JPH0515089Y2 - - Google Patents

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JPH0515089Y2
JPH0515089Y2 JP14386086U JP14386086U JPH0515089Y2 JP H0515089 Y2 JPH0515089 Y2 JP H0515089Y2 JP 14386086 U JP14386086 U JP 14386086U JP 14386086 U JP14386086 U JP 14386086U JP H0515089 Y2 JPH0515089 Y2 JP H0515089Y2
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自然環境下に置かれた印刷物がその
環境の相対湿度に応じて色変化するようにして湿
度を知ることができるようにしたスクリーン印刷
物からなる湿度インジケーターに関する。
〔従来の技術〕
感湿系塩基染料は、例えば、塩化コバルト、臭
化コバルト、ローダミン、クリスタルバイオレツ
ト、その他等、数種類あるが、染料自体が吸湿し
て生じる色調は染料によつて異なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の感湿染料をそのまま印刷インキに用いて
多色刷り(原色カラー分解法によるものも含め
て)を行おうとすると、色調、色数が適合せず、
得られた感湿印刷物はアンバランスとなり、製品
価値の低いものとなつている。
また、感湿印刷物が看者の注目を集めるために
は、周囲の相対湿度変化に応じて敏速に色変化す
ることが、必要である。しかしながら、従来の方
法では、前記染料を印刷可能なインキ状とするた
めに、顔料、染料の他にバインダー、樹脂等を混
合することが行なわれており、そのために、感湿
成分が過度に薄められ、色変化の幅が狭められ、
湿度変化時の発色度合が弱まり、実用的でなかつ
た。
本考案は、上述の問題点に鑑み、多色刷り時に
も色調、色数が容易に適合し、バランスが良く、
しかも湿度変化に対する応答、発色が良好な感湿
印刷物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、基体と該基体表面に形成さ
れた印刷部からなり、該印刷部は、感湿系塩基染
料と水との混合物を吸水性粉末に吸収させて得た
印刷インキを用いてスクリーン印刷された、空気
中の相対湿度に応じて色変化するスクリーン印刷
部分と、該スクリーン印刷部分が各相対湿度にお
いて呈する色調を湿度変化しない塗料を用いて印
刷した湿度指標部分とからなることを特徴とする
湿度インジケーターにより上述の目的を達成す
る。
〔作用〕
本考案の湿度インジケーターに用いる印刷イン
キは、感湿系塩基染料をベースとして、該感湿系
塩基染料を水に溶き吸水性粉末に吸収させ印刷イ
ンキとして適当な粘度とし、更に必要に応じて水
性顔料または染料を混合している。このため、多
色刷りを行つた場合にも、色調、色数が容易に適
合し、バランスのよい印刷物が得られる。
本考案の感湿系塩基染料としては、塩化コバル
ト、臭化コバルト、ローダミン、クリスタルバイ
オレツト等が利用できる。
吸水性粉末は水分を吸収する粉末であり、例え
ば特開昭58−32671号公報に親水性高分子化合物
として記載されているアルギン酸塩、カラゲナ
ン、ペクチン、キトサン塩などの如き天然高分子
化合物、カチオン化スターチ、カルボキシメチル
繊維素、カルボキシメチル化スターチ、カルボキ
シメチル化ダアガムなどの如き半合成高分子化合
物、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸アマイド、ポリマレイン酸共
重合物等及びこれらの混合物の粉末が用いられ
る。
また、本考案の印刷物のスクリーン印刷部分は
スクリーン印刷されているので、印刷面に多数の
微細な凹凸があり感湿面積が非常に大きく周囲湿
度に対して敏感であり、加えて印刷インキに多量
の吸水性粉末を含んでおり、周囲湿度を確実に吸
収する。このため、本考案の湿度インジケーター
は湿度変化に対する色変化が早く、変化幅も大き
い。
本考案においては、上記スクリーン印刷部分が
各相対湿度において呈する色調を湿度変化しない
普通の塗料を用いて印刷した湿度指標部分をスク
リーン印刷部分と共に設けているので、このスク
リーン印刷部分の色調を湿度指標部分と比較する
ことにより、簡単に湿度を知ることができる。
本考案の湿度インジケーターは、基体として天
然パルプを使用した紙を用い、このような紙に印
刷すると、紙そのものの吸収性により感湿インキ
の色変化が遅れるため、天然パルプを使用した紙
以外の材質を基体とし、その上に印刷することが
好ましい。
なお、印刷する基体が伸縮性のある場合には、
少量(例えば約0.3%)の酢酸ビニルを本考案に
使用する印刷インキに混入して伸縮に対する粘着
度を高めることができる。また、例えば約0.5%
の水性接着剤を本考案に使用する印刷インキに混
入することにより接着強度を高めることができ
る。
更にまた、印刷物表面に吸湿、感湿成分が露出
しているために付着水分により流失して感湿効果
が減少する虞がある場合には、油性樹脂に吸湿粉
末を約20%程度混入して、スクリーン印刷した本
考案の印刷物の表面に保護膜としてベタ刷りして
もよい。このようにすると、保護膜のない場合に
比較して、色変化は若干(時間にして20秒程度)
悪くなるが、しかし保護膜中の吸湿粉末が周囲雰
囲気中の水分を吸収し、感湿印刷インキ中の感湿
成分に作用して変色させ、充分に実用に耐えるも
のが得られる。
〔実施例〕
以下実施例に基づき本考案を詳細に説明する。
実施例 1 体積で、塩化コバルト結晶1部に対して水2部
を混合し、吸水性粉末2部に吸収させて印刷イン
キとして適当な粘度とした。
上記配合の印刷インキを用いて、230メツシユ
のスクリーンを用いて基体にスクリーン印刷を行
つた後、印刷直後から時間を掛けて緩りと乾燥さ
せ、最後にヘアードライヤーで乾燥させた。
これにより、塩化コバルト1部を水2部に溶解
させた水溶液を塗布し乾燥させたものと同一の色
調が得られた。すなわち、塩化コバルトは液状
(湿度100%)時は淡桃色であり、結晶(湿度40
%)時は、濃い紫色であり、上記本考案の湿度イ
ンジケーターは同様に湿潤時は淡い桃色であり、
乾燥時は濃い紫色を呈した。
従つて、湿度変化しない普通の塗料を用いて湿
度100%として淡桃色、湿度40%として濃い紫色
を印刷した湿度指標部分をスクリーン印刷部分と
ともに印刷することにより、簡単に湿度を知るこ
とができた。
実施例 2 体積で、塩化コバルト結晶1部に対して水2部
を混合した水溶液に、吸水性粉末2部を加え、攪
拌機にて3分間攪拌して印刷インキとして適当な
粘度とした。これに、黄色の水性顔料0.1部を加
えて、鮮かな黄色インキを得た。このときのイン
キの湿度は100%であつた。次に、このインキを
使用して、温度20℃、湿度50%(乾湿球湿度計に
よる)の室内で、合成紙からなる基体に230メツ
シユのスクリーンベタ版で印刷したところ、イン
キと同等の色調が得られた。
この印刷物(湿度インジケーター)を放置乾燥
したところ、約30分で室内湿度と同湿度状態(50
%)となり鮮かな緑色を呈した。
翌朝、戸外は雨で湿度計は65%を指しており、
前日に作成した印刷物(湿度インジケーター)は
青味の強いレモンイエローに変化していた。
そのまま室内に放置していたところ、湿度計が
60%を指し、印刷物(湿度インジケーター)は淡
い緑色に変化した。
更に、雨の降る屋外(軒下)に印刷物を持ち出
したところ、約10秒後に鮮かな黄色に変色した、
このときに、湿度計は70%を指していた。
別の日に、日光の照射している屋外の車の上に
1時間放置したところ、濃い緑色に変色した。湿
度計は30%であつた。
上記実施例2の結果に基づき、次のような印刷
物(湿度インジケーター)を作成した。
上記実施例2で得た印刷インキを用いて、第
1図に示すように、基体としての合成紙1の上
部にベタ版でスクリーン印刷2した。
次にそのスクリーン印刷2の上に、第2図に
示すように、油性樹脂に吸湿粉末を約20%程度
混入して、上記スクリーン印刷2部分を隠すよ
うに着色した保護膜を所望の模様を無地抜き3
とするようオフセツト印刷4して、該無地抜き
部分を空気中の相対湿度に応じて色変化するス
クリーン印刷部分5とした。
合成紙1の下部には、四角形に、上記スクリ
ーン印刷部分5が各相対湿度において呈する色
調を湿度変化しない普通の塗料を用いて印刷し
た湿度指標部分6を形成し、各四角形6の側に
その色の示す湿度を付記して、本考案の感湿ス
クリーン印刷物を得た。
実施例 3 体積で、塩化コバルト結晶1部に対して水2部
を混合した水溶液に、吸水性粉末2部を加え、攪
拌機にて3分間撹拌して印刷インキとして適当な
粘度とした。これに、ピンクの水性顔料0.1部を
加えて、桃色インキを得た。このインキを用いて
作成したスクリーン印刷物(湿度インジケータ
ー)は湿度に対して次のように呈色した。
湿度70%以上 鮮かなピンク 湿度65% やや紫がかつたピンク 湿度60% 紫の強いピンク 湿度50% 紫 湿度30% 濃い紫 実施例 4 上記実施例3のピンクの水性顔料に代えてブル
ーの顔料を使用した。このインキを用いて作成し
たスクリーン印刷物(湿度インジケーター)は湿
度に対して次のように呈色した。
湿度70%以上 淡いブルー 湿度65% やや明かるいブルー 湿度60% 明かるいブルー 湿度50% 鮮かなブルー 湿度30% 濃いブルー 実施例 5 上記実施例2〜4に比較して、顔料の混合量を
0.005部増加したところ、湿度60%で顔料の本来
の色が得られたが、湿度の変化により変色した際
の色は何れも上述の実施例より濃いものであつ
た。
実施例 6 上記実施例2〜4に比較して塩化コバルトの結
晶を0.7部に減少させたところ、各色の変化の幅
が狭くなり、湿度50〜65%の間で変化するスクリ
ーン印刷物(湿度インジケーター)が得られた。
実施例 7 次に、塩化コバルトの結晶を上記実施例2〜4
と実施例6との中間の1.5部としたところ、各色
の変化の幅は広くなつたが、全体に暗色となつて
きた。
上記の実施例5〜7から、塩化コバルトおよび
顔料の配合比を変えることにより任意の湿度で色
調のバランスを取ることができることが分る。
実施例 8 上述の実施例においては感湿インキを用いて単
色のスクリーン印刷物(湿度インジケーター)を
形成していたが、本実施例では、塩化コバルト
0.7部、水2部、吸水性粉末2部、水性顔料0.1部
の配合比で各色の印刷インキを調合し、黒色の代
りに濃い青を用いて、300メツシユ、線数60本で、
原色版カラー印刷を行つた。この際に、温度、湿
度が調整可能なクリーンルームを湿度60%、温度
20℃に設定し、適正な調色となるようにした。
湿度が50%になると、カラー色調が乱れて全体
が暗くなり、サイケデリツクなバランスになつ
た。
逆に、湿度が70%になると、黄色、ピンクが強
く発色し、ブルーが弱まり、空の部分が赤味がか
り、木の葉が黄色くなり不気味であつた。
以上の実施例においては、感湿系塩基染料とし
て塩化コバルトを用いていたが、本考案の感湿系
塩基染料としては、臭化コバルト、ローダミン、
クリスタルバイオレツト等も利用できる。
〔考案の効果〕
本考案の湿度インジケーターに用いる印刷イン
キは、感湿系塩基染料をベースとして、該感湿系
塩基染料を水に溶き吸水性粉末に吸収させ印刷イ
ンキとして適当な粘度とし、更に必要に応じて水
性顔料または染料を混合している。このため、多
色刷りを行つた場合にも、色調、色数が容易に適
合し、バランスのよい印刷物が得られる。
また、本考案の湿度インジケーターのスクリー
ン印刷部分はスクリーン印刷されているので、印
刷面に多数の微細な凹凸があり感湿面積が非常に
大きく周囲湿度に対して敏感であり、加えて印刷
インキに多量の吸水性粉末を含んでおり、周囲湿
度を確実に吸収する。このため、本考案のスクリ
ーン印刷物は湿度変化に対する色変化が早く、変
化幅も大きい。
本考案においては、上記スクリーン印刷部分が
各相対湿度において呈する色調を普通塗料を用い
て印刷した湿度指標部分をスクリーン印刷部分と
共に設けているので、このスクリーン印刷部分の
色調を湿度指標部分と比較することにより、簡単
に湿度を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はベタ版でスクリーン印刷した状態を示
す平面図、第2図は本考案の実施例の平面図であ
る。 1……合成紙、2……スクリーン印刷、3……
無地抜き、4……オフセツト印刷、5……スクリ
ーン印刷部分、6……湿度指標部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基体と該基体表面に形成された印刷部からな
    り、該印刷部は、感湿系塩基染料と水との混合物
    を吸水性粉末に吸収させて得た印刷インキを用い
    てスクリーン印刷された、空気中の相対湿度に応
    じて色変化するスクリーン印刷部分と、該スクリ
    ーン印刷部分が各相対湿度において呈する色調を
    湿度変化しない塗料を用いて印刷した湿度指標部
    分とからなることを特徴とする湿度インジケータ
    ー。
JP14386086U 1986-09-19 1986-09-19 Expired - Lifetime JPH0515089Y2 (ja)

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JP14386086U JPH0515089Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JP14386086U JPH0515089Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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