JPH0515250A - 寒地型芝の増殖と、その芝による芝地の造成方法 - Google Patents

寒地型芝の増殖と、その芝による芝地の造成方法

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JPH0515250A
JPH0515250A JP3189458A JP18945891A JPH0515250A JP H0515250 A JPH0515250 A JP H0515250A JP 3189458 A JP3189458 A JP 3189458A JP 18945891 A JP18945891 A JP 18945891A JP H0515250 A JPH0515250 A JP H0515250A
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Japan
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lawn
grass
turf
lawn grass
cold
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JP3189458A
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Tsutomu Iwasaki
勉 岩崎
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ART RIYOKUKA DOBOKU KK
Original Assignee
ART RIYOKUKA DOBOKU KK
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】種子繁殖によらず栄養繁殖により増殖する芝草
を開発し、その茎の植え付け栽培を機械化し永年に亘り
更新の必要なく、耐久力を有し管理もきわめて容易な芝
地を造成する。 【構成】寒地型芝草を育成開発し、その茎葉(ストロ
ン)を刈り取り、細断、散布し、これを整地された土地
に機械的に根付け、上面を遮光被覆保護し短期間に芝地
に造成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寒地型芝草の品種改良
を行い、この芝草の茎葉部[以下、これをストロン(s
tolon)という]を増殖し、これを能率よく植え付
けて、芝地に造成する方法である。
【0002】
【従来の技術】従来ゴルフコースのグリーンに使用され
た芝草は地域的な気象条件によって異なるが、主として
暖地型芝草と寒地型芝草とをそれぞれ用いた2面制のグ
リーンが多かった。これが近年は寒地型芝草を主体とし
て1面制として造成するコースが増えてきた。
【0003】この寒地型芝草のうち、最も使用されてい
る品種は、クリーピング系、交配雑種のペンクロスベン
トグラスであり、我国のゴルフコースグリーンの97%
の採用率である。このペンクロスベントグラスは種子繁
殖系のものであるため、播種より数年で、各種子の持つ
雑種性が現われ、自然淘汰をくり返すうちに、性状的に
グリーンの芝として適さなくなり、このため10年前後
でグリーンの更新工事が余儀なくされている。またペン
クロスベントグラスを用いた播種工法によれば、初期の
育成に慎重な注意と手段を要するという欠点を有し、こ
れを、栄養繁殖に移して短期芝地の造成をはかっても、
本種は、交配種として成立したものであるので、その茎
葉即ちストロンを細断して、根付けても、個体数の少な
いそれぞれの異なった性状の株が根付け当初より生育競
合し、その時点より斑模様となって葉質のまばらな芝地
となって、ゴルフコースとしての芝として不適当なもの
となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、こ
の点に着目して、まず、芝地の素材である芝草の品種改
良に取り組み、上記ペンクロスベントグラスの中から特
にゴルフコースのグリーンの芝として適した形質のもの
を選抜し、これを一本の茎葉から増殖し、栄養繁殖にし
た品種グリーピング系ベントグラスアートクリエート1
号を作出し、次にこれを使用した芝地造成方法として、
特許請求の範囲第1項に記載の発明として開発したもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
1)まず、本発明の素材である芝草の品種、グリーピン
グ系ベントグラスアートクリエート1号の育成経過と、
その性状について述べると、 a、グリーピング系ベントグラスアートクリエート1号
の育成経過 1985年2月23日茨城県岩井市大利根カントリーク
ラブNo.10ホールのベントグラス中において、播種
より20数年経過し、自然淘汰の進んだグリーピング系
ベントグラスのグリーン500平方米の中から、この時
期としては、特に生育旺盛な、部分数株を採取し、発明
者の経営する埼玉県東松山市のアート緑化土木株式会社
の試験場において、他のベントグラスとの対象栽培試験
研究を行い、ゴルフ場のグリーンへの適性のあるもの、
即ち自然条件下の放置栽培と、グリーンでの耐久試験
(踏圧性等のテスト)を行い、その結果、良好と認めた
ものをゴルフコースのグリーンに移し、実用的栽培試験
を重ねた結果、性状的にも、優良特性を有することを確
認し、これをアートクリエート1号と命名して採用した
ものである。 b.ベントグラスアートクリエート1号の特性 次に本品種ベントグラスアートクリエート1号の植物学
的特性を、農林水産省の芝草の特性審査基準に沿って記
載すると下記のとおりである。
【0006】特性表 比較対照は原品種グリー
ピング系ベントグラス
【0007】上記の特性表よりみて、本発明に使用す
る、ベントグラスアートクリエート1号の優れた点は従
来使用して来たベントグラスに比較して (イ)多年の自然淘汰したものの中から特に栄養繁殖に
より選別淘汰したものであるから、安定性、永続性、均
等性に優れており、永年に亘り更新の必要がない。 (ロ)色彩はベントグラスの中で最も濃緑であり、また
季節的な変化にも寒暖の気象条件にも変化がなく年間を
通じて濃緑を保つものでゴルフコースのグリーンや庭
園、遊園地のグリーンとして最適なものである。 (ハ)繁殖力も他のベントグラスより優れており、踏圧
損傷にも耐性を有する。 (ニ)病虫害に対しても抵抗力を有するので、農薬撒布
も少しですみ、公害の防止にも役立つものである。
【0008】2)本発明の芝草の増殖と、その芝草によ
る芝地の造成法。 a.栄養繁殖による苗の育成 本発明の素材であるベントグラスアートクリエート1号
のみからなる原生地(これを以下原種圃という)で芝草
が関東地方で4月〜7月にかけて長さ約50〜80cm
になった時期に、 b.原種圃からのストロン(stron)の採取 上記原種圃から芝草を刈り取り機(通常の刈り拂り機)
により適宜の長さ(20cm〜50cm)ストロンに刈
り取る。 c.ストロンの細断 上記のストロンを飼料細断機により、50〜70mmの
長さに細断する。 d.ストロンの芝地への散布 上記細断したストロンを耕耘整地された芝地となるべき
ゴルフコースや遊園地に適宜の密度に人力等により均等
に散布する。 e.ローンの植え付け、転圧 散布されたストロンの上から植え込み車(耕耘機の代掻
き車の歯を逆方向に取り付けたもの図1参照)によって
適宜の深さに挿し込み植付け、その後その上から転圧ロ
ーラーにより芝地に定着させるため転圧する。 f.芝地上面の被覆保護 上記により植え付けられたストロンの保護と直射日光を
遮蔽し、活着率を高めるために、その上面に黒色系寒冷
沙等の被膜をもって被覆。また、寒冷地や冬期には、上
記被膜の下方に孔あきポエチレン薄膜等の被膜を被覆し
て、芝地上面の保護(温度調整)をはかるようにする。 g.その後の芝地の管理 その後の芝地(ゴルフコースや遊園地等)の管理は、通
常の芝地の管理と同様適宜時期の施肥、病虫害防除の農
薬散布等同様で変りはない。
【0009】
【実施例】次に本発明の一実施例をあげると、 a.苗ストロンの採取 採用芝は、本発明者の開発育成した、グリーピング系ベ
ントグラスアートクリエート1号を栄養繁殖せしめた原
種圃よりそのストロンのみを20cm〜50cmの長さ
に刈り拂い機により刈り取り、 b.細断 刈り取ったストロンを長さ50mm〜70mm程度に飼
料調製用カッター等で細断する。 c.ストロンの散布 予かじめ耕耘整地した芝地即ちゴルフコースや遊園地等
に運び人力又は機械力により適宜の密度(例えばストロ
ン3kgを18m2 の全面に撒布する。 d.植え付け(芝地への挿し込み) 上記芝地に散布されたストロン(stolon)の上面
から、自動耕耘機の代掻き車の刃部を逆方向に取り付け
た(第1図参照)刃先の長さ約5cm位のもので、(こ
の挿し込み刃先の長さは、芝地の硬、軟の状態に応じて
適宜のものを用意しておき取り替えるか、又は車枠から
出入り自在の刃ならば、その目的に応じた長さに固定し
て用いる。)走行せしめて芝地に植え付ける。 e.転圧 上記植え付け作業後、自走式ローラー等により走行し
て、芝地に浮き上りを防止するように転圧するが、その
ローラの転圧は芝地の状態に応じて300kg〜400
kgのものを使用する。 f.被覆保護 上記転圧後の芝地の上面を日照量を調節し、且つ乾燥を
防止し、活着率を高めるため、黒色系の農業用寒冷沙
(遮光率50〜80%)等をもって本格的生育までに被
覆保護を行う。
【0010】なお、寒冷地や冬期においては、防寒のた
め、孔あきポリエチレンフィルム[オレンジ色へ梨地の
もので、孔の間隙15mmで厚さ約0.02mmのもの
がよい]を上記寒冷沙被覆の下方に被覆して保護する
が、暖地では、上記ポリエチレンフィルム内の気温を2
5℃以下に保つ様にポリフィルムの孔の径を拡大したも
のを使用する必要がある。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上述したようにゴルフコース
や遊園地等の芝地にエバーグリーンの芝として多く使用
されている。ペンクロスベントグラスがあるが、これは
交配種であるため、比較的短かい年数で劣悪的性状が出
現して多くの問題を起こしてきた。
【0012】この点本発明者が多年苦心育成した芝植物
の新品種ベントグラスアートクリエート1号の採用によ
り下記のような有効な効果を奏する。 (イ)アートクリエート1号は、20数年苛酷なゴルフ
コースグリーンの中で、自然淘汰に耐えて、固定した品
種で、たった1本の茎より、細胞分化的に増殖した芝で
ある。このため将来に於ても、ペンクロスベントグラス
のように、枝変り(先祖返り)等の現象によるバラつき
も発生せず、永久的に均一性が維持できる。 (ロ)色彩は、ベントグラスの中では最も濃緑で、季節
的な気象条件による変化も少なく、年間を通して安定し
ている。 (ハ)繁殖力は従来のペンクロスベントグラスより旺盛
で、踏圧損耗からの回復力がある。 (ニ)緻密性とゴルフボール積載力があり、ゴルフコー
スグリーンの芝として、その特性上、使的に適してい
る。 (ホ)夏季の高温期及び、冬季の厳寒期に於ても、生育
活動を持続し、寒暖それぞれに耐性が認められた。 (ヘ)根系の発達と伸長が旺盛であり、耐早性もある。 (ト)耐病性は、他の品種(ペンクロスベントグラス
等)との対照栽培を行った結果、抵抗性、回復性、とも
に勝っている。 (チ)次に本発明の芝地の造成法とし、寒暖何れの土地
に於ても、きわめて簡単な手段で、且つ機械力を使用し
て省力的に短期間に造成できる効果を有する。 (リ)又エバーグリーンとして永年の継続使用に耐え従
来のエバーグリーンの様に短期間での更新改造の必要も
ない。 (ヌ)エバーグリーン造成後の管理も容易である等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用するペンクロスベントグラスアー
トクリエート1号の全体の説明図。
【図2】図1のペンクロスベントグラスクリエート1号
の細断後のストロンの拡大図。
【図3】本発明の芝草を芝地に挿し込むための挿し込み
刃を有する植え込み車。
【図4】図3の斜視図。
【符号の説明】
1 根 2 葉 3 茎 4 ストロン(地上にほふく茎stolon) X〜X 刈り取り線 E 刃先 R リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芝原種圃より芝草の茎葉部[ストロン(s
    tolon)]のみを適宜の長さに刈り取り、これを5
    0mm〜70mmに切断し、これを、耕転整地された土
    地に適宜の密度に散布し、次いで挿し込み刃を有する車
    により土中に植え込み、その後転圧ローラーにより転圧
    し、その上面に黒色系被覆体を被覆し、寒地または寒冷
    時に於いては、その下面に多孔フィルムを被覆して芝地
    に造成することを特徴とする寒地型芝の増殖と、その芝
    による芝地の造成方法。
  2. 【請求項2】芝の品種クリーピング系ペントグラスの中
    で、永年に亘り自然淘汰に耐えた芝草の中から特に生育
    旺盛で踏圧損傷に耐え、緻密性があり、寒暖何れにも耐
    性のある芝草を選抜して、安定性、均一性を有するクリ
    ーピング系アートクリエート1号を育成し、これを増殖
    し、芝地の造成に使用することを特徴とする請求項1記
    載の芝地の造成方法。
JP3189458A 1991-07-04 1991-07-04 寒地型芝の増殖と、その芝による芝地の造成方法 Pending JPH0515250A (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0576213A (ja) * 1991-09-17 1993-03-30 Sanyo Shibafu Kk 芝茎点植方法及びその装置
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CN109392484A (zh) * 2018-12-04 2019-03-01 黑龙江省科学院自然与生态研究所 一种高寒地区蓝靛果忍冬超前扦插快繁方法

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