JPH05150690A - パターン表出方法 - Google Patents
パターン表出方法Info
- Publication number
- JPH05150690A JPH05150690A JP33967691A JP33967691A JPH05150690A JP H05150690 A JPH05150690 A JP H05150690A JP 33967691 A JP33967691 A JP 33967691A JP 33967691 A JP33967691 A JP 33967691A JP H05150690 A JPH05150690 A JP H05150690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- magnetizing
- base material
- magnetic powder
- sheet base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁性粉をパターン表出要素とする文字や模様
の形成方法において、磁性粉の凝集体である粉塊ドット
を画素としてパターン形成を行うことにより、一個のパ
ターン発生器であらゆるパターンの形成を行えるように
する。 【構成】 シート基材1の表面に磁性粉5と分散ベース
6を含むパターン表出材3を塗布する。シート基材1の
片面に一群の磁化エレメント7を備えたドットマトリッ
クス方式のパターン発生器4を配置する。シート基材1
とパターン発生器4を相対移動しながら磁化エレメント
7を稼働して粉塊ドット8を形成し、この粉塊ドット8
の一群で所望のパターン2を形成する。
の形成方法において、磁性粉の凝集体である粉塊ドット
を画素としてパターン形成を行うことにより、一個のパ
ターン発生器であらゆるパターンの形成を行えるように
する。 【構成】 シート基材1の表面に磁性粉5と分散ベース
6を含むパターン表出材3を塗布する。シート基材1の
片面に一群の磁化エレメント7を備えたドットマトリッ
クス方式のパターン発生器4を配置する。シート基材1
とパターン発生器4を相対移動しながら磁化エレメント
7を稼働して粉塊ドット8を形成し、この粉塊ドット8
の一群で所望のパターン2を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シート基材の表面に
文字、記号、模様などの目視できるパターンを形成する
ためのパターン表出方法に関し、とくにパターン表出要
素として磁性粉を用いる形態を対象とする。
文字、記号、模様などの目視できるパターンを形成する
ためのパターン表出方法に関し、とくにパターン表出要
素として磁性粉を用いる形態を対象とする。
【0002】
【従来の技術】磁性粉をパターン表出要素とするパター
ン表出方法として、図6に示す形態が公知である(文献
不詳)。これは、シート基材30の表面に磁性粉31が
混入されたパターン表出材32を塗布し、磁性粉31を
シート基材30の裏面側からマグネット33で吸着して
マグネット33と同じ形のパターン34を形成し、パタ
ーン表出材32中の溶剤の揮発乾燥を待ってパターン3
4を固定する。パターン表出材32は印刷インキを構成
するビヒクル中に磁性粉31を混入したものである。
ン表出方法として、図6に示す形態が公知である(文献
不詳)。これは、シート基材30の表面に磁性粉31が
混入されたパターン表出材32を塗布し、磁性粉31を
シート基材30の裏面側からマグネット33で吸着して
マグネット33と同じ形のパターン34を形成し、パタ
ーン表出材32中の溶剤の揮発乾燥を待ってパターン3
4を固定する。パターン表出材32は印刷インキを構成
するビヒクル中に磁性粉31を混入したものである。
【0003】一般的なパターン表出法である印刷の場合
には、版に付着した印刷インキを対象面に転移して薄膜
状のパターンを形成するが、上記のパターン表出法で
は、ビヒクル中の磁性粉31をマグネット33で吸着し
て所定のパターンを形成する点が異なっており、印刷に
比べて立体的なパターンが得られること、そのため視覚
上、遠近感や深み感が得られることなどの特徴を有す
る。
には、版に付着した印刷インキを対象面に転移して薄膜
状のパターンを形成するが、上記のパターン表出法で
は、ビヒクル中の磁性粉31をマグネット33で吸着し
て所定のパターンを形成する点が異なっており、印刷に
比べて立体的なパターンが得られること、そのため視覚
上、遠近感や深み感が得られることなどの特徴を有す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のパターン表出方
法では、印刷において刷版を用意するのと同様に、形成
したいパターンごとに個別にマグネットを準備する必要
があり、マグネットの製作費用が嵩み、段取り換えに時
間を要すること、そのため多品種少量のパターン形成に
不向きな点で問題があった。
法では、印刷において刷版を用意するのと同様に、形成
したいパターンごとに個別にマグネットを準備する必要
があり、マグネットの製作費用が嵩み、段取り換えに時
間を要すること、そのため多品種少量のパターン形成に
不向きな点で問題があった。
【0005】さらに上記のパターン表出方法では、パタ
ーン表出材層の厚みを大きくするほど、さらにビヒクル
の粘度を小さくするほど、ビヒクル内での磁性粉の移動
が容易となり、シャープで立体感に富むパターンが得ら
れる。しかし、パターン表出材層の厚みが増すほど、そ
の溶剤が蒸散し硬化するのに要する時間が長くなる。ビ
ヒクルの粘度が小さいと、磁性粉が移動して形崩れを生
じやすいため、ビヒクルがある程度硬化し、磁性粉の移
動が拘束されるまでマグネットによる吸着を持続する必
要があり、磁気吸着のためのサイクル時間が長くなる。
つまり、形成されたパターンの定着に長時間を要し、そ
の分パターン形成に要するコストが高く付く。
ーン表出材層の厚みを大きくするほど、さらにビヒクル
の粘度を小さくするほど、ビヒクル内での磁性粉の移動
が容易となり、シャープで立体感に富むパターンが得ら
れる。しかし、パターン表出材層の厚みが増すほど、そ
の溶剤が蒸散し硬化するのに要する時間が長くなる。ビ
ヒクルの粘度が小さいと、磁性粉が移動して形崩れを生
じやすいため、ビヒクルがある程度硬化し、磁性粉の移
動が拘束されるまでマグネットによる吸着を持続する必
要があり、磁気吸着のためのサイクル時間が長くなる。
つまり、形成されたパターンの定着に長時間を要し、そ
の分パターン形成に要するコストが高く付く。
【0006】例えば、パターン表出材層の厚みを薄く
し、あるいはその粘度を大きくすることは容易である
が、この場合は磁性粉が移動しにくくなるため、パター
ンを形成し終わるのに時間を要することになる。いずれ
にしても、従来方法ではパターンの形成から定着に至る
一連の作業を効率良く行えない点に問題があった。
し、あるいはその粘度を大きくすることは容易である
が、この場合は磁性粉が移動しにくくなるため、パター
ンを形成し終わるのに時間を要することになる。いずれ
にしても、従来方法ではパターンの形成から定着に至る
一連の作業を効率良く行えない点に問題があった。
【0007】この発明の目的は、ドットマトリックス方
式のパターン発生器によって磁性粉をドット状に凝集さ
せ、凝集したドット群でパターン形成を行うことによ
り、形成すべきパターンごとにパターン発生器を製作
し、あるいはロットごとにパターン発生器を交換する手
間を排除でき、パターン形成に要するコストを低減でき
るパターン表出方法を得ることにある。本発明の他の目
的は、磁性粉によるパターンの形成から定着に至る一連
の作業を迅速に行うことができ、立体感とシャープさに
富むパターンを効率良く形成できる、生産性に優れたパ
ターン表出方法を得ることにある。
式のパターン発生器によって磁性粉をドット状に凝集さ
せ、凝集したドット群でパターン形成を行うことによ
り、形成すべきパターンごとにパターン発生器を製作
し、あるいはロットごとにパターン発生器を交換する手
間を排除でき、パターン形成に要するコストを低減でき
るパターン表出方法を得ることにある。本発明の他の目
的は、磁性粉によるパターンの形成から定着に至る一連
の作業を迅速に行うことができ、立体感とシャープさに
富むパターンを効率良く形成できる、生産性に優れたパ
ターン表出方法を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のパターン表出
方法は、シート基材1の表面に、分散ベース6中に磁性
粉5が均等に分散されたパターン表出材3を塗布するこ
と、シート基材1の少なくとも片面に、一群の磁化エレ
メント7が列状に配置されたドットマトリックス方式の
パターン発生器4を配置すること、パターン発生器4と
シート基材1を相対移動しながら選択的に磁化エレメン
ト7の磁気をパターン表出材3に作用させて磁性粉5を
点状に凝集させ、凝集した粉塊ドット8の一群で所望の
パターン2を形成すること、分散ベース6を硬化して前
記パターン2を定着することを要件とする。
方法は、シート基材1の表面に、分散ベース6中に磁性
粉5が均等に分散されたパターン表出材3を塗布するこ
と、シート基材1の少なくとも片面に、一群の磁化エレ
メント7が列状に配置されたドットマトリックス方式の
パターン発生器4を配置すること、パターン発生器4と
シート基材1を相対移動しながら選択的に磁化エレメン
ト7の磁気をパターン表出材3に作用させて磁性粉5を
点状に凝集させ、凝集した粉塊ドット8の一群で所望の
パターン2を形成すること、分散ベース6を硬化して前
記パターン2を定着することを要件とする。
【0009】具体的には、分散ベース6が紫外線硬化型
のUV樹脂からなり、パターン形成後にパターン表出材
3に紫外線を照射してパターン2を定着する。磁化エレ
メント7が電磁石で構成されており、一群の磁化エレメ
ント7に選択的に磁化電流を供給して所望のパターン2
を形成する。磁化エレメント7が永久磁石16と、この
磁石16をシート基材1に対して接離操作するアクチュ
エータ17とを含んで構成されており、一群の磁化エレ
メント7のアクチュエータ17に選択的に駆動電流を供
給して所望のパターン2を形成する。
のUV樹脂からなり、パターン形成後にパターン表出材
3に紫外線を照射してパターン2を定着する。磁化エレ
メント7が電磁石で構成されており、一群の磁化エレメ
ント7に選択的に磁化電流を供給して所望のパターン2
を形成する。磁化エレメント7が永久磁石16と、この
磁石16をシート基材1に対して接離操作するアクチュ
エータ17とを含んで構成されており、一群の磁化エレ
メント7のアクチュエータ17に選択的に駆動電流を供
給して所望のパターン2を形成する。
【0010】
【作用】磁性粉5の凝集体である粉塊ドット8を画素に
して文字、模様などのパターン2を形成するので、一個
のパターン発生器4であらゆるパターン2の形成を行え
る。紫外線硬化型のUV樹脂を分散ベース6とする場合
は、紫外線の照射を受けるのと同時に分散ベース6が硬
化を開始し、極く短時間で硬化を完了して、磁性粉5で
形成されたパターン2を速やかに定着できる。
して文字、模様などのパターン2を形成するので、一個
のパターン発生器4であらゆるパターン2の形成を行え
る。紫外線硬化型のUV樹脂を分散ベース6とする場合
は、紫外線の照射を受けるのと同時に分散ベース6が硬
化を開始し、極く短時間で硬化を完了して、磁性粉5で
形成されたパターン2を速やかに定着できる。
【0011】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、一群の磁化
エレメント7を備えたドットマトリックス方式のパター
ン発生器4でパターン形成を行うようにしたので、従来
のパターン形成法において不可欠であった、パターンご
とのマグネットの製作、およびロットごとのマグネット
の交換などを全て不要として、磁性粉5を用いたパター
ン形成を低コストで行うことができ、とくに多品種少量
のパターン形成を行う場合でも、その処理コストを十分
に低減できる。
エレメント7を備えたドットマトリックス方式のパター
ン発生器4でパターン形成を行うようにしたので、従来
のパターン形成法において不可欠であった、パターンご
とのマグネットの製作、およびロットごとのマグネット
の交換などを全て不要として、磁性粉5を用いたパター
ン形成を低コストで行うことができ、とくに多品種少量
のパターン形成を行う場合でも、その処理コストを十分
に低減できる。
【0012】さらに、分散ベース6として紫外線硬化型
のUV樹脂を用いてパターン形成を行う場合には、極く
短時間でパターン2を定着できるので、例えばパターン
表出材3の層厚みが大きい場合や、その粘度が低い場合
にでも、形成されたパターン2を形崩れを生じることな
く速やかに定着でき、パターン形成から定着に至る一連
の作業を迅速化して、立体感とシャープさに富むパター
ン2を効率良く形成し、全体として磁性粉5を用いたパ
ターン表出処理を低コストで行える。
のUV樹脂を用いてパターン形成を行う場合には、極く
短時間でパターン2を定着できるので、例えばパターン
表出材3の層厚みが大きい場合や、その粘度が低い場合
にでも、形成されたパターン2を形崩れを生じることな
く速やかに定着でき、パターン形成から定着に至る一連
の作業を迅速化して、立体感とシャープさに富むパター
ン2を効率良く形成し、全体として磁性粉5を用いたパ
ターン表出処理を低コストで行える。
【0013】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係るパターン表出
方法の実施例を示す。この実施例ではプラスチックフィ
ルムをシート基材1として、その上面に文字や模様など
のパターンを形成する場合について説明する。
方法の実施例を示す。この実施例ではプラスチックフィ
ルムをシート基材1として、その上面に文字や模様など
のパターンを形成する場合について説明する。
【0014】図1において目的のパターンは、調整され
たパターン表出材3をシート基材1の表面全体に塗布す
る塗布工程Aと、シート基材1の裏面側から磁気を作用
させて、パターン表出材3に含まれる磁性粉5によって
所望のパターン2を形成するパターン形成工程Bと、形
成されたパターン2を定着する定着工程Cを経て、断続
状に連続して形成する。
たパターン表出材3をシート基材1の表面全体に塗布す
る塗布工程Aと、シート基材1の裏面側から磁気を作用
させて、パターン表出材3に含まれる磁性粉5によって
所望のパターン2を形成するパターン形成工程Bと、形
成されたパターン2を定着する定着工程Cを経て、断続
状に連続して形成する。
【0015】シート基材1の形成素材としては、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリアクリル、ポリビニルアルコ
ール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアミ
ド、ポリテトラフロロエチレン、ポリビニルアセター
ル、ポリホルムアルデヒド、セロファン、ポリフッ化ビ
ニルなどを使用できる。
化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリアクリル、ポリビニルアルコ
ール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアミ
ド、ポリテトラフロロエチレン、ポリビニルアセター
ル、ポリホルムアルデヒド、セロファン、ポリフッ化ビ
ニルなどを使用できる。
【0016】パターン表出材3は、図2(b)に示すよ
うに粘度が低いペースト状の分散ベース6中に磁性粉5
を均等に分散させ、必要に応じて助剤および添加剤を加
えて調整する。分散ベース6は紫外線硬化型のUV樹脂
からなる。UV樹脂は、光重合反応性のモノマー、オリ
ゴマー、ポリマーと重合開始剤を混合して形成され、ア
クリル系、エポキシ系、ウレタン系、不飽和ポリエステ
ル系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系、スピラック系
などの紫外線によって硬化する透明ないしは半透明樹脂
を使用できる。磁性粉5としてはフェライト、ガンマー
ヘマタイト、二酸化クロム、酸化鉄にコバルトイオンま
たはコバルト化合物を添加ないしは吸着した酸化鉄合
金、純鉄を主成分とする磁性合金粉末などを使用でき
る。磁性粉5の分散ベース6に対する混入率は、形成す
べきパターン2の精細度と表出したい立体感の度合、お
よびパターン表出材3の塗膜厚によって変更すべきであ
るが、一般的なパターン表出には5〜45wt%が適当
であり、さらに精細度の高いパターン表出には25〜4
0wt%が好ましい。
うに粘度が低いペースト状の分散ベース6中に磁性粉5
を均等に分散させ、必要に応じて助剤および添加剤を加
えて調整する。分散ベース6は紫外線硬化型のUV樹脂
からなる。UV樹脂は、光重合反応性のモノマー、オリ
ゴマー、ポリマーと重合開始剤を混合して形成され、ア
クリル系、エポキシ系、ウレタン系、不飽和ポリエステ
ル系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系、スピラック系
などの紫外線によって硬化する透明ないしは半透明樹脂
を使用できる。磁性粉5としてはフェライト、ガンマー
ヘマタイト、二酸化クロム、酸化鉄にコバルトイオンま
たはコバルト化合物を添加ないしは吸着した酸化鉄合
金、純鉄を主成分とする磁性合金粉末などを使用でき
る。磁性粉5の分散ベース6に対する混入率は、形成す
べきパターン2の精細度と表出したい立体感の度合、お
よびパターン表出材3の塗膜厚によって変更すべきであ
るが、一般的なパターン表出には5〜45wt%が適当
であり、さらに精細度の高いパターン表出には25〜4
0wt%が好ましい。
【0017】塗布工程Aにおいては、調整されたパター
ン表出材3をシート基材1の表面にスプレー塗布機10
によって、あるいはロールコーター、ナイフコーター、
グラビアコーターなどの塗工機によって均一に塗布す
る。この塗布状態において、磁性粉5は分散ベース6中
に均等に分散している。塗膜厚を10μm以下にする
と、出来上ったパターン2の鮮明度が低く、さらに立体
感が十分に得られないので、塗膜厚は20μm以上、さ
らに好ましくは80μm以上とする。
ン表出材3をシート基材1の表面にスプレー塗布機10
によって、あるいはロールコーター、ナイフコーター、
グラビアコーターなどの塗工機によって均一に塗布す
る。この塗布状態において、磁性粉5は分散ベース6中
に均等に分散している。塗膜厚を10μm以下にする
と、出来上ったパターン2の鮮明度が低く、さらに立体
感が十分に得られないので、塗膜厚は20μm以上、さ
らに好ましくは80μm以上とする。
【0018】パターン形成工程Bでは、シート基材1の
下面に配置したドットマトリックス方式のパターン発生
器4を用いて、シート基材1を断続的に送り移動しなが
らパターン2を形成する。図3において、パターン発生
器4は磁化エレメント7の一群からなり、磁化エレメン
ト7を一定ピッチで2個の列として配置してなる。一方
のエレメント列の磁化エレメント7は、他方のエレメン
ト列の磁化エレメント7の列方向間隔を埋める状態で配
置してある。パターン発生器4の全幅はシート基材1の
全幅寸法と同じかこれよりやや大きく設定する。図3
(b)に示すように、各磁化エレメント7は、コア7a
とこれに巻き付けられた巻線7bとで電磁石として構成
されており、コア7aの上端に磁化部7cを備えてい
る。従って、一群の磁化エレメント7の巻線7bに選択
的に磁化電流を供給すると、任意位置のコア7aが励磁
されて、その磁化部7cから磁力を作用させることがで
きる。
下面に配置したドットマトリックス方式のパターン発生
器4を用いて、シート基材1を断続的に送り移動しなが
らパターン2を形成する。図3において、パターン発生
器4は磁化エレメント7の一群からなり、磁化エレメン
ト7を一定ピッチで2個の列として配置してなる。一方
のエレメント列の磁化エレメント7は、他方のエレメン
ト列の磁化エレメント7の列方向間隔を埋める状態で配
置してある。パターン発生器4の全幅はシート基材1の
全幅寸法と同じかこれよりやや大きく設定する。図3
(b)に示すように、各磁化エレメント7は、コア7a
とこれに巻き付けられた巻線7bとで電磁石として構成
されており、コア7aの上端に磁化部7cを備えてい
る。従って、一群の磁化エレメント7の巻線7bに選択
的に磁化電流を供給すると、任意位置のコア7aが励磁
されて、その磁化部7cから磁力を作用させることがで
きる。
【0019】図2(c)に示すように、各磁化エレメン
ト7はシート基材1の直下にある。そのため、励磁され
た磁化エレメント7と対応する個所では、パターン表出
材3中に分散していた磁性粉5が最寄りの磁化部7cへ
向かって移動し、シート基材1を介して磁化部7cに吸
着される。つまり、均等に分散していた磁性粉5は、各
磁化部7cの上部に凝集して粉塊ドット8を形成する。
この粉塊ドット8を縦横に組み合わせたドットマトリッ
クスパターンによって文字や模様を任意に形成できる。
ト7はシート基材1の直下にある。そのため、励磁され
た磁化エレメント7と対応する個所では、パターン表出
材3中に分散していた磁性粉5が最寄りの磁化部7cへ
向かって移動し、シート基材1を介して磁化部7cに吸
着される。つまり、均等に分散していた磁性粉5は、各
磁化部7cの上部に凝集して粉塊ドット8を形成する。
この粉塊ドット8を縦横に組み合わせたドットマトリッ
クスパターンによって文字や模様を任意に形成できる。
【0020】定着工程Cでは、図1および図2(d)に
示すように、パターン表出材3の上方の紫外線ランプ9
を点灯し、パターン表出材3へ向かって紫外線を照射す
ることにより、分散ベース6を硬化させてパターン2を
定着する。硬化は数秒で終了する。この硬化状態におい
て、パターン2の形成個所には、磁性粉5が凝集してい
るのでその色(概ね黒色)が視認され、その間にシート
基材1の色ないしはシート基材1を透けた色が視認され
る。図4に完成されたパターン2の一例を示す。
示すように、パターン表出材3の上方の紫外線ランプ9
を点灯し、パターン表出材3へ向かって紫外線を照射す
ることにより、分散ベース6を硬化させてパターン2を
定着する。硬化は数秒で終了する。この硬化状態におい
て、パターン2の形成個所には、磁性粉5が凝集してい
るのでその色(概ね黒色)が視認され、その間にシート
基材1の色ないしはシート基材1を透けた色が視認され
る。図4に完成されたパターン2の一例を示す。
【0021】上記により得られたシート基材1は、その
パターン表出材3の表面に保護層を形成し、シート基材
1の裏面に粘着剤層および剥離紙層を形成した後、所定
の形状に打ち抜いて完成される。例えば、ラベルとな
る。このラベルは、自動車や家庭電気製品等の表面に貼
り付けて装飾目的や指標などとして使用する。
パターン表出材3の表面に保護層を形成し、シート基材
1の裏面に粘着剤層および剥離紙層を形成した後、所定
の形状に打ち抜いて完成される。例えば、ラベルとな
る。このラベルは、自動車や家庭電気製品等の表面に貼
り付けて装飾目的や指標などとして使用する。
【0022】図3(c)に示すように、磁化部7cの形
状を台形状や三角形状、あるいは半円形状に形成してお
けば、凝集する磁性粉5の分布量を輪郭線に近付くほど
小さくできるので、ぼかし文字やぼかし模様を形成する
のに都合が良い。
状を台形状や三角形状、あるいは半円形状に形成してお
けば、凝集する磁性粉5の分布量を輪郭線に近付くほど
小さくできるので、ぼかし文字やぼかし模様を形成する
のに都合が良い。
【0023】図1にパターン発生器4用の制御システム
を例示している。これは、各磁化エレメント7にパルス
電流を供給するパルス電流発生器11と、制御部12
と、データ入力部13、およびシート基材1の送り動作
をモニターする送りセンサー14などで構成されてい
る。制御部12は、予めデータ入力部13から入力され
たパターンに基づいて、シート基材1の送り動作に同期
して所定位置の磁化エレメント7が励磁されるよう、パ
ルス電流発生器11に出力指令を与える。データ入力部
13へのデータ入力は、キーボード、イメージスキャ
ナ、デジタイザなどの入力装置によって行われ、あるい
はフロッピーディスクや磁気テープ等の既成データを取
り込むことにより行われる。
を例示している。これは、各磁化エレメント7にパルス
電流を供給するパルス電流発生器11と、制御部12
と、データ入力部13、およびシート基材1の送り動作
をモニターする送りセンサー14などで構成されてい
る。制御部12は、予めデータ入力部13から入力され
たパターンに基づいて、シート基材1の送り動作に同期
して所定位置の磁化エレメント7が励磁されるよう、パ
ルス電流発生器11に出力指令を与える。データ入力部
13へのデータ入力は、キーボード、イメージスキャ
ナ、デジタイザなどの入力装置によって行われ、あるい
はフロッピーディスクや磁気テープ等の既成データを取
り込むことにより行われる。
【0024】(別実施例)図5は磁化エレメント7の別
実施例を示す。これは、磁性粉5を吸着して凝集させる
ための永久磁石16と、この磁石16をシート基材1に
対して接離操作する小形のソレノイド(アクチュエー
タ)17と、ソレノイド17のプランジャ20の下端に
装着した後帰ばね18、およびプランジャ20と永久磁
石16を接続するゴム製の緩衝軸19などで磁化エレメ
ント7を構成したものである。この磁化エレメント7で
は、ソレノイド17を励磁して永久磁石16がシート基
材1の下面直下に突き上げ移動された状態でのみ、分散
ベース6中に粉塊ドット8を形成できる。なお、これら
の磁化エレメント7は、スプレー塗布機やその他の塗工
機とシート材を介して対向位置に配置すれば、流動性の
高い塗布直後の状態で容易に粉塊を形成できる。
実施例を示す。これは、磁性粉5を吸着して凝集させる
ための永久磁石16と、この磁石16をシート基材1に
対して接離操作する小形のソレノイド(アクチュエー
タ)17と、ソレノイド17のプランジャ20の下端に
装着した後帰ばね18、およびプランジャ20と永久磁
石16を接続するゴム製の緩衝軸19などで磁化エレメ
ント7を構成したものである。この磁化エレメント7で
は、ソレノイド17を励磁して永久磁石16がシート基
材1の下面直下に突き上げ移動された状態でのみ、分散
ベース6中に粉塊ドット8を形成できる。なお、これら
の磁化エレメント7は、スプレー塗布機やその他の塗工
機とシート材を介して対向位置に配置すれば、流動性の
高い塗布直後の状態で容易に粉塊を形成できる。
【0025】パターン形成は、パターン発生器4をパタ
ーン表出材3の上面側に配置して行うこともでき、この
場合はパターン表出材3の上面側に浮き上った状態でパ
ターン2を形成できる。パターン形成に先立ってパター
ン表出材3に紫外線を短時間照射してその表面のみを硬
化させ、あるいはパターン表出材3の表面に透明の分離
フィルムを予め積層しておけば、磁性粉5が磁化部7c
に付着することを防止できる。さらに、シート基材1を
透明フィルムで形成しておけば、シート基材1の下面側
から紫外線を照射してパターン2の定着を行える。
ーン表出材3の上面側に配置して行うこともでき、この
場合はパターン表出材3の上面側に浮き上った状態でパ
ターン2を形成できる。パターン形成に先立ってパター
ン表出材3に紫外線を短時間照射してその表面のみを硬
化させ、あるいはパターン表出材3の表面に透明の分離
フィルムを予め積層しておけば、磁性粉5が磁化部7c
に付着することを防止できる。さらに、シート基材1を
透明フィルムで形成しておけば、シート基材1の下面側
から紫外線を照射してパターン2の定着を行える。
【0026】必要があればシート基材1の表裏両面にパ
ターン発生器4を配置してパターン2を形成することも
できる。これでは、パターン表出材3の上面側と下面側
のそれぞれに片寄った状態でパターン2を形成できるの
で、例えば下面側のパターン2を縞模様とし、上面側の
パターン2をべた文字とするなど、上下のパターン2を
異なる表現状態で現わすことにより、多様な視覚効果が
得られる。
ターン発生器4を配置してパターン2を形成することも
できる。これでは、パターン表出材3の上面側と下面側
のそれぞれに片寄った状態でパターン2を形成できるの
で、例えば下面側のパターン2を縞模様とし、上面側の
パターン2をべた文字とするなど、上下のパターン2を
異なる表現状態で現わすことにより、多様な視覚効果が
得られる。
【0027】分散ベース6としてはUV樹脂を用いるの
が好ましいが、その必要はなく従来と同様に印刷インキ
用のビヒクルや透明塗料などを適用できる。また、分散
ベース6および磁性粉5は、それぞれ着色してあっても
良い。パターン表出材3をシート基材1の表裏にそれぞ
れ設け、それぞれの層内に所望パターンを形成すること
もできる。パターン発生器4は複数個設けてあっても良
い。基材シート1が枚葉シートである場合は、パターン
発生器4を移動させてパターン形成を行うこともでき
る。基材シート1はプラスチックフィルム以外に紙や布
地あるいは木材シート、アルミニウムシートなど非磁性
材製であってもよい。永久磁石16を操作するアクチュ
エータ17はソレノイドである必要はなく、ドットイン
パクト型のプリントヘッドの駆動機構を利用でき、また
マトリックス状に限らず単列状としてもよい。
が好ましいが、その必要はなく従来と同様に印刷インキ
用のビヒクルや透明塗料などを適用できる。また、分散
ベース6および磁性粉5は、それぞれ着色してあっても
良い。パターン表出材3をシート基材1の表裏にそれぞ
れ設け、それぞれの層内に所望パターンを形成すること
もできる。パターン発生器4は複数個設けてあっても良
い。基材シート1が枚葉シートである場合は、パターン
発生器4を移動させてパターン形成を行うこともでき
る。基材シート1はプラスチックフィルム以外に紙や布
地あるいは木材シート、アルミニウムシートなど非磁性
材製であってもよい。永久磁石16を操作するアクチュ
エータ17はソレノイドである必要はなく、ドットイン
パクト型のプリントヘッドの駆動機構を利用でき、また
マトリックス状に限らず単列状としてもよい。
【図1】本発明のパターン表出方法を示す原理説明図で
ある。
ある。
【図2】パターン形成過程ごとの処理状態を示す説明図
である。
である。
【図3】パターン発生器および磁化エレメントの構造を
示す構造説明図である。
示す構造説明図である。
【図4】完成したパターン例を示す平面図である。
【図5】磁化エレメントの別実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図6】従来のパターン表出方法を示す説明図である。
1 シート基材 2 パターン 3 パターン表出材 4 パターン発生器 5 磁性粉 6 分散ベース 7 磁化エレメント 8 粉塊ドット
Claims (4)
- 【請求項1】 シート基材1の表面に、分散ベース6中
に磁性粉5が均等に分散されたパターン表出材3を塗布
し、 シート基材1の少なくとも片面に、一群の磁化エレメン
ト7が列状に配置されたドットマトリックス方式のパタ
ーン発生器4を配置し、 パターン発生器4とシート基材1を相対移動しながら選
択的に磁化エレメント7の磁気をパターン表出材3に作
用させて磁性粉5を点状に凝集させ、凝集した粉塊ドッ
ト8の一群で所望のパターン2を形成し、 分散ベース6を硬化して前記パターン2を定着するパタ
ーン表出方法。 - 【請求項2】 分散ベース6が紫外線硬化型のUV樹脂
からなり、 パターン形成後にパターン表出材3に紫外線を照射して
パターン2を定着する請求項1記載のパターン表出方
法。 - 【請求項3】 磁化エレメント7が電磁石で構成されて
おり、 一群の磁化エレメント7に選択的に磁化電流を供給して
所望のパターン2を形成する請求項1または2記載のパ
ターン表出方法。 - 【請求項4】 磁化エレメント7が永久磁石16と、 この磁石16をシート基材1に対して接離操作するアク
チュエータ17とを含んで構成されており、 一群の磁化エレメント7のアクチュエータ17に選択的
に駆動電流を供給して所望のパターン2を形成する請求
項1または2記載のパターン表出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33967691A JPH05150690A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | パターン表出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33967691A JPH05150690A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | パターン表出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05150690A true JPH05150690A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18329750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33967691A Pending JPH05150690A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | パターン表出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05150690A (ja) |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP33967691A patent/JPH05150690A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1787728B1 (en) | Magnetic plate for printing of optical effects | |
| US10377106B2 (en) | Methods and apparatus for three-dimensional printed composites based on flattened substrate sheets | |
| CN1330434C (zh) | 颜料片的磁性平面化 | |
| US5231450A (en) | Three-dimensional color image printer | |
| US7924458B2 (en) | Method for manufacturing three-dimensional object, three-dimensional object, and print medium | |
| JP2004525791A (ja) | 3次元印刷 | |
| US20190270136A1 (en) | Apparatus and method for selective material fusion three-dimensional (3d) printing | |
| JPS62500230A (ja) | 表面に像を描画する方法および装置 | |
| DE112015000501T5 (de) | Nonstop - Druckverarbeitungssystem mit einer Vielzahl von Stationen und Nonstop - Druckverarbeitungsverfahren mit einer Vielzahl von Stationen | |
| JP2009090624A (ja) | 磁気印刷方法 | |
| CN101698376A (zh) | 将数码印刷和丝网印刷结合应用在iml产品上的方法 | |
| JP3189060B2 (ja) | パターン表出方法 | |
| CN106068188A (zh) | 用于生产具有装饰性三维表面的物体的复制品的机器和方法 | |
| DE69330117T2 (de) | Druckzusammensetzung und verfahren | |
| US20190299526A1 (en) | 3d nanoprinting device, method, and systems | |
| JPH05192964A (ja) | プラスチック成形品のパターン表出方法 | |
| JP2009538292A (ja) | 制御可能な状態を有する組成物 | |
| JP7285079B2 (ja) | Uv印刷転写可能材料 | |
| JP2844232B2 (ja) | 模様塗膜の形成方法 | |
| JPH03295653A (ja) | 印字装置 | |
| KR100821803B1 (ko) | 삼차원 시각 효과를 만드는 인쇄 디자인 제조방법 및조성물 | |
| DE69701435T2 (de) | Magnetkopf für ein magnetisches Display | |
| CN109760314B (zh) | 3d打印建筑喷头以及压印方法 | |
| CN114347685A (zh) | 一种磁性颜料的图案印制方法及印刷设备 | |
| JP2628764B2 (ja) | 画像形成方法及びその画像及び画像形成材料並びに画像形成装置 |