JPH05140931A - テンシヨンパイルとその使用方法 - Google Patents
テンシヨンパイルとその使用方法Info
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- JPH05140931A JPH05140931A JP3329644A JP32964491A JPH05140931A JP H05140931 A JPH05140931 A JP H05140931A JP 3329644 A JP3329644 A JP 3329644A JP 32964491 A JP32964491 A JP 32964491A JP H05140931 A JPH05140931 A JP H05140931A
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- anchor
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- pulling force
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
[目的]引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に使用す
る場所等に使用して最適な、テンションパイルとその使
用方法を提供すること。 [構成]中空状のパイルの中心部に配設したアンカーの
下端部を、パイルの下側中空部に打設したコンクリート
内にあるいはパイルの下端に取付けたアンカー止め金具
に固定してテンションパイルとし、テンションパイルに
作用する引抜き力を、アンカーを介してパイルの下側外
周より分散させるように設置する。
る場所等に使用して最適な、テンションパイルとその使
用方法を提供すること。 [構成]中空状のパイルの中心部に配設したアンカーの
下端部を、パイルの下側中空部に打設したコンクリート
内にあるいはパイルの下端に取付けたアンカー止め金具
に固定してテンションパイルとし、テンションパイルに
作用する引抜き力を、アンカーを介してパイルの下側外
周より分散させるように設置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜面での土止めや、海
洋内に設置する浮体構造物等を支持する場合、パイルに
引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場所に
使用し、引抜き力と水平力とを分散させてパイルの抵抗
力を増加させるテンションパイルと、その使用方法に関
するものである。
洋内に設置する浮体構造物等を支持する場合、パイルに
引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場所に
使用し、引抜き力と水平力とを分散させてパイルの抵抗
力を増加させるテンションパイルと、その使用方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、各種の構造物の基礎として
用いられているパイルは、構造物の荷重を地中内の堅固
な地盤に伝達して、構造物の沈下を防止し、構造物を安
全に支持する手段として広く使用されている。ところ
が、最近ではウォーターフロント地域等における開発が
めざましく、構造物を支持するパイルに作用する力は、
パイルの頭部に作用する下向きの力に加えて、水平力、
あるいは引抜き力が作用する構造物が建設されるように
なった。また、これらの地域の地盤は、一般に軟弱な沖
積層の推積物によって覆われていることが多いため、こ
れらの地域に建設する構造物は、パイルを用いた基礎と
することが多い。しかしながら、このような軟弱な地盤
においては、構造物を支える堅固な支持層の深度が深い
ため、口径が大きく、長尺なパイルを使用して構造物を
支えるケースが増加している。又、埋め立て地等におい
ては、埋め立て地の下方に圧縮が終了しない沖積層があ
り、そのような状況下においても構造物を建設しなけれ
ばならないことがある。そのため、従来の技術では地盤
に作用する応力を軽減させるために、建設する構造物の
荷重に相当する土砂を掘削して排除し、地盤に荷重が作
用しないようにした基礎や、地下水面下まで基礎を掘り
下げて、基礎に作用する浮力を利用した浮き基礎が用い
られることがある。
用いられているパイルは、構造物の荷重を地中内の堅固
な地盤に伝達して、構造物の沈下を防止し、構造物を安
全に支持する手段として広く使用されている。ところ
が、最近ではウォーターフロント地域等における開発が
めざましく、構造物を支持するパイルに作用する力は、
パイルの頭部に作用する下向きの力に加えて、水平力、
あるいは引抜き力が作用する構造物が建設されるように
なった。また、これらの地域の地盤は、一般に軟弱な沖
積層の推積物によって覆われていることが多いため、こ
れらの地域に建設する構造物は、パイルを用いた基礎と
することが多い。しかしながら、このような軟弱な地盤
においては、構造物を支える堅固な支持層の深度が深い
ため、口径が大きく、長尺なパイルを使用して構造物を
支えるケースが増加している。又、埋め立て地等におい
ては、埋め立て地の下方に圧縮が終了しない沖積層があ
り、そのような状況下においても構造物を建設しなけれ
ばならないことがある。そのため、従来の技術では地盤
に作用する応力を軽減させるために、建設する構造物の
荷重に相当する土砂を掘削して排除し、地盤に荷重が作
用しないようにした基礎や、地下水面下まで基礎を掘り
下げて、基礎に作用する浮力を利用した浮き基礎が用い
られることがある。
【0003】又、海底の地盤上に直接浮体構造物を建設
して、構造物の基礎とする方法が提案されているが、こ
のような浮体構造物を固定するには、引抜き力に抗し得
るパイルが必要となる。図6は上述した従来の浮体構造
物の固定要領の例を示す側面図で、図中1は海水面、2
は海底地盤、3は浮体構造物で、4はその浮体構造物3
を海底地盤2に固定するためのパイルである。又、図中
Fは浮体構造物3に作用する浮力で、その浮力Fはパイ
ル4により分担され、それぞれ引抜き力Pとして各パイ
ル4に作用している。又、図中Hは、地震、波や潮流等
によって各パイルに作用する水平力を示す。
して、構造物の基礎とする方法が提案されているが、こ
のような浮体構造物を固定するには、引抜き力に抗し得
るパイルが必要となる。図6は上述した従来の浮体構造
物の固定要領の例を示す側面図で、図中1は海水面、2
は海底地盤、3は浮体構造物で、4はその浮体構造物3
を海底地盤2に固定するためのパイルである。又、図中
Fは浮体構造物3に作用する浮力で、その浮力Fはパイ
ル4により分担され、それぞれ引抜き力Pとして各パイ
ル4に作用している。又、図中Hは、地震、波や潮流等
によって各パイルに作用する水平力を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
ような従来の浮体構造物の固定要領においては、浮体構
造物3に浮力Pと水平力Hが作用すると、パイル4には
引抜き力Pと水平力Hに対応した応力が同時に作用する
ことになる。図7は図6に示す従来の浮体構造の固定要
領における、パイル4に作用する応力分布図で、図中
(a)は、パイル4の頭部に引抜き力Pが作用した場合
に、パイル4に生じる引張り応力σpの分布図で、パイ
ル4の断面積をAとすると、σp=P/Aとなるが、こ
の引抜き力Pはパイル4の外周面と海底地盤3との摩擦
力によって抵抗されるので、σpはパイル4の頭部にお
いて最大となる。又、図中(b)は、パイル4の頭部に
水平力Hが作用した場合に、パイル4に生じる曲げ応力
σMの分布図で、パイル4の頭部に作用する曲げモーメ
ントをM、パイル4の断面係数をZとすると、σM=M
/Zとなり、σMはパイル4の頭部において最大とな
る。
ような従来の浮体構造物の固定要領においては、浮体構
造物3に浮力Pと水平力Hが作用すると、パイル4には
引抜き力Pと水平力Hに対応した応力が同時に作用する
ことになる。図7は図6に示す従来の浮体構造の固定要
領における、パイル4に作用する応力分布図で、図中
(a)は、パイル4の頭部に引抜き力Pが作用した場合
に、パイル4に生じる引張り応力σpの分布図で、パイ
ル4の断面積をAとすると、σp=P/Aとなるが、こ
の引抜き力Pはパイル4の外周面と海底地盤3との摩擦
力によって抵抗されるので、σpはパイル4の頭部にお
いて最大となる。又、図中(b)は、パイル4の頭部に
水平力Hが作用した場合に、パイル4に生じる曲げ応力
σMの分布図で、パイル4の頭部に作用する曲げモーメ
ントをM、パイル4の断面係数をZとすると、σM=M
/Zとなり、σMはパイル4の頭部において最大とな
る。
【0005】次に図中(c)は、パイル4に生じる引張
り応力σpと、曲げ応力σMの合成応力σp+Mの分布
図で、σp+M=P/A+M/Zとなり、σp+Mはパ
イル4の頭部において最大となる。このように、従来の
パイル4を用いた浮体構造物の固定要領においては、パ
イル4に引抜き力Pと水平力Hが、パイル4の頭部に同
時に作用すると、パイル4の頭部には、最も大きな合成
応力σp+Mが生じることとなり、このような応力分布
状態にあっては、応力集中によるパイル4の破壊を防止
するため、パイル4を応力集中に耐え得る強度にする必
要があり、パイル4の外径や肉厚を大きくする等、不経
済な設計をしなければならず、コストアップの大きな要
因となっていた。
り応力σpと、曲げ応力σMの合成応力σp+Mの分布
図で、σp+M=P/A+M/Zとなり、σp+Mはパ
イル4の頭部において最大となる。このように、従来の
パイル4を用いた浮体構造物の固定要領においては、パ
イル4に引抜き力Pと水平力Hが、パイル4の頭部に同
時に作用すると、パイル4の頭部には、最も大きな合成
応力σp+Mが生じることとなり、このような応力分布
状態にあっては、応力集中によるパイル4の破壊を防止
するため、パイル4を応力集中に耐え得る強度にする必
要があり、パイル4の外径や肉厚を大きくする等、不経
済な設計をしなければならず、コストアップの大きな要
因となっていた。
【0006】本発明は上記従来の実情に鑑みて提案され
たもので、パイルの外径や肉厚を大きくすることなく、
パイルの頭部に生じる応力を軽減させることができ、斜
面での土止めや、海洋内に設置する浮体構造物等を支持
する場合のように、引抜き力又は引抜き力と水平力とが
共に作用する場所等に使用してパイルの抵抗力を増加さ
せたテンションパイルと、その使用方法を提供せんとす
るものである。
たもので、パイルの外径や肉厚を大きくすることなく、
パイルの頭部に生じる応力を軽減させることができ、斜
面での土止めや、海洋内に設置する浮体構造物等を支持
する場合のように、引抜き力又は引抜き力と水平力とが
共に作用する場所等に使用してパイルの抵抗力を増加さ
せたテンションパイルと、その使用方法を提供せんとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、中空状のパイルあるいは場所打パイルとし
て中空状のパイルを埋設した場合にはその中空部にアン
カーを配設し、そのアンカーの下端部を、パイルの下側
中空部内に打設したコンクリート内にあるいはパイルの
下端に取付けたアンカー止め金具に固定せしめてテンシ
ョンパイルを構成すると共に、そのテンションパイルを
引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場所に
設置し、その引抜き力をアンカーにより水平力をあらか
じめ所定のプレストレスを作用させたパイルにより抵抗
させて、パイルに作用する引抜き力はパイルの下端部の
地盤内に分散させるようにしてパイルには引張力が作用
しないように使用することを特徴とするものである。
するために、中空状のパイルあるいは場所打パイルとし
て中空状のパイルを埋設した場合にはその中空部にアン
カーを配設し、そのアンカーの下端部を、パイルの下側
中空部内に打設したコンクリート内にあるいはパイルの
下端に取付けたアンカー止め金具に固定せしめてテンシ
ョンパイルを構成すると共に、そのテンションパイルを
引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場所に
設置し、その引抜き力をアンカーにより水平力をあらか
じめ所定のプレストレスを作用させたパイルにより抵抗
させて、パイルに作用する引抜き力はパイルの下端部の
地盤内に分散させるようにしてパイルには引張力が作用
しないように使用することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明のテンションパイルは、前記のような手
段をもって構成されているので、それを前記に示すよう
に、引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場
所に設置して使用すると、テンションパイルの頭部に作
用する引抜き力は、パイルの中空部に配設されたアンカ
ーにより抵抗されることになる。この時、アンカーはそ
の下端部がパイルの下側中空部内に打設された、コンク
リート内あるいはパイルの下端に取付けたアンカー止め
金具に固定せしめられているので、アンカーにより抵抗
される引抜き力は、アンカーの下端部を埋設固定するコ
ンクリートあるいはアンカー止め金具を介して、パイル
の下側外周に分散されることになり、テンションパイル
の頭部に生じる応力が軽減されることになる。また、あ
らかじめアンカーに所定のプレストレスを作用させてお
けば、パイルには圧縮応力があらかじめ作用するのでパ
イルの頭部に作用する水平力によってパイルに生じる曲
げ応力の一部が相殺されることになりより大きな水平力
に対して抵抗することが可能となる。
段をもって構成されているので、それを前記に示すよう
に、引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場
所に設置して使用すると、テンションパイルの頭部に作
用する引抜き力は、パイルの中空部に配設されたアンカ
ーにより抵抗されることになる。この時、アンカーはそ
の下端部がパイルの下側中空部内に打設された、コンク
リート内あるいはパイルの下端に取付けたアンカー止め
金具に固定せしめられているので、アンカーにより抵抗
される引抜き力は、アンカーの下端部を埋設固定するコ
ンクリートあるいはアンカー止め金具を介して、パイル
の下側外周に分散されることになり、テンションパイル
の頭部に生じる応力が軽減されることになる。また、あ
らかじめアンカーに所定のプレストレスを作用させてお
けば、パイルには圧縮応力があらかじめ作用するのでパ
イルの頭部に作用する水平力によってパイルに生じる曲
げ応力の一部が相殺されることになりより大きな水平力
に対して抵抗することが可能となる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係わるテンションパイルを用
いた浮体構造物の固定要領の1実施例を示す側面図で、
図2は図1におけるS部の断面図を示し、図3は図1に
示すテンションパイルに作用する応力分布図である。図
中、図6及び図7に示す符号と同一の部材等には同一の
符号が付されているので、重複した各部の部材の説明等
は省略するが、本実施例においては、中空状のパイル4
の中心部には、長尺の鉄筋等によりなるアンカー5が配
設されており、そのアンカー5の下端部は、パイル4の
下側中空部に打設されたコンクリート6内に埋設固定さ
れて、テンションパイル7が構成されている。但しアン
カー5の下端部の固定方法はコンクリート6によらなく
てもパイル4の下端に取付けたアンカー止め金具によっ
ても良い。図4は、アンカー5の下端部を、パイル4の
下側中空部内に打設したコンクリート6内に埋設固定せ
しめた例を示す断面図で、図5は、アンカー5の下端部
を、ボルト14を介してパイル4の下端に取付けたアン
カー止め金具15に固定した例を示す断面図で、アンカ
ー5としては、ワイヤーを使用してもよい。
いた浮体構造物の固定要領の1実施例を示す側面図で、
図2は図1におけるS部の断面図を示し、図3は図1に
示すテンションパイルに作用する応力分布図である。図
中、図6及び図7に示す符号と同一の部材等には同一の
符号が付されているので、重複した各部の部材の説明等
は省略するが、本実施例においては、中空状のパイル4
の中心部には、長尺の鉄筋等によりなるアンカー5が配
設されており、そのアンカー5の下端部は、パイル4の
下側中空部に打設されたコンクリート6内に埋設固定さ
れて、テンションパイル7が構成されている。但しアン
カー5の下端部の固定方法はコンクリート6によらなく
てもパイル4の下端に取付けたアンカー止め金具によっ
ても良い。図4は、アンカー5の下端部を、パイル4の
下側中空部内に打設したコンクリート6内に埋設固定せ
しめた例を示す断面図で、図5は、アンカー5の下端部
を、ボルト14を介してパイル4の下端に取付けたアン
カー止め金具15に固定した例を示す断面図で、アンカ
ー5としては、ワイヤーを使用してもよい。
【0010】なお、このテンションパイル7の頭部は、
浮体構造物3の床8に設けられた穴9に挿入され、アン
カー5の頭部にナット10により締付固定された取付板
11を介して、ボルト12、ナット13により浮体構造
物3の床に固定されており、浮体構造物3に作用する浮
力Fが引抜き力Pとしてテンションパイル7に作用する
とき、その引抜き力Pをアンカー5により抵抗させるよ
うになっている。この時、ナット10等の締付力等を調
整することにより、浮体構造物に3に作用する浮力Fを
考慮して、あらかじめパイル4にプレストレスpsを作
用させておけば、テンションパイル7には圧縮応力σp
sが作用することとなる。
浮体構造物3の床8に設けられた穴9に挿入され、アン
カー5の頭部にナット10により締付固定された取付板
11を介して、ボルト12、ナット13により浮体構造
物3の床に固定されており、浮体構造物3に作用する浮
力Fが引抜き力Pとしてテンションパイル7に作用する
とき、その引抜き力Pをアンカー5により抵抗させるよ
うになっている。この時、ナット10等の締付力等を調
整することにより、浮体構造物に3に作用する浮力Fを
考慮して、あらかじめパイル4にプレストレスpsを作
用させておけば、テンションパイル7には圧縮応力σp
sが作用することとなる。
【0011】図3において、図中(a)は、テンション
パイル7の頭部に引抜き力Pが作用した場合に、パイル
4に生じる引張り応力σpとプレストレスpsによって
生じる圧縮応力σpsの応力分布図で、パイル4の断面
積をAとすると、σp=P/Aとなるが、この引抜き力
Pは、パイル4の中空部に配設されたアンカー5により
抵抗されることになる。この時、アンカー5はその下端
部がパイル4の下側中空部内に打設されたコンクリート
6内あるいはパイル4の下端に取付けたアンカー止め金
具15に固定せしめられているので、アンカー5により
抵抗される引抜き力Pは、アンカー5の下端部を埋設置
固定するコンクリート6あるいはアンカー止め金具15
を介して、パイル4の下側外周に分散させることにな
り、パイル4に生じる引張応力σpの応力分布は、
(a)に示すようになる。
パイル7の頭部に引抜き力Pが作用した場合に、パイル
4に生じる引張り応力σpとプレストレスpsによって
生じる圧縮応力σpsの応力分布図で、パイル4の断面
積をAとすると、σp=P/Aとなるが、この引抜き力
Pは、パイル4の中空部に配設されたアンカー5により
抵抗されることになる。この時、アンカー5はその下端
部がパイル4の下側中空部内に打設されたコンクリート
6内あるいはパイル4の下端に取付けたアンカー止め金
具15に固定せしめられているので、アンカー5により
抵抗される引抜き力Pは、アンカー5の下端部を埋設置
固定するコンクリート6あるいはアンカー止め金具15
を介して、パイル4の下側外周に分散させることにな
り、パイル4に生じる引張応力σpの応力分布は、
(a)に示すようになる。
【0012】又、図中(b)は、テンションパイル7の
頭部に水平力Hが作用した場合に、パイル4に生じる曲
げ応力σMの分布図で、パイル4の頭部に作用する曲げ
モーメントをM,パイル4の断面係数をZとすると、σ
M=M/Zとなり、σMはテンションパイル7の頭部に
おいて最大となる。
頭部に水平力Hが作用した場合に、パイル4に生じる曲
げ応力σMの分布図で、パイル4の頭部に作用する曲げ
モーメントをM,パイル4の断面係数をZとすると、σ
M=M/Zとなり、σMはテンションパイル7の頭部に
おいて最大となる。
【0013】次に図中(c)は、テンションパイル7の
パイル4に生じる引張り応力σpと、圧縮応力σps
と、曲げ応力σMの合成応力σp+ps+Mの分布図
で、テンションパイル7の頭部においては、合成応力σ
ps+σMが最大となり、アンカー5がコンクリート6
に埋設される部分あるいはアンカー止め金具15に固定
される部分では、合成応力σp−σpsが最大となる。
この合成された応力分布を示す図3の(C)と、従来の
パイル4を使用した場合の応力分布を示す図7の(C)
とを比較すると明らかなように、本発明のテンションパ
イル7を使用して浮体構造物3を固定すると、テンショ
ンパイル7の頭部に引抜き力Pと水平力Hが共に作用し
ても、σpに対しσpsははるかに小さいため、テンシ
ョンパイル7の頭部においてパイル4に生じる合成応力
σps+σMは、σp+σMよりははるかに小さな値と
なる。但し、本実施例においてはテンションパイル7の
アンカー5を介してパイル4にあらかじめプレストレス
psを作用させたが、このプレストレスpsは必要に応
じ省略してもよい。
パイル4に生じる引張り応力σpと、圧縮応力σps
と、曲げ応力σMの合成応力σp+ps+Mの分布図
で、テンションパイル7の頭部においては、合成応力σ
ps+σMが最大となり、アンカー5がコンクリート6
に埋設される部分あるいはアンカー止め金具15に固定
される部分では、合成応力σp−σpsが最大となる。
この合成された応力分布を示す図3の(C)と、従来の
パイル4を使用した場合の応力分布を示す図7の(C)
とを比較すると明らかなように、本発明のテンションパ
イル7を使用して浮体構造物3を固定すると、テンショ
ンパイル7の頭部に引抜き力Pと水平力Hが共に作用し
ても、σpに対しσpsははるかに小さいため、テンシ
ョンパイル7の頭部においてパイル4に生じる合成応力
σps+σMは、σp+σMよりははるかに小さな値と
なる。但し、本実施例においてはテンションパイル7の
アンカー5を介してパイル4にあらかじめプレストレス
psを作用させたが、このプレストレスpsは必要に応
じ省略してもよい。
【0014】又、図1において示すように、アンカー5
がコンクリート6内に埋設されている位置や長さLとパ
イル4の打込み深さを地盤によって適当に選択すれば、
本発明のテンションパイルの使用方法や設置状況等に応
じて、パイル4に生じる応力分布を最適に設計すること
ができ、それだけ設計の自由度が増加することになる。
又、本実施例においては、引抜き力Pと水平力Hが共に
作用する場所に本発明のテンションパイルを使用した
が、引抜き力Pのみが作用する場所に本発明のテンショ
ンパイルを使用してもよい。
がコンクリート6内に埋設されている位置や長さLとパ
イル4の打込み深さを地盤によって適当に選択すれば、
本発明のテンションパイルの使用方法や設置状況等に応
じて、パイル4に生じる応力分布を最適に設計すること
ができ、それだけ設計の自由度が増加することになる。
又、本実施例においては、引抜き力Pと水平力Hが共に
作用する場所に本発明のテンションパイルを使用した
が、引抜き力Pのみが作用する場所に本発明のテンショ
ンパイルを使用してもよい。
【0015】又、本実施例においては、浮体構造物の固
定要領を示したが、本発明のテンションパイルを浮体構
造物3に固定する要領は、図2に示す構造に限定される
ものではなく、必要に応じて任意に設計変更し得ること
は言うまでもない。又、本発明のテンションパイルは、
浮体構造物の固定以外にも、引抜き力が作用する場所に
広く適用することができ、たとえば、斜面の安定を計る
ためめの土止めに使用することも可能である。
定要領を示したが、本発明のテンションパイルを浮体構
造物3に固定する要領は、図2に示す構造に限定される
ものではなく、必要に応じて任意に設計変更し得ること
は言うまでもない。又、本発明のテンションパイルは、
浮体構造物の固定以外にも、引抜き力が作用する場所に
広く適用することができ、たとえば、斜面の安定を計る
ためめの土止めに使用することも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明に
おいては、中空状のパイルの中空部にアンカーが配設さ
れ、そのアンカーの下端部が、パイルの下側中空部内に
打設されたコンクリート内に埋設固定されてテンション
パイルが構成されているので、このテンションパイルを
引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場所に
設置して使用すると、テンションパイルの頭部に作用す
る引抜き力は、パイルの中心部に配設させたアンカーに
より抵抗されて、パイルの下側外周に分散されるのの
で、テンションパイルの頭部に生じる応力を大幅に軽減
することができ、既製のコンクリート製のパイルをその
まま流用して、安価かつ経済的に構造物等を固定せしめ
ることができるとともに、場所打杭、拡府杭、銅管杭と
いったあらゆる杭種に利用できるので、海洋構造物や耐
震構造物等の建設に広く適用し得る、実用上きわめて有
効なテンションパイルとその使用方法を提供し得るもの
である。
おいては、中空状のパイルの中空部にアンカーが配設さ
れ、そのアンカーの下端部が、パイルの下側中空部内に
打設されたコンクリート内に埋設固定されてテンション
パイルが構成されているので、このテンションパイルを
引抜き力又は引抜き力と水平力とが共に作用する場所に
設置して使用すると、テンションパイルの頭部に作用す
る引抜き力は、パイルの中心部に配設させたアンカーに
より抵抗されて、パイルの下側外周に分散されるのの
で、テンションパイルの頭部に生じる応力を大幅に軽減
することができ、既製のコンクリート製のパイルをその
まま流用して、安価かつ経済的に構造物等を固定せしめ
ることができるとともに、場所打杭、拡府杭、銅管杭と
いったあらゆる杭種に利用できるので、海洋構造物や耐
震構造物等の建設に広く適用し得る、実用上きわめて有
効なテンションパイルとその使用方法を提供し得るもの
である。
【0017】
【図1】本発明に係わるテンションパイルを用いた浮体
構造物の固定要領の1実施例を示す側面図である。
構造物の固定要領の1実施例を示す側面図である。
【図2】図1におけるS部の断面図である。
【図3】図1にテンションパイルに作用する応力分布図
である。
である。
【図4】アンカーの下端部をパイル下側中空部内に打設
したコンクリート内に埋設したコンクリート内に埋設固
定せしめた例を示す断面図である。
したコンクリート内に埋設したコンクリート内に埋設固
定せしめた例を示す断面図である。
【図5】アンカーの下端部をボルトを介してパイルの下
端に取付けたアンカー止め金具に固定した例を示す断面
図である。
端に取付けたアンカー止め金具に固定した例を示す断面
図である。
【図6】従来のパイルを用いた浮体構造物の固定要領を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図7】図6に示すパイルに作用する応力の分布図であ
る。
る。
1 海水面 2 海底地盤 3 浮体構造物 4 パイル 5 アンカー 6 コンクリート 7 テンションパイル 8 床 9 穴 10 ナット 11 取付板 12 ボルト 13 ナット 14 ボルト 15 アンカー止め金具 F 浮力 P 引抜き力 H 水平力 ps プレストレス A パイルの断面積 Z パイルの断面係数 M 曲げモーメント σp 引張り応力 σps 圧縮応力 σM 曲げ応力 σp+M 合成応力 σp+ps+M 合成応力
Claims (6)
- 【請求項1】 中空状のパイルの中空部にアンカーを配
設し、そのアンカーの下端部を、パイルの下側中空部内
に打設したコンクリート内あるいはパイルの下端に取付
けたアンカー止め金具に固定せしめたことを特徴とする
テンションパイル。 - 【請求項2】 請求項1に記載のテンションパイルを、
引抜き力の作用する場所に設置し、その引抜き力をアン
カーにより抵抗させて、パイルの下端部から地盤内に引
抜き力を伝達分散させるようにしたことを特徴とするテ
ンションパイルの使用方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載したテンションパイル
を、引抜き力と水平力が共に作用する場所に設置し、そ
の引抜き力をアンカーにより抵抗させてパイルの頭部に
作用する水平力をパイルで抵抗させるようにしたことを
特徴とするテンションパイルの使用方法。 - 【請求項4】 あらかじめアンカーに所定のプレストレ
スを作用させておくことを特徴とする、請求項2に記載
のテンションパイルの使用方法。 - 【請求項5】 あらかじめアンカーに所定のプレストレ
スを作用させておくことを特徴とする、請求項3に記載
のテンションパイルの使用方法。 - 【請求項6】 パイルの中空部にアンカーを設置しその
アンカーの下端部をパイルの下端に固定することによ
り、アンカーに作用する引抜き力をパイルに圧縮力とし
て作用させ、パイルをアンカーとして用いることを特徴
とするテンションパイルの使用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3329644A JPH05140931A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | テンシヨンパイルとその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3329644A JPH05140931A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | テンシヨンパイルとその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05140931A true JPH05140931A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18223649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3329644A Pending JPH05140931A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | テンシヨンパイルとその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05140931A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100680286B1 (ko) * | 2006-09-05 | 2007-02-08 | 주식회사 삼풍엔지니어링건축사 사무소 | 건축물 기초말뚝구조 |
| US10309075B2 (en) | 2005-10-21 | 2019-06-04 | Loadtest, Inc. | Method and apparatus for increasing the force needed to move a pile axially |
| JP2020176458A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 黒沢建設株式会社 | 海上陸地の構築工法 |
| JP2020190098A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 株式会社竹中工務店 | 基礎構造及び基礎工法 |
| JP2021123924A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | 黒沢建設株式会社 | 海上陸地の構築方法 |
| CN114991224A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-09-02 | 北京京诚华宇建筑设计研究院有限公司 | 变刚度抗浮桩 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP3329644A patent/JPH05140931A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10309075B2 (en) | 2005-10-21 | 2019-06-04 | Loadtest, Inc. | Method and apparatus for increasing the force needed to move a pile axially |
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| JP2020176458A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 黒沢建設株式会社 | 海上陸地の構築工法 |
| JP2020190098A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 株式会社竹中工務店 | 基礎構造及び基礎工法 |
| JP2021123924A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | 黒沢建設株式会社 | 海上陸地の構築方法 |
| CN114991224A (zh) * | 2022-07-13 | 2022-09-02 | 北京京诚华宇建筑设计研究院有限公司 | 变刚度抗浮桩 |
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