JPH05148277A - アミノホスホン酸誘導体 - Google Patents
アミノホスホン酸誘導体Info
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- JPH05148277A JPH05148277A JP3317543A JP31754391A JPH05148277A JP H05148277 A JPH05148277 A JP H05148277A JP 3317543 A JP3317543 A JP 3317543A JP 31754391 A JP31754391 A JP 31754391A JP H05148277 A JPH05148277 A JP H05148277A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61P13/00—Drugs for disorders of the urinary system
- A61P13/02—Drugs for disorders of the urinary system of urine or of the urinary tract, e.g. urine acidifiers
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- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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- C07F9/3804—Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)] not used, see subgroups
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Abstract
(57)【要約】
【構成】一般式[I]
【化1】
(式中nは2又は3であり、R1は水酸基及び低級アル
キルオキシ基からなる群より選ばれる1〜3個の置換基
を有していてもよいフェニル基、ナフチル基若しくは3
−インドリル基又は水素原子であり、R2は低級アルキ
ル基又はベンジル基であり、Aはトリプトファン、チロ
シン、α−ナフチルアラニン又はNω−ニトロアルギニ
ンからなる群より選ばれる任意のアミノ酸の残基であ
る)で表される新規アミノホスホン酸誘導体又はその製
薬上許容しうる塩。 【効果】一般式[I]で表される本発明の化合物又はそ
の製薬上許容しうる塩は、エンドセリン変換酵素阻害作
用を有し、エンドセリンに関わる各種疾患の治療薬とし
て期待される。
キルオキシ基からなる群より選ばれる1〜3個の置換基
を有していてもよいフェニル基、ナフチル基若しくは3
−インドリル基又は水素原子であり、R2は低級アルキ
ル基又はベンジル基であり、Aはトリプトファン、チロ
シン、α−ナフチルアラニン又はNω−ニトロアルギニ
ンからなる群より選ばれる任意のアミノ酸の残基であ
る)で表される新規アミノホスホン酸誘導体又はその製
薬上許容しうる塩。 【効果】一般式[I]で表される本発明の化合物又はそ
の製薬上許容しうる塩は、エンドセリン変換酵素阻害作
用を有し、エンドセリンに関わる各種疾患の治療薬とし
て期待される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンドセリン変換酵素
に対する阻害作用を有する新規化合物、その製造法、新
規合成中間体及びその用途に関するものである。
に対する阻害作用を有する新規化合物、その製造法、新
規合成中間体及びその用途に関するものである。
【0002】本発明の化合物は、血管拡張作用及び気管
支拡張作用を有し、医薬の分野に於て、特に高血圧、肺
高血圧、レイノー病、バージャー病、高安病、川崎病、
糖尿病、気管支喘息、動脈硬化症、急性腎不全、心筋梗
塞、狭心症、脳血管攣縮、脳梗塞、エンドトキシンショ
ックやエンドトキシン起因の多臓器不全や播種性血管内
凝固等の疾患又はシクロスポリンやシスプラチン誘発の
腎障害や高血圧症等の治療薬として利用できる。
支拡張作用を有し、医薬の分野に於て、特に高血圧、肺
高血圧、レイノー病、バージャー病、高安病、川崎病、
糖尿病、気管支喘息、動脈硬化症、急性腎不全、心筋梗
塞、狭心症、脳血管攣縮、脳梗塞、エンドトキシンショ
ックやエンドトキシン起因の多臓器不全や播種性血管内
凝固等の疾患又はシクロスポリンやシスプラチン誘発の
腎障害や高血圧症等の治療薬として利用できる。
【0003】
【従来の技術】エンドセリンは21個のアミノ酸から成
るポリペプチドであり、ヒト及び哺乳動物の内皮細胞よ
り産生され、強力な血管収縮作用及び持続的で強い昇圧
作用を有すること、そしてまた、エンドセリン生成の機
序は、先ずプレプロエンドセリンが生合成され、細胞内
でプロセシングを受けてビッグエンドセリンとなり、次
にビッグエンドセリンのTrp21−Val22間のペプチ
ド結合がエンドセリン変換酵素によって加水分解を受け
てエンドセリンが生成するということ、そしてまた、エ
ンドセリン変換酵素の実体は、ホスホラミドン感受性の
中性金属プロテアーゼであることが知られている[ネイ
チャー(Nature)、第332巻、第411頁−第
415頁(1988年)、バイオケミカル・アンド・バ
イオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(B
iochem.Biophys.Res.Commu
n.)、第168巻、第1128頁−第1136頁(1
990年)、同第171巻、第1192頁−第1198
頁(1990年)及びフェブス・レターズ(FEBS
Letters)、第272巻、第166頁−第170
頁(1990年)参照]。
るポリペプチドであり、ヒト及び哺乳動物の内皮細胞よ
り産生され、強力な血管収縮作用及び持続的で強い昇圧
作用を有すること、そしてまた、エンドセリン生成の機
序は、先ずプレプロエンドセリンが生合成され、細胞内
でプロセシングを受けてビッグエンドセリンとなり、次
にビッグエンドセリンのTrp21−Val22間のペプチ
ド結合がエンドセリン変換酵素によって加水分解を受け
てエンドセリンが生成するということ、そしてまた、エ
ンドセリン変換酵素の実体は、ホスホラミドン感受性の
中性金属プロテアーゼであることが知られている[ネイ
チャー(Nature)、第332巻、第411頁−第
415頁(1988年)、バイオケミカル・アンド・バ
イオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ(B
iochem.Biophys.Res.Commu
n.)、第168巻、第1128頁−第1136頁(1
990年)、同第171巻、第1192頁−第1198
頁(1990年)及びフェブス・レターズ(FEBS
Letters)、第272巻、第166頁−第170
頁(1990年)参照]。
【0004】エンドセリンは、臨床上、本態性高血圧患
者、急性心筋梗塞患者、肺高血圧患者、レイノー病患
者、アテローム性動脈硬化症患者、クモ膜下出血患者、
播種性血管内凝固症患者、バージャー病患者、高安病患
者、川崎病患者、糖尿病患者及びシスプラチン投与時の
腎障害患者の血中及び喘息患者の血中或は気道洗浄液中
において正常人に比べ明らかに増加していることが報告
されている[日本高血圧学会誌(Japan.J.Hy
pertension),第12巻,第79頁(198
9年)、ジャーナル・オブ・バスキュラー・メディシン
・アンド・バイオロジー(J.Vascular Me
dicine Biology),第2巻,第207頁
(1990年)、ジャーナル・オブ・アメリカン・メデ
ィカル・アソシエーション(J.Am.Med.Ass
ociation),第264巻,第2868頁(19
90年)及びザ・ランセット(The Lance
t),第2巻,第747頁−第748頁(1989年)
及び第2巻,第1144頁−第1147頁(1990
年)及び日本内分泌学会雑誌、第67巻、第421頁、
第469頁−第470頁(1991年)参照]。
者、急性心筋梗塞患者、肺高血圧患者、レイノー病患
者、アテローム性動脈硬化症患者、クモ膜下出血患者、
播種性血管内凝固症患者、バージャー病患者、高安病患
者、川崎病患者、糖尿病患者及びシスプラチン投与時の
腎障害患者の血中及び喘息患者の血中或は気道洗浄液中
において正常人に比べ明らかに増加していることが報告
されている[日本高血圧学会誌(Japan.J.Hy
pertension),第12巻,第79頁(198
9年)、ジャーナル・オブ・バスキュラー・メディシン
・アンド・バイオロジー(J.Vascular Me
dicine Biology),第2巻,第207頁
(1990年)、ジャーナル・オブ・アメリカン・メデ
ィカル・アソシエーション(J.Am.Med.Ass
ociation),第264巻,第2868頁(19
90年)及びザ・ランセット(The Lance
t),第2巻,第747頁−第748頁(1989年)
及び第2巻,第1144頁−第1147頁(1990
年)及び日本内分泌学会雑誌、第67巻、第421頁、
第469頁−第470頁(1991年)参照]。
【0005】また、実験的脳血管攣縮モデルにおいて、
脳血管のエンドセリンに対する感受性の増加[日本脳循
環代謝学会(Japan.Soc.Cereb.Blo
odFlow & Metabol.)、第1巻、第7
3頁(1989年)]、及び急性腎不全モデルにおける
エンドセリン抗体による腎機能の改善[ジャーナル・オ
ブ・クリニカル・インベスティゲーション(J.Cli
n.Invest.)、第83巻、第1762頁−第1
767頁(1989年)]等が報告されていることよ
り、エンドセリンはクモ膜下出血後の脳血管攣縮及び急
性腎不全の原因物質のひとつとして考えられている。
脳血管のエンドセリンに対する感受性の増加[日本脳循
環代謝学会(Japan.Soc.Cereb.Blo
odFlow & Metabol.)、第1巻、第7
3頁(1989年)]、及び急性腎不全モデルにおける
エンドセリン抗体による腎機能の改善[ジャーナル・オ
ブ・クリニカル・インベスティゲーション(J.Cli
n.Invest.)、第83巻、第1762頁−第1
767頁(1989年)]等が報告されていることよ
り、エンドセリンはクモ膜下出血後の脳血管攣縮及び急
性腎不全の原因物質のひとつとして考えられている。
【0006】更にエンドセリンは血管内皮細胞のみなら
ず、気管上皮細胞、或は腎実質細胞からも遊離されるこ
とが明らかとなっている[フェブス・レターズ(FEB
SLetters)、第255巻、第129頁−第13
2頁(1989年)及びフェブス・レターズ(FEBS
Letters)、第249巻、第42頁−第46頁
(1989年)]。
ず、気管上皮細胞、或は腎実質細胞からも遊離されるこ
とが明らかとなっている[フェブス・レターズ(FEB
SLetters)、第255巻、第129頁−第13
2頁(1989年)及びフェブス・レターズ(FEBS
Letters)、第249巻、第42頁−第46頁
(1989年)]。
【0007】エンドセリンは、内因性生理活性ペプチド
であるレニン及び心房性ナトリウム利尿ホルモン、更に
は内皮細胞由来の血管弛緩因子(EDRF)、トロンボ
キサンA2、プロスタサイクリン、ノルアドレナリン、
アンジオテンシンII及びサブスタンスP等の生理活性
物質の遊離を調節していることも見出された[バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochem.Biophys.R
es.Commun.)、第157巻、第1164頁−
第1168頁(1988年)、バイオケミカル・アンド
・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ
(Biochem.Biophys.Res.Comm
un.)、第155巻、第167頁−第172頁(19
89年)、プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ユーエスエー
(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)、
第85巻、第9797頁−第9800頁(1989
年)、ジャーナル・オブ・カルジオバスキュラー・ファ
ーマコロジー(J.Cardiovasc.Pharm
acol.)、第13巻、第S89頁−第S92頁(1
989年)、日本高血圧学会誌(Japan.J.Hy
pertension)、第12巻、第76頁(198
9年)及びニューロサイエンス・レターズ(Neuro
science Letters)、第102巻、第1
79頁−第184頁(1989年)]。その他、消化管
平滑筋及び子宮平滑筋をも収縮する作用を有する[フェ
ブス・レターズ(FEBS Letters)、第24
7巻、第337頁−第340頁(1989年)、ヨーロ
ピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eu
r.J.Pharmacol.)、第154巻、第22
7頁−第228頁(1988年)及びバイオケミカル・
アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーシ
ョンズ(Biochem.Biophys.Res.C
ommun.)、第159巻、第317頁−第323頁
(1989年)参照]。
であるレニン及び心房性ナトリウム利尿ホルモン、更に
は内皮細胞由来の血管弛緩因子(EDRF)、トロンボ
キサンA2、プロスタサイクリン、ノルアドレナリン、
アンジオテンシンII及びサブスタンスP等の生理活性
物質の遊離を調節していることも見出された[バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochem.Biophys.R
es.Commun.)、第157巻、第1164頁−
第1168頁(1988年)、バイオケミカル・アンド
・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ
(Biochem.Biophys.Res.Comm
un.)、第155巻、第167頁−第172頁(19
89年)、プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ユーエスエー
(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)、
第85巻、第9797頁−第9800頁(1989
年)、ジャーナル・オブ・カルジオバスキュラー・ファ
ーマコロジー(J.Cardiovasc.Pharm
acol.)、第13巻、第S89頁−第S92頁(1
989年)、日本高血圧学会誌(Japan.J.Hy
pertension)、第12巻、第76頁(198
9年)及びニューロサイエンス・レターズ(Neuro
science Letters)、第102巻、第1
79頁−第184頁(1989年)]。その他、消化管
平滑筋及び子宮平滑筋をも収縮する作用を有する[フェ
ブス・レターズ(FEBS Letters)、第24
7巻、第337頁−第340頁(1989年)、ヨーロ
ピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eu
r.J.Pharmacol.)、第154巻、第22
7頁−第228頁(1988年)及びバイオケミカル・
アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーシ
ョンズ(Biochem.Biophys.Res.C
ommun.)、第159巻、第317頁−第323頁
(1989年)参照]。
【0008】またエンドセリンは、ラット血管平滑筋細
胞の増殖を促進することが見出され、動脈肥厚との関連
性が示唆されている[アテロスクレローシス(Athe
rosclerosis)、第78巻、第225頁−第
228頁(1989年)参照]。更に、エンドセリンの
受容体は末梢組織ばかりではなく中枢組織にも高密度に
存在することが知られており、脳内に投与したエンドセ
リンが動物行動の変化をもたらすことから、エンドセリ
ンは神経機能の調節に対しても重要な役割を持っている
と考えられている[ニューロサイエンス・レターズ(N
euroscience Letters)、第97
巻、第276頁−第279頁(1989年)参照]。
胞の増殖を促進することが見出され、動脈肥厚との関連
性が示唆されている[アテロスクレローシス(Athe
rosclerosis)、第78巻、第225頁−第
228頁(1989年)参照]。更に、エンドセリンの
受容体は末梢組織ばかりではなく中枢組織にも高密度に
存在することが知られており、脳内に投与したエンドセ
リンが動物行動の変化をもたらすことから、エンドセリ
ンは神経機能の調節に対しても重要な役割を持っている
と考えられている[ニューロサイエンス・レターズ(N
euroscience Letters)、第97
巻、第276頁−第279頁(1989年)参照]。
【0009】一方、エンドトキシンは内因性エンドセリ
ン遊離を促す有力な候補物質の一つである。エンドトキ
シンを外因的に動物に投与した際、或は培養血管内皮細
胞に添加した際に、血中或は培養上清中のエンドセリン
濃度が顕著に上昇することが見出されており、エンドセ
リンがエンドトキシンを起因とする疾患に関与する重要
なメディエーターのひとつであると考えられている[バ
イオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・
コミュニケーションズ(Biochem.Biophy
s.Res.Commun.)、第161巻、第122
0頁(1989年)及びアクタ・フィジオロジカ・スカ
ンジナビカ(Acta Physiol.Scan
d.)、第137巻、第317頁(1989年)]。
ン遊離を促す有力な候補物質の一つである。エンドトキ
シンを外因的に動物に投与した際、或は培養血管内皮細
胞に添加した際に、血中或は培養上清中のエンドセリン
濃度が顕著に上昇することが見出されており、エンドセ
リンがエンドトキシンを起因とする疾患に関与する重要
なメディエーターのひとつであると考えられている[バ
イオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・
コミュニケーションズ(Biochem.Biophy
s.Res.Commun.)、第161巻、第122
0頁(1989年)及びアクタ・フィジオロジカ・スカ
ンジナビカ(Acta Physiol.Scan
d.)、第137巻、第317頁(1989年)]。
【0010】更に、シクロスポリンを培養腎細胞(LL
C−PK1細胞)に添加した際に、エンドセリンの分泌
が著明に亢進されることが報告されている[ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.
J. Pharmacol.)、第180巻、第191
頁−第192頁(1990年)]。また、シクロスポリ
ンをラットに投与すると、糸球体濾過量の減少及び血圧
の上昇が観察され、この時、循環中のエンドセリン量は
顕著な上昇を示していた。このシクロスポリン誘発の腎
障害はエンドセリンの抗体を投与することにより抑制さ
れる[キドニー・インターナショナル(Kidney
Int.)、第37巻、第1487頁−第1491頁
(1990年)]。このように、エンドセリンがシクロ
スポリン誘発のこれら疾患に重要な役割を果たしている
ことが示唆されている。
C−PK1細胞)に添加した際に、エンドセリンの分泌
が著明に亢進されることが報告されている[ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.
J. Pharmacol.)、第180巻、第191
頁−第192頁(1990年)]。また、シクロスポリ
ンをラットに投与すると、糸球体濾過量の減少及び血圧
の上昇が観察され、この時、循環中のエンドセリン量は
顕著な上昇を示していた。このシクロスポリン誘発の腎
障害はエンドセリンの抗体を投与することにより抑制さ
れる[キドニー・インターナショナル(Kidney
Int.)、第37巻、第1487頁−第1491頁
(1990年)]。このように、エンドセリンがシクロ
スポリン誘発のこれら疾患に重要な役割を果たしている
ことが示唆されている。
【0011】従ってエンドセリン変換酵素を阻害する物
質は、エンドセリンの過剰生産を抑制することにより上
記の各種疾病の予防及び治療に有用であると考えられ
る。しかしながら、未だホスホラミドン以外にはエンド
セリン変換酵素の強力な阻害剤は報告されていない。
質は、エンドセリンの過剰生産を抑制することにより上
記の各種疾病の予防及び治療に有用であると考えられ
る。しかしながら、未だホスホラミドン以外にはエンド
セリン変換酵素の強力な阻害剤は報告されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】エンドセリンは直接的
又は間接的(種々の内因性物質の遊離を調節)に血管性
及び非血管性の平滑筋を持続的に収縮させる内在性の生
理活性物質であり、その過剰生産や過剰分泌は高血圧
症、肺高血圧症、レイノー病、バージャー病、高安病、
川崎病、糖尿病、気管支喘息、動脈硬化症、急性腎不
全、心筋梗塞、狭心症、脳血管攣縮及び脳梗塞の病因の
ひとつであると考えられる。また、エンドトキシンショ
ック或はエンドトキシン起因の多臓器不全、播種性血管
内凝固等の疾患及びシクロスポリン及びシスプラチン誘
発の腎障害や高血圧に対してエンドセリンが重要なメデ
ィエーターとして働いていることが示唆されている。従
って、エンドセリン変換酵素阻害物質の発明により、上
記の種々の病態に対して従来にない新規な治療法を提供
しようとするものである。
又は間接的(種々の内因性物質の遊離を調節)に血管性
及び非血管性の平滑筋を持続的に収縮させる内在性の生
理活性物質であり、その過剰生産や過剰分泌は高血圧
症、肺高血圧症、レイノー病、バージャー病、高安病、
川崎病、糖尿病、気管支喘息、動脈硬化症、急性腎不
全、心筋梗塞、狭心症、脳血管攣縮及び脳梗塞の病因の
ひとつであると考えられる。また、エンドトキシンショ
ック或はエンドトキシン起因の多臓器不全、播種性血管
内凝固等の疾患及びシクロスポリン及びシスプラチン誘
発の腎障害や高血圧に対してエンドセリンが重要なメデ
ィエーターとして働いていることが示唆されている。従
って、エンドセリン変換酵素阻害物質の発明により、上
記の種々の病態に対して従来にない新規な治療法を提供
しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために、種々のアミノホスホン酸誘導体を
合成し、そのエンドセリン変換酵素阻害作用を調べた結
果、後記一般式[I]で表される新規アミノホスホン酸
誘導体が強いエンドセリン変換酵素阻害作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
題を解決するために、種々のアミノホスホン酸誘導体を
合成し、そのエンドセリン変換酵素阻害作用を調べた結
果、後記一般式[I]で表される新規アミノホスホン酸
誘導体が強いエンドセリン変換酵素阻害作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0014】即ち、本発明は一般式[I]
【0015】
【化4】 (式中nは2又は3であり、R1は水酸基及び低級アル
キルオキシ基からなる群より選ばれる1〜3個の置換基
を有していてもよいフェニル基、ナフチル基若しくは3
−インドリル基又は水素原子であり、R2は低級アルキ
ル基又はベンジル基であり、Aはトリプトファン、チロ
シン、α−ナフチルアラニン又はNω−ニトロアルギニ
ンからなる群より選ばれる任意のアミノ酸の残基であ
る)で表される新規アミノホスホン酸誘導体又はその製
薬上許容しうる塩、その製造法及びエンドセリンに関わ
る各種疾患、高血圧、肺高血圧、レイノー病、バージャ
ー病、高安病、川崎病、糖尿病、気管支喘息、動脈硬化
症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳血管攣縮、脳梗
塞、エンドトキシンショックやエンドトキシン起因の多
臓器不全や播種性血管内凝固等の疾患又はシクロスポリ
ンやシスプラチン誘発の腎障害や高血圧症等の治療にお
ける用途を提供するものである。
キルオキシ基からなる群より選ばれる1〜3個の置換基
を有していてもよいフェニル基、ナフチル基若しくは3
−インドリル基又は水素原子であり、R2は低級アルキ
ル基又はベンジル基であり、Aはトリプトファン、チロ
シン、α−ナフチルアラニン又はNω−ニトロアルギニ
ンからなる群より選ばれる任意のアミノ酸の残基であ
る)で表される新規アミノホスホン酸誘導体又はその製
薬上許容しうる塩、その製造法及びエンドセリンに関わ
る各種疾患、高血圧、肺高血圧、レイノー病、バージャ
ー病、高安病、川崎病、糖尿病、気管支喘息、動脈硬化
症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳血管攣縮、脳梗
塞、エンドトキシンショックやエンドトキシン起因の多
臓器不全や播種性血管内凝固等の疾患又はシクロスポリ
ンやシスプラチン誘発の腎障害や高血圧症等の治療にお
ける用途を提供するものである。
【0016】本明細書中、他に特定されていない限り、
低級アルキル基は1〜6個の炭素原子の直鎖状又は分枝
状のアルキル基を意味し、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、ペンチル、イソペンチル及びヘキシル等を挙げ
ることができる。
低級アルキル基は1〜6個の炭素原子の直鎖状又は分枝
状のアルキル基を意味し、例えばメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、ペンチル、イソペンチル及びヘキシル等を挙げ
ることができる。
【0017】本発明の化合物[I]は、酸又は塩基と塩
を形成する。塩としては、製薬上許容される酸又は塩基
の塩が好ましく、このような酸としては、例えば塩酸、
硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸、マレイン酸、フマル酸
等の有機酸があり、塩基としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム等の無機塩基、トリエチルアミン等の有機塩基があ
る。これらの塩は、常法により容易に製造することがで
きる。
を形成する。塩としては、製薬上許容される酸又は塩基
の塩が好ましく、このような酸としては、例えば塩酸、
硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸、マレイン酸、フマル酸
等の有機酸があり、塩基としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム等の無機塩基、トリエチルアミン等の有機塩基があ
る。これらの塩は、常法により容易に製造することがで
きる。
【0018】一般式[I]の化合物又はその塩が溶媒和
物又は水和物を形成するとき、これらは又本発明に包含
される。
物又は水和物を形成するとき、これらは又本発明に包含
される。
【0019】一般式[I]の化合物は、3個の不斉中心
を有し、それ故複数の立体異性体の形で存在できる。本
発明はすべてのこのような形を包含し、さらにラセミ体
及びジアステレオ異性体混合物を含むそれらの混合物を
包含する。
を有し、それ故複数の立体異性体の形で存在できる。本
発明はすべてのこのような形を包含し、さらにラセミ体
及びジアステレオ異性体混合物を含むそれらの混合物を
包含する。
【0020】好ましい異性体は、一般式[I]において
AがL−トリプトファン、L−チロシン、α−ナフチル
−L−アラニン又はNω−ニトロ−L−アルギニンから
なる群より選ばれる任意のアミノ酸の残基である場合で
ある。
AがL−トリプトファン、L−チロシン、α−ナフチル
−L−アラニン又はNω−ニトロ−L−アルギニンから
なる群より選ばれる任意のアミノ酸の残基である場合で
ある。
【0021】次に本発明の新規アミノホスホン酸誘導体
の製造法について説明する。
の製造法について説明する。
【0022】一般式[I]で表される本発明の化合物は
一般式[II]
一般式[II]
【0023】
【化5】 (式中R3及びR5は低級アルキル基又は任意に置換され
ていてもよいベンジル基であり、R4はR1又はR1に変
換しうる基であり、n,R2及びAは前記のとおりであ
る)で表される化合物に対して、基R3及びR5の開裂及
び必要ならばR4のR1への変換を行なうことにより製造
することができる。
ていてもよいベンジル基であり、R4はR1又はR1に変
換しうる基であり、n,R2及びAは前記のとおりであ
る)で表される化合物に対して、基R3及びR5の開裂及
び必要ならばR4のR1への変換を行なうことにより製造
することができる。
【0024】R3の開裂は、例えばジクロロメタンの様
な不活性溶媒中でトリメチルシリルハライド、好ましく
はブロモトリメチルシランを用いて行なうか、又は例え
ば酢酸の様な不活性溶媒中でハロゲン化水素、好ましく
は臭化水素を用いて行なうことができる。R5の開裂
は、酸もしくはアルカリ条件下で加水分解することによ
り行なうことができる。R3,R5が任意に置換されてい
てもよいベンジル基である場合には、加水素分解又は通
常の脱ベンジル化法により開裂させることができる。R
1が水酸基で置換されたフェニル基、ナフチル基、若し
くは3−インドリル基又は無置換3−インドリル基であ
る場合には、必要に応じてこれらの水酸基又はインドー
ル環1位NHを適切な保護基で保護することができる。
R4がR1に変換できる基である場合のR4とは水酸基又
はインドール環1位NHが適切な保護基で保護されたR
1であることを意味する。従ってR4からR1への変換と
は水酸基又はインドール環1位NHの保護基を除去する
ことを意味する。水酸基の保護基としては、例えば任意
に置換されていてもよいベンジル基、第三ブチル基、メ
トキシメチル基若しくはトリ低級アルキルシリル基の様
なエーテル型保護基、例えばテトラヒドロピラニル基の
様なアセタール型保護基及び例えばアセチル基の様なエ
ステル型保護基が挙げられる。インドール環1位NHの
保護基としては例えばホルミル基、第三ブチルオキシカ
ルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基若しくは4−
メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼンスルホニル
基等が挙げられる。これらの保護基は各々公知の方法で
除去することができる。R3,R5の開裂及びR4からR1
への変換は、これらを適当に選択することにより単一の
反応で、又は複数の反応で行なうことができる。
な不活性溶媒中でトリメチルシリルハライド、好ましく
はブロモトリメチルシランを用いて行なうか、又は例え
ば酢酸の様な不活性溶媒中でハロゲン化水素、好ましく
は臭化水素を用いて行なうことができる。R5の開裂
は、酸もしくはアルカリ条件下で加水分解することによ
り行なうことができる。R3,R5が任意に置換されてい
てもよいベンジル基である場合には、加水素分解又は通
常の脱ベンジル化法により開裂させることができる。R
1が水酸基で置換されたフェニル基、ナフチル基、若し
くは3−インドリル基又は無置換3−インドリル基であ
る場合には、必要に応じてこれらの水酸基又はインドー
ル環1位NHを適切な保護基で保護することができる。
R4がR1に変換できる基である場合のR4とは水酸基又
はインドール環1位NHが適切な保護基で保護されたR
1であることを意味する。従ってR4からR1への変換と
は水酸基又はインドール環1位NHの保護基を除去する
ことを意味する。水酸基の保護基としては、例えば任意
に置換されていてもよいベンジル基、第三ブチル基、メ
トキシメチル基若しくはトリ低級アルキルシリル基の様
なエーテル型保護基、例えばテトラヒドロピラニル基の
様なアセタール型保護基及び例えばアセチル基の様なエ
ステル型保護基が挙げられる。インドール環1位NHの
保護基としては例えばホルミル基、第三ブチルオキシカ
ルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基若しくは4−
メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼンスルホニル
基等が挙げられる。これらの保護基は各々公知の方法で
除去することができる。R3,R5の開裂及びR4からR1
への変換は、これらを適当に選択することにより単一の
反応で、又は複数の反応で行なうことができる。
【0025】一般式[II]の化合物は一般式[II
I]
I]
【0026】
【化6】 (式中R2,R5及びAは前記のとおりである)で表され
る化合物又はその塩を一般式R4−(CH2)n−CHO
(式中R4及びnは前記のとおりである)で表されるア
ルデヒド化合物と反応させ、次いでこの反応生成物を一
般式(R3O)2P(O)H(式中R3は前記のとおりで
ある)で表されるホスファィト化合物により処理して製
造することができる。
る化合物又はその塩を一般式R4−(CH2)n−CHO
(式中R4及びnは前記のとおりである)で表されるア
ルデヒド化合物と反応させ、次いでこの反応生成物を一
般式(R3O)2P(O)H(式中R3は前記のとおりで
ある)で表されるホスファィト化合物により処理して製
造することができる。
【0027】また、一般式[II]の化合物は一般式
[IV]
[IV]
【0028】
【化7】 (式中R4,R2,R3及びnは前記のとおりである)で
表される化合物に一般式[V]
表される化合物に一般式[V]
【0029】
【化8】 (式中R5及びAは前記のとおりである)で表されるア
ミノ酸エステル誘導体を縮合させて製造することができ
る。反応は好ましくは1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル等の縮合補助剤の存在下に、例えばジシクロヘキシル
カルボジイミド又は1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩等の縮合剤を用い
て、例えばジクロロメタンの様な不活性溶媒中で行なう
ことができる。
ミノ酸エステル誘導体を縮合させて製造することができ
る。反応は好ましくは1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル等の縮合補助剤の存在下に、例えばジシクロヘキシル
カルボジイミド又は1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩等の縮合剤を用い
て、例えばジクロロメタンの様な不活性溶媒中で行なう
ことができる。
【0030】一般式[IV]の化合物は一般式[VI]
【0031】
【化9】 (式中R6は低級アルキル基又は任意に置換されていて
もよいベンジル基であり、R2は前記のとおりである)
で表される化合物又はその塩を一般式R4−(CH2)n
−CHO(式中R4及びnは前記のとおりである)で表
されるアルデヒド化合物と反応させ、次いで反応生成物
を一般式(R3O)2P(O)H(式中R3は前記のとお
りである)で表されるホスファィト化合物により処理
し、次にカルボキシル保護基R6を開裂することにより
製造することができる。基R6の開裂は、酸若しくはア
ルカリ条件下で加水分解することにより行なうことがで
きる。R6が任意に置換されていてもよいベンジル基で
ある場合には加水素分解又は通常の脱ベンジル化法によ
り行なうことができる。
もよいベンジル基であり、R2は前記のとおりである)
で表される化合物又はその塩を一般式R4−(CH2)n
−CHO(式中R4及びnは前記のとおりである)で表
されるアルデヒド化合物と反応させ、次いで反応生成物
を一般式(R3O)2P(O)H(式中R3は前記のとお
りである)で表されるホスファィト化合物により処理
し、次にカルボキシル保護基R6を開裂することにより
製造することができる。基R6の開裂は、酸若しくはア
ルカリ条件下で加水分解することにより行なうことがで
きる。R6が任意に置換されていてもよいベンジル基で
ある場合には加水素分解又は通常の脱ベンジル化法によ
り行なうことができる。
【0032】また、一般式[IV]の化合物は一般式
[VII]
[VII]
【0033】
【化10】 (式中R4,R3及びnは前記のとおりである)で表され
る化合物を一般式[VIII]
る化合物を一般式[VIII]
【0034】
【化11】 (式中Xは脱離基、好ましくはトリフルオロメチルスル
ホニルオキシ基であり、R2及びR6は前記のとおりであ
る)で表される化合物と反応させ、次にカルボキシル保
護基R6を開裂することにより製造することができる。
ホニルオキシ基であり、R2及びR6は前記のとおりであ
る)で表される化合物と反応させ、次にカルボキシル保
護基R6を開裂することにより製造することができる。
【0035】次に本発明のアミノホスホン酸誘導体のエ
ンドセリン変換酵素(ECE)阻害作用について述べ
る。ECE活性阻害試験 矢野等が既に報告した方法[バイオケミカル・アンド・
バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ
(Biochem.Biophys.Res.Comm
un.)第171巻,第1192頁−第1198頁(1
990年)]に従いECEを調製し、11μgのECE
と1μMのビックエンドセリン−1を、試験化合物存在
下又は非存在下に0.5Mトリス塩酸緩衝液(pH7.
2)中で37℃、90分間反応させて、生成するエンド
セリン−1の量をRIA法にて定量し、試験化合物のE
CE阻害活性を評価した。第1表に示すように、本発明
化合物は極めて強いECE阻害作用を有することがわか
った。
ンドセリン変換酵素(ECE)阻害作用について述べ
る。ECE活性阻害試験 矢野等が既に報告した方法[バイオケミカル・アンド・
バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ
(Biochem.Biophys.Res.Comm
un.)第171巻,第1192頁−第1198頁(1
990年)]に従いECEを調製し、11μgのECE
と1μMのビックエンドセリン−1を、試験化合物存在
下又は非存在下に0.5Mトリス塩酸緩衝液(pH7.
2)中で37℃、90分間反応させて、生成するエンド
セリン−1の量をRIA法にて定量し、試験化合物のE
CE阻害活性を評価した。第1表に示すように、本発明
化合物は極めて強いECE阻害作用を有することがわか
った。
【0036】
【表1】 ブタ摘出冠状動脈標本におけるビッグエンドセリン−1
収縮に対する作用 ブタの冠状動脈を摘出後、幅1mm、長さ10mmのラ
セン状標本を作製した。この標本を95%O2、5%C
O2の混合ガスで飽和したクレブス・ヘンセライト液を
満たした5mlのマグヌス管内に懸垂し、張力の変化を
等尺性に測定記録した。
収縮に対する作用 ブタの冠状動脈を摘出後、幅1mm、長さ10mmのラ
セン状標本を作製した。この標本を95%O2、5%C
O2の混合ガスで飽和したクレブス・ヘンセライト液を
満たした5mlのマグヌス管内に懸垂し、張力の変化を
等尺性に測定記録した。
【0037】30nMのビッグエンドセリン−1をマグ
ヌス管内に加えることにより得られた張力の増加に対す
る本発明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物は
ビッグエンドセリン−1添加40分前にマグヌス管内に
加えた。
ヌス管内に加えることにより得られた張力の増加に対す
る本発明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物は
ビッグエンドセリン−1添加40分前にマグヌス管内に
加えた。
【0038】ビッグエンドセリン−1添加後2時間にお
ける本発明化合物非添加時(コントロール)の張力の増
加を100%として、本発明化合物添加時の張力の増加
を比較すると、第2表に示したように、実施例11の化
合物は濃度依存的な抑制作用を示し、張力の増加を50
%阻害する濃度(IC50)を求めると、IC50値は16
μMであった。また、0.3nMのエンドセリン−1に
よる張力の増加に対しては、本発明化合物は何ら作用を
示さなかった。さらに、本発明化合物は単独では上記血
管標本に対し何ら作用を示さなかった。以上のように、
本発明化合物は上記血管標本においてビッグエンドセリ
ン−1がエンドセリン−1に変換されることにより惹起
されるエンドセリン収縮に対し顕著な阻害作用を示し
た。
ける本発明化合物非添加時(コントロール)の張力の増
加を100%として、本発明化合物添加時の張力の増加
を比較すると、第2表に示したように、実施例11の化
合物は濃度依存的な抑制作用を示し、張力の増加を50
%阻害する濃度(IC50)を求めると、IC50値は16
μMであった。また、0.3nMのエンドセリン−1に
よる張力の増加に対しては、本発明化合物は何ら作用を
示さなかった。さらに、本発明化合物は単独では上記血
管標本に対し何ら作用を示さなかった。以上のように、
本発明化合物は上記血管標本においてビッグエンドセリ
ン−1がエンドセリン−1に変換されることにより惹起
されるエンドセリン収縮に対し顕著な阻害作用を示し
た。
【0039】
【表2】 モルモット摘出気管支平滑筋標本におけるビッグエンド
セリン−1収縮に対する作用 モルモット肺より気管支(外径約2mm)を摘出し、結
合組織及び肺実質組織等を剥離した後、長さ4mmのリ
ング標本を作製した。この標本を95%O2、5%CO2
の混合ガスで飽和したクレブス・ヘンセライト液を満た
した5mlのマグヌス管内に懸垂し、張力の変化を等尺
性に測定記録した。
セリン−1収縮に対する作用 モルモット肺より気管支(外径約2mm)を摘出し、結
合組織及び肺実質組織等を剥離した後、長さ4mmのリ
ング標本を作製した。この標本を95%O2、5%CO2
の混合ガスで飽和したクレブス・ヘンセライト液を満た
した5mlのマグヌス管内に懸垂し、張力の変化を等尺
性に測定記録した。
【0040】100nMのビッグエンドセリン−1をマ
グヌス管内に加えることにより得られた張力の増加に対
する本発明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物
はビッグエンドセリン−1添加40分前にマグヌス管内
に加えた。
グヌス管内に加えることにより得られた張力の増加に対
する本発明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物
はビッグエンドセリン−1添加40分前にマグヌス管内
に加えた。
【0041】ビッグエンドセリン−1添加後2時間にお
ける本発明化合物非添加時(コントロール)の張力の増
加を100%として、本発明化合物添加時の張力の増加
を比較すると、第3表に示したように、実施例2(異性
体B)の化合物は濃度依存的な抑制作用を示し、IC50
値は16μMであった。また、本発明化合物は単独では
上記気管支標本に対し何ら作用を示さなかった。以上の
ように、本発明化合物は上記気管支標本においてビッグ
エンドセリン−1を添加することにより誘発された気管
支収縮に対して顕著な阻害作用を示した。
ける本発明化合物非添加時(コントロール)の張力の増
加を100%として、本発明化合物添加時の張力の増加
を比較すると、第3表に示したように、実施例2(異性
体B)の化合物は濃度依存的な抑制作用を示し、IC50
値は16μMであった。また、本発明化合物は単独では
上記気管支標本に対し何ら作用を示さなかった。以上の
ように、本発明化合物は上記気管支標本においてビッグ
エンドセリン−1を添加することにより誘発された気管
支収縮に対して顕著な阻害作用を示した。
【0042】
【表3】 モルモットにおけるビッグエンドセリン−1誘発気道抵
抗に対する作用 モルモットをウレタン麻酔後、頸部を正中切開して気管
に気管カニューレを挿入し、サクシニルコリン(5mg
/kg,皮下注射)で自発呼吸を消失せしめた後に人工
呼吸器を用い、人工喚気(10ml/air/kg,6
strokes/min)を実施した。気管カニューレ
より気道収縮トランスジューサーを介し、コンツェット
・アンド・レスラー(Konzett and R▲o
▼ssler法[アーキテクト・オブ・エクスペリメン
タル・パソロジカル・ファーマコロジー(Arch.E
xp.Path.Pharmacol.)第135巻,
第71頁−第74頁(1940年)]によって気道内圧
変化を測定記録した。
抗に対する作用 モルモットをウレタン麻酔後、頸部を正中切開して気管
に気管カニューレを挿入し、サクシニルコリン(5mg
/kg,皮下注射)で自発呼吸を消失せしめた後に人工
呼吸器を用い、人工喚気(10ml/air/kg,6
strokes/min)を実施した。気管カニューレ
より気道収縮トランスジューサーを介し、コンツェット
・アンド・レスラー(Konzett and R▲o
▼ssler法[アーキテクト・オブ・エクスペリメン
タル・パソロジカル・ファーマコロジー(Arch.E
xp.Path.Pharmacol.)第135巻,
第71頁−第74頁(1940年)]によって気道内圧
変化を測定記録した。
【0043】ビッグエンドセリン−1を5nmol/k
gの投与量で総頚静脈に挿入したポリエチレンチューブ
より投与することにより得られる気道内圧増大に対する
本発明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はビ
ッグエンドセリン−1投与5分前に、同じく総頚静脈よ
り投与した。また、実験終了後、気管を閉塞して得られ
た気道内圧変化を100%の気道内圧増大値とし、この
値に対する気道内圧変化の測定値の百分率を気道内圧増
大の指標とした。
gの投与量で総頚静脈に挿入したポリエチレンチューブ
より投与することにより得られる気道内圧増大に対する
本発明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はビ
ッグエンドセリン−1投与5分前に、同じく総頚静脈よ
り投与した。また、実験終了後、気管を閉塞して得られ
た気道内圧変化を100%の気道内圧増大値とし、この
値に対する気道内圧変化の測定値の百分率を気道内圧増
大の指標とした。
【0044】第1図に示すように、コントロール群(本
発明化合物を溶解させている生理食塩水を投与)では、
ビッグエンドセリン−1投与により気道内圧は徐々に増
大し、15分後には最大に達した。その後、気道内圧は
ゆっくりと低下し始めたが、測定終了の30分後にても
気道内圧の増大が認められた。一方、実施例1(異性体
B)の化合物は、投与量(0.3〜3.0mg/kg)
依存的にビッグエンドセリン−1誘発の気道内圧増大を
抑制した。また、本発明化合物は単独で投与した場合、
気道内圧に対し何ら変化を及ぼさなかった。以上のよう
に、本発明化合物は、上記動物実験において、ビッグエ
ンドセリン−1誘発の気道抵抗増大に対し顕著な抑制作
用を示した。
発明化合物を溶解させている生理食塩水を投与)では、
ビッグエンドセリン−1投与により気道内圧は徐々に増
大し、15分後には最大に達した。その後、気道内圧は
ゆっくりと低下し始めたが、測定終了の30分後にても
気道内圧の増大が認められた。一方、実施例1(異性体
B)の化合物は、投与量(0.3〜3.0mg/kg)
依存的にビッグエンドセリン−1誘発の気道内圧増大を
抑制した。また、本発明化合物は単独で投与した場合、
気道内圧に対し何ら変化を及ぼさなかった。以上のよう
に、本発明化合物は、上記動物実験において、ビッグエ
ンドセリン−1誘発の気道抵抗増大に対し顕著な抑制作
用を示した。
【0045】本発明化合物は、当分野で公知の固体又は
液体の賦形剤担体と混合し、非経口投与、経口投与又は
外部投与に適した医薬製剤の形で使用することができ
る。医薬製剤としては、例えば注射剤、吸入剤、シロッ
プ剤若しくは乳剤等の液剤、例えば錠剤、カプセル剤若
しくは粒剤等の固形剤又は例えば軟膏、座剤等の外用剤
等が挙げられる。また、これらの製剤には必要に応じて
助剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、吸収促進剤又は界面活
性剤等の通常使用される添加剤が含まれていてもよい。
添加剤としては注射用蒸留水、生理食塩水、リンゲル
液、グルコース、ショ糖シロップ、ゼラチン、食用油、
カカオ脂、エチレングリコール、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ラクトース、ショ糖、コーンスターチ、ステ
アリン酸マグネシウム又はタルク等が挙げられる。
液体の賦形剤担体と混合し、非経口投与、経口投与又は
外部投与に適した医薬製剤の形で使用することができ
る。医薬製剤としては、例えば注射剤、吸入剤、シロッ
プ剤若しくは乳剤等の液剤、例えば錠剤、カプセル剤若
しくは粒剤等の固形剤又は例えば軟膏、座剤等の外用剤
等が挙げられる。また、これらの製剤には必要に応じて
助剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、吸収促進剤又は界面活
性剤等の通常使用される添加剤が含まれていてもよい。
添加剤としては注射用蒸留水、生理食塩水、リンゲル
液、グルコース、ショ糖シロップ、ゼラチン、食用油、
カカオ脂、エチレングリコール、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ラクトース、ショ糖、コーンスターチ、ステ
アリン酸マグネシウム又はタルク等が挙げられる。
【0046】エンドセリン変換酵素阻害物質としての本
発明化合物の投与量は、投与方法、患者の年齢、体重、
及び治療する患者の容態等に応じて異なるが、成人に対
する代表的な投与方法は経口投与又は非経口投与であ
り、成人患者に対して経口投与の場合1日あたり、0.
5〜100mg/kg、好ましくは1〜50mg/kg
が適当であり、非経口投与の場合1日あたり、0.1〜
50mg/kg、好ましくは0.1〜25mg/kgが
適当である。
発明化合物の投与量は、投与方法、患者の年齢、体重、
及び治療する患者の容態等に応じて異なるが、成人に対
する代表的な投与方法は経口投与又は非経口投与であ
り、成人患者に対して経口投与の場合1日あたり、0.
5〜100mg/kg、好ましくは1〜50mg/kg
が適当であり、非経口投与の場合1日あたり、0.1〜
50mg/kg、好ましくは0.1〜25mg/kgが
適当である。
【0047】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、もとより本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではない。 実施例1N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ロイシル]−L−トリプトファンの製造 (i)N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−
3−フェニルプロピル)−L−ロイシル]−L−トリプ
トファンベンジルエステル ベンゼン(10ml)中のL−ロイシル−L−トリプト
ファンベンジルエステル(1.17g)及び3−フェニ
ルプロピオンアルデヒド(0.40g)の混合物を、デ
ィーン・スターク装置を付し2時間加熱還流した。放冷
後、ジベンジルホスファイト(0.87g)及びアセト
ニトリル(7ml)を加え溶液を80℃にて19時間撹
拌した。放冷後、溶媒を減圧留去し残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1及び
クロロホルム:酢酸エチル=5:1にて溶離)にて分離
精製し表題化合物の2種のジアステレオ異性体を各々無
色油状物として得た(a:114mg,b:272m
g)。(ii)N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロ
ピル)−L−ロイシル]−L −トリプトファン三カリウ
ム塩 異性体A N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ンベンジルエステルの異性体a(105mg)を95%
エタノール(10ml)に溶解し10%パラジウム炭素
(50mg)を加え大気圧の水素雰囲気下室温で3.5
時間激しく撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、濾液に
1N水酸化カリウム(0.40ml)を加えた後溶媒を
減圧留去した。残渣にエチルエーテル(20ml)を加
えて摩砕し、表題化合物を淡黄色粉末として得た(72
mg)。
に説明するが、もとより本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではない。 実施例1N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ロイシル]−L−トリプトファンの製造 (i)N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−
3−フェニルプロピル)−L−ロイシル]−L−トリプ
トファンベンジルエステル ベンゼン(10ml)中のL−ロイシル−L−トリプト
ファンベンジルエステル(1.17g)及び3−フェニ
ルプロピオンアルデヒド(0.40g)の混合物を、デ
ィーン・スターク装置を付し2時間加熱還流した。放冷
後、ジベンジルホスファイト(0.87g)及びアセト
ニトリル(7ml)を加え溶液を80℃にて19時間撹
拌した。放冷後、溶媒を減圧留去し残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1及び
クロロホルム:酢酸エチル=5:1にて溶離)にて分離
精製し表題化合物の2種のジアステレオ異性体を各々無
色油状物として得た(a:114mg,b:272m
g)。(ii)N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロ
ピル)−L−ロイシル]−L −トリプトファン三カリウ
ム塩 異性体A N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ンベンジルエステルの異性体a(105mg)を95%
エタノール(10ml)に溶解し10%パラジウム炭素
(50mg)を加え大気圧の水素雰囲気下室温で3.5
時間激しく撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、濾液に
1N水酸化カリウム(0.40ml)を加えた後溶媒を
減圧留去した。残渣にエチルエーテル(20ml)を加
えて摩砕し、表題化合物を淡黄色粉末として得た(72
mg)。
【0048】融点:235℃(分解) IR(KBr,cm-1):3376,2962,159
9,1530,1458,1410,1056,97
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09571 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=6.6Hz),0.81(3H,
d,J=6.6Hz),1.20−1.90(5H,
m),2.25−2.60(3H,m),3.16(1
H,dd,J=9.2Hz,15.6Hz),3.27
−3.37(2H,m),4.66(1H,dd,J=
4.7Hz,9.2Hz),6.99−7.28(8
H,m),7.42(1H,d,J=7.6Hz),
7.71(1H,d,J=7.6Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.02異性体B N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ンベンジルエステルの異性体b(261mg)を異性体
aの場合と同様に処理して表題化合物を淡黄色粉末とし
て得た(198mg)。
9,1530,1458,1410,1056,97
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09571 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=6.6Hz),0.81(3H,
d,J=6.6Hz),1.20−1.90(5H,
m),2.25−2.60(3H,m),3.16(1
H,dd,J=9.2Hz,15.6Hz),3.27
−3.37(2H,m),4.66(1H,dd,J=
4.7Hz,9.2Hz),6.99−7.28(8
H,m),7.42(1H,d,J=7.6Hz),
7.71(1H,d,J=7.6Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.02異性体B N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ンベンジルエステルの異性体b(261mg)を異性体
aの場合と同様に処理して表題化合物を淡黄色粉末とし
て得た(198mg)。
【0049】融点:230℃(分解) IR(KBr,cm-1):3418,2956,164
4,1596,1527,1458,1401,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09311 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,d,J=6.3Hz),0.82(3H,
d,J=6.3Hz),1.20−1.57(4H,
m),1.83−2.00(1H,m),2.07−
2.19(1H,m),2.43−2.55(1H,
m),2.25−2.35(1H,m),3.09(1
H,dd,J=8.9Hz,14.8Hz),3.30
−3.40(2H,m),4.53(1H,dd,J=
4.6Hz,8.9Hz),7.09−7.30(8
H,m),7.43(1H,d,J=7.3Hz),
7.72(1H,d,J=7.3Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.23 実施例2N−〔N−[3−(1−ナフチル)−1−ホスホノプロ
ピル]−L−ロイシル〕−L−トリプトファン三カリウ
ム塩の製造 (i)N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−
3−(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L
−トリプトファンベンジルエステル トルエン(10ml)中のL−ロイシル−L−トリプト
ファンベンジルエステル(408mg)及び3−(1−
ナフチル)プロピオンアルデヒド(220mg)の混合
物を、ディーン・スターク装置を付し2時間加熱還流し
た。放冷後、ジベンジルホスファイト(252mg)及
びアセトニトリル(10ml)を加え100℃にて16
時間撹拌した。放冷後、溶媒を減圧留去し残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=
5:1)にて分離精製し、表題化合物の2種のジアステ
レオ異性体を、各々無色油状物として得た(a:58m
g,b:95mg)。(ii)N−〔N−[3−(1−ナフチル)−1−ホス
ホノプロピル]−L−ロイシ ル〕−L−トリプトファン
三カリウム塩 異性体A N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L−ト
リプトファンベンジルエステルの異性体a(54mg)
を95%エタノール(10ml)に溶解し10%パラジ
ウム炭素(50mg)を加え大気圧の水素雰囲気下室温
で一晩撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、濾液に1N
水酸化カリウム(193μl)を加えた後溶媒を減圧留
去して表題化合物を淡黄色粉末として得た(36m
g)。
4,1596,1527,1458,1401,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09311 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,d,J=6.3Hz),0.82(3H,
d,J=6.3Hz),1.20−1.57(4H,
m),1.83−2.00(1H,m),2.07−
2.19(1H,m),2.43−2.55(1H,
m),2.25−2.35(1H,m),3.09(1
H,dd,J=8.9Hz,14.8Hz),3.30
−3.40(2H,m),4.53(1H,dd,J=
4.6Hz,8.9Hz),7.09−7.30(8
H,m),7.43(1H,d,J=7.3Hz),
7.72(1H,d,J=7.3Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.23 実施例2N−〔N−[3−(1−ナフチル)−1−ホスホノプロ
ピル]−L−ロイシル〕−L−トリプトファン三カリウ
ム塩の製造 (i)N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−
3−(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L
−トリプトファンベンジルエステル トルエン(10ml)中のL−ロイシル−L−トリプト
ファンベンジルエステル(408mg)及び3−(1−
ナフチル)プロピオンアルデヒド(220mg)の混合
物を、ディーン・スターク装置を付し2時間加熱還流し
た。放冷後、ジベンジルホスファイト(252mg)及
びアセトニトリル(10ml)を加え100℃にて16
時間撹拌した。放冷後、溶媒を減圧留去し残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル=
5:1)にて分離精製し、表題化合物の2種のジアステ
レオ異性体を、各々無色油状物として得た(a:58m
g,b:95mg)。(ii)N−〔N−[3−(1−ナフチル)−1−ホス
ホノプロピル]−L−ロイシ ル〕−L−トリプトファン
三カリウム塩 異性体A N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L−ト
リプトファンベンジルエステルの異性体a(54mg)
を95%エタノール(10ml)に溶解し10%パラジ
ウム炭素(50mg)を加え大気圧の水素雰囲気下室温
で一晩撹拌した。パラジウム炭素を濾去し、濾液に1N
水酸化カリウム(193μl)を加えた後溶媒を減圧留
去して表題化合物を淡黄色粉末として得た(36m
g)。
【0050】IR(KBr,cm-1):3364,29
56,1635,1602,1422,1308,10
59,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11181 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
71(3H,d,J=5.9Hz),0.73(3H,
d,J=5.9Hz),1.21−1.50(3H,
m),1.62−2.06(2H,m),2.49−
2.61(1H,m),2.77−2.95(2H,
m),3.00−3.35(3H,m),4.58−
4.68(1H,m),6.99−8.01(12H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.19異性体B N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L−ト
リプトファンベンジルエステルの異性体b(91mg)
を異性体aの場合と同様に処理して表題化合物を淡黄色
粉末として得た(64mg)。 IR(KBr,cm-1):3424,2956,163
5,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11121 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=5.7Hz),0.80(3H,
d,J=5.7Hz),1.22−1.53(3H,
m),1.55−1.84(1H,m),1.96−
2.15(1H,m),2.40−2.53(1H,
m),2.58−2.74(1H,m),2.87−
3.13(2H,m),3.23−3.40(2H,
m),4.51(1H,dd,J=4.9Hz,8.4
Hz),6.93−8.00(12H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.42 以下の実施例3から実施例10までの化合物は、それぞ
れ原料として対応するジペプチドベンジルエステルと必
要に応じて官能基を保護されたアルデヒドを用いて、実
施例2と同様の操作を行なうことにより得られた。 実施例3N−[N−[3−(4−メトキシフェニル)−1−ホス
ホノプロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン
三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1596,1518,1404,1059,975 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10251 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=6.8Hz),0.80(3H,
d,J=6.8Hz),1.20−1.90(5H,
m),2.18−2.56(3H,m),3.15(1
H,dd,J=9.3Hz,15.0Hz),3.25
−3.38(2H,m),3.76(3H,s),4.
66(1H,dd,J=4.3Hz,9.3Hz),
6.80(2H,d,J=7.1Hz),6.92(2
H,d,J=7.1Hz),7.10−7.24(2
H,m),7.25(1H,s),7.41(1H,
d,J=7.8Hz),7.70(1H,d,J=7.
8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.05異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
7,1596,1515,1407,1059,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10281 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.52(3H,
m),1.70−2.00(2H,m),2.00−
2.20(1H,m),2.22−2.37(1H,
m),2.37−2.52(1H,m),3.08(1
H,dd,J=8.8Hz,14.6Hz),3.26
−3.40(2H,m),3.65(3H,s),4.
51(1H,dd,J=4.7Hz,8.8Hz),
6.86(2H,d,J=8.6Hz),7.03(2
H,d,J=8.6Hz),7.07−7.22(2
H,m),7.26(1H,s),7.42(1H,
d,J=7.9Hz),7.70(1H,d,J=7.
9Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.20 実施例4N−[N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−ホ
スホノプロプル]−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3418,2962,159
6,1518,1404,1056,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08131 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
79(3H,d,J=6.5Hz),0.81(3H,
d,J=6.5Hz),1.20−1.85(5H,
m),2.10−2.47(3H,m),3.17(1
H,dd,J=9.3Hz,15.2Hz),3.32
(1H,dd,J=5.1Hz,15.2Hz),3.
25−3.40(1H,m),4.66(1H,dd,
J=5.1Hz,9.3Hz),6.56(2H,d,
J=8.2Hz),6.81(2H,d,J=8.2H
z),7.10−7.30(3H,m),7.44(1
H,d,J=7.4Hz),7.72(1H,d,J=
7.4Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.10異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
7,1596,1518,1053,969 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08221 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,d,J=6.6Hz),0.81(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.55(3H,
m),1.68−2.10(3H,m),2.20−
2.45(2H,m),3.09(1H,dd,J=
8.7Hz,14.9Hz),3.34(1H,dd,
J=4.6Hz,14.9Hz),3.30−3.43
(1H,m),4.53(1H,dd,J=4.6H
z,8.7Hz),6.70(2H,d,J=8.4H
z),6.94(2H,d,J=8.4Hz),7.0
8−7.25(2H,m),7.27(1H,s),
7.43(1H,d,J=7.7Hz),7.72(1
H,d,J=7.7Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.88 実施例5N−[N−(4−フェニル−1−ホスホノブチル)−L
−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1599,1404,1053,975,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.10241 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
73(3H,d,J=6.7Hz),0.75(3H,
d,J=6.7Hz),1.06−1.82(7H,
m),2.28−2.51(3H,m),3.07−
3.22(2H,m),3.30(1H,dd,J=
4.9Hz,15.1Hz),4.61(1H,dd,
J=4.9Hz,8.9Hz),6.97−7.77
(10H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.32異性体B IR(KBr,cm-1):3358,2956,164
1,1596,1530,1455,1059,97
2,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.11171 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.8Hz),0.78(3H,
d,J=6.8Hz),1.08−1.78(7H,
m),2.21−2.52(3H,m),3.05(1
H,dd,J=8.6Hz,14.3Hz),3.21
−3.42(2H,m),4.45(1H,dd,J=
4.7Hz,8.6Hz),7.07−7.77(10
H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.79 実施例6N−[N−[3−(3−インドリル)−1−ホスホノプ
ロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリ
ウム塩(2種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
4,1596,1533,1458,1401,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H32K3N4O6
P+H)+として): 計算値 669.1049 測定値 669.10771 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.98(6H,m),1.14−1.47(2
H,m),1.55−2.14(3H,m),2.35
−2.80(3H,m),3.02−3.37(3H,
m),4.50+4.61(1H,dd×2,J=5.
1Hz,8.6Hz),6.86−7.74(10H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.39,20.53 実施例7N−[N−(1−ホスホノブチル)−L−ロイシル]−
L−トリプトファン三カリウム塩(2種の異性体の混合
物) IR(KBr,cm-1):3436,2962,165
0,1596,1530,1461,1398,116
1,1059,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C21H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 568.0783 測定値 568.07931 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
50+0.61(3H,t×2,J=7.0Hz,J=
7.0Hz),0.69−0.89(6H,m),0.
91−1.35(3H,m),1.38−1.63(4
H,m),1.96−2.08+2.43−2.57
(1H,m×2),2.93+3.08(1H,t+d
d,J=12.4Hz,J=8.0Hz,12.4H
z),3.23−3.42(2H,m),3.80+
4.24(1H,t×2,J=6.6Hz,J=6.6
Hz),7.01−7.24(3H,m),7.40
(1H,d,J=7.8Hz),7.64+7.69
(1H,d×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
2.25,13.06 実施例8N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−イソロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3382,2968,159
9,1524,1458,1404,1056,97
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09591 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.85(6H,m),1.00−1.40(2
H,m),1.48−1.95(3H,m),2.30
−2.62(3H,m),3.10−3.24(2H,
m),3.32(1H,dd,J=5.0Hz,15.
0Hz),4.63(1H,dd,J=4.7Hz,
9.4Hz),7.03−7.39(8H,m)7.4
2(1H,d,J=7.5Hz),7.71(1H,
d,J=7.5Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.12異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2968,164
7,1599,1530,1458,1398,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09421 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
67−0.81(6H,m),0.88−1.22(2
H,m),1.46−1.65(2H,m),1.85
−2.04(1H,m),2.25−2.41(2H,
m),2.46−2.60(1H,m),3.05−
3.18(2H,m),3.33(1H,dd,J=
4.7Hz,14.9Hz),4.57(1H,dd,
J=4.7Hz,9.0Hz),7.06−7.47
(8H,m)7.43(1H,d,J=7.0Hz),
7.73(1H,d,J=7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.74 実施例9N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ノルロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3424,2932,164
4,1599,1407,1062,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09641 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,t,J=7.4Hz),0.70−2.0
0(8H,m),2.30−2.57(3H,m),
3.15(1H,dd,J=9.9Hz,15.2H
z),3.25−3.40(2H,m),4.64(1
H,dd,J=4.5Hz,9.9Hz),7.00−
7.50(9H,m)7.72(1H,dd,J=1.
2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.42異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
4,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09891 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,t,J=7.3Hz),0.85−2.0
2(8H,m),2.10−2.25(1H,m),
2.25−2.35(1H,m),2.40−2.60
(1H,m),3.11(1H,dd,J=8.8H
z,14.6Hz),3.25−3.40(2H,
m),4.53(1H,dd,J=4.7Hz,8.8
Hz),7.05−7.50(9H,m)7.72(1
H,dd,J=1.2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.55 実施例10N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−フェニルアラニル]−L−トリプトファン三カリウ
ム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3376,1635,160
2,1455,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07651 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
40−2.00(2H,m),2.35(2H,t,J
=8.5Hz),2.45−2.60(1H,m),
2.74(2H,d,J=6.7Hz),3.13(1
H,dd,J=9.0Hz,15.0Hz),3.27
(1H,dd,J=4.7Hz,15.0Hz),3.
55−3.65(1H,m),4.44−4.54(1
H,m),7.00−7.32(13H,m),7.4
2(1H,d,J=8.1Hz),7.65(1H,
d,J=7.6Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.45異性体B IR(KBr,cm-1):3424,1650,159
9,1563,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07811 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
35−1.57(1H,m),1.78−2.00(1
H,m),2.10−2.50(3H,m),2.79
(1H,dd,J=7.0Hz,13.4Hz),2.
98(1H,dd,J=5.1Hz,13.4Hz),
3.05(1H,dd,J=5.2Hz,14.6H
z),3.13(1H,dd,J=7.2Hz,14.
6Hz),3.71(1H,dd,J=5.2Hz,
7.2Hz),4.43(1H,dd,J=5.1H
z,7.0Hz),6.88(1H,s),7.00−
7.60(14H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.54 実施例11N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩(2
種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3430,2962,164
1,1596,1533,1458,1407,105
9,972,741,705 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09411 H−NMR(300MHz,CD3OD,δppm):
0.76−0.94(6H,m),1.10−1.46
(2H,m),1.57−2.15(3H,m),2.
49−2.73(3H,m),3.04−3.54(3
H,m),4.51+4.61(1H,dd×2,J=
4.8z,6.7Hz,J=4.4Hz,9.1H
z),6.89−7.34(9H,m),7.60+
7.63(1H,d×2,J=7.3Hz,J=7.6
Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
7.93,18.24 実施例12N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)ロイシ
ル]−L−チロシン三カリウム塩の製造 (i)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシンベンジルエステル トルエン(30ml)中のL−ロイシンベンジルエステ
ル(4.5g)及び3−フェニルプロピオンアルデヒド
(2.7g)の混合物を、ディーン・スターク装置を付
し2時間加熱還流した。放冷後、ジベンジルホスファイ
ト(5.3g)を加え80℃にて15時間撹拌し、さら
にジベンジルホスファイト(5.3g)を追加して6時
間加熱還流した。放冷後、減圧下に溶媒を留去し残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し表題化合物を
淡黄色油状物として得た(300mg)。(ii)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
フェニルプロピル)ロイシン N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)−L−ロイシンベンジルエステル(167m
g)をエタノール(1.0ml)に溶解し0℃に冷却し
て1N水酸化カリウム(0.55ml)を加え、同温で
40分間、さらに室温で一晩撹拌した。反応液に水(1
0ml)を加えて希釈し、1N塩酸(0.6ml)を加
えてpH4とした後、酢酸エチル(10ml×3回)に
て抽出した。酢酸エチル抽出層は合わせて飽和食塩水に
て洗浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後溶媒を減圧留
去して表題化合物を2種のジアステレオ異性体の混合物
として得た(140mg)。(iii) N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホ
リル−3−フェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシ
ンベンジルエステル N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシン(140mg)及びL−チロシンベ
ンジルエステルp−トルエンスルホン酸塩(137m
g)をジクロロメタン(3ml)に溶解し0℃に冷却し
た。トリエチルアミン(43μl)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール一水和物(42mg)及び1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
塩酸塩(60mg)を加え0℃で30分間、室温で3時
間撹拌した。反応液に酢酸エチル(50ml)を加えて
希釈し、飽和重曹水、1N塩酸及び飽和食塩水にて洗
浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、溶媒を減圧
留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、表題化合物を
2種のジアステレオ異性体の混合物として得た(157
mg)。(iv)N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)
ロイシル]−L−チロシン三 カリウム塩 N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシンベンジルエ
ステル(92mg)を95%エタノール(2ml)に溶
解し、10%パラジウム炭素(48mg)を加え大気圧
の水素雰囲気下室温で1時間激しく撹拌した。パラジウ
ム炭素を濾去し、濾液に1N水酸化カリウム(362μ
l)を加えた後、溶媒を減圧留去し2種のジアステレオ
異性体の混合物である表題化合物を淡黄色粉末として得
た(77mg)。
56,1635,1602,1422,1308,10
59,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11181 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
71(3H,d,J=5.9Hz),0.73(3H,
d,J=5.9Hz),1.21−1.50(3H,
m),1.62−2.06(2H,m),2.49−
2.61(1H,m),2.77−2.95(2H,
m),3.00−3.35(3H,m),4.58−
4.68(1H,m),6.99−8.01(12H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.19異性体B N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L−ト
リプトファンベンジルエステルの異性体b(91mg)
を異性体aの場合と同様に処理して表題化合物を淡黄色
粉末として得た(64mg)。 IR(KBr,cm-1):3424,2956,163
5,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11121 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=5.7Hz),0.80(3H,
d,J=5.7Hz),1.22−1.53(3H,
m),1.55−1.84(1H,m),1.96−
2.15(1H,m),2.40−2.53(1H,
m),2.58−2.74(1H,m),2.87−
3.13(2H,m),3.23−3.40(2H,
m),4.51(1H,dd,J=4.9Hz,8.4
Hz),6.93−8.00(12H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.42 以下の実施例3から実施例10までの化合物は、それぞ
れ原料として対応するジペプチドベンジルエステルと必
要に応じて官能基を保護されたアルデヒドを用いて、実
施例2と同様の操作を行なうことにより得られた。 実施例3N−[N−[3−(4−メトキシフェニル)−1−ホス
ホノプロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン
三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1596,1518,1404,1059,975 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10251 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=6.8Hz),0.80(3H,
d,J=6.8Hz),1.20−1.90(5H,
m),2.18−2.56(3H,m),3.15(1
H,dd,J=9.3Hz,15.0Hz),3.25
−3.38(2H,m),3.76(3H,s),4.
66(1H,dd,J=4.3Hz,9.3Hz),
6.80(2H,d,J=7.1Hz),6.92(2
H,d,J=7.1Hz),7.10−7.24(2
H,m),7.25(1H,s),7.41(1H,
d,J=7.8Hz),7.70(1H,d,J=7.
8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.05異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
7,1596,1515,1407,1059,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10281 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.52(3H,
m),1.70−2.00(2H,m),2.00−
2.20(1H,m),2.22−2.37(1H,
m),2.37−2.52(1H,m),3.08(1
H,dd,J=8.8Hz,14.6Hz),3.26
−3.40(2H,m),3.65(3H,s),4.
51(1H,dd,J=4.7Hz,8.8Hz),
6.86(2H,d,J=8.6Hz),7.03(2
H,d,J=8.6Hz),7.07−7.22(2
H,m),7.26(1H,s),7.42(1H,
d,J=7.9Hz),7.70(1H,d,J=7.
9Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.20 実施例4N−[N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−ホ
スホノプロプル]−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3418,2962,159
6,1518,1404,1056,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08131 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
79(3H,d,J=6.5Hz),0.81(3H,
d,J=6.5Hz),1.20−1.85(5H,
m),2.10−2.47(3H,m),3.17(1
H,dd,J=9.3Hz,15.2Hz),3.32
(1H,dd,J=5.1Hz,15.2Hz),3.
25−3.40(1H,m),4.66(1H,dd,
J=5.1Hz,9.3Hz),6.56(2H,d,
J=8.2Hz),6.81(2H,d,J=8.2H
z),7.10−7.30(3H,m),7.44(1
H,d,J=7.4Hz),7.72(1H,d,J=
7.4Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.10異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
7,1596,1518,1053,969 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08221 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,d,J=6.6Hz),0.81(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.55(3H,
m),1.68−2.10(3H,m),2.20−
2.45(2H,m),3.09(1H,dd,J=
8.7Hz,14.9Hz),3.34(1H,dd,
J=4.6Hz,14.9Hz),3.30−3.43
(1H,m),4.53(1H,dd,J=4.6H
z,8.7Hz),6.70(2H,d,J=8.4H
z),6.94(2H,d,J=8.4Hz),7.0
8−7.25(2H,m),7.27(1H,s),
7.43(1H,d,J=7.7Hz),7.72(1
H,d,J=7.7Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.88 実施例5N−[N−(4−フェニル−1−ホスホノブチル)−L
−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1599,1404,1053,975,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.10241 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
73(3H,d,J=6.7Hz),0.75(3H,
d,J=6.7Hz),1.06−1.82(7H,
m),2.28−2.51(3H,m),3.07−
3.22(2H,m),3.30(1H,dd,J=
4.9Hz,15.1Hz),4.61(1H,dd,
J=4.9Hz,8.9Hz),6.97−7.77
(10H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.32異性体B IR(KBr,cm-1):3358,2956,164
1,1596,1530,1455,1059,97
2,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.11171 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.8Hz),0.78(3H,
d,J=6.8Hz),1.08−1.78(7H,
m),2.21−2.52(3H,m),3.05(1
H,dd,J=8.6Hz,14.3Hz),3.21
−3.42(2H,m),4.45(1H,dd,J=
4.7Hz,8.6Hz),7.07−7.77(10
H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.79 実施例6N−[N−[3−(3−インドリル)−1−ホスホノプ
ロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリ
ウム塩(2種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
4,1596,1533,1458,1401,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H32K3N4O6
P+H)+として): 計算値 669.1049 測定値 669.10771 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.98(6H,m),1.14−1.47(2
H,m),1.55−2.14(3H,m),2.35
−2.80(3H,m),3.02−3.37(3H,
m),4.50+4.61(1H,dd×2,J=5.
1Hz,8.6Hz),6.86−7.74(10H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.39,20.53 実施例7N−[N−(1−ホスホノブチル)−L−ロイシル]−
L−トリプトファン三カリウム塩(2種の異性体の混合
物) IR(KBr,cm-1):3436,2962,165
0,1596,1530,1461,1398,116
1,1059,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C21H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 568.0783 測定値 568.07931 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
50+0.61(3H,t×2,J=7.0Hz,J=
7.0Hz),0.69−0.89(6H,m),0.
91−1.35(3H,m),1.38−1.63(4
H,m),1.96−2.08+2.43−2.57
(1H,m×2),2.93+3.08(1H,t+d
d,J=12.4Hz,J=8.0Hz,12.4H
z),3.23−3.42(2H,m),3.80+
4.24(1H,t×2,J=6.6Hz,J=6.6
Hz),7.01−7.24(3H,m),7.40
(1H,d,J=7.8Hz),7.64+7.69
(1H,d×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
2.25,13.06 実施例8N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−イソロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3382,2968,159
9,1524,1458,1404,1056,97
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09591 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.85(6H,m),1.00−1.40(2
H,m),1.48−1.95(3H,m),2.30
−2.62(3H,m),3.10−3.24(2H,
m),3.32(1H,dd,J=5.0Hz,15.
0Hz),4.63(1H,dd,J=4.7Hz,
9.4Hz),7.03−7.39(8H,m)7.4
2(1H,d,J=7.5Hz),7.71(1H,
d,J=7.5Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.12異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2968,164
7,1599,1530,1458,1398,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09421 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
67−0.81(6H,m),0.88−1.22(2
H,m),1.46−1.65(2H,m),1.85
−2.04(1H,m),2.25−2.41(2H,
m),2.46−2.60(1H,m),3.05−
3.18(2H,m),3.33(1H,dd,J=
4.7Hz,14.9Hz),4.57(1H,dd,
J=4.7Hz,9.0Hz),7.06−7.47
(8H,m)7.43(1H,d,J=7.0Hz),
7.73(1H,d,J=7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.74 実施例9N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ノルロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3424,2932,164
4,1599,1407,1062,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09641 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,t,J=7.4Hz),0.70−2.0
0(8H,m),2.30−2.57(3H,m),
3.15(1H,dd,J=9.9Hz,15.2H
z),3.25−3.40(2H,m),4.64(1
H,dd,J=4.5Hz,9.9Hz),7.00−
7.50(9H,m)7.72(1H,dd,J=1.
2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.42異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
4,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09891 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,t,J=7.3Hz),0.85−2.0
2(8H,m),2.10−2.25(1H,m),
2.25−2.35(1H,m),2.40−2.60
(1H,m),3.11(1H,dd,J=8.8H
z,14.6Hz),3.25−3.40(2H,
m),4.53(1H,dd,J=4.7Hz,8.8
Hz),7.05−7.50(9H,m)7.72(1
H,dd,J=1.2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.55 実施例10N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−フェニルアラニル]−L−トリプトファン三カリウ
ム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3376,1635,160
2,1455,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07651 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
40−2.00(2H,m),2.35(2H,t,J
=8.5Hz),2.45−2.60(1H,m),
2.74(2H,d,J=6.7Hz),3.13(1
H,dd,J=9.0Hz,15.0Hz),3.27
(1H,dd,J=4.7Hz,15.0Hz),3.
55−3.65(1H,m),4.44−4.54(1
H,m),7.00−7.32(13H,m),7.4
2(1H,d,J=8.1Hz),7.65(1H,
d,J=7.6Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.45異性体B IR(KBr,cm-1):3424,1650,159
9,1563,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07811 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
35−1.57(1H,m),1.78−2.00(1
H,m),2.10−2.50(3H,m),2.79
(1H,dd,J=7.0Hz,13.4Hz),2.
98(1H,dd,J=5.1Hz,13.4Hz),
3.05(1H,dd,J=5.2Hz,14.6H
z),3.13(1H,dd,J=7.2Hz,14.
6Hz),3.71(1H,dd,J=5.2Hz,
7.2Hz),4.43(1H,dd,J=5.1H
z,7.0Hz),6.88(1H,s),7.00−
7.60(14H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.54 実施例11N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩(2
種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3430,2962,164
1,1596,1533,1458,1407,105
9,972,741,705 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09411 H−NMR(300MHz,CD3OD,δppm):
0.76−0.94(6H,m),1.10−1.46
(2H,m),1.57−2.15(3H,m),2.
49−2.73(3H,m),3.04−3.54(3
H,m),4.51+4.61(1H,dd×2,J=
4.8z,6.7Hz,J=4.4Hz,9.1H
z),6.89−7.34(9H,m),7.60+
7.63(1H,d×2,J=7.3Hz,J=7.6
Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
7.93,18.24 実施例12N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)ロイシ
ル]−L−チロシン三カリウム塩の製造 (i)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシンベンジルエステル トルエン(30ml)中のL−ロイシンベンジルエステ
ル(4.5g)及び3−フェニルプロピオンアルデヒド
(2.7g)の混合物を、ディーン・スターク装置を付
し2時間加熱還流した。放冷後、ジベンジルホスファイ
ト(5.3g)を加え80℃にて15時間撹拌し、さら
にジベンジルホスファイト(5.3g)を追加して6時
間加熱還流した。放冷後、減圧下に溶媒を留去し残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し表題化合物を
淡黄色油状物として得た(300mg)。(ii)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
フェニルプロピル)ロイシン N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)−L−ロイシンベンジルエステル(167m
g)をエタノール(1.0ml)に溶解し0℃に冷却し
て1N水酸化カリウム(0.55ml)を加え、同温で
40分間、さらに室温で一晩撹拌した。反応液に水(1
0ml)を加えて希釈し、1N塩酸(0.6ml)を加
えてpH4とした後、酢酸エチル(10ml×3回)に
て抽出した。酢酸エチル抽出層は合わせて飽和食塩水に
て洗浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後溶媒を減圧留
去して表題化合物を2種のジアステレオ異性体の混合物
として得た(140mg)。(iii) N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホ
リル−3−フェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシ
ンベンジルエステル N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシン(140mg)及びL−チロシンベ
ンジルエステルp−トルエンスルホン酸塩(137m
g)をジクロロメタン(3ml)に溶解し0℃に冷却し
た。トリエチルアミン(43μl)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール一水和物(42mg)及び1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
塩酸塩(60mg)を加え0℃で30分間、室温で3時
間撹拌した。反応液に酢酸エチル(50ml)を加えて
希釈し、飽和重曹水、1N塩酸及び飽和食塩水にて洗
浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、溶媒を減圧
留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、表題化合物を
2種のジアステレオ異性体の混合物として得た(157
mg)。(iv)N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)
ロイシル]−L−チロシン三 カリウム塩 N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシンベンジルエ
ステル(92mg)を95%エタノール(2ml)に溶
解し、10%パラジウム炭素(48mg)を加え大気圧
の水素雰囲気下室温で1時間激しく撹拌した。パラジウ
ム炭素を濾去し、濾液に1N水酸化カリウム(362μ
l)を加えた後、溶媒を減圧留去し2種のジアステレオ
異性体の混合物である表題化合物を淡黄色粉末として得
た(77mg)。
【0051】IR(KBr,cm-1):3352,29
56,1650,1599,1521,1398,10
56,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H30K3N2O7
P+H)+として): 計算値 607.0780 測定値 607.07561 H−NMR(300MHz,CD3OD,δppm):
0.80+0.82(3H,d×2,J=6.5H
z),0.90+0.92(3H,d×2,J=6.5
Hz),1.30−2.20(4H,m),2.40−
3.02(4H,m),3.02−3.50(3H,
m),4.25−4.50(1H,m),6.58(2
H,d,J=8.1Hz),6.88−7.30(7
H,m)31 P−NMR(121MHz,CD3OD,δpp
m):20.66,21.19 実施例13N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)ロ
イシル]−3−(α−ナフチル)−L−アラニン (i)N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシンベンジルエステル トルエン(100ml)中のL−ロイシンベンジルエス
テルp−トルエンスルホン酸塩(5.90g)、3−フ
ェニルプロピオンアルデヒド(2.01g)及びトリエ
チルアミン(2.09ml)の混合物をディーン・スタ
ーク装置を付し2時間加熱還流した。放冷後ジエチルホ
スファイト(1.93ml)を加え混合物を27時間加
熱還流した。放冷後、混合物を水(100ml)、1N
塩酸(50ml)次いで飽和重曹水(50ml)にて洗
浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥し減圧下
に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:酢酸エチル=10:1及びヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色油状物の
表題化合物を異性体の混合物として得た(1.87
g)。(ii)N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニ
ルプロピル)ロイシン N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニルプロピ
ル)ロイシンベンジルエステル(445mg)をエタノ
ール(10ml)に溶解し10%パラジウム炭素(10
0mg)を加え大気圧の水素雰囲気下室温で24時間撹
拌した。パラジウム炭素を濾去し減圧下に溶媒を留去し
て表題化合物を淡黄色油状物として得た(356m
g)。(iii) N−[N−(1−ジエトキシホスホリル−
3−フェニルプロピル)ロイシル]−3−(α−ナフチ
ル)−L−アラニンtert−ブチルエステル N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニルプロピ
ル)ロイシン(61mg)及び3−(α−ナフチル)−
L−アラニンtert−ブチルエステル(39mg)を
ジクロロメタン(1.0ml)に溶解し0℃に冷却し
た。1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(26
mg)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩(34mg)を加え0℃で
1時間、室温で3時間撹拌した。反応液にジクロロメタ
ン(15ml)を加えて希釈し飽和重曹水(15ml)
に洗浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後減圧下に
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて分離精製し各々
4種のジアステレオ異性体のうちの2種ずつの混合物と
して表題化合物を得た(a及びbの混合物42mg、c
及びdの混合物35mg)。(iv)N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロ
ピル)ロイシル]−3−(α −ナフチル)−L−アラニ
ン 異性体A及びBの混合物 N−[N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシル]3−(α−ナフチル)−L−アラ
ニンtert−ブチルエステルの異性体a及びbの混合
物(37mg)を30%臭化水素酢酸溶液(0.50m
l)に溶解し、室温で21間撹拌した。反応液を減圧濃
縮し、残渣に水(1ml)を加えて摩砕し表題化合物を
無色粉末として得た(28mg)。このものは高速液体
クロマトグラフィー[ODSカラム,移動相:0.1%
トリフルオロ酢酸を含有する水−アセトニトリル混合溶
媒(水/アセトニトリル=1/4→4/1)]で分析し
てジアステレオ異性体A及びBの59:41混合物であ
ることがわかった。
56,1650,1599,1521,1398,10
56,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H30K3N2O7
P+H)+として): 計算値 607.0780 測定値 607.07561 H−NMR(300MHz,CD3OD,δppm):
0.80+0.82(3H,d×2,J=6.5H
z),0.90+0.92(3H,d×2,J=6.5
Hz),1.30−2.20(4H,m),2.40−
3.02(4H,m),3.02−3.50(3H,
m),4.25−4.50(1H,m),6.58(2
H,d,J=8.1Hz),6.88−7.30(7
H,m)31 P−NMR(121MHz,CD3OD,δpp
m):20.66,21.19 実施例13N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)ロ
イシル]−3−(α−ナフチル)−L−アラニン (i)N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシンベンジルエステル トルエン(100ml)中のL−ロイシンベンジルエス
テルp−トルエンスルホン酸塩(5.90g)、3−フ
ェニルプロピオンアルデヒド(2.01g)及びトリエ
チルアミン(2.09ml)の混合物をディーン・スタ
ーク装置を付し2時間加熱還流した。放冷後ジエチルホ
スファイト(1.93ml)を加え混合物を27時間加
熱還流した。放冷後、混合物を水(100ml)、1N
塩酸(50ml)次いで飽和重曹水(50ml)にて洗
浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥し減圧下
に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(クロロホルム:酢酸エチル=10:1及びヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色油状物の
表題化合物を異性体の混合物として得た(1.87
g)。(ii)N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニ
ルプロピル)ロイシン N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニルプロピ
ル)ロイシンベンジルエステル(445mg)をエタノ
ール(10ml)に溶解し10%パラジウム炭素(10
0mg)を加え大気圧の水素雰囲気下室温で24時間撹
拌した。パラジウム炭素を濾去し減圧下に溶媒を留去し
て表題化合物を淡黄色油状物として得た(356m
g)。(iii) N−[N−(1−ジエトキシホスホリル−
3−フェニルプロピル)ロイシル]−3−(α−ナフチ
ル)−L−アラニンtert−ブチルエステル N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニルプロピ
ル)ロイシン(61mg)及び3−(α−ナフチル)−
L−アラニンtert−ブチルエステル(39mg)を
ジクロロメタン(1.0ml)に溶解し0℃に冷却し
た。1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(26
mg)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド塩酸塩(34mg)を加え0℃で
1時間、室温で3時間撹拌した。反応液にジクロロメタ
ン(15ml)を加えて希釈し飽和重曹水(15ml)
に洗浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後減圧下に
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて分離精製し各々
4種のジアステレオ異性体のうちの2種ずつの混合物と
して表題化合物を得た(a及びbの混合物42mg、c
及びdの混合物35mg)。(iv)N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロ
ピル)ロイシル]−3−(α −ナフチル)−L−アラニ
ン 異性体A及びBの混合物 N−[N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシル]3−(α−ナフチル)−L−アラ
ニンtert−ブチルエステルの異性体a及びbの混合
物(37mg)を30%臭化水素酢酸溶液(0.50m
l)に溶解し、室温で21間撹拌した。反応液を減圧濃
縮し、残渣に水(1ml)を加えて摩砕し表題化合物を
無色粉末として得た(28mg)。このものは高速液体
クロマトグラフィー[ODSカラム,移動相:0.1%
トリフルオロ酢酸を含有する水−アセトニトリル混合溶
媒(水/アセトニトリル=1/4→4/1)]で分析し
てジアステレオ異性体A及びBの59:41混合物であ
ることがわかった。
【0052】IR(KBr,cm-1):3412,30
64,2962,1689,1185,1083,77
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N2O6P+
H)+として): 計算値 527.2311 測定値 527.23071 H−NMR(300MHz,D2O−NaOD,δpp
m):0.58−0.85(6H,m),0.93−
1.46(3H,m),1.60−2.05(2H,
m),2.38−2.82(3H,m),3.13−
3.80(3H,m),4.65−4.85(1H,
m),7.18−8.30(12H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O−NaOD,δp
pm):19.28異性体C及びDの混合物 N−[N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシル]3−(α−ナフチル)−L−アラ
ニンtert−ブチルエステルの異性体c及びdの混合
物(35mg)を30%臭化水素酢酸溶液(0.50m
l)に溶解し、室温で20時間撹拌した。反応液を減圧
濃縮し、残渣に水(1ml)を加えて摩砕し表題化合物
を無色粉末として得た(27mg)。このものは高速液
体クロマトグラフィー[ODSカラム,移動相:0.1
%トリフルオロ酢酸を含有する水−アセトニトリル混合
溶媒(水/アセトニトリル=1/4→4/1)]で分析
してジアステレオ異性体C及びDの57:43混合物で
あることがわかった。
64,2962,1689,1185,1083,77
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N2O6P+
H)+として): 計算値 527.2311 測定値 527.23071 H−NMR(300MHz,D2O−NaOD,δpp
m):0.58−0.85(6H,m),0.93−
1.46(3H,m),1.60−2.05(2H,
m),2.38−2.82(3H,m),3.13−
3.80(3H,m),4.65−4.85(1H,
m),7.18−8.30(12H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O−NaOD,δp
pm):19.28異性体C及びDの混合物 N−[N−(1−ジエトキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシル]3−(α−ナフチル)−L−アラ
ニンtert−ブチルエステルの異性体c及びdの混合
物(35mg)を30%臭化水素酢酸溶液(0.50m
l)に溶解し、室温で20時間撹拌した。反応液を減圧
濃縮し、残渣に水(1ml)を加えて摩砕し表題化合物
を無色粉末として得た(27mg)。このものは高速液
体クロマトグラフィー[ODSカラム,移動相:0.1
%トリフルオロ酢酸を含有する水−アセトニトリル混合
溶媒(水/アセトニトリル=1/4→4/1)]で分析
してジアステレオ異性体C及びDの57:43混合物で
あることがわかった。
【0053】IR(KBr,cm-1):3424,29
62,1686,1557,1458,1170,10
83,777,699 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N2O6P+
H)+として): 計算値 527.2311 測定値 527.23011 H−NMR(300MHz,D2O−NaOD,δpp
m):0.59−0.82(6H,m),1.00−
2.02(5H,m),2.20−2.70(3H,
m),3.15−3.80(3H,m),4.63−
4.85(1H,m),7.13−8.30(12H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O−NaOD,δp
pm):20.33 実施例14Nω−ニトロ−Nα−[N−[3−フェニル−1−
(R)−ホスホノプロピル]−L−ロイシル]−L−ア
ルギニンの製造 (i)N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−
フェニルプロピル]−L−ロイシンベンジルエステル 1−(R)−アミノ−3−フェニルプロピルホスホン酸
ジエチル(400mg)を無水ジクロロメタン(5m
l)に溶かしトリエチルアミン(0.25ml)及び2
−(R)−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−4−
メチルペンタン酸ベンジル(627mg)の無水ジクロ
ロメタン(2.5ml)溶液を加え室温で一晩撹拌し
た。反応液にジクロロメタン(30ml)を加えて希釈
し水(20ml)にて洗浄、無水硫酸マグネシウムにて
乾燥後溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製
し表題化合物を無色油状物として得た(238mg)。(ii)N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3
−フェニルプロピル]−L−ロイシン N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−フェニ
ルプロピル]−L−ロイシンベンジルエステル(230
mg)を95%エタノール(5ml)に溶解し10%パ
ラジウム炭素(50mg)を加え大気圧の水素雰囲気下
室温で3時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去し溶媒を
減圧留去して表題化合物を無色油状物として得た(19
0mg)。(iii) Nα−[N−[1−(R)−ジエトキシホ
スホリル−3−フェニルプロピル]−L−ロイシル]−
Nω−ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−フェニ
ルプロピル]−L−ロイシン(73mg)及びNω−ニ
トロ−L−アルギニンベンジルエステル二p−トルエン
スルホン酸塩(149mg)をジクロロメタン(5m
l)に溶解し0℃に冷却した。トリエチルアミン(65
μl)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物
(53mg)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(66mg)を0℃
で加えその後室温で3時間撹拌した。反応液にジクロロ
メタン(30ml)を加えて希釈し、飽和重曹水、1N
塩酸及び飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウム
にて乾燥した後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィー(酢酸エチル)にて精製し、表題化合物
を無色油状物として得た(87mg)。(iv)Nω−ニトロ−Nα−[N−[3−フェニル−
1−(R)−ホスホノプロピル)−L−ロイシル]−L
−アルギニン Nα−[N−1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−
フェニルプロピル]−L−ロイシル]−Nω−ニトロ−
L−アルギニンベンジルエステル(58mg)を30%
臭化水素酢酸溶液(0.5ml)に溶解し室温で一晩撹
拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に0.1%トリフル
オロ酢酸水溶液(5ml)を加えて溶かしセップパック
TMC18カートリッジに通液した。カートリッジを水
(25ml)にて洗浄後アセトニトリル(25ml)に
て目的物を溶離し、溶媒を減圧留去し表題化合物を無色
粉末として得た。(30mg)。
62,1686,1557,1458,1170,10
83,777,699 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N2O6P+
H)+として): 計算値 527.2311 測定値 527.23011 H−NMR(300MHz,D2O−NaOD,δpp
m):0.59−0.82(6H,m),1.00−
2.02(5H,m),2.20−2.70(3H,
m),3.15−3.80(3H,m),4.63−
4.85(1H,m),7.13−8.30(12H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O−NaOD,δp
pm):20.33 実施例14Nω−ニトロ−Nα−[N−[3−フェニル−1−
(R)−ホスホノプロピル]−L−ロイシル]−L−ア
ルギニンの製造 (i)N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−
フェニルプロピル]−L−ロイシンベンジルエステル 1−(R)−アミノ−3−フェニルプロピルホスホン酸
ジエチル(400mg)を無水ジクロロメタン(5m
l)に溶かしトリエチルアミン(0.25ml)及び2
−(R)−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−4−
メチルペンタン酸ベンジル(627mg)の無水ジクロ
ロメタン(2.5ml)溶液を加え室温で一晩撹拌し
た。反応液にジクロロメタン(30ml)を加えて希釈
し水(20ml)にて洗浄、無水硫酸マグネシウムにて
乾燥後溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製
し表題化合物を無色油状物として得た(238mg)。(ii)N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3
−フェニルプロピル]−L−ロイシン N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−フェニ
ルプロピル]−L−ロイシンベンジルエステル(230
mg)を95%エタノール(5ml)に溶解し10%パ
ラジウム炭素(50mg)を加え大気圧の水素雰囲気下
室温で3時間撹拌した。パラジウム炭素を濾去し溶媒を
減圧留去して表題化合物を無色油状物として得た(19
0mg)。(iii) Nα−[N−[1−(R)−ジエトキシホ
スホリル−3−フェニルプロピル]−L−ロイシル]−
Nω−ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル N−[1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−フェニ
ルプロピル]−L−ロイシン(73mg)及びNω−ニ
トロ−L−アルギニンベンジルエステル二p−トルエン
スルホン酸塩(149mg)をジクロロメタン(5m
l)に溶解し0℃に冷却した。トリエチルアミン(65
μl)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物
(53mg)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(66mg)を0℃
で加えその後室温で3時間撹拌した。反応液にジクロロ
メタン(30ml)を加えて希釈し、飽和重曹水、1N
塩酸及び飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウム
にて乾燥した後溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィー(酢酸エチル)にて精製し、表題化合物
を無色油状物として得た(87mg)。(iv)Nω−ニトロ−Nα−[N−[3−フェニル−
1−(R)−ホスホノプロピル)−L−ロイシル]−L
−アルギニン Nα−[N−1−(R)−ジエトキシホスホリル−3−
フェニルプロピル]−L−ロイシル]−Nω−ニトロ−
L−アルギニンベンジルエステル(58mg)を30%
臭化水素酢酸溶液(0.5ml)に溶解し室温で一晩撹
拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に0.1%トリフル
オロ酢酸水溶液(5ml)を加えて溶かしセップパック
TMC18カートリッジに通液した。カートリッジを水
(25ml)にて洗浄後アセトニトリル(25ml)に
て目的物を溶離し、溶媒を減圧留去し表題化合物を無色
粉末として得た。(30mg)。
【0054】高分解能FAB−MS(m/e,(C21H
35N6O8P+H)+として): 計算値 531.2332 測定値 531.23611 H−NMR(300MHz,DMSO,δppm):
0.88(3H,d,J=6.4Hz),0.91(3
H,d,J=6.4Hz),1.35−2.00(7
H,m),2.00−4.45(9H,m),7.05
−7.33(5H,m),7.72−9.00(3H,
m) 実施例15点滴用輸液の製造 実施例1で得た異性体B1gを5%ブドウ糖輸液500
mlに溶解し、ミリポアフィルター(孔径0.22μ
m)で濾過滅菌した後、無菌的に輸液瓶に入れて点滴用
輸液を調製した。 実施例16静脈注射剤の製造 実施例1で得た異性体B1gを生理食塩水100mlに
溶解し、ミリポアフィルター(孔径0.22μm)で無
菌的に濾過し、注射剤とした。 実施例17 錠剤の製造 実施例1で得た異性体B 7部 ヒドロキシプロピルセルロース 10.9部 コーンスターチ 1部 ステアリン酸マグネシウム 0.1部 ヒドロキシプロピルセルロース1部を含む60%エタノ
ール水溶液5部を調製し、実施例1で得た異性体B7
部、ラクトース10.9部及びコーンスターチ1部を練
合した後、減圧下で乾燥し、得られた乾燥物にステアリ
ン酸マグネシウム0.1部を加えて混合し、常法により
製錠した。 参考例11−(R)−アミノ−3−フェニルプロピルホスホン酸
ジエチルの製造 上記化合物は、ウルリッヒ シェルコフ(Ulrich
Schollkopf)及びライナー シュッツェ
(Rainer Schutze)[リービッヒズ・ア
ン・ケム(Liebigs Ann.Chem.)]1
987,第45頁−第49頁]の方法と同様にして(1
S,4R)−[(1,7,7−トリメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イリデンアミノ)メチル]
ホスホン酸ジエチルをフェネチル化した後加水分解する
ことにより得た。
35N6O8P+H)+として): 計算値 531.2332 測定値 531.23611 H−NMR(300MHz,DMSO,δppm):
0.88(3H,d,J=6.4Hz),0.91(3
H,d,J=6.4Hz),1.35−2.00(7
H,m),2.00−4.45(9H,m),7.05
−7.33(5H,m),7.72−9.00(3H,
m) 実施例15点滴用輸液の製造 実施例1で得た異性体B1gを5%ブドウ糖輸液500
mlに溶解し、ミリポアフィルター(孔径0.22μ
m)で濾過滅菌した後、無菌的に輸液瓶に入れて点滴用
輸液を調製した。 実施例16静脈注射剤の製造 実施例1で得た異性体B1gを生理食塩水100mlに
溶解し、ミリポアフィルター(孔径0.22μm)で無
菌的に濾過し、注射剤とした。 実施例17 錠剤の製造 実施例1で得た異性体B 7部 ヒドロキシプロピルセルロース 10.9部 コーンスターチ 1部 ステアリン酸マグネシウム 0.1部 ヒドロキシプロピルセルロース1部を含む60%エタノ
ール水溶液5部を調製し、実施例1で得た異性体B7
部、ラクトース10.9部及びコーンスターチ1部を練
合した後、減圧下で乾燥し、得られた乾燥物にステアリ
ン酸マグネシウム0.1部を加えて混合し、常法により
製錠した。 参考例11−(R)−アミノ−3−フェニルプロピルホスホン酸
ジエチルの製造 上記化合物は、ウルリッヒ シェルコフ(Ulrich
Schollkopf)及びライナー シュッツェ
(Rainer Schutze)[リービッヒズ・ア
ン・ケム(Liebigs Ann.Chem.)]1
987,第45頁−第49頁]の方法と同様にして(1
S,4R)−[(1,7,7−トリメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イリデンアミノ)メチル]
ホスホン酸ジエチルをフェネチル化した後加水分解する
ことにより得た。
【0055】1H−NMR(90MHz,CDCl3,δ
ppm):1.32(6H,dt,J=1.1Hz,
7.0Hz),1.20−2.30(4H,m),2.
50−3.16(3H,m),4.12(4H,dq,
J=7.0Hz,7.8Hz),7.03−7.54
(5H,m) FAB−MS(m/e):272(M+H)+ 旋光度:[α]20 D =−17.3°(濃度0.97
%,クロロホルム) 参考例22−(R)−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−4
−メチルペンタン酸ベンジルの製造 (i)2−(R)−ヒドロキシ−4−メチルペンタン酸 D−ロイシン(2.62g)を1N硫酸(30ml)に
溶解し、0℃にて亜硝酸ナトリウム(2.07g)の水
(15ml)溶液を加え0℃で3時間、室温で2時間撹
拌した。反応液をエチルエーテル(10ml×3回)に
て抽出し、有機層は合わせて飽和食塩水にて洗浄、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥後溶媒を減圧留去して表題化
合物を淡黄色固体として得た(2.08g)。(ii)2−(R)−ヒドロキシ−4−メチルペンタン
酸ベンジル ベンゼン(40ml)中の2−(R)−ヒドロキシ−4
−メチルペンタン酸(2.05g)、ベンジルアルコー
ル(2.01g)及びp−トルエンスルホン酸一水和物
(0.251g)の混合物を1.5時間加熱還流した。
放冷後反応液を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄し、無
水硫酸マグネシウムにて乾燥した後溶媒を減圧留去し
た。残渣を減圧蒸留し表題化合物を無色油状物として得
た(2.30g)。(iii) 2−(R)−トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ−4−メチルペンタン酸ベンジル 2−(R)−ヒドロキシ−4−メチルペンタン酸ベンジ
ル(2.22g)を無水ジクロロメタン(10ml)に
溶かし0℃に冷却した。ここへピリジン(1.05m
l)を加え、次にトリフルオロメタンスルホン酸無水物
(2.46ml)を15分間かけて滴下した。0℃でさ
らに15分間撹拌した後沈殿を濾去し、濾液を減圧濃縮
した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロ
メタン)にて精製して表題化合物を無色油状物として得
た(2.79g)。
ppm):1.32(6H,dt,J=1.1Hz,
7.0Hz),1.20−2.30(4H,m),2.
50−3.16(3H,m),4.12(4H,dq,
J=7.0Hz,7.8Hz),7.03−7.54
(5H,m) FAB−MS(m/e):272(M+H)+ 旋光度:[α]20 D =−17.3°(濃度0.97
%,クロロホルム) 参考例22−(R)−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−4
−メチルペンタン酸ベンジルの製造 (i)2−(R)−ヒドロキシ−4−メチルペンタン酸 D−ロイシン(2.62g)を1N硫酸(30ml)に
溶解し、0℃にて亜硝酸ナトリウム(2.07g)の水
(15ml)溶液を加え0℃で3時間、室温で2時間撹
拌した。反応液をエチルエーテル(10ml×3回)に
て抽出し、有機層は合わせて飽和食塩水にて洗浄、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥後溶媒を減圧留去して表題化
合物を淡黄色固体として得た(2.08g)。(ii)2−(R)−ヒドロキシ−4−メチルペンタン
酸ベンジル ベンゼン(40ml)中の2−(R)−ヒドロキシ−4
−メチルペンタン酸(2.05g)、ベンジルアルコー
ル(2.01g)及びp−トルエンスルホン酸一水和物
(0.251g)の混合物を1.5時間加熱還流した。
放冷後反応液を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄し、無
水硫酸マグネシウムにて乾燥した後溶媒を減圧留去し
た。残渣を減圧蒸留し表題化合物を無色油状物として得
た(2.30g)。(iii) 2−(R)−トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ−4−メチルペンタン酸ベンジル 2−(R)−ヒドロキシ−4−メチルペンタン酸ベンジ
ル(2.22g)を無水ジクロロメタン(10ml)に
溶かし0℃に冷却した。ここへピリジン(1.05m
l)を加え、次にトリフルオロメタンスルホン酸無水物
(2.46ml)を15分間かけて滴下した。0℃でさ
らに15分間撹拌した後沈殿を濾去し、濾液を減圧濃縮
した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロ
メタン)にて精製して表題化合物を無色油状物として得
た(2.79g)。
【0056】1H−NMR(90MHz,CDCl3,δ
ppm):0.95(6H,d,J=5.7Hz),
1.55−2.10(3H,m),5.05−5.30
(1H,m),5.25(2H,s),7.37(5
H,s)
ppm):0.95(6H,d,J=5.7Hz),
1.55−2.10(3H,m),5.05−5.30
(1H,m),5.25(2H,s),7.37(5
H,s)
【0057】
【発明の効果】本発明のアミノホスホン酸誘導体はエン
ドセリン変換酵素に対して強い阻害作用を有することか
ら、エンドセリンが関与する血管及び気管収縮作用に拮
抗する薬剤として、ひいてはヒトの高血圧、肺高血圧、
レイノー病、バージャー病、高安病、川崎病、糖尿病、
気管支喘息、動脈硬化症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心
症、脳血管攣縮、脳梗塞、エンドトキシンショックやエ
ンドトキシン起因の多臓器不全や播種性血管内凝固等の
疾患又はシクロスポリンやシスプラチン誘発の腎障害や
高血圧症等の治療薬として有用である。
ドセリン変換酵素に対して強い阻害作用を有することか
ら、エンドセリンが関与する血管及び気管収縮作用に拮
抗する薬剤として、ひいてはヒトの高血圧、肺高血圧、
レイノー病、バージャー病、高安病、川崎病、糖尿病、
気管支喘息、動脈硬化症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心
症、脳血管攣縮、脳梗塞、エンドトキシンショックやエ
ンドトキシン起因の多臓器不全や播種性血管内凝固等の
疾患又はシクロスポリンやシスプラチン誘発の腎障害や
高血圧症等の治療薬として有用である。
【図1】第1図は実施例1(異性体B)の化合物がモル
モットにおいてビッグエンドセリン−1誘発による気道
内圧の増大を顕著に抑制している結果を示した図であ
る。図中、○印はコントロール群(本発明化合物を溶解
させている生理食塩水を投与した群)、●、□及び△印
は、本発明化合物を各々0.3mg/kg、1.0mg
/kg及び3.0mg/kg投与した群の結果を示して
いる。また、各印は、各群5匹のモルモットを用いて測
定した時の平均値を示しており、また、各印に付いてい
る縦線は、標準偏差値の巾を示している。
モットにおいてビッグエンドセリン−1誘発による気道
内圧の増大を顕著に抑制している結果を示した図であ
る。図中、○印はコントロール群(本発明化合物を溶解
させている生理食塩水を投与した群)、●、□及び△印
は、本発明化合物を各々0.3mg/kg、1.0mg
/kg及び3.0mg/kg投与した群の結果を示して
いる。また、各印は、各群5匹のモルモットを用いて測
定した時の平均値を示しており、また、各印に付いてい
る縦線は、標準偏差値の巾を示している。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】IR(KBr,cm-1):3364,29
56,1635,1602,1422,1308,10
59,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11181 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
71(3H,d,J=5.9Hz),0.73(3H,
d,J=5.9Hz),1.21−1.50(3H,
m),1.62−2.06(2H,m),2.49−
2.61(1H,m),2.77−2.95(2H,
m),3.00−3.35(3H,m),4.58−
4.68(1H,m),6.99−8.01(12H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.19異性体B N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L−ト
リプトファンベンジルエステルの異性体b(91mg)
を異性体aの場合と同様に処理して表題化合物を淡黄色
粉末として得た(64mg)。 IR(KBr,cm-1):3424,2956,163
5,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11121 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=5.7Hz),0.80(3H,
d,J=5.7Hz),1.22−1.53(3H,
m),1.55−1.84(1H,m),1.96−
2.15(1H,m),2.40−2.53(1H,
m),2.58−2.74(1H,m),2.87−
3.13(2H,m),3.23−3.40(2H,
m),4.51(1H,dd,J=4.9Hz,8.4
Hz),6.93−8.00(12H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.42 以下の実施例3から実施例11までの化合物は、それぞ
れ原料として対応するジペプチドベンジルエステルと必
要に応じて官能基を保護されたアルデヒドを用いて、実
施例2と同様の操作を行なうことにより得られた。 実施例3N−[N−[3−(4−メトキシフェニル)−1−ホス
ホノプロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン
三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1596,1518,1404,1059,975 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10251 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=6.8Hz),0.80(3H,
d,J=6.8Hz),1.20−1.90(5H,
m),2.18−2.56(3H,m),3.15(1
H,dd,J=9.3Hz,15.0Hz),3.25
−3.38(2H,m),3.76(3H,s),4.
66(1H,dd,J=4.3Hz,9.3Hz),
6.80(2H,d,J=7.1Hz),6.92(2
H,d,J=7.1Hz),7.10−7.24(2
H,m),7.25(1H,s),7.41(1H,
d,J=7.8Hz),7.70(1H,d,J=7.
8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.05異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
7,1596,1515,1407,1059,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10281 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.52(3H,
m),1.70−2.00(2H,m),2.00−
2.20(1H,m),2.22−2.37(1H,
m),2.37−2.52(1H,m),3.08(1
H,dd,J=8.8Hz,14.6Hz),3.26
−3.40(2H,m),3.65(3H,s),4.
51(1H,dd,J=4.7Hz,8.8Hz),
6.86(2H,d,J=8.6Hz),7.03(2
H,d,J=8.6Hz),7.07−7.22(2
H,m),7.26(1H,s),7.42(1H,
d,J=7.9Hz),7.70(1H,d,J=7.
9Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.20 実施例4N−[N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−ホ
スホノプロプル]−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3418,2962,159
6,1518,1404,1056,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08131 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
79(3H,d,J=6.5Hz),0.81(3H,
d,J=6.5Hz),1.20−1.85(5H,
m),2.10−2.47(3H,m),3.17(1
H,dd,J=9.3Hz,15.2Hz),3.32
(1H,dd,J=5.1Hz,15.2Hz),3.
25−3.40(1H,m),4.66(1H,dd,
J=5.1Hz,9.3Hz),6.56(2H,d,
J=8.2Hz),6.81(2H,d,J=8.2H
z),7.10−7.30(3H,m),7.44(1
H,d,J=7.4Hz),7.72(1H,d,J=
7.4Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.10異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
7,1596,1518,1053,969 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08221 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,d,J=6.6Hz),0.81(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.55(3H,
m),1.68−2.10(3H,m),2.20−
2.45(2H,m),3.09(1H,dd,J=
8.7Hz,14.9Hz),3.34(1H,dd,
J=4.6Hz,14.9Hz),3.30−3.43
(1H,m),4.53(1H,dd,J=4.6H
z,8.7Hz),6.70(2H,d,J=8.4H
z),6.94(2H,d,J=8.4Hz),7.0
8−7.25(2H,m),7.27(1H,s),
7.43(1H,d,J=7.7Hz),7.72(1
H,d,J=7.7Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.88 実施例5N−[N−(4−フェニル−1−ホスホノブチル)−L
−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1599,1404,1053,975,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.10241 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
73(3H,d,J=6.7Hz),0.75(3H,
d,J=6.7Hz),1.06−1.82(7H,
m),2.28−2.51(3H,m),3.07−
3.22(2H,m),3.30(1H,dd,J=
4.9Hz,15.1Hz),4.61(1H,dd,
J=4.9Hz,8.9Hz),6.97−7.77
(10H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.32異性体B IR(KBr,cm-1):3358,2956,164
1,1596,1530,1455,1059,97
2,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.11171 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.8Hz),0.78(3H,
d,J=6.8Hz),1.08−1.78(7H,
m),2.21−2.52(3H,m),3.05(1
H,dd,J=8.6Hz,14.3Hz),3.21
−3.42(2H,m),4.45(1H,dd,J=
4.7Hz,8.6Hz),7.07−7.77(10
H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.79 実施例6N−[N−[3−(3−インドリル)−1−ホスホノプ
ロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリ
ウム塩(2種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
4,1596,1533,1458,1401,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H32K3N4O6
P+H)+として): 計算値 669.1049 測定値 669.10771 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.98(6H,m),1.14−1.47(2
H,m),1.55−2.14(3H,m),2.35
−2.80(3H,m),3.02−3.37(3H,
m),4.50+4.61(1H,dd×2,J=5.
1Hz,8.6Hz),6.86−7.74(10H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.39,20.53 実施例7N−[N−(1−ホスホノブチル)−L−ロイシル]−
L−トリプトファン三カリウム塩(2種の異性体の混合
物) IR(KBr,cm-1):3436,2962,165
0,1596,1530,1461,1398,116
1,1059,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C21H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 568.0783 測定値 568.07931 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
50+0.61(3H,t×2,J=7.0Hz,J=
7.0Hz),0.69−0.89(6H,m),0.
91−1.35(3H,m),1.38−1.63(4
H,m),1.96−2.08+2.43−2.57
(1H,m×2),2.93+3.08(1H,t+d
d,J=12.4Hz,J=8.0Hz,12.4H
z),3.23−3.42(2H,m),3.80+
4.24(1H,t×2,J=6.6Hz,J=6.6
Hz),7.01−7.24(3H,m),7.40
(1H,d,J=7.8Hz),7.64+7.69
(1H,d×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
2.25,13.06 実施例8N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−イソロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3382,2968,159
9,1524,1458,1404,1056,97
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09591 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.85(6H,m),1.00−1.40(2
H,m),1.48−1.95(3H,m),2.30
−2.62(3H,m),3.10−3.24(2H,
m),3.32(1H,dd,J=5.0Hz,15.
0Hz),4.63(1H,dd,J=4.7Hz,
9.4Hz),7.03−7.39(8H,m)7.4
2(1H,d,J=7.5Hz),7.71(1H,
d,J=7.5Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.12異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2968,164
7,1599,1530,1458,1398,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09421 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
67−0.81(6H,m),0.88−1.22(2
H,m),1.46−1.65(2H,m),1.85
−2.04(1H,m),2.25−2.41(2H,
m),2.46−2.60(1H,m),3.05−
3.18(2H,m),3.33(1H,dd,J=
4.7Hz,14.9Hz),4.57(1H,dd,
J=4.7Hz,9.0Hz),7.06−7.47
(8H,m)7.43(1H,d,J=7.0Hz),
7.73(1H,d,J=7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.74 実施例9N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ノルロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3424,2932,164
4,1599,1407,1062,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09641 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,t,J=7.4Hz),0.70−2.0
0(8H,m),2.30−2.57(3H,m),
3.15(1H,dd,J=9.9Hz,15.2H
z),3.25−3.40(2H,m),4.64(1
H,dd,J=4.5Hz,9.9Hz),7.00−
7.50(9H,m)7.72(1H,dd,J=1.
2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.42異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
4,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09891 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,t,J=7.3Hz),0.85−2.0
2(8H,m),2.10−2.25(1H,m),
2.25−2.35(1H,m),2.40−2.60
(1H,m),3.11(1H,dd,J=8.8H
z,14.6Hz),3.25−3.40(2H,
m),4.53(1H,dd,J=4.7Hz,8.8
Hz),7.05−7.50(9H,m)7.72(1
H,dd,J=1.2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.55 実施例10N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−フェニルアラニル]−L−トリプトファン三カリウ
ム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3376,1635,160
2,1455,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07651 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
40−2.00(2H,m),2.35(2H,t,J
=8.5Hz),2.45−2.60(1H,m),
2.74(2H,d,J=6.7Hz),3.13(1
H,dd,J=9.0Hz,15.0Hz),3.27
(1H,dd,J=4.7Hz,15.0Hz),3.
55−3.65(1H,m),4.44−4.54(1
H,m),7.00−7.32(13H,m),7.4
2(1H,d,J=8.1Hz),7.65(1H,
d,J=7.6Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.45異性体B IR(KBr,cm-1):3424,1650,159
9,1563,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07811 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
35−1.57(1H,m),1.78−2.00(1
H,m),2.10−2.50(3H,m),2.79
(1H,dd,J=7.0Hz,13.4Hz),2.
98(1H,dd,J=5.1Hz,13.4Hz),
3.05(1H,dd,J=5.2Hz,14.6H
z),3.13(1H,dd,J=7.2Hz,14.
6Hz),3.71(1H,dd,J=5.2Hz,
7.2Hz),4.43(1H,dd,J=5.1H
z,7.0Hz),6.88(1H,s),7.00−
7.60(14H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.54 実施例11N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩(2
種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3430,2962,164
1,1596,1533,1458,1407,105
9,972,741,705 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09411 H−NMR(300MHz,CD3OD,δppm):
0.76−0.94(6H,m),1.10−1.46
(2H,m),1.57−2.15(3H,m),2.
49−2.73(3H,m),3.04−3.54(3
H,m),4.51+4.61(1H,dd×2,J=
4.8z,6.7Hz,J=4.4Hz,9.1H
z),6.89−7.34(9H,m),7.60+
7.63(1H,d×2,J=7.3Hz,J=7.6
Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
7.93,18.24 実施例12N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)ロイシ
ル]−L−チロシン三カリウム塩の製造 (i)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシンベンジルエステル トルエン(30ml)中のL−ロイシンベンジルエステ
ル(4.5g)及び3−フェニルプロピオンアルデヒド
(2.7g)の混合物を、ディーン・スターク装置を付
し2時間加熱還流した。放冷後、ジベンジルホスファイ
ト(5.3g)を加え80℃にて15時間撹拌し、さら
にジベンジルホスファイト(5.3g)を追加して6時
間加熱還流した。放冷後、減圧下に溶媒を留去し残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し表題化合物を
淡黄色油状物として得た(300mg)。(ii)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
フェニルプロピル)ロイシン N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)−L−ロイシンベンジルエステル(167m
g)をエタノール(1.0ml)に溶解し0℃に冷却し
て1N水酸化カリウム(0.55ml)を加え、同温で
40分間、さらに室温で一晩撹拌した。反応液に水(1
0ml)を加えて希釈し、1N塩酸(0.6ml)を加
えてpH4とした後、酢酸エチル(10ml×3回)に
て抽出した。酢酸エチル抽出層は合わせて飽和食塩水に
て洗浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後溶媒を減圧留
去して表題化合物を2種のジアステレオ異性体の混合物
として得た(140mg)。(iii) N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホ
リル−3−フェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシ
ンベンジルエステル N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシン(140mg)及びL−チロシンベ
ンジルエステルp−トルエンスルホン酸塩(137m
g)をジクロロメタン(3ml)に溶解し0℃に冷却し
た。トリエチルアミン(43μl)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール一水和物(42mg)及び1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
塩酸塩(60mg)を加え0℃で30分間、室温で3時
間撹拌した。反応液に酢酸エチル(50ml)を加えて
希釈し、飽和重曹水、1N塩酸及び飽和食塩水にて洗
浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、溶媒を減圧
留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、表題化合物を
2種のジアステレオ異性体の混合物として得た(157
mg)。(iv)N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)
ロイシル]−L−チロシン三カリウム塩 N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシンベンジルエ
ステル(92mg)を95%エタノール(2ml)に溶
解し、10%パラジウム炭素(48mg)を加え大気圧
の水素雰囲気下室温で1時間激しく撹拌した。パラジウ
ム炭素を濾去し、濾液に1N水酸化カリウム(362μ
l)を加えた後、溶媒を減圧留去し2種のジアステレオ
異性体の混合物である表題化合物を淡黄色粉末として得
た(77mg)。
56,1635,1602,1422,1308,10
59,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11181 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
71(3H,d,J=5.9Hz),0.73(3H,
d,J=5.9Hz),1.21−1.50(3H,
m),1.62−2.06(2H,m),2.49−
2.61(1H,m),2.77−2.95(2H,
m),3.00−3.35(3H,m),4.58−
4.68(1H,m),6.99−8.01(12H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.19異性体B N−〔N−[1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
(1−ナフチル)プロピル]−L−ロイシル〕−L−ト
リプトファンベンジルエステルの異性体b(91mg)
を異性体aの場合と同様に処理して表題化合物を淡黄色
粉末として得た(64mg)。 IR(KBr,cm-1):3424,2956,163
5,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 680.1096 測定値 680.11121 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=5.7Hz),0.80(3H,
d,J=5.7Hz),1.22−1.53(3H,
m),1.55−1.84(1H,m),1.96−
2.15(1H,m),2.40−2.53(1H,
m),2.58−2.74(1H,m),2.87−
3.13(2H,m),3.23−3.40(2H,
m),4.51(1H,dd,J=4.9Hz,8.4
Hz),6.93−8.00(12H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.42 以下の実施例3から実施例11までの化合物は、それぞ
れ原料として対応するジペプチドベンジルエステルと必
要に応じて官能基を保護されたアルデヒドを用いて、実
施例2と同様の操作を行なうことにより得られた。 実施例3N−[N−[3−(4−メトキシフェニル)−1−ホス
ホノプロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン
三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1596,1518,1404,1059,975 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10251 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,d,J=6.8Hz),0.80(3H,
d,J=6.8Hz),1.20−1.90(5H,
m),2.18−2.56(3H,m),3.15(1
H,dd,J=9.3Hz,15.0Hz),3.25
−3.38(2H,m),3.76(3H,s),4.
66(1H,dd,J=4.3Hz,9.3Hz),
6.80(2H,d,J=7.1Hz),6.92(2
H,d,J=7.1Hz),7.10−7.24(2
H,m),7.25(1H,s),7.41(1H,
d,J=7.8Hz),7.70(1H,d,J=7.
8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.05異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
7,1596,1515,1407,1059,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O7
P+H)+として): 計算値 660.1046 測定値 660.10281 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.52(3H,
m),1.70−2.00(2H,m),2.00−
2.20(1H,m),2.22−2.37(1H,
m),2.37−2.52(1H,m),3.08(1
H,dd,J=8.8Hz,14.6Hz),3.26
−3.40(2H,m),3.65(3H,s),4.
51(1H,dd,J=4.7Hz,8.8Hz),
6.86(2H,d,J=8.6Hz),7.03(2
H,d,J=8.6Hz),7.07−7.22(2
H,m),7.26(1H,s),7.42(1H,
d,J=7.9Hz),7.70(1H,d,J=7.
9Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.20 実施例4N−[N−[3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−ホ
スホノプロプル]−L−ロイシル]−L−トリプトファ
ン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3418,2962,159
6,1518,1404,1056,972 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08131 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
79(3H,d,J=6.5Hz),0.81(3H,
d,J=6.5Hz),1.20−1.85(5H,
m),2.10−2.47(3H,m),3.17(1
H,dd,J=9.3Hz,15.2Hz),3.32
(1H,dd,J=5.1Hz,15.2Hz),3.
25−3.40(1H,m),4.66(1H,dd,
J=5.1Hz,9.3Hz),6.56(2H,d,
J=8.2Hz),6.81(2H,d,J=8.2H
z),7.10−7.30(3H,m),7.44(1
H,d,J=7.4Hz),7.72(1H,d,J=
7.4Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.10異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
7,1596,1518,1053,969 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O7
P+H)+として): 計算値 646.0889 測定値 646.08221 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,d,J=6.6Hz),0.81(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.55(3H,
m),1.68−2.10(3H,m),2.20−
2.45(2H,m),3.09(1H,dd,J=
8.7Hz,14.9Hz),3.34(1H,dd,
J=4.6Hz,14.9Hz),3.30−3.43
(1H,m),4.53(1H,dd,J=4.6H
z,8.7Hz),6.70(2H,d,J=8.4H
z),6.94(2H,d,J=8.4Hz),7.0
8−7.25(2H,m),7.27(1H,s),
7.43(1H,d,J=7.7Hz),7.72(1
H,d,J=7.7Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.88 実施例5N−[N−(4−フェニル−1−ホスホノブチル)−L
−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3412,2956,163
8,1599,1404,1053,975,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.10241 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
73(3H,d,J=6.7Hz),0.75(3H,
d,J=6.7Hz),1.06−1.82(7H,
m),2.28−2.51(3H,m),3.07−
3.22(2H,m),3.30(1H,dd,J=
4.9Hz,15.1Hz),4.61(1H,dd,
J=4.9Hz,8.9Hz),6.97−7.77
(10H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.32異性体B IR(KBr,cm-1):3358,2956,164
1,1596,1530,1455,1059,97
2,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33K3N3O6
P+H)+として): 計算値 644.1096 測定値 644.11171 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
76(3H,d,J=6.8Hz),0.78(3H,
d,J=6.8Hz),1.08−1.78(7H,
m),2.21−2.52(3H,m),3.05(1
H,dd,J=8.6Hz,14.3Hz),3.21
−3.42(2H,m),4.45(1H,dd,J=
4.7Hz,8.6Hz),7.07−7.77(10
H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.79 実施例6N−[N−[3−(3−インドリル)−1−ホスホノプ
ロピル]−L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリ
ウム塩(2種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3424,2956,164
4,1596,1533,1458,1401,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H32K3N4O6
P+H)+として): 計算値 669.1049 測定値 669.10771 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.98(6H,m),1.14−1.47(2
H,m),1.55−2.14(3H,m),2.35
−2.80(3H,m),3.02−3.37(3H,
m),4.50+4.61(1H,dd×2,J=5.
1Hz,8.6Hz),6.86−7.74(10H,
m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.39,20.53 実施例7N−[N−(1−ホスホノブチル)−L−ロイシル]−
L−トリプトファン三カリウム塩(2種の異性体の混合
物) IR(KBr,cm-1):3436,2962,165
0,1596,1530,1461,1398,116
1,1059,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C21H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 568.0783 測定値 568.07931 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
50+0.61(3H,t×2,J=7.0Hz,J=
7.0Hz),0.69−0.89(6H,m),0.
91−1.35(3H,m),1.38−1.63(4
H,m),1.96−2.08+2.43−2.57
(1H,m×2),2.93+3.08(1H,t+d
d,J=12.4Hz,J=8.0Hz,12.4H
z),3.23−3.42(2H,m),3.80+
4.24(1H,t×2,J=6.6Hz,J=6.6
Hz),7.01−7.24(3H,m),7.40
(1H,d,J=7.8Hz),7.64+7.69
(1H,d×2,J=7.8Hz,J=7.8Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
2.25,13.06 実施例8N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−イソロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3382,2968,159
9,1524,1458,1404,1056,97
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09591 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
70−0.85(6H,m),1.00−1.40(2
H,m),1.48−1.95(3H,m),2.30
−2.62(3H,m),3.10−3.24(2H,
m),3.32(1H,dd,J=5.0Hz,15.
0Hz),4.63(1H,dd,J=4.7Hz,
9.4Hz),7.03−7.39(8H,m)7.4
2(1H,d,J=7.5Hz),7.71(1H,
d,J=7.5Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.12異性体B IR(KBr,cm-1):3424,2968,164
7,1599,1530,1458,1398,105
9,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09421 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
67−0.81(6H,m),0.88−1.22(2
H,m),1.46−1.65(2H,m),1.85
−2.04(1H,m),2.25−2.41(2H,
m),2.46−2.60(1H,m),3.05−
3.18(2H,m),3.33(1H,dd,J=
4.7Hz,14.9Hz),4.57(1H,dd,
J=4.7Hz,9.0Hz),7.06−7.47
(8H,m)7.43(1H,d,J=7.0Hz),
7.73(1H,d,J=7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.74 実施例9N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ノルロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3424,2932,164
4,1599,1407,1062,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09641 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
77(3H,t,J=7.4Hz),0.70−2.0
0(8H,m),2.30−2.57(3H,m),
3.15(1H,dd,J=9.9Hz,15.2H
z),3.25−3.40(2H,m),4.64(1
H,dd,J=4.5Hz,9.9Hz),7.00−
7.50(9H,m)7.72(1H,dd,J=1.
2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.42異性体B IR(KBr,cm-1):3430,2956,164
4,1599,1401,1059,972,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09891 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):0.
78(3H,t,J=7.3Hz),0.85−2.0
2(8H,m),2.10−2.25(1H,m),
2.25−2.35(1H,m),2.40−2.60
(1H,m),3.11(1H,dd,J=8.8H
z,14.6Hz),3.25−3.40(2H,
m),4.53(1H,dd,J=4.7Hz,8.8
Hz),7.05−7.50(9H,m)7.72(1
H,dd,J=1.2Hz,7.0Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.55 実施例10N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−フェニルアラニル]−L−トリプトファン三カリウ
ム塩 異性体A IR(KBr,cm-1):3376,1635,160
2,1455,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07651 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
40−2.00(2H,m),2.35(2H,t,J
=8.5Hz),2.45−2.60(1H,m),
2.74(2H,d,J=6.7Hz),3.13(1
H,dd,J=9.0Hz,15.0Hz),3.27
(1H,dd,J=4.7Hz,15.0Hz),3.
55−3.65(1H,m),4.44−4.54(1
H,m),7.00−7.32(13H,m),7.4
2(1H,d,J=8.1Hz),7.65(1H,
d,J=7.6Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
9.45異性体B IR(KBr,cm-1):3424,1650,159
9,1563,1059,972,744,702 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H29K3N3O6
P+H)+として): 計算値 664.0783 測定値 664.07811 H−NMR(300MHz,D2O,δppm):1.
35−1.57(1H,m),1.78−2.00(1
H,m),2.10−2.50(3H,m),2.79
(1H,dd,J=7.0Hz,13.4Hz),2.
98(1H,dd,J=5.1Hz,13.4Hz),
3.05(1H,dd,J=5.2Hz,14.6H
z),3.13(1H,dd,J=7.2Hz,14.
6Hz),3.71(1H,dd,J=5.2Hz,
7.2Hz),4.43(1H,dd,J=5.1H
z,7.0Hz),6.88(1H,s),7.00−
7.60(14H,m)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):2
0.54 実施例11N−[N−(3−フェニル−1−ホスホノプロピル)−
L−ロイシル]−L−トリプトファン三カリウム塩(2
種の異性体の混合物) IR(KBr,cm-1):3430,2962,164
1,1596,1533,1458,1407,105
9,972,741,705 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31K3N3O6
P+H)+として): 計算値 630.0940 測定値 630.09411 H−NMR(300MHz,CD3OD,δppm):
0.76−0.94(6H,m),1.10−1.46
(2H,m),1.57−2.15(3H,m),2.
49−2.73(3H,m),3.04−3.54(3
H,m),4.51+4.61(1H,dd×2,J=
4.8z,6.7Hz,J=4.4Hz,9.1H
z),6.89−7.34(9H,m),7.60+
7.63(1H,d×2,J=7.3Hz,J=7.6
Hz)31 P−NMR(121MHz,D2O,δppm):1
7.93,18.24 実施例12N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)ロイシ
ル]−L−チロシン三カリウム塩の製造 (i)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)−L−ロイシンベンジルエステル トルエン(30ml)中のL−ロイシンベンジルエステ
ル(4.5g)及び3−フェニルプロピオンアルデヒド
(2.7g)の混合物を、ディーン・スターク装置を付
し2時間加熱還流した。放冷後、ジベンジルホスファイ
ト(5.3g)を加え80℃にて15時間撹拌し、さら
にジベンジルホスファイト(5.3g)を追加して6時
間加熱還流した。放冷後、減圧下に溶媒を留去し残渣を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し表題化合物を
淡黄色油状物として得た(300mg)。(ii)N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−
フェニルプロピル)ロイシン N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)−L−ロイシンベンジルエステル(167m
g)をエタノール(1.0ml)に溶解し0℃に冷却し
て1N水酸化カリウム(0.55ml)を加え、同温で
40分間、さらに室温で一晩撹拌した。反応液に水(1
0ml)を加えて希釈し、1N塩酸(0.6ml)を加
えてpH4とした後、酢酸エチル(10ml×3回)に
て抽出した。酢酸エチル抽出層は合わせて飽和食塩水に
て洗浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後溶媒を減圧留
去して表題化合物を2種のジアステレオ異性体の混合物
として得た(140mg)。(iii) N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホ
リル−3−フェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシ
ンベンジルエステル N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フェニル
プロピル)ロイシン(140mg)及びL−チロシンベ
ンジルエステルp−トルエンスルホン酸塩(137m
g)をジクロロメタン(3ml)に溶解し0℃に冷却し
た。トリエチルアミン(43μl)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール一水和物(42mg)及び1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
塩酸塩(60mg)を加え0℃で30分間、室温で3時
間撹拌した。反応液に酢酸エチル(50ml)を加えて
希釈し、飽和重曹水、1N塩酸及び飽和食塩水にて洗
浄、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、溶媒を減圧
留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、表題化合物を
2種のジアステレオ異性体の混合物として得た(157
mg)。(iv)N−[N−(3−フェニルホスホノプロピル)
ロイシル]−L−チロシン三カリウム塩 N−[N−(1−ジベンジルオキシホスホリル−3−フ
ェニルプロピル)ロイシル]−L−チロシンベンジルエ
ステル(92mg)を95%エタノール(2ml)に溶
解し、10%パラジウム炭素(48mg)を加え大気圧
の水素雰囲気下室温で1時間激しく撹拌した。パラジウ
ム炭素を濾去し、濾液に1N水酸化カリウム(362μ
l)を加えた後、溶媒を減圧留去し2種のジアステレオ
異性体の混合物である表題化合物を淡黄色粉末として得
た(77mg)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 9/40 C 7106−4H // C12N 9/99 (72)発明者 松山 研治 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬有 製薬株式会社中央研究所内 (72)発明者 野口 和志 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬有 製薬株式会社中央研究所内 (72)発明者 矢野 光夫 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬有 製薬株式会社中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】一般式[I] 【化1】 (式中nは2又は3であり、R1は水酸基及び低級アル
キルオキシ基からなる群より選ばれる1〜3個の置換基
を有していてもよいフェニル基、ナフチル基若しくは3
−インドリル基又は水素原子であり、R2は低級アルキ
ル基又はベンジル基であり、Aはトリプトファン、チロ
シン、α−ナフチルアラニン又はNω−ニトロアルギニ
ンからなる群より選ばれる任意のアミノ酸の残基であ
る)で表される新規アミノホスホン酸誘導体又はその製
薬上許容しうる塩。 - 【請求項2】一般式[II] 【化2】 (式中R3及びR5は低級アルキル基又は任意に置換され
ていてもよいベンジル基であり、R4はR1又はR1に変
換しうる基であり、n,R2及びAは請求項1で定義し
たとおりである)で表される化合物から基R3及びR5を
開裂し、そして必要ならばR4をR1へ変換することを特
徴とする請求項1記載の一般式[I]で表される化合物
を製造する方法。 - 【請求項3】一般式[II] 【化3】 (式中R3及びR5は低級アルキル基又は任意に置換され
ていてもよいベンジル基であり、R4はR1又はR1に変
換しうる基であり、n,R2及びAは請求項1で定義し
たとおりである)で表される化合物又はその塩。 - 【請求項4】請求項1記載の一般式[I]で表される化
合物又はその製薬上許容しうる塩を含有することを特徴
とする製剤。 - 【請求項5】請求項1記載の一般式[I]で表される化
合物又はその製薬上許容しうる塩を含有することを特徴
とする高血圧、肺高血圧、レイノー病、バージャー病、
高安病、川崎病、糖尿病、気管支喘息、動脈硬化症、急
性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳血管攣縮、脳梗塞、エ
ンドトキシンショックやエンドトキシン起因の多臓器不
全や播種性血管内凝固等の疾患又はシクロスポリンやシ
スプラチン誘発の腎障害や高血圧症等の治療薬。
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| JP3317543A JPH05148277A (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | アミノホスホン酸誘導体 |
| EP93107203A EP0623625A1 (en) | 1991-11-05 | 1993-05-04 | Aminophosphonic acid derivative |
| US08/055,872 US5380921A (en) | 1991-11-05 | 1993-05-04 | Aminophosponic acid derivative |
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|---|---|
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|---|---|---|---|
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| EP (1) | EP0623625A1 (ja) |
| JP (1) | JPH05148277A (ja) |
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- 1993-05-04 EP EP93107203A patent/EP0623625A1/en not_active Withdrawn
- 1993-05-04 US US08/055,872 patent/US5380921A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5608078A (en) * | 1993-03-30 | 1997-03-04 | Merrell Pharmaceuticals Inc. | Phosphonomethyldipeptides and process for preparation thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0623625A1 (en) | 1994-11-09 |
| US5380921A (en) | 1995-01-10 |
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