JPH0515160Y2 - - Google Patents

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JPH0515160Y2
JPH0515160Y2 JP1988005074U JP507488U JPH0515160Y2 JP H0515160 Y2 JPH0515160 Y2 JP H0515160Y2 JP 1988005074 U JP1988005074 U JP 1988005074U JP 507488 U JP507488 U JP 507488U JP H0515160 Y2 JPH0515160 Y2 JP H0515160Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、車台上に搭載され後方に傾倒可能な
タンクを備えた、いわゆるダンプ式の粉粒体運搬
車に関する。すなわち、米、小麦粉、その他の穀
物、カーボン、セメント等の粉粒体を、ばら状の
散積状態でタンク内に積み込んで、運搬し荷卸し
する粉粒体運搬車に関するものである。
「従来の技術」 ところで、このような粉粒体運搬車にあつて
は、一般にそのタンクの側部にサンプル取出部が
設けられている。
そして荷卸し等に際し、まずこのサンプル取出
部から、タンク内に積み込まれた粉粒体を一部取
り出して検査し、もつて、その種類と品質を確認
するサンプリングが行われていた。これにより、
ホツパー等の荷卸し場所に、もしも他の種類又は
種類は同一でも他の品質の粉粒体がある場合、誤
つてこれと異なる粉粒体を荷卸しし、もつてこれ
らが混じり合つてしまう等の事故の発生が防止さ
れていた。
そして、従来のサンプル取出部は、次のように
なつていた。第3図は、従来例に係る粉粒体運搬
車の要部たるサンプル取出部の縦断面図である。
すなわち、従来のサンプル取出部1は、タンク
2の側部に穿設された開口3と、この開口3に基
端部が嵌着されたパイプ4と、このパイプ4の先
端部を閉塞するキヤツプ5と、を有してなつてい
た。そしてこのパイプ4は、タンク2の開口3か
ら側方に、取り付けられていた。なお図示のキヤ
ツプ5は、パイプ4内に嵌挿されるゴムキヤツプ
1と、パイプ4の先端部にねじ等により外嵌さ
れる外キヤツプ52と、からなつていた。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、このような従来の粉粒体運搬車にあ
つては、次の問題が指摘されていた。
すなわち、タンク2を後方に傾倒させて、積み
込まれた粉粒体を荷卸しした際、従来のサンプル
取出部1にあつては、所定の長さの非常に長い特
殊なゴムキヤツプ51を用いる必要があつた。す
なわち、ゴムキヤツプ51をパイプ4内に嵌挿し
た状態において、パイプ4の基端開口部を完全に
閉塞することのできる長さを有するゴムキヤツプ
1を用いる必要があり、仮に図示例の如く所定
の長さより短いものを用いた場合には、パイプ4
内に残留粉粒体Aが堆積し、この残留粉粒体A
は、ゴムキヤツプ51の長さが短くなるに伴つて
顕著に発生し、荷卸し後もパイプ4内に堆積し残
留することになる。
そして事後、このような残留粉粒体Aに気付か
ず、タンク2内に、係る残留粉粒体Aとは異なる
種類又は同一種類でも異なる品質の粉粒体を、新
たに積み込んだ場合は、次のごとくなる。まず、
その荷卸し等に際しては、サンプル取出部1のキ
ヤツプ5を解放して行う一部取り出し検査が行わ
れるが、上述の残留粉粒体Aの存在によりその種
類、品質の確認を誤ることがあつた。もつて荷卸
しされた粉粒体が、ホツパー等の荷卸し場所にあ
る他の種類、品質の粉粒体と混じり合つてしまう
結果、事後の厳格な規格下での製品化等に際し、
これらはすべて廃棄せざるをえなくなる等の事故
も発生していた。又、そこまでは至らないまで
も、残留粉粒体Aが、タンク2に新たに積み込ん
だ異なる種類、品質の粉粒体中に、混入されてし
まうことがあるという不具合も指摘されていた。
従来例では、このような点が指摘されていた。
そこで従来まず、実願昭56−106572号の明細書
(実開昭58−14042号)(実公昭61−38836号)中に
示されたように、係るパイプを、積み込まれる粉
粒体の安息角以内の角度をもつて前方に傾斜させ
てなるサンプル取出部を備えた、粉粒体運搬車が
開発使用されていた。そしてこの粉粒体運搬車の
サンプル取出部は、係るパイプの傾斜により、荷
卸しに際し残留粉粒体Aの発生を防止せんとした
ものであつたが、このサンプル取出部は、業界に
おいて広く知られているように、傾斜したパイプ
のタンク2内に突出した基端の例えば前方側とタ
ンク2の開口3の内面とによつて形成される隅部
付近に、依然として残留粉粒体Aの付着、堆積、
残留が指摘されると共に、係る隅部そして残留粉
粒体Aは、荷卸し後の外部からの清掃が、位置的
に困難であるという問題も指摘されていた。
そこで粉粒体運搬車では、従来、その他各種の
サンプル取出部が開発されていたが、いずれも、
第1に、隅部箇所、折曲箇所、径小箇所等が存
し、このような箇所に依然として残留粉粒体Aの
付着、堆積、残留が指摘されると共に、このよう
な個所の外部からの清掃が位置的に容易でない
等、前述した実願昭56−106572号の明細書等の従
来例と同様な問題が指摘されていた。
第2に、これら従来の各種のサンプル取出部
は、残留粉粒体Aの一掃をめざし特殊な形状もの
が多く、鋳造により製造される等、製造が容易で
ないと共に、タンク2の側部の開口3への位置決
め、取り付けが、面倒であり容易でないという問
題があつた。この点はについて、前述した実願昭
56−106572号の明細書のものにあつても、安息角
に対応した角度が要求され、同様に位置決め、取
り付けが容易でないとされていた。
第3に、これら従来の各種のサンプル取出部
は、閉塞手段がねじ等により外嵌される外キヤツ
プのみに限定されるものが多く、その密閉性が不
完全で、外部に粉粒体が漏出することがあるとい
う指摘があつた。更にサンプリング、つまり荷卸
しに先立つ粉粒体の検査、確認に際し、キヤツプ
を解放すると、直ちにサンプル取出部内の粉粒体
が、自重等による圧力により滑り出し、外部にこ
ぼれ出し、こぼれ落ちてしまう、という問題も指
摘されていた。この点は、前述した実願昭56−
106572号の明細書のものにあつても、全く同様
に、粉粒体の外部へのこぼれ落ち等が問題となつ
ていた。
本考案は、このような実情に鑑み、上記各従来
例の問題点を解決すべくなされたものであつて、
サンプル取出部に所定の取出壁とパイプとキヤツ
プとを組み合わせて用いたことにより、第1に、
荷卸しに際しサンプル取出部内に残留粉粒体が発
生しないと共に、清掃も容易であり、第2に、サ
ンプル取出部の製造が容易であると共に取り付け
も容易であり、更に第3に、サンプル取出部の密
閉性が完全であると共に、荷卸しに先立つ検査に
際し粉粒体の外部へのこぼれ落ち等も防止され
る、粉粒体運搬車を提案することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本考案の技術的手段は、次
のとおりである。
この粉粒体運搬車は、車台上に搭載され後方に
傾倒可能なタンクを備えてなり、上記タンクの側
部にはサンプル取出部が設けられている。そし
て、該サンプル取出部は、上記タンクの側部に穿
設された開口と、該開口に基端部が嵌着された取
出壁と、該取出壁の先端部に設けられたパイプ
と、該パイプを閉塞するキヤツプと、を有してい
る。
ここで該取出壁は、その前方側が上記タンクの
側部に対し真横に略直角をなすと共に、その後方
側が先端部から基端部に向かつて末広がり状に傾
斜した、筒状をなしている。又、該パイプは、内
外がそれぞれ同径の筒状をなし、その前方側が該
取出壁の前方側に略面一に連接されると共に、そ
の後方側が該取出壁の後方側に折曲して連接され
ている。該キヤツプは、少なくとも該パイプ内い
つぱいに嵌挿されるゴムキヤツプと、該パイプに
ねじ等により外嵌される外キヤツプとを備えた、
2重構造よりなつている。
「作用」 本考案に係る粉粒体運搬車は、このような手段
よりなるので、次のごとく作用する。
第1に、荷卸しに際しサンプル取出部内に残留
粉粒体は発生せず、又、サンプル取出部の清掃も
容易である。すなわち、荷卸し場所での荷卸しに
際し、車台上でタンクは後方に傾倒され、積み込
まれた粉粒体が荷卸しされる。ここにおいてサン
プル取出部には、その開口とパイプ間に、タンク
長手方向後方側が先端部から基端部に向かつて末
広がり状に傾斜した、筒状の取出壁が介装されて
いる。
そこで、荷卸しに際しタンクが後方に傾倒され
ると、サンプル取出部内の粉粒体も、係る傾斜に
沿つて取出壁上を滑り落ちて行く。このようにし
て粉粒体は、サンプル取出部内に堆積、残留する
こともなく、すべて排出され荷卸しされ、残留粉
粒体は発生しなくなる。従つて事後、これとは異
なる種類又は異なる品質の粉粒体をタンクに積み
込んで、運搬し荷卸しする際、サンプル取出部の
キヤツプを解放して行われる検査、確認も、正確
に行われる。
更に、このサンプル取出部の前方側等には隅部
箇所、折曲箇所等がなく、又、径小箇所となつた
パイプにはゴムキヤツプがいつぱいに嵌挿されて
おり、場所、スペース面からも、残留粉粒体が付
着、堆積、残留しえないようになつている。
又、サンプル取出部の前方側は、パイプから取
出壁にかけて略面一に連接されており、折曲箇所
等が一切ないので、キヤツプを解放すると外部か
らサンプル取出部の内部が見易くなつている。そ
こで、荷卸し後の外部からのサンプル取出部内の
清掃が位置的に容易であり、特に、僅かながらで
も残留粉粒体が付着するようなことがあつても、
その清掃、除去が容易である。
第2に、製造および取り付けも容易である。す
なわち、このサンプル取出部は、取出壁にパイプ
を付設してなると共に両者の前方側が略面一に連
接させてなる等、形状が簡単であり、鋳造等によ
らずとも容易に製造でき、又、タンクの開口に対
する嵌着も、取出壁前方側の基端部を真横に略直
角に位置決めして行えばよく、位置決めそして取
り付けが非常に容易である。
第3に、密閉性に優れると共に、サンプリング
時のこぼれ落ち等も防止される。すなわち、この
サンプル取出部では、そのキヤツプが、パイプ内
いつぱいのゴムキヤツプとパイプ外の外キヤツプ
との2重構造よりなり、密閉性に優れ、外部に粉
粒体は漏出しない。これと共に、サンプリングつ
まり荷卸しに先立つタンク内の粉粒体の検査、確
認に際し、キヤツプを解放した場合、それまでゴ
ムキヤツプがいつぱいに嵌挿されていたスペース
が、パイプ内に空間として形成される。従つて、
サンプル取出部の取出壁内の粉粒体が自重等によ
る圧力により、外部方向に滑り出そうとしても、
このパイプ内に形成された空間にこぼれ出るに止
まり、外部には及ばず、もつて、サンプリング時
の外部へのこぼれ出し、こぼれ落ち等は防止され
る。
「実施例」 以下本考案を、図面に示すその実施例に基づい
て、詳細に説明する。
まず、粉粒体運搬車について概説する。第4図
は、粉粒体運搬車の全体を示す側面説明図であ
る。
車台6上には、タンク2が搭載されている。こ
のタンク2は、車台6上に受台等を介し搭載さ
れ、その後端部が、車台6の後部にダンプヒンジ
7により枢支されると共に、その前端部と車台6
の前部間には、シリンダ8が取り付けられてい
る。このシリンダ8は、基端部がタンク2の前端
部に枢着されるとともに、その先端部が車台6の
前部に枢着されている。そこで、このダンプ式の
粉粒体運搬車にあつては、シリンダ8の前進駆動
により、図中想像線にて示したごとく、タンク2
が後方に傾倒されることになる。
タンク2の頂部には、マンホール等の積込部9
が適宜数設けられ、この積込部9から粉粒体が投
入される。又、タンク2の後端部には、排出口等
の排出部10が設けられている。そしてタンク2
内には、米、小麦粉、その他の穀物、カーボン、
セメント等の粉粒体のうち、特定種類かつ特定品
質のものが、ばら状の散積状態で積み込まれる。
なお図中11は運転室であり、12は車輪であ
る。粉粒体運搬車は、概略このようになつてい
る。
次に、サンプル取出部13について述べる。第
1図は、本考案に係る粉粒体運搬車の実施例を示
す、要部たるそのサンプル取出部13の平断面図
である。第2図は、同側断面図である。このサン
プル取出部13は、タンク2の側部に設けられて
いる。そして、タンク2の側部に穿設された開口
14と、この開口14に基端部151が嵌着され
た取出壁15と、この取出壁15の先端部152
に設けられたパイプ16と、このパイプ16を閉
塞するキヤツプ5と、を有してなる。
これらについて詳述すると、まずパイプ16
は、図示のように内外がそれぞれ同径の円筒形を
なし、タンク2の側部に対し側方たる真横に、す
なわちタンク2の長手方向に対し水平に直交する
方向に、その姿勢を保たれている。
キヤツプ5は、このパイプ16内に嵌挿される
ゴムキヤツプ51と、パイプ16にねじ等により
外嵌される外キヤツプ52との2重構造からなつ
ている。そしてゴムキヤツプ51の肉厚Bは、パ
イプ16の長さCとほぼ同寸法か又はこれより若
干長い寸法に形成され、もつてゴムキヤツプ51
は、少なくともパイプ16内いつぱいに嵌挿され
るようになつている。
取出壁15は、図示のように、前方側すなわち
タンク2の長手方向前側が、先端部152から基
端部151にかけ面一で、タンク2の側部に対し
真横に略直角をなすと共に、その後方側すなわち
タンク2の長手方向側が、先端部152から基端
部151に向かつて末広がり状にわん曲傾斜した、
筒状体よりなつている。そしてパイプ16は、図
示のように、その前方側が取出壁15の前方側に
略面一に連接されると共に、その後方側が取出壁
15の後方側に折曲して連接されている。取出壁
15の先端部152と基端部51は、それぞれパイ
プ16と開口14とに、溶接等により取り付けら
れているが、取出壁15とパイプ16とは一体成
形してもよい。
そして取出壁15の傾斜角θは、例えば積み込
まれる粉粒体の安息角相当角、又は、例えばタン
ク2の傾斜角度を加算すると係る安息角相当角と
なる角度、更には、これら以上の適宜角度に設定
される。なおサンプル取出部13は、図示例では
タンク2の側部に長手方向に沿つた前、中、後に
計3個の設けられているが、その個数は適宜増減
してよく、又、タンク2の両側部に設けるように
してもよい。サンプル取出部13は、このように
なつている。
本考案に係る粉粒体運搬車は、以上説明したご
とくなつている。次に、その動作等について説明
する。
まず第1に、荷卸しに際しサンプル取出部13
内に残留粉粒体A(図3参照)は発生せず、又、
サンプル取出部13の清掃も容易である。
すなわち、荷卸し場所での荷卸しに際し、粉粒
体運搬車の車台6上でタンク2は後方に傾倒さ
れ、積み込まれた特定種類、特定品質の粉粒体が
荷卸しされる。ここにおいてサンプル取出部13
には、開口14とパイプ16間に、後方側すなわ
ちタンク2の長手方向後方側が先端部152から
基端部151に向かつて末広がり状に所定のごと
く傾斜した、筒状の取出壁15が介装されてい
る。
そこで、荷卸しに際しタンク2が上述により後
方に傾倒されると、サンプル取出部13内の前記
粉粒体も、このような傾斜に沿つて取出壁15上
を滑り落ちて行く。すなわち、タンク2の傾倒に
より、その側部に設けられたサンプル取出部13
も傾き、もつて、例えばその安息角相当角に傾斜
した取出壁15上を、サンプル取出部13内の前
記粉粒体は滑り、タンク2内に落下して排出され
る。
このようにして前記粉粒体は、サンプル取出部
13内に堆積、残留することもなく、すべて排出
されて荷卸しされ、残留粉粒体Aは発生しなくな
る。従つて事後、前記粉粒体とは異なる種類又は
同一種類でも異なる品質の粉粒体をタンク2に積
み込んで、運搬し荷卸しする際、サンプル取出部
13のキヤツプ5、すなわちゴムキヤツプ51
外キヤツプ52とを解放して行われる、サンプル
の検査、確認も正確に行われる。すなわち、サン
プル取出部13内から一部サンプルとして取り出
される粉粒体は、タンク2内に事後新たに積み込
まれた粉粒体と正確に一致しているので、サンプ
ル取出部13によるサンプリング、つまりその検
査、確認も正確に行われることになる。
更に、このサンプル取出部13の取出壁15の
前方側等には隅部箇所、折曲箇所等がなく、又、
径小箇所となつたパイプ16にはゴムキヤツプ5
がいつぱいに嵌挿されており、場所・スペース
面からも、残留粉粒体Aが付着、堆積、残留しえ
ないようになつている。
又、サンプル取出部13の前方側は、パイプ1
6から取出壁15にかけて略面一に連接されてお
り、折曲箇所等が一切ないので、キヤツプ5を解
放すると、外部からサンプル取出部13の内部が
見易くなつている。そこで、荷卸し後の外部から
のサンプル取出部13内の清掃が位置的に容易で
あり、特に、僅かながらでも残留粉粒体Aが付着
するようなことがあつても、その清掃、除去が容
易である。
第2に、製造および取り付けも容易である。す
なわち、このサンプル取出部13は、取出壁15
にパイプ16を付設してなると共に両者の前方側
が略面一に連接させてなる等、形状が簡単であ
り、鋳造等によらずとも容易に製造できる。又、
タンク2の開口14に対する嵌着も、取出壁15
の前方側の基端部151を真横に略直角に位置決
めして行えばよく、位置決めそして取り付けが非
常に容易である。
第3に、密閉性に優れると共に、サンプリング
時のこぼれ落ち等も防止される。すなわち、この
サンプル取出部13では、そのキヤツプ5が、パ
イプ16内いつぱいのゴムキヤツプ51とパイプ
16外の外キヤツプ52との2重構造よりなり、
密閉性に優れ、外部に粉粒体は漏出しない。これ
と共に、サンプリングつまり荷卸しに先立つタン
ク2内の粉粒体の検査、確認に際し、キヤツプ5
を解放した場合、それまでゴムキヤツプ51がい
つぱいに嵌挿されていたスペースが、パイプ16
内に空間として形成される。従つて、サンプル取
出部13の取出壁15内の粉粒体が自重等による
圧力により、外部方向に向け滑り出そうとして
も、このパイプ16内に形成された空間にこぼれ
出るに止まり、外部には及ばず、もつて、サンプ
リング時の粉粒体の外部へのこぼれ出し、こぼれ
落ち等は防止される。
「考案の効果」 本考案に係る粉粒体運搬車は、以上説明したご
とく、サンプル取出部に所定の取出壁とパイプと
キヤツプとを組み合わせて用いたことにより、次
の第1、第2、第3の効果を発揮する。
第1に、タンクを傾倒させて荷卸しを行う際、
サンプル取出部内に残留粉粒体が発生し堆積する
ことなく、すべて排出されることになる。従つて
事後の粉粒体の積み込み運搬、荷卸しに際し、ま
ず、サンプル取出部による検査、確認も正確に行
われ、荷卸し場所で異なる種類、品質の粉粒体が
混じり合い廃棄される事故の発生は無くなり、
又、タンク内で異なる種類、品質の粉粒体が混入
されてしまう不具合も無くなる。
又、外部からサンプル取出部の内部が見易く、
荷卸し後の外部からの清掃が容易であり、特に、
僅かながらでも残留粉粒体が付着するようなこと
があつても、その清掃、除去も容易である。
第2に、このサンプル取出部は、その製造が容
易であると共に、取り付けも容易である。
第3に、このサンプル取出部は、キヤツプによ
る密閉性に優れ、外部に粉粒体が漏出することが
無い。そして、サンプリングつまり荷卸しに先立
つ粉粒体の検査、確認に際し、キヤツプを解放し
ても、直ちに内部の粉粒体が外部にこぼれ出し、
こぼれ落ちてしまうことも無い。このように、こ
の種従来例に存した問題点が一掃される等、その
発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る粉粒体運搬車の実施例
を示し、要部たるそのサンプル取出部の平断面図
である。第2図は、同側断面図である。第3図
は、従来例に係る粉粒体運搬車の要部たるそのサ
ンプル取出部の縦断面図である。第4図は、粉粒
体運搬車の全体を示す側面説明図である。 2……タンク、5……キヤツプ、51……ゴム
キヤツプ、52……外キヤツプ、6……車台、1
3……サンプル取出部、14……開口、15……
取出壁、151……基端部、152……先端部、1
6……パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車台上に搭載され後方に傾倒可能なタンクを備
    えた粉粒体運搬車において、 上記タンクの側部にはサンプル取出部が設けら
    れてなり、 該サンプル取出部は、上記タンクの側部に穿設
    された開口と、該開口に基端部が嵌着された取出
    壁と、該取出壁の先端部に設けられたパイプと、
    該パイプを閉塞するキヤツプとを有し、 該取出壁は、その前方側が上記タンクの側部に
    対し真横に略直角をなすと共に、その後方側が先
    端部から基端部に向かつて末広がり状に傾斜し
    た、筒状をなしており、 該パイプは、内外がそれぞれ同径の筒状をな
    し、その前方側が該取出壁の前方側に略面一に連
    接されると共に、その後方側が該取出壁の後方側
    に折曲して連接されており、 該キヤツプは、少なくとも該パイプ内いつぱい
    に嵌挿されるゴムキヤツプと、該パイプにねじ等
    により外嵌される外キヤツプとを備えた、2重構
    造よりなつていること、 を特徴とする粉粒体運搬車。
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