JPH05134773A - 誘導発電機の制御装置 - Google Patents

誘導発電機の制御装置

Info

Publication number
JPH05134773A
JPH05134773A JP3294344A JP29434491A JPH05134773A JP H05134773 A JPH05134773 A JP H05134773A JP 3294344 A JP3294344 A JP 3294344A JP 29434491 A JP29434491 A JP 29434491A JP H05134773 A JPH05134773 A JP H05134773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
signal
voltage
phase
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3294344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3129791B2 (ja
Inventor
Katsu Maekawa
川 克 前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP03294344A priority Critical patent/JP3129791B2/ja
Publication of JPH05134773A publication Critical patent/JPH05134773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3129791B2 publication Critical patent/JP3129791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転検出器のトラブルを考慮しなくて済み、
また、小形化及び低コスト化を図れると共に、高速な電
流制御により応答性及び安定性の向上を図る。 【構成】 電流比較回路14は、電圧制御回路13から
の指令値と電流検出器8からの検出値とを比較して論理
レベル信号を出力する。転流制御回路16はこの論理レ
ベル信号に基き電圧同期信号、電圧基本位相信号を出力
する。PWM制御回路19は、これら論理レベル信号、
電圧同期信号、電圧基本位相信号の入力に基き、コンバ
ータ3のPWM制御を行う。誘導発電機2の回転変化
は、その出力電流の変化率の変化に対応するものとな
る。したがって、転流制御回路16から出力される電圧
同期信号の周波数も回転数に対応したものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風力発電や内燃機関で
使用される機械装置の余剰動力を利用して電力を得る軸
発電など、原動機の回転速度が大幅に変化する用途に適
した誘導発電機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来例の構成図である。図にお
いて1は原動機、2は原動機1により駆動される誘導発
電機、3は誘導発電機2の交流出力を直流に変換するコ
ンバータ、4はコンバータ3の出力電圧を平滑するコン
デンサ、5は誘導発電機2の初期励磁用の直流電源、6
はコンバータ3から負荷へ供給する電力をオンオフする
しゃ断器、7は負荷である。
【0003】8は誘導発電機2の出力電流を検出する電
流検出器、9はコンバータ3の出力電圧を検出する電圧
検出器である。10は発電運転指令、11は発電のたち
上げ制御回路、12はコンバータ3の出力電圧を制御す
る電圧制御回路、101は誘導発電機回転速度を検出す
る回転検出器、102は回転検出器101で検出した誘
導発電機2の回転速度を基準にして、誘導発電機2の出
力電流の大きさとすべり周波数を制御するすべり周波数
制御回路、103はすべり周波数制御回路102の出力
として得られる3相の電流指令値、104は電流検出器
8で検出するモータ電流が3相電流指令値103に等し
くなるよう制御する電流制御回路、15は電流制御回路
の出力する電流制御信号をPWM制御してコンバータ3
を構成するスイッチング素子の駆動信号を出力するPW
M制御回路である。
【0004】以上の従来の構成において、発電運転指令
10が与えられるとたち上げ制御回路11は電圧制御回
路12に発電電圧指令値を出力する。電圧制御回路12
では発電電圧指令値と電圧検出器10で検出されるコン
バータ3の出力電圧が比較され、その偏差に応じて誘導
発電機2の出力電流の大きさとすべり周波数とがすべり
周波数制御回路102により制御される。
【0005】たち上げ時は、コンバータ3の出力電圧は
発電電圧より低いので、誘導発電機の出力電流を増加す
るとともにすべり周波数を負の方向に増加して、誘導発
電機2の発電電力を増加する。すなわち、すべり周波数
制御回路102において回転検出器101で検出した誘
導発電機2の回転速度を基準にして、出力電圧の偏差に
応じた振幅とすべりを有する各相電流の瞬時指令値10
3を演算する。
【0006】次に、電流制御回路104において、電流
検出器8で検出される誘導発電機2の各相電流の瞬時値
と各相電流の瞬時指令値103を比較して電流が指令値
に等しくなるよう制御して電流制御信号を得、PWM制
御回路105により電流制御信号をPWM信号に変換し
てコンバータを運転し、誘導発電機2の出力電流を制御
する。たち上げ制御回路11はコンバータ3の出力電圧
が発電電圧指令値に達すると、しゃ断器6をオンして負
荷7へ電力を供給し始める。
【0007】負荷7が投入されたことにより発電電圧が
下がろうとすると、上記電圧制御回路12、すべり周波
数回路102、電流制御回路104、PWM制御回路1
05によりコンバータが制御され誘導発電機2の発電電
力を増して発電電圧を一定に保つ。このようにして、誘
導発電機2の発電電力を制御することにより、負荷7の
消費電力の変化にかかわらず、コンバータ3の出力電圧
を一定に制御することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の構成
では、原動機1の近くに回転検出器を設置する必要があ
るが、振動が大きく、温度・湿度が高いという悪環境の
ため、回転検出器8によるトラブルが多かった。回転検
出器が故障すると発電は継続できないし、原動機1の振
動や電磁的なノイズにより回転検出器8の出力信号が乱
される。したがって、これをもとにして制御される誘導
体発電機2の出力電流が乱され、安定な制御ができなく
なる。また、回転検出器8の精度、分解能が低いと、誘
導発電機2の出力電流波形が歪み、良好な特性が得られ
ないため、高価な回転検出器が必要であった。
【0009】さらに、従来の構成では誘導発電機2の出
力電流を交流の瞬時値で制御しなければならないが、そ
の制御方法にも問題があった。つまり、一般的な制御方
法は交流の電流基準と検出電流とをPI制御し、その出
力信号をパルス信号に変換して各スイッチ素子に分配す
るという図8の方式であったが、この場合、電流制御回
路104は各相毎にPI制御回路を持つことになる。こ
の方式ではPWM制御の変調周波数で、PI制御の応答
速度が制限されるため、よほど高速なスイッチング素子
を用いないと速い電流制御ができない。このため、スイ
ッチング素子の電流定格に余裕をみる必要があった。
【0010】交流の電流制御にはこのほか、交流の電流
基準と検出電流とをヒステリシスコンパレータで比較し
て、ヒステリシスコンパレータの出力として直接PWM
制御信号を得る方法もある。しかし、この方式では前者
に比べて高速な電流制御が可能であるが、スイッチング
回数が増え、損失が大きくなるという欠点を持ってい
る。いずれにしても変換装置は大型、高価となってい
た。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、回転検出器のトラブルを考慮しなくて済み、ま
た、小形化及び低コスト化を図れると共に高速な電流制
御により応答性及び安定性の向上を図ることが可能な誘
導発電機の制御装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、原動機により駆動される誘導発
電機の交流出力を直流に変換するコンバータと、前記誘
導発電機の各相出力電流を検出し、電流検出信号を出力
する電流検出器と、を備え、電流指令信号と前記電流検
出信号との比較に基づいて前記コンバータに対するPW
M制御を行う誘導発電機の制御装置において、前記電流
指令信号及び前記電流検出信号を入力し、これらの大小
関係を示す各相毎の論理レベル信号を出力する電流比較
回路と、前記論理レベル信号の入力に基づいて、前記誘
導発電機の各相電圧につき所定の位相角度毎に論理レベ
ルが反転する電圧同期信号、及び各相の転流順序を所定
順序に維持するための電圧基本位相信号を出力する転流
制御信号回路と、前記転流制御回路からの電圧同期信号
及び電圧基本位相信号、並びに前記電流比較回路からの
論理レベル信号の入力に基づいて、前記コンバータに対
するPWM制御信号を出力するPWM制御回路と、を備
えた構成としたものである。
【0013】
【作用】上記構成において、電流比較回路は、電流指令
信号と電流検出信号との大小関係を比較して、各相毎の
電流変化の大きさを比較して、各相毎の論理レベル信号
を出力する。これにより、各相毎の電流変化の大きさ、
及び電流変化の速さを監視できる。
【0014】ここで、一般に誘導発電機の出力電流波形
は、誘導発電機の磁束、回転速度、巻線インピーダン
ス、直流出力電圧、負荷などによって決まるが、本発明
は、回転速度の変化に追従して出力電流波形が変化して
いくことに着目して、回転検出器を必要としない構成と
している。
【0015】つまり、誘導発電機の誘導起電力が変化す
ると、その出力電流の変化率も変化するが、この誘導起
電力の変化は回転数に対応するものであるから、電流変
化率の変化も回転数に対応する。
【0016】転流制御回路は、この変化率の変化がわか
る論理レベル信号を、電流比較回路から、入力して電圧
同期信号を出力しているが、この電圧同期信号の周波数
回転数に対応したものとなる。
【0017】この電圧同期信号も論理レベル信号であ
り、所定の位相角度に論理レベルが反転して、転流タイ
ミングをとらえるのに利用される。しかし、各相の電圧
同期信号が全て同時に同一の論理値をとると、規則正し
い転流ができなくなる。そこで、転流制御回路は転流順
序を所定順序に維持するための電圧基本位相信号も出力
している。
【0018】PWM制御回路は、このような電圧同期信
号、電圧基本位相信号、及び電流比較回路からの論理レ
ベル信号を入力してPWM制御を行なっている。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図7に基き
説明する。図1はこの実施例の全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【0020】図1において、1〜12は、図8の従来例
のものと同一の構成要素である。そして、13は誘導発
電機2の出力電流波高値の指令値、14は電流比較回
路、15は電流比較信号、16は転流制御回路、17は
周期測定回路、18は遅延回路、19はPWM制御回
路、20は周波数測定回路、21は関数発生器である。
【0021】図2は図1における電流比較回路14の詳
細な構成を示すブロック図である。図2において13は
誘導発電機2の出力電流波高値の指令値、IU,IV,
IWは電流検出器8により検出された誘導発電機2の出
力電流、22〜24は極性反転器、25〜30は減算
器、31〜36はヒステリシスコンパレータであり、出
力電流波高値の指令値と検出電流とを比較してその結果
を電力比較信号UP,UN,VP,WP,WNとして出
力する。図1では6個の電流比較信号をまとめて15で
示している。
【0022】図3は図1の転流制御回路16の詳細を示
すブロック図である。図3において37〜48はアンド
回路、49〜51はフリップフロップ、52はデコー
ダ、53はオア回路、54はイクスルーシブオア回路、
55は否定論理回路、UF,VF,WFは49〜51の
出力として得られる電圧同期信号、PH1〜PH6はデ
コーダ52の出力として得られる電圧基本位相信号、C
OMは転流同期信号、COMDLは転流許可制御信号、
COMENは転流許可信号である。
【0023】図4は図1のPWM制御回路17の詳細を
示すブロック図である。図4において61〜66は否定
論理回路、68〜79はアンド回路、80〜82はオア
回路、83〜85はアンド回路、86〜88はイクスク
ルーシブオア回路、PH1〜PH6はデコーダ52の出
力信号、UO,VO,WOはイクスクルーシブオア回路
68〜88のそれぞれの出力でコンバータ3の各相のP
WM信号、EPWMはPWM制御と180度通電とを切
り替えるPWM切り換え信号である。
【0024】上記の装置によれば誘導発電機2の出力電
流は台形波状に制御される。その台形波の高さを波高値
指令値13で与える。図2において誘導発電機2の各相
電流iU,iV,iWまたは極性反転器でそれらを反転
したもの−iU,−iV,−iWのおのおのと、波高値
指令値13との偏差がそれぞれ減算器25〜30によっ
てとられ、その偏差の大きさによってヒステリシスコン
パレータ31〜36が動作する。U相電流iUが波高値
指令値より大きければ、減算器25の出力は正となりヒ
ステリシスコンパレータ31の出力UPは“1”とな
る。U相電流iUが波高値指令値よりヒステリシス分以
上小さくなるとUPは“0”となる。
【0025】一方、減算器26ではU相電流iUを極性
反転した信号の大きさが波高値指令値をこえるとヒステ
リシスコンパレータ32の出力UNは“1”、波高値指
令値よりヒステリシス分以上小さくなるとUNは“0”
となる。V相,W相も同様である。すなわち図2の電流
比較回路からは誘導発電機の出力電流が波高値指令値に
よって指示される振幅におさまっているか否かがUP〜
WNの電流比較信号にて出力される。
【0026】図3の転流制御回路の動作については簡単
のためまず否定論理回路55の出力が“1”であるとし
て説明する。フリップフロップ49は電圧基本位相信号
PH6が“1”であるときに電流比較信号UPが“1”
であればリセットされ、電圧基本位相信号PH3が
“1”であるときに電流比較信号UNが“1”であれば
セットされる。
【0027】後述するように、図4のPWM制御回路に
おいてPWMを動作させない場合には、PWM制御回路
の出力として転流制御回路16の出力がそのまま出力さ
れるので、コンバータ3は転流制御回路16の出力によ
りスイッチング制御される。
【0028】したがって、相電流iUが正であり波高値
指令値よりも大きくなるとU相のプラス側のスイッチン
グ素子はオフされ、マイナス側のスイッチング素子がオ
ンされて、iUを減少させる方向の電圧とされる。これ
により、iUが減少して正から負となり、負の値の絶対
値が波高値指令値を越えるとU相のマイナス側のスイッ
チング素子はオフされ、プラス側のスイッチング素子が
オンされてiUを増加させる方向の電圧とされる。
【0029】このように、相電流iUが正負に変化し
て、その絶対値が波高値指令値を越えるごとにフリップ
フロップ49はセット/リセットされる。V相,W相も
同様である。こうしてフリップフロップ49〜51の出
力UF,VF,WFとしてコンバータの電圧同期信号が
得られる。
【0030】もしコンバータの入力側に接続されている
のが、誘導発電機でなく単なるリアクトルであればリア
クトルの定数とコンバータの出力電圧の高さとになって
電流変化が定まるから、あとは波高値指令値の大きさに
よってコンバータの動作周波数が定まってしまう。これ
に対し、本発明のように誘導発電機が接続されていると
上記のほかに誘導起電力が加わる。
【0031】誘導発電機の磁束が確立していると電流は
コンバータの出力電圧と誘導起電力との差によって流れ
るから誘導起電力の変化によって電流変化率が変化す
る。誘導起電力の変化を相でみると、正弦波的でその変
化速度は回転数に依存するから、誘導発電機の回転数が
高くなり誘導起電力の変化が速くなると電流変化率も速
くなり、回転数が低くなり誘導起電力の変化が遅くなる
と電流変化率の変化も遅くなる。これにより、電圧同期
信号の周波数は誘導発電機の回転数に自動的に追従して
変化し、回転検出器なしでコンバータの転流制御が可能
となる。
【0032】PWM制御をおこなわない場合の相電流i
Uと電圧同期信号UF,VF,WFおよび、デコーダ5
2が出力する電圧基本位相信号PH1〜PH6を図5に
示す。デコーダの入力信号と出力信号の関係は、たとえ
ば図7の真理値表のとおりである。
【0033】図7では相電流iV,iWについては図示
を省略しているが、iUからそれぞれ120度、240
度だけ位相の遅れた信号となる。さきに述べたように、
PWM制御を行なわないときには電圧同期信号でコンバ
ータを制御して180度通電制御を行なうから、UF,
VF,WFのすべてが同時に“1”あるいは同時に
“0”となってはいけない。しかし、単にヒステリシス
コンパレータの出力でフリップフロップをセット、リセ
ットするだけでは電流のリップル波形やノイズ、電流検
出誤差、論理回路の遅延時間の影響などによりすべてが
同時に“1”や“0”になる可能性がある。そこで、図
3ではデコーダ52とアンド回路43〜48とによって
すべての相が同時に“1”になることを禁止している。
【0034】デコーダ52の出力は図7のようにPH1
〜PH6のうちひとつだけしか“1”をとることができ
ない。また、デコーダ出力のうちPH1が“1”である
とき、すなわちデコーダの入力ではVFのみ“1”でU
FとWFとが“0”であるときには、デコーダ出力のう
ちのPH2が“1”となるように、すなわちデコーダ入
力ではWFが“1”となるように、フリップフロップ5
1のセット入力に接続されたアンド回路48だけがイネ
ーブルされる。
【0035】フリップフロップ49〜51は制御電源を
投入したときどのような状態でもPH1〜PH6のうち
のひとつだけが“1”となるように、本来なり得ない状
態のときはPH1が“1”となるようにしている。初期
状態のほか、さきに述べたような何らかの原因で49〜
51のフリップフロップがすべて“1”となってしまっ
た場合も、これにより次の入力信号変化で正常な状態に
復帰できる。アンド回路37〜42の動作については後
述する。
【0036】次に、図6の動作波形にもとづいて図4の
PWM制御回路の作用を説明する。簡単のため図6では
電圧基本位相信号PH1〜PH6の信号の“1”をとる
期間をその信号名で示している。
【0037】図6において電圧基本電気角制御信号UF
は最初“1”であり電流iUは正方向に増加する。時刻
t1にて電流iUは波高値指令値に達し電流比較信号U
Pが“1”になる。UPの変化により、転流制御回路1
6においてUFが“0”とされる。UFの変化によりデ
コーダの出力のうちPH1が“1”となる。PH1以外
は“0”だから図4のアンド回路74〜79のうちアン
ド回路77のみ電流比較信号の状態により出力が変化
し、その他のアンド回路74〜76,78,79の出力
は電流比較信号の状態にかかわらず“0”である。
【0038】したがって、オア回路80,82の出力は
“0”となり、アンド回路83,85の出力も“0”と
なる。そして、PH1が“1”の間はイクスクルーシブ
オア回路86,88は電圧基本電気角信号UF,WFを
そのまま出力することになる。その間、イクスクルーシ
ブオア回路87の出力はPWM/180度通電切り替え
EPWMが“1”であれば電流比較信号UP,VNの状
態によって決まることになる。
【0039】時刻t1後、UPは“1”であり、否定論
理回路61を介しているためアンド回路71の出力は
“0”となる。したがって、オア回路81の出力も
“0”となり、イクスクルーシブオア回路87は電圧基
本電気角信号VFをそのまま出力する。これにより、コ
ンバータ出力電圧はU相,W相は負側、V相のみ正側の
スイッチング素子がオンされ電流iUは減少し始める。
【0040】電流iUが減少して時刻t2にてヒステリ
シスコンパレータ31のヒステリシスレベルを下回る
と、UPは“0”となる。電流比較信号VNはすでに
“0”であったから、アンド回路71の出力は1とな
り、アンド回路77、オア回路81を介してアンド回路
84の出力は“1”となる。したがって、イクスクルー
シブオア回路87の出力VOは周波数制御信号VFを反
転した信号となり、コンバータ出力電圧はU相,V相,
W相ともすべて負となる。すなわち、線間電圧はすべて
零となり、発電機電流は誘動起電力により流れることに
なる。
【0041】iU,iVの瞬時振幅は増加に転じ、t3
にてiUよりもさきにiVが指令値に達する。これによ
り、VNが“1”になり、UPが“1”の場合と同様に
V相電圧が負から正に転じて、電流iVは減少し始め
る。もちろん電流iUも減少する。t4にてVNが
“0”になり、発電機の線間電圧がすべて“0”とされ
て電流iU,iVはいずれも誘導起電力により増加し始
める。以後t5からt8まではいずれもiUの瞬時値比
較によってPWM制御がおこなわれる。
【0042】t9にて電流iWが−i1*に達してWN
が“1”になると、電圧基本電気角信号WFが“0”か
ら“1”になる。デコーダ52の出力はPH2が“1”
となる。これにより、アンド回路75〜79の出力は電
流状態にかかわらず“0”となり、アンド回路74の出
力のみが電流iU,iwの状態により変化するようにな
る。t9にてコンバータのU相は負、V相,W相は正の
電圧となる。
【0043】iwが減少し、t10でWNが“0”とな
るとU相も正電圧とされ線間電圧は“0”となる。iw
とiUの瞬時振幅は増大に転じ、t11にてUPが
“1”となる。これにより、U相電圧は正から負とさ
れ、iw,iUは減少してt12にてUPが“0”とな
る。以下同様にして各相電流が指令値を越えないように
PWM制御する。
【0044】このように、PH1が“1”の間はU相の
電流状態をみてV相のスイッチをオンオフ制御すること
により、U相電流を所定の波高値指令値以下に制御する
ことができる。ただし、スイッチングしているのはV相
であるから、そのスイッチング制御をU相電流のみでお
こなっているとV相自身の電流が波高値指令値を越える
ことがある。このため。アンド回路71でUPとVN双
方の否定論理をとった信号のアンドをとって、V相自身
の電流も波高値指令値を越えないように制御している。
【0045】以上において、電流比較回路14の出力信
号15が転流制御回路16、PWM制御回路19に共通
に与えられているが、この2つの回路における電流比較
回路14の出力信号の役割はまったくことなる。すなわ
ち、転流制御回路16ではコンバータ3の転流制御のた
めの転流タイミングをとらえるために使用している。つ
まり、相電流の立ち上がりをとらえてその相の電圧を反
転することにより、相電圧を相電流に大して180度近
くの遅れ位相として、誘導発電機を発電状態に位相ロッ
クしている。一方、PWM制御回路19では電流比較回
路14の出力信号はPWM制御によりおさえる電流の最
大値を制御するためのものである。また、電流比較回路
14のヒステリシスの大きさにより変調周波数を決めて
いもいる。したがって、転流制御回路16のための電流
比較回路、PWM制御回路19のための電流比較回路を
個別にもってもよい。
【0046】以上に述べたような電流比較回路14、転
流制御回路16、PWM制御回路16、PWM制御回路
19を有する図1の装置によれば誘導発電機の磁束が確
立して、誘導起電力が発生すると回転センサなしで発電
機の電流の制御が可能となる。磁束の確率は、立ち上げ
制御回路11で電圧制御回路12の出力する電流基準の
大きさを制御することによっておこなう。
【0047】誘導起電力のない状態では転流制御回路1
6による発電機の変化率は発電機2の巻線のインピーダ
ンスと初期励磁用直流電源5の電圧の大きさで決まって
しまうので、電流基準が小さければ周波数は高く、電流
基準が大きければ周波数は低くなる。したがって、コン
バータを始動するときは電流基準を小さくしてPWM制
御回路のEPWM信号は“0”としておき、高い周波数
でコンバータ3を運転し、電流基準を徐々に増やしてい
く。これによりコンバータ3の運転周波数は徐々に低く
なる。
【0048】運転周波数が原動機1の回転数相当の周波
数に近くなると、発電機2が発電機として動作し始め、
誘導起電力が発生する。これ以降は電流基準を増やすと
発電機電流が大きくなり、減らすと発電機電流が小さく
なるだけで、周波数は誘導起電力の周波数によって決ま
るようになる。誘導発電機が発電機として動作し始めた
ことは、電圧検出器9で検出する直流電圧が上昇するこ
とによって判定できる。 これにより、EPWM信号を
“1”としてPWM制御をいかし、負荷9に必要な電圧
まで上昇したらしゃ断器6を投入して負荷9に電力を供
給する。以降は電圧制御回路13が動作して直流電圧の
高低により電流基準を増減して、直流電圧を負荷7に必
要な電圧に制御する。
【0049】これまで説明したのは電流基準がある程度
大きい値の場合であり、電流基準が小さな値をとると不
都合が生じる場合がある。図6でいえば、電流iUはt
13にて正から負になり、t14にて電流リップルによ
る極小値をとり正方向へと変化方向が変わっている。こ
のリップルにより電流iUが負になっているときに電流
iUの絶対値がi1*の値を越えるほどに電流基準が小
さくて、電流iVが基準を越えるタイミングt15での
転流により先にiUによる転流がおこなわれると、誘導
発電機2の電圧の順序が狂ってしまう。
【0050】図3におけるアンド回路43〜48による
インタロックはこれを防ぐためのものであり、正常な相
順以外の転流を禁止するものである。ただし、これだけ
ではiVによる転流がおこなわれると、すぐiUによる
転流がおこなわれる条件が成立してしまい、電圧同期信
号の転流周期が不均一になってしまうので、アンド回路
37〜42によるインタロックでこれを防ぐ。
【0051】図6において、iVによる転流がt15で
おこなわれると、電流iUがいったん正方向に変化する
ようになり、t16〜t17の間は正の値をとってい
る。t15にてiVによる転流がおこなわれてからしば
らくの間iUによる転流をも禁止してやれば、その間に
電流iUが正方向に変化して電流リップルによる誤転流
を防ぐことができるのである。
【0052】この禁止期間を一定時間であたえると原動
機の回転数がさらに低下したとき誘起電圧の変化がゆる
やかになるとともに電流の変化率が大きくなることから
禁止期間が不足してしまう。このため転流禁止期間は電
気角で与える。
【0053】図6ではこの転流禁止期間を電気角30度
としている。この禁止期間の長さは誘導発電機の定数
や、誘導発電機の回転数変化の速さなどにより変え得
る。誘導発電機の回転数変化の速さがごく小さければ電
気角60度よりわずかに短ければよい。この転流禁止期
間を設定するため、図3の転流制御回路ではデコーダ5
2の出力のうちオア回路53にてPH1とPH3とPH
5のオアをとり、転流同期信号COMを出力している。
【0054】図6に示すように、転流同期信号COMは
電気角60度毎に論理値が反転する信号となる。図1の
周期測定回路17にて転流同期信号COMの周期を測定
する。遅延回路18は転流同期信号COMを入力して遅
延時間の設定入力分だけで遅延して出力する。図6では
30度としているので、周期測定回路17にて測定した
周期の1/2を設定する。遅延回路18からは転流同期
信号COMが30度だけ遅延した信号COMDLが出力
され、転流制御回路16に与えられる。
【0055】転流制御回路16ではイクスクルーシブオ
ア回路54にてCOMとCOMDLのイクスクルーシブ
オアをとり否定論理回路55にて論理を反転した信号C
OMENを出力する。図6に示すように、COMENは
電気角60度毎に転流がおこなわれると論理“0”とな
って次の転流を禁止し、転流してから電気角30度相当
の時間が経過すると次の転流を許可する。このときに
は、転流直後のように本来転流すべき相とは別に相の電
流が基準より大きいということがなくなり正常な転流動
作をおこなうことができる。
【0056】図1の周波数測定回路20は原動機1の回
転検出器の変わりに用いるものである。周波数測定回路
20は転流制御回路16から出力される転流同期信号C
OMをカウントしてコンバータの運転周波数を測定す
る。関数発生器21は周波数測定回路20の出力するコ
ンバータの運転周波数を入力して電圧制御回路12に対
して電圧制御回路が出力する電流基準のリミット値を出
力する。
【0057】すなわち、原動機1の回転数が高く発電能
力が大きい場合には電圧制御回路12の出力する電流基
準は大きくすることができ、回転数が低く発電能力が小
さい場合には電流基準は絞られる。原動機1は回転数が
低いにもかかわらず大電力を発電させようとすると回転
が停止してしまうおそれがあるが、このように電流基準
のリミット値を制御することにより発電を安定して継続
することができる。
【0058】上記した図1の装置によれば、回転検出器
なしで発電制御をおこなうことができるので、回転検出
器のトラブルによる発電停止がなくなる。また、発電制
御から回転速度の閉ループがなくなり、回転速度検出の
精度や、応答速度の制御への影響がなくなるため高速で
安定な発電制御が可能となる。また、電流制御が、高速
でしかも損失がすくないので、スイッチング素子の電流
定格ぎりぎりまで使用でき、小形の変換器で大電力発電
が可能となる。さらに、電流変化が大きい低回転数で、
発電電力の小さい場合にも電流リップルによる同期はず
れを生じにくくなるので誘導発電機2の運転範囲を広げ
ることができる。またコンバータ3の運転周波数を検出
して回転速度信号の代用とする事ができるので、原動機
1の回転速度に応じた種々の制御をおこなうことが可能
となる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回転検
出器が不要となるので、回転検出器に起因するトラブル
をなくすことができる。そして、回転速度検出の精度
や、応答速度の制御への影響がなくなるため、高速で安
定した制御が可能となる。
【0060】また、高速且つ低損失の電流制御のため、
スイッチング素子を電流定格ぎりぎりまで使用すること
ができ、小形の変換器で大電力発電が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体の構成を示すブロック
図。
【図2】図1における電流比較回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】図1における転流制御回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図4】図1におけるPWM制御回路の構成を示すブロ
ック図。
【図5】図3の転流制御回路の動作を説明するための波
形図。
【図6】図4のPWM制御回路の動作を説明するための
波形図。
【図7】図3のデコーダの入力と出力との関係を示す真
理値表。
【図8】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 原動機 2 誘導発電機 3 コンバータ 8 電流検出器 14 電流比較回路 16 転流制御回路 19 PWM制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機により駆動される誘導発電機の交流
    出力を直流に変換するコンバータと、前記誘導発電機の
    各相出力電流を検出し、電流検出信号を出力する電流検
    出器と、を備え、電流指令信号と前記電流検出信号との
    比較に基づいて前記コンバータに対するPWM制御を行
    う誘導発電機の制御装置において、 前記電流指令信号及び前記電流検出信号を入力し、これ
    らの大小関係を示す各相毎の論理レベル信号を出力する
    電流比較回路と、 前記論理レベル信号の入力に基づいて、前記誘導発電機
    の各相電圧につき所定の位相角度毎に論理レベルが反転
    する電圧同期信号、及び各相の転流順序を所定順序に維
    持するための電圧基本位相信号を出力する転流制御信号
    回路と、 前記転流制御回路からの電圧同期信号及び電圧基本位相
    信号、並びに前記電流比較回路からの論理レベル信号の
    入力に基づいて、前記コンバータに対するPWM制御信
    号を出力するPWM制御回路と、 を備えたことを特徴とする誘導発電機の制御装置。
JP03294344A 1991-11-11 1991-11-11 誘導発電機の制御装置 Expired - Fee Related JP3129791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03294344A JP3129791B2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 誘導発電機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03294344A JP3129791B2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 誘導発電機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05134773A true JPH05134773A (ja) 1993-06-01
JP3129791B2 JP3129791B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=17806494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03294344A Expired - Fee Related JP3129791B2 (ja) 1991-11-11 1991-11-11 誘導発電機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3129791B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09201059A (ja) * 1996-01-19 1997-07-31 Fuji Electric Co Ltd Pwm制御自励式整流装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09201059A (ja) * 1996-01-19 1997-07-31 Fuji Electric Co Ltd Pwm制御自励式整流装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3129791B2 (ja) 2001-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4825132A (en) Current mode motor control
KR100445250B1 (ko) 전자적으로 정류된 브러시없는 dc 모터 및 모터 시스템
JP5051226B2 (ja) 擬似電流形120度通流インバータ
JP2002186172A (ja) インバータ発電装置及びその過負荷時制御方法
CN112448623B (zh) 马达驱动电路及方法
US8319490B2 (en) Method in connection with frequency converter
JP6935349B2 (ja) モータ駆動装置
JP3672761B2 (ja) 同期電動機駆動装置
JP2017163659A (ja) 風力発電システム
JP3129791B2 (ja) 誘導発電機の制御装置
JP3085741B2 (ja) 誘導発電機の制御装置
JP3020751B2 (ja) 誘導発電機の制御装置
JP3023257B2 (ja) 誘導発電機の制御方法およびその制御装置
JP3590541B2 (ja) 直流ブラシレスモータの駆動装置
JP2909256B2 (ja) 誘導発電機の制御装置
JPH0638598A (ja) 誘導発電機の制御装置
US20030234626A1 (en) Method and regulator based on peak current control for electric machines
JP3131532B2 (ja) 誘導発電機制御装置
JP7345564B2 (ja) 電力変換装置、及びその電流検出方法
JP4265395B2 (ja) インバータ装置
US20250258515A1 (en) Control system and method
JP2000152683A (ja) ブラシレスdcモータの制御方法
Jiang et al. A Novel Fault Detection of Igbt Open–Circuit Failure In Five-Phase Open-End Winding PMSM Drive System
JPH11187691A (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP2004289971A (ja) 電動機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees