JPH05141870A - 連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置 - Google Patents
連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置Info
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- JPH05141870A JPH05141870A JP30511991A JP30511991A JPH05141870A JP H05141870 A JPH05141870 A JP H05141870A JP 30511991 A JP30511991 A JP 30511991A JP 30511991 A JP30511991 A JP 30511991A JP H05141870 A JPH05141870 A JP H05141870A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 炉内の酸素濃度値を自動的に低減させ、運転
条件に応じて連続炉が安定して良好な加熱処理を行える
方法を提供することを目的とする。 【構成】 トンネル形状の連続炉11において、炉10
0内の酸素濃度を検知する炉内酸素濃度計31と、炉1
00内にイナートガスを吹き込む吹込手段310と、炉
内酸素濃度計31からの信号を入力すると共に吹込手段
310に指示信号を出力するコントロールユニット34
と、炉100内で被処理材を熱処理する加熱処理手段3
30とを備え、コントロールユニット34は、予め設定
された上限酸素濃度定数値であることを判断する酸素濃
度判定手段351と、予め設定された運転時間定数及び
ガス流量定数を基に吹込手段310を作動させ、炉10
0内へのイナートガス供給量を制御するガス供給制御手
段352とを有し、炉内を設定された上限酸素濃度値以
下に保持する連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置とし
た。
条件に応じて連続炉が安定して良好な加熱処理を行える
方法を提供することを目的とする。 【構成】 トンネル形状の連続炉11において、炉10
0内の酸素濃度を検知する炉内酸素濃度計31と、炉1
00内にイナートガスを吹き込む吹込手段310と、炉
内酸素濃度計31からの信号を入力すると共に吹込手段
310に指示信号を出力するコントロールユニット34
と、炉100内で被処理材を熱処理する加熱処理手段3
30とを備え、コントロールユニット34は、予め設定
された上限酸素濃度定数値であることを判断する酸素濃
度判定手段351と、予め設定された運転時間定数及び
ガス流量定数を基に吹込手段310を作動させ、炉10
0内へのイナートガス供給量を制御するガス供給制御手
段352とを有し、炉内を設定された上限酸素濃度値以
下に保持する連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置とし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱処理手段を有する連
続炉に係り、特に炉内の酸素濃度値を自動的に制御する
装置に関する。
続炉に係り、特に炉内の酸素濃度値を自動的に制御する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品等の加熱処理工程を行う
手段として、加熱処理手段を有するトンネル形状の加熱
室内に、ベルトコンベヤ等の搬送装置を備え、加熱室の
一端部側から他端部側へ被処理材を順次搬送し、熱処理
を行う連続炉が知られている。
手段として、加熱処理手段を有するトンネル形状の加熱
室内に、ベルトコンベヤ等の搬送装置を備え、加熱室の
一端部側から他端部側へ被処理材を順次搬送し、熱処理
を行う連続炉が知られている。
【0003】また、このような連続炉の入口部と出口部
にシャッターを形成し、電子部品等の被処理材を、連続
炉内に搬入するときと連続炉11外へ搬出するときにの
み前記シャッターを開放し、外気中の酸素が炉内に漏入
しないようにする連続炉が考えられる。さらに、連続炉
の入口部と出口部にガスカーテンを形成し、酸素を炉内
に漏入させない連続炉が考えられる。
にシャッターを形成し、電子部品等の被処理材を、連続
炉内に搬入するときと連続炉11外へ搬出するときにの
み前記シャッターを開放し、外気中の酸素が炉内に漏入
しないようにする連続炉が考えられる。さらに、連続炉
の入口部と出口部にガスカーテンを形成し、酸素を炉内
に漏入させない連続炉が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の連続炉では、被処理材の炉内への入口である一端部
と、出口である他端部が常時開口された構造となってい
るため、この開口された両端部から外気が漏入すること
により炉内の酸素濃度が上昇するため、連続炉の運転管
理が非常に困難なものとなってしまう。
来の連続炉では、被処理材の炉内への入口である一端部
と、出口である他端部が常時開口された構造となってい
るため、この開口された両端部から外気が漏入すること
により炉内の酸素濃度が上昇するため、連続炉の運転管
理が非常に困難なものとなってしまう。
【0005】また、入口部と出口部にシャッターを形成
した連続炉では、被処理材の搬入及び搬出時にはシャッ
ターを開放するため、このシャッターの開放時に連続路
内に外気が流入してしまう。
した連続炉では、被処理材の搬入及び搬出時にはシャッ
ターを開放するため、このシャッターの開放時に連続路
内に外気が流入してしまう。
【0006】さらに、入口部と出口部にガスカーテンを
形成した連続炉では、完全に炉内への外気の漏入を防止
することができるものではなく、被処理材に不良品が発
生する虞れがある。
形成した連続炉では、完全に炉内への外気の漏入を防止
することができるものではなく、被処理材に不良品が発
生する虞れがある。
【0007】本発明は前記事項に鑑みなされたものであ
り、炉内の酸素濃度値を自動的に低減させ、安定して良
好な加熱処理を行える連続炉装置を提供することを目的
とする。
り、炉内の酸素濃度値を自動的に低減させ、安定して良
好な加熱処理を行える連続炉装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置は、
トンネル形状に形成され、トンネルに沿って搬送コンベ
ヤ38を敷設した連続炉11において、炉100内の酸
素濃度を検知する炉内酸素濃度計31と、炉100内に
イナートガスを吹き込む吹込手段310と、前記炉内酸
素濃度計31からの信号を入力すると共に前記吹込手段
310に指示信号を出力するコントロールユニット34
と、炉100内で被処理材を熱処理する加熱処理手段3
30とを備えた構造とした。
め、本発明の連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置は、
トンネル形状に形成され、トンネルに沿って搬送コンベ
ヤ38を敷設した連続炉11において、炉100内の酸
素濃度を検知する炉内酸素濃度計31と、炉100内に
イナートガスを吹き込む吹込手段310と、前記炉内酸
素濃度計31からの信号を入力すると共に前記吹込手段
310に指示信号を出力するコントロールユニット34
と、炉100内で被処理材を熱処理する加熱処理手段3
30とを備えた構造とした。
【0009】ここで、前記コントロールユニット34
は、前記炉内酸素濃度計31からの信号を受け、その信
号から炉内酸素濃度が予め設定された上限酸素濃度定数
値であることを判断する酸素濃度判定手段351と、予
め設定された運転時間定数及びガス流量定数を基に前記
吹込手段310を作動させ炉100内へのイナートガス
供給量を制御するガス供給制御手段352とを有する。
は、前記炉内酸素濃度計31からの信号を受け、その信
号から炉内酸素濃度が予め設定された上限酸素濃度定数
値であることを判断する酸素濃度判定手段351と、予
め設定された運転時間定数及びガス流量定数を基に前記
吹込手段310を作動させ炉100内へのイナートガス
供給量を制御するガス供給制御手段352とを有する。
【0010】そして、前記酸素濃度判定手段351によ
り、炉内酸素濃度が前記上限酸素濃度に達したと判断し
たとき、前記ガス供給制御手段352により、イナート
ガスの供給量を制御し、好ましくは、供給すべきガス流
量を段階的に増量し、炉100内のイナートガス値を上
昇させ、炉100内を設定された上限酸素濃度値以下に
保持する。
り、炉内酸素濃度が前記上限酸素濃度に達したと判断し
たとき、前記ガス供給制御手段352により、イナート
ガスの供給量を制御し、好ましくは、供給すべきガス流
量を段階的に増量し、炉100内のイナートガス値を上
昇させ、炉100内を設定された上限酸素濃度値以下に
保持する。
【0011】本発明においては、前記炉100内の複数
箇所から炉内雰囲気を採取する採取管131が複数設け
られ、各採取管131は切換弁36を介して選択的に前
記炉内酸素濃度計31に接続する手段を採用したり、ま
た、炉100内を複数のゾーンに分割した連続炉内残存
酸素量の低濃度保持装置としてもよい。
箇所から炉内雰囲気を採取する採取管131が複数設け
られ、各採取管131は切換弁36を介して選択的に前
記炉内酸素濃度計31に接続する手段を採用したり、ま
た、炉100内を複数のゾーンに分割した連続炉内残存
酸素量の低濃度保持装置としてもよい。
【0012】また、コントロールユニット34に設定さ
れる上限酸素濃度定数と吹込手段310の運転時間定数
は、何れの定数も被処理材の種類や加熱処理工程の態様
等による連続炉11の運転条件に応じて変更され、この
ような種々の運転条件に対して、それぞれ適切なイナー
トガスの供給が行える連続炉内残存酸素量の低濃度保持
装置としてもよい。
れる上限酸素濃度定数と吹込手段310の運転時間定数
は、何れの定数も被処理材の種類や加熱処理工程の態様
等による連続炉11の運転条件に応じて変更され、この
ような種々の運転条件に対して、それぞれ適切なイナー
トガスの供給が行える連続炉内残存酸素量の低濃度保持
装置としてもよい。
【0013】
【作用】炉100内の酸素濃度を検知する炉内酸素濃度
計31は、コントロールユニット34からの指示により
作動される切換弁36を介して、炉100内の複数箇所
から採取管131を経て採取した雰囲気の酸素濃度を測
定し、この酸素濃度情報をコントロールユニット34に
出力する。そして、コントロールユニット34は、酸素
濃度判定手段351により炉100内が予め設定された
上限酸素濃度値となっていることを判断すると、コント
ロールユニット34内に予め設定されたガス運転時間定
数とガス流量定数を読みだし、ガス供給制御手段352
は、これらの定数に基づき、炉100内にイナートガス
を供給する吹込手段310を作動させる。
計31は、コントロールユニット34からの指示により
作動される切換弁36を介して、炉100内の複数箇所
から採取管131を経て採取した雰囲気の酸素濃度を測
定し、この酸素濃度情報をコントロールユニット34に
出力する。そして、コントロールユニット34は、酸素
濃度判定手段351により炉100内が予め設定された
上限酸素濃度値となっていることを判断すると、コント
ロールユニット34内に予め設定されたガス運転時間定
数とガス流量定数を読みだし、ガス供給制御手段352
は、これらの定数に基づき、炉100内にイナートガス
を供給する吹込手段310を作動させる。
【0014】この制御により、例えば、通常運転である
一定量のイナートガスを炉100内に供給する運転か
ら、一定時間毎にイナートガスの供給量を段階的に増量
する運転に移行し、炉100内のイナートガス値を上昇
させる。そして、イナートガスの増量運転が終了した後
は、再び前記通常運転に復帰する。
一定量のイナートガスを炉100内に供給する運転か
ら、一定時間毎にイナートガスの供給量を段階的に増量
する運転に移行し、炉100内のイナートガス値を上昇
させる。そして、イナートガスの増量運転が終了した後
は、再び前記通常運転に復帰する。
【0015】そして、コントロールユニット34に予め
記憶させる上限酸素濃度定数と吹込手段の運転時間定数
は何れもパラメーター可変としてあるため、被処理材で
ある電子部品等の種類や加熱処理工程の態様を基に決定
される連続炉11の運転条件に応じて、吹込手段310
の開始条件や運転時間等の作動条件を変更させ、炉10
0内のイナートガスを適正に増量させる。
記憶させる上限酸素濃度定数と吹込手段の運転時間定数
は何れもパラメーター可変としてあるため、被処理材で
ある電子部品等の種類や加熱処理工程の態様を基に決定
される連続炉11の運転条件に応じて、吹込手段310
の開始条件や運転時間等の作動条件を変更させ、炉10
0内のイナートガスを適正に増量させる。
【0016】また、連続炉11の運転中、複数のゾーン
に分割されている炉100内は、加熱源である複数のヒ
ータを適宜制御することにより、最適な炉内温度分布を
得る。
に分割されている炉100内は、加熱源である複数のヒ
ータを適宜制御することにより、最適な炉内温度分布を
得る。
【0017】このように最適な温度分布に保持される炉
100内を、搬送コンベヤ38に載置された被処理材
は、徐々に入口部22側から出口部23側へ搬送されな
がら熱処理される。
100内を、搬送コンベヤ38に載置された被処理材
は、徐々に入口部22側から出口部23側へ搬送されな
がら熱処理される。
【0018】以上のように、コントロールユニット34
が吹込手段310を作動させ、炉100内のイナートガ
スを増量させることにより、炉内雰囲気の酸素濃度値を
自動的に低減させ、被処理材を良好な状態で熱処理させ
る。
が吹込手段310を作動させ、炉100内のイナートガ
スを増量させることにより、炉内雰囲気の酸素濃度値を
自動的に低減させ、被処理材を良好な状態で熱処理させ
る。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図3に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例を示す炉内残存酸素
濃度の自動低減装置を用いた連続炉11の構成図であ
る。
説明する。図1は本発明の一実施例を示す炉内残存酸素
濃度の自動低減装置を用いた連続炉11の構成図であ
る。
【0020】本実施例の連続炉11は、トンネル形状を
した炉100と、炉100内を加熱する加熱処理手段3
30と、被処理材を処理工程に沿って移動させる搬送コ
ンベヤ38と、炉100内の酸素濃度を検出する検出手
段341と、炉100内にイナートガスである窒素ガス
を供給する吹込手段310と、この吹込手段310を作
動させるコントロールユニット34とを備えている。
した炉100と、炉100内を加熱する加熱処理手段3
30と、被処理材を処理工程に沿って移動させる搬送コ
ンベヤ38と、炉100内の酸素濃度を検出する検出手
段341と、炉100内にイナートガスである窒素ガス
を供給する吹込手段310と、この吹込手段310を作
動させるコントロールユニット34とを備えている。
【0021】炉100内には流気ファンが備えられ、炉
100の各ゾーンの温度分布の均一化を図っている。そ
して、炉100の一端部側には炉100外と連通して被
処理材を連続炉11内に搬入する入口部22が形成さ
れ、他端部側には同様に炉100外と連通して被処理材
を連続炉11外に搬出する出口部23が形成されてい
る。
100の各ゾーンの温度分布の均一化を図っている。そ
して、炉100の一端部側には炉100外と連通して被
処理材を連続炉11内に搬入する入口部22が形成さ
れ、他端部側には同様に炉100外と連通して被処理材
を連続炉11外に搬出する出口部23が形成されてい
る。
【0022】加熱処理手段330は、熱発生源であるヒ
ータとこのヒータを制御する調節装置とを備えている。
被処理材を処理工程に沿って移動させる搬送コンベヤ3
8は、連続炉11の前記入口部22から前記出口部23
に亘って据え付けられている。
ータとこのヒータを制御する調節装置とを備えている。
被処理材を処理工程に沿って移動させる搬送コンベヤ3
8は、連続炉11の前記入口部22から前記出口部23
に亘って据え付けられている。
【0023】そして、図2は被処理材が搬送手段38に
よって炉100内を入口部22側から出口部23側へ移
動する時間tn 毎の、被処理材が位置するゾーンにおけ
る炉内温度を示す図である。すなわち、炉100の両端
部側は、その他の中央部に比して低温に保持された状態
となっている。
よって炉100内を入口部22側から出口部23側へ移
動する時間tn 毎の、被処理材が位置するゾーンにおけ
る炉内温度を示す図である。すなわち、炉100の両端
部側は、その他の中央部に比して低温に保持された状態
となっている。
【0024】酸素濃度を検出する検出手段341は、図
1に示すように、炉100内の複数箇所から炉内雰囲気
を採取し、この複数箇所の雰囲気を複数の採取管131
を経てマニホールドアクチュエータ36において集合さ
せる。このマニホールドアクチュエータ36は、採取管
131を開閉する常閉の切換弁を、採取管131と同数
備えている。
1に示すように、炉100内の複数箇所から炉内雰囲気
を採取し、この複数箇所の雰囲気を複数の採取管131
を経てマニホールドアクチュエータ36において集合さ
せる。このマニホールドアクチュエータ36は、採取管
131を開閉する常閉の切換弁を、採取管131と同数
備えている。
【0025】そして、コントロールユニット34からの
指令により、マニホールドアクチュエー36の各切換弁
は適宜作動し、前記炉100内の複数箇所から採取した
雰囲気を採取管132を介して炉内酸素濃度計31へ送
り込み、この炉内酸素濃度計31は炉100内の酸素濃
度値を検出し、コントロールユニット34に信号を出力
するようになっている。
指令により、マニホールドアクチュエー36の各切換弁
は適宜作動し、前記炉100内の複数箇所から採取した
雰囲気を採取管132を介して炉内酸素濃度計31へ送
り込み、この炉内酸素濃度計31は炉100内の酸素濃
度値を検出し、コントロールユニット34に信号を出力
するようになっている。
【0026】炉100内に窒素ガスを供給する吹込手段
310は、窒素ガスを供給するための管路と、この管路
に介在し窒素ガスの流量を調節する弁装置とを備えてい
る。窒素ガスを供給する管路は、2系統に分かれて炉1
00と接続されている。
310は、窒素ガスを供給するための管路と、この管路
に介在し窒素ガスの流量を調節する弁装置とを備えてい
る。窒素ガスを供給する管路は、2系統に分かれて炉1
00と接続されている。
【0027】すなわち、第1の系統は連続炉11の通常
運転時に窒素ガスを炉内に供給するためのランニング系
であり、第2の系統は連続炉11内の窒素ガスを増量す
るためのパージ系である。
運転時に窒素ガスを炉内に供給するためのランニング系
であり、第2の系統は連続炉11内の窒素ガスを増量す
るためのパージ系である。
【0028】また、コントロールユニット34は、メモ
リを備えたコンピューターを有しており、炉100内の
酸素濃度を検出する前記検出手段341からの情報によ
り、炉内の酸素濃度が予め設定された上限酸素濃度であ
ることを判断する酸素濃度判定手段351と、炉100
内に窒素ガスを供給する前記吹込手段310を作動させ
て、炉内にイナートガスを供給するガス供給制御手段3
52とを備えている。
リを備えたコンピューターを有しており、炉100内の
酸素濃度を検出する前記検出手段341からの情報によ
り、炉内の酸素濃度が予め設定された上限酸素濃度であ
ることを判断する酸素濃度判定手段351と、炉100
内に窒素ガスを供給する前記吹込手段310を作動させ
て、炉内にイナートガスを供給するガス供給制御手段3
52とを備えている。
【0029】本実施例の動作について説明する。まず、
連続炉11の運転開始時の動作を説明する。連続炉11
の運転開始時、初期段階においては、炉100内の酸素
濃度が高いため、前記ガス管路の第2の系統であるパー
ジ系の制御弁を各々作動させ、炉100内の窒素ガスの
急速な増量運転を行う(例えば、1時間あたり12m3
のガス供給量とする)。
連続炉11の運転開始時の動作を説明する。連続炉11
の運転開始時、初期段階においては、炉100内の酸素
濃度が高いため、前記ガス管路の第2の系統であるパー
ジ系の制御弁を各々作動させ、炉100内の窒素ガスの
急速な増量運転を行う(例えば、1時間あたり12m3
のガス供給量とする)。
【0030】次に、連続炉11の通常運転の動作を説明
する。通常運転時、炉100内の酸素濃度を上昇させな
いために、前記ガス管路の第1の系統であるランニング
系の制御弁を各々作動させ、炉100内に一定量の窒素
ガスを吹き込む運転をする(例えば1時間あたり3m3
のガス供給量とする)。
する。通常運転時、炉100内の酸素濃度を上昇させな
いために、前記ガス管路の第1の系統であるランニング
系の制御弁を各々作動させ、炉100内に一定量の窒素
ガスを吹き込む運転をする(例えば1時間あたり3m3
のガス供給量とする)。
【0031】次に、通常運転中に炉100内の酸素濃度
が予め設定した上限酸素濃度値に達した場合の動作を説
明する。通常運転中、炉内酸素濃度計31が炉100内
の上限酸素濃度値を検出すると、コントロールユニット
34に出力された情報により、コントロールユニット3
4の酸素濃度判定手段351は予め設定された上限酸素
濃度値であることを判断し、ガス供給制御手段352は
前記ガス管路の第2の系統(パージ系)の制御弁を各々
シーケンス制御により作動させ、各段階に応じた吹込手
段310の運転時間定数とガス流量定数に基づき、炉1
00内への窒素ガス供給量を段階的に増量させる。
が予め設定した上限酸素濃度値に達した場合の動作を説
明する。通常運転中、炉内酸素濃度計31が炉100内
の上限酸素濃度値を検出すると、コントロールユニット
34に出力された情報により、コントロールユニット3
4の酸素濃度判定手段351は予め設定された上限酸素
濃度値であることを判断し、ガス供給制御手段352は
前記ガス管路の第2の系統(パージ系)の制御弁を各々
シーケンス制御により作動させ、各段階に応じた吹込手
段310の運転時間定数とガス流量定数に基づき、炉1
00内への窒素ガス供給量を段階的に増量させる。
【0032】すなわち、一定時間パージ系の窒素ガス吹
込手段310を一定のガス流量で作動させた後、さらに
一定時間パージ系の窒素ガス吹込手段310をさらに多
量のガス流量で作動させる。例えば、通常運転中はラン
ニング系のガス吹込手段310により1時間あたり3m
3 であった窒素ガスの供給量を、上限酸素濃度値を検出
した場合は、パージ系のガス吹込手段310により、第
1段階として1時間あたり6m3 のガス供給量とし、第
2段階として1時間あたり9m3 のガス供給量とする。
込手段310を一定のガス流量で作動させた後、さらに
一定時間パージ系の窒素ガス吹込手段310をさらに多
量のガス流量で作動させる。例えば、通常運転中はラン
ニング系のガス吹込手段310により1時間あたり3m
3 であった窒素ガスの供給量を、上限酸素濃度値を検出
した場合は、パージ系のガス吹込手段310により、第
1段階として1時間あたり6m3 のガス供給量とし、第
2段階として1時間あたり9m3 のガス供給量とする。
【0033】また、コントロールユニット34のシーケ
ンス制御によるガス供給は、上限酸素濃度定数及びパー
ジ系ガス吹込手段310の運転時間定数を、各々連続炉
11の運転条件に応じて変更させるパラメータ可変と
し、被処理材の種類等による連続炉11の運転条件に応
じた適正な窒素ガスの供給が行えるように作動する。
ンス制御によるガス供給は、上限酸素濃度定数及びパー
ジ系ガス吹込手段310の運転時間定数を、各々連続炉
11の運転条件に応じて変更させるパラメータ可変と
し、被処理材の種類等による連続炉11の運転条件に応
じた適正な窒素ガスの供給が行えるように作動する。
【0034】そして、これらの連続炉11の通常及びガ
ス増量運転中、電子部品等の被処理材は搬送コンベヤ3
8により炉100内の入口部22側から出口部23側へ
徐々に搬送され、被処理材は炉100内の各ゾーンの温
度分布に基づき熱処理される。
ス増量運転中、電子部品等の被処理材は搬送コンベヤ3
8により炉100内の入口部22側から出口部23側へ
徐々に搬送され、被処理材は炉100内の各ゾーンの温
度分布に基づき熱処理される。
【0035】次に、図3に基づきコントロール34にお
ける処理フローを説明する。連続炉11の通常運転時、
マニホールドアクチュエータ36の切換弁を作動させ、
炉100内の複数箇所からの雰囲気を炉内酸素濃度計3
1に取入れ、炉内酸素濃度計31から酸素濃度情報が入
力され、炉100内の酸素濃度値qを算出する(20
1,202)。そして、予め記憶された上限酸素濃度定
数Q1を読みだし、実際の炉内酸素濃度値qが上限酸素
濃度定数Q1 以上であるか否かを酸素濃度判定手段35
1が判断する(203)。炉内酸素濃度値qが上限酸素
濃度定数Q1 より低い値の場合は通常運転を続行し、酸
素濃度値qが上限酸素濃度定数Q 1 以上の値の場合は炉
100内の窒素ガスを増量させるガス増量運転の第1段
階の指示信号を出力する(204)。ここで、パージ系
の各制御弁はガス供給制御手段352からの指示によ
り、ガス増量運転第1段階のガス流量(例えば1時間あ
たり6m3 )となるようにガスの供給を制御する。
ける処理フローを説明する。連続炉11の通常運転時、
マニホールドアクチュエータ36の切換弁を作動させ、
炉100内の複数箇所からの雰囲気を炉内酸素濃度計3
1に取入れ、炉内酸素濃度計31から酸素濃度情報が入
力され、炉100内の酸素濃度値qを算出する(20
1,202)。そして、予め記憶された上限酸素濃度定
数Q1を読みだし、実際の炉内酸素濃度値qが上限酸素
濃度定数Q1 以上であるか否かを酸素濃度判定手段35
1が判断する(203)。炉内酸素濃度値qが上限酸素
濃度定数Q1 より低い値の場合は通常運転を続行し、酸
素濃度値qが上限酸素濃度定数Q 1 以上の値の場合は炉
100内の窒素ガスを増量させるガス増量運転の第1段
階の指示信号を出力する(204)。ここで、パージ系
の各制御弁はガス供給制御手段352からの指示によ
り、ガス増量運転第1段階のガス流量(例えば1時間あ
たり6m3 )となるようにガスの供給を制御する。
【0036】そして、ガス増量運転の第1段階を開始し
てから経過した時間t1 が、ガス増量運転の第1段階に
おける時間定数T1 に達したか否かを判断する(20
5)。時間t1 が時間定数T1に達していない場合は、
ガス増量運転の第1段階を継続し(204)、時間t1
が時間定数T1 と等しくなったときは、ガス増量運転の
第2段階の指示信号を出力する。ここで、パージ系の各
制御弁はガス供給制御手段352からの指示により、ガ
ス増量運転第2段階のガス流量(例えば1時間あたり9
m3 )となるようにガスの供給を制御する。
てから経過した時間t1 が、ガス増量運転の第1段階に
おける時間定数T1 に達したか否かを判断する(20
5)。時間t1 が時間定数T1に達していない場合は、
ガス増量運転の第1段階を継続し(204)、時間t1
が時間定数T1 と等しくなったときは、ガス増量運転の
第2段階の指示信号を出力する。ここで、パージ系の各
制御弁はガス供給制御手段352からの指示により、ガ
ス増量運転第2段階のガス流量(例えば1時間あたり9
m3 )となるようにガスの供給を制御する。
【0037】次に、ガス増量運転の第2段階を開始して
から経過した時間t2 が、ガス増量運転の第2段階にお
ける時間定数T2 に達したか否かを判断する(20
7)。時間t2 が時間定数T2 に達していない場合は、
ガス増量運転の第2段階を継続し(206)、時間t2
が時間定数T2 と等しくなったときは、通常運転の指示
信号を出力し、ガス吹込手段310は通常運転に復帰す
る(208)。
から経過した時間t2 が、ガス増量運転の第2段階にお
ける時間定数T2 に達したか否かを判断する(20
7)。時間t2 が時間定数T2 に達していない場合は、
ガス増量運転の第2段階を継続し(206)、時間t2
が時間定数T2 と等しくなったときは、通常運転の指示
信号を出力し、ガス吹込手段310は通常運転に復帰す
る(208)。
【0038】前記炉内酸素濃度値qは、炉内酸素濃度計
31で演算し、コントロールユニット34に出力して得
てもよい。以上のように本実施例の連続炉内残存酸素量
の低濃度保持装置では、炉100内が設定された上限酸
素濃度となると、コントロールユニット34が吹込手段
310の各制御弁にシーケンス制御による指示信号を出
力し、炉100内への窒素ガス供給量を段階的に増量さ
せ、炉100内の酸素濃度値を自動的に低減させられ
る。
31で演算し、コントロールユニット34に出力して得
てもよい。以上のように本実施例の連続炉内残存酸素量
の低濃度保持装置では、炉100内が設定された上限酸
素濃度となると、コントロールユニット34が吹込手段
310の各制御弁にシーケンス制御による指示信号を出
力し、炉100内への窒素ガス供給量を段階的に増量さ
せ、炉100内の酸素濃度値を自動的に低減させられ
る。
【0039】また、上限酸素濃度定数と吹込手段310
の運転時間定数がパラメーター可変としてあるため、被
処理材の種類や加熱処理工程の条件に応じて、上限酸素
濃度定数と運転時間定数が適宜変更され適切な窒素ガス
の供給が行え、炉100内を良好な酸素濃度とすること
ができる。
の運転時間定数がパラメーター可変としてあるため、被
処理材の種類や加熱処理工程の条件に応じて、上限酸素
濃度定数と運転時間定数が適宜変更され適切な窒素ガス
の供給が行え、炉100内を良好な酸素濃度とすること
ができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の連続炉残存酸素量の低濃度保持
装置は、炉内の雰囲気が上限酸素濃度となった場合、連
続炉の運転条件に応じて自動的に炉内の酸素濃度を低減
させられ、連続炉が安定して良好な加熱処理を行うこと
ができる。
装置は、炉内の雰囲気が上限酸素濃度となった場合、連
続炉の運転条件に応じて自動的に炉内の酸素濃度を低減
させられ、連続炉が安定して良好な加熱処理を行うこと
ができる。
【図1】本発明の一実施例である連続炉残存酸素量の低
濃度保持方法を施した連続炉の構成図。
濃度保持方法を施した連続炉の構成図。
【図2】実施例の炉内温度分布を示す図
【図3】実施例のコントロールユニットにおける処理フ
ローを示す図。
ローを示す図。
11・・連続炉 22・・入口部 23・・出口部 31・・炉内酸素濃度計 34・・コントロールユニット 36・・マニホールドアクチュエータ 38・・搬送コンベヤ 100・・炉 131・・採取管 132・・採取管 310・・吹込手段 330・・加熱処理手段 341・・検出手段 351・・酸素濃度判定手段 352・・ガス供給制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 トンネル形状に形成され、トンネルに沿
って搬送コンベヤを敷設した連続炉において、 炉内の酸素濃度を検知する炉内酸素濃度計と、炉内にイ
ナートガスを吹き込む吹込手段と、前記炉内酸素濃度計
からの信号を入力すると共に前記吹込手段に指示信号を
出力するコントロールユニットと、炉内で被処理材を熱
処理する加熱処理手段とを備え、 前記コントロールユニットは、前記炉内酸素濃度計から
の信号を受け、その信号から炉内酸素濃度が予め設定さ
れた上限酸素濃度定数値であることを判断する酸素濃度
判定手段と、 予め設定された運転時間定数及びガス流量定数を基に前
記吹込手段を作動させ、炉内へのイナートガス供給量を
制御するガス供給制御手段とを有し、 前記酸素濃度判定手段により、炉内酸素濃度が前記上限
酸素濃度に達したと判断したとき、前記ガス供給制御手
段により、炉内にイナートガスを供給し、炉内を設定さ
れた上限酸素濃度値以下に保持することを特徴とする連
続炉内残存酸素量の低濃度保持装置。 - 【請求項2】 炉内の複数箇所から炉内雰囲気を採取す
る採取管が複数設けられ、各採取管は切換弁を介して選
択的に前記炉内酸素濃度計に接続されていることを特徴
とする前記請求項1記載の連続炉内残存酸素量の低濃度
保持装置。 - 【請求項3】 コントロールユニットに設定される上限
酸素濃度定数と吹込手段の運転時間定数は、何れの定数
も連続炉の運転条件に応じて変更されることを特徴とす
る前記請求項1及び請求項2記載の連続炉内残存酸素量
の低濃度保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30511991A JPH05141870A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30511991A JPH05141870A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05141870A true JPH05141870A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17941333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30511991A Pending JPH05141870A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 連続炉内残存酸素量の低濃度保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05141870A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016001064A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 日本碍子株式会社 | 熱処理炉 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP30511991A patent/JPH05141870A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016001064A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 日本碍子株式会社 | 熱処理炉 |
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