JPH05148583A - シヤドウマスク成形用金型材 - Google Patents

シヤドウマスク成形用金型材

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JPH05148583A
JPH05148583A JP31479391A JP31479391A JPH05148583A JP H05148583 A JPH05148583 A JP H05148583A JP 31479391 A JP31479391 A JP 31479391A JP 31479391 A JP31479391 A JP 31479391A JP H05148583 A JPH05148583 A JP H05148583A
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JP
Japan
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shadow mask
seizure
present
resistance
less
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JP31479391A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kumagai
敦 熊谷
Yuji Ito
裕司 伊藤
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟質で、かつ焼付きを発生しやすいFe-36%
Ni系シャドウマスク材に対し、耐焼付き性の高いシャ
ドウマスク成形用金型材の提供。 【構成】 重量%でC 0.4〜0.6%、Si 1.0%以下、Mn
1.5%以下、Ni 0.5〜2.0%、Cr 0.5〜2.0%、Mo 0.1〜
2.0%、V 0.05〜0.2%、Cu 1〜5%、残部Feおよび不可
避的不純物よりなる材料、ならびに前記元素に加え、S
0.05〜0.2%もしくはさらにAl 0.05〜0.5%を含む材
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色選別電極として受像
管に組み込まれるシャドウマスクの成形に用いられる金
型材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにシャドウマスクは、カラー
受像管のフェイス面の裏側に配置され、球面状に絞り成
形された電極である。現在用いられているシャドウマス
クの絞り成形用金型のうち、ダイ側は分割側と一体型に
分けられる。前者の場合の材質は、キャビティ部をフレ
ームハード鋼(HRC60レベル)、枠材はS55Cのような
機械構造用炭素鋼であり、一方後者は、プリハードン鋼
(HRC35〜40)が用いられている。(例えば特開昭63-18315
8号)また、ポンチ側は一体型であり、機械構造用炭素鋼
やプリハードン鋼が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シャドウマスクの材質
は、現在、Fe-36%Niのインバー合金およびアルミキル
ド鋼(AK材)が用いられているが、特にテレビの大型
化、高精細化、画面のフラット化に伴い、熱膨張係数の
小さいFe-36%Ni合金の適用が進んでいる。シャドウマ
スクは、板厚 0.15〜0.25mmの薄板を前述のようにプレ
スにより曲面形状に絞り成形して製造される。最近の画
面のフラット化によりコーナ部の半径は小さくなる傾向
にある。Fe-36%Ni材の硬さは、HV180〜200と軟質で、
かつ材質的に焼付きやすく、加えて金型コーナ半径が小
さくなってきたため、型材とのカジリ焼付き発生の問題
が顕在化してきており、数100個の成形で、型の四隅に
焼付きが発生する場合も見られるようになってきてい
る。本発明は、このような被加工材の材質の変化や金型
形状の変化に対応して、シャドウマスクの成形に際して
耐焼付性の高い金型材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、重量%
でC 0.4〜0.6%、Si 1.0%以下、Mn 1.5%以下、Ni 0.
5〜2.0%、Cr 0.5〜2.0%、Mo 0.1〜2.0%、V 0.05〜0.
2%、Cu 1〜5%、残部Feおよび不可避的不純物よりなる
耐焼付性に優れることを特徴とするシャドウマスク成形
用金型材であり、また第2は重量%でC 0.4〜0.6%、Si
1.0%以下、Mn1.5%以下、Ni 0.5〜2.0%、Cr 0.5〜2.
0%、Mo 0.1〜2.0%、V 0.05〜0.2%、Cu 1〜5%、さら
にS 0.05〜0.2%もしくはさらにAl 0.05〜0.5%を含
み、残部Feおよび不可避的不純物よりなる耐焼付性に
優れることを特徴とするシャドウマスク成形用金型材で
ある。
【0005】
【作用】本発明材は、フルハードン材としても、プリハ
ードン材としても耐焼付性に優れて有用なものである。
以下に化学組成の限定理由について説明する。 C:0.4〜0.6% Cは鋼に強度と耐摩耗性を付与する重要な元素である。
プレス型材としては、プリハードン材として使用する場
合には、少なくともHRC35以上の硬さが必要であり、ま
た、フルハードン材として耐摩耗性を重視する場合はHR
C50以上が望ましい。このためには、C量が少なくとも
0.4%以上必要である。また、高Cでは熱処理後の未固溶
残留炭化物が多くなり、焼付発生を助長するため、0.6%
を上限とした。 Si:1%以下 Siは、通常脱酸剤として添加されるほか、基地強化に
有効な元素であるが、過剰な添加は靭性の劣化を招いた
り、延性−脆性遷移温度を上げるので上限を1%とした。 Mn:1.5%以下 Mnも通常脱酸材として添加されるほか、焼入性を高め
る有効な元素である。受像管の大型化により、シャドウ
マスクの成型金型も大型となるため、十分な焼入性を確
保するためには積極的に添加することが望ましい。しか
し、熱間の加工性や被削性が劣化するため上限を1.5%と
した。
【0006】Ni:0.5〜2.0% Niは、基地に固溶して靭性に寄与するほか、焼入性の
向上にも有効である。この効果を得るには少なくとも0.
5%以上の添加が必要である。しかし、一方で焼なまし硬
さが低下しにくくなり、被削性を低下するため上限を2.
0%とした。 Cr:0.5〜2.0% Crは炭化物を形成し、耐摩耗性の向上に重要な役割を
果たす元素であり、また基地に固溶して焼入性を大幅に
改善するため、シャドウマスク用金型の大型化に対し必
須の元素である。これらの作用を発揮させるためには、
少なくとも0.5%以上必要である。しかし、過度の添加に
より熱処理後の未固溶残留炭化物の増加や基地の熱伝導
率の低下により、焼付が発生しやすくなるため上限を2.
0%とした。 Mo:0.1〜2.0% Moは、Crと同様に炭化物を形成して耐摩耗性を向上さ
せると共に焼入性も向上させるので、金型の大型化に有
効である。またMoの添加により、焼もどし軟化抵抗が
高まるために、高温の焼もどしでも硬さを十分に確保で
きる。これらの作用を発揮させるためには、少なくとも
0.1%以上必要である。しかし、多量に添加すると焼入温
度の上昇や、被削性の劣化を招くため上限を20%とし
た。 V:0.05〜0.2% Vは焼もどし軟化抵抗を高めるためだけでなく、焼入時
の結晶粒粗大化の抑制に有効である。このためには少な
くとも0.05%以上必要である。しかし、多量に添加する
と硬質炭化物のVCを生成し、被削性の劣化や焼付の発
生を助長するため上限を0.2%とした。
【0007】Cu:1〜5% Cuは、本発明で耐焼付性に最も効果のある元素であ
り、本発明の金型材を特徴づける元素である。Fe-36%
Niを相手材とした場合、1%以上のCuの添加を行なうこ
とによりCu量に比例して耐焼付性が大きく改善される
ことを本発明者らは知見した。したがって、少なくとも
1%以上の添加が必要である。しかし、過剰の添加は靭性
の劣化や被削性の低下を招くため5%を上限とした。 S:0.05〜0.2% Sは通常の用途においては、不純物元素として低減され
る。本発明鋼をプリハードン材として用いる場合には、
被削性が重要な特性となる。このため、Sを添加しMn
Sの非金属介在物として鋼中に分散させることにより、
快削性を付与することができる。このためには、少なく
とも0.05%以上必要であるが、過剰の添加は靭性の劣化
を招くため0.2%を上限とした。 Al:0.05〜0.5% Alは基地に固溶または粒界に偏析して材料を脆化させ
るため、0.05%以上をSと複合して添加することにより
被削性を向上させることができる。しかし、多量の添加
は、硬質の非金属介在物を増加して靭性の低下を招くた
め0.5%を上限とした。
【0008】
【実施例】表1に示す成分組成の本発明鋼および現在用
いられているフレームハード鋼とプリハードン鋼とを溶
製し、焼入れ焼もどしし、硬さおよび焼付評価試験を行
なった。A〜Kは本発明鋼であり、XおよびYは、それ
ぞれ現用のフレームハード鋼、および快削性プリハード
ン鋼である。本発明鋼のうち、A〜Gは、型彫り加工後
焼入れ焼もどし(仕上加工を伴う)を行なうことにより高
い硬さを得て、耐摩耗性化することを特徴とするもので
ある。シャドウマスクの成形は、一般に金型を200℃程
度に加温した温間成形法が用いられる。したがって、こ
れらA〜Gは、高温焼もどしでHRC50程度ないしそれ以
上の硬さが得られることにより、使用中の寸法変形や硬
度低下がなく、耐摩耗性を維持できるため量産型として
有利である。一方、H〜Kは、Sの単独もしくはAlと
の複合添加により、快削性を与えプリハードン鋼として
使用するものである。
【0009】
【表1】
【0010】これらの各鋼種について、表2に示す焼入
れおよび焼もどし熱処理を行ない、それぞれに示した硬
さ値を得た。焼付性試験は、図1に示す要領で行ない、
焼付臨界荷重を求めることにより、耐焼付性を評価し
た。相手材2は直径 18mmのFe-36%Ni(硬さHV200)で、
試験片1は、直径 5mmとし、図1に示すように相手材に
試験片を接触させ、これに垂直に荷重を負荷し、往復距
離 260mm、速度 15m/min、湿式方式で摺動させた。焼付
発生の場合には、摩擦抵抗の変化により検出できる。焼
付臨界荷重は、各負荷荷重で100回の往復摺動を行な
い、この間に焼付の発生しない最大荷重の値をとった。
この結果を表2に併せて示す。本発明鋼は、A〜Gのフ
ルハードン型では140kgfまたはこれをはるかに越える限
界荷重を、またプリハードン型でも130kgf以上の限界荷
重をそれぞれ示すが、現用材は100kgfまたはそれ以下の
低レベルである。Xは、高硬度で耐摩耗性に優れている
が、C,Crが高く未固溶残留炭化物が多く、またCuを
欠くので軟質のFe-36%Ni合金に対しては、早期に凝着
摩耗が発生する。また、YはCuを2.1%含有している
が、C量が低いため、耐力など強度的に不十分であり、
摺動面で相手材とともに塑性流動を起こし、早期に焼付
きが発生する。本発明鋼は、いずれも焼もどしマルテン
サイト主体の組織で高強度を有し、かつCu添加により
高い耐焼付性を示している。
【0011】
【表2】
【0012】
【発明の効果】以上本発明を、Fe-36%Ni材を被加工材
とするもので述べたが、本発明はこれに限定されず、A
K材のシャドウマスク材にも有用である。以上述べたよ
うに、本発明材はシャドウマスクのインバー合金化、受
像管の大型化やフラット化により、益々焼付きが発生し
易い状況において、十分な耐摩耗性と焼入性を備えると
ともに、特に高い耐焼付き性を有するものであり、これ
により、型の総寿命、プレス作業の能率の向上を可能と
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐焼付性試験の要領を説明する図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 相手材(Fe-36%Ni)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でC 0.4〜0.6%、Si 1.0%以下、
    Mn 1.5%以下、Ni 0.5〜2.0%、Cr 0.5〜2.0%、Mo 0.
    1〜2.0%、V 0.05〜0.2%、Cu 1〜5%、残部Feおよび不
    可避的不純物よりなる耐焼付性に優れることを特徴とす
    るシャドウマスク成形用金型材。
  2. 【請求項2】 重量%でC 0.4〜0.6%、Si 1.0%以下、
    Mn 1.5%以下、Ni 0.5〜2.0%、Cr 0.5〜2.0%、Mo 0.
    1〜2.0%、V 0.05〜0.2%、Cu 1〜5%、さらにS 0.05〜
    0.2%もしくはさらにAl 0.05〜0.5%を含み、残部Feお
    よび不可避的不純物よりなる耐焼付性に優れることを特
    徴とするシャドウマスク成形用金型材。
JP31479391A 1991-11-28 1991-11-28 シヤドウマスク成形用金型材 Pending JPH05148583A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000160295A (ja) * 1998-11-24 2000-06-13 Nisshin Steel Co Ltd 安価な抗菌性鋼素材
US6583545B1 (en) * 1998-09-01 2003-06-24 Toyo Kohan., Ltd. Aperture grill material for color picture tube, production method thereof, aperture grill and picture tube
JP2020132891A (ja) * 2019-02-12 2020-08-31 山陽特殊製鋼株式会社 熱伝導率に優れる金型用鋼
WO2024125055A1 (zh) * 2022-12-14 2024-06-20 南阳汉冶特钢有限公司 一种大厚度SM3Cr2Ni1Mo模具钢及其生产方法

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