JPH05152828A - 円環マイクロストリツプアンテナ - Google Patents
円環マイクロストリツプアンテナInfo
- Publication number
- JPH05152828A JPH05152828A JP3312719A JP31271991A JPH05152828A JP H05152828 A JPH05152828 A JP H05152828A JP 3312719 A JP3312719 A JP 3312719A JP 31271991 A JP31271991 A JP 31271991A JP H05152828 A JPH05152828 A JP H05152828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiating element
- microstrip antenna
- pair
- antenna
- ground conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Waveguide Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円環マイクロストリップアンテナにおいて、
小形、かつ高利得で、2周波数共振とする。 【構成】 マイクロストリップアンテナにおいて、内周
部35sが接地導体21に接続された、内壁短絡型の円
環放射素子33の外周縁に、単一の給電点34と45゜
の角間隔で、それぞれ所定面積ΔS/2の1対の変形部
36c,36dを形成する。
小形、かつ高利得で、2周波数共振とする。 【構成】 マイクロストリップアンテナにおいて、内周
部35sが接地導体21に接続された、内壁短絡型の円
環放射素子33の外周縁に、単一の給電点34と45゜
の角間隔で、それぞれ所定面積ΔS/2の1対の変形部
36c,36dを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2周波数共振型の円
環マイクロストリップアンテナに関する。
環マイクロストリップアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星通信や移動体通信の分野にお
けるアンテナ系としては、通常、構成が簡単で形状が小
さく、低プロファイルの平面アンテナが使用されてい
る。そして、平面アンテナの代表格であるマイクロスト
リップアンテナでは、円形または方形の放射素子が一般
的である。これらの形状の放射素子では、その寸法が使
用周波数に対して一意的に定まること、また、その入力
インピーダンスが、中心では基本的にゼロであり、周辺
に近づくにつれて高くなることが知られている。
けるアンテナ系としては、通常、構成が簡単で形状が小
さく、低プロファイルの平面アンテナが使用されてい
る。そして、平面アンテナの代表格であるマイクロスト
リップアンテナでは、円形または方形の放射素子が一般
的である。これらの形状の放射素子では、その寸法が使
用周波数に対して一意的に定まること、また、その入力
インピーダンスが、中心では基本的にゼロであり、周辺
に近づくにつれて高くなることが知られている。
【0003】まず、図14〜図16を参照しながら、従
来のマイクロストリップアンテナについて説明する。図
14,図15において、10はマイクロストリップアン
テナであって、いずれも円形の接地導体11上に、ふっ
素樹脂のような低損失の誘電体層12を介して、円形の
放射素子13が同心に積層配設される。この放射素子1
3には、中心13oから適宜にオフセットされて、単一
の給電点14が配設される。
来のマイクロストリップアンテナについて説明する。図
14,図15において、10はマイクロストリップアン
テナであって、いずれも円形の接地導体11上に、ふっ
素樹脂のような低損失の誘電体層12を介して、円形の
放射素子13が同心に積層配設される。この放射素子1
3には、中心13oから適宜にオフセットされて、単一
の給電点14が配設される。
【0004】図15に示すように、接地導体11の放射
素子13とは反対側に、給電点14と対向して、同軸コ
ネクタJが配設され、この同軸コネクタJの内部導体が
給電点14に直接に接続される。また、放射素子13の
中心13oは、短絡ピン13sにより、接地導体11に
接続される。
素子13とは反対側に、給電点14と対向して、同軸コ
ネクタJが配設され、この同軸コネクタJの内部導体が
給電点14に直接に接続される。また、放射素子13の
中心13oは、短絡ピン13sにより、接地導体11に
接続される。
【0005】上述のような1点給電により、放射素子1
3には、TM110 モードにおいて、図14に矢印F0で
示されるような、給電点14を通る直径方向に励振電流
が流れて、放射素子13は、このモードに対応する単一
の周波数に共振し、直線偏波を放射する。
3には、TM110 モードにおいて、図14に矢印F0で
示されるような、給電点14を通る直径方向に励振電流
が流れて、放射素子13は、このモードに対応する単一
の周波数に共振し、直線偏波を放射する。
【0006】図14,図15のアンテナ10が、例え
ば、1.6GHzの周波数帯で使用される場合、接地導
体11,放射素子13の寸法、誘電体層12の厚さと誘
電率は、例えばそれぞれ次のように設定される。 D11=130mm, D13=66mm; t12=3.2mm, εr =2.6 また、給電点14のオフセット距離は、例えば次のよう
に設定される。 ρ14=10.0mm
ば、1.6GHzの周波数帯で使用される場合、接地導
体11,放射素子13の寸法、誘電体層12の厚さと誘
電率は、例えばそれぞれ次のように設定される。 D11=130mm, D13=66mm; t12=3.2mm, εr =2.6 また、給電点14のオフセット距離は、例えば次のよう
に設定される。 ρ14=10.0mm
【0007】これにより、上述のようなアンテナの入力
インピーダンス−周波数特性は、図16Aに示すように
なり、図16Bにも示すように、中心周波数における整
合状態は良好である。
インピーダンス−周波数特性は、図16Aに示すように
なり、図16Bにも示すように、中心周波数における整
合状態は良好である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移動体通信
の分野では、移動局側のアンテナの一層の高利得化と小
型化が絶えず要望されているが、前述のような円形マイ
クロストリップアンテナを高利得化する手法として、例
えば、次の文献などにより、図17に示すように、放射
素子に開孔を設けて円環状とすると共に、この放射素子
の内周部を接地導体に短絡することが知られている。 参考文献:電子情報通信学会技術研究報告AP85−6
2(昭和60年10月)
の分野では、移動局側のアンテナの一層の高利得化と小
型化が絶えず要望されているが、前述のような円形マイ
クロストリップアンテナを高利得化する手法として、例
えば、次の文献などにより、図17に示すように、放射
素子に開孔を設けて円環状とすると共に、この放射素子
の内周部を接地導体に短絡することが知られている。 参考文献:電子情報通信学会技術研究報告AP85−6
2(昭和60年10月)
【0009】図17の円環マイクロストリップアンテナ
20においては、いずれも円形の接地導体21と放射素
子23とが同軸に配置され、この放射素子23の中央部
に円形の開孔25が穿設されて円環状に形成されると共
に、放射素子23の内周部がスルーホールなどからなる
短絡壁25sにより接地導体21に接続されて、内壁短
絡型に構成される。
20においては、いずれも円形の接地導体21と放射素
子23とが同軸に配置され、この放射素子23の中央部
に円形の開孔25が穿設されて円環状に形成されると共
に、放射素子23の内周部がスルーホールなどからなる
短絡壁25sにより接地導体21に接続されて、内壁短
絡型に構成される。
【0010】この放射素子23には、内周から適宜にオ
フセットされて、単一の給電点24が配設され、接地導
体21の放射素子23とは反対側に配設された同軸コネ
クタJの内部導体と直接に接続される。なお、この図1
7において、前出図14,15に対応する部分には
“1”の位が同一の符号を付して一部説明を省略する。
フセットされて、単一の給電点24が配設され、接地導
体21の放射素子23とは反対側に配設された同軸コネ
クタJの内部導体と直接に接続される。なお、この図1
7において、前出図14,15に対応する部分には
“1”の位が同一の符号を付して一部説明を省略する。
【0011】前出図14に示すような円形の放射素子で
は、TM100 モードにおいて、フリンジ効果を考慮しな
い場合、その半径Aと共振周波数fとの間に、次の数式
1のような関係が成立する。また、フリンジ効果を考慮
した場合には、等価半径Aeqと共振周波数fとの間に、
次の数式2のような関係が成立する。
は、TM100 モードにおいて、フリンジ効果を考慮しな
い場合、その半径Aと共振周波数fとの間に、次の数式
1のような関係が成立する。また、フリンジ効果を考慮
した場合には、等価半径Aeqと共振周波数fとの間に、
次の数式2のような関係が成立する。
【0012】
【数1】
【数2】
【0013】なお、この数式1において、cは光速、t
は誘電体の厚み、εrは誘電体の比誘電率である。ま
た、χは放射素子の形状に固有な値であって、円形放射
素子の場合は、第1種ベッセル関数の微分形J′(χ)
=0を満足するものとなり、次のような値をとる。 χ11=1.841
は誘電体の厚み、εrは誘電体の比誘電率である。ま
た、χは放射素子の形状に固有な値であって、円形放射
素子の場合は、第1種ベッセル関数の微分形J′(χ)
=0を満足するものとなり、次のような値をとる。 χ11=1.841
【0014】一方、図17に示すような、内壁短絡型の
円環状放射素子では、内壁短絡・外壁開放の境界条件の
下で、内部波長に比べて充分に小さい厚さを有するキャ
ビティの内部電磁界を解析することにより、固有値χ
(β)が求められる。βは、円環状放射素子の内外半径
の比(リング比)Ai/Aoであって、適宜に設定さ
れ、図18に示すように、リング比βの増大に伴って固
有値χ(β)が大きくなる。そして、TM100 モードに
おいて、外半径Aoないし等価外半径Aoeqと共振周波
数fとの間には、次の数式3,4のような関係が成立す
る。
円環状放射素子では、内壁短絡・外壁開放の境界条件の
下で、内部波長に比べて充分に小さい厚さを有するキャ
ビティの内部電磁界を解析することにより、固有値χ
(β)が求められる。βは、円環状放射素子の内外半径
の比(リング比)Ai/Aoであって、適宜に設定さ
れ、図18に示すように、リング比βの増大に伴って固
有値χ(β)が大きくなる。そして、TM100 モードに
おいて、外半径Aoないし等価外半径Aoeqと共振周波
数fとの間には、次の数式3,4のような関係が成立す
る。
【0015】
【数3】
【数4】
【0016】上述のような内壁短絡型円環アンテナは、
TM100 モードにおいて、直線偏波を放射する。また、
指向性は正面方向に単方向性となり、開口面積の増大に
よってアンテナ利得が向上する。
TM100 モードにおいて、直線偏波を放射する。また、
指向性は正面方向に単方向性となり、開口面積の増大に
よってアンテナ利得が向上する。
【0017】ところが、前述のような通信分野では、比
較的近接した2つの周波数を使用して、上り回線と下り
回線とによる双方向通信を行なう場合がある。この場
合、前述のような円環マイクロストリップアンテナは、
一般にそのQが高く、周波数帯域が狭いので、比較的近
接した2つの周波数であっても、1つのアンテナでは充
分カバーすることができないという問題があった。
較的近接した2つの周波数を使用して、上り回線と下り
回線とによる双方向通信を行なう場合がある。この場
合、前述のような円環マイクロストリップアンテナは、
一般にそのQが高く、周波数帯域が狭いので、比較的近
接した2つの周波数であっても、1つのアンテナでは充
分カバーすることができないという問題があった。
【0018】もっとも、上り回線と下り回線とにそれぞ
れ専用の円環アンテナを用いて双方向通信を行なうこと
はできるが、この場合には、アンテナ系が大きくなって
しまうという問題が生ずる。
れ専用の円環アンテナを用いて双方向通信を行なうこと
はできるが、この場合には、アンテナ系が大きくなって
しまうという問題が生ずる。
【0019】かかる点に鑑み、この発明の目的は、小
形、かつ高利得で、比較的近接した2つの周波数に対応
することができる、円環マイクロストリップアンテナを
提供するところにある。
形、かつ高利得で、比較的近接した2つの周波数に対応
することができる、円環マイクロストリップアンテナを
提供するところにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1のこの発明は、誘電
体層32を介して接地導体31に対向する円環状の放射
素子33を備え、この放射素子の内周部35を接地導体
に接続すると共に、放射素子の内周から所定の距離に単
一の給電点34を配設した円環マイクロストリップアン
テナにおいて、給電点と45゜の角間隔を有する放射素
子の直径の両端部にそれぞれ所定面積ΔS/2の1対の
変形部36c,36dを形成して2周波数共振型とした
円環マイクロストリップアンテナである。
体層32を介して接地導体31に対向する円環状の放射
素子33を備え、この放射素子の内周部35を接地導体
に接続すると共に、放射素子の内周から所定の距離に単
一の給電点34を配設した円環マイクロストリップアン
テナにおいて、給電点と45゜の角間隔を有する放射素
子の直径の両端部にそれぞれ所定面積ΔS/2の1対の
変形部36c,36dを形成して2周波数共振型とした
円環マイクロストリップアンテナである。
【0021】第2のこの発明は、誘電体層32を介して
接地導体31に対向する円環状の放射素子33を備え、
この放射素子の内周部35を接地導体に接続すると共
に、放射素子の内周から所定の距離に給電点を配設した
円環マイクロストリップアンテナにおいて、1対の給電
点34a,34bを90゜の角間隔で配設すると共に、
この1対の給電点の一方を通る放射素子の直径の両端部
にそれぞれ所定面積ΔS/2の1対の変形部36c,3
6dを形成して2周波数共振型とした円環マイクロスト
リップアンテナである。
接地導体31に対向する円環状の放射素子33を備え、
この放射素子の内周部35を接地導体に接続すると共
に、放射素子の内周から所定の距離に給電点を配設した
円環マイクロストリップアンテナにおいて、1対の給電
点34a,34bを90゜の角間隔で配設すると共に、
この1対の給電点の一方を通る放射素子の直径の両端部
にそれぞれ所定面積ΔS/2の1対の変形部36c,3
6dを形成して2周波数共振型とした円環マイクロスト
リップアンテナである。
【0022】
【作用】かかる構成によれば、小形で、高利得が得られ
ると共に、比較的近接した2つの周波数に容易に対応す
ることができる。
ると共に、比較的近接した2つの周波数に容易に対応す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下、図1〜図5を参照しながら、この発明
による円環マイクロストリップアンテナを1点給電型に
適用した一実施例について説明する。
による円環マイクロストリップアンテナを1点給電型に
適用した一実施例について説明する。
【0024】この発明の一実施例の構成を図1〜図3に
示す。この図1〜図3において、前出図17に対応する
部分には“1”の位が同一の符号を付して一部説明を省
略する。
示す。この図1〜図3において、前出図17に対応する
部分には“1”の位が同一の符号を付して一部説明を省
略する。
【0025】この実施例の円環マイクロストリップアン
テナ30では、円環放射素子33の周縁に、180゜の
角間隔で、1対の切欠き36c,36dを刻設する。そ
して、図2に示すように、この切欠き36c,36dを
通る放射素子33の直径は、給電点34に対して反時計
方向に45゜の角間隔を有する。
テナ30では、円環放射素子33の周縁に、180゜の
角間隔で、1対の切欠き36c,36dを刻設する。そ
して、図2に示すように、この切欠き36c,36dを
通る放射素子33の直径は、給電点34に対して反時計
方向に45゜の角間隔を有する。
【0026】各切欠き36c,36dの面積ΔS/2
は、元の円環放射素子の面積をSrとし、アンテナの無
負荷QをQoとし、前述のようなリング比βの関数とな
る固有値をχ(β)として、次式に基いて設定される。 ΔS/Sr>1/χ(β)・Qo
は、元の円環放射素子の面積をSrとし、アンテナの無
負荷QをQoとし、前述のようなリング比βの関数とな
る固有値をχ(β)として、次式に基いて設定される。 ΔS/Sr>1/χ(β)・Qo
【0027】図3に示すように、2つの信号源1,2の
出力が、ダイプレクサ3を介して、給電点34に供給さ
れる。双方向通信を行なう場合は、信号源1,2の一方
が送信機となり、他方が受信機となる。その余の構成は
前出図17と同様である。
出力が、ダイプレクサ3を介して、給電点34に供給さ
れる。双方向通信を行なう場合は、信号源1,2の一方
が送信機となり、他方が受信機となる。その余の構成は
前出図17と同様である。
【0028】上述のような1点給電と、1対の切欠きの
刻設とにより、この実施例の放射素子33は、図2に矢
印Fa,Fbで示すような、放射素子33の給電点34
を通る直径とそれぞれ45゜の方向の、直交する2つの
モードで励振されて、放射素子33は、このモードに対
応する2つの周波数で共振し、それぞれ直線偏波を放射
する。
刻設とにより、この実施例の放射素子33は、図2に矢
印Fa,Fbで示すような、放射素子33の給電点34
を通る直径とそれぞれ45゜の方向の、直交する2つの
モードで励振されて、放射素子33は、このモードに対
応する2つの周波数で共振し、それぞれ直線偏波を放射
する。
【0029】切欠きがない通常の円環放射素子の場合に
は、この2つのモードFa,Fbが同一の周波数に共振
して、外部からは判別することができない。この状態を
縮退しているという。図1,2に示すように、放射素子
33に、1対の切欠き36c,36dが刻設されると、
この切欠きの部分が、一方のモードFaに対しては強電
界領域であり、他方のモードFbに対しては強磁界領域
であるので、切欠きの形成による各モードFa,Fbの
共振周波数のずれ量が異なる。
は、この2つのモードFa,Fbが同一の周波数に共振
して、外部からは判別することができない。この状態を
縮退しているという。図1,2に示すように、放射素子
33に、1対の切欠き36c,36dが刻設されると、
この切欠きの部分が、一方のモードFaに対しては強電
界領域であり、他方のモードFbに対しては強磁界領域
であるので、切欠きの形成による各モードFa,Fbの
共振周波数のずれ量が異なる。
【0030】従って、2つのモードFa,Fbがそれぞ
れ異なる周波数で共振することになり、縮退の状態が解
かれて(分離されて)、外部からの判別が可能となる。
そして、第1の共振周波数が放射素子33及び開孔35
の直径D33,D35に依存すると共に、第2の共振周波数
は切欠き36c,36dの寸法に依存し、この切欠きの
寸法によって、共振周波数を容易に制御することができ
る。
れ異なる周波数で共振することになり、縮退の状態が解
かれて(分離されて)、外部からの判別が可能となる。
そして、第1の共振周波数が放射素子33及び開孔35
の直径D33,D35に依存すると共に、第2の共振周波数
は切欠き36c,36dの寸法に依存し、この切欠きの
寸法によって、共振周波数を容易に制御することができ
る。
【0031】この実施例のアンテナ30が、例えば、
1.6GHzの周波数帯で使用される場合、接地導体3
1,放射素子33,開孔35の直径、切欠き36c,3
6dの幅と深さ、誘電体層32の厚さと誘電率は、例え
ばそれぞれ次のように設定される。 D31=150 mm; D33=109 mm, D35=57.2mm; w = 19.6mm, d = 8.0mm; t32= 3.2mm, εr = 2.6 また、放射素子33の中心からの、給電点34のオフセ
ット距離は、例えば次のように設定される。 ρ34= 38.0mm
1.6GHzの周波数帯で使用される場合、接地導体3
1,放射素子33,開孔35の直径、切欠き36c,3
6dの幅と深さ、誘電体層32の厚さと誘電率は、例え
ばそれぞれ次のように設定される。 D31=150 mm; D33=109 mm, D35=57.2mm; w = 19.6mm, d = 8.0mm; t32= 3.2mm, εr = 2.6 また、放射素子33の中心からの、給電点34のオフセ
ット距離は、例えば次のように設定される。 ρ34= 38.0mm
【0032】これにより、この実施例のアンテナの入力
インピーダンス−周波数特性は、図4Aに示すようにな
り、図4Bにも示すように、2つの共振周波数における
整合状態は良好である。この実施例では、給電点のオフ
セット距離のみによって、容易にインピーダンス整合を
とることができる。
インピーダンス−周波数特性は、図4Aに示すようにな
り、図4Bにも示すように、2つの共振周波数における
整合状態は良好である。この実施例では、給電点のオフ
セット距離のみによって、容易にインピーダンス整合を
とることができる。
【0033】また、この実施例のアンテナの放射特性
は、2つの共振周波数において、それぞれ図5A,Bに
実線で示すようになり、正面方向のアンテナ利得は、そ
れぞれ9.3dBi,9.5dBiに達する。一方、従
来の円形マイクロストリップアンテナの放射特性は、各
周波数において、それぞれ同図に破線で示すようにな
り、正面方向のアンテナ利得は、それぞれ6.5dBi
である。この図から、この実施例の円環アンテナ30
は、各共振周波数において従来の円形アンテナ10に比
べて、利得が3dB向上していることが明かである。
は、2つの共振周波数において、それぞれ図5A,Bに
実線で示すようになり、正面方向のアンテナ利得は、そ
れぞれ9.3dBi,9.5dBiに達する。一方、従
来の円形マイクロストリップアンテナの放射特性は、各
周波数において、それぞれ同図に破線で示すようにな
り、正面方向のアンテナ利得は、それぞれ6.5dBi
である。この図から、この実施例の円環アンテナ30
は、各共振周波数において従来の円形アンテナ10に比
べて、利得が3dB向上していることが明かである。
【0034】上述の実施例では、縮退分離のために、1
対の切欠き36c,36dを設けたが、図6に示すよう
に、円環放射素子43の周縁に、180゜の角間隔で、
1対の張出し46c,46dを形成するようにしてもよ
い。この場合、張出し46c,46dを通る放射素子4
3の直径は、単一の給電点44に対して時計方向に45
゜の角間隔を有する。そして、各張出し46c,46d
の面積ΔS/2は、前述の実施例の切欠き36c,36
dの面積と同様に設定される。なお、この図6におい
て、前出図1に対応する部分には“1”の位が同一の符
号を付して説明を省略する。
対の切欠き36c,36dを設けたが、図6に示すよう
に、円環放射素子43の周縁に、180゜の角間隔で、
1対の張出し46c,46dを形成するようにしてもよ
い。この場合、張出し46c,46dを通る放射素子4
3の直径は、単一の給電点44に対して時計方向に45
゜の角間隔を有する。そして、各張出し46c,46d
の面積ΔS/2は、前述の実施例の切欠き36c,36
dの面積と同様に設定される。なお、この図6におい
て、前出図1に対応する部分には“1”の位が同一の符
号を付して説明を省略する。
【0035】次に、図7〜図11を参照しながら、この
発明による円環マイクロストリップアンテナを2点給電
型に適用した他の実施例について説明する。
発明による円環マイクロストリップアンテナを2点給電
型に適用した他の実施例について説明する。
【0036】この発明の他の実施例の構成を図7〜図9
に示す。この図7〜図9において、前出図1〜図3に対
応する部分には同一の符号を付して一部説明を省略す
る。
に示す。この図7〜図9において、前出図1〜図3に対
応する部分には同一の符号を付して一部説明を省略す
る。
【0037】この実施例の円環マイクロストリップアン
テナ30Dでは、放射素子33の中心から所定の距離
に、1対の給電点34a,34bを90゜の角間隔で配
設すると共に、この1対の給電点の一方、例えば、34
bを通る直径上で、放射素子33の周縁に、1対の切欠
き36c,36dを刻設する。
テナ30Dでは、放射素子33の中心から所定の距離
に、1対の給電点34a,34bを90゜の角間隔で配
設すると共に、この1対の給電点の一方、例えば、34
bを通る直径上で、放射素子33の周縁に、1対の切欠
き36c,36dを刻設する。
【0038】図9に示すように、2つの信号源1,2の
出力が、同軸コネクタJa,Jbを介して、1対の給電
点34a,34bにそれぞれ供給される。双方向通信を
行なう場合は、信号源1,2の一方が送信機となり、他
方が受信機となる。その余の構成は前出図1〜図3と同
様である。
出力が、同軸コネクタJa,Jbを介して、1対の給電
点34a,34bにそれぞれ供給される。双方向通信を
行なう場合は、信号源1,2の一方が送信機となり、他
方が受信機となる。その余の構成は前出図1〜図3と同
様である。
【0039】上述のような2点給電と、1対の切欠きの
刻設とにより、この実施例の放射素子33は、図8に矢
印Fa,Fbで示すような、それぞれ給電点34a,3
4bを通り、互いに直交する2つのモードで励振され
て、放射素子33は、このモードに対応する2つの周波
数で共振し、それぞれ直線偏波を放射する。
刻設とにより、この実施例の放射素子33は、図8に矢
印Fa,Fbで示すような、それぞれ給電点34a,3
4bを通り、互いに直交する2つのモードで励振され
て、放射素子33は、このモードに対応する2つの周波
数で共振し、それぞれ直線偏波を放射する。
【0040】この実施例のアンテナ30Dが、例えば、
1.6GHzの周波数帯で使用される場合、接地導体3
1,放射素子33,開孔35の直径、切欠き36c,3
6dの幅と深さ、誘電体層32の厚さと誘電率は、例え
ばそれぞれ次のように設定される。 D31=150 mm; D33=109.0mm, D35=57.2mm; w = 19.6mm, d = 8.0mm; t32= 3.2mm, εr = 2.6 また、放射素子33の中心からの両給電点34a,34
bのオフセット距離は、例えばそれぞれ次のように設定
される。 ρa= 36.0mm, ρb= 37.5mm
1.6GHzの周波数帯で使用される場合、接地導体3
1,放射素子33,開孔35の直径、切欠き36c,3
6dの幅と深さ、誘電体層32の厚さと誘電率は、例え
ばそれぞれ次のように設定される。 D31=150 mm; D33=109.0mm, D35=57.2mm; w = 19.6mm, d = 8.0mm; t32= 3.2mm, εr = 2.6 また、放射素子33の中心からの両給電点34a,34
bのオフセット距離は、例えばそれぞれ次のように設定
される。 ρa= 36.0mm, ρb= 37.5mm
【0041】これにより、上述のようなアンテナの一方
の給電点24aの入力インピーダンス−周波数特性は、
図10Aに示すようになり、図10Bにも示すように、
一方の共振周波数における整合状態は良好である。ま
た、他方の給電点24bの入力インピーダンス−周波数
特性は、図11Aに示すようになり、図11Bにも示す
ように、他方の共振周波数における整合状態は良好であ
る。そして、この実施例では、給電点のオフセット距離
のみによって、容易にインピーダンス整合をとることが
できる。
の給電点24aの入力インピーダンス−周波数特性は、
図10Aに示すようになり、図10Bにも示すように、
一方の共振周波数における整合状態は良好である。ま
た、他方の給電点24bの入力インピーダンス−周波数
特性は、図11Aに示すようになり、図11Bにも示す
ように、他方の共振周波数における整合状態は良好であ
る。そして、この実施例では、給電点のオフセット距離
のみによって、容易にインピーダンス整合をとることが
できる。
【0042】また、この実施例のアンテナの放射特性
は、2つの共振周波数において、それぞれ図12A,B
に実線で示すようになり、同図に破線で示すような従来
の円形マイクロストリップアンテナに比べて、利得が3
dB向上していることが明かである。
は、2つの共振周波数において、それぞれ図12A,B
に実線で示すようになり、同図に破線で示すような従来
の円形マイクロストリップアンテナに比べて、利得が3
dB向上していることが明かである。
【0043】上述のように、この実施例では、2点給電
により、2周波数共振型のアンテナを、各共振周波数ご
とに独立に励振することができて、ダイプレクサを用い
る必要がなく、給電系のコストを低減することができ
る。 また、アクティブアンテナを容易に構成すること
ができる。
により、2周波数共振型のアンテナを、各共振周波数ご
とに独立に励振することができて、ダイプレクサを用い
る必要がなく、給電系のコストを低減することができ
る。 また、アクティブアンテナを容易に構成すること
ができる。
【0044】上述の実施例でも、縮退分離のため、放射
素子の周縁に1対の切欠き36c,36dを設けたが、
図13に示すように、1対の給電点44a,44bを9
0゜の角間隔で配設すると共に、この1対の給電点の一
方、例えば、44aを通る直径上で、放射素子43の周
縁に、1対の張出し46c,46dを形成するようにし
てもよい。この張出し46c,46dの面積ΔS/2
は、前述の実施例の切欠き36c,36dの面積と同様
に設定される。なお、この図13において、前出図7に
対応する部分には“1”の位が同一の符号を付して説明
を省略する。
素子の周縁に1対の切欠き36c,36dを設けたが、
図13に示すように、1対の給電点44a,44bを9
0゜の角間隔で配設すると共に、この1対の給電点の一
方、例えば、44aを通る直径上で、放射素子43の周
縁に、1対の張出し46c,46dを形成するようにし
てもよい。この張出し46c,46dの面積ΔS/2
は、前述の実施例の切欠き36c,36dの面積と同様
に設定される。なお、この図13において、前出図7に
対応する部分には“1”の位が同一の符号を付して説明
を省略する。
【0045】上述の各実施例において、切り欠き,張出
しなどの変形部の配設方向は、図示の方向から90゜回
転してもよい。また、各給電点に対しても、背面直接給
電に代えて、マイクロストリップ線路による背面側方給
電を行なってもよく、あるいは、スロット給電を行なっ
てもよい。
しなどの変形部の配設方向は、図示の方向から90゜回
転してもよい。また、各給電点に対しても、背面直接給
電に代えて、マイクロストリップ線路による背面側方給
電を行なってもよく、あるいは、スロット給電を行なっ
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述のように、この発明によれば、
マイクロストリップアンテナにおいて、内周部が接地導
体に接続された、内壁短絡型の円環放射素子の外周縁
に、給電点と所定の角間隔で所定面積の1対の変形部を
形成するようにしたので、小形、かつ高利得で、比較的
近接した2つの周波数に容易に対応することができる、
円環マイクロストリップアンテナが得られる。
マイクロストリップアンテナにおいて、内周部が接地導
体に接続された、内壁短絡型の円環放射素子の外周縁
に、給電点と所定の角間隔で所定面積の1対の変形部を
形成するようにしたので、小形、かつ高利得で、比較的
近接した2つの周波数に容易に対応することができる、
円環マイクロストリップアンテナが得られる。
【図1】 この発明による円環マイクロストリップアン
テナを1点給電型に適用した一実施例の構成を示す分解
斜視図
テナを1点給電型に適用した一実施例の構成を示す分解
斜視図
【図2】 この発明の一実施例の構成を示す平面図
【図3】 この発明の一実施例の構成を示す断面図
【図4】 この発明の一実施例の特性を示す線図
【図5】 この発明の一実施例の特性を示す線図
【図6】 この発明の他の実施例の構成を示す分解斜視
図
図
【図7】 この発明による円形マイクロストリップアン
テナを2点給電型に適用した他の実施例の構成を示す分
解斜視図
テナを2点給電型に適用した他の実施例の構成を示す分
解斜視図
【図8】 この発明の他の実施例の構成を示す平面図
【図9】 この発明の他の実施例の構成を示す断面図
【図10】 この発明の他の実施例の特性を示す線図
【図11】 この発明の他の実施例の特性を示す線図
【図12】 この発明の他の実施例の特性を示す線図
【図13】 この発明の他の実施例の構成を示す分解斜
視図
視図
【図14】 従来の円形マイクロストリップアンテナの
構成例を示す平面図
構成例を示す平面図
【図15】 従来例の構成を示す断面図
【図16】 従来例の特性を示す線図
【図17】 他の従来例の構成を示す斜視図
【図18】 この発明の説明のための線図
30,30D,40,40D 円環マイクロス
トリップアンテナ 31,41 接
地導体 32,42 誘
電体層 33,43 放
射素子 34,34a,34b,44,44a,44b 給
電点 36c,36d 切
欠き 46c,46d 張
出し
トリップアンテナ 31,41 接
地導体 32,42 誘
電体層 33,43 放
射素子 34,34a,34b,44,44a,44b 給
電点 36c,36d 切
欠き 46c,46d 張
出し
Claims (2)
- 【請求項1】 誘電体層を介して接地導体に対向する円
環状の放射素子を備え、この放射素子の内周部を上記接
地導体に接続すると共に、上記放射素子の内周から所定
の距離に単一の給電点を配設した円環マイクロストリッ
プアンテナにおいて、 上記給電点と45゜の角間隔を有する上記放射素子の直
径の両端部にそれぞれ所定面積の1対の変形部を形成し
て2周波数共振型としたことを特徴とする円環マイクロ
ストリップアンテナ。 - 【請求項2】 誘電体層を介して接地導体に対向する円
環状の放射素子を備え、この放射素子の内周部を上記接
地導体に接続すると共に、上記放射素子の内周から所定
の距離に給電点を配設した円環マイクロストリップアン
テナにおいて、 1対の給電点を90゜の角間隔で配設すると共に、 この1対の給電点の一方を通る上記放射素子の直径の両
端部にそれぞれ所定面積の1対の変形部を形成して2周
波数共振型としたことを特徴とする円環マイクロストリ
ップアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3312719A JPH05152828A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 円環マイクロストリツプアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3312719A JPH05152828A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 円環マイクロストリツプアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05152828A true JPH05152828A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18032599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3312719A Pending JPH05152828A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 円環マイクロストリツプアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05152828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08265038A (ja) * | 1995-03-23 | 1996-10-11 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 環状マイクロストリップアンテナ素子及びラジアルラインアンテナ装置 |
| JP2015177281A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 東芝テック株式会社 | アンテナ装置 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3312719A patent/JPH05152828A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08265038A (ja) * | 1995-03-23 | 1996-10-11 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 環状マイクロストリップアンテナ素子及びラジアルラインアンテナ装置 |
| JP2015177281A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 東芝テック株式会社 | アンテナ装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5408241A (en) | Apparatus and method for tuning embedded antenna | |
| US6788257B2 (en) | Dual-frequency planar antenna | |
| JPH0332202A (ja) | 2路通信用放射素子 | |
| US5444452A (en) | Dual frequency antenna | |
| US7030833B2 (en) | Antenna device | |
| TW526623B (en) | Patch antenna with dielectric separated from patch plane to increase gain | |
| CN111600117A (zh) | 介质谐振器天线 | |
| JPH07249933A (ja) | 2周波共用マイクロストリップアンテナ | |
| JPH04122107A (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
| JPH06232627A (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
| JPH06232626A (ja) | スロット結合型マイクロストリップアンテナ | |
| JPH05160633A (ja) | 複合マイクロストリップアンテナ | |
| CN215896693U (zh) | 介质谐振器全向天线及电子设备 | |
| JPH05129825A (ja) | マイクロストリツプアンテナ | |
| JPH05152828A (ja) | 円環マイクロストリツプアンテナ | |
| JPH05167337A (ja) | 複合平面アンテナ | |
| JP2000077930A (ja) | 平面アンテナ装置 | |
| JPH05152829A (ja) | 円環マイクロストリツプアンテナ | |
| JPH02168703A (ja) | 平面アンテナ及びその製造方法 | |
| JPH05226923A (ja) | 円環マイクロストリップアンテナ | |
| JP3189809B2 (ja) | パッチアンテナおよびその特性調整方法 | |
| JPH05152827A (ja) | 円形マイクロストリツプアンテナ | |
| JPH04337908A (ja) | 平面アンテナ | |
| JPH08335827A (ja) | アンテナ装置 | |
| JPH05129823A (ja) | マイクロストリツプアンテナ |