるよう第4テーパ部221eとなされている。
【0036】 また、この第4テーパ部221eの基端には、前記第3凸部21eの第3嵌合 部212eと嵌合しうるよう、第4嵌合部222eが形成されている、
【0037】 よって、第3凸部21eと第4凸部22eとをそれぞれ楔状に嵌合することに より、第2ケーシング部材22の側壁先端は、シリコーンなどからなる0−リン グ4を介して第1ケーシング部材21の内部底面に密着するよう構成される。こ れにより、第1ケーシング部材および第2ケーシング部材は、それらの周縁部に おいて、液密に嵌合される。
【0038】 このように、本考案に係る体液濾過装置は、第1ケーシング部材21と第2ケ ーシング部材22とが、中央部および周縁部近傍において固定されているので、 ハウジング2内部の内圧が上昇しても、ハウジング2自体の変形を防止でき、こ れにより濾過効率を減少させることがない。
【0039】 なお、本考案においては、第1ケーシング部材21と第2ケーシング部材22 の固定方法としては凸部材と凸部材との嵌合に限定されるものではなく、例えば 、凹部材と凸部材とによる嵌合を用いてもよい。
【0040】 また、第1ケーシング部材21と第2ケーシング部材22の側壁同士を接着し 、さらに第1ケーシング部材21および第2ケーシング部材の内底部中央にそれ ぞれ凸部を形成し、この凸部の先端同士を接着することにより、固定を行っても よい。このような接着方法としては、超音波融着、高周波融着、熱融着、有機溶 媒接着などがあげられる。なお、ハウジング2の材質としては、上記した各接着 方法に応じた材質を適用することが必要である。
【0041】 また、各第1凸部21a〜21dおよび各第2凸部22a〜22dを設ける位 置は、必ずしもそれぞれのケーシングの中央部に設ける必要はなく、その近傍で あっても、実質的に同様の効果を奏することができる。
【0042】 また、本実施態様は、血液濾過装置を代表して説明したが、本考案は、これに 限定されることなく、体液を濾材を用いて処理するものならば、例えば人工透析 器などにも適用することができる。
【0043】 次に、実施例を示して、本考案を詳細に説明する。
【0044】
【実施例】
[実施例] 以下のようにして図1に示す体液濾過装置を作製した。
【0045】 平均孔径0.6μm、膜厚130μmのポリプロピレン製平膜の血液接触面上 に、スクリーン板を用いて紫外線硬化型樹脂(大日本インク社製、商品名ダイキ ュアMV)を所定のパターンで印刷し、直ちに該濾過膜に紫外線を照射して樹脂 を硬化させ、濾過膜上に高さ70μm、面積占有率15%の微小突起を形成させ た。
【0046】 血漿流路形成体としては、ポリプロピレン製不織布(三井石油化学;PK−1 03)を用い、前記濾過膜をヒートシール(140℃、2秒)により袋状に形成 し、その中に血漿流路形成体を収容して、膜ユニットを作製した。
【0047】 スペーサー板としては、ブリネル硬さ40のポリプロピレン板(外径102m m、厚さ50μm)を用い、前記膜ユニット間に介装させ、シール材としてホッ トメルト系接着剤を用いて固着させた。なお、中央部開口は22μmとされた。 そして、これらを以下に示す第1ケーシングの内部に収容し、さらに第2ケー シングをシリコーンゴム製のO−リングを介在させて嵌合させることにより、ハ ウジング内部を液密とし、実施例の血漿濾過装置を製造した。なお、この血漿濾 過装置の有効膜面積は0.16mm2であった。
【0048】 第1ケーシング:ポリカーボネート製の有底円筒体(肉厚3mm) 内部底部直径106mm、深さ7mm 血液流入口径 φ4.0mm 血漿流出口径 φ2.5mm 血液流出口径 φ3.5mm 〈第1凸部〉厚さ 1.25mm テーパ部の角度 約30゜ 血液流入口を中心とした直径15mmの円周上に、30゜間 隔で4個配置する。 〈第3凸部〉厚さ 2.00mm テーパ部の角度 約30゜ 血液流入口を中心とした直径108mmの円周上に配置する 。 第2ケーシング:ポリカーボネート製の有底円筒体(肉厚3mm) 内部底部直径110mm、深さ11mm 〈第2凸部〉厚さ 1.00mm テーパ部の角度 約28゜ 血液流入口を中心とした直径19mmの円周上に、30゜間 隔で4個配置する。 〈第4凸部〉厚さ 2.00mm テーパ部の角度 約26゜ 血液流入口を中心とした直径111mmの円周上に配置する 。
【0049】 [比較例] 第1ケーシングとして、各第1凸部を有さない以外は実施例と同様のものを使 用し、かつ第2ケーシングとして、各第3凸部を有さない以外は、実施例と同様 のものを使用して、周縁部のみを固定した血漿濾過装置を得た。なお、濾材は実 施例と同様のものを用いた。なお、この血漿濾過装置の有効膜面積は0.16m m2であった。
【0050】 実施例および比較例の血漿濾過装置を用いて以下の実験を行った。
【0051】 〈耐水圧試験〉 実施例および比較例の血漿濾過装置の血漿流出口と血液流出口とを閉塞し、血 液流入口から生理食塩水を流し込み、ハウジング内部の水圧を変化させて、ハウ ジング自体の厚さの変化を測定した。その結果を表1に示す。なお、表中の値は 、初期状態からの厚さの変化(mm)を示す。 表1 圧力(mmHg) 0 50 100 150 200 250 実施例 0 0.01 0.02 0.02 0.04 0.05 比較例 0 0.44 0.87 1.29 1.70 2.10
【0052】 〈血漿分離性能試験〉 実施例および比較例の血漿濾過装置に、200mlの血液を100mmHgで加圧 しながら送り込み、血漿分離操作を行った。その結果を表2に示す。なお、実験 は3個の血漿濾過装置を用いて行った。なお、表中の値は、その平均値±偏差を 示す。 表2 濾過時間(秒) 採漿量(ml) 実施例 222±8.0 80.5±1.5 比較例 139±4.3 36.9±15.6
【0053】 表1の結果より、本考案の血漿濾過装置は、比較例の血漿濾過装置に比べて、 ハウジングの内圧上昇によるハウジングの変形が好適に抑えられていることが確 認された。
【0054】 また、表2の結果より、本考案の血漿濾過装置は、比較例の血漿濾過装置に比 べて、採漿量が格段に多いことが明らかになった。これは、比較例の血漿濾過装 置は、血漿濾過時の内圧の付加により、ハウジングが変形して、ハウジング内壁 と膜ユニットの間、および膜ユニットとスペーサーの間に過度の隙間が生じ、血 漿濾過に関与しない血液が大量に存在するものと思われる。そのため、結果濾過 時間は早くなっているものの、採漿量は極端に少なくなっている。これに対し、 本考案の血漿濾過装置は、ハウジングの変形が極力抑えられているので、理想的 な血液流路が形成され、このため高いレベルの血漿分離効率を達成していること がわかる。
【0055】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案に係る血液濾過装置は、体液流入口、濾液流出 口および体液流出口を備えるハウジング内に濾材を収容してなる体液濾過装置で あって、 前記ハウジングは、有底筒状を有する第1ケーシング部材と、当該第1ケーシ ング部材との間に前記濾材を収容する空間を形成し、当該空間を液密に保持する よう前記第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とが固定されており、 前記第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とは、それらの周縁部および当 該周縁部から離れて設けられた中央部のそれぞれが固定されていることを特徴と するものであるから、ハウジング内部の内圧が上昇しても、ハウジング自体の変 形を防止でき、これにより高い濾過効率を発揮することができる。
【0056】 また、前記第2ケーシング部材の中央部またはその近傍には、第1凸部が形成 されるとともに、前記第1ケーシングの底部中央部またはその近傍には、前記第 1凸部と嵌合しうる第2凸部が形成され、これら第1凸部と第2凸部との嵌合に より、前記中央部またはその近傍が固定されているものであれば、第1ケーシン グ部材と第2ケーシング部材との固定がより強固に行われ、これにより高い濾過 効率を発揮することができる。
【0057】 また、前記第2ケーシング部材は、有底筒状を有するとともに、その側壁外面 には、第3凸部が形成されるとともに、前記第1ケーシング部材の側壁内面には 、前記第3凸部と嵌合しえる第4凸部が形成され、これら第3凸部と第4凸部と の嵌合により、前記第1ケーシングと第2ケーシングとがシール部材を介して液 密に固定されるよう構成すれば、第1ケーシング部材と第2ケーシング部材との 固定がより強固に行われ、これにより高い濾過効率を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい実施態様に係る血漿濾過装置
の構造を示す断面図である。
【図2】図1中のA−A’線の横断面図である。
【図3】従来の血漿濾過装置の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 血漿濾過装置 2 ハウジング 2a 血液流入口 2b 血漿流出口 2c 血液流出口 21 第1ケーシング部材 22 第2ケーシング部材 21a〜21d 第1凸部 211a〜211d 第1テーパ部 212a〜212d 第1嵌合部 22a〜22d 第2凸部 221a〜221d 第2テーパ部 222a〜222d 第2嵌合部 21e 第3凸部 211e 第3テーパ部 212e 第3嵌合部 22e 第4凸部 221e 第4テーパ部 222e 第4嵌合部 3 濾材 31 濾過膜 32 血漿流路形成体 33 膜ユニット 34 スペーサー板 4 O−リング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体液流入口、濾液流出口および体液流出
    口を備えるハウジング内に濾材を収容してなる体液濾過
    装置であって、 前記ハウジングは、有底筒状を有する第1ケーシング部
    材と、当該第1ケーシング部材との間に前記濾材を収容
    する空間を形成し、当該空間を液密に保持するよう前記
    第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とが固定され
    ており、 前記第1ケーシング部材と第2ケーシング部材とは、そ
    れらの周縁部および当該周縁部から離れて設けられた中
    央部のそれぞれが固定されていることを特徴とする血液
    濾過装置。
  2. 【請求項2】 前記第2ケーシング部材の中央部または
    その近傍には、第1凸部が形成されるとともに、前記第
    1ケーシングの底部中央部またはその近傍には、前記第
    1凸部と嵌合しうる第2凸部が形成され、これら第1凸
    部と第2凸部との嵌合により、前記中央部またはその近
    傍が固定されているものである請求項1記載の体液濾過
    装置。
  3. 【請求項3】前記第2ケーシング部材は、有底筒状を有
    するとともに、その側壁外面には、第3凸部が形成され
    るとともに、前記第1ケーシング部材の側壁内面には、
    前記第3凸部と嵌合しえる第4凸部が形成され、これら
    第3凸部と第4凸部との嵌合により、前記第1ケーシン
    グと第2ケーシングとがシール部材を介して液密に固定
    されるよう構成した請求項1または2に記載の体液濾過
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508170A (ja) * 2000-09-05 2004-03-18 ミオックス コーポレーション 濾過浸透膜およびその製造方法

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