JPH05143187A - 半導体集積回路及びデータ処理プロセツサ - Google Patents
半導体集積回路及びデータ処理プロセツサInfo
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- JPH05143187A JPH05143187A JP4072096A JP7209692A JPH05143187A JP H05143187 A JPH05143187 A JP H05143187A JP 4072096 A JP4072096 A JP 4072096A JP 7209692 A JP7209692 A JP 7209692A JP H05143187 A JPH05143187 A JP H05143187A
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- arithmetic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的はディジタル・アナログ混載型
の半導体集積回路におけるディジタル雑音によるアナロ
グ特性の劣化を防止することにある。 【構成】 アナログ回路2とディジタル回路3を含むデ
ィジタル・アナログ混載LSIにおいて、アナログ回路
2は、それが処理すべき情報をスイッチ4の動作タイミ
ングに従ってキャパシタ5にサンプリングする回路を含
む。このとき、前記スイッチ4の開くタイミング即ち、
クロック信号aの立ち下がりタイミングを含む所定期間
Tに、ディジタル回路3の動作基準クロック信号bの変
化を停止させるように当該動作基準クロック信号を形成
するためのクロック信号発生手段6を設け、これによ
り、ディジタルノイズが半導体基板1の接合容量を通じ
てアナログ回路2のアナログ特性を劣化させる事態を防
止する。
の半導体集積回路におけるディジタル雑音によるアナロ
グ特性の劣化を防止することにある。 【構成】 アナログ回路2とディジタル回路3を含むデ
ィジタル・アナログ混載LSIにおいて、アナログ回路
2は、それが処理すべき情報をスイッチ4の動作タイミ
ングに従ってキャパシタ5にサンプリングする回路を含
む。このとき、前記スイッチ4の開くタイミング即ち、
クロック信号aの立ち下がりタイミングを含む所定期間
Tに、ディジタル回路3の動作基準クロック信号bの変
化を停止させるように当該動作基準クロック信号を形成
するためのクロック信号発生手段6を設け、これによ
り、ディジタルノイズが半導体基板1の接合容量を通じ
てアナログ回路2のアナログ特性を劣化させる事態を防
止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル回路とアナ
ログ回路を同一半導体基板に形成したディジタル・アナ
ログ混載型の半導体集積回路、さらにはこの半導体集積
回路のディジタル回路として採用可能なデータ処理プロ
セッサに関し、例えば、コーデック、モデム、エコーキ
ャンセラ、移動無線、画像処理などの、通信分野若しく
は信号処理分野の装置に組み込まれるディジタル・アナ
ログ混載型の半導体集積回路に適用して有効な技術に関
するものである。
ログ回路を同一半導体基板に形成したディジタル・アナ
ログ混載型の半導体集積回路、さらにはこの半導体集積
回路のディジタル回路として採用可能なデータ処理プロ
セッサに関し、例えば、コーデック、モデム、エコーキ
ャンセラ、移動無線、画像処理などの、通信分野若しく
は信号処理分野の装置に組み込まれるディジタル・アナ
ログ混載型の半導体集積回路に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】CMOS或いはBi−CMOSプロセス
などにより1個の半導体基板にアナログ回路とディジタ
ル回路を混在させた半導体集積回路が提供されている。
例えば、フィルタリング、等化、エコーの除去、信号の
特性パラメータ抽出、画像強調などのディジタル信号処
理に適用されるディジタル信号処理プロセッサと共に、
アナログ信号を対応するディジタル信号に変換するアナ
ログ/ディジタル(A/D)変換回路やその逆を行うデ
ィジタル/アナログ(D/A)変換回路などをオン・チ
ップ化したディジタル・アナログ混載LSIが、音声認
識、モデム、ISDNなどの分野で利用されている。こ
のようなディジタル・アナログ混載LSIについて記載
された文献の例としては特開昭63−217706号が
ある。
などにより1個の半導体基板にアナログ回路とディジタ
ル回路を混在させた半導体集積回路が提供されている。
例えば、フィルタリング、等化、エコーの除去、信号の
特性パラメータ抽出、画像強調などのディジタル信号処
理に適用されるディジタル信号処理プロセッサと共に、
アナログ信号を対応するディジタル信号に変換するアナ
ログ/ディジタル(A/D)変換回路やその逆を行うデ
ィジタル/アナログ(D/A)変換回路などをオン・チ
ップ化したディジタル・アナログ混載LSIが、音声認
識、モデム、ISDNなどの分野で利用されている。こ
のようなディジタル・アナログ混載LSIについて記載
された文献の例としては特開昭63−217706号が
ある。
【0003】また、マイクロプログラム制御されるディ
ジタル信号処理プロセッサのような従来のデータ処理プ
ロセッサは、1命令ずつ制御記憶からマイクロ命令を読
出しながら順番に実行するというアーキテクチャを持っ
ている。所謂パイプライン処理をサポートするものであ
ってもそのことには変わりはない。尚、ディジタル信号
処理について記載された文献の例としてはCQ出版発
行″トランジスタ技術″Feb.1989 P.395
〜P.401がある。
ジタル信号処理プロセッサのような従来のデータ処理プ
ロセッサは、1命令ずつ制御記憶からマイクロ命令を読
出しながら順番に実行するというアーキテクチャを持っ
ている。所謂パイプライン処理をサポートするものであ
ってもそのことには変わりはない。尚、ディジタル信号
処理について記載された文献の例としてはCQ出版発
行″トランジスタ技術″Feb.1989 P.395
〜P.401がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一半
導体基板に混在されたアナログ回路とディジタル回路が
同期的に動作すると、ディジタル回路の動作によって発
生するディジタルノイズによってアナログ回路の特性が
劣化する虞のあることを本発明者は見い出した。即ち、
ディジタル回路が動作すると、その動作状態に応じて電
源ラインに比較的大きな電流が流れて電源電圧が変動し
たり、トランジスタの拡散層と半導体基板との間に形成
されるような接合容量がトランジスタの動作に応じてチ
ャージ/ディスチャージされ、これが半導体基板を通じ
てノイズを発生する。このようなノイズは半導体基板を
共有するアナログ回路にも伝達される。例えば、そのア
ナログ回路にスイッチド・キャパシタ積分回路や適当に
重み付けされた複数個のキャパシタアレイを利用したA
/D変換回路や局部D/A変換回路を含むとき、スイッ
チの動作タイミングによって行われるキャパシタへのサ
ンプリング動作時に当該キャパシタの蓄積ノードに接合
容量などを通じてディジタルノイズの影響による電位変
動が与えられると、サンプリングすべき電荷量に誤差を
生じてアナログ回路の動作精度が低下してしまうことを
見い出した。ディジタルノイズによるアナログ回路の特
性劣化はこれに限らず、ディジタルノイズによって電源
変動やレベル変動する電源ラインとのクロストークなど
によっても生ずることが考えられる。
導体基板に混在されたアナログ回路とディジタル回路が
同期的に動作すると、ディジタル回路の動作によって発
生するディジタルノイズによってアナログ回路の特性が
劣化する虞のあることを本発明者は見い出した。即ち、
ディジタル回路が動作すると、その動作状態に応じて電
源ラインに比較的大きな電流が流れて電源電圧が変動し
たり、トランジスタの拡散層と半導体基板との間に形成
されるような接合容量がトランジスタの動作に応じてチ
ャージ/ディスチャージされ、これが半導体基板を通じ
てノイズを発生する。このようなノイズは半導体基板を
共有するアナログ回路にも伝達される。例えば、そのア
ナログ回路にスイッチド・キャパシタ積分回路や適当に
重み付けされた複数個のキャパシタアレイを利用したA
/D変換回路や局部D/A変換回路を含むとき、スイッ
チの動作タイミングによって行われるキャパシタへのサ
ンプリング動作時に当該キャパシタの蓄積ノードに接合
容量などを通じてディジタルノイズの影響による電位変
動が与えられると、サンプリングすべき電荷量に誤差を
生じてアナログ回路の動作精度が低下してしまうことを
見い出した。ディジタルノイズによるアナログ回路の特
性劣化はこれに限らず、ディジタルノイズによって電源
変動やレベル変動する電源ラインとのクロストークなど
によっても生ずることが考えられる。
【0005】特に、半導体集積回路は、その製造技術の
進歩による高集積化並びに高速動作の要求から消費電力
も増大する傾向にあり、このことがディジタルノイズを
一層増大させる要因となり、また、アナログ回路にはそ
の応用分野の拡大につれて一層高精度が要求され、これ
により、ディジタル・アナログ混載LSIにおけるディ
ジタルノイズによるアナログ回路の特性劣化が大きな問
題になることが予想される。
進歩による高集積化並びに高速動作の要求から消費電力
も増大する傾向にあり、このことがディジタルノイズを
一層増大させる要因となり、また、アナログ回路にはそ
の応用分野の拡大につれて一層高精度が要求され、これ
により、ディジタル・アナログ混載LSIにおけるディ
ジタルノイズによるアナログ回路の特性劣化が大きな問
題になることが予想される。
【0006】そこで本発明者はディジタル回路とアナロ
グ回路とを時分割的に動作させてディジタルノイズがア
ナログ回路に影響を与えないようにすることを検討した
が、同一半導体基板に混在されたアナログ回路とディジ
タル回路は同期的に動作しなければならず、このときA
/D変換回路などのアナログ回路の動作速度はそれが処
理する対象系の動作速度やビット精度などの性能で決定
される場合が多く、処理系との関係においてアナログ回
路の動作速度に対する自由度は比較的低くなるため、ア
ナログ回路の動作時にディジタル回路の動作を停止させ
ることが望ましいことを本発明者は見い出した。しかし
ながら、ディジタル信号処理プロセッサのような従来の
データ処理プロセッサのように1マイクロ命令の実行に
は少なくとも1マシンサイクルを必要とするアーキテク
チャでは、アナログ回路の動作中にディジタル回路の動
作を停止させるための時間的な余裕を充分に得ることが
できず、そうかといって、ディジタル信号処理プロセッ
サの動作クロック周波数を上げようとすると、電力消費
量が増大し、交換局などからの集中的な給電やバッテリ
ー給電のように消費可能な電力配分に限りがあるような
LSIには対応させることができず、しかもディジタル
ノイズを一層増大させてしまうという新たな問題点を生
ずることを見い出した。そこで本発明者は、所定の処理
を行うためのマシンサイクル数を低減させてそのような
余裕を得ることの必要性を見い出した。
グ回路とを時分割的に動作させてディジタルノイズがア
ナログ回路に影響を与えないようにすることを検討した
が、同一半導体基板に混在されたアナログ回路とディジ
タル回路は同期的に動作しなければならず、このときA
/D変換回路などのアナログ回路の動作速度はそれが処
理する対象系の動作速度やビット精度などの性能で決定
される場合が多く、処理系との関係においてアナログ回
路の動作速度に対する自由度は比較的低くなるため、ア
ナログ回路の動作時にディジタル回路の動作を停止させ
ることが望ましいことを本発明者は見い出した。しかし
ながら、ディジタル信号処理プロセッサのような従来の
データ処理プロセッサのように1マイクロ命令の実行に
は少なくとも1マシンサイクルを必要とするアーキテク
チャでは、アナログ回路の動作中にディジタル回路の動
作を停止させるための時間的な余裕を充分に得ることが
できず、そうかといって、ディジタル信号処理プロセッ
サの動作クロック周波数を上げようとすると、電力消費
量が増大し、交換局などからの集中的な給電やバッテリ
ー給電のように消費可能な電力配分に限りがあるような
LSIには対応させることができず、しかもディジタル
ノイズを一層増大させてしまうという新たな問題点を生
ずることを見い出した。そこで本発明者は、所定の処理
を行うためのマシンサイクル数を低減させてそのような
余裕を得ることの必要性を見い出した。
【0007】本発明の目的は、ディジタル・アナログ混
載型の半導体集積回路におけるディジタル雑音によるア
ナログ特性の劣化を防止することにある。また、ディジ
タルノイズによるアナログ特性の劣化防止のために、ア
ナログ回路の動作時にディジタル回路の動作を停止させ
るための時間的な余裕を所定の処理のマシンサイクル数
低減によって実現することを更に別の目的とする。ま
た、本発明のその他の目的はデータ処理プロセッサにお
いて所定の処理を行うために必要なマシンサイクル数を
低減することにある。
載型の半導体集積回路におけるディジタル雑音によるア
ナログ特性の劣化を防止することにある。また、ディジ
タルノイズによるアナログ特性の劣化防止のために、ア
ナログ回路の動作時にディジタル回路の動作を停止させ
るための時間的な余裕を所定の処理のマシンサイクル数
低減によって実現することを更に別の目的とする。ま
た、本発明のその他の目的はデータ処理プロセッサにお
いて所定の処理を行うために必要なマシンサイクル数を
低減することにある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、1個の半導体基板にアナログ回
路とディジタル回路が混載された半導体集積回路におい
て、前記アナログ回路の所定動作時にディジタル回路の
動作を停止させるためのタイミングを発生する手段を設
ける。
路とディジタル回路が混載された半導体集積回路におい
て、前記アナログ回路の所定動作時にディジタル回路の
動作を停止させるためのタイミングを発生する手段を設
ける。
【0011】例えば、スイッチド・キャパシタ積分回路
やキャパシタアレイを利用したA/D変換回路や局部D
/A変換回路などのように、前記アナログ回路が処理す
べき情報をスイッチの動作タイミングに従ってキャパシ
タにサンプリングする回路を含むとき、そのサンプリン
グ動作を含む所定の期間だけディジタル回路の動作を停
止させる。
やキャパシタアレイを利用したA/D変換回路や局部D
/A変換回路などのように、前記アナログ回路が処理す
べき情報をスイッチの動作タイミングに従ってキャパシ
タにサンプリングする回路を含むとき、そのサンプリン
グ動作を含む所定の期間だけディジタル回路の動作を停
止させる。
【0012】そのようなタイミングを発生させる手段と
しては、前記サンプリングスイッチを制御するクロック
信号の変化タイミングを含む所定の期間に、ディジタル
回路の動作基準クロック信号の変化を停止させるように
当該動作基準クロック信号を形成するためのクロック信
号発生手段を採用することができる。
しては、前記サンプリングスイッチを制御するクロック
信号の変化タイミングを含む所定の期間に、ディジタル
回路の動作基準クロック信号の変化を停止させるように
当該動作基準クロック信号を形成するためのクロック信
号発生手段を採用することができる。
【0013】アナログ回路の動作時にディジタル回路の
動作を停止させる場合、アナログ回路の動作速度はそれ
が処理する対象系の動作速度やビット精度などとの関係
によって一義的に若しくはさ程自由度無く決定される性
質上、アナログ回路の動作中にディジタル回路の動作を
停止させることができる時間的な余裕は、ディジタル回
路の処理能力向上若しくは一連の処理に対するマシンサ
イクル数低減によって得ることが望ましく、そのために
は、ディジタル・シグナル・プロセッサのような前記デ
ィジタル回路において、その演算命令の実行に並行して
非演算命令を実行させる命令制御手段を採用するとよ
い。例えば、前記演算命令とは、乗算器、演算器を用い
て所定データの演算を行うための命令である。また前記
非演算命令とは乗算器、演算器を用いて所定データの演
算を行う命令とは異なり、そのディジタル回路の動作手
順がディジタル回路を搭載する半導体集積回路の内外に
おける処理の遷移状態に基づいて決定されるような場
合、その遷移状態の検出や設定の為の命令である。
動作を停止させる場合、アナログ回路の動作速度はそれ
が処理する対象系の動作速度やビット精度などとの関係
によって一義的に若しくはさ程自由度無く決定される性
質上、アナログ回路の動作中にディジタル回路の動作を
停止させることができる時間的な余裕は、ディジタル回
路の処理能力向上若しくは一連の処理に対するマシンサ
イクル数低減によって得ることが望ましく、そのために
は、ディジタル・シグナル・プロセッサのような前記デ
ィジタル回路において、その演算命令の実行に並行して
非演算命令を実行させる命令制御手段を採用するとよ
い。例えば、前記演算命令とは、乗算器、演算器を用い
て所定データの演算を行うための命令である。また前記
非演算命令とは乗算器、演算器を用いて所定データの演
算を行う命令とは異なり、そのディジタル回路の動作手
順がディジタル回路を搭載する半導体集積回路の内外に
おける処理の遷移状態に基づいて決定されるような場
合、その遷移状態の検出や設定の為の命令である。
【0014】単一の制御記憶に前記演算命令と非演算命
令を保有するとき、演算命令の実行に並行させて制御記
憶から非演算命令を読出しながら同非演算命令を実行可
能にするには、前記命令制御手段は、制御記憶から読出
された特定の演算命令をレジスタなどに複数動作サイク
ル期間保持しながらこれを第1インストラクションデコ
ーダで繰り返し的に解読して実行させるのに並行して、
当該制御記憶から非演算命令を読出してこれを第2イン
ストラクションデコーダで解読しながら実行する構成を
採用するとよい。
令を保有するとき、演算命令の実行に並行させて制御記
憶から非演算命令を読出しながら同非演算命令を実行可
能にするには、前記命令制御手段は、制御記憶から読出
された特定の演算命令をレジスタなどに複数動作サイク
ル期間保持しながらこれを第1インストラクションデコ
ーダで繰り返し的に解読して実行させるのに並行して、
当該制御記憶から非演算命令を読出してこれを第2イン
ストラクションデコーダで解読しながら実行する構成を
採用するとよい。
【0015】また、前記命令制御手段は、演算命令の制
御系と非演算命令の制御系の夫々に、相互にメモリ空間
を分離した制御記憶が配置されているとき、夫々の制御
記憶に固有のプログラムカウンタを設けると共に、前記
演算命令の制御系又は非演算命令の制御系の何れか一方
における命令実行状態に応じて、他方の制御系のプログ
ラムカウンタの動作に同期を与えて、双方の制御系にお
ける命令実行動作を所望のタイミングで並列動作させる
制御手段を設けて構成することができる。
御系と非演算命令の制御系の夫々に、相互にメモリ空間
を分離した制御記憶が配置されているとき、夫々の制御
記憶に固有のプログラムカウンタを設けると共に、前記
演算命令の制御系又は非演算命令の制御系の何れか一方
における命令実行状態に応じて、他方の制御系のプログ
ラムカウンタの動作に同期を与えて、双方の制御系にお
ける命令実行動作を所望のタイミングで並列動作させる
制御手段を設けて構成することができる。
【0016】前記命令制御手段は、特定の演算命令を繰
り返し実行する処理に並行して非演算命令を実行させる
性質上、適応フィルタ処理のように同じような演算を繰
り返し実行しなければならないようなエコーキャンセラ
に好適である。
り返し実行する処理に並行して非演算命令を実行させる
性質上、適応フィルタ処理のように同じような演算を繰
り返し実行しなければならないようなエコーキャンセラ
に好適である。
【0017】演算命令と非演算命令とを並列処理可能に
する前記命令制御手段の構成はデータ処理プロセッサに
単独適用することもできる。
する前記命令制御手段の構成はデータ処理プロセッサに
単独適用することもできる。
【0018】
【作用】上記した手段によれば、1個の半導体基板に混
載されたアナログ回路の所定動作時にディジタル回路の
動作を停止させることは、ディジタルノイズによるアナ
ログ回路のアナログ特性劣化若しくは動作精度低下を防
止する。例えば、スイッチド・キャパシタ積分回路やキ
ャパシタアレイを利用したA/D変換回路や局部D/A
変換回路などのアナログ回路が処理すべき情報をスイッ
チの動作タイミングに従ってキャパシタにサンプリング
するとき、ディジタル回路は動作されないので、そのキ
ャパシタの蓄積ノードのレベルは接合容量などを通した
ディジタルノイズによる電位変動を受けず、所期の精度
を以て情報を蓄積して動作する。
載されたアナログ回路の所定動作時にディジタル回路の
動作を停止させることは、ディジタルノイズによるアナ
ログ回路のアナログ特性劣化若しくは動作精度低下を防
止する。例えば、スイッチド・キャパシタ積分回路やキ
ャパシタアレイを利用したA/D変換回路や局部D/A
変換回路などのアナログ回路が処理すべき情報をスイッ
チの動作タイミングに従ってキャパシタにサンプリング
するとき、ディジタル回路は動作されないので、そのキ
ャパシタの蓄積ノードのレベルは接合容量などを通した
ディジタルノイズによる電位変動を受けず、所期の精度
を以て情報を蓄積して動作する。
【0019】アナログ回路の動作速度はそれが処理する
対象系の動作速度やビット精度などとの関係によって一
義的に若しくはさ程自由度無く決定される性質上、アナ
ログ回路の動作中にディジタル回路の動作を停止させる
ことができる時間的若しくは処理能力的な余裕はディジ
タル回路側で対処しなければならない。このとき、ディ
ジタル・シグナル・プロセッサのようなディジタル回路
は、その演算命令の実行に並行して非演算命令を実行す
ることは、当該ディジタル回路における一定の処理に要
するマシンサイクル数低減を実現し、アナログ回路の動
作時にディジタル回路の動作を停止させる為の時間的若
しくは能力的な余裕を得る。更に演算と非演算処理の並
列化によるそれら一連の処理に対するマシンサイクル数
低減は、ディジタル・アナログ混載半導体集積回路に限
らず、ディジタル・シグナル・プロセッサなどのデータ
処理プロセッサ単体の処理能力向上にも当然寄与する。
対象系の動作速度やビット精度などとの関係によって一
義的に若しくはさ程自由度無く決定される性質上、アナ
ログ回路の動作中にディジタル回路の動作を停止させる
ことができる時間的若しくは処理能力的な余裕はディジ
タル回路側で対処しなければならない。このとき、ディ
ジタル・シグナル・プロセッサのようなディジタル回路
は、その演算命令の実行に並行して非演算命令を実行す
ることは、当該ディジタル回路における一定の処理に要
するマシンサイクル数低減を実現し、アナログ回路の動
作時にディジタル回路の動作を停止させる為の時間的若
しくは能力的な余裕を得る。更に演算と非演算処理の並
列化によるそれら一連の処理に対するマシンサイクル数
低減は、ディジタル・アナログ混載半導体集積回路に限
らず、ディジタル・シグナル・プロセッサなどのデータ
処理プロセッサ単体の処理能力向上にも当然寄与する。
【0020】ディジタル回路側でのこのような対処は、
ディジタル回路の動作周波数を上げなくても済むように
作用するから、これに伴う電力消費量の増大やディジタ
ルノイズの増大を抑制するように作用する。
ディジタル回路の動作周波数を上げなくても済むように
作用するから、これに伴う電力消費量の増大やディジタ
ルノイズの増大を抑制するように作用する。
【0021】制御記憶から読出された特定の演算命令を
レジスタなどに複数動作サイクル期間保持しながらこれ
を第1インストラクションデコーダで繰り返し的に解読
して実行するのに並行して、当該制御記憶から非演算命
令を読出してこれを第2インストラクションデコーダで
解読しながら実行することは、単一の制御記憶に前記演
算命令と非演算命令を保有するときにも、演算命令と非
演算命令の並列実行を可能にする。
レジスタなどに複数動作サイクル期間保持しながらこれ
を第1インストラクションデコーダで繰り返し的に解読
して実行するのに並行して、当該制御記憶から非演算命
令を読出してこれを第2インストラクションデコーダで
解読しながら実行することは、単一の制御記憶に前記演
算命令と非演算命令を保有するときにも、演算命令と非
演算命令の並列実行を可能にする。
【0022】演算命令の制御系又は非演算命令の制御系
のうちの一方の命令実行状態に応じて他方の制御系のプ
ログラムカウンタの状態を制御して双方の制御系を並列
動作させることは、演算命令の制御系と非演算命令の制
御系とを夫々固有の制御記憶を用いて制御する場合に
も、演算命令と非演算命令との並列的な実行を可能にす
る。
のうちの一方の命令実行状態に応じて他方の制御系のプ
ログラムカウンタの状態を制御して双方の制御系を並列
動作させることは、演算命令の制御系と非演算命令の制
御系とを夫々固有の制御記憶を用いて制御する場合に
も、演算命令と非演算命令との並列的な実行を可能にす
る。
【0023】
【実施例】図1には本発明に係るディジタル・アナログ
混載LSIの原理的な一実施例が示される。同図に示さ
れるディジタル・アナログ混載LSIは、1個の半導体
基板1にアナログ回路2、ディジタル回路3及びクロッ
ク信号発生手段6が搭載されている。前記ディジタル回
路3は、特に制限されないが、ディジタル・シグナル・
プロセッサなどのデータ処理プロセッサを含む。また、
前記アナログ回路2は、特に制限されないが、スイッチ
ド・キャパシタ積分回路やキャパシタアレイを利用した
A/D変換回路や局部D/A変換回路などを含む。同図
にはそのようなアナログ回路2においてそれが処理すべ
き情報をスイッチ4の動作タイミングに従ってキャパシ
タ5にサンプリングする回路の一部が代表的に示されて
いる。例えば前記スイッチ4を制御するクロック信号を
a、ディジタル回路3の動作基準クロック信号をbとす
ると、クロック信号aがローレベルに反転してスイッチ
4が開くと、そのとき、キャパシタ5にサンプリングさ
れてホールドされる電荷量は、当該スイッチ4が開こう
とするときキャパシタ5の蓄積電極に印加されている電
圧によって決定される。このようなクロック信号aの立
ち下がりタイミングを含むようなアナログ回路2の所定
動作期間において前記ディジタル回路3の動作を停止さ
せる。即ち、前記クロック信号aの立ち下がりタイミン
グを含む所定期間Tに、ディジタル回路3の動作基準ク
ロック信号bの変化を停止させるように当該動作基準ク
ロック信号を形成するためのクロック信号発生手段6を
設けておく。これにより、ディジタル回路3の動作基準
クロック信号bが変化するタイミングに同期して発生す
るディジタルノイズが半導体基板1の接合容量を通じて
キャパシタ5の蓄積電極のレベルを変動させても、その
ようなレベル変動はキャパシタ5のサンプリングタイミ
ングとは常にずれるため、ディジタルノイズがアナログ
回路2のアナログ特性を劣化させる事態を完全に防止す
ることができる。
混載LSIの原理的な一実施例が示される。同図に示さ
れるディジタル・アナログ混載LSIは、1個の半導体
基板1にアナログ回路2、ディジタル回路3及びクロッ
ク信号発生手段6が搭載されている。前記ディジタル回
路3は、特に制限されないが、ディジタル・シグナル・
プロセッサなどのデータ処理プロセッサを含む。また、
前記アナログ回路2は、特に制限されないが、スイッチ
ド・キャパシタ積分回路やキャパシタアレイを利用した
A/D変換回路や局部D/A変換回路などを含む。同図
にはそのようなアナログ回路2においてそれが処理すべ
き情報をスイッチ4の動作タイミングに従ってキャパシ
タ5にサンプリングする回路の一部が代表的に示されて
いる。例えば前記スイッチ4を制御するクロック信号を
a、ディジタル回路3の動作基準クロック信号をbとす
ると、クロック信号aがローレベルに反転してスイッチ
4が開くと、そのとき、キャパシタ5にサンプリングさ
れてホールドされる電荷量は、当該スイッチ4が開こう
とするときキャパシタ5の蓄積電極に印加されている電
圧によって決定される。このようなクロック信号aの立
ち下がりタイミングを含むようなアナログ回路2の所定
動作期間において前記ディジタル回路3の動作を停止さ
せる。即ち、前記クロック信号aの立ち下がりタイミン
グを含む所定期間Tに、ディジタル回路3の動作基準ク
ロック信号bの変化を停止させるように当該動作基準ク
ロック信号を形成するためのクロック信号発生手段6を
設けておく。これにより、ディジタル回路3の動作基準
クロック信号bが変化するタイミングに同期して発生す
るディジタルノイズが半導体基板1の接合容量を通じて
キャパシタ5の蓄積電極のレベルを変動させても、その
ようなレベル変動はキャパシタ5のサンプリングタイミ
ングとは常にずれるため、ディジタルノイズがアナログ
回路2のアナログ特性を劣化させる事態を完全に防止す
ることができる。
【0024】図2には本発明に係るディジタル・アナロ
グLSIの更に別の実施例が示される。同図に示される
ディジタル・アナログ混載LSIはエコーキャンセルL
SI10であり、アナログ回路の一例としてのアナログ
・フロントエンド・ユニット11及びディジタル・シグ
ナル・プロセッサ12などが1個の半導体基板に混在さ
れて成る。エコーキャンセルLSI10の全体的な構成
並びにその機能については後で説明するが、前記アナロ
グ・フロントエンド・ユニット11はA/D変換器やD
/A変換器を含む。
グLSIの更に別の実施例が示される。同図に示される
ディジタル・アナログ混載LSIはエコーキャンセルL
SI10であり、アナログ回路の一例としてのアナログ
・フロントエンド・ユニット11及びディジタル・シグ
ナル・プロセッサ12などが1個の半導体基板に混在さ
れて成る。エコーキャンセルLSI10の全体的な構成
並びにその機能については後で説明するが、前記アナロ
グ・フロントエンド・ユニット11はA/D変換器やD
/A変換器を含む。
【0025】図3にはそのA/D変換器の一例としてオ
ーバーサンプリング型A/D変換器の概略構成が示され
る。オーバーサンプリング型A/D変換器は、アナログ
入力電圧Ainと局部D/A変換器20の出力電圧との
差電圧をアナログ積分器21で積分し(誤差積分)、そ
の積分結果をコンパレータ22で量子化して、更にその
結果をディジタル積分器23で積分する。このディジタ
ル積分器23の出力は再び局部D/A変換器20に帰還
される。この一連の帰還ループは、局部D/A変換器2
0の出力をアナログ入力電圧Ainに追従させるような
フィードバック系を形成している。従って、ディジタル
積分器23の出力が当該オーバーサンプリング型A/D
変換器の出力として取り出される。
ーバーサンプリング型A/D変換器の概略構成が示され
る。オーバーサンプリング型A/D変換器は、アナログ
入力電圧Ainと局部D/A変換器20の出力電圧との
差電圧をアナログ積分器21で積分し(誤差積分)、そ
の積分結果をコンパレータ22で量子化して、更にその
結果をディジタル積分器23で積分する。このディジタ
ル積分器23の出力は再び局部D/A変換器20に帰還
される。この一連の帰還ループは、局部D/A変換器2
0の出力をアナログ入力電圧Ainに追従させるような
フィードバック系を形成している。従って、ディジタル
積分器23の出力が当該オーバーサンプリング型A/D
変換器の出力として取り出される。
【0026】図4には前記局部D/A変換器20とアナ
ログ積分器21との詳細な一例が示される。同図に示さ
れる回路はスイッチド・キャパシタを用いた回路であ
り、S1乃至S5、及びS61,S62,S71,S7
2,S81,S82,S91,S92は夫々CMOSト
ランスファゲートのようなスイッチ、CI,CSはアナ
ログ積分器21側のキャパシタ、C,2C,4C,8C
は2のべき乗で重み付けされた局部D/A変換器20側
のキャパシタである。アナログ積分器21側のスイッチ
S2,S5はクロック信号φ1でスイッチ制御され、ス
イッチS1,S3,S4はクロック信号φ2でスイッチ
制御される。双方のクロック信号φ1,φ2は図5に示
されるようなノン・オーバーラップ2相クロック信号と
される。クロック信号φ1はそのハイレベルの期間によ
ってプリチャージ動作を規定し、スイッチS2,S5を
オン状態に制御する。このとき局部D/A変換器20は
入力されるディジタル信号の符号に応じてキャパシタ
C,2C,4C,8Cの下部電極に結合された左右何れ
か一方のスイッチをオン状態として参照電位Vref又
はグランド電位GNDを取り込む。このスイッチの動作
タイミングは前記クロック信号φ1に同期される。次い
で、クロック信号φ2のハイレベル期間は積分動作を規
定し、アナログ積分器21のスイッチS1,S3,S4
がオン状態にされる。このとき局部D/A変換器20で
はキャパシタC,2C,4C,8Cの下部電極に結合さ
れたスイッチの状態が反転される。例えば、入力される
ディジタル信号が(1010)であるときプリチャージ
期間においてスイッチS61,S72,S81,S92
がオン状態でスイッチS62,S71,S82,S91
がオフ状態であったなら、積分動作時にはそのスイッチ
のオン・オフ状態が反転される。このようにして局部D
/A変換器20の出力電圧が決定され、アナログ入力電
圧Ainとの差電圧が積分される。
ログ積分器21との詳細な一例が示される。同図に示さ
れる回路はスイッチド・キャパシタを用いた回路であ
り、S1乃至S5、及びS61,S62,S71,S7
2,S81,S82,S91,S92は夫々CMOSト
ランスファゲートのようなスイッチ、CI,CSはアナ
ログ積分器21側のキャパシタ、C,2C,4C,8C
は2のべき乗で重み付けされた局部D/A変換器20側
のキャパシタである。アナログ積分器21側のスイッチ
S2,S5はクロック信号φ1でスイッチ制御され、ス
イッチS1,S3,S4はクロック信号φ2でスイッチ
制御される。双方のクロック信号φ1,φ2は図5に示
されるようなノン・オーバーラップ2相クロック信号と
される。クロック信号φ1はそのハイレベルの期間によ
ってプリチャージ動作を規定し、スイッチS2,S5を
オン状態に制御する。このとき局部D/A変換器20は
入力されるディジタル信号の符号に応じてキャパシタ
C,2C,4C,8Cの下部電極に結合された左右何れ
か一方のスイッチをオン状態として参照電位Vref又
はグランド電位GNDを取り込む。このスイッチの動作
タイミングは前記クロック信号φ1に同期される。次い
で、クロック信号φ2のハイレベル期間は積分動作を規
定し、アナログ積分器21のスイッチS1,S3,S4
がオン状態にされる。このとき局部D/A変換器20で
はキャパシタC,2C,4C,8Cの下部電極に結合さ
れたスイッチの状態が反転される。例えば、入力される
ディジタル信号が(1010)であるときプリチャージ
期間においてスイッチS61,S72,S81,S92
がオン状態でスイッチS62,S71,S82,S91
がオフ状態であったなら、積分動作時にはそのスイッチ
のオン・オフ状態が反転される。このようにして局部D
/A変換器20の出力電圧が決定され、アナログ入力電
圧Ainとの差電圧が積分される。
【0027】図4に示される回路においてアナログ回路
の動作精度上半導体基板を通じたノイズやクロストーク
などの影響を最も受けるのは前記プリチャージ及び積分
動作の最終時即ち、スイッチS1乃至S5、及びS6
1,S62,S71,S72,S81,S82,S9
1,S92がオフ状態に反転してキャパシタのサンプリ
ング電荷量が決定されるタイミングである。このタイミ
ングは、図4及び図5の説明に従えば、クロック信号φ
1,φ2がハイレベルからローレベルに反転するタイミ
ングである。図2に示したエコーキャンセルLSIにお
いてはそのタイミングにおいて必ずディジタル・シグナ
ル・プロセッサの動作を停止させるようになっている。
の動作精度上半導体基板を通じたノイズやクロストーク
などの影響を最も受けるのは前記プリチャージ及び積分
動作の最終時即ち、スイッチS1乃至S5、及びS6
1,S62,S71,S72,S81,S82,S9
1,S92がオフ状態に反転してキャパシタのサンプリ
ング電荷量が決定されるタイミングである。このタイミ
ングは、図4及び図5の説明に従えば、クロック信号φ
1,φ2がハイレベルからローレベルに反転するタイミ
ングである。図2に示したエコーキャンセルLSIにお
いてはそのタイミングにおいて必ずディジタル・シグナ
ル・プロセッサの動作を停止させるようになっている。
【0028】図6には前記クロック信号φ1,φ2に対
するディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作基準
クロック信号のタイミング例が示されている。この例に
従えば、ディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作
基準クロック信号は4相のクロック信号φ11,φ1
2,φ13,φ14とされ、その全てがローレベルにさ
れる期間においてディジタル・シグナル・プロセッサ1
2は内蔵メモリアクセスや演算などの動作を停止してい
る。この停止期間は必ずクロック信号φ1,φ2の立ち
下がりタイミングを含むようにされ、そのようなタイミ
ング制御は、図2に示されるエコーキャンセルLSI1
0が内蔵するタイミングジェネレータ16が行う。した
がって、ディジタル・シグナル・プロセッサ12がアナ
ログ・フロントエンド・ユニット11と共に同期的に動
作するとき、前記アナログ積分器21や局部D/A変換
器20がサンプリングするタイミングにおいてディジタ
ル・シグナル・プロセッサ12の動作は停止するから、
アナログ・フロントエンド・ユニット11のアナログ動
作特性がディジタルノイズによって劣化することが防止
される。
するディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作基準
クロック信号のタイミング例が示されている。この例に
従えば、ディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作
基準クロック信号は4相のクロック信号φ11,φ1
2,φ13,φ14とされ、その全てがローレベルにさ
れる期間においてディジタル・シグナル・プロセッサ1
2は内蔵メモリアクセスや演算などの動作を停止してい
る。この停止期間は必ずクロック信号φ1,φ2の立ち
下がりタイミングを含むようにされ、そのようなタイミ
ング制御は、図2に示されるエコーキャンセルLSI1
0が内蔵するタイミングジェネレータ16が行う。した
がって、ディジタル・シグナル・プロセッサ12がアナ
ログ・フロントエンド・ユニット11と共に同期的に動
作するとき、前記アナログ積分器21や局部D/A変換
器20がサンプリングするタイミングにおいてディジタ
ル・シグナル・プロセッサ12の動作は停止するから、
アナログ・フロントエンド・ユニット11のアナログ動
作特性がディジタルノイズによって劣化することが防止
される。
【0029】以上のようにアナログ回路の動作時にディ
ジタル回路の動作を停止させる場合、アナログ回路の動
作速度はそれが処理する対象系の動作速度やビット精度
などとの関係によって一義的に若しくはさ程自由度無く
決定されるの性質上、アナログ回路の動作中にディジタ
ル回路の動作を停止させることができる時間的な余裕若
しくは処理能力的な余裕は、ディジタル回路の処理能力
向上若しくは一連の処理に対するマシンサイクル数低減
によって得ることが望ましい。以下そのためのディジタ
ル・シグナル・プロセッサのアーキテクチャを前記エコ
ーキャンセルLSI10に即して説明する。
ジタル回路の動作を停止させる場合、アナログ回路の動
作速度はそれが処理する対象系の動作速度やビット精度
などとの関係によって一義的に若しくはさ程自由度無く
決定されるの性質上、アナログ回路の動作中にディジタ
ル回路の動作を停止させることができる時間的な余裕若
しくは処理能力的な余裕は、ディジタル回路の処理能力
向上若しくは一連の処理に対するマシンサイクル数低減
によって得ることが望ましい。以下そのためのディジタ
ル・シグナル・プロセッサのアーキテクチャを前記エコ
ーキャンセルLSI10に即して説明する。
【0030】先ずエコーキャンセルLSI10の全体的
な構成を図2に基づいて説明する。このエコーキャンセ
ルLSI10は、アナログ・フロントエンド・ユニット
11、ディジタル・シグナル・プロセッサ12、イベン
ト・インフォメーション・レジスタ・ファイル13、プ
ロトコル・コントロール・ユニット14、タイマ・カウ
ンタ・ユニット15、タイミングジェネレータ16、ア
ナログ・フェーズ・ロックド・ループ回路17、U点イ
ンタフェース回路18、及びS点インタフェース回路1
9を含み、例えば公知のBi−CMOSプロセスなどに
よってシリコン基板のような1個の半導体基板に形成さ
れる。前記ディジタル・シグナル・プロセッサ12及び
イベント・インフォメーション・レジスタ・ファイル1
3は、ディジタル・シグナル・プロセッシング・ユニッ
トを構成する。
な構成を図2に基づいて説明する。このエコーキャンセ
ルLSI10は、アナログ・フロントエンド・ユニット
11、ディジタル・シグナル・プロセッサ12、イベン
ト・インフォメーション・レジスタ・ファイル13、プ
ロトコル・コントロール・ユニット14、タイマ・カウ
ンタ・ユニット15、タイミングジェネレータ16、ア
ナログ・フェーズ・ロックド・ループ回路17、U点イ
ンタフェース回路18、及びS点インタフェース回路1
9を含み、例えば公知のBi−CMOSプロセスなどに
よってシリコン基板のような1個の半導体基板に形成さ
れる。前記ディジタル・シグナル・プロセッサ12及び
イベント・インフォメーション・レジスタ・ファイル1
3は、ディジタル・シグナル・プロセッシング・ユニッ
トを構成する。
【0031】前記ディジタル・シグナル・プロセッサ1
2は、制御ブロックと演算ブロックによって構成され、
その制御ブロックはイベント・インフォメーション・レ
ジスタ・ファイル13を参照し、所定の手順に従ってマ
イクロプログラムを実行し、前記演算ブロックを適応フ
ィルタなどとして機能させてエコーキャンセラなどを実
現する。前記アナログ・フロントエンド・ユニット11
は送信信号のD/A変換及び受信信号のA/D変換など
を行う。U点インタフェース回路18は図示しないハイ
ブリッドトランス若しくはバランシングネットワーク回
路を介して交換局側に接続される。前記イベント・イン
フォメーション・レジスタ・ファイル13は、ディジタ
ル・シグナル・プロセッサ12及びプロトコル・コント
ロール・ユニット14で発生する遷移状態を保持するレ
ジスタであり、それらユニット12,14はそのイベン
ト・インフォメーション・レジスタ・ファイル13に設
定されている遷移状態を検出して動作を決定すると共
に、処理内容に応じた遷移状態の設定を行う。プロトコ
ル・コントロール・ユニット14はフレーム処理やスク
ランブルなどの送信処理、及び同期化などの受信処理と
いったプロトコル処理を行う。タイマ・カウンタ・ユニ
ット15は状態遷移制御などに用いられ、タイミングジ
ェネレータ16はエコーキャンセルLSI10の各種動
作クロック信号を生成する。アナログ・フェーズ・ロッ
クド・ループ回路17は外部から供給されるシステムク
ロック信号を逓倍してタイミングジェネレータ16に供
給する。S点インタフェース回路19は加入者側とイン
タフェースされる。
2は、制御ブロックと演算ブロックによって構成され、
その制御ブロックはイベント・インフォメーション・レ
ジスタ・ファイル13を参照し、所定の手順に従ってマ
イクロプログラムを実行し、前記演算ブロックを適応フ
ィルタなどとして機能させてエコーキャンセラなどを実
現する。前記アナログ・フロントエンド・ユニット11
は送信信号のD/A変換及び受信信号のA/D変換など
を行う。U点インタフェース回路18は図示しないハイ
ブリッドトランス若しくはバランシングネットワーク回
路を介して交換局側に接続される。前記イベント・イン
フォメーション・レジスタ・ファイル13は、ディジタ
ル・シグナル・プロセッサ12及びプロトコル・コント
ロール・ユニット14で発生する遷移状態を保持するレ
ジスタであり、それらユニット12,14はそのイベン
ト・インフォメーション・レジスタ・ファイル13に設
定されている遷移状態を検出して動作を決定すると共
に、処理内容に応じた遷移状態の設定を行う。プロトコ
ル・コントロール・ユニット14はフレーム処理やスク
ランブルなどの送信処理、及び同期化などの受信処理と
いったプロトコル処理を行う。タイマ・カウンタ・ユニ
ット15は状態遷移制御などに用いられ、タイミングジ
ェネレータ16はエコーキャンセルLSI10の各種動
作クロック信号を生成する。アナログ・フェーズ・ロッ
クド・ループ回路17は外部から供給されるシステムク
ロック信号を逓倍してタイミングジェネレータ16に供
給する。S点インタフェース回路19は加入者側とイン
タフェースされる。
【0032】図15には、タイミングジェネレータ16
の一実施例が示されている。タイミングジェネレータ1
6は、アナログ信号発生回路ASG、ディジタル信号発
生回路DSG及びイネーブル信号発生回路ESGを含
む。ディジタル信号発生回路DSGは、アナログ・フェ
ーズ・ロックド・ループ回路17から供給される複数相
の一定周期のクロック信号を受け、ディジタル回路動作
用のクロック信号を形成する。アナログ信号発生回路A
SGは、アナログ・フェーズ・ロックド・ループ回路1
7から供給される複数相のクロック信号のうちの所定の
クロック信号を受け、アナログ回路動作用のクロック信
号を形成し出力する。イネーブル信号発生回路ESG
は、上記所定のクロック信号を受けることにより、イネ
ーブル信号ENを発生する。ディジタル信号発生回路D
SGはイネーブル信号ENを受けている期間、ディジタ
ル回路動作用のクロック信号を出力する。このイネーブ
ル信号ENによってディジタル信号発生回路DSGを制
御することによって、図1あるいは図6で示されている
ようなアナログ回路動作用のクロック信号の立ち下がり
タイミングを含む所定期間、ディジタル回路動作用のク
ロック信号はタイミングジェネレータ16から出力され
ないようになっている。
の一実施例が示されている。タイミングジェネレータ1
6は、アナログ信号発生回路ASG、ディジタル信号発
生回路DSG及びイネーブル信号発生回路ESGを含
む。ディジタル信号発生回路DSGは、アナログ・フェ
ーズ・ロックド・ループ回路17から供給される複数相
の一定周期のクロック信号を受け、ディジタル回路動作
用のクロック信号を形成する。アナログ信号発生回路A
SGは、アナログ・フェーズ・ロックド・ループ回路1
7から供給される複数相のクロック信号のうちの所定の
クロック信号を受け、アナログ回路動作用のクロック信
号を形成し出力する。イネーブル信号発生回路ESG
は、上記所定のクロック信号を受けることにより、イネ
ーブル信号ENを発生する。ディジタル信号発生回路D
SGはイネーブル信号ENを受けている期間、ディジタ
ル回路動作用のクロック信号を出力する。このイネーブ
ル信号ENによってディジタル信号発生回路DSGを制
御することによって、図1あるいは図6で示されている
ようなアナログ回路動作用のクロック信号の立ち下がり
タイミングを含む所定期間、ディジタル回路動作用のク
ロック信号はタイミングジェネレータ16から出力され
ないようになっている。
【0033】図7には上記エコーキャンセルLSI10
をエコーキャンセラなどとして機能させる場合の一例機
能ブロック図が示される。同図において30はエコーキ
ャンセラ、31は信号の符号間干渉を除去するためのデ
ィシジョン・フィードバック・イコライザであり、双方
ともに適応フィルタによって実現さる。32は入力信号
を例えば4値レベルにスライスするためのスライサであ
り、1ビットの符号ビットと2ビットの情報ビットによ
って構成されるディシジョンデータDDを出力する。3
3は誤差信号ESを形成するエラーシグナル・ディテク
タ、34は4値レベルの各レベル間電圧(スライス電
圧)Vrefを生成するためのオート・スレッショルド
・コントローラである。ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ12はそれら機能をその動作手順に従って実現する
ことになる。
をエコーキャンセラなどとして機能させる場合の一例機
能ブロック図が示される。同図において30はエコーキ
ャンセラ、31は信号の符号間干渉を除去するためのデ
ィシジョン・フィードバック・イコライザであり、双方
ともに適応フィルタによって実現さる。32は入力信号
を例えば4値レベルにスライスするためのスライサであ
り、1ビットの符号ビットと2ビットの情報ビットによ
って構成されるディシジョンデータDDを出力する。3
3は誤差信号ESを形成するエラーシグナル・ディテク
タ、34は4値レベルの各レベル間電圧(スライス電
圧)Vrefを生成するためのオート・スレッショルド
・コントローラである。ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ12はそれら機能をその動作手順に従って実現する
ことになる。
【0034】前記プロトコル・コントロール・ユニット
14から出力される送信データなどの信号Sは、特に制
限されないが、1ビットの符号ビットと2ビットの情報
ビットによって決定される4値のうちの一つを意味する
3ビットの信号とされ、D/A変換されて図示しないバ
ランシング・ネットワーク回路に与えられ、また、バラ
ンシングネットワーク回路に入力される受信アナログ信
号はディジタル信号にA/D変換されてディジタル・シ
グナル・プロセッサ12に供給される。エコーキャンセ
ルLSI10は送信と受信を並行して全二重で行うこと
ができる。このとき、前記バランシングネットワーク回
路は、例えば回線に結合するハイブリッドトランスのイ
ンピーダンスを考慮することにより、回線からハイブリ
ッドトランスに与えられる電圧成分から送信アナログ信
号の電圧成分を除去して、D/A変換を経て送信される
信号の一部がハイブリッドトランスを介してA/D変換
側に回り込むことを防止するようになっているが、この
回り込み防止は回線のインピーダンスが常に一定である
という仮定の下で実現されるため、実際には回線のイン
ピーダンスには誤差があり、また回線の状態も経時的に
変化し、且つどのような状態の回線に接続されるかは全
く予想することができないため、送信側から受信側に回
り込んでくるエコー成分を確実に除去するためのエコー
キャンセラ30が必要とされる。
14から出力される送信データなどの信号Sは、特に制
限されないが、1ビットの符号ビットと2ビットの情報
ビットによって決定される4値のうちの一つを意味する
3ビットの信号とされ、D/A変換されて図示しないバ
ランシング・ネットワーク回路に与えられ、また、バラ
ンシングネットワーク回路に入力される受信アナログ信
号はディジタル信号にA/D変換されてディジタル・シ
グナル・プロセッサ12に供給される。エコーキャンセ
ルLSI10は送信と受信を並行して全二重で行うこと
ができる。このとき、前記バランシングネットワーク回
路は、例えば回線に結合するハイブリッドトランスのイ
ンピーダンスを考慮することにより、回線からハイブリ
ッドトランスに与えられる電圧成分から送信アナログ信
号の電圧成分を除去して、D/A変換を経て送信される
信号の一部がハイブリッドトランスを介してA/D変換
側に回り込むことを防止するようになっているが、この
回り込み防止は回線のインピーダンスが常に一定である
という仮定の下で実現されるため、実際には回線のイン
ピーダンスには誤差があり、また回線の状態も経時的に
変化し、且つどのような状態の回線に接続されるかは全
く予想することができないため、送信側から受信側に回
り込んでくるエコー成分を確実に除去するためのエコー
キャンセラ30が必要とされる。
【0035】前記エコーキャンセラ30は図13の回路
で1サンプル周期内において一つの信号Sを入力して、
後述する図12の適応フィルタのアルゴリズムに従っ
て、全タップに関する演算を行ってフィルタ出力信号Y
を得る。そしてそのフィルタ出力信号Yによってエコー
成分D(図12参照)はキャンセルされる。同様にディ
シジョン・フィードバック・イコライザ31も適応フィ
ルタ演算を行う。エコーキャンセラ30及びディシジョ
ン・フィードバック・イコライザ31からのフィルタ出
力は、当該1サンプル周期においてA/D変換された信
号RCV(エコー成分を含むような受信信号)に対して
減算され、これにより、送信信号のエコー成分や信号の
符号間干渉成分の一部又は全部が取り除かれたファー・
エンド・シグナルFESを得る。このファー・エンド・
シグナルFESはスライサ32で4値レベルにスライス
され、ディシジョン・データDDとされる。エラーシグ
ナル・ディテクタ33はディシジョン・データDDとス
ライス電圧Vrefとの積をファー・エンド・シグナル
FESから減算して誤差信号ESを生成し、これをエコ
ーキャンセラ30及びディシジョン・フィードバック・
イコライザ31に与える。これにより、エコーキャンセ
ラ30及びディシジョン・フィードバック・イコライザ
31はその誤差信号ESをタップ係数の更新演算に利用
する。トレーニング期間中において信号Sはトレーニン
グ用信号とされ、このときの信号RCVは実質的にトレ
ーニング信号のエコー成分とされる。エコーキャンセラ
30及びディシジョン・フィードバック・イコライザ3
1は適応フィルタとして繰り返し動作することにより、
誤差信号ESをゼロに収束させるようにタップ係数を更
新し、トレーニング期間終期においては実質的にエコー
成分が完全にキャンセルされたファー・エンド・シグナ
ルFESを得るようにする。トレーニング後の交信時に
は回線の状態変化などに追従してエコーをキャンセルす
るように動作する。このとき、ディシジョン・データD
Dは受信データとしてプロトコル・コントロール・ユニ
ット14に与えられる。
で1サンプル周期内において一つの信号Sを入力して、
後述する図12の適応フィルタのアルゴリズムに従っ
て、全タップに関する演算を行ってフィルタ出力信号Y
を得る。そしてそのフィルタ出力信号Yによってエコー
成分D(図12参照)はキャンセルされる。同様にディ
シジョン・フィードバック・イコライザ31も適応フィ
ルタ演算を行う。エコーキャンセラ30及びディシジョ
ン・フィードバック・イコライザ31からのフィルタ出
力は、当該1サンプル周期においてA/D変換された信
号RCV(エコー成分を含むような受信信号)に対して
減算され、これにより、送信信号のエコー成分や信号の
符号間干渉成分の一部又は全部が取り除かれたファー・
エンド・シグナルFESを得る。このファー・エンド・
シグナルFESはスライサ32で4値レベルにスライス
され、ディシジョン・データDDとされる。エラーシグ
ナル・ディテクタ33はディシジョン・データDDとス
ライス電圧Vrefとの積をファー・エンド・シグナル
FESから減算して誤差信号ESを生成し、これをエコ
ーキャンセラ30及びディシジョン・フィードバック・
イコライザ31に与える。これにより、エコーキャンセ
ラ30及びディシジョン・フィードバック・イコライザ
31はその誤差信号ESをタップ係数の更新演算に利用
する。トレーニング期間中において信号Sはトレーニン
グ用信号とされ、このときの信号RCVは実質的にトレ
ーニング信号のエコー成分とされる。エコーキャンセラ
30及びディシジョン・フィードバック・イコライザ3
1は適応フィルタとして繰り返し動作することにより、
誤差信号ESをゼロに収束させるようにタップ係数を更
新し、トレーニング期間終期においては実質的にエコー
成分が完全にキャンセルされたファー・エンド・シグナ
ルFESを得るようにする。トレーニング後の交信時に
は回線の状態変化などに追従してエコーをキャンセルす
るように動作する。このとき、ディシジョン・データD
Dは受信データとしてプロトコル・コントロール・ユニ
ット14に与えられる。
【0036】前記エコーキャンセルLSI10は、特に
制限されないが、80KHzの周波数で規定されるサイ
クルを1サンプルデータ分の処理期間(ユニットインタ
ーバル)として、各インターバルにおいて遷移状態の検
出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などの非演算
処理を行うと共に、ディジタル信号処理を行う。そのデ
ィジタル信号処理の内容は、図7に基づいて説明したエ
コーキャンセラ、ディシジョン・フィードバック・イコ
ライザ、スライサなどの処理とされ、どのような状況に
おいてどのような処理を行うかの制御は前記遷移状態の
検出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などによっ
て決定されるような状態遷移制御で実現されている。デ
ィジタル信号処理は当然演算命令を繰り返し実行するこ
とによって行われるが、状態遷移制御は非演算処理にて
行われる。この実施例においては、ディジタル信号処理
に並行して状態遷移制御のための非演算命令を実行す
る。例えば、図8に示されるように、1ユニットインタ
ーバルにおいて、エコーキャンセラ30に応ずるエコー
キャンセル(EC)、ディシジョン・フィードバック・
イコライザ31に応ずるディシジョン・フィードバック
・イコライズ(DFE)、スライサ32に応ずるスライ
ス(SLC)などの演算処理と、データメモリや演算器
を利用しない条件分岐やフラグ処理などの状態遷移制御
(STC)のための非演算処理とを時系列に行わず、非
演算処理を例えばエコーキャンセル(EC)に並行して
行う。これにより、ディジタル・シグナル・プロセッシ
ング・ユニット12において1ユニットインターバルで
処理すべき処理量に要する動作サイクル数はm+nから
mに低減される。1ユニットインターバルの長さはアナ
ログ・フロントエンド・ユニット11の動作速度即ちそ
れが処理する対象系の動作速度やビット精度などとの関
係によって決定されており、その期間においてディジタ
ル・シグナル・プロセッサ12が動作すべき動作サイク
ル数が低減されることにより、その低減された動作サイ
クル時間を、アナログ・フロントエンド・ユニット11
の動作時にディジタル・シグナル・プロセッサ12の動
作を停止させる為の時間に割り当てることができる。こ
の実施例に従えば、ディジタル・シグナル・プロセッサ
12の動作基準クロック信号の周波数を下げ、これによ
って引き延ばされたサイクル時間の一部を図6に示され
るようなディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作
停止時間として割り当てる。ディジタル・シグナル・プ
ロセッサ12の動作基準クロック信号の周波数を下げる
ことは、ディジタル・シグナル・プロセッサ12全体に
おける低消費電力化並びにディジタルノイズの低減にも
寄与する。更にこのことにより、エコーキャンセルLS
Iが交換局から給電され或いはバッテリー給電により消
費可能な電力配分に制限があるような場合にも容易に対
応可能になる。尚、図8においては、エコーキャンセル
(EC)の処理に並行して全ての状態遷移制御(ST
C)を行うように図示されているが、エコーキャンセル
(EC)、ディシジョン・フィードバック・イコライズ
(DFE)、スライス(SLC)などの夫々の演算処理
に並行させて状態遷移制御(STC)を分散させて、次
の演算処理のための状態遷移制御を一つ前の演算処理に
並列化させることも可能である。
制限されないが、80KHzの周波数で規定されるサイ
クルを1サンプルデータ分の処理期間(ユニットインタ
ーバル)として、各インターバルにおいて遷移状態の検
出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などの非演算
処理を行うと共に、ディジタル信号処理を行う。そのデ
ィジタル信号処理の内容は、図7に基づいて説明したエ
コーキャンセラ、ディシジョン・フィードバック・イコ
ライザ、スライサなどの処理とされ、どのような状況に
おいてどのような処理を行うかの制御は前記遷移状態の
検出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などによっ
て決定されるような状態遷移制御で実現されている。デ
ィジタル信号処理は当然演算命令を繰り返し実行するこ
とによって行われるが、状態遷移制御は非演算処理にて
行われる。この実施例においては、ディジタル信号処理
に並行して状態遷移制御のための非演算命令を実行す
る。例えば、図8に示されるように、1ユニットインタ
ーバルにおいて、エコーキャンセラ30に応ずるエコー
キャンセル(EC)、ディシジョン・フィードバック・
イコライザ31に応ずるディシジョン・フィードバック
・イコライズ(DFE)、スライサ32に応ずるスライ
ス(SLC)などの演算処理と、データメモリや演算器
を利用しない条件分岐やフラグ処理などの状態遷移制御
(STC)のための非演算処理とを時系列に行わず、非
演算処理を例えばエコーキャンセル(EC)に並行して
行う。これにより、ディジタル・シグナル・プロセッシ
ング・ユニット12において1ユニットインターバルで
処理すべき処理量に要する動作サイクル数はm+nから
mに低減される。1ユニットインターバルの長さはアナ
ログ・フロントエンド・ユニット11の動作速度即ちそ
れが処理する対象系の動作速度やビット精度などとの関
係によって決定されており、その期間においてディジタ
ル・シグナル・プロセッサ12が動作すべき動作サイク
ル数が低減されることにより、その低減された動作サイ
クル時間を、アナログ・フロントエンド・ユニット11
の動作時にディジタル・シグナル・プロセッサ12の動
作を停止させる為の時間に割り当てることができる。こ
の実施例に従えば、ディジタル・シグナル・プロセッサ
12の動作基準クロック信号の周波数を下げ、これによ
って引き延ばされたサイクル時間の一部を図6に示され
るようなディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作
停止時間として割り当てる。ディジタル・シグナル・プ
ロセッサ12の動作基準クロック信号の周波数を下げる
ことは、ディジタル・シグナル・プロセッサ12全体に
おける低消費電力化並びにディジタルノイズの低減にも
寄与する。更にこのことにより、エコーキャンセルLS
Iが交換局から給電され或いはバッテリー給電により消
費可能な電力配分に制限があるような場合にも容易に対
応可能になる。尚、図8においては、エコーキャンセル
(EC)の処理に並行して全ての状態遷移制御(ST
C)を行うように図示されているが、エコーキャンセル
(EC)、ディシジョン・フィードバック・イコライズ
(DFE)、スライス(SLC)などの夫々の演算処理
に並行させて状態遷移制御(STC)を分散させて、次
の演算処理のための状態遷移制御を一つ前の演算処理に
並列化させることも可能である。
【0037】図9にはそのような並列処理を行うため
の、ディジタル・シグナル・プロセッシサ12の命令制
御ブロックの一実施例が示される。
の、ディジタル・シグナル・プロセッシサ12の命令制
御ブロックの一実施例が示される。
【0038】命令制御ブロック40は制御記憶の一例と
してマイクロROM41を有し、同ROM41はエコー
キャンセルのための適応フィルタ処理などの演算命令並
びに状態遷移制御のための非演算命令が混在して記述さ
れたマイクロプログラムを保有する。マイクロROM4
1のアクセスアドレスはプログラムカウンタPCが指
す。演算命令と非演算命令を並列的に実行可能にするた
めに、前記プログラムカウンタPCの値によってマイク
ロROM41から読出されたマイクロ命令を保有するイ
ンストラクションレジスタはIR1とIR2との2個が
設けられ、さらに、マイクロ命令を解読するインストラ
クションデコーダIDECも演算命令用インストラクシ
ョンデコーダIDEC1と非演算命令用インストラクシ
ョンデコーダIDEC2の2個が設けられている。セレ
クタSELはインストラクションデコーダIDEC1に
供給すべきマイクロ命令をインストラクションレジスタ
IR1,又はIR2の何れからも選択可能にする。リピ
ートカウンタRCは繰り返し実行すべき命令の繰り返し
回数を管理するための計数手段である。インストラクシ
ョンデコーダIDEC2は状態遷移制御の為の非演算命
令を解読して実行させるために専用化された論理を有
し、他方のインストラクションデコーダIDEC1は演
算命令などを解読して実行させるための論理を有する。
インストラクションデコーダIDEC1から出力される
制御信号は演算ブロック42や命令制御ブロック40の
内部を制御する。他方のインストラクションデコーダI
DEC2から出力される制御信号は状態遷移制御のため
のフラグ処理ブロック43や命令制御ブロック40の内
部を制御する。フラグ処理ブロック43は、前記イベン
ト・インフォメーション・レジスタ・ファイル13に含
まれる。
してマイクロROM41を有し、同ROM41はエコー
キャンセルのための適応フィルタ処理などの演算命令並
びに状態遷移制御のための非演算命令が混在して記述さ
れたマイクロプログラムを保有する。マイクロROM4
1のアクセスアドレスはプログラムカウンタPCが指
す。演算命令と非演算命令を並列的に実行可能にするた
めに、前記プログラムカウンタPCの値によってマイク
ロROM41から読出されたマイクロ命令を保有するイ
ンストラクションレジスタはIR1とIR2との2個が
設けられ、さらに、マイクロ命令を解読するインストラ
クションデコーダIDECも演算命令用インストラクシ
ョンデコーダIDEC1と非演算命令用インストラクシ
ョンデコーダIDEC2の2個が設けられている。セレ
クタSELはインストラクションデコーダIDEC1に
供給すべきマイクロ命令をインストラクションレジスタ
IR1,又はIR2の何れからも選択可能にする。リピ
ートカウンタRCは繰り返し実行すべき命令の繰り返し
回数を管理するための計数手段である。インストラクシ
ョンデコーダIDEC2は状態遷移制御の為の非演算命
令を解読して実行させるために専用化された論理を有
し、他方のインストラクションデコーダIDEC1は演
算命令などを解読して実行させるための論理を有する。
インストラクションデコーダIDEC1から出力される
制御信号は演算ブロック42や命令制御ブロック40の
内部を制御する。他方のインストラクションデコーダI
DEC2から出力される制御信号は状態遷移制御のため
のフラグ処理ブロック43や命令制御ブロック40の内
部を制御する。フラグ処理ブロック43は、前記イベン
ト・インフォメーション・レジスタ・ファイル13に含
まれる。
【0039】通常の命令実行シーケンスにおいては、プ
ログラムカウンタPCの値をアドレスとしてマイクロR
OM41から読出されるマイクロ命令は、インストラク
ションレジスタIR1及びセレクタSELを介してイン
ストラクションデコーダIDEC1に供給される。イン
ストラクションデコーダIDEC1はそのマイクロ命令
を解読して演算ブロック42などを制御する。このと
き、インストラクションデコーダIDEC1は制御信号
ID2EによってインストラクションデコーダIDEC
2を非活性化してその動作を禁止している。
ログラムカウンタPCの値をアドレスとしてマイクロR
OM41から読出されるマイクロ命令は、インストラク
ションレジスタIR1及びセレクタSELを介してイン
ストラクションデコーダIDEC1に供給される。イン
ストラクションデコーダIDEC1はそのマイクロ命令
を解読して演算ブロック42などを制御する。このと
き、インストラクションデコーダIDEC1は制御信号
ID2EによってインストラクションデコーダIDEC
2を非活性化してその動作を禁止している。
【0040】前記マイクロROM41はリピート命令を
保有し、同命令は、特に制限されないが、その次に記述
されている演算命令を繰り返し実行すべき内部状態を発
生させるためのコード情報並びにその演算命令の繰り返
し回数を指定するための情報などを有する。このリピー
ト命令がマイクロROM41からインストラクションレ
ジスタIR1に読出されて、セレクタSELを介しイン
ストラクションデコーダIDEC1に供給されると、当
該デコーダIDEC1はその命令をデコードすることに
より、制御信号SC,ID2E,IR2E,ESを前記
通常の命令実行シーケンスの時とは異なる状態にし、そ
の次にマイクロROM41内に記述されている演算命令
を繰り返し実行するよう命令制御ブロック40内部を下
記のように設定する。
保有し、同命令は、特に制限されないが、その次に記述
されている演算命令を繰り返し実行すべき内部状態を発
生させるためのコード情報並びにその演算命令の繰り返
し回数を指定するための情報などを有する。このリピー
ト命令がマイクロROM41からインストラクションレ
ジスタIR1に読出されて、セレクタSELを介しイン
ストラクションデコーダIDEC1に供給されると、当
該デコーダIDEC1はその命令をデコードすることに
より、制御信号SC,ID2E,IR2E,ESを前記
通常の命令実行シーケンスの時とは異なる状態にし、そ
の次にマイクロROM41内に記述されている演算命令
を繰り返し実行するよう命令制御ブロック40内部を下
記のように設定する。
【0041】インストラクションレジスタIR1にラッ
チされているリピート命令が保有する命令繰り返し数を
リピートカウンタRCにプリセットするようイネーブル
信号ESをリピートカウンタRCに出力する。リピート
カウンタRCは、イネーブル信号ESが供給されること
によりインストラクションレジスタIR1から上記命令
繰り返し数を取り込む。また、次の動作サイクルでは繰
り返し実行すべきマイクロ命令がマイクロROM41か
ら読出されて同様にインストラクションデコーダIDE
C1で解読されて実行されるが、このとき、インストラ
クションデコーダIDEC1はインストラクションレジ
スタIR1から出力される当該命令のみを制御信号IR
2EによりインストラクションレジスタIR2に内部転
送して保持させる。そしてそれ以降の命令実行サイクル
において、インストラクションデコーダIDEC1は、
制御信号ID2Eをイネーブルレベルに反転して他方の
インストラクションデコーダIDEC2を活性化し、且
つ、制御信号SCによりセレクタSELを切り替えてイ
ンストラクションレジスタIR2が保有するマイクロ命
令を繰り返しインストラクションデコーダIDEC1に
供給して、当該命令を繰り返し実行させる。斯る演算命
令の繰り返し実行中において、前記リピートカウンタR
Cは命令の実行毎にプリセット値をデクリメントし、計
数値がゼロに戻されると、カウントアップ信号CNTU
PをインストラクションデコーダIDEC1に出力す
る。
チされているリピート命令が保有する命令繰り返し数を
リピートカウンタRCにプリセットするようイネーブル
信号ESをリピートカウンタRCに出力する。リピート
カウンタRCは、イネーブル信号ESが供給されること
によりインストラクションレジスタIR1から上記命令
繰り返し数を取り込む。また、次の動作サイクルでは繰
り返し実行すべきマイクロ命令がマイクロROM41か
ら読出されて同様にインストラクションデコーダIDE
C1で解読されて実行されるが、このとき、インストラ
クションデコーダIDEC1はインストラクションレジ
スタIR1から出力される当該命令のみを制御信号IR
2EによりインストラクションレジスタIR2に内部転
送して保持させる。そしてそれ以降の命令実行サイクル
において、インストラクションデコーダIDEC1は、
制御信号ID2Eをイネーブルレベルに反転して他方の
インストラクションデコーダIDEC2を活性化し、且
つ、制御信号SCによりセレクタSELを切り替えてイ
ンストラクションレジスタIR2が保有するマイクロ命
令を繰り返しインストラクションデコーダIDEC1に
供給して、当該命令を繰り返し実行させる。斯る演算命
令の繰り返し実行中において、前記リピートカウンタR
Cは命令の実行毎にプリセット値をデクリメントし、計
数値がゼロに戻されると、カウントアップ信号CNTU
PをインストラクションデコーダIDEC1に出力す
る。
【0042】この間にマイクロROM41から読出され
るマイクロ命令はインストラクションレジスタIR1を
介してインストラクションデコーダIDEC2に供給さ
れる。このようにして供給されるマイクロ命令は状態遷
移制御のための非演算命令であって、フラグ処理ブロッ
ク43などを制御して、演算ブロック42を利用した演
算処理に並行して条件分岐のためのフラグ処理のような
状態遷移制御を実行させる。演算命令の繰り返し処理に
対して状態遷移制御のための命令実行回数は少なくされ
ている。したがって、状態遷移制御を終了すると、イン
ストラクションデコーダIDEC2は制御信号PCWに
よりプログラムカウンタPCの動作とインストラクショ
ンレジスタIR1の出力動作を停止させて、繰り返し演
算処理の終了を待つ。計算値がゼロにされることによっ
てリピートカウンタRCからカウントアップCNTUP
が出力される時、繰り返し演算処理の終了をインストラ
クションデコーダIDEC1は認識する。そしてインス
トラクションデコーダIDEC1は、制御信号SC,I
D2E,IR2Eを通常の命令実行シーケンス時の状態
に戻す。そして制御信号SCによってセレクタSELは
インストラクションレジスタIR1側に切り替えられる
と共に、制御信号ID2Eを受けることによって、イン
ストラクションデコーダIDEC2は、制御信号PCW
を反転する。これにより、プログラムカウンタPCの動
作が可能にされて、次のマイクロ命令をインストラクシ
ョンデコーダIDEC1が解読して通常のマイクロ命令
の実行が可能にされる。
るマイクロ命令はインストラクションレジスタIR1を
介してインストラクションデコーダIDEC2に供給さ
れる。このようにして供給されるマイクロ命令は状態遷
移制御のための非演算命令であって、フラグ処理ブロッ
ク43などを制御して、演算ブロック42を利用した演
算処理に並行して条件分岐のためのフラグ処理のような
状態遷移制御を実行させる。演算命令の繰り返し処理に
対して状態遷移制御のための命令実行回数は少なくされ
ている。したがって、状態遷移制御を終了すると、イン
ストラクションデコーダIDEC2は制御信号PCWに
よりプログラムカウンタPCの動作とインストラクショ
ンレジスタIR1の出力動作を停止させて、繰り返し演
算処理の終了を待つ。計算値がゼロにされることによっ
てリピートカウンタRCからカウントアップCNTUP
が出力される時、繰り返し演算処理の終了をインストラ
クションデコーダIDEC1は認識する。そしてインス
トラクションデコーダIDEC1は、制御信号SC,I
D2E,IR2Eを通常の命令実行シーケンス時の状態
に戻す。そして制御信号SCによってセレクタSELは
インストラクションレジスタIR1側に切り替えられる
と共に、制御信号ID2Eを受けることによって、イン
ストラクションデコーダIDEC2は、制御信号PCW
を反転する。これにより、プログラムカウンタPCの動
作が可能にされて、次のマイクロ命令をインストラクシ
ョンデコーダIDEC1が解読して通常のマイクロ命令
の実行が可能にされる。
【0043】図9に示される演算ブロック42は、適応
フィルタとして利用される。ここで、演算ブロック42
を詳細に説明する前に、先ず適応フィルタのアルゴリズ
ムを説明する。
フィルタとして利用される。ここで、演算ブロック42
を詳細に説明する前に、先ず適応フィルタのアルゴリズ
ムを説明する。
【0044】図12には、トランスバーサル型の適応フ
ィルタのアルゴリズムの一例が示される。図12におい
てSは入力信号、Zは特に制限されないが、入力信号S
のサンプル周期に応ずる遅延時間を以て入力信号Sを順
次保持していく遅延要素、C0〜Cnはタップ係数であ
る。適応フィルタはタップ毎に同じような処理を時系列
的に繰り返すものであり、その処理は、入力信号Sを対
応するタップ係数に乗じ(MM)、その値を全タップに
つき加算(TA)してフィルタ出力Yを得るための出力
演算処理と、誤差信号ESに応じて前記タップ係数を更
新するタップ係数更新処理に大別される。タップ係数更
新処理は、誤差信号ESと入力信号Sとを乗算(M)
し、その値にタップ更新係数若しくは収束係数を与えて
(K)タップ係数の更新量を取得し、この更新量に前回
のタップ係数を加算(A)して、これを新たなタップ係
数とするものである。タップ係数はアドレス対応でデー
タメモリに格納されており、同データメモリから読出さ
れるタップ係数は前記フィルタの出力演算処理の乗算M
Mとタップ係数更新処理のための加算Aに供されるが、
加算Aによって更新されたタップ係数は前記データメモ
リの同一アドレスに書き戻されることになる。
ィルタのアルゴリズムの一例が示される。図12におい
てSは入力信号、Zは特に制限されないが、入力信号S
のサンプル周期に応ずる遅延時間を以て入力信号Sを順
次保持していく遅延要素、C0〜Cnはタップ係数であ
る。適応フィルタはタップ毎に同じような処理を時系列
的に繰り返すものであり、その処理は、入力信号Sを対
応するタップ係数に乗じ(MM)、その値を全タップに
つき加算(TA)してフィルタ出力Yを得るための出力
演算処理と、誤差信号ESに応じて前記タップ係数を更
新するタップ係数更新処理に大別される。タップ係数更
新処理は、誤差信号ESと入力信号Sとを乗算(M)
し、その値にタップ更新係数若しくは収束係数を与えて
(K)タップ係数の更新量を取得し、この更新量に前回
のタップ係数を加算(A)して、これを新たなタップ係
数とするものである。タップ係数はアドレス対応でデー
タメモリに格納されており、同データメモリから読出さ
れるタップ係数は前記フィルタの出力演算処理の乗算M
Mとタップ係数更新処理のための加算Aに供されるが、
加算Aによって更新されたタップ係数は前記データメモ
リの同一アドレスに書き戻されることになる。
【0045】図13には、図12に示される適応フィル
タを構成するための演算ブロック42の一実施例が示さ
れる。同図においてDRMは図12に示されるタップ係
数C0〜Cnをアドレス対応で保持するためのデータメ
モリ、SRMは遅延要素として機能するシフトレジスタ
のようなシンボルメモリである。演算ブロック42内の
レジスタRS0,RS1,RB,ESR,RDLT、セ
レクタSEL、アキュムレータACC、乗算器MULT
1,MULT2、算術論理演算回路ALU1,ALU
2、及びバスドライバBDRV,BDRV2は、上記イ
ンストラクションデコーダIDEC1から供給される制
御信号によってその動作が制御される。
タを構成するための演算ブロック42の一実施例が示さ
れる。同図においてDRMは図12に示されるタップ係
数C0〜Cnをアドレス対応で保持するためのデータメ
モリ、SRMは遅延要素として機能するシフトレジスタ
のようなシンボルメモリである。演算ブロック42内の
レジスタRS0,RS1,RB,ESR,RDLT、セ
レクタSEL、アキュムレータACC、乗算器MULT
1,MULT2、算術論理演算回路ALU1,ALU
2、及びバスドライバBDRV,BDRV2は、上記イ
ンストラクションデコーダIDEC1から供給される制
御信号によってその動作が制御される。
【0046】前記演算ブロック42は、適応フィルタと
して専用化されるものであり、フィルタの出力演算処理
回路72と更新演算処理回路73が夫々別々に設けられ
ている。
して専用化されるものであり、フィルタの出力演算処理
回路72と更新演算処理回路73が夫々別々に設けられ
ている。
【0047】フィルタの出力演算処理回路72は、入力
レジスタRB、セレクタSEL、乗算器MULT1、出
力レジスタRG、算術論理演算器ALU1、及びアキュ
ムレータACCによって構成される。シンボルメモリS
RMから読出された入力信号はセレクタSELによりレ
ジスタRS0,RS1の一方から乗算器MULT1の一
方の図示しない入力端子に与えられ、また、データメモ
リDRMから読出されたタップ係数は入力レジスタRB
から乗算器MULT1の他方の図示しない入力端子に与
えられる。乗算器MULT1はそれら入力を乗算し(図
12の乗算処理MM)、その乗算結果を出力レジスタR
Gから算術論理演算器ALU1の一方の図示しない入力
端子に与える。算術論理演算器ALU1は、あらかじめ
アキュムレータACCが保持している加算値を他方の図
示しない入力端子から入力し、レジスタRGの出力値と
アキュムレータACCの出力値を加算する(図12の加
算処理TA)。そして算術論理演算器ALU1は、その
加算結果をアキュムレータACCに出力する。算術論理
演算器ALU1は、一つのサンプル信号に対する全タッ
プの出力を加算したときに、アキュムレータACCに保
持されている値をフィルタ出力YとしてバスドライバB
DRV1を介して共通内部データバス71に出力する。
レジスタRB、セレクタSEL、乗算器MULT1、出
力レジスタRG、算術論理演算器ALU1、及びアキュ
ムレータACCによって構成される。シンボルメモリS
RMから読出された入力信号はセレクタSELによりレ
ジスタRS0,RS1の一方から乗算器MULT1の一
方の図示しない入力端子に与えられ、また、データメモ
リDRMから読出されたタップ係数は入力レジスタRB
から乗算器MULT1の他方の図示しない入力端子に与
えられる。乗算器MULT1はそれら入力を乗算し(図
12の乗算処理MM)、その乗算結果を出力レジスタR
Gから算術論理演算器ALU1の一方の図示しない入力
端子に与える。算術論理演算器ALU1は、あらかじめ
アキュムレータACCが保持している加算値を他方の図
示しない入力端子から入力し、レジスタRGの出力値と
アキュムレータACCの出力値を加算する(図12の加
算処理TA)。そして算術論理演算器ALU1は、その
加算結果をアキュムレータACCに出力する。算術論理
演算器ALU1は、一つのサンプル信号に対する全タッ
プの出力を加算したときに、アキュムレータACCに保
持されている値をフィルタ出力YとしてバスドライバB
DRV1を介して共通内部データバス71に出力する。
【0048】タップ係数更新演算処理回路73は、レジ
スタESR、乗算器MULT2、シフタSHIFT、レ
ジスタRDLT、算術論理演算器ALU2、及びデータ
メモリDRMを含んで構成される。レジスタESRには
誤差信号が保持されていて、この誤差信号とレジスタR
S0から供給されるに入力信号とが乗算器MULT2で
乗算され(図12の乗算処理M)、乗算結果はシフタS
HIFTで所定ビットシフトされて(図12の更新係数
K付与処理)、レジスタRDLTに保持される。算術論
理演算器ALU2は、レジスタRDLTに保持されてい
るタップ係数更新量と、データメモリDRMから供給さ
れるタップ係数を加算する(図12の加算処理A)。更
新されたタップ係数はデータメモリDRMの同一アドレ
スに書き戻される。
スタESR、乗算器MULT2、シフタSHIFT、レ
ジスタRDLT、算術論理演算器ALU2、及びデータ
メモリDRMを含んで構成される。レジスタESRには
誤差信号が保持されていて、この誤差信号とレジスタR
S0から供給されるに入力信号とが乗算器MULT2で
乗算され(図12の乗算処理M)、乗算結果はシフタS
HIFTで所定ビットシフトされて(図12の更新係数
K付与処理)、レジスタRDLTに保持される。算術論
理演算器ALU2は、レジスタRDLTに保持されてい
るタップ係数更新量と、データメモリDRMから供給さ
れるタップ係数を加算する(図12の加算処理A)。更
新されたタップ係数はデータメモリDRMの同一アドレ
スに書き戻される。
【0049】前記算術論理演算器ALU2とデータメモ
リDRMは、データメモリDRMから読出したタップ係
数に更新量を加算した値を当該データメモリDRMの同
一アドレスに再び書き込んで順次保持していくから、こ
の機能より明らかなように積分回路を構成する。このと
き、データメモリDRMから読出されるタップ係数を算
術論理演算器ALU2に与えるためのデータ転送経路は
専用データバス70によって構成されている。また、デ
ータメモリDRMは、図13の演算ブロック42の動作
を規定する1マシンサイクルでリード及びライト動作さ
れる所謂リード・モディファイ・ライト形式で動作され
る。専用データバス70は他の回路モジュールに共用さ
れず局所的に配置され、且つ、そのバス信号線の引き回
し長さは最短とされるから、不所望な負荷成分も極めて
小さく、算術論理演算器ALU2へのタップ係数の伝達
を高速で行うことができ、タイミング上無理なく、デー
タメモリDRMをリード・モディファイ・ライトするこ
とができる。したがって、タップ係数更新のための積分
演算を、1タップあたり1マシンサイクルで確実に行う
ことができる。ここで、共通内部データバス71を構成
する信号線をm本、専用データバス70を構成する信号
線をn本とすると、m<nの関係が成り立つ。
リDRMは、データメモリDRMから読出したタップ係
数に更新量を加算した値を当該データメモリDRMの同
一アドレスに再び書き込んで順次保持していくから、こ
の機能より明らかなように積分回路を構成する。このと
き、データメモリDRMから読出されるタップ係数を算
術論理演算器ALU2に与えるためのデータ転送経路は
専用データバス70によって構成されている。また、デ
ータメモリDRMは、図13の演算ブロック42の動作
を規定する1マシンサイクルでリード及びライト動作さ
れる所謂リード・モディファイ・ライト形式で動作され
る。専用データバス70は他の回路モジュールに共用さ
れず局所的に配置され、且つ、そのバス信号線の引き回
し長さは最短とされるから、不所望な負荷成分も極めて
小さく、算術論理演算器ALU2へのタップ係数の伝達
を高速で行うことができ、タイミング上無理なく、デー
タメモリDRMをリード・モディファイ・ライトするこ
とができる。したがって、タップ係数更新のための積分
演算を、1タップあたり1マシンサイクルで確実に行う
ことができる。ここで、共通内部データバス71を構成
する信号線をm本、専用データバス70を構成する信号
線をn本とすると、m<nの関係が成り立つ。
【0050】前記データメモリDRMから読出されるタ
ップ係数はフィルタ出力演算のために共通内部データバ
ス71を介してレジスタRBにも供給されるが、このと
き、前記専用データバス70が共通内部データバス71
に直結されることによって専用データバス70上でのタ
ップ係数の伝達が遅延する虞のある場合には、共通内部
データバス71と専用内部データバス70との間にバッ
ファとしても機能するようなバスドライバBDRV2を
配置しておくとよい。バスドライバBDRV1,BDR
V2のそれぞれは、共通内部データバス71を構成する
信号線の数(m個)設けられているが、図面の簡略化の
ため1個ずつしか示していない。
ップ係数はフィルタ出力演算のために共通内部データバ
ス71を介してレジスタRBにも供給されるが、このと
き、前記専用データバス70が共通内部データバス71
に直結されることによって専用データバス70上でのタ
ップ係数の伝達が遅延する虞のある場合には、共通内部
データバス71と専用内部データバス70との間にバッ
ファとしても機能するようなバスドライバBDRV2を
配置しておくとよい。バスドライバBDRV1,BDR
V2のそれぞれは、共通内部データバス71を構成する
信号線の数(m個)設けられているが、図面の簡略化の
ため1個ずつしか示していない。
【0051】演算ブロック42にて所定データが演算さ
れた結果、つまり、その演算によってオーバーフローあ
るいはキャリーなどが発生したことを示す信号は、イン
ストラクションデコーダIDEC1及び信号線SLを介
してインストラクションデコーダIDEC2に供給され
る。
れた結果、つまり、その演算によってオーバーフローあ
るいはキャリーなどが発生したことを示す信号は、イン
ストラクションデコーダIDEC1及び信号線SLを介
してインストラクションデコーダIDEC2に供給され
る。
【0052】図14には、図9にて示されているフラグ
処理ブロック43の一実施例が示されている。例えば、
フラグ0〜mのそれぞれはフリップフロップからなる。
インストラクションデコーダIDEC2は、インストラ
クションレジスタIR1から供給された命令を解読する
ことによってフラグ書き込みアドレスFWAを形成し、
アドレスデコーダADCに供給する。アドレスデコーダ
ADCは、供給されたフラグ書き込みアドレスFWAに
従ってフラグ0〜n+1を選択する。選択されたフラグ
0〜n+1は、インストラクションデコーダIDEC2
が命令を解読することによって形成されたフラグリセッ
ト信号FRによって”0”が書き込まれるか、又は、フ
ラグセット信号FSによって”1”が書き込まれる。ま
た、インストラクションデコーダIDEC2は、演算ブ
ロック42から供給された演算結果を解読することによ
ってフラグ書き込みアドレスFWAを形成し、アドレス
デコーダADCに供給する。アドレスデコーダADC
は、供給されたフラグ書き込みアドレスFWAに従って
フラグ0〜n+1を選択する。選択されたフラグ0〜n
+1は、インストラクションデコーダIDEC2が命令
を解読することによって形成されたフラグリセット信号
FRによって”0”が書き込まれるか、又は、フラグセ
ット信号FSによって”1”が書き込まれる。フラグn
+2〜mには、アナログ・フロント・エンド・ユニット
11、あるいはディジタル・シグナル・プロセッサ1
2、若しくはプロトコル・コントロール・ユニット14
からの信号A,B,C,X,Yがセットされる。信号
A,B,C,X,Yは、例えば、エコーキャンセルLS
I10の外部装置がエコーキャンセルLSI10にデー
タ転送をすることを示すための信号、或はエコーキャン
セルLSI10が受信した信号の同期状態を示すなどの
信号である。セレクタSLTは、インストラクションデ
コーダIDEC2にて命令を解読することによって形成
されたフラグ読出しアドレスFRAに従って、フラグ0
〜mの内の所定フラグ内に蓄えられているデータをイン
ストラクションデコーダIDEC2に出力する。
処理ブロック43の一実施例が示されている。例えば、
フラグ0〜mのそれぞれはフリップフロップからなる。
インストラクションデコーダIDEC2は、インストラ
クションレジスタIR1から供給された命令を解読する
ことによってフラグ書き込みアドレスFWAを形成し、
アドレスデコーダADCに供給する。アドレスデコーダ
ADCは、供給されたフラグ書き込みアドレスFWAに
従ってフラグ0〜n+1を選択する。選択されたフラグ
0〜n+1は、インストラクションデコーダIDEC2
が命令を解読することによって形成されたフラグリセッ
ト信号FRによって”0”が書き込まれるか、又は、フ
ラグセット信号FSによって”1”が書き込まれる。ま
た、インストラクションデコーダIDEC2は、演算ブ
ロック42から供給された演算結果を解読することによ
ってフラグ書き込みアドレスFWAを形成し、アドレス
デコーダADCに供給する。アドレスデコーダADC
は、供給されたフラグ書き込みアドレスFWAに従って
フラグ0〜n+1を選択する。選択されたフラグ0〜n
+1は、インストラクションデコーダIDEC2が命令
を解読することによって形成されたフラグリセット信号
FRによって”0”が書き込まれるか、又は、フラグセ
ット信号FSによって”1”が書き込まれる。フラグn
+2〜mには、アナログ・フロント・エンド・ユニット
11、あるいはディジタル・シグナル・プロセッサ1
2、若しくはプロトコル・コントロール・ユニット14
からの信号A,B,C,X,Yがセットされる。信号
A,B,C,X,Yは、例えば、エコーキャンセルLS
I10の外部装置がエコーキャンセルLSI10にデー
タ転送をすることを示すための信号、或はエコーキャン
セルLSI10が受信した信号の同期状態を示すなどの
信号である。セレクタSLTは、インストラクションデ
コーダIDEC2にて命令を解読することによって形成
されたフラグ読出しアドレスFRAに従って、フラグ0
〜mの内の所定フラグ内に蓄えられているデータをイン
ストラクションデコーダIDEC2に出力する。
【0053】上記並列処理を更に具体的に説明する。こ
の並列処理は、特に制限されないが、例えば次の命令記
述によって実現することができる。 RPT(REPEAT) OP(OPERATION) CALL SUB(サブルーチン・コール命令) If Eir(Address No.i)=1 Goto A If Eir(Address No.j)=1 Goto B ↓ If Eir(Address No.x)=1 Goto G A;Set Reg←次状態アドレス,goto EXIT B;Set Reg←次状態アドレス,goto EXIT ↓ G;Set Reg←次状態アドレス,goto EXIT EXIT;RETURN WAIT(ウェイト命令)
の並列処理は、特に制限されないが、例えば次の命令記
述によって実現することができる。 RPT(REPEAT) OP(OPERATION) CALL SUB(サブルーチン・コール命令) If Eir(Address No.i)=1 Goto A If Eir(Address No.j)=1 Goto B ↓ If Eir(Address No.x)=1 Goto G A;Set Reg←次状態アドレス,goto EXIT B;Set Reg←次状態アドレス,goto EXIT ↓ G;Set Reg←次状態アドレス,goto EXIT EXIT;RETURN WAIT(ウェイト命令)
【0054】前記”RPT”はリピート命令であり、演
算命令の繰り返し回数、繰り返すべき命令数、演算命令
の実行に際して必要とされるオペランドアドレスを生成
するポインタのプリセット値なども保有する。
算命令の繰り返し回数、繰り返すべき命令数、演算命令
の実行に際して必要とされるオペランドアドレスを生成
するポインタのプリセット値なども保有する。
【0055】前記”OP”はリピート命令によって繰り
返し実行されるべき演算命令であって、単数若しくは複
数個の命令である。複数個である場合には、前記インス
トラクションレジスタIR2は当該複数個の演算命令を
順番に保持すると共に、保持した命令を交互に繰り返し
出力可能にされる。例えばその演算命令がエコーキャン
セルなどのための適応フィルタ処理である場合には、図
12に示されるアルゴリズムに従った1タップ当りの単
数若しくは複数個の演算命令が記述される。
返し実行されるべき演算命令であって、単数若しくは複
数個の命令である。複数個である場合には、前記インス
トラクションレジスタIR2は当該複数個の演算命令を
順番に保持すると共に、保持した命令を交互に繰り返し
出力可能にされる。例えばその演算命令がエコーキャン
セルなどのための適応フィルタ処理である場合には、図
12に示されるアルゴリズムに従った1タップ当りの単
数若しくは複数個の演算命令が記述される。
【0056】前記”CALL SUB”は、遷移状態検
出並びに状態設定を行うためのサブルーチン・コール命
令である。遷移状態検出並びに状態設定の処理は、検出
した状態に応じて行う処理が夫々固有の処理とされるた
めサブルーチン化される。そのサブルーチンはIf文に
よって与えられるアドレス(i,j,〜x)の値によっ
て指定されるイベント・インフォメーション・レジスタ
・ファイル13内のレジスタの保有値が論理1か論理0
かによって遷移状態の検出を行い、当該If文のラベル
(A,B,〜G)によって指定される処理に分岐する。
そのラベルによって指定される処理は、次に処理すべき
状態のアドレスをディジタル・シグナル・プロセッサの
内部レジスタなどに設定する処理である。例えば、次の
ユニットインターバルで実行すべき命令の開始アドレス
などである。前記If文の記述の順番は状態遷移制御に
よって処理すべき優先順位に従っている。ラベルで指定
される処理を実行した後は、サブルーチンからリターン
する。
出並びに状態設定を行うためのサブルーチン・コール命
令である。遷移状態検出並びに状態設定の処理は、検出
した状態に応じて行う処理が夫々固有の処理とされるた
めサブルーチン化される。そのサブルーチンはIf文に
よって与えられるアドレス(i,j,〜x)の値によっ
て指定されるイベント・インフォメーション・レジスタ
・ファイル13内のレジスタの保有値が論理1か論理0
かによって遷移状態の検出を行い、当該If文のラベル
(A,B,〜G)によって指定される処理に分岐する。
そのラベルによって指定される処理は、次に処理すべき
状態のアドレスをディジタル・シグナル・プロセッサの
内部レジスタなどに設定する処理である。例えば、次の
ユニットインターバルで実行すべき命令の開始アドレス
などである。前記If文の記述の順番は状態遷移制御に
よって処理すべき優先順位に従っている。ラベルで指定
される処理を実行した後は、サブルーチンからリターン
する。
【0057】前記”WAIT”はウェイト命令であり、
前記サブルーチンからリターンした後に実行される命令
である。このウェイト命令は、制御信号PCWによりプ
ログラムカウンタPCの動作とインストラクションレジ
スタIR1の出力動作を停止させて、繰り返し演算処理
の終了を待つための命令である。このウェイト状態はリ
ピートカウンタRCから出力されるカウントアップCN
TUPがイネーブルレベル(計数値がゼロ)にされるこ
とによって解除される。
前記サブルーチンからリターンした後に実行される命令
である。このウェイト命令は、制御信号PCWによりプ
ログラムカウンタPCの動作とインストラクションレジ
スタIR1の出力動作を停止させて、繰り返し演算処理
の終了を待つための命令である。このウェイト状態はリ
ピートカウンタRCから出力されるカウントアップCN
TUPがイネーブルレベル(計数値がゼロ)にされるこ
とによって解除される。
【0058】図10には前記命令記述に従った演算命令
と非演算命令とによる並列処理のタイミング図が示され
る。通常の命令実行シーケンスにおいて、制御信号SL
CはインストラクションレジスタIR1の出力を選択
し、制御信号IR2EはインストラクションレジスタI
R2への命令取り込みを禁止している。また、ネゲート
された制御信号PCWによってプログラムカウンタPC
及びインストラクションレジスタIR1の動作が許容さ
れ、且つ、ネゲートされた制御信号ID2Eによりイン
ストラクションデコーダIDEC2は非活性化されてい
る。
と非演算命令とによる並列処理のタイミング図が示され
る。通常の命令実行シーケンスにおいて、制御信号SL
CはインストラクションレジスタIR1の出力を選択
し、制御信号IR2EはインストラクションレジスタI
R2への命令取り込みを禁止している。また、ネゲート
された制御信号PCWによってプログラムカウンタPC
及びインストラクションレジスタIR1の動作が許容さ
れ、且つ、ネゲートされた制御信号ID2Eによりイン
ストラクションデコーダIDEC2は非活性化されてい
る。
【0059】前記リピート命令(RPT)がマイクロR
OM41からインストラクションレジスタIR1に読出
されると、インストラクションデコーダIDEC1はそ
れを解読して、リピートカウンタRCに命令の繰り返し
回数nをプリセットする。次の動作サイクルでは繰り返
し実行すべき演算命令(OP)がマイクロROM41か
ら読出されて同様にインストラクションデコーダIDE
C1で解読されて実行されるが、このとき、制御信号I
R2Eが一時的にハイレベルにされることにより、イン
ストラクションレジスタIR1から出力される当該命令
がインストラクションレジスタIR2に内部転送され
る。そしてそれ以降の命令実行サイクルにおいてインス
トラクションデコーダIDEC1は、制御信号ID2E
をイネーブルレベル(ハイレベル)に反転して他方のイ
ンストラクションデコーダIDEC2を活性化し、且
つ、制御信号SCをハイレベルにしている期間セレクタ
SELを切り替えてインストラクションレジスタIR2
が保有するマイクロ命令を繰り返しインストラクション
デコーダIDEC1に供給して、当該演算命令を繰り返
し実行させる。斯る演算命令の繰り返し実行中において
前記リピートカウンタRCは命令の実行毎にプリセット
値nをデクリメントする。
OM41からインストラクションレジスタIR1に読出
されると、インストラクションデコーダIDEC1はそ
れを解読して、リピートカウンタRCに命令の繰り返し
回数nをプリセットする。次の動作サイクルでは繰り返
し実行すべき演算命令(OP)がマイクロROM41か
ら読出されて同様にインストラクションデコーダIDE
C1で解読されて実行されるが、このとき、制御信号I
R2Eが一時的にハイレベルにされることにより、イン
ストラクションレジスタIR1から出力される当該命令
がインストラクションレジスタIR2に内部転送され
る。そしてそれ以降の命令実行サイクルにおいてインス
トラクションデコーダIDEC1は、制御信号ID2E
をイネーブルレベル(ハイレベル)に反転して他方のイ
ンストラクションデコーダIDEC2を活性化し、且
つ、制御信号SCをハイレベルにしている期間セレクタ
SELを切り替えてインストラクションレジスタIR2
が保有するマイクロ命令を繰り返しインストラクション
デコーダIDEC1に供給して、当該演算命令を繰り返
し実行させる。斯る演算命令の繰り返し実行中において
前記リピートカウンタRCは命令の実行毎にプリセット
値nをデクリメントする。
【0060】この間に、前記演算命令OPの後記に記述
されているサブルーチンコール命令(CALL SU
B)がマイクロROM41から読出され、インストラク
ションレジスタIR1を介してインストラクションデコ
ーダIDEC2に供給される。このようにして、演算処
理に並行して状態遷移制御のための非演算命令である各
種サブルーチンの命令(SUB)が実行される。サブル
ーチンの実行が終了すると、マイクロROM41からウ
ェイト命令(WAIT)が読出され、これをインストラ
クションデコーダIDEC2が解読することにより、制
御信号PCWをハイレベルにして、プログラムカウンタ
PCの動作とインストラクションレジスタIR1の出力
動作を停止させて、繰り返し演算処理の終了を待つ。リ
ピートカウンタRCから出力されるカウントアップCN
TUPがリピートカウンタRCの計数値がゼロであるこ
とを示すイネーブルレベルにされると、これをインスト
ラクションデコーダIDEC1が認識して、制御信号S
Cをロウレベルにし、セレクタSELをインストラクシ
ョンレジスタIR1側に切り替えると共に、制御信号P
CWをロウレベルにする。これにより、プログラムカウ
ンタPCの動作が可能にされて、ウェイト命令の次に記
述された次のマイクロ命令をインストラクションデコー
ダIDEC1が解読して通常のマイクロ命令の実行が可
能にされる。
されているサブルーチンコール命令(CALL SU
B)がマイクロROM41から読出され、インストラク
ションレジスタIR1を介してインストラクションデコ
ーダIDEC2に供給される。このようにして、演算処
理に並行して状態遷移制御のための非演算命令である各
種サブルーチンの命令(SUB)が実行される。サブル
ーチンの実行が終了すると、マイクロROM41からウ
ェイト命令(WAIT)が読出され、これをインストラ
クションデコーダIDEC2が解読することにより、制
御信号PCWをハイレベルにして、プログラムカウンタ
PCの動作とインストラクションレジスタIR1の出力
動作を停止させて、繰り返し演算処理の終了を待つ。リ
ピートカウンタRCから出力されるカウントアップCN
TUPがリピートカウンタRCの計数値がゼロであるこ
とを示すイネーブルレベルにされると、これをインスト
ラクションデコーダIDEC1が認識して、制御信号S
Cをロウレベルにし、セレクタSELをインストラクシ
ョンレジスタIR1側に切り替えると共に、制御信号P
CWをロウレベルにする。これにより、プログラムカウ
ンタPCの動作が可能にされて、ウェイト命令の次に記
述された次のマイクロ命令をインストラクションデコー
ダIDEC1が解読して通常のマイクロ命令の実行が可
能にされる。
【0061】図11にはディジタル・シグナル・プロセ
ッサの命令制御ブロックの別の実施例が示される。命令
制御ブロック44は、演算命令の制御系60と非演算命
令の制御系50の夫々に、相互にメモリ空間を分離した
制御記憶としてのメインメモリ51とサブメモリ61、
及び夫々の制御記憶に固有のプログラムカウンタPC
3,PC4を設け、前記非演算命令の制御系50におけ
る命令実行状態に応じて、他方の演算命令の制御系60
のプログラムカウンタPC4の動作に同期を与えて、演
算命令と非演算命令とを所望のタイミングで並列的に実
行させるものであり、その並列動作のための制御論理は
インストラクションデコーダIDEC3,IDEC4が
有する。メインメモリ51は前記遷移状態の検出及び設
定のための一連のマイクロプログラム記述とその最後に
記述された外部同期フラグを検出するための命令とを非
演算命令として保有する。サブメモリ61は適応フィル
タ処理などの演算処理用のマイクロプログラムを保有す
る。インストラクションデコーダIDEC3は比較回路
COMを有しており、比較回路COMは、例えば、外部
同期フラグを検出するために所定命令によって比較回路
COM内にセットされたデータと、前記命令によって指
定されるフラグ処理ブロック43内の外部同期フラグに
蓄えられているデータとを比較し、一致を検出すると、
プログラムカウンタPC4の値をリセットする。これに
より、サブメモリ61から順次演算命令が読出され、こ
れがインストラクションデコーダIDEC4で解読され
ることにより、演算ブロックに演算を実行させる。演算
を実行した後は、演算命令制御系60はウェイト命令な
どを実行しプログラムカウンタPC4の値をホールドし
て待機状態を採る。再びインストラクションデコーダI
DEC3からプログラムカウンタPC4にリセット信号
が供給されると、演算命令制御系60は再び演算処理を
開始する。メインメモリ51からは逐次遷移状態の検出
と遷移状態の設定に関する非演算命令が読出されて実行
されるが、一連の処理を終了すると、その最後において
外部同期フラグを検出する命令を実行し続ける。この命
令実行によって外部同期フラグを検出すると、非演算命
令制御系50は初期アドレスに分岐し、再びプログラム
カウンタPC4をリセットする。斯るアーキテクチャに
よっても遷移状態の検出及び設定などの非演算処理と演
算処理とを並列的に行うことができ、上記実施例同様
に、一連の処理を実行するための見かけ上の動作サイク
ル数を低減することができる。
ッサの命令制御ブロックの別の実施例が示される。命令
制御ブロック44は、演算命令の制御系60と非演算命
令の制御系50の夫々に、相互にメモリ空間を分離した
制御記憶としてのメインメモリ51とサブメモリ61、
及び夫々の制御記憶に固有のプログラムカウンタPC
3,PC4を設け、前記非演算命令の制御系50におけ
る命令実行状態に応じて、他方の演算命令の制御系60
のプログラムカウンタPC4の動作に同期を与えて、演
算命令と非演算命令とを所望のタイミングで並列的に実
行させるものであり、その並列動作のための制御論理は
インストラクションデコーダIDEC3,IDEC4が
有する。メインメモリ51は前記遷移状態の検出及び設
定のための一連のマイクロプログラム記述とその最後に
記述された外部同期フラグを検出するための命令とを非
演算命令として保有する。サブメモリ61は適応フィル
タ処理などの演算処理用のマイクロプログラムを保有す
る。インストラクションデコーダIDEC3は比較回路
COMを有しており、比較回路COMは、例えば、外部
同期フラグを検出するために所定命令によって比較回路
COM内にセットされたデータと、前記命令によって指
定されるフラグ処理ブロック43内の外部同期フラグに
蓄えられているデータとを比較し、一致を検出すると、
プログラムカウンタPC4の値をリセットする。これに
より、サブメモリ61から順次演算命令が読出され、こ
れがインストラクションデコーダIDEC4で解読され
ることにより、演算ブロックに演算を実行させる。演算
を実行した後は、演算命令制御系60はウェイト命令な
どを実行しプログラムカウンタPC4の値をホールドし
て待機状態を採る。再びインストラクションデコーダI
DEC3からプログラムカウンタPC4にリセット信号
が供給されると、演算命令制御系60は再び演算処理を
開始する。メインメモリ51からは逐次遷移状態の検出
と遷移状態の設定に関する非演算命令が読出されて実行
されるが、一連の処理を終了すると、その最後において
外部同期フラグを検出する命令を実行し続ける。この命
令実行によって外部同期フラグを検出すると、非演算命
令制御系50は初期アドレスに分岐し、再びプログラム
カウンタPC4をリセットする。斯るアーキテクチャに
よっても遷移状態の検出及び設定などの非演算処理と演
算処理とを並列的に行うことができ、上記実施例同様
に、一連の処理を実行するための見かけ上の動作サイク
ル数を低減することができる。
【0062】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0063】例えば、アナログ回路の構成は上記実施例
に限定されず、また、A/D変換器はオーバーサンプリ
ング型に限定されず、ナイキストサンプリング型であっ
てもよく、更にオーバーサンプリング型A/D変換器の
場合にはデルタ−エム型、デルタ−シグマ型、補間型な
ど何れの形式であってもよい。また、演算命令はフィル
タ処理などのディジタル信号処理演算に限定されず、連
続的なデータ転送のための演算などであってもよく、ま
た、非演算命令は遷移状態の検出並びに設定というよう
なフラグ系の処理に限定されず、要は演算命令の実行に
利用しないハードウェアを利用して行うことができる処
理であればよい。更に、上記実施例では制御記憶の一例
をマイクロROMとして説明したが、マイクロプログラ
ムを保有するROMであってもよく、また、評価用のL
SIを考慮する場合にはRAMであってもよい。
に限定されず、また、A/D変換器はオーバーサンプリ
ング型に限定されず、ナイキストサンプリング型であっ
てもよく、更にオーバーサンプリング型A/D変換器の
場合にはデルタ−エム型、デルタ−シグマ型、補間型な
ど何れの形式であってもよい。また、演算命令はフィル
タ処理などのディジタル信号処理演算に限定されず、連
続的なデータ転送のための演算などであってもよく、ま
た、非演算命令は遷移状態の検出並びに設定というよう
なフラグ系の処理に限定されず、要は演算命令の実行に
利用しないハードウェアを利用して行うことができる処
理であればよい。更に、上記実施例では制御記憶の一例
をマイクロROMとして説明したが、マイクロプログラ
ムを保有するROMであってもよく、また、評価用のL
SIを考慮する場合にはRAMであってもよい。
【0064】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるISD
N用のエコーキャンセルLSIに適用した場合について
説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、
音声圧縮、音声合成、画像強調などの処理を行うために
専用的に利用されるLSIや汎用的に利用されるディジ
タル・シグナル・プロセッサ、さらにはアナログ回路と
ディジタル回路とを同一半導体基板に含むような1チッ
プ型のマイクロコンピュータなどにも広く適用すること
ができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるISD
N用のエコーキャンセルLSIに適用した場合について
説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、
音声圧縮、音声合成、画像強調などの処理を行うために
専用的に利用されるLSIや汎用的に利用されるディジ
タル・シグナル・プロセッサ、さらにはアナログ回路と
ディジタル回路とを同一半導体基板に含むような1チッ
プ型のマイクロコンピュータなどにも広く適用すること
ができる。
【0065】本発明は、少なくともアナログ回路と共に
半導体基板を共有するディジタル回路の動作で発生する
ノイズによるアナログ回路の動作精度低下を防止して有
効な条件のもの、また、演算命令と非演算命令とを並列
的に実行して有効な条件のものに広く適用することがで
きる。
半導体基板を共有するディジタル回路の動作で発生する
ノイズによるアナログ回路の動作精度低下を防止して有
効な条件のもの、また、演算命令と非演算命令とを並列
的に実行して有効な条件のものに広く適用することがで
きる。
【0066】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0067】すなわち、相互に半導体基板を共有するア
ナログ回路の所定動作時にディジタル回路の動作を停止
させるから、ディジタルノイズによるアナログ回路の動
作精度低下を防止することができるという効果がある。
ナログ回路の所定動作時にディジタル回路の動作を停止
させるから、ディジタルノイズによるアナログ回路の動
作精度低下を防止することができるという効果がある。
【0068】スイッチド・キャパシタ積分回路やキャパ
シタアレイを利用したA/D変換回路並びに局部D/A
変換回路などを含むアナログ回路のように、それが処理
すべき情報をスイッチの動作タイミングに従ってキャパ
シタにサンプリングするとき、そのサンプリング動作を
含む所定の期間だけディジタル回路の動作を停止させる
ことにより、そのキャパシタの蓄積ノードのレベルは接
合容量などを通したディジタルノイズによる電位変動を
受けず、所期の精度を以て情報を蓄積して動作するか
ら、ディジタルノイズによるアナログ特性の劣化を防止
することができる。
シタアレイを利用したA/D変換回路並びに局部D/A
変換回路などを含むアナログ回路のように、それが処理
すべき情報をスイッチの動作タイミングに従ってキャパ
シタにサンプリングするとき、そのサンプリング動作を
含む所定の期間だけディジタル回路の動作を停止させる
ことにより、そのキャパシタの蓄積ノードのレベルは接
合容量などを通したディジタルノイズによる電位変動を
受けず、所期の精度を以て情報を蓄積して動作するか
ら、ディジタルノイズによるアナログ特性の劣化を防止
することができる。
【0069】そのようなタイミングを発生させる手段と
して、前記サンプリングスイッチを制御するクロック信
号の変化タイミングを含む所定期間に、ディジタル回路
の動作基準クロック信号の変化を停止させるように当該
動作基準クロック信号を形成するためのクロック信号発
生手段を採用することにより、キャパシタへのサンプリ
ング動作を含む所定の期間だけディジタル回路の動作を
停止させる制御を容易に行うことができる。
して、前記サンプリングスイッチを制御するクロック信
号の変化タイミングを含む所定期間に、ディジタル回路
の動作基準クロック信号の変化を停止させるように当該
動作基準クロック信号を形成するためのクロック信号発
生手段を採用することにより、キャパシタへのサンプリ
ング動作を含む所定の期間だけディジタル回路の動作を
停止させる制御を容易に行うことができる。
【0070】アナログ回路の動作速度はそれが処理する
対象系の動作速度やビット精度などとの関係によって一
義的に若しくはさ程自由度無く決定される性質上、アナ
ログ回路の動作中にディジタル回路の動作を停止させる
ことができる時間的若しくは処理能力的な余裕はディジ
タル回路側で対処することが望ましく、このとき、ディ
ジタル・シグナル・プロセッサのようなディジタル回路
に、演算命令の実行に並行して非演算命令を実行させる
ことにより、当該ディジタル回路で所定の処理を行うた
めに必要なマシンサイクル数を低減させることができ
る。
対象系の動作速度やビット精度などとの関係によって一
義的に若しくはさ程自由度無く決定される性質上、アナ
ログ回路の動作中にディジタル回路の動作を停止させる
ことができる時間的若しくは処理能力的な余裕はディジ
タル回路側で対処することが望ましく、このとき、ディ
ジタル・シグナル・プロセッサのようなディジタル回路
に、演算命令の実行に並行して非演算命令を実行させる
ことにより、当該ディジタル回路で所定の処理を行うた
めに必要なマシンサイクル数を低減させることができ
る。
【0071】上記効果により、前記ディジタルノイズに
よるアナログ特性の劣化を防止するためにアナログ回路
の動作時にディジタル回路の動作を停止させる為の時間
的若しくは能力的な余裕を比較的簡単に得ることができ
る。
よるアナログ特性の劣化を防止するためにアナログ回路
の動作時にディジタル回路の動作を停止させる為の時間
的若しくは能力的な余裕を比較的簡単に得ることができ
る。
【0072】したがって、ディジタル・アナログ混載L
SIにおけるディジタル回路全体として必要なデータ処
理量が一定であるなら、ディジタル信号処理ユニットの
ようなディジタル回路における1動作サイクル当たりの
処理能力が向上すると、その能力向上分に相当する時間
だけディジタル回路の動作を停止することができ、この
停止期間をアナログ回路の最もノイズの影響を受け易い
動作タイミングに合わせることにより、ディジタルノイ
ズによるアナログ特性の劣化を防止でき、以て、ディジ
タル・アナログ混載LSI全体としての特性若しくは能
力を保証することができるようになる。
SIにおけるディジタル回路全体として必要なデータ処
理量が一定であるなら、ディジタル信号処理ユニットの
ようなディジタル回路における1動作サイクル当たりの
処理能力が向上すると、その能力向上分に相当する時間
だけディジタル回路の動作を停止することができ、この
停止期間をアナログ回路の最もノイズの影響を受け易い
動作タイミングに合わせることにより、ディジタルノイ
ズによるアナログ特性の劣化を防止でき、以て、ディジ
タル・アナログ混載LSI全体としての特性若しくは能
力を保証することができるようになる。
【0073】ディジタル回路側でのこのような対処は、
ディジタル回路の動作周波数を上げなくても済むように
作用するから、これに伴う電力消費量の増大やディジタ
ルノイズの増大を抑制することにも好都合である。
ディジタル回路の動作周波数を上げなくても済むように
作用するから、これに伴う電力消費量の増大やディジタ
ルノイズの増大を抑制することにも好都合である。
【0074】前記演算と非演算処理の並列化によるそれ
ら一連の処理に対するマシンサイクル数低減は、ディジ
タル・アナログ混載半導体集積回路に限らず、ディジタ
ル信号処理プロセッサなどのデータ処理プロセッサ単体
の処理速度向上という観点からの効果もある。
ら一連の処理に対するマシンサイクル数低減は、ディジ
タル・アナログ混載半導体集積回路に限らず、ディジタ
ル信号処理プロセッサなどのデータ処理プロセッサ単体
の処理速度向上という観点からの効果もある。
【0075】制御記憶から読出された特定の演算命令を
複数動作サイクル期間保持しながらこれを第1インスト
ラクションデコーダで繰り返し的に解読して実行するの
に並行して、当該制御記憶から非演算命令を読出してこ
れを第2インストラクションデコーダで解読しながら実
行することにより、単一の制御記憶に前記演算命令と非
演算命令を保有するときでも、演算命令と非演算命令と
を比較的容易に並列実行させることができる。
複数動作サイクル期間保持しながらこれを第1インスト
ラクションデコーダで繰り返し的に解読して実行するの
に並行して、当該制御記憶から非演算命令を読出してこ
れを第2インストラクションデコーダで解読しながら実
行することにより、単一の制御記憶に前記演算命令と非
演算命令を保有するときでも、演算命令と非演算命令と
を比較的容易に並列実行させることができる。
【0076】演算命令の制御系又は非演算命令の制御系
のうちの一方の命令実行状態に応じて他方の制御系のプ
ログラムカウンタの状態を制御して双方の制御系を並列
動作させることにより、演算命令の制御系と非演算命令
の制御系とを夫々固有の制御記憶を用いて制御する場合
にも、演算命令と非演算命令とを並列的に実行させるこ
とができる。
のうちの一方の命令実行状態に応じて他方の制御系のプ
ログラムカウンタの状態を制御して双方の制御系を並列
動作させることにより、演算命令の制御系と非演算命令
の制御系とを夫々固有の制御記憶を用いて制御する場合
にも、演算命令と非演算命令とを並列的に実行させるこ
とができる。
【図1】図1は本発明に係るディジタル・アナログ混載
LSIにおいてアナログ回路の動作時にディジタル回路
の動作を停止させるための一実施例説明図である。
LSIにおいてアナログ回路の動作時にディジタル回路
の動作を停止させるための一実施例説明図である。
【図2】図2は本発明に係るディジタル・アナログ混載
LSIの別の実施例に係るエコーキャンセルLSIのブ
ロック図である。
LSIの別の実施例に係るエコーキャンセルLSIのブ
ロック図である。
【図3】図3はオーバーサンプリング型A/D変換器の
原理説明図である。
原理説明図である。
【図4】図4はオーバーサンプリング型A/D変化器に
含まれるアナログ積分回路と局部D/A変化器の一例回
路図である。
含まれるアナログ積分回路と局部D/A変化器の一例回
路図である。
【図5】図5は図4に示される回路の動作クロック信号
の波形図である。
の波形図である。
【図6】図6はアナログ回路とディジタル回路の夫々の
動作クロック信号の関係を示す一例タイミング図であ
る。
動作クロック信号の関係を示す一例タイミング図であ
る。
【図7】図7は図2に示されるエコーキャンセルLSI
で実現される一例機能ブロック図である。
で実現される一例機能ブロック図である。
【図8】図8は演算命令と非演算命令との並列的な実行
状態を原理的に示す一例説明図である。
状態を原理的に示す一例説明図である。
【図9】図9は演算命令と非演算命令とを並列的に実行
させるための命令制御ブロックの一実施例ブロック図で
ある。
させるための命令制御ブロックの一実施例ブロック図で
ある。
【図10】図10は図9に示される命令制御ブロックに
よる制御動作の一例タイミング図である。
よる制御動作の一例タイミング図である。
【図11】図11は演算命令と非演算命令とを並列的に
実行させるための命令制御ブロックの更に別の実施例ブ
ロック図である。
実行させるための命令制御ブロックの更に別の実施例ブ
ロック図である。
【図12】図12はエコーキャンセルなどに利用される
適応フィルタ処理アルゴリズムの一例説明図である。
適応フィルタ処理アルゴリズムの一例説明図である。
【図13】図13は適応フィルタを構成するための演算
ブロックの一実施例を示す図である。
ブロックの一実施例を示す図である。
【図14】図14はフラグ処理ブロックの一実施例を示
す図である。
す図である。
【図15】図15はタイミングジェネレータの一実施例
を示す図である。
を示す図である。
1 半導体基板 2 アナログ回路 3 ディジタル回路 4 スイッチ 5 キャパシタ a アナログ回路の動作基準クロック信号 b ディジタル回路の動作クロック信号 11 アナログ・フロントエンド・ユニット 12 ディジタル・シグナル・プロセッサ 13 イベント・インフォメーション・レジスタ・ファ
イル 16 タイミングジェネレータ 17 アナログ・フェーズ・ロックド・ループ回路 20 局部D/A変換器 21 アナログ積分回路 CI,CS,C,2C,4C,8C キャパシタ S1,S2,S3,S4,S5 スイッチ S61,S62,S71,S72 スイッチ S81,S82,S91,S92 スイッチ φ1,φ2 アナログ・フロントエンド・ユニットの動
作クロック信号 φ11,φ12,φ13,φ14 ディジタル・シグナ
ル・プロセッサの動作基準クロック信号 30 エコーキャンセラ 40 命令制御ブロック 41 マイクロROM PC プログラムカウンタ IR1,IR2 インストラクションレジスタ IDEC1,IDEC2 インストラクションデコーダ RC リピートカウンタ SEL セレクタ 42 演算ブロック 43 フラグ処理ブロック 50 非演算命令の制御系 51 メインメモリ IR3 インストラクションレジスタ IDEC3 インストラクションデコーダ PC3 プログラムカウンタ 60 演算命令の制御系 61 サブメモリ IR4 インストラクションレジスタ IDEC4 インストラクションデコーダ PC4 プログラムカウンタ
イル 16 タイミングジェネレータ 17 アナログ・フェーズ・ロックド・ループ回路 20 局部D/A変換器 21 アナログ積分回路 CI,CS,C,2C,4C,8C キャパシタ S1,S2,S3,S4,S5 スイッチ S61,S62,S71,S72 スイッチ S81,S82,S91,S92 スイッチ φ1,φ2 アナログ・フロントエンド・ユニットの動
作クロック信号 φ11,φ12,φ13,φ14 ディジタル・シグナ
ル・プロセッサの動作基準クロック信号 30 エコーキャンセラ 40 命令制御ブロック 41 マイクロROM PC プログラムカウンタ IR1,IR2 インストラクションレジスタ IDEC1,IDEC2 インストラクションデコーダ RC リピートカウンタ SEL セレクタ 42 演算ブロック 43 フラグ処理ブロック 50 非演算命令の制御系 51 メインメモリ IR3 インストラクションレジスタ IDEC3 インストラクションデコーダ PC3 プログラムカウンタ 60 演算命令の制御系 61 サブメモリ IR4 インストラクションレジスタ IDEC4 インストラクションデコーダ PC4 プログラムカウンタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】段落番号0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図7には上記エコーキャンセルLSI10
をエコーキャンセラなどとして機能させる場合の一例機
能ブロック図が示される。同図において30はエコーキ
ャンセラ、31は信号の符号間干渉を除去するためのデ
ィシジョン・フィードバック・イコライザであり、双方
ともに適応フィルタによって実現される。32は入力信
号を例えば4値レベルにスライスするためのスライサで
あり、1ビットの符号ビットと2ビットの情報ビットに
よって構成されるディシジョンデータDDを出力する。
33は誤差信号ESを形成するエラーシグナル・ディテ
クタ、34は4値レベルの各レベル間電圧(スライス電
圧)Vrefを生成するためのオート・スレッショルド
・コントローラである。ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ12はそれら機能をその動作手順に従って実現する
ことになる。
をエコーキャンセラなどとして機能させる場合の一例機
能ブロック図が示される。同図において30はエコーキ
ャンセラ、31は信号の符号間干渉を除去するためのデ
ィシジョン・フィードバック・イコライザであり、双方
ともに適応フィルタによって実現される。32は入力信
号を例えば4値レベルにスライスするためのスライサで
あり、1ビットの符号ビットと2ビットの情報ビットに
よって構成されるディシジョンデータDDを出力する。
33は誤差信号ESを形成するエラーシグナル・ディテ
クタ、34は4値レベルの各レベル間電圧(スライス電
圧)Vrefを生成するためのオート・スレッショルド
・コントローラである。ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ12はそれら機能をその動作手順に従って実現する
ことになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】段落番号0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】前記エコーキャンセルLSI10は、特に
制限されないが、80KHzの周波数で規定されるサイ
クルを1サンプルデータ分の処理期間(ユニットインタ
ーバル)として、各インターバルにおいて遷移状態の検
出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などの非演算
処理を行うと共に、ディジタル信号処理を行う。そのデ
ィジタル信号処理の内容は、図7に基づいて説明したエ
コーキャンセラ、ディシジョン・フィードバック・イコ
ライザ、スライサなどの処理とされ、どのような状況に
おいてどのような処理を行うかの制御は前記遷移状態の
検出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などによっ
て決定されるような状態遷移制御で実現されている。デ
ィジタル信号処理は当然演算命令を繰り返し実行するこ
とによって行われるが、状態遷移制御は非演算処理にて
行われる。この実施例においては、ディジタル信号処理
に並行して状態遷移制御のための非演算命令を実行す
る。例えば、図8に示されるように、1ユニットインタ
ーバルにおいて、エコーキャンセラ30に応ずるエコー
キャンセル(EC)、ディシジョン・フィードバック・
イコライザ31に応ずるディシジョン・フィードバック
・イコライズ(DFE)、スライサ32に応ずるスライ
ス(SLC)などの演算処理と、データメモリや演算器
を利用しない条件分岐やフラグ処理などの状態遷移制御
(STC)のための非演算処理とを時系列に行わず、非
演算処理を例えばエコーキャンセル(EC)に並行して
行う。これにより、ディジタル・シグナル・プロセッサ
12において1ユニットインターバルで処理すべき処理
量に要する動作サイクル数はm+nからmに低減され
る。1ユニットインターバルの長さはアナログ・フロン
トエンド・ユニット11の動作速度即ちそれが処理する
対象系の動作速度やビット精度などとの関係によって決
定されており、その期間においてディジタル・シグナル
・プロセッサ12が動作すべき動作サイクル数が低減さ
れることにより、その低減された動作サイクル時間を、
アナログ・フロントエンド・ユニット11の動作時にデ
ィジタル・シグナル・プロセッサ12の動作を停止させ
る為の時間に割り当てることができる。この実施例に従
えば、ディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作基
準クロック信号の周波数を下げ、これによって引き延ば
されたサイクル時間の一部を図6に示されるようなディ
ジタル・シグナル・プロセッサ12の動作停止時間とし
て割り当てる。ディジタル・シグナル・プロセッサ12
の動作基準クロック信号の周波数を下げることは、ディ
ジタル・シグナル・プロセッサ12全体における低消費
電力化並びにディジタルノイズの低減にも寄与する。更
にこのことにより、エコーキャンセルLSIが交換局か
ら給電され或いはバッテリー給電により消費可能な電力
配分に制限があるような場合にも容易に対応可能にな
る。尚、図8においては、エコーキャンセル(EC)の
処理に並行して全ての状態遷移制御(STC)を行うよ
うに図示されているが、エコーキャンセル(EC)、デ
ィシジョン・フィードバック・イコライズ(DFE)、
スライス(SLC)などの夫々の演算処理に並行させて
状態遷移制御(STC)を分散させて、次の演算処理の
ための状態遷移制御を一つ前の演算処理に並列化させる
ことも可能である。
制限されないが、80KHzの周波数で規定されるサイ
クルを1サンプルデータ分の処理期間(ユニットインタ
ーバル)として、各インターバルにおいて遷移状態の検
出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などの非演算
処理を行うと共に、ディジタル信号処理を行う。そのデ
ィジタル信号処理の内容は、図7に基づいて説明したエ
コーキャンセラ、ディシジョン・フィードバック・イコ
ライザ、スライサなどの処理とされ、どのような状況に
おいてどのような処理を行うかの制御は前記遷移状態の
検出と状態設定などの条件分岐やフラグ処理などによっ
て決定されるような状態遷移制御で実現されている。デ
ィジタル信号処理は当然演算命令を繰り返し実行するこ
とによって行われるが、状態遷移制御は非演算処理にて
行われる。この実施例においては、ディジタル信号処理
に並行して状態遷移制御のための非演算命令を実行す
る。例えば、図8に示されるように、1ユニットインタ
ーバルにおいて、エコーキャンセラ30に応ずるエコー
キャンセル(EC)、ディシジョン・フィードバック・
イコライザ31に応ずるディシジョン・フィードバック
・イコライズ(DFE)、スライサ32に応ずるスライ
ス(SLC)などの演算処理と、データメモリや演算器
を利用しない条件分岐やフラグ処理などの状態遷移制御
(STC)のための非演算処理とを時系列に行わず、非
演算処理を例えばエコーキャンセル(EC)に並行して
行う。これにより、ディジタル・シグナル・プロセッサ
12において1ユニットインターバルで処理すべき処理
量に要する動作サイクル数はm+nからmに低減され
る。1ユニットインターバルの長さはアナログ・フロン
トエンド・ユニット11の動作速度即ちそれが処理する
対象系の動作速度やビット精度などとの関係によって決
定されており、その期間においてディジタル・シグナル
・プロセッサ12が動作すべき動作サイクル数が低減さ
れることにより、その低減された動作サイクル時間を、
アナログ・フロントエンド・ユニット11の動作時にデ
ィジタル・シグナル・プロセッサ12の動作を停止させ
る為の時間に割り当てることができる。この実施例に従
えば、ディジタル・シグナル・プロセッサ12の動作基
準クロック信号の周波数を下げ、これによって引き延ば
されたサイクル時間の一部を図6に示されるようなディ
ジタル・シグナル・プロセッサ12の動作停止時間とし
て割り当てる。ディジタル・シグナル・プロセッサ12
の動作基準クロック信号の周波数を下げることは、ディ
ジタル・シグナル・プロセッサ12全体における低消費
電力化並びにディジタルノイズの低減にも寄与する。更
にこのことにより、エコーキャンセルLSIが交換局か
ら給電され或いはバッテリー給電により消費可能な電力
配分に制限があるような場合にも容易に対応可能にな
る。尚、図8においては、エコーキャンセル(EC)の
処理に並行して全ての状態遷移制御(STC)を行うよ
うに図示されているが、エコーキャンセル(EC)、デ
ィシジョン・フィードバック・イコライズ(DFE)、
スライス(SLC)などの夫々の演算処理に並行させて
状態遷移制御(STC)を分散させて、次の演算処理の
ための状態遷移制御を一つ前の演算処理に並列化させる
ことも可能である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】段落番号0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】図9にはそのような並列処理を行うため
の、ディジタル・シグナル・プロセッサ12の命令制御
ブロックの一実施例が示される。
の、ディジタル・シグナル・プロセッサ12の命令制御
ブロックの一実施例が示される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】段落番号0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】前記データメモリDRMから読出されるタ
ップ係数はフィルタ出力演算のために共通内部データバ
ス71を介してレジスタRBにも供給されるが、このと
き、前記専用データバス70が共通内部データバス71
に直結されることによって専用データバス70上でのタ
ップ係数の伝達が遅延する虞のある場合には、共通内部
データバス71と専用データバス70との間にバッファ
としても機能するようなバスドライバBDRV2を配置
しておくとよい。バスドライバBDRV1,BDRV2
のそれぞれは、共通内部データバス71を構成する信号
線の数(m個)設けられているが、図面の簡略化のため
1個ずつしか示していない。
ップ係数はフィルタ出力演算のために共通内部データバ
ス71を介してレジスタRBにも供給されるが、このと
き、前記専用データバス70が共通内部データバス71
に直結されることによって専用データバス70上でのタ
ップ係数の伝達が遅延する虞のある場合には、共通内部
データバス71と専用データバス70との間にバッファ
としても機能するようなバスドライバBDRV2を配置
しておくとよい。バスドライバBDRV1,BDRV2
のそれぞれは、共通内部データバス71を構成する信号
線の数(m個)設けられているが、図面の簡略化のため
1個ずつしか示していない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】段落番号0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】図10には前記命令記述に従った演算命令
と非演算命令とによる並列処理のタイミング図が示され
る。通常の命令実行シーケンスにおいて、制御信号SC
はインストラクションレジスタIR1の出力を選択し、
制御信号IR2EはインストラクションレジスタIR2
への命令取り込みを禁止している。また、ネゲートされ
た制御信号PCWによってプログラムカウンタPC及び
インストラクションレジスタIR1の動作が許容され、
且つ、ネゲートされた制御信号ID2Eによりインスト
ラクションデコーダIDEC2は非活性化されている。
と非演算命令とによる並列処理のタイミング図が示され
る。通常の命令実行シーケンスにおいて、制御信号SC
はインストラクションレジスタIR1の出力を選択し、
制御信号IR2EはインストラクションレジスタIR2
への命令取り込みを禁止している。また、ネゲートされ
た制御信号PCWによってプログラムカウンタPC及び
インストラクションレジスタIR1の動作が許容され、
且つ、ネゲートされた制御信号ID2Eによりインスト
ラクションデコーダIDEC2は非活性化されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉野 貴美広 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内
Claims (10)
- 【請求項1】 1個の半導体基板にアナログ回路とディ
ジタル回路とを混載し、 前記アナログ回路の所定動作時にディジタル回路の動作
を停止させるためのタイミングを発生する手段を含んで
成る半導体集積回路。 - 【請求項2】 前記アナログ回路は、処理すべき情報を
スイッチの動作タイミングに従ってキャパシタにサンプ
リングする回路を有し、前記アナログ回路の所定動作は
そのサンプリング動作とされる請求項1記載の半導体集
積回路。 - 【請求項3】 前記タイミングを発生する手段は、前記
サンプリング動作のためにスイッチを制御するクロック
信号の変化タイミングを含む所定の期間に、ディジタル
回路の動作基準クロック信号の変化を停止させるように
当該動作基準クロック信号を形成するためのクロック信
号発生手段である請求項2記載の半導体集積回路。 - 【請求項4】 前記ディジタル回路はディジタル・シグ
ナル・プロセッサであって、演算命令の実行に並行して
非演算命令を実行させる命令制御手段を含んで成る請求
項1乃至3の何れか1項記載の半導体集積回路。 - 【請求項5】 前記命令制御手段は、演算命令と非演
算命令とを含む制御記憶を有すると共に、 特定の演算命令を繰り返し実行すべき状態の発生に応じ
て、前記制御記憶から読出される特定の演算命令を保持
する手段と、これに保持された命令を繰り返し的に解読
して実行させるための第1インストラクションデコーダ
と、 前記特定の演算命令の繰り返し的な実行に並行して、前
記制御記憶から読出される非演算命令を解読して実行さ
せるための第2インストラクションデコーダと、 を含んで成る請求項4記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 前記制御記憶は特定の演算命令を繰り返
し実行すべき状態を発生させるためのリピート命令を有
し、前記第1インストラクションデコーダはそのリピー
ト命令を解読することにより、当該命令以降に記述され
ている演算命令を繰り返し的に実行すべき内部状態を発
生させる論理を更に有するものである請求項5記載のデ
ータ処理プロセッサ。 - 【請求項7】 前記命令制御手段は、 演算命令の制御系と非演算命令の制御系の夫々に配置さ
れた相互にメモリ空間の分離された制御記憶と、 夫々の制御記憶に固有のプログラムカウンタと、 前記非演算命令の制御系又は非演算命令の制御系の何れ
か一方における命令実行状態に応じて、他方の制御系の
プログラムカウンタの動作に同期を与えて、双方の制御
系における命令実行動作を所望のタイミングで並列動作
させる制御手段と、 を含んで成る請求項4記載の半導体集積回路。 - 【請求項8】 前記演算命令は、エコーキャンセラを実
現するための適応フィルタ処理において繰り返し実行さ
れるべき単数若しくは複数個の命令とされる請求項5乃
至7の何れか1項記載の半導体集積回路。 - 【請求項9】 演算命令と非演算命令とを含む制御記憶
を保有し、同制御記憶から読出した命令を実行するデー
タ処理プロセッサであって、 特定の演算命令を繰り返し実行すべき状態の発生に応じ
て、前記制御記憶から読出される特定の演算命令を保持
する手段と、これに保持された命令を繰り返し的に解読
して実行させるための第1インストラクションデコーダ
と、 前記特定の演算命令の繰り返し的な実行に並行して、前
記制御記憶から読出される非演算命令を解読して実行さ
せるための第2インストラクションデコーダと、 を含んで成るデータ処理プロセッサ。 - 【請求項10】 演算命令の制御系と非演算命令の制御
系の夫々に配置された相互にメモリ空間の分離された制
御記憶と、 夫々の制御記憶に固有のプログラムカウンタと、 前記非演算命令の制御系における特定の命令実行状態に
応じて、前記演算命令の制御系におけるプログラムカウ
ンタを制御して演算命令の制御系を非演算命令の制御系
に並列動作させる制御手段と、 を含んで成るデータ処理プロセッサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4072096A JPH05143187A (ja) | 1991-03-29 | 1992-02-24 | 半導体集積回路及びデータ処理プロセツサ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-91155 | 1991-03-29 | ||
| JP9115591 | 1991-03-29 | ||
| JP4072096A JPH05143187A (ja) | 1991-03-29 | 1992-02-24 | 半導体集積回路及びデータ処理プロセツサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05143187A true JPH05143187A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=26413235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4072096A Withdrawn JPH05143187A (ja) | 1991-03-29 | 1992-02-24 | 半導体集積回路及びデータ処理プロセツサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05143187A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5640161A (en) * | 1991-05-29 | 1997-06-17 | Pacific Microsonics, Inc. | Silent data conversion system with sampling during electrical silence |
| US5706004A (en) * | 1995-09-18 | 1998-01-06 | Phylon Communications, Inc. | System for reducing noise coupling between digital and analog circuitry |
| JPH11213017A (ja) * | 1998-01-22 | 1999-08-06 | Hitachi Ltd | Cadシステムにおける子図面表示方法 |
| JP2001515238A (ja) * | 1997-08-28 | 2001-09-18 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | フルカスタムタイミングドメインおよびセミカスタムタイミングドメインに対するインタフェース回路 |
| US6300889B1 (en) * | 2000-06-19 | 2001-10-09 | Cygnal Integrated Products, Inc. | System on chip with ADC having serial test mode |
| WO2008109388A1 (en) * | 2007-03-02 | 2008-09-12 | Luminary Micro, Inc. | Clock edge management in noise sensitive systems |
| JP2018037817A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 新日本無線株式会社 | アナログデジタル混在回路 |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP4072096A patent/JPH05143187A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5640161A (en) * | 1991-05-29 | 1997-06-17 | Pacific Microsonics, Inc. | Silent data conversion system with sampling during electrical silence |
| US5706004A (en) * | 1995-09-18 | 1998-01-06 | Phylon Communications, Inc. | System for reducing noise coupling between digital and analog circuitry |
| JP2001515238A (ja) * | 1997-08-28 | 2001-09-18 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | フルカスタムタイミングドメインおよびセミカスタムタイミングドメインに対するインタフェース回路 |
| JPH11213017A (ja) * | 1998-01-22 | 1999-08-06 | Hitachi Ltd | Cadシステムにおける子図面表示方法 |
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| JP2018037817A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 新日本無線株式会社 | アナログデジタル混在回路 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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