JPH0513978Y2 - - Google Patents
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- JPH0513978Y2 JPH0513978Y2 JP1986111438U JP11143886U JPH0513978Y2 JP H0513978 Y2 JPH0513978 Y2 JP H0513978Y2 JP 1986111438 U JP1986111438 U JP 1986111438U JP 11143886 U JP11143886 U JP 11143886U JP H0513978 Y2 JPH0513978 Y2 JP H0513978Y2
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- piston
- fuel
- injection
- supply system
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はデイーゼル機関の燃料噴射装置に係
り、特に燃料の噴射量、噴射時期を調整してパイ
ロツト噴射、メイン噴射を順に行なわせ、燃料騒
音の低減や燃焼未燃物(NOx,HC等)の排出量
の低減を図つた燃料噴射装置に関する。
り、特に燃料の噴射量、噴射時期を調整してパイ
ロツト噴射、メイン噴射を順に行なわせ、燃料騒
音の低減や燃焼未燃物(NOx,HC等)の排出量
の低減を図つた燃料噴射装置に関する。
[従来の技術]
一般にデイーゼル機関における燃焼過程は、着
火遅れ機関に噴射された燃料が予混合気となつて
一気に燃焼する初期燃焼期とそれに続く拡散燃焼
期から成つている。しかし、初期燃焼期における
燃焼の割合(初期燃焼期における燃料噴射率)が
高いと機関の騒音・振動が大きく、またNOxの
排出量も多くなるという問題があり、特に燃料噴
射率の高い直接噴射式デイーゼル機関では顕著な
ものであつた。即ち、燃料噴射率が高く初期燃焼
期における燃焼室内のエネルギー状態が高くなる
と多数の火炎核の発生と同時に一気に(爆発的
に)燃焼が進行しシリンダ室内の圧力上昇率を高
めて大きな圧力波を生じさせて騒音・振動を発生
させ、また燃焼初期に急激な温度上昇を伴なうた
めにNOxを多量に発生させる。
火遅れ機関に噴射された燃料が予混合気となつて
一気に燃焼する初期燃焼期とそれに続く拡散燃焼
期から成つている。しかし、初期燃焼期における
燃焼の割合(初期燃焼期における燃料噴射率)が
高いと機関の騒音・振動が大きく、またNOxの
排出量も多くなるという問題があり、特に燃料噴
射率の高い直接噴射式デイーゼル機関では顕著な
ものであつた。即ち、燃料噴射率が高く初期燃焼
期における燃焼室内のエネルギー状態が高くなる
と多数の火炎核の発生と同時に一気に(爆発的
に)燃焼が進行しシリンダ室内の圧力上昇率を高
めて大きな圧力波を生じさせて騒音・振動を発生
させ、また燃焼初期に急激な温度上昇を伴なうた
めにNOxを多量に発生させる。
ここにこのような問題を解決する方法として燃
焼噴射率を制御することが考えられ、例えば分配
型燃料噴射ポンプの高圧チヤンバ内にピストンを
設けたり、燃料噴射弁本体の給油通路にこれより
分岐させて針弁のリフトで開閉されるスピル通路
を設ける(特開昭50−63327号公報)等して燃料
の一部を逃す構造としたものが案出されている。
焼噴射率を制御することが考えられ、例えば分配
型燃料噴射ポンプの高圧チヤンバ内にピストンを
設けたり、燃料噴射弁本体の給油通路にこれより
分岐させて針弁のリフトで開閉されるスピル通路
を設ける(特開昭50−63327号公報)等して燃料
の一部を逃す構造としたものが案出されている。
しかしながら、これら提案は複数の気筒の噴射
ノズルの開弁圧のバラツキやスプリングの経時変
化により各気筒で噴射率が不揃いになり、騒音や
NOxの低減を充分に達し得ないと考えられる。
ノズルの開弁圧のバラツキやスプリングの経時変
化により各気筒で噴射率が不揃いになり、騒音や
NOxの低減を充分に達し得ないと考えられる。
そこで、本出願人は、第3図に示す如き燃料噴
射ノズル(特開昭61−55362号)を開発した。こ
れは、圧力供給系aから供給される燃料噴射圧力
が作用されて燃料噴孔bを開放するニードル弁c
をリフトさせるための第1のピストンdに対し、
同時に圧力供給系aから燃料噴射圧力が作用され
て所定ストローク移動される第2のピストンeを
設けると共に、これらピストンd,e間に開弁圧
を調整しつつ移動したこれらピストンd,eを復
帰させるスプリング(弾発手段)fを設け、圧力
供給時導入圧力の慣性で第1のピストンdを駆動
して燃料噴射(パイロツト噴射)させると共に、
第2のピストンeを所定ストローク駆動させて第
1のピストンd側が所定の開弁圧に昇圧されるま
でに要する時間だけ噴射タイミングを遅延させた
後、第1のピストンcを駆動させて更に燃料噴射
(メイン噴射)させるようにしたものである。
射ノズル(特開昭61−55362号)を開発した。こ
れは、圧力供給系aから供給される燃料噴射圧力
が作用されて燃料噴孔bを開放するニードル弁c
をリフトさせるための第1のピストンdに対し、
同時に圧力供給系aから燃料噴射圧力が作用され
て所定ストローク移動される第2のピストンeを
設けると共に、これらピストンd,e間に開弁圧
を調整しつつ移動したこれらピストンd,eを復
帰させるスプリング(弾発手段)fを設け、圧力
供給時導入圧力の慣性で第1のピストンdを駆動
して燃料噴射(パイロツト噴射)させると共に、
第2のピストンeを所定ストローク駆動させて第
1のピストンd側が所定の開弁圧に昇圧されるま
でに要する時間だけ噴射タイミングを遅延させた
後、第1のピストンcを駆動させて更に燃料噴射
(メイン噴射)させるようにしたものである。
このような構成によれば、燃料噴射圧力の導入
初期における圧力の慣性的効果により低噴射率で
パイロツト噴射が行われ、爾後第2のピストンe
を所定ストローク駆動されることによつて与え得
る噴射タイミングのタイムラグによりメイン噴射
の時期を遅らせて従来に比し着火遅れ期間中の予
混合気の生成を抑えて緩かな初期燃焼を達成させ
ることができ、従つて急激なシリンダ内圧力や温
度の上昇を抑止でき、機関の振動・騒音やNOx
等の生成を減少させることができるようになり、
また、第1のピストンdと第2のピストンeとを
1つのスプリングfで作動するようにすれば、
夫々を別個のスプリングで制御する場合に対し経
時劣化が生じても動作比を一定に保つことがで
き、噴射タイミングの変動を可及的に抑制できる
ようになる。
初期における圧力の慣性的効果により低噴射率で
パイロツト噴射が行われ、爾後第2のピストンe
を所定ストローク駆動されることによつて与え得
る噴射タイミングのタイムラグによりメイン噴射
の時期を遅らせて従来に比し着火遅れ期間中の予
混合気の生成を抑えて緩かな初期燃焼を達成させ
ることができ、従つて急激なシリンダ内圧力や温
度の上昇を抑止でき、機関の振動・騒音やNOx
等の生成を減少させることができるようになり、
また、第1のピストンdと第2のピストンeとを
1つのスプリングfで作動するようにすれば、
夫々を別個のスプリングで制御する場合に対し経
時劣化が生じても動作比を一定に保つことがで
き、噴射タイミングの変動を可及的に抑制できる
ようになる。
[考案が解決しようとする課題]
しかし、このように一つの燃料噴射ノズルでパ
イロツト噴射とメイン噴射とを可能にしたとはい
つても、第1のピストンdと第2のピストンeを
駆動する圧力供給系aは共通でしかも互いに連通
しており、そしてその圧力供給系aの最上流には
デリバリ弁gが設けられているために、メイン噴
射後期の第2のピストンeの復帰によつて第1の
ピストンdとデリバリ弁gとの間で圧力が上が
り、その圧力の反射波によつてせつかく閉じかけ
ていたニードル弁cが再び開かれたり、また、せ
つかく閉じたニードル弁cが再び開かれて、燃料
が二次噴射され、HCが悪化してしまうという問
題があつた。
イロツト噴射とメイン噴射とを可能にしたとはい
つても、第1のピストンdと第2のピストンeを
駆動する圧力供給系aは共通でしかも互いに連通
しており、そしてその圧力供給系aの最上流には
デリバリ弁gが設けられているために、メイン噴
射後期の第2のピストンeの復帰によつて第1の
ピストンdとデリバリ弁gとの間で圧力が上が
り、その圧力の反射波によつてせつかく閉じかけ
ていたニードル弁cが再び開かれたり、また、せ
つかく閉じたニードル弁cが再び開かれて、燃料
が二次噴射され、HCが悪化してしまうという問
題があつた。
なお、関連技術として第4図に示すように、燃
料通路hと燃料送油i間にデリバリ弁gを設けた
もの(実開昭49−49311号公報)や、ニードル弁
側に一方向弁を設けた燃料噴射弁(実願昭56−
72456号(実開昭57−184258号公報)があるが、
これらは、上記の課題を解決するものではなかつ
た。
料通路hと燃料送油i間にデリバリ弁gを設けた
もの(実開昭49−49311号公報)や、ニードル弁
側に一方向弁を設けた燃料噴射弁(実願昭56−
72456号(実開昭57−184258号公報)があるが、
これらは、上記の課題を解決するものではなかつ
た。
本考案の目的は、パイロツトと噴射メイン噴射
とを行い得る燃料噴射装置において上記二次噴射
の問題を解決した燃料噴射装置を提供することに
ある。
とを行い得る燃料噴射装置において上記二次噴射
の問題を解決した燃料噴射装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段]
本考案は上記目的を達成すべく、燃料噴射圧力
を供給するための圧力供給系と、この圧力供給系
から供給される圧力で駆動され燃料噴孔を開放す
るニードル弁をリフトさせるための第1のピスト
ンと、上記圧力供給系から供給される圧力で所定
ストローク駆動され、上記第1のピストンへの圧
力伝達を遅延させるための第2のピストンと、こ
れらピストン間に設けられこれらを弾発して復帰
させるための弾発手段とを備えた燃料噴射装置に
おいて、上記圧力供給系を上記第1のピストンに
圧力を作用させる第1の圧力供給系と上記第2の
ピストンに圧力を作用させるための第2の圧力供
給系とに分岐させ、第1の圧力供給系のその第2
の圧力供給系との分岐部と第1のピストンとの間
のみにデリバリ弁を設けたものである。
を供給するための圧力供給系と、この圧力供給系
から供給される圧力で駆動され燃料噴孔を開放す
るニードル弁をリフトさせるための第1のピスト
ンと、上記圧力供給系から供給される圧力で所定
ストローク駆動され、上記第1のピストンへの圧
力伝達を遅延させるための第2のピストンと、こ
れらピストン間に設けられこれらを弾発して復帰
させるための弾発手段とを備えた燃料噴射装置に
おいて、上記圧力供給系を上記第1のピストンに
圧力を作用させる第1の圧力供給系と上記第2の
ピストンに圧力を作用させるための第2の圧力供
給系とに分岐させ、第1の圧力供給系のその第2
の圧力供給系との分岐部と第1のピストンとの間
のみにデリバリ弁を設けたものである。
[作用]
上記構成により、燃料噴射圧力の導入初期にお
ける圧力の慣性的効果により低噴射率でパイロツ
ト噴射が行われ、爾後第2のピストンが所定スト
ローク駆動されることにより与え得る噴射タイミ
ングのタイムラグによりメイン噴射の時期が遅れ
従来に比し着火遅れ期間中の予混合気の生成が抑
えられ緩かな初期燃焼が達成される。メイン噴射
後期における第1の圧力供給系の二次噴射の問題
は、デリバリ弁より上流の圧力供給系へ圧力が逃
げることにより解決される。
ける圧力の慣性的効果により低噴射率でパイロツ
ト噴射が行われ、爾後第2のピストンが所定スト
ローク駆動されることにより与え得る噴射タイミ
ングのタイムラグによりメイン噴射の時期が遅れ
従来に比し着火遅れ期間中の予混合気の生成が抑
えられ緩かな初期燃焼が達成される。メイン噴射
後期における第1の圧力供給系の二次噴射の問題
は、デリバリ弁より上流の圧力供給系へ圧力が逃
げることにより解決される。
[実施例]
以下に、本考案の燃料噴射装置の好適一実施例
を添付図面に基づいて説明する。
を添付図面に基づいて説明する。
第1図には燃料噴射ノズルおよび燃料噴射ポン
プの断面図が示されている。第1図において30
は噴射ポンプである。燃料噴射ノズルのノズル本
体33は、スリーブ状に形成されたノズルボデイ
1と、このノズルボデイ1の軸方向両端にそれぞ
れ設けられたカツプリング部2及びノズル部3と
から構成される。ノズル部3はノズルボデイ1と
の間にリング状のスペーサ4を介して固定され、
またカツプリング部2はノズルボデイ1に、直接
リテーニングナツト5により固定されている。カ
ツプリング部2の軸方向に沿つて延出された細径
部2aには噴射ポンプ30の燃料送油通路31が
接続されており、ノズル部3には、軸方向に沿つ
て延出された細径部2aの先端に、1または複数
の噴口6が形成されている。燃料の噴口6とカツ
プリング部2との間には、燃料送油通路31から
圧送される燃料油を導く燃料通路7が形成され
る。ノズル部3内には、上記噴口6に着座された
ときにその噴口6を閉じる針弁8が昇降自在に設
けられる。針弁8の上部には、半径方向に拡径さ
れて燃料油圧を受けて、この針弁8を開方向に動
作する錐体状の受圧部(第1のピストン)8aが
形成されており、またこの針弁8の着座位置でこ
の受圧部8aの対面する針弁8の収容部29は、
半径方向に拡径されて上記燃料通路7が接続され
る燃料室9となつている。したがつて噴口6と燃
料通路7の途中に燃料室9が位置されることにな
る。
プの断面図が示されている。第1図において30
は噴射ポンプである。燃料噴射ノズルのノズル本
体33は、スリーブ状に形成されたノズルボデイ
1と、このノズルボデイ1の軸方向両端にそれぞ
れ設けられたカツプリング部2及びノズル部3と
から構成される。ノズル部3はノズルボデイ1と
の間にリング状のスペーサ4を介して固定され、
またカツプリング部2はノズルボデイ1に、直接
リテーニングナツト5により固定されている。カ
ツプリング部2の軸方向に沿つて延出された細径
部2aには噴射ポンプ30の燃料送油通路31が
接続されており、ノズル部3には、軸方向に沿つ
て延出された細径部2aの先端に、1または複数
の噴口6が形成されている。燃料の噴口6とカツ
プリング部2との間には、燃料送油通路31から
圧送される燃料油を導く燃料通路7が形成され
る。ノズル部3内には、上記噴口6に着座された
ときにその噴口6を閉じる針弁8が昇降自在に設
けられる。針弁8の上部には、半径方向に拡径さ
れて燃料油圧を受けて、この針弁8を開方向に動
作する錐体状の受圧部(第1のピストン)8aが
形成されており、またこの針弁8の着座位置でこ
の受圧部8aの対面する針弁8の収容部29は、
半径方向に拡径されて上記燃料通路7が接続され
る燃料室9となつている。したがつて噴口6と燃
料通路7の途中に燃料室9が位置されることにな
る。
針弁8の後端となるカツプリング2側の端面8
bには、半径方向に縮径されたプツシユロツド1
1が一体的に接続されており、このプツシユロツ
ド11が上記スペーサ4のガイド穴28に嵌合さ
れるようになつている。すなわち針弁8がリフト
方向の所定位置で上記スペーサ4に制止される。
bには、半径方向に縮径されたプツシユロツド1
1が一体的に接続されており、このプツシユロツ
ド11が上記スペーサ4のガイド穴28に嵌合さ
れるようになつている。すなわち針弁8がリフト
方向の所定位置で上記スペーサ4に制止される。
他方、カツプリング2内の燃料通路7は分岐さ
れて針弁8に対して反対側のノズルボデイ1の端
部に接続されている。これが分岐燃料通路12と
なる。この分岐燃料通路12が接続されるノズル
ボデイ1の一端にはシリンダ室13が形成され、
このシリンダ室13内にシム14、リング状のス
ペーサ15、スリーブ16が順次装着され、通孔
17aを有するロツクナツト17にて固定され
る。そしてスリーブ16内には、針弁8に対して
同軸上に、且つ往復動自在にピストン(第2のピ
ストン)18が収容される。即ち、スリーブ16
はピストン18の動作室26を形成する。このピ
ストン18は分岐燃料通路12よりロツクナツト
17の通孔17aを介して導かれる燃料送油量、
即ち、燃料油圧に応じて針弁8の閉方向に動作す
るようになつている。ここでロツクナツト17は
通孔17aより上部がチヤンバ17bとして機能
するようになつている。
れて針弁8に対して反対側のノズルボデイ1の端
部に接続されている。これが分岐燃料通路12と
なる。この分岐燃料通路12が接続されるノズル
ボデイ1の一端にはシリンダ室13が形成され、
このシリンダ室13内にシム14、リング状のス
ペーサ15、スリーブ16が順次装着され、通孔
17aを有するロツクナツト17にて固定され
る。そしてスリーブ16内には、針弁8に対して
同軸上に、且つ往復動自在にピストン(第2のピ
ストン)18が収容される。即ち、スリーブ16
はピストン18の動作室26を形成する。このピ
ストン18は分岐燃料通路12よりロツクナツト
17の通孔17aを介して導かれる燃料送油量、
即ち、燃料油圧に応じて針弁8の閉方向に動作す
るようになつている。ここでロツクナツト17は
通孔17aより上部がチヤンバ17bとして機能
するようになつている。
このように燃料通路7及び分岐燃料通路12は
燃料送油通路31を分岐したものとみなすことが
できる。
燃料送油通路31を分岐したものとみなすことが
できる。
ところでピストン18の受圧面18aの受圧面
積A2は針弁8の受圧面積A1に対して次のように
設定され、ピストン18が針弁8よりも大きな燃
料油圧を受けるように形成される。
積A2は針弁8の受圧面積A1に対して次のように
設定され、ピストン18が針弁8よりも大きな燃
料油圧を受けるように形成される。
A1=π(D1−d1)2/4<A2=πD2 2/4
但し、D1:針弁の外径
D2:ピストンの外径
d2:針弁の細径部外径
またピストン18は受圧部18aと反対側の端
面18bがスペーサ15に相対向されるようにな
つており、このピストン18がスペーサ15によ
つて所定の移動ストロークで制止されるようにな
つている。このピストン18にはその端面18b
からスペーサ15を貫通させてプツシユロツド1
9が設けられる。更に針弁8、ピストン18間に
はスプリングシート20を介してスプリング21
が設けられるが、このスプリング21のセツトフ
オースは燃料油圧が作用しないとき針弁8の開弁
圧よりも比較的小さな圧力で圧縮されるように設
定されると共に、燃料油圧が作用されてピストン
18が制止されたときに設定開弁圧になるように
設定される。
面18bがスペーサ15に相対向されるようにな
つており、このピストン18がスペーサ15によ
つて所定の移動ストロークで制止されるようにな
つている。このピストン18にはその端面18b
からスペーサ15を貫通させてプツシユロツド1
9が設けられる。更に針弁8、ピストン18間に
はスプリングシート20を介してスプリング21
が設けられるが、このスプリング21のセツトフ
オースは燃料油圧が作用しないとき針弁8の開弁
圧よりも比較的小さな圧力で圧縮されるように設
定されると共に、燃料油圧が作用されてピストン
18が制止されたときに設定開弁圧になるように
設定される。
さて、燃料油圧の圧力波及びその圧力波の反射
波による二次噴射を防止するために、上記分岐部
より下流となる燃料通路7にデリバリ弁27が介
設される。このデリバリ弁27の介設により、ピ
ストン18の復帰時に生じる燃料油圧の増加分が
噴射ポンプ31側に逃げることになつて燃料室9
の圧力増加を防止することができる。即ち、二次
噴射を防止できる。
波による二次噴射を防止するために、上記分岐部
より下流となる燃料通路7にデリバリ弁27が介
設される。このデリバリ弁27の介設により、ピ
ストン18の復帰時に生じる燃料油圧の増加分が
噴射ポンプ31側に逃げることになつて燃料室9
の圧力増加を防止することができる。即ち、二次
噴射を防止できる。
尚、22はピストン18、針弁8の〓間を介し
てリークされる燃料をタンク(図示せず)等に戻
すリークオフ通路となる。
てリークされる燃料をタンク(図示せず)等に戻
すリークオフ通路となる。
次に作用について説明する。
第1図及び第2図に示すように、燃料噴射開始
時期にあつては、噴射ポンプ30が燃料送油通路
31を介して動作室26及び燃料室9へ燃料を圧
送する。圧送された燃料の燃料油圧はデリバリ弁
27を介して針弁8に作用することになるが、上
述したように受圧面積A1,A2の関係からスプリ
ング2のスプリング力に抗してピストン18が動
作される。このときの燃料油圧は流体慣性に応じ
て増加するから次いで燃料室9の燃料油圧が増加
して針弁8が開弁され、噴口6から燃料が噴射さ
れる(パイロツト噴射、第2図A部参照)。
時期にあつては、噴射ポンプ30が燃料送油通路
31を介して動作室26及び燃料室9へ燃料を圧
送する。圧送された燃料の燃料油圧はデリバリ弁
27を介して針弁8に作用することになるが、上
述したように受圧面積A1,A2の関係からスプリ
ング2のスプリング力に抗してピストン18が動
作される。このときの燃料油圧は流体慣性に応じ
て増加するから次いで燃料室9の燃料油圧が増加
して針弁8が開弁され、噴口6から燃料が噴射さ
れる(パイロツト噴射、第2図A部参照)。
次いで噴射によつて燃料室9内の燃料油圧が下
り、且つ流体慣性も消失するので、針弁8はスプ
リング21によつて復帰される。このため噴口b
が閉じられて燃料油の噴射が停止される。
り、且つ流体慣性も消失するので、針弁8はスプ
リング21によつて復帰される。このため噴口b
が閉じられて燃料油の噴射が停止される。
燃料噴射後ピストン18が所定ストローク駆動
されスペーサ15に制止されると再び燃料室9の
内圧が上昇してゆく。このピストン18の駆動に
より従来の伝達圧力に対し、タイムラグが与えら
れる。そしてピストン18により圧縮されて所定
の開弁圧において圧縮されるスプリング21に抗
する移動力が針弁8に作用すると再度針弁8がリ
フトされ、燃料油が噴射される(メイン噴射、第
2図C部)。最終的に燃料噴射ポンプからの燃料
油の圧送が終了すると燃料油圧が低下し、針弁
9、ピストン18はスプリング21によつて復帰
され1サイクルの燃料噴射が終了される(第2図
D部)。ここでピストン18の復帰によつて燃料
油圧が増加するが、これがデリバリ弁27によつ
て燃料室9側の燃料通路7に作用するのを防止さ
れる。即ち、第2図の従来例にみられるような
針弁8の閉時期の二次噴射(第2図B部参照)が
防止されることになる。
されスペーサ15に制止されると再び燃料室9の
内圧が上昇してゆく。このピストン18の駆動に
より従来の伝達圧力に対し、タイムラグが与えら
れる。そしてピストン18により圧縮されて所定
の開弁圧において圧縮されるスプリング21に抗
する移動力が針弁8に作用すると再度針弁8がリ
フトされ、燃料油が噴射される(メイン噴射、第
2図C部)。最終的に燃料噴射ポンプからの燃料
油の圧送が終了すると燃料油圧が低下し、針弁
9、ピストン18はスプリング21によつて復帰
され1サイクルの燃料噴射が終了される(第2図
D部)。ここでピストン18の復帰によつて燃料
油圧が増加するが、これがデリバリ弁27によつ
て燃料室9側の燃料通路7に作用するのを防止さ
れる。即ち、第2図の従来例にみられるような
針弁8の閉時期の二次噴射(第2図B部参照)が
防止されることになる。
ところで本考案にあつては、燃料噴射圧力の導
入初期における圧力の慣性的効果により低噴射率
でパイロツト噴射を行なわせ、この後ピストン1
8を所定ストローク駆動させることによつて与え
得る噴射タイミングのタイムラグによりメイン噴
射の時期を遅らせて着火遅れ期間中の予混合気化
の生成を抑えて緩かな初期燃焼を達成することが
できる。
入初期における圧力の慣性的効果により低噴射率
でパイロツト噴射を行なわせ、この後ピストン1
8を所定ストローク駆動させることによつて与え
得る噴射タイミングのタイムラグによりメイン噴
射の時期を遅らせて着火遅れ期間中の予混合気化
の生成を抑えて緩かな初期燃焼を達成することが
できる。
従つて、急激なシリンダ内圧力や温度の上昇を
抑止でき、機関の振動、燃焼騒音やNOx等の生
成を減少させることができる。
抑止でき、機関の振動、燃焼騒音やNOx等の生
成を減少させることができる。
尚、燃料噴射率を低下させることは高速運転
時、出力やスモークを悪化させることが懸念され
るが、本考案では高速運転に移行するにつれて圧
力導入初期の慣性的効果が高まつてパイロツト噴
射とメイン噴射とが分けられなくなり通常のノズ
ルと略同様な噴射を行なう。
時、出力やスモークを悪化させることが懸念され
るが、本考案では高速運転に移行するにつれて圧
力導入初期の慣性的効果が高まつてパイロツト噴
射とメイン噴射とが分けられなくなり通常のノズ
ルと略同様な噴射を行なう。
また本考案にあつては構成上、針弁8とピスト
ン18とを1つのスプリング21で作動するよう
にしたので、夫々を別個のスプリングで制御する
場合に対して経時劣化が生じても動作比を一定に
保つことができ、噴射タイミングの変化を可及的
に抑制できる。
ン18とを1つのスプリング21で作動するよう
にしたので、夫々を別個のスプリングで制御する
場合に対して経時劣化が生じても動作比を一定に
保つことができ、噴射タイミングの変化を可及的
に抑制できる。
[考案の効果]
以上説明したことから明らかなように本考案の
燃料噴射装置によれば、パイロツト噴射、メイン
噴射を適正に行なうことができるので、燃焼騒
音、NOxを低減することができ、そして、二次
噴射を防止できるので、HCの悪化を防止でき
る、という優れた効果を発揮する。
燃料噴射装置によれば、パイロツト噴射、メイン
噴射を適正に行なうことができるので、燃焼騒
音、NOxを低減することができ、そして、二次
噴射を防止できるので、HCの悪化を防止でき
る、という優れた効果を発揮する。
第1図は本考案に係る燃料噴射装置の好適一実
施例を示す縦断面図、第2図は噴射特性を示す
図、第3図及び第4図は従来例を示す概略断面図
である。 図中、8は針弁、9は燃料室、18はピスト
ン、21はスプリング、26は動作室、27はデ
リバリ弁、31は燃料送油通路、33はノズル本
体である。
施例を示す縦断面図、第2図は噴射特性を示す
図、第3図及び第4図は従来例を示す概略断面図
である。 図中、8は針弁、9は燃料室、18はピスト
ン、21はスプリング、26は動作室、27はデ
リバリ弁、31は燃料送油通路、33はノズル本
体である。
Claims (1)
- 燃料噴射圧力を供給するための圧力供給系と、
該圧力供給系から供給される圧力で駆動され燃料
噴孔を開放するニードル弁をリフトさせるための
第1のピストンと、上記圧力供給系から供給され
る圧力で所定ストローク駆動され、上記第1のピ
ストンへの圧力伝達を遅延させるための第2のピ
ストンと、これらピストン間に設けられこれらを
弾発して復帰させるための弾発手段とを備えた燃
料噴射装置において、上記圧力供給系を上記第1
のピストンに圧力を作用させる第1の圧力供給系
と上記第2のピストンに圧力を作用させるための
第2の圧力供給系とに分岐させ、第1の圧力供給
系のその第2の圧力供給系との分岐部と第1のピ
ストンとの間のみにデリバリ弁を設けたことを特
徴とする燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986111438U JPH0513978Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986111438U JPH0513978Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6319061U JPS6319061U (ja) | 1988-02-08 |
| JPH0513978Y2 true JPH0513978Y2 (ja) | 1993-04-14 |
Family
ID=30991362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986111438U Expired - Lifetime JPH0513978Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0513978Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57184258U (ja) * | 1981-05-19 | 1982-11-22 | ||
| JPS6155362A (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-19 | Isuzu Motors Ltd | 燃料噴射ノズル |
-
1986
- 1986-07-22 JP JP1986111438U patent/JPH0513978Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6319061U (ja) | 1988-02-08 |
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