JPH05140256A - 球状変性フエノール樹脂およびその製造方法 - Google Patents
球状変性フエノール樹脂およびその製造方法Info
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- JPH05140256A JPH05140256A JP24840591A JP24840591A JPH05140256A JP H05140256 A JPH05140256 A JP H05140256A JP 24840591 A JP24840591 A JP 24840591A JP 24840591 A JP24840591 A JP 24840591A JP H05140256 A JPH05140256 A JP H05140256A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可とう性や耐衝撃性の良好な真球状の熱硬化
性フェノール樹脂およびその製造方法を提供する。 【構成】 ノボラック樹脂とアルデヒド類と前記ノボラ
ック樹脂の重量に対して2〜50重量%の量のカシュー
変性ノボラック樹脂との共重合体よりなる。ノボラック
樹脂とアルデヒド類と前記ノボラック樹脂の重量に対し
て2〜50重量%の量のカシュー変性ノボラック樹脂と
をエマルジョン安定剤および塩基性触媒の存在下、水性
媒体中で共重合することにより製造する。
性フェノール樹脂およびその製造方法を提供する。 【構成】 ノボラック樹脂とアルデヒド類と前記ノボラ
ック樹脂の重量に対して2〜50重量%の量のカシュー
変性ノボラック樹脂との共重合体よりなる。ノボラック
樹脂とアルデヒド類と前記ノボラック樹脂の重量に対し
て2〜50重量%の量のカシュー変性ノボラック樹脂と
をエマルジョン安定剤および塩基性触媒の存在下、水性
媒体中で共重合することにより製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真球度が高く、可とう
性、耐衝撃性等の物性が優れた球状変性フェノール樹脂
およびその製造方法に関するものである。
性、耐衝撃性等の物性が優れた球状変性フェノール樹脂
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂は、バランスのとれたプ
ラスチックスとして成形材料、バインダー、接着剤等に
幅広く使用されている。このフェノール樹脂は、一般に
ノボラック樹脂とレゾール樹脂に区分されている。
ラスチックスとして成形材料、バインダー、接着剤等に
幅広く使用されている。このフェノール樹脂は、一般に
ノボラック樹脂とレゾール樹脂に区分されている。
【0003】ノボラック樹脂は、フェノール類(以下、
Pと略すことあり)とアルデヒド類(以下、Fと略すこ
とあり)とをフェノール類とアルデヒド類の仕込みモル
比(以下、F/Pと略す)を0.7〜0.9とし、シュ
ウ酸、塩酸のような酸触媒を用いて加熱反応させて得ら
れる樹脂であり、単独では加熱しても硬化しない熱可塑
性の樹脂である。そこで、ノボラック樹脂を使用する場
合には、ヘキサメチレンテトラミンのような硬化剤をノ
ボラック樹脂に添加して加熱硬化せしめる方法がとられ
ている。
Pと略すことあり)とアルデヒド類(以下、Fと略すこ
とあり)とをフェノール類とアルデヒド類の仕込みモル
比(以下、F/Pと略す)を0.7〜0.9とし、シュ
ウ酸、塩酸のような酸触媒を用いて加熱反応させて得ら
れる樹脂であり、単独では加熱しても硬化しない熱可塑
性の樹脂である。そこで、ノボラック樹脂を使用する場
合には、ヘキサメチレンテトラミンのような硬化剤をノ
ボラック樹脂に添加して加熱硬化せしめる方法がとられ
ている。
【0004】他方、レゾール樹脂は、フェノール類とア
ルデヒド類とをアンモニア水、水酸化ナトリウム等の塩
基性触媒下で、F/P=1.1〜1.5程度で反応せし
めて得られる樹脂である。この樹脂は、フェノール類の
ベンゼン核に直結したメチロール基を有するため、樹脂
そのものが熱硬化性を有している。
ルデヒド類とをアンモニア水、水酸化ナトリウム等の塩
基性触媒下で、F/P=1.1〜1.5程度で反応せし
めて得られる樹脂である。この樹脂は、フェノール類の
ベンゼン核に直結したメチロール基を有するため、樹脂
そのものが熱硬化性を有している。
【0005】一般的には、ヘキサメチレンテトラミンを
硬化剤として添加したノボラック樹脂は、レゾール樹脂
と比較して熱硬化特性や物性が良好な場合が多いが、可
とう性や耐衝撃性が充分でなく、例えばプラスチック成
型品のバリ取り用ショット材として用いた場合に、粒子
の破壊が多く見られるなどの問題がある。
硬化剤として添加したノボラック樹脂は、レゾール樹脂
と比較して熱硬化特性や物性が良好な場合が多いが、可
とう性や耐衝撃性が充分でなく、例えばプラスチック成
型品のバリ取り用ショット材として用いた場合に、粒子
の破壊が多く見られるなどの問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、真球状であ
り、可とう性や耐衝撃性に優れた球状変性フェノール樹
脂を提供することにある。
り、可とう性や耐衝撃性に優れた球状変性フェノール樹
脂を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の球状変性フェノ
ール樹脂は、上記の課題を達成するもので、ノボラック
樹脂とアルデヒド類と前記ノボラック樹脂の重量に対し
て2〜50重量%の量のカシュー変性ノボラック樹脂と
の共重合体よりなることを特徴とするものである。
ール樹脂は、上記の課題を達成するもので、ノボラック
樹脂とアルデヒド類と前記ノボラック樹脂の重量に対し
て2〜50重量%の量のカシュー変性ノボラック樹脂と
の共重合体よりなることを特徴とするものである。
【0008】さらに、本発明の球状変性フェノール樹脂
の製造方法は、ノボラック樹脂とアルデヒド類と前記ノ
ボラック樹脂の重量に対して2〜50重量%の量のカシ
ュー変性ノボラック樹脂とをエマルジョン安定剤および
塩基性触媒の存在下、水性媒体中で共重合することを特
徴とするものである。
の製造方法は、ノボラック樹脂とアルデヒド類と前記ノ
ボラック樹脂の重量に対して2〜50重量%の量のカシ
ュー変性ノボラック樹脂とをエマルジョン安定剤および
塩基性触媒の存在下、水性媒体中で共重合することを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明においては、優れた物性を有するノボラ
ック樹脂にアルデヒド類を反応せしめて熱硬化特性の優
れたフェノール樹脂を得るものであるが、さらにカシュ
ー変性ノボラック樹脂をも反応させて、ノボラック樹
脂、アルデヒド類、カシュー変性ノボラック樹脂との共
重合体となすことにより、可とう性や耐衝撃性の良好な
真球状の熱硬化性フェノール樹脂を得ることができる。
なお、ノボラック樹脂、アルデヒド類、カシュー変性ノ
ボラック樹脂とをエマルジョン安定剤および塩基性触媒
の存在下、水性媒体中で2〜50重量%の量で共重合す
ることにより、ゲル化を起こさせずに、効率良く反応さ
せることができ、直径1500μm以下の任意の粒径分
布に選択可能に製造することができる。
ック樹脂にアルデヒド類を反応せしめて熱硬化特性の優
れたフェノール樹脂を得るものであるが、さらにカシュ
ー変性ノボラック樹脂をも反応させて、ノボラック樹
脂、アルデヒド類、カシュー変性ノボラック樹脂との共
重合体となすことにより、可とう性や耐衝撃性の良好な
真球状の熱硬化性フェノール樹脂を得ることができる。
なお、ノボラック樹脂、アルデヒド類、カシュー変性ノ
ボラック樹脂とをエマルジョン安定剤および塩基性触媒
の存在下、水性媒体中で2〜50重量%の量で共重合す
ることにより、ゲル化を起こさせずに、効率良く反応さ
せることができ、直径1500μm以下の任意の粒径分
布に選択可能に製造することができる。
【0010】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0011】本発明で用いられるノボラック樹脂は、フ
ェノール類または変性フェノール類とアルデヒドとを、
F/Pを1以下に配合し、シュウ酸、塩酸、硫酸等の酸
性触媒下で反応させてから加熱脱水脱フェノール化した
固形状の熱可塑性樹脂であり、融点(環球法による)が
70〜100℃で、下式に示すような化学構造を有する
ものである。
ェノール類または変性フェノール類とアルデヒドとを、
F/Pを1以下に配合し、シュウ酸、塩酸、硫酸等の酸
性触媒下で反応させてから加熱脱水脱フェノール化した
固形状の熱可塑性樹脂であり、融点(環球法による)が
70〜100℃で、下式に示すような化学構造を有する
ものである。
【0012】
【化1】
【0013】ただし、n=2〜6であり、メチレン結合
のフェノール核への結合位置は、フェノール核のオルソ
位またはパラ位である。かかるノボラック樹脂は、一般
市販品として容易に入手可能である。
のフェノール核への結合位置は、フェノール核のオルソ
位またはパラ位である。かかるノボラック樹脂は、一般
市販品として容易に入手可能である。
【0014】また、本発明で用いられるアルデヒド類と
しては、例えば、ホルマリンまたはパラホルムアルデヒ
ドのいずれかの形態のホルムアルデヒドおよびフルフラ
ール等が挙げられる。アルデヒド類の使用量は、ノボラ
ック樹脂とカシュー変性ノボラック樹脂との合計重量に
対して0.5〜50重量%、特に2〜20重量%が好ま
しい。なお、塩基性触媒としてヘキサメチレンテトラミ
ンを使用する場合には、水性媒体中においてホルムアル
デヒドが生成するので、この生成したホルムアルデヒド
を本発明に使用するアルデヒド類として使用することが
でき、前記アルデヒド類の使用量は生成するホルムアル
デヒドを考慮した量である。生成するホルムアルデヒド
の量の程度によっては、これ以外のアルデヒド類の使用
量を0とすることも可能である。
しては、例えば、ホルマリンまたはパラホルムアルデヒ
ドのいずれかの形態のホルムアルデヒドおよびフルフラ
ール等が挙げられる。アルデヒド類の使用量は、ノボラ
ック樹脂とカシュー変性ノボラック樹脂との合計重量に
対して0.5〜50重量%、特に2〜20重量%が好ま
しい。なお、塩基性触媒としてヘキサメチレンテトラミ
ンを使用する場合には、水性媒体中においてホルムアル
デヒドが生成するので、この生成したホルムアルデヒド
を本発明に使用するアルデヒド類として使用することが
でき、前記アルデヒド類の使用量は生成するホルムアル
デヒドを考慮した量である。生成するホルムアルデヒド
の量の程度によっては、これ以外のアルデヒド類の使用
量を0とすることも可能である。
【0015】本発明で用いるカシュー変性ノボラック樹
脂は、カシューナットシェル液にノボラック樹脂を任意
の割合で配合し硫酸等の酸性触媒の存在下でカシューナ
ットシェル液のアルケニル基の二重結合とノボラック樹
脂のフェノール核のオルソ位またはパラ位での付加反応
によって得られる。固形状の熱可塑性の樹脂であり、融
点(環球法)が80〜95℃のものである。かかるカシ
ュー変性ノボラック樹脂は一般市販品として容易に入手
が可能である。
脂は、カシューナットシェル液にノボラック樹脂を任意
の割合で配合し硫酸等の酸性触媒の存在下でカシューナ
ットシェル液のアルケニル基の二重結合とノボラック樹
脂のフェノール核のオルソ位またはパラ位での付加反応
によって得られる。固形状の熱可塑性の樹脂であり、融
点(環球法)が80〜95℃のものである。かかるカシ
ュー変性ノボラック樹脂は一般市販品として容易に入手
が可能である。
【0016】上記のカシューナットシェル液の主成分の
構造式は下記のとおりである。
構造式は下記のとおりである。
【0017】
【化2】
【0018】上記のカシュー変性ノボラック樹脂の構造
式は下記のとおりである。
式は下記のとおりである。
【化3】
【0019】カシュー変性ノボラック樹脂の配合量はノ
ボラック樹脂に対して2〜50重量%である。配合量が
2重量%未満の場合には、共重合による改質の効果、す
なわち球状変性フェノール樹脂の可とう性および耐衝撃
性の改良が不十分であり、他方配合量が50重量%を超
えると、重合の安定が悪くなる。
ボラック樹脂に対して2〜50重量%である。配合量が
2重量%未満の場合には、共重合による改質の効果、す
なわち球状変性フェノール樹脂の可とう性および耐衝撃
性の改良が不十分であり、他方配合量が50重量%を超
えると、重合の安定が悪くなる。
【0020】本発明で使用するエマルジョン安定剤とし
ては、ポリビニールアルコール等が望ましく、ノボラッ
ク樹脂とカシュー変性ノボラック樹脂との合計重量に対
して0.1〜5.0重量%の範囲で用いられる。ポリビ
ニールアルコールとしては、安定したエマルジョンを形
成し、真球状のフェノール樹脂を得るためには分子量が
5,000〜120,000で、かつけん化度が96%
以上のものが望ましい。
ては、ポリビニールアルコール等が望ましく、ノボラッ
ク樹脂とカシュー変性ノボラック樹脂との合計重量に対
して0.1〜5.0重量%の範囲で用いられる。ポリビ
ニールアルコールとしては、安定したエマルジョンを形
成し、真球状のフェノール樹脂を得るためには分子量が
5,000〜120,000で、かつけん化度が96%
以上のものが望ましい。
【0021】本発明で使用する塩基性触媒としては、ア
ンモニアまたはヘキサメチレンテトラミンが使用され、
アンモニアは通常、アンモニア水として使用される。ヘ
キサメチレンテトラミンは、塩基性触媒として機能する
ほか、前述のようにアルデヒド類の形成の機能を有す
る。アンモニアとヘキサメチレンテトラミンは、単独ま
たは混合して用いることができる。これら塩基性触媒の
使用量は、ノボラック樹脂に対して0.5〜20重量
%、特に3〜10重量%が好ましい。
ンモニアまたはヘキサメチレンテトラミンが使用され、
アンモニアは通常、アンモニア水として使用される。ヘ
キサメチレンテトラミンは、塩基性触媒として機能する
ほか、前述のようにアルデヒド類の形成の機能を有す
る。アンモニアとヘキサメチレンテトラミンは、単独ま
たは混合して用いることができる。これら塩基性触媒の
使用量は、ノボラック樹脂に対して0.5〜20重量
%、特に3〜10重量%が好ましい。
【0022】本発明の方法における反応は水性媒体中で
行われるが、この場合の水の仕込量としては、ノボラッ
ク樹脂の固形分濃度が20〜70重量%、特に30〜6
0重量%となるようにすることが望ましい。
行われるが、この場合の水の仕込量としては、ノボラッ
ク樹脂の固形分濃度が20〜70重量%、特に30〜6
0重量%となるようにすることが望ましい。
【0023】本発明の反応は、例えば撹拌下で行われ、
反応温度は70〜100℃、好ましくは、90〜98℃
である。また、この温度での反応時間は60〜500分
で目的とする樹脂の熱硬化反応性によって決める。反応
終了後、反応物を40℃以下に冷却した後、濾過または
遠心分離等により固液分離を行う。さらに洗浄して乾燥
すれば、粒径が1500μm以下の固形の球状変性フェ
ノール樹脂が得られる。
反応温度は70〜100℃、好ましくは、90〜98℃
である。また、この温度での反応時間は60〜500分
で目的とする樹脂の熱硬化反応性によって決める。反応
終了後、反応物を40℃以下に冷却した後、濾過または
遠心分離等により固液分離を行う。さらに洗浄して乾燥
すれば、粒径が1500μm以下の固形の球状変性フェ
ノール樹脂が得られる。
【0024】なお、本発明の方法は連続法またはバッチ
法のいずれでも行うことができるが、通常はバッチ法で
行われる。
法のいずれでも行うことができるが、通常はバッチ法で
行われる。
【0025】上記のごとくして、本発明の方法によって
得られる球状フェノール樹脂は、さらさらとした融着の
ない球状の固形粒子であり、安定性に優れるとともに、
可とう性、耐衝撃性も良好であり、通常、粒子状でショ
ット材等として使用される。
得られる球状フェノール樹脂は、さらさらとした融着の
ない球状の固形粒子であり、安定性に優れるとともに、
可とう性、耐衝撃性も良好であり、通常、粒子状でショ
ット材等として使用される。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0027】実施例1 11のガラス製フラスコにカシュー変性ノボラック樹脂
〔住友デュレズ社製、PR−12686(融点70
℃)〕90g,およびノボラック樹脂〔住友デュレズ社
製・PR−51600B(融点60℃)〕110g、水
350g、ポリビニールアルコール(けん化度99〜1
00%、分子量約88000)10g,消泡剤(ダウコ
ーニング社製、FSアンチフォームPS−110N)
0.2gを仕込み、撹拌を行いながら内容物を90℃に
昇温した。これに別にヘキサメチレンテトラミン40g
を水54gに溶解した液を加え、撹拌を行いながら80
分間液温を保持して反応を行った。
〔住友デュレズ社製、PR−12686(融点70
℃)〕90g,およびノボラック樹脂〔住友デュレズ社
製・PR−51600B(融点60℃)〕110g、水
350g、ポリビニールアルコール(けん化度99〜1
00%、分子量約88000)10g,消泡剤(ダウコ
ーニング社製、FSアンチフォームPS−110N)
0.2gを仕込み、撹拌を行いながら内容物を90℃に
昇温した。これに別にヘキサメチレンテトラミン40g
を水54gに溶解した液を加え、撹拌を行いながら80
分間液温を保持して反応を行った。
【0028】ついで、内容物を20℃まで降温し、30
0gの水を添加した後、濾紙濾過により固液分離し、水
洗を行うことにより、樹脂粒子を得た。この樹脂を減圧
(5mmHg以下)下に30℃で、24時間乾燥して平
均粒径約300μmのフェノール樹脂粒子を得た。この
粒子は可とう性および耐衝撃性に優れており、ショット
材として100時間用いたところ、壊れた粒子は1%以
下であった。
0gの水を添加した後、濾紙濾過により固液分離し、水
洗を行うことにより、樹脂粒子を得た。この樹脂を減圧
(5mmHg以下)下に30℃で、24時間乾燥して平
均粒径約300μmのフェノール樹脂粒子を得た。この
粒子は可とう性および耐衝撃性に優れており、ショット
材として100時間用いたところ、壊れた粒子は1%以
下であった。
【0029】実施例2 11のガラス製フラスコにカシュー変性ノボラック樹脂
〔住友デュレズ社製、PR−12686(融点70
℃)〕10g,ノボラック樹脂〔住友デュレズ社製、P
R−51600B(融点60℃)〕190g、水350
g、ポリビニールアルコール(けん化度99〜100
%、分子量約88000)1.6g,消泡剤(ダウコー
ニング製、FSアンチフォームPS−110N)0.2
gを仕込み、撹拌を行いながら内容物を90℃に昇温し
た。これに別にヘキサメチレンテトラミン40gを水5
4gに溶解した液を加え、撹拌を行いながら60分間液
温を保持して反応を行った。ついで、内容物を30℃ま
で降温し、300gの水を添加した後、濾紙濾過により
固液分離し、水洗を行うことにより、樹脂粒子を得た。
この樹脂を減圧(5mmHg以下)下に30℃で、24
時間乾燥して平均粒径約300μmのフェノール樹脂粒
子を得た。この粒子は、可とう性および耐衝撃性に優れ
ており、ショット材として用いたところ、壊れた粒子は
5%以下であった。
〔住友デュレズ社製、PR−12686(融点70
℃)〕10g,ノボラック樹脂〔住友デュレズ社製、P
R−51600B(融点60℃)〕190g、水350
g、ポリビニールアルコール(けん化度99〜100
%、分子量約88000)1.6g,消泡剤(ダウコー
ニング製、FSアンチフォームPS−110N)0.2
gを仕込み、撹拌を行いながら内容物を90℃に昇温し
た。これに別にヘキサメチレンテトラミン40gを水5
4gに溶解した液を加え、撹拌を行いながら60分間液
温を保持して反応を行った。ついで、内容物を30℃ま
で降温し、300gの水を添加した後、濾紙濾過により
固液分離し、水洗を行うことにより、樹脂粒子を得た。
この樹脂を減圧(5mmHg以下)下に30℃で、24
時間乾燥して平均粒径約300μmのフェノール樹脂粒
子を得た。この粒子は、可とう性および耐衝撃性に優れ
ており、ショット材として用いたところ、壊れた粒子は
5%以下であった。
【0030】実施例3 実施例1において、カシュー変性ノボラック樹脂〔住友
デュレズ社製、PR−12686(融点70℃)〕とノ
ボラック樹脂〔住友デュレズ社製、PR−56100B
(融点60℃)〕の量を、それぞれ40g、160gに
変更する以外は、同様の条件で樹脂の製造を行った結
果、平均粒径300μmのフェノール樹脂を得た。この
粒子は、可とう性および耐衝撃性に優れており、ショッ
ト材として用いたところ、壊れた粒子は3%以下であっ
た。
デュレズ社製、PR−12686(融点70℃)〕とノ
ボラック樹脂〔住友デュレズ社製、PR−56100B
(融点60℃)〕の量を、それぞれ40g、160gに
変更する以外は、同様の条件で樹脂の製造を行った結
果、平均粒径300μmのフェノール樹脂を得た。この
粒子は、可とう性および耐衝撃性に優れており、ショッ
ト材として用いたところ、壊れた粒子は3%以下であっ
た。
【0031】比較例1 11のガラス製フラスコにノボラック樹脂〔住友デュレ
ズ社製・PR−51600B(融点60℃)〕200
g、水350g、ポリビニールアルコール(けん化度9
9〜100%、分子量約88000)1.6g,消泡剤
(ダウコーニング社製、FSアンチフォームPS−11
0N)0.2gを仕込み、撹拌を行いながら内容物を9
0℃に昇温した。これに別にヘキサメチレンテトラミン
40gを水54gに溶解した液を加え、撹拌を行いなが
ら60分間液温を保持して反応を行った。ついで、内容
物を20℃まで降温し、300gの水を添加した後、濾
紙濾過により固液を分離し、水洗を行うことにより、樹
脂粒子を得た。この樹脂を減圧(5mmHg以下)下に
30℃で、24時間乾燥して平均粒径約300μmのフ
ェノール樹脂を得たが、平均粒径約300μmのフェノ
ール樹脂粒子を得たが、可とう性および耐衝撃性が十分
ではなく、ショット材として用いたところ約30%の粒
子が壊れた。
ズ社製・PR−51600B(融点60℃)〕200
g、水350g、ポリビニールアルコール(けん化度9
9〜100%、分子量約88000)1.6g,消泡剤
(ダウコーニング社製、FSアンチフォームPS−11
0N)0.2gを仕込み、撹拌を行いながら内容物を9
0℃に昇温した。これに別にヘキサメチレンテトラミン
40gを水54gに溶解した液を加え、撹拌を行いなが
ら60分間液温を保持して反応を行った。ついで、内容
物を20℃まで降温し、300gの水を添加した後、濾
紙濾過により固液を分離し、水洗を行うことにより、樹
脂粒子を得た。この樹脂を減圧(5mmHg以下)下に
30℃で、24時間乾燥して平均粒径約300μmのフ
ェノール樹脂を得たが、平均粒径約300μmのフェノ
ール樹脂粒子を得たが、可とう性および耐衝撃性が十分
ではなく、ショット材として用いたところ約30%の粒
子が壊れた。
【0032】比較例2 実施例1において、カシュー変性ノボラック樹脂〔住友
デュレズ社製、PR−12686(融点70℃)〕とノ
ボラック樹脂〔住友デュレズ社製・PR−51600B
(融点60℃)〕の量を、それぞれ120g、80gに
変更した以外は、同様の条件で樹脂の製造をおこなった
ところ、塊状ゲル化をおこし、独立した樹脂粒子が得ら
れなかった。
デュレズ社製、PR−12686(融点70℃)〕とノ
ボラック樹脂〔住友デュレズ社製・PR−51600B
(融点60℃)〕の量を、それぞれ120g、80gに
変更した以外は、同様の条件で樹脂の製造をおこなった
ところ、塊状ゲル化をおこし、独立した樹脂粒子が得ら
れなかった。
【0033】比較例3 実施例1において、カシュー変性ノボラック樹脂〔住友
デュレズ社製、PR−12686(融点70℃)〕とノ
ボラック樹脂〔住友デュレズ社製・PR−51600B
(融点60℃)〕の量を、それぞれ2g、198gに変
更した以外は、同様の条件で樹脂の製造をおこなったと
ころ、平均粒径約100μmのフェノール樹脂粒子を得
たが、可とう性および耐衝撃性が不十分であり、ショッ
ト材として利用した際、約20%の粒子が壊れた。
デュレズ社製、PR−12686(融点70℃)〕とノ
ボラック樹脂〔住友デュレズ社製・PR−51600B
(融点60℃)〕の量を、それぞれ2g、198gに変
更した以外は、同様の条件で樹脂の製造をおこなったと
ころ、平均粒径約100μmのフェノール樹脂粒子を得
たが、可とう性および耐衝撃性が不十分であり、ショッ
ト材として利用した際、約20%の粒子が壊れた。
【0034】実施例と比較例との比較から明らかなよう
に、本発明のカシュー変性ノボラック樹脂を共重合した
フェノール樹脂は、フェノール樹脂の弱点である可とう
性や耐衝撃性が大幅に改善され、ショット材として好適
に使用することが可能であった。
に、本発明のカシュー変性ノボラック樹脂を共重合した
フェノール樹脂は、フェノール樹脂の弱点である可とう
性や耐衝撃性が大幅に改善され、ショット材として好適
に使用することが可能であった。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、可とう性や耐衝撃性の良好な真球状の熱硬化
性変性フェノール樹脂およびその製造方法の提供が可能
となった。
によれば、可とう性や耐衝撃性の良好な真球状の熱硬化
性変性フェノール樹脂およびその製造方法の提供が可能
となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐佐木 新吾 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 ノボラック樹脂とアルデヒド類と前記ノ
ボラック樹脂の重量に対して2〜50重量%の量のカシ
ュー変性ノボラック樹脂との共重合体よりなることを特
徴とする球状変性フェノール樹脂。 - 【請求項2】 ノボラック樹脂とアルデヒド類と前記ノ
ボラック樹脂の重量に対して2〜50重量%の量のカシ
ュー変性ノボラック樹脂とをエマルジョン安定剤および
塩基性触媒の存在下、水性媒体中で共重合することを特
徴とする球状変性フェノール樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24840591A JPH05140256A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 球状変性フエノール樹脂およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24840591A JPH05140256A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 球状変性フエノール樹脂およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05140256A true JPH05140256A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17177625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24840591A Pending JPH05140256A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 球状変性フエノール樹脂およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05140256A (ja) |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP24840591A patent/JPH05140256A/ja active Pending
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