JPH0514939Y2 - - Google Patents
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- JPH0514939Y2 JPH0514939Y2 JP1986097885U JP9788586U JPH0514939Y2 JP H0514939 Y2 JPH0514939 Y2 JP H0514939Y2 JP 1986097885 U JP1986097885 U JP 1986097885U JP 9788586 U JP9788586 U JP 9788586U JP H0514939 Y2 JPH0514939 Y2 JP H0514939Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- shaft
- ball screw
- screw mechanism
- rack shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は電動機の動力をステアリング系に作用
させて操舵力の軽減を図る電動式パワーステアリ
ング装置に関する。
させて操舵力の軽減を図る電動式パワーステアリ
ング装置に関する。
(従来の技術)
従来の電動式パワーステアリングにおいて、操
舵輪に連結されるラツク軸は、その一端側には、
ステアリングホイールに連結されるピニオン軸の
ピニオンギヤに噛み合うラツク部が形成され、そ
の他端側には、螺旋状のボールねじが形成され、
このボールねじや、このボールねじに循環ボール
を介して係合するナツト部材により構成されるボ
ールねじ機構が設けられており、電動機の回転動
力がボールねじ機構により軸方向変位として変換
してラツク軸に伝達される。また、ラツク軸は、
一端側がピニオンギヤとラツク部の噛み合いとラ
ツク軸を背面から押圧するよう設けられたラツク
ガイドとの協働により、又、他端側が、ボールね
じ機構のナツト部材により、夫々ラツクハウジン
グに対し軸方向移動可能に支持されている。
舵輪に連結されるラツク軸は、その一端側には、
ステアリングホイールに連結されるピニオン軸の
ピニオンギヤに噛み合うラツク部が形成され、そ
の他端側には、螺旋状のボールねじが形成され、
このボールねじや、このボールねじに循環ボール
を介して係合するナツト部材により構成されるボ
ールねじ機構が設けられており、電動機の回転動
力がボールねじ機構により軸方向変位として変換
してラツク軸に伝達される。また、ラツク軸は、
一端側がピニオンギヤとラツク部の噛み合いとラ
ツク軸を背面から押圧するよう設けられたラツク
ガイドとの協働により、又、他端側が、ボールね
じ機構のナツト部材により、夫々ラツクハウジン
グに対し軸方向移動可能に支持されている。
また、ピニオンギヤとラツク部は、これらの歯
形加工精度が共に所定の公差を有するように加工
せざるを得ないことから、これらの噛み合い位置
が常に一定にならず、そのために従来からラツク
ガイド等からなるラツク軸支持手段を設け、ピニ
オンギヤとラツク部との噛み合い位置のズレをラ
ツク軸支持手段の軸方向変位で吸収すると共に、
ラツクガイドを介して弾性部材で所定の予圧を付
与することにより、噛み合い部のバツクラツシを
除去している。
形加工精度が共に所定の公差を有するように加工
せざるを得ないことから、これらの噛み合い位置
が常に一定にならず、そのために従来からラツク
ガイド等からなるラツク軸支持手段を設け、ピニ
オンギヤとラツク部との噛み合い位置のズレをラ
ツク軸支持手段の軸方向変位で吸収すると共に、
ラツクガイドを介して弾性部材で所定の予圧を付
与することにより、噛み合い部のバツクラツシを
除去している。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、従来の電動式パワーステアリング装
置においては、ラツク軸に作用する剪断方向の荷
重によりラツク軸の他端側を支承するボールねじ
機構のボールに悪影響を及ぼすおそれがあつた。
置においては、ラツク軸に作用する剪断方向の荷
重によりラツク軸の他端側を支承するボールねじ
機構のボールに悪影響を及ぼすおそれがあつた。
つまり、ラツク軸には、一端側のピニオンギヤ
とラツク部との噛み合い部での位置ズレに伴つて
ラツク軸をその半径方向に変位させ、この変位に
より付与される剪断方向の荷重や、操舵輪からナ
ツクルアームやタイロツド等を介して伝達される
剪断方向の荷重が伝達されるのに対し、ラツク軸
の他端側を支承するボールねじ機構の複数のボー
ルがラツク軸の所定範囲長に亘り螺旋状に配設さ
れていることから、螺旋状に配設された複数のボ
ールのうち、螺旋状の巻き始め部分と巻き終り部
分のボールには特に前記剪断方向に荷重が集中す
る。そのため、ボールねじ機構のボールの弾性変
形量が増大し、ボール自体が滑りを生じてなめら
かなボールの転がりが期待できず、ボールねじ機
構の作動が不円滑となる。その結果、電動機の回
転トルクの伝達効率が低下し操舵フイーリングの
向上を阻む要因ともなつている。
とラツク部との噛み合い部での位置ズレに伴つて
ラツク軸をその半径方向に変位させ、この変位に
より付与される剪断方向の荷重や、操舵輪からナ
ツクルアームやタイロツド等を介して伝達される
剪断方向の荷重が伝達されるのに対し、ラツク軸
の他端側を支承するボールねじ機構の複数のボー
ルがラツク軸の所定範囲長に亘り螺旋状に配設さ
れていることから、螺旋状に配設された複数のボ
ールのうち、螺旋状の巻き始め部分と巻き終り部
分のボールには特に前記剪断方向に荷重が集中す
る。そのため、ボールねじ機構のボールの弾性変
形量が増大し、ボール自体が滑りを生じてなめら
かなボールの転がりが期待できず、ボールねじ機
構の作動が不円滑となる。その結果、電動機の回
転トルクの伝達効率が低下し操舵フイーリングの
向上を阻む要因ともなつている。
また、ボールねじ機構においては、螺旋状に配
設される各ボールに均一な荷重が作用している場
合に耐久寿命が最大となるが、上記剪断方向の荷
重により螺旋状のボールの巻き始め部分と巻き終
り部分とに初期状態から荷重が作用することとな
るため、本来の負荷荷重よりも大きい荷重が作用
したことと同様のこととなり、ボールねじ機構の
耐久寿命を低下させる要因ともなつている。
設される各ボールに均一な荷重が作用している場
合に耐久寿命が最大となるが、上記剪断方向の荷
重により螺旋状のボールの巻き始め部分と巻き終
り部分とに初期状態から荷重が作用することとな
るため、本来の負荷荷重よりも大きい荷重が作用
したことと同様のこととなり、ボールねじ機構の
耐久寿命を低下させる要因ともなつている。
そこで本考案では、ラツク軸に剪断方向の荷重
が作用しても、ボールねじ機構のナツト部材を揺
動可能に支承することにより、不要な荷重がボー
ル部分に作用するのを防止し、ボールねじ機構を
なめらかに作動させて高伝達効率を維持するとと
もに耐久性を高め、操舵フイーリングの向上を図
る電動式パワーステアリング装置を提供すること
を目的とする。
が作用しても、ボールねじ機構のナツト部材を揺
動可能に支承することにより、不要な荷重がボー
ル部分に作用するのを防止し、ボールねじ機構を
なめらかに作動させて高伝達効率を維持するとと
もに耐久性を高め、操舵フイーリングの向上を図
る電動式パワーステアリング装置を提供すること
を目的とする。
(問題点の解決手段およびその作用)
本考案の電動式パワーステアリング装置は、ス
テアリングホイールに連結され回転可能に支承さ
れたピニオン軸と、このピニオン軸のピニオンギ
ヤに噛み合うラツク部を有し車輪に連結されるラ
ツク軸とを有し、ラツク軸の一端側が、ピニオン
ギヤおよびラツク部の噛み合いと、ラツク部に設
けられてラツク軸をラツク部の背面側から押圧す
るラツクガイドとの協働により支持されている。
また、ラツク軸の他端側は、ボールねじ機構によ
り支承され、このボールねじ機構のナツト部材を
球面軸受を介してラツクハウジングに回転可能且
つ揺動可能に支承されたものである。
テアリングホイールに連結され回転可能に支承さ
れたピニオン軸と、このピニオン軸のピニオンギ
ヤに噛み合うラツク部を有し車輪に連結されるラ
ツク軸とを有し、ラツク軸の一端側が、ピニオン
ギヤおよびラツク部の噛み合いと、ラツク部に設
けられてラツク軸をラツク部の背面側から押圧す
るラツクガイドとの協働により支持されている。
また、ラツク軸の他端側は、ボールねじ機構によ
り支承され、このボールねじ機構のナツト部材を
球面軸受を介してラツクハウジングに回転可能且
つ揺動可能に支承されたものである。
したがつて、このような電動式パワーステアリ
ング装置において、ラツク軸が半径方向に変位し
ラツク軸の他端側に剪断方向の荷重が作用して
も、ボールねじ機構のナツト部材がラツクハウジ
ングに対しラツク軸の軸心方向に揺動できるた
め、ボールねじ機構のねじに剪断方向の荷重が特
に集中することを防止でき、ボールねじ機構の作
動が円滑となり、電動機の回転トルクの伝達効率
が向上する。また、ボールねじ機構のボールに作
用する荷重が均一となり、ボールねじ機構の耐久
寿命を高めることができる。
ング装置において、ラツク軸が半径方向に変位し
ラツク軸の他端側に剪断方向の荷重が作用して
も、ボールねじ機構のナツト部材がラツクハウジ
ングに対しラツク軸の軸心方向に揺動できるた
め、ボールねじ機構のねじに剪断方向の荷重が特
に集中することを防止でき、ボールねじ機構の作
動が円滑となり、電動機の回転トルクの伝達効率
が向上する。また、ボールねじ機構のボールに作
用する荷重が均一となり、ボールねじ機構の耐久
寿命を高めることができる。
(実施例)
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図は電動式パワーステアリング装置を示す
縦断面図である。第1図において、1はピニオン
軸であり、このピニオン軸1は、同軸状に互いに
配設された第1軸1Aと第2軸1Bとに分割さ
れ、第1軸1Aの内端部が軸受2により第2軸1
Bの内端部内に支承されている。これらの内端は
トーシヨンバー3により連結され、互いに所定角
度の捩れが許容されている。また、ピニオン軸1
は軸受4,5,6によりラツクハウジング7に一
体的に設けられたピニオンホルダ8に支承されて
いる。第2軸1Bにはピニオンギヤ1cが形成さ
れ、このピニオンギヤ1cがラツク軸9の背面側
に形成されたラツク部9aと噛合している。ピニ
オン軸1は図示されない自在継手、ステアリング
軸等を介してステアリングホイールに連結され、
ラツク軸9は図示されないタイロツドを介して操
舵輪を回転自在に支承するナツクルに連結され、
ステアリングホイールの操舵回転がピニオン軸1
とラツク軸9により操舵輪の揺動運動に変換して
車両の操舵を可能としている。
縦断面図である。第1図において、1はピニオン
軸であり、このピニオン軸1は、同軸状に互いに
配設された第1軸1Aと第2軸1Bとに分割さ
れ、第1軸1Aの内端部が軸受2により第2軸1
Bの内端部内に支承されている。これらの内端は
トーシヨンバー3により連結され、互いに所定角
度の捩れが許容されている。また、ピニオン軸1
は軸受4,5,6によりラツクハウジング7に一
体的に設けられたピニオンホルダ8に支承されて
いる。第2軸1Bにはピニオンギヤ1cが形成さ
れ、このピニオンギヤ1cがラツク軸9の背面側
に形成されたラツク部9aと噛合している。ピニ
オン軸1は図示されない自在継手、ステアリング
軸等を介してステアリングホイールに連結され、
ラツク軸9は図示されないタイロツドを介して操
舵輪を回転自在に支承するナツクルに連結され、
ステアリングホイールの操舵回転がピニオン軸1
とラツク軸9により操舵輪の揺動運動に変換して
車両の操舵を可能としている。
また、ピニオン軸1の第1軸1Aの周囲には、
操舵回転センサ10が設けられており、この操舵
回転センサ10は、ピニオンホルダ8に固着され
た直流発電機11と、この回転軸に軸着された傘
歯車12と、この傘歯車12に噛合し第1軸1A
に軸着された傘歯車13とにより構成されてお
り、ピニオン軸1の回転によつて発生される発電
機11の直流電圧を回転検出信号として制御装置
14に出力する。
操舵回転センサ10が設けられており、この操舵
回転センサ10は、ピニオンホルダ8に固着され
た直流発電機11と、この回転軸に軸着された傘
歯車12と、この傘歯車12に噛合し第1軸1A
に軸着された傘歯車13とにより構成されてお
り、ピニオン軸1の回転によつて発生される発電
機11の直流電圧を回転検出信号として制御装置
14に出力する。
ピニオン軸1の第1軸1Aと第2軸1Bとの嵌
合部の外周には操舵トルクセンサ16が設けられ
ており、この操舵トルクセンサ16は、上記嵌合
部外周に設けられ第1軸1Aと第2軸1Bとの相
対回転に対応して軸方向に変位する磁性体の鉄心
17と、ピニオンホルダ8内に固着された差動変
圧器18とにより構成されており、差動変圧器1
8の1次コイル18aには制御装置14からの交
流パルス信号が印加され、上記可動鉄心17の変
位に伴う電気信号が2次コイル18b,18bか
ら差動的に出力され、この出力を操舵トルク検出
信号として制御装置14に出力する。尚、図中、
15はシール、19はキヤツプである。
合部の外周には操舵トルクセンサ16が設けられ
ており、この操舵トルクセンサ16は、上記嵌合
部外周に設けられ第1軸1Aと第2軸1Bとの相
対回転に対応して軸方向に変位する磁性体の鉄心
17と、ピニオンホルダ8内に固着された差動変
圧器18とにより構成されており、差動変圧器1
8の1次コイル18aには制御装置14からの交
流パルス信号が印加され、上記可動鉄心17の変
位に伴う電気信号が2次コイル18b,18bか
ら差動的に出力され、この出力を操舵トルク検出
信号として制御装置14に出力する。尚、図中、
15はシール、19はキヤツプである。
さらに、ラツクハウジング7のピニオンギヤ1
cに噛合するラツク部9aの背面側には、第2図
に示す如く、筒状のギヤボツクス20が突設さ
れ、このギヤボツクス20内にはラツクガイド2
1がその軸方向に移動可能に挿入され、このラツ
クガイド21の後端側にはスプリング22を介し
て蓋体23がギヤボツクス20開口部に螺着され
ている。尚、図中、24はロツクナツトである。
また、ラツクガイド21の先端側は、ラツク軸9
の背面側からラツク軸9の上側および下側に突出
する突出部21A,21Bを備え、これらの突出
部21A,21Bによりラツク軸9が軸方向移動
可能に支持される。また、ラツク軸9の背面側に
は断面凹状の円弧面に形成されたガイド面9bが
設けられており、このガイド面9bに係合可能な
周面を有するローラ25がラツクガイド21内に
設けられており、このローラ25はニードル軸受
26を介してラツクガイド21に固定された支軸
27に支承されている。したがつて、ラツク軸9
の一端側はピニオンギヤ1cおよびラツク部9a
の噛合部とラツクガイド21等の協働により軸方
向移動可能に支持されることになり、ラツク軸9
はガイド面9b、ローラ25、ニードル軸受2
6、支軸27ラツクガイド21およびスプリング
22により常時ピニオンギヤ1c側に付勢され、
ピニオンギヤ1cとラツク部9aとの噛合を確実
にし、バツクラツシが除去されるとともに、噛合
部の精度が均一にならないことに伴う図中のX方
向の変位も吸収される。また、ラツク軸9は、ラ
ツクガイド21の突出部21A,21Bにより規
制されるが、これらの間に所定の間隙が形成され
るために、図中のY方向にもラツク軸9が変位す
る。
cに噛合するラツク部9aの背面側には、第2図
に示す如く、筒状のギヤボツクス20が突設さ
れ、このギヤボツクス20内にはラツクガイド2
1がその軸方向に移動可能に挿入され、このラツ
クガイド21の後端側にはスプリング22を介し
て蓋体23がギヤボツクス20開口部に螺着され
ている。尚、図中、24はロツクナツトである。
また、ラツクガイド21の先端側は、ラツク軸9
の背面側からラツク軸9の上側および下側に突出
する突出部21A,21Bを備え、これらの突出
部21A,21Bによりラツク軸9が軸方向移動
可能に支持される。また、ラツク軸9の背面側に
は断面凹状の円弧面に形成されたガイド面9bが
設けられており、このガイド面9bに係合可能な
周面を有するローラ25がラツクガイド21内に
設けられており、このローラ25はニードル軸受
26を介してラツクガイド21に固定された支軸
27に支承されている。したがつて、ラツク軸9
の一端側はピニオンギヤ1cおよびラツク部9a
の噛合部とラツクガイド21等の協働により軸方
向移動可能に支持されることになり、ラツク軸9
はガイド面9b、ローラ25、ニードル軸受2
6、支軸27ラツクガイド21およびスプリング
22により常時ピニオンギヤ1c側に付勢され、
ピニオンギヤ1cとラツク部9aとの噛合を確実
にし、バツクラツシが除去されるとともに、噛合
部の精度が均一にならないことに伴う図中のX方
向の変位も吸収される。また、ラツク軸9は、ラ
ツクガイド21の突出部21A,21Bにより規
制されるが、これらの間に所定の間隙が形成され
るために、図中のY方向にもラツク軸9が変位す
る。
また、本実施例では、ローラ25を介してスプ
リング22の付勢力がラツク軸9に付与されてい
るので、操舵初期では、ラツク軸9の移動ととも
にローラ25が回転し、従来のすべり抵抗と異な
りころがり抵抗となるため極めて抵抗が少なく、
滑らかにラツク軸9を動かすことができる。
リング22の付勢力がラツク軸9に付与されてい
るので、操舵初期では、ラツク軸9の移動ととも
にローラ25が回転し、従来のすべり抵抗と異な
りころがり抵抗となるため極めて抵抗が少なく、
滑らかにラツク軸9を動かすことができる。
次に、ラツク軸9の周囲には電動機30が設け
られており、この電動機30は、ラツクハウジン
グ7の内周面に固着された磁石31と、ラツク軸
9の周囲に回転自在に配設されたロータ32と、
ラツクハウジング7に固定されるブラシホルダー
内で半径方向にスプリングで押圧されるブラシ3
3と、から成る。ロータ32は軸受34,35に
より回転自在に支承される筒軸36を備え、この
筒軸36の外周にはスキユー溝を有する積層鉄心
37、多重巻線38が順次一体的に環装され、前
記磁石31と鉄心37の外周には微小な空隙が設
けられている。又、筒軸36には多重巻線38に
接続する整流子39を備え、前記ブラシ33が押
接される。そして、電動機30は制御装置14に
接続され、制御装置14からの制御信号に基づき
駆動される。
られており、この電動機30は、ラツクハウジン
グ7の内周面に固着された磁石31と、ラツク軸
9の周囲に回転自在に配設されたロータ32と、
ラツクハウジング7に固定されるブラシホルダー
内で半径方向にスプリングで押圧されるブラシ3
3と、から成る。ロータ32は軸受34,35に
より回転自在に支承される筒軸36を備え、この
筒軸36の外周にはスキユー溝を有する積層鉄心
37、多重巻線38が順次一体的に環装され、前
記磁石31と鉄心37の外周には微小な空隙が設
けられている。又、筒軸36には多重巻線38に
接続する整流子39を備え、前記ブラシ33が押
接される。そして、電動機30は制御装置14に
接続され、制御装置14からの制御信号に基づき
駆動される。
ラツク軸9の他端側の外周には、ボールねじ9
cが形成され、このボールねじ9cに環装され同
様のねじ41aをその内周面に有するボールナツ
ト部材41と前記ボールねじ9cとの間には複数
個のボール42が嵌合され両ネジ9cと41aの
間を転動してボールナツト部材41に設けられる
循環路を経て循環し、ボールねじ9c,41a、
ボール42、ボールナツト部材41によりボール
ねじ機構40が構成されている。このボールねじ
機構40は、そのナツト部材41がオルダム継手
43を介して電動機30の筒軸36に連結されて
おり、電動機30の回転動力がオルダム継手43
を介してナツト部材41に回転伝達され、ボール
ねじ機構40のボール42の転動により、ナツト
部材41の回転がラツク軸9の軸方向変位に変換
して伝達される。
cが形成され、このボールねじ9cに環装され同
様のねじ41aをその内周面に有するボールナツ
ト部材41と前記ボールねじ9cとの間には複数
個のボール42が嵌合され両ネジ9cと41aの
間を転動してボールナツト部材41に設けられる
循環路を経て循環し、ボールねじ9c,41a、
ボール42、ボールナツト部材41によりボール
ねじ機構40が構成されている。このボールねじ
機構40は、そのナツト部材41がオルダム継手
43を介して電動機30の筒軸36に連結されて
おり、電動機30の回転動力がオルダム継手43
を介してナツト部材41に回転伝達され、ボール
ねじ機構40のボール42の転動により、ナツト
部材41の回転がラツク軸9の軸方向変位に変換
して伝達される。
さらに、このボールねじ機構40のナツト部材
41は両端側の外周部でアンギユラコンタクト軸
受44と45により回転可能に支承されており、
アンギユラコンタクト軸受44と45の夫々の外
周には環状部材46又は47が固着されている。
これらの環状部材46と47には、夫々、ラツク
軸9の軸心上の点Oを中心点とする凸状の球面4
6a,47aが形成されており、これらの各球面
46a,47aが後述する球面軸受48,49と
の摺接面となる。また、一方の環状部材46は、
ラツクハウジング7に螺着された球面軸受48を
介して支承されている。尚、図中50は、球面軸
受48を固定するロツクナツトである。他方の環
状部材47は、球面軸受49に支承されており、
この球面軸受49はラツクハウジングに固着され
るカラー部材51にラツク軸7の軸方向に摺動可
能に支持されており、カラー51の係止部51A
と球面軸受49との間にはばね52が介装され、
球面軸受49をラツク軸7の軸心方向に沿つて付
勢し、双方の環状部材47,47および球面軸受
48,49との間のガタを防止している。上記球
面軸受48,49は、夫々の環状部材46と47
の摺接面46a,47aに対応した凹状の球面に
形成されている。したがつて、ボールねじ機構4
0のナツト部材41は、ラツク軸7の軸まわりで
回転可能に支承され、且つ環状部材46,47お
よび球面軸受48,49によつてラツク軸7の軸
心に対して揺動可能に支持されることになり、ラ
ツク軸9の一端側のピニオンギヤ1cとラツク部
9aとの噛み合い部において発生するラツク軸9
のその半径方向の変位に伴つて付与される剪断方
向の荷重や、操舵輪からナツクルアーム・タイロ
ツド等を介して伝達される剪断方向の荷重がラツ
ク軸9の他端側に作用しても、ボールねじ機構4
0のナツト部材41が環状部材46および球面軸
受48によりラツクハウジング7に対して揺動可
能に支承されているので、上記剪断方向の荷重に
よるラツク軸9他端側の揺動に対応して揺動する
ことができる。したがつて、ボールねじ機構40
の螺旋状に設けられるボール42の特に巻き始め
部分や巻き終り部分には、上記剪断方向の荷重が
集中することがなくなり、ボールの弾性変形を極
力抑えることができる。その結果、各ボールの転
動がなめらかとなつて円滑な作動となり、電動機
の回転トルクの伝達効率を高めることができると
ともに、螺旋状の各ボールには均一な荷重が作用
することとなり、ボールねじ機構の耐久寿命を高
めることができる。尚、図中54,55はカラ
ー、56,57はシール部材であり、これらはボ
ールねじ機構40の内部に粉塵等の侵入を防止す
るために設けられている。
41は両端側の外周部でアンギユラコンタクト軸
受44と45により回転可能に支承されており、
アンギユラコンタクト軸受44と45の夫々の外
周には環状部材46又は47が固着されている。
これらの環状部材46と47には、夫々、ラツク
軸9の軸心上の点Oを中心点とする凸状の球面4
6a,47aが形成されており、これらの各球面
46a,47aが後述する球面軸受48,49と
の摺接面となる。また、一方の環状部材46は、
ラツクハウジング7に螺着された球面軸受48を
介して支承されている。尚、図中50は、球面軸
受48を固定するロツクナツトである。他方の環
状部材47は、球面軸受49に支承されており、
この球面軸受49はラツクハウジングに固着され
るカラー部材51にラツク軸7の軸方向に摺動可
能に支持されており、カラー51の係止部51A
と球面軸受49との間にはばね52が介装され、
球面軸受49をラツク軸7の軸心方向に沿つて付
勢し、双方の環状部材47,47および球面軸受
48,49との間のガタを防止している。上記球
面軸受48,49は、夫々の環状部材46と47
の摺接面46a,47aに対応した凹状の球面に
形成されている。したがつて、ボールねじ機構4
0のナツト部材41は、ラツク軸7の軸まわりで
回転可能に支承され、且つ環状部材46,47お
よび球面軸受48,49によつてラツク軸7の軸
心に対して揺動可能に支持されることになり、ラ
ツク軸9の一端側のピニオンギヤ1cとラツク部
9aとの噛み合い部において発生するラツク軸9
のその半径方向の変位に伴つて付与される剪断方
向の荷重や、操舵輪からナツクルアーム・タイロ
ツド等を介して伝達される剪断方向の荷重がラツ
ク軸9の他端側に作用しても、ボールねじ機構4
0のナツト部材41が環状部材46および球面軸
受48によりラツクハウジング7に対して揺動可
能に支承されているので、上記剪断方向の荷重に
よるラツク軸9他端側の揺動に対応して揺動する
ことができる。したがつて、ボールねじ機構40
の螺旋状に設けられるボール42の特に巻き始め
部分や巻き終り部分には、上記剪断方向の荷重が
集中することがなくなり、ボールの弾性変形を極
力抑えることができる。その結果、各ボールの転
動がなめらかとなつて円滑な作動となり、電動機
の回転トルクの伝達効率を高めることができると
ともに、螺旋状の各ボールには均一な荷重が作用
することとなり、ボールねじ機構の耐久寿命を高
めることができる。尚、図中54,55はカラ
ー、56,57はシール部材であり、これらはボ
ールねじ機構40の内部に粉塵等の侵入を防止す
るために設けられている。
次に本考案の他の実施例について説明する。
本実施例の電動式パワーステアリング装置は、
第3図に示す如く、電動機30の回転動力をコグ
ベルト62を介してボールねじ機構40のナツト
部材41に直接伝達する構造としたものである。
第3図に示す如く、電動機30の回転動力をコグ
ベルト62を介してボールねじ機構40のナツト
部材41に直接伝達する構造としたものである。
すなわち、ボールねじ機構40は、先の実施例
と同様にそのナツト部材41が軸受44,45、
環状部材46,47、球面軸受48,49を介し
てラツクハウジング7に回転可能且つ揺動可能に
支持されている。
と同様にそのナツト部材41が軸受44,45、
環状部材46,47、球面軸受48,49を介し
てラツクハウジング7に回転可能且つ揺動可能に
支持されている。
また、上記ナツト部材41にはその外周に大径
の歯付きプーリ60が一体的に形成されている。
また、ハウジング7にはフランジ30Aがボルト
59により電動機30がラツク軸9と略平行とな
るように固着され、電動機30の回転軸には小径
の歯付きプーリ61が軸着されており、上記大径
のプーリ60と小径のプーリ61との間にはタイ
ミングベルト62が巻き回されている。そして、
電動機30の回転は、タイミングベルト62を介
してボールねじ機構40のナツト部材41に伝達
され、ボールねじ機構40によりラツク軸9の軸
方向変位に変換して伝達され、先の実施例と同様
の効果が得られる。また、この場合のナツト部材
41の揺動変位は、タイミングベルト62の弾性
変形により許容されることになる。
の歯付きプーリ60が一体的に形成されている。
また、ハウジング7にはフランジ30Aがボルト
59により電動機30がラツク軸9と略平行とな
るように固着され、電動機30の回転軸には小径
の歯付きプーリ61が軸着されており、上記大径
のプーリ60と小径のプーリ61との間にはタイ
ミングベルト62が巻き回されている。そして、
電動機30の回転は、タイミングベルト62を介
してボールねじ機構40のナツト部材41に伝達
され、ボールねじ機構40によりラツク軸9の軸
方向変位に変換して伝達され、先の実施例と同様
の効果が得られる。また、この場合のナツト部材
41の揺動変位は、タイミングベルト62の弾性
変形により許容されることになる。
さらに、本考案のその他の実施例を説明する。
本実施例の電動式パワーステアリング装置は、
第4図に示す如く、双方の球面軸受48,49が
ラツク軸9の軸心上の点Oを中心とした凹状の球
面48a,49aに形成されており、この球面4
8a,49aに対応する球面に周面が形成された
複数のコロ64……,65……が環状部材46,
47に夫々支承されており、この環状部材46,
47がボールねじ機構40のナツト部材41に固
着されている。また、ナツト部材41には大径の
歯付きプーリ60が固着され、この大径プーリ6
0と電動機30の回転軸に軸着された小径の歯付
きプーリ61との間にはタイミングベルト62が
巻き懸けられている。
第4図に示す如く、双方の球面軸受48,49が
ラツク軸9の軸心上の点Oを中心とした凹状の球
面48a,49aに形成されており、この球面4
8a,49aに対応する球面に周面が形成された
複数のコロ64……,65……が環状部材46,
47に夫々支承されており、この環状部材46,
47がボールねじ機構40のナツト部材41に固
着されている。また、ナツト部材41には大径の
歯付きプーリ60が固着され、この大径プーリ6
0と電動機30の回転軸に軸着された小径の歯付
きプーリ61との間にはタイミングベルト62が
巻き懸けられている。
したがつて、本実施例では、環状部材46,4
7に支承されるコロ64……,65……および、
球面軸受48,49により、ナツト部材41がラ
ツク軸9に対し回転可能且つ、揺動可能にラツク
ハウジング7に支承され、先の実施例と同等の効
果が得られるとともに、ナツト部材41が環状部
材46,47、コロ64……,65……および球
面軸受48,49により回転可能且つ揺動可能に
支承されるので、支持構造のコンパクト化を図る
ことができる利点を有する。
7に支承されるコロ64……,65……および、
球面軸受48,49により、ナツト部材41がラ
ツク軸9に対し回転可能且つ、揺動可能にラツク
ハウジング7に支承され、先の実施例と同等の効
果が得られるとともに、ナツト部材41が環状部
材46,47、コロ64……,65……および球
面軸受48,49により回転可能且つ揺動可能に
支承されるので、支持構造のコンパクト化を図る
ことができる利点を有する。
(考案の効果)
以上の説明で明らかな如く、本考案によれば、
ラツク軸に剪断方向の荷重が作用した場合には、
ボールねじ機構のナツト部材がラツク軸とともに
ラツクハウジングに対し揺動することができるの
で、不要な荷重がボールねじ機構のボール部分に
作用することが回避でき、ボールねじ機構のボー
ル部分に均一に作用させることができ、ボールね
じ機構をなめらかに作動させて高伝達効率を維持
できるとともに耐久性を高め、操舵フイーリング
を向上することができる。
ラツク軸に剪断方向の荷重が作用した場合には、
ボールねじ機構のナツト部材がラツク軸とともに
ラツクハウジングに対し揺動することができるの
で、不要な荷重がボールねじ機構のボール部分に
作用することが回避でき、ボールねじ機構のボー
ル部分に均一に作用させることができ、ボールね
じ機構をなめらかに作動させて高伝達効率を維持
できるとともに耐久性を高め、操舵フイーリング
を向上することができる。
第1図および第2図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は電動式パワーステアリング装置の縦
断面図、第2図は第1図中の−矢視断面図、
第3図は本考案の第2実施例に係る電動式パワー
ステアリング装置の縦断面図、第4図は本考案の
第3実施例に係りボールねじ機構を示す縦断面図
である。 図面中、1,1c……ピニオン軸およびピニオ
ンギヤ、9,9a,9c……ラツク軸、ラツク部
およびボールねじ、21……ラツクガイド、30
……電動機、40……ボールねじ機構、41,4
1a……ナツト部材およびそのボールねじ、42
……ボール、である。
り、第1図は電動式パワーステアリング装置の縦
断面図、第2図は第1図中の−矢視断面図、
第3図は本考案の第2実施例に係る電動式パワー
ステアリング装置の縦断面図、第4図は本考案の
第3実施例に係りボールねじ機構を示す縦断面図
である。 図面中、1,1c……ピニオン軸およびピニオ
ンギヤ、9,9a,9c……ラツク軸、ラツク部
およびボールねじ、21……ラツクガイド、30
……電動機、40……ボールねじ機構、41,4
1a……ナツト部材およびそのボールねじ、42
……ボール、である。
Claims (1)
- ステアリングホイールに連結され回転可能に支
承されたピニオン軸と、このピニオン軸のピニオ
ンギヤに噛み合うラツク部を有し車輪に連結され
るラツク軸と、このラツク軸の前記ラツク部とは
異なる箇所に形成された螺旋状のボールねじおよ
びこのボールねじにボールを介して係合されるナ
ツト部材よりなるボールねじ機構と、このボール
ねじ機構の前記ナツト部材を介して前記ラツク軸
に動力を伝達する電動機とを有する電動式パワー
ステアリング装置において、前記ラツク軸の一端
側を、前記ピニオンギヤおよびラツク部の噛み合
いと、前記ラツク部に設けられラツク軸をラツク
部の背面側から押圧するラツクガイドとの協働に
より支持する一方、ラツク軸の他端側をボールね
じ機構により支承し、このボールねじ機構のナツ
ト部材を球面軸受を介してラツクハウジングに回
転可能且つ揺動可能に支承したことを特徴とする
電動式パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986097885U JPH0514939Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986097885U JPH0514939Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6312471U JPS6312471U (ja) | 1988-01-27 |
| JPH0514939Y2 true JPH0514939Y2 (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=30965301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986097885U Expired - Lifetime JPH0514939Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514939Y2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050038625A (ko) * | 2002-08-22 | 2005-04-27 | 닛뽄 세이꼬 가부시기가이샤 | 전동 파워 스티어링 장치 |
| JP4696560B2 (ja) * | 2004-08-06 | 2011-06-08 | 日本精工株式会社 | 電動式パワーステアリング装置 |
| JP4811821B2 (ja) * | 2007-10-23 | 2011-11-09 | 本田技研工業株式会社 | 直動アクチュエータ |
| JP5472742B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-04-16 | 株式会社ジェイテクト | 車両用操舵装置 |
| JP6111737B2 (ja) * | 2013-02-28 | 2017-04-12 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2015151882A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 株式会社島津製作所 | 送液ポンプ |
| JP2019104326A (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-27 | 株式会社ジェイテクト | ステアリング装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60122274U (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-17 | 日本精工株式会社 | 電気式動力舵取装置 |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP1986097885U patent/JPH0514939Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6312471U (ja) | 1988-01-27 |
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