JPH05155139A - 感熱転写記録媒体及びインクリボンカセット - Google Patents

感熱転写記録媒体及びインクリボンカセット

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JPH05155139A
JPH05155139A JP4147747A JP14774792A JPH05155139A JP H05155139 A JPH05155139 A JP H05155139A JP 4147747 A JP4147747 A JP 4147747A JP 14774792 A JP14774792 A JP 14774792A JP H05155139 A JPH05155139 A JP H05155139A
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heat
recording medium
transfer recording
ethylene
thermal transfer
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JP4147747A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Okuyama
哲生 奥山
Nanao Nakamura
七男 中村
Akira Takayama
暁 高山
Noriaki Sato
典昭 佐藤
Tadayuki Nakamura
忠行 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速印字に追随し、被転写記録媒体表面に汚す
ことなく、高温でも安定した転写性及び印字走行性を有
し、かつ感熱転写記録媒体を得ることにより、十分な印
字品質及び画像濃度が得られる感熱転写記録媒体を提供
する。 【構成】 シート状の基材と、着色剤及び熱溶融性材料
を含む熱溶融性インク層とから実質的に構成され、熱溶
融性インク層は、その熱溶融性材料が、特定の融点Tm
、複素弾性率、及び流動点で限定されるか、X線回折
法により測定された特定角度の回折ピーク強度をIと
し、特定角度のハロー強度をI0 としたとき、I/I0
≦0.9で表される関係を満足するか、または特定の酸
価及びケン化価を有する低融点結晶材料と、特定のコポ
リマーresinを含む、メルトインデックス60以下
であるエチレン系樹脂材料とを含む感熱転写記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記録及び再生に
用いられる光ディスク、光カード、光テープ等の情報記
録媒体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感熱転写記録媒体を被転写媒
体へ転写するために、一定の圧力下で感熱転写記録媒体
と被転写媒体とを感熱ヘッド上で押圧し、この感熱ヘッ
ドからもたらされる熱エネルギーで感熱転写記録媒体の
熱溶融性色材層(インク層)を溶融し、被転写媒体上へ
転写する方法が採用されている。この転写の際に、感熱
転写記録媒体上の熱溶融性色材層の大部分が被転写媒体
上へ転写される。このことから、感熱転写記録媒体を用
いて記録を行うためには、記録面積と同面積以上の感熱
記録媒体が必要とされる。このため、感熱転写記録媒体
を用いた記録方法は、電子写真法やインクジェット法と
比較して記録コストの高いものとなっていた。
【0003】この記録コスト高を解消するために、従来
から複数回の使用が可能な感熱転写記録媒体の開発がな
されてきた。このような複数回の使用が可能な感熱転写
記録媒体としては、例えば、特開昭54−68253号
公報に記載されているように、、樹脂を用いて微細多孔
質層を形成し、その孔空隙内に感熱インキを含浸し、感
熱転写記録媒体を形成したものがある。このような感熱
転写記録媒体においては、感熱インキをその細孔から被
転写媒体上へ浸透現象により転写する。しかしながら、
感熱インキが熱により溶融し、細孔を通って滲出するま
でに時間がかかるため、印字速度が遅くなり、更に、感
熱インキの浸透量が制限されるために、高濃度の転写像
を得にくいというような欠点がある。同様な提案が特開
昭55−105579号公報でも開示されているが、上
記と同様な欠点がある。
【0004】また、特開昭56−89984号公報に
は、記録媒体の固体インク層中に、カーボンブラック等
の有機顔料やアルミニウム、酸化アルミニウムのような
金属、金属酸化物の微粉末、あるいはその他の無機顔料
が、充填材として添加された複数回使用可能な感熱転写
記録媒体が開示されている。この感熱転写記録媒体は、
記録媒体中に配合された充填材により形成された多孔質
層と、この多孔質層の空隙に含浸された固体インクとを
含む固体インク層を有する。固体インクは、低融点樹脂
中に染料・顔料等の着色材を溶解または分散させること
によって得られる。この記録媒体に熱が加えられると、
固体インクが溶融して多孔質層から滲み出して被転写媒
体上へ転写される。しかしながら、このような記録媒体
も、樹脂による微細多孔質層と同様な理由で高速転写に
は不向きであり、また高濃度の転写像を得ることが困難
である。さらに、充填材としてカーボンブラック等の着
色材を用いると、これらの充填材も一部転写されやすい
ので、カラー記録の場合には色の濁りを生じ易いという
欠点もある。
【0005】近年の情報機器の普及・発展にともない、
情報出力機器であるプリンターの高速化・小型化、高精
細化も進んできた。しかしながら、上述したように複数
回使用できる感熱転写記録媒体では、熱応答性に劣るた
めに高速印字に追随することが困難で、印字品質、画像
濃度が劣るものしか得られない。
【0006】更に、複数回使用の感熱転写記録媒体特有
の問題点として、複数回使用した感熱転写記録媒体表面
が劣化し、この劣化した表面が転写のために圧接された
被転写媒体表面全体を汚すという問題がある。この汚れ
は、高速化のために熱転写記録媒体の熱応答性を高める
と一層汚れ易くなる傾向がある。更に、機器が小型化さ
れるほど、使用時の機内温度が従来機器よりも高くな
り、これにより、汚れがますます激しくなる。また、機
器がこのように高温になると、特有の問題が生ずる。1
つは、逆転写現象すなわち感熱転写記録媒体の熱溶融性
層を被転写媒体上に溶融転写しても、転写されずに感熱
転写記録媒体に戻ってきてしまうために起こる印字不良
現象である。もう1つは、張り付き現象すなわち熱溶融
性層が接着層となって被転写媒体に感熱転写記録媒体が
接着するために起こる、非転写体と感熱転写記録媒体の
走行性不良現象である。
【0007】また、記録コスト高を解消する方法とし
て、同じ感熱転写記録媒体を複数回使用しない方法もあ
る。この方法では、感熱転写記録媒体と被転写媒体の送
り速度を同じ(1対1)にせずに、感熱転写記録媒体の
速度の方を被転写媒体より小さく(n倍速)することに
より、記録コストの低減化を達成することが試みられて
いる。このようにして印字を行うことをn倍速印字とい
う。
【0008】例えば、特開昭60−178088号公報
には、熱溶融性インク層の上に樹脂及びワックスを主成
分とするオーバー層を設けたことを特徴とする感熱転写
記録媒体が開示されている。このようなオーバー層を設
けると、感熱転写記録媒体と被転写媒体との押しつけ圧
力と相対速度が異なることにより生ずるこすり汚れを防
止することができる。しかし、n倍速印字は、そもそも
感熱転写記録媒体のサーマルヘッドに対する絶対速度が
遅い。このことによって、サーマルヘッドの蓄熱による
感熱転写記録媒体の過剰溶融現象が発生する。これに伴
い印字後のインクが溶融することにより生ずるこすり汚
れや、さらに溶融したインク材料の曵糸性によって生ず
るヒゲ汚れが発生しやすい。
【0009】また、特開平2−204092号公報に
は、エチレン酢酸ビニル共重合体及びワックスからなる
熱溶融性バインダーと、このバインダー中に分散された
着色材とを含む熱転写インクを用い、その常温(25
℃)での破断強度を規定することによりヒゲ汚れの防止
する感熱転写記録媒体および感熱転写記録方法が開示さ
れている。しかし、常温での材料の機械的強度を示す破
断強度と、材料の溶融状態での曵糸性により生ずるヒゲ
汚れとの間には物性面での関連が薄い。このため、画像
濃度が高く、高速転写に適応しており、さらに上記の問
題点を十分に解決するn倍速型感熱転写記録媒体は、未
だに提供されていない。
【0010】
【発明の解決しようとする課題】本発明の目的は、熱溶
融性インク層を被転写媒体に接触している側からインク
層の深さ方向に段階的に転写することによって、高速印
字に追随し、被転写記録媒体表面に汚すことなく、高温
でも安定した転写性及び印字走行性を有し、かつ十分な
印字品質及び画像濃度を有する画像が得られる感熱転写
記録媒体を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、熱溶融性イン
ク層を感熱転写記録媒体の長手方向に段階的に転写する
ことによって、高速印字に追随し、かつ十分な印字品
質、画像濃度を有する画像が得られるとともに、高温下
でもこすり汚れ、ヒゲ汚れがなく、複数回の使用(マル
チタイム)、n倍速度の印字用として適した感熱転写記
録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
態様によれば、シート状の基材と、この基材上に設けら
れ、着色剤及び熱溶融性材料を含み、選択的に加熱溶融
されて非転写媒体に転写される熱溶融性インク層とを具
備し、
【0013】熱溶融性材料は、融点Tm が70〜90
℃、100℃における複素弾性率の大きさが106 Pa
〜107 Pa、流動点Tp が150℃以上である感熱転
写記録媒体が提供される。本発明の第2の態様によれ
ば、シート状の基材と、
【0014】この基材上に設けられ、着色剤、エチレン
系低融点結晶材料及びエチレン系樹脂材料を含み、選択
的に加熱溶融されて非転写媒体に転写される熱溶融性イ
ンク層とを具備し、
【0015】熱溶融性インク層は、非結晶または微結晶
状態であり、X線回折法により測定されたエチレン系結
晶由来の21.3〜21.5°における回折ピーク強度
をIとし、無定形部分由来の16〜17°におけるハロ
ー強度をI0としたとき、下記式 I/I0 ≦0.9 で表される関係を満足する感熱転写記録媒体が提供され
る。本発明の第3の態様によれば、シート状の基材と、
【0016】この基材上に設けられ、30〜50重量%
の着色剤、酸価が5〜40mgKOH/g、ケン化価が
10〜100mgKOH/gの低融点結晶材料、及びエ
チレンとカルボニル基を有するモノマーとのコポリマー
resinを含有するエチレン系樹脂材料を15〜30
重量%含む熱溶融性インク層とを具備し、エチレン系樹
脂材料は、そのエチレンコンテントが65〜80重量%
であり、メルトインデックス60以下である感熱転写記
録媒体が提供される。
【0017】これらの態様において、熱溶融性インク層
は、示差走査熱量計DSCの測定によるその吸熱ピーク
曲線が、そのピーク温度の±30℃の温度範囲にあるこ
とが好ましい。以下、上記3つの態様についてさらに詳
しく説明する。
【0018】まず第1の態様にかかる感熱転写記録媒体
は、上述のようにシート状の基材と、このシート状の基
材上に設けられた熱溶融性インク層から実質的に構成さ
れ、この熱溶融性インク層は、着色剤及び熱溶融性材料
を含み、この熱溶融性材料は、融点Tm が70〜90
℃、100℃における複素弾性率の大きさが106 Pa
〜107 Pa、流動点Tp が150℃以上である。な
お、ここでいう融点Tm と流動点Tpとは、以下に説明
する複素弾性率の測定により得られる融点および流動点
を意味する。
【0019】本発明における複素弾性率とは、内径16
mmφ、深さ3mmφアルミニウム製の容器中に試料を充填
し、この上から直径12mmφのアルミニウム製の円盤を
周波数3Hzで加振機により上下に加振して、そのときの
変位と応力から弾性率を測定する、いわゆる強制振動法
により求められる。この時、上記弾性率は複素弾性率E
で表され、貯蔵弾性率E′と損失弾性率E''との間に
は、 E=E′+iE'' (式中、iは虚数である。)の関係が成立する。また、
複素弾性率の大きさは、 |E|={(E′)2 +(E'')2 1,2 で表される。なお、試料の加熱は、試料セルを恒温槽中
で空気を媒体として間接加熱することにより行い、昇温
速度は0.5℃/分の速度で行う。材料の融点Tm はこ
の複素弾性率の測定条件において、材料を昇温していっ
た時にその複素弾性率が5×107 Paにまで低下したと
きの温度とする。
【0020】また、流動点Tp は貯蔵弾性率(E′)よ
りも損失弾性率(E'')の方が大きくなった温度、すな
わち粘弾性でいうゴム状高原域から流動域に入った温度
を意味する。
【0021】本発明の感熱転写記録媒体は熱溶融性層の
段階的な転写をすることにより複数回印字を実現してい
る。このためには熱溶融性層内部で凝集破壊現象を生ず
るように材料物性を構成したときに初めて達成される。
【0022】融点Tm が70℃以下の熱溶融性層は、高
温での保存性が悪く使用できない。また、融点Tm が9
0℃以上では溶融温度が高温にシフトするために転写性
が低下する。従って、熱溶融性材料の融点Tm は70〜
90℃である。好ましくは融点Tm は75〜85℃であ
る。融点Tmは、85℃を越えると、低温(0〜10
℃)環境下での転写性が低下する傾向があり、75℃未
満であると、55℃での保存試験や常温での長期保存試
験で転写性の経時劣化が生じる傾向がある。
【0023】また、この材料は加熱により容易に融解し
て、被転写媒体上に転写圧力により流動・変形する必要
がある。この目的のためには、100℃での複素弾性率
が107 Pa以下であることが必要である。また、材料の
高温での印字走行性を安定させるためには、溶融時の材
料の機械的な強度がある程度大きいことが望ましく、こ
のためには複素弾性率は106 Pa以上である。また、好
ましくは100℃での複素弾性率は8×106 ないし2
×106 Paである。2×106 Pa未満であると、融
点がほぼ一定であるので流動点は100℃での複素弾性
率の大きさにほぼ比例して低下し、高温(30〜40
℃)環境下での印字汚れが発生する傾向があり、8×1
6 Paを越えると、転写圧力によるインク層の変形量
が低下し、被転写媒体との接着面が減るため、ラフ紙転
写転写性が低下する傾向がある。
【0024】また、インク層内での凝集破壊は熱溶融性
層が溶融状態にあり、更にその機械的な強度が厚さ方向
でそれほど変化がないときに熱溶融性層の中央部で安定
して生ずる。熱溶融性層は実際には感熱ヘッドに近い方
が熱く、被転写媒体に近い方が冷たい。従って、このよ
うな機械的に強度が均一な条件を成立させるためには、
材料の溶融状態の複素弾性率の温度変化をなるべく小さ
くすることにより実現可能である。
【0025】このようなことから、本発明では、流動点
Tp を150℃以上にしてこのような機械的な条件を1
00〜150℃の間で成立させる。しかしながら、も
し、樹脂の分子量が大きくなり過ぎると、インク層全体
の弾性率が大きくなり、これにより凝集力が大きくなっ
て、インク層内での凝集破壊が起こらなくなる。これに
より、インク層と非転写紙との界面での破壊が生じ難く
なる。この凝集破壊が起こらないと、インク層の逆転写
現象等の転写不良が生じる傾向がある。したがって、イ
ンク層全体の流動点Tp としては、200℃以下とする
ことが好ましい。200℃を越えると、インク層と転写
紙界面でのインクの凝集破壊が起り難くなり、転写不良
を起こす傾向がある。
【0026】本発明の第2の態様にかかる感熱転写記録
媒体は、シート状の基材と、この基材上に設けられた熱
溶融性インク層とから実質的に構成され、この熱溶融性
インク層は、着色剤、エチレン系低融点結晶材料及びエ
チレン系樹脂材料を含み、かつこの熱溶融性インク層
は、非結晶または微結晶状態であり、X線回折法により
測定されたエチレン系結晶由来の21.3〜21.5°
における回折ピーク強度をIとし、無定形部分由来の1
6〜17°におけるハロー強度をI0 としたとき、下記
式 I/I0 ≦0.9 で表される関係を満足するものである。
【0027】高速印字に追随するためには、熱溶融性イ
ンク材料は速やかに溶融しなければならない。本発明の
感熱転写記録媒体は、上記の無定型部分のハロー強度に
対するエチレン系結晶からの回折ピークの強度比I/I
o が0.9以下であり、エチレン系低融点結晶性材料の
結晶性がきわめて低い。このために熱溶融性インク材料
は、微結晶状態または非結晶状態をとっていると考えら
れる。これは、熱溶融性インク層中で、低融点結晶性材
料であるワックスの結晶粒が大きく成長している場合に
比べて、結晶を融解させるのに必要な熱エネルギーが小
さく高感度である。この回折ピークの強度比I/Io
好ましくは0.8以下である。
【0028】さらに、本発明の感熱転写記録媒体は、き
わめて結晶化しやすいエチレン系低融点結晶性材料の結
晶性を低くするために、エチレン系樹脂材料と良好に混
和させており、汚れの原因となるワックスの単離した部
分がきわめて低い。このため、高温での印字汚れがきわ
めて少ない。
【0029】このようにエチレン系低融点結晶性材料と
エチレン系樹脂材料が良好に混和するためには、両者の
親和性がきわめて高いことが望ましい。このためには、
エチレン系低融点結晶性材料としてはエチレン構造の他
に、他の官能基をある程度有する材料がより好ましい。
【0030】また、エチレン系樹脂材料としては、エチ
レン系低融点結晶性材料との親和性が高く、さらに樹脂
材料自身の結晶性が低いことが混合物の結晶性を低くす
るために必要である。このためには、エチレン系樹脂材
料としてはコモノマー量の含有量が25wt%以上であ
ることが望ましい。
【0031】さらに、エチレンとコモノマーの共重合体
はランダム共重合体であることが最も望ましく、コモノ
マーの単量体反応性比がエチレンモノマーに近いものが
望ましい。このようなモノマーとしては、モノマーの反
応性を示す尺度として用いられるQ,e値(T.Alfrey,
J.J. で、Bohrer,H.Mark Copolymeization(1951))が
1.0以下、より好ましくは0.2以下であることが好
ましい。また、エチレン系樹脂材料は前述した複数回使
用の感熱転写記録媒体特有の問題点である逆転写、貼り
付きおよび汚れの発生を抑えるためにその含有量が20
〜30重量%であることが好ましい。
【0032】熱溶融性インク層を形成するエチレン系低
融点結晶性材料は、エチレン系樹脂材料と良好に混和
し、熱溶融性インク層中で微結晶または非結晶状態をと
り、さらに汚れの原因となるワックスの単離した部分を
少なくするために、エチレン系樹脂材料に対してその含
有量が1:1〜1:3であることが望ましく、30〜5
0重量%であることが好ましい。これら第1及び第2の
態様に示す物性を満足する感熱転写記録媒体は、例えば
以下の第3の態様に示すような組成を有する。本発明の
第3の態様にかかる感熱転写記録媒体は、
【0033】シート状の基材と、この基材上に設けられ
た熱溶融性インク層とから実質的に構成され、この熱溶
融性インク層は、30〜50重量%の着色剤と、酸価が
5〜40mgKOH/g、ケン化価が10〜100mg
KOH/gの低融点結晶材料と、エチレンとカルボニル
基を有するモノマーとのコポリマーresinを含有す
るエチレン系樹脂材料を15〜30重量%含み、このエ
チレン系樹脂材料は、そのエチレンコンテントが65〜
80重量%であり、メルトインデックス60以下であ
る。
【0034】このような感熱転写記録媒体は熱溶融性イ
ンク層を形成する低融点結晶性材料と樹脂材料の親和性
を高くすることにより達成される。親和性の乏しい樹脂
と低融点結晶材料であるワックスとを混合すると、マク
ロ的には混合しても、ミクロ的には樹脂とワックスが単
離してしまい機械的に弱いワックス成分が高温での転写
時に被転写媒体を汚す原因となる。
【0035】本発明の第3の態様に用いられるワックス
と樹脂は共にカルボニル基を有する材料であるため、相
溶性が良好である。樹脂とワックスの良好な親和性を実
現するものとしては熱溶融性インク層を形成する低融点
結晶性材料の酸価が5〜40mgKOH/g、ケン化価が1
0〜100 mgKOH/gであり、且つ、前記熱溶融性イン
ク層を形成する樹脂材料としてエチレンとカルボニル基
を有するモノマーとの共重合体樹脂で、このエチレン共
重合体樹脂のエチレンコンテントが65〜80重量%の
ものが好適である。
【0036】また、この樹脂のメルトインデックスが6
0以下の高分子量の樹脂を用いていると溶融粘弾性が高
くなり、印字汚れ、高温走行性がさらに優れる。しかし
ながら、分子量が大きすぎると溶融粘弾性が大きくなり
すぎるために転写性が落ちる傾向があるので、樹脂のメ
ルトインデックスは1以上であることが好ましい。
【0037】また、同様に樹脂の添加量は15重量%以
下では、溶融粘弾性の増加効果が低く印字汚れを防止で
きず、逆に30重量%以上では溶融粘弾性が大きすぎる
ために転写不良となる。
【0038】このような熱溶融性インク層を形成するカ
ルボニル基を含有する低融点結晶性材料としては、次の
ような所定の温度で溶融する有機物質が挙げられる。酸
化パラフィンワックス、カルナバワックス、キャンデリ
ラワックス、ライスワックス、木ロウ、密ロウ、ラノリ
ン、ココナットワックス、酸化ワックスエステル、エマ
ルジョン型酸化ワックス、ウレタン型ワックス、アルコ
ール型ワックス、酸化マイクロクリスタリンワックス、
アミドワックス、モンタンワックスをベースとするワッ
クス類(晒モンタンワックス、未晒モンタンワックス、
精製ワックス、酸ワックス、エステルワックス、部分ケ
ン化エステルワックス)、POワックス、酸化ポリエチ
レンワックス、ロジン、ロジンメチロール化アマイド、
エステルガム、高級脂肪酸などが挙げられる。
【0039】更に、これらの低融点結晶性材料にカルボ
ニル基を含まない次に挙げる低融点結晶性材料を融点の
調整のために添加することも有効である。このような材
料としては、パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、低分子ポリエチレンワックス、酸化ポリエ
チレンワックス、及びポリエチレンワックス等である。
これらの材料は、低融点結晶性材料の中に10重量%以
下の添加量でなければワックスと樹脂との単離が生じて
好ましくない。
【0040】エチレンと共重合するカルボニル基を含有
するモノマーとしてはメチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、n−プロピルメタクリレート、iso−
プロピルメタクリレート、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、n−プロピルアクリレート、iso−プ
ロピルアクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、酢酸ビニル等のモノマーが好適である。エチレ
ン共重合体としてはこれらのモノマーとエチレンとの二
元共重合体、あるいは三元共重合体を本発明に用いるこ
とができる。また、第2の態様におけるエチレン系樹脂
材料には、さらに塩化ビニル、塩化ビニリデン等のモノ
マーを用いることができる。
【0041】また、この熱溶融性インク層を構成する着
色材としては、例えばカーボンブラック、ファーストイ
エローG、ベンジジンイエロー、ピグメントイエロー、
インドファーストオレンジ、イルガジンレッド、カーミ
ンFB、パーマネントボルドーFRR、ピグメント、オ
レンジR、リソールレッド2G、レーキ・レッドC、ロ
ーダミンFB、ローダミンB、フタロシアニンブルー、
ピグメントブルー、ブリリアント・グリーンB、フタロ
シアニングリーン、キナクリドン等の顔料や染料を必要
に応じて用いることができる。これらの着色材の添加量
は多すぎると、転写不良の原因となり、少ないと高温で
の保存安定性が失われるので30〜50重量%で好適で
ある。これらの着色材の添加量は着色材の比重が大きく
異なると、上記した重量%の範囲では過不足を生ずる。
したがって、より正確には20〜40体積%添加するこ
とが好適である。
【0042】高価な染料・顔料をこのようにインク材料
として多量に添加することは、良好な製品をより安価に
提供するという主旨に反するため、シリカ、珪砂、酸化
チタン、酸化亜鉛、タルク等の添加材を着色材成分の5
0体積%まで添加することも有効である。
【0043】尚、基材としては例えばポリエチレンテレ
フタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィル
ム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、及びアラミ
ドフィルム等を用いることができる。
【0044】熱溶融性インク層内での凝集破壊は、熱溶
融性インク層が溶融状態にあり、更にその機械的な強度
が厚さ方向でそれほど変化がないときに熱溶融性インク
層の中央部で安定して生ずる。熱溶融性インク層は実際
には感熱ヘッドに近い方が熱く、被転写媒体に近い方が
冷たい。従って、このような機械的に強度が均一な条件
を成立させるためには、材料の溶融状態の複素弾性率の
温度変化をなるべく小さくすることにより実現可能であ
る。
【0045】本発明の第3の態様では、メルトインデッ
クスが60以下の樹脂を材料系に15〜30重量%添加
し、更に材料系全体の親和性をコントロールすることに
より、流動点Tp を150℃以上にしてこのような機械
的な条件を100〜150℃の間で成立させ、高速印字
に追随し、印字品質、画像濃度を共に満足し、更に被転
写記録媒体表面を汚すことなく、高温でも安定した転写
性及び印字走行性を有する感熱転写記録媒体を提供する
ものである。
【0046】なお、この流動点Tp を150℃以上にし
て、ゴム状高原域を150℃以上の範囲にするために
は、樹脂の分子量を大きくする必要がある。このために
は、樹脂のメルトインデックスを60以下にすると好適
である。また、メルトインデックスは10以上であるこ
とが好ましい。もし、樹脂の分子量が大きくなり過ぎる
と、インク層全体の弾性率が大きくなり、転写時に加え
られる応力による変形量が小さくなって、接着面が減少
するために、例えばラフ紙のような凹凸のあるものへの
転写性が低下し、また、分子量が大きくなるため凝集力
が大きくなり、インク層内での凝集破壊が起こらなくな
る。これにより、インク層と非転写紙との界面での破壊
が生じ、インク層の逆転写現象やインク層が接着層とな
って張り付くなどの転写不良が生じる傾向がある。
【0047】ところで高速印字に追随するには、熱溶融
性インク材料は速やかに溶融しなければならない。これ
には熱溶融性インク材料の融解エネルギーが小さいこと
が必要である。融解エネルギーなどの物質の熱特性は、
DSC(示差走査熱量計)を用いて測定することができ
る。熱溶融性インク材料についてもDSCで測定を行う
と、軟化点をその中心とする吸熱ピーク曲線が得られ
る。
【0048】高速印字に追随し、高温下での印字汚れが
なく安定した印字走行性を示す感熱転写記録媒体を得る
には、この吸熱ピーク曲線はできるだけシャープ、すな
わちできるだけ狭い温度域内でピーク曲線が得られるこ
とが望ましい。吸熱ピーク曲線がブロード、すなわち融
解特性がブロードであると被転写媒体上へ転写された熱
溶融性インク材料が完全に凝固するまでに時間を要する
ため、被転写媒体に十分に接着することができない。こ
のため、感熱転写記録媒体を複数回使用すると、逆転
写、貼り付きが発生しやすい。また、転写時には、少な
くとも熱溶融性インク材料の溶融が完了する温度域まで
熱エネルギーを供給する必要がある。もし、融解特性が
ブロードであると、この温度域がより高温側へ移行す
る。複数回使用し得る感熱転写記録媒体において、その
繰り返し使用回数を増すために熱溶融性インク層を厚膜
化した場合、感熱ヘッドからの熱エネルギーが十分に供
給されないために上記の温度域まで熱溶融性インク材料
が昇温せずに被転写媒体上への転写が行われる。このた
め、融解特性がブロードであると、印字不良が発生しや
すい。さらに、融解特性がブロードであると、低温度域
から熱溶融性インク材料の軟化が始まるため、汚れが発
生しやすい。
【0049】本発明の感熱転写記録媒体は、DSC測定
による吸熱ピーク曲線がシャープ、すなわちより狭い温
度域内で熱溶融性インク材料の溶融が行われるため、上
記のような問題点が発生せず、高速印字に追随し、高温
下での印字汚れがなく安定した印字走行性を有してい
る。なお、逆転写、貼り付きおよび汚れの発生をすべて
防止するためには、溶融はピーク温度を中心として±3
0℃の温度域内で完了することが望ましく、したがって
DSC測定による吸熱ピークはピーク温度を中心として
±30℃の温度域内にあることが好ましい。
【0050】以上の様に、本発明によれば、高速印字対
応のプリンターで複数回印字の転写性が良好で印字品
質、画像濃度を共に満足し、更に被転写記録媒体表面に
汚すことがなく、高温でも安定した転写性及び印字走行
性を有する感熱転写記録媒体を得ることができる。更
に、表面平滑度の高い被転写媒体から低いものまで解像
力の低下をきたすことがなく、良好な転写画像を高速印
字で形成することが可能な感熱転写記録媒体を提供する
ことができる。
【0051】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。 実施例 1 表1には実施例 1で使用するワックスの物性を、表2
には樹脂の物性をそれぞれ示す。 表 1 ワックス物性表 番 号 融点Tm 酸価 ケン化価 ℃ mgKOH/g mgKOH/g 1 75 12 30 2 63 30 80 3 75 0 0 4 82 11 16 上記表1のワックス2は、融点Tm が70℃未満であ
り、ワックス3は酸価、ケン化価が各々本発明の範囲外
である。 表 2 樹脂物性表 番 号 エチレン コモノマー メルトイン コンテント デックス 1 72 酢酸ビニル 20 2 87 酢酸ビニル 20 3 72 酢酸ビニル 300 4 75 メチルメタクリレート 20 上記表2では、樹脂2は、そのエチレンコンテントが8
0wt%を越えており、樹脂3はそのメルトインデック
スが60を越えている。この表1及び表2に示したワッ
クス及び樹脂を用い、下記表3に示す配合比で感熱転写
記録媒体を作成した。 表 3 実施例組成 ワックス 樹 脂 着色材 融点 複素弾性率 流動点Tp No. No. (℃) (106 ) (℃) 1−1 1 35% 1 20% 45% 78 8 170 2 1 35% 4 25% 40% 82 8 165 3 4 35% 1 20% 45% 85 7 160 4 4 35% 4 25% 40% 87 9 170 5 4 25%+ 1 12%+ 45% 78 4.3 155 2 100% 3 8% (着色材はドイツ デグサ社、カーボンブラック PRINTEX35使用)
【0052】実施例1−1から1−5はいずれも高速印
字に追随し、印字品質、画像濃度を共に満足し、更に被
転写記録媒体表面を汚すことがなく、高温でも安定した
転写性及び印字走行性を有することを確認された。
【0053】すなわち、35℃、湿度85%で印字試験
を行ったところ、マクベスの反射濃度計で測定した印字
濃度(黒ベタ)が、印字回数1回目で1.2以上であ
り、3回目で1.0以上と非常に良好であった。また、
55℃×85%×96Hの保存性の試験も十分にクリヤ
ーできた。次に表4に比較例の組成を示す。 表 4 比較例組成 ワックス 樹 脂 着色材 融点 複素弾性率 流動点Tp No. No. (℃) (106 ) (℃) 1−1 2 35% 2 20% 45% 74 5×106 155 2 2 35% 3 25% 40% 69 8×105 135 3 3 35% 2 20% 45% 80 7×106 160 4 3 35% 3 25% 40% 78 9×105 145 5 3 25%+ 1 5%+ 45% 80 4×106 120 4 10% 3 15% 比較例1−1から1−5はいずれも温度時および常温時
に印字汚れが激しく、複数回の印字特性も不良であるこ
とが確認された。
【0054】特に比較例1−1、1−2では複数回の印
字こそ可能であったが、保存性が非常に悪く、また比較
例1−3、1−4は複数回の印字ができないばかりか、
印字汚れもめだつものであった。
【0055】実施例1−5は比較例1−5と比較して融
点、100℃における複素男性率の大きさがほとんど変
わらず、流動点のみが大きくことなる。この両者を比較
すると、比較例5が常温(25℃)及び高温(35℃)
において激しく印字汚れが発生するのに対して、実施例
5では常温ではまったく印字汚れが発生せず、高温で僅
かに印字汚れが認められるにすぎない。この結果によ
り、本発明の感熱転写記録媒体の優れていることを確認
できた。実施例と比較例の結果から本発明の感熱転写記
録媒体の優れていることを確認できた。
【0056】以上説明したような感熱転写記録媒体を市
販されているようなケースに格納し、印字に応じて紙面
と対向する位置に搬送可能なインクリボンカセットとし
て使用すれば既存の印刷器、例えばワードプロッサ、ペ
ージプリンタなどで使用できる。特にマルチタイムイン
クリボンとして好適であることは以上の結果からも明ら
かである。 実施例 2
【0057】本実施例および比較例で用いられる材料に
ついて、以下に示す。表5は、エチレン系低融点結晶性
材料(ワックス)の物性値を、表6はエチレン系樹脂材
料の物性値をそれぞれ示す。また、簡略化のため各材料
をそれぞれ記号を用いて表す。 顔料:カーボンブラック顔料:P−1 (デグサ社製商品名:Printex 25)である。 表 5 融点(℃) 酸価 ケン価 mgKOH/g mgKOH/g エチレン系低融点結晶性ワックス:W−1 75 12 30 エチレン系低融点結晶性ワックス:W−2 63 28 75 エチレン系低融点結晶性ワックス:W−3 83 14 38 エチレン系低融点結晶性ワックス:W−4 86 6 80 表 6 メルト エチレン含有量 軟化点(℃) インデックス (重量%) エチレン系樹脂:R−1 400 72 40 エチレン系樹脂:R−2 150 72 40 エチレン系樹脂:R−3 15 72 40
【0058】下記表7に示す組成の熱溶融性インク層
を、裏面に耐熱滑性層をバックコートしたポリエステル
フィルムの上に形成して実施例2−1〜2−77の感熱
転写記録媒体を作成した。なお表7中では各材料を表5
及び6に記載した記号で表している。また、表7中の数
字は各材料の容量%を表す。 表 7
【0059】 実施例 W−1 W−2 W−3 W−4 R−1 R−2 R−3 P−1 2−1 45 25 30 2 45 25 30 3 45 25 30 4 45 25 30 5 45 25 30 6 45 25 30 7 45 25 30 8 45 25 30 9 45 25 30 10 45 20 35 11 45 20 35 12 45 20 35 13 45 20 35 14 45 20 35 15 45 20 35 16 45 20 35 17 45 20 35 18 45 20 35 19 40 20 40 20 40 20 40 21 40 20 40 22 40 20 40 23 40 20 40 24 40 20 40 25 40 20 40 26 40 20 40 27 40 20 40 28 35 20 45 29 35 20 45 30 35 20 45 31 35 20 45 32 35 20 45 33 35 20 45 34 35 20 45 35 35 20 45 36 35 20 45 37 25 20 15 10 30 38 25 20 10 15 30 39 25 20 15 10 30 40 25 20 10 15 30 41 15 20 10 10 30 42 15 20 10 10 30 43 15 20 10 10 30 44 15 20 10 10 30 45 15 20 10 10 30 46 15 20 10 10 30 47 15 20 10 10 30 48 15 20 10 10 30 49 15 20 10 10 30 50 15 20 6 14 45 51 15 20 14 6 45 52 15 20 6 14 45 53 15 20 14 6 45 54 15 20 6 14 45 55 15 20 14 6 45 56 15 20 6 14 45 57 15 20 14 6 45 58 15 20 6 14 45 59 15 20 14 6 45 60 15 20 6 14 45 61 15 20 14 6 45 62 25 10 8 12 45 63 25 10 12 8 45 64 25 10 8 12 45 65 25 10 12 8 45 66 25 10 8 12 45 67 25 10 12 8 45 68 25 10 8 12 45 69 25 10 12 8 45 70 25 10 8 12 45 71 25 10 12 8 45 72 25 10 8 12 45 73 25 10 12 8 45 74 45 5 20 30 75 35 5 15 45 76 35 5 15 45 77 25 5 5 20 45 次に下記表8に示す組成の熱溶融性インク層を、裏面に
耐熱滑性層をバックコートしたポリエステルフィルムの
上に形成して比較例2−1〜2−29の感熱転写記録媒
体を作成した。なお表8中では各材料を表5及び6に記
載した記号で表している。また、表8中の数字は各材料
の重量%を表す。 表 8
【0060】 比較例 W−1 W−2 W−3 W−4 R−1 R−2 R−3 P−1 2−1 15 25 60 2 15 25 60 3 15 25 60 4 15 25 60 5 15 25 60 6 15 25 60 7 15 25 60 8 15 25 60 9 15 25 60 10 40 15 45 11 40 15 45 12 40 15 45 13 40 15 45 14 40 15 45 15 40 15 45 16 40 15 45 17 40 15 45 18 40 15 45 19 55 25 20 20 55 25 20 21 55 25 20 22 55 25 20 23 55 25 20 24 55 25 20 25 55 25 20 26 55 25 20 27 55 25 20 28 40 15 15 30 29 10 30 5 10 45 以上実施例2−1〜2−77および比較例2−1〜2−
29の感熱転写記録媒体を30mm×5mm角の長さに切断
し、スライドガラス上に粘着テープを用いて両端を固定
し、X線回折測定用試料を作成した。これを用いて薄膜
X線回折装置(日本電子(株)製)により、感熱転写記
録媒体の回折強度を測定した。用いたX線回折装置は、
試料面に対する単色X線の入射角を通常のθ−2θ測定
の場合に比較して小さくし、基材からの散乱X線をより
少なくして通常ではバックグラウド中に埋没し判別でき
ない回折ピークを測定することができる。(薄膜測定
法)測定条件は、以下の通りである。 ターゲット:Cu 電圧50kV 電流200mA 焼成入射角:0.1°
【0061】この方法により実施例2−1〜2−77お
よび比較例2−1〜2−29の感熱転写記録媒体につい
て、薄膜測定により回折強度を測定した。得られた回折
強度によるエチレン系結晶からの回折ピーク強度I(c
ps;count/sec.)およびそのときの入射角2θ、さら
に無定型部分のハロー強度Io (入射角16〜17
°)、強度比I/Io について実施例2−1〜2−77
の結果を表9に、比較例2−1〜2−29の結果を表1
0に示す。 表 9 実施例 入射角(2θ) I (cps) Io (cps) I/Io 2−1 21.4 1465 1703 0.86 2 21.2 1478 1760 0.84 3 21.4 1101 1932 0.57 4 21.4 1489 1673 0.89 5 21.3 1367 1627 0.84 6 21.0 1268 1838 0.69 7 21.1 1566 1956 0.80 8 21.2 1453 1863 0.78 9 21.4 1354 1934 0.70 10 21.4 1436 1651 0.87 11 21.4 1672 1990 0.84 12 21.4 1252 1897 0.66 13 21.4 1741 1956 0.89 14 21.3 1655 1994 0.83 15 21.3 1423 1801 0.79 16 21.0 1462 1949 0.75 17 21.3 1353 1879 0.72 18 21.3 1368 1927 0.71 19 21.3 1324 1697 0.78 20 21.1 1323 1890 0.70 21 21.2 1211 1922 0.63 22 21.5 1534 1918 0.80 23 21.0 1442 1803 0.80 24 21.1 1329 1927 0.69 25 21.4 1449 1882 0.77 26 21.4 1458 1846 0.79 27 21.5 1252 1869 0.67 28 21.3 1347 1952 0.69 29 21.2 1110 1947 0.57 30 21.1 1252 1869 0.63 31 21.0 1423 1923 0.74 32 21.4 1294 1961 0.66 33 21.3 1159 1964 0.59 34 21.2 1191 1985 0.60 35 21.2 1145 1877 0.61 36 21.3 1297 1936 0.67 37 21.3 1122 1700 0.66 38 21.2 1168 1980 0.59 39 21.2 1357 1967 0.69 40 21.2 1249 1810 0.69 41 21.1 1032 1811 0.57 42 21.3 1145 1941 0.59 43 21.4 1086 1975 0.55 44 21.2 1223 1911 0.64 45 21.2 1122 1781 0.63 46 21.3 1045 1771 0.59 47 21.4 1145 1974 0.58 48 21.4 1355 1964 0.69 49 21.4 1012 1879 0.56 50 21.4 1257 1905 0.66 51 21.4 1455 1993 0.73 52 21.2 1221 1878 0.65 53 21.2 1592 1990 0.80 54 21.2 1697 1928 0.88 55 21.2 1320 1886 0.70 56 21.3 1604 1933 0.83 57 21.3 1509 1818 0.83 58 21.1 1431 1988 0.72 59 21.3 1530 1937 0.79 60 21.2 1761 2096 0.84 61 21.0 1541 1857 0.83 62 21.1 1523 1928 0.79 63 21.4 1139 1651 0.69 64 21.4 1333 1877 0.71 65 21.3 1624 1957 0.83 66 21.3 1430 1857 0.77 67 21.3 1029 1744 0.59 68 21.4 1199 1966 0.61 69 21.1 1255 1992 0.63 70 21.2 1453 1964 0.74 71 21.2 1561 2001 0.78 72 21.4 1176 1704 0.69 73 21.1 1468 1906 0.77 74 21.4 1200 1700 0.71 75 21.4 885 1244 0.71 76 21.3 1195 1709 0.70 77 21.3 729 1266 0.58 表 10 比較例 入射角(2θ) I (cps) Io (cps) I/Io 2−1 21.3 1763 1712 1.03 2 21.2 1934 1727 1.12 3 21.2 1972 1826 1.08 4 21.2 1835 1748 1.05 5 21.3 1769 1608 1.10 6 21.4 1888 1869 1.01 7 21.2 1902 1598 1.19 8 21.2 2134 2013 1.06 9 21.3 2374 2219 1.07 10 21.2 1965 1638 1.20 11 21.3 2540 2209 1.15 12 21.4 2239 1736 1.29 13 21.3 2341 2251 1.04 14 21.3 1968 1587 1.24 15 21.2 2546 2005 1.27 16 21.3 2041 1759 1.16 17 21.2 2328 2116 1.10 18 21.3 1911 1874 1.02 19 21.3 2544 1884 1.35 20 21.3 2419 1634 1.48 21 21.3 2312 1806 1.28 22 21.2 2100 1533 1.37 23 21.3 2344 1639 1.43 24 21.4 2320 1706 1.36 25 21.3 2178 1756 1.24 26 21.3 2199 1653 1.33 27 21.3 2308 1592 1.45 28 21.4 2208 1768 1.25 29 21.4 1963 1810 1.09
【0062】以上実施例2−1〜2−77および比較例
2−1〜2−29の感熱転写記録媒体を熱転写プリンタ
(東芝製パーソナルワープロJW−95HP、印字速
度:70/ANK 105)に搭載し、熱転写専用紙
(ベック平滑度400秒)に漢字および黒ベタのパター
ンを同一箇所で印字させるように、1回印字するごとに
リボンを巻き戻して繰り返し5回印字させた。得られた
転写画像の黒ベタパターンを用いて、マクベス反射濃度
計RD 918により1回目および3回目印字の反射画
像濃度を測定した。
【0063】次に35℃,80%環境下で前記実施例2
−1〜2−77および比較例2−1〜2−29の感熱転
写記録媒体を前記熱転写プリンターを用いて繰り返し1
0回印字走行させた。まず印字走行中に感熱転写記録媒
体の高温走行性を調べ、感熱転写記録媒体の貼り付きお
よび折れなどの走行トラブルの発生の有無を評価した。
得られた転写印字について目視により印字末尾の尾引き
汚れおよび印字全体のかぶり汚れの有無を目視により評
価した。さらに得られた転写印字について、逆転写の発
生の有無を目視により評価した。1回目および3回目印
字の反射画像濃度、印字汚れ、逆転写、高温走行性の結
果について表11に実施例2−1〜2−77の結果を、
表12に比較例2−1〜2−29の結果を示す。 表 11 実施例 画像濃度 印字汚れ 逆転写 走行トラブル 1回目 3回目 2−1 1.2 1.0 無 無 無 2 1.3 1.0 無 無 無 3 1.3 1.0 無 無 無 4 1.3 1.0 無 無 無 5 1.2 1.0 無 無 無 6 1.3 1.0 無 無 無 7 1.2 1.0 無 無 無 8 1.3 1.0 無 無 無 9 1.3 1.0 無 無 無 10 1.3 1.0 無 無 無 11 1.3 1.0 無 無 無 12 1.3 1.0 無 無 無 13 1.3 1.0 無 無 無 14 1.3 1.0 無 無 無 15 1.2 1.0 無 無 無 16 1.2 1.0 無 無 無 17 1.3 1.0 無 無 無 18 1.2 1.0 無 無 無 19 1.2 1.0 無 無 無 20 1.3 1.0 無 無 無 21 1.3 1.0 無 無 無 22 1.3 1.0 無 無 無 23 1.3 1.0 無 無 無 24 1.3 1.0 無 無 無 25 1.2 1.0 無 無 無 26 1.3 1.0 無 無 無 27 1.2 1.0 無 無 無 28 1.3 1.0 無 無 無 29 1.3 1.0 無 無 無 30 1.3 1.0 無 無 無 31 1.2 1.0 無 無 無 32 1.3 1.0 無 無 無 33 1.3 1.0 無 無 無 34 1.3 1.0 無 無 無 35 1.3 1.0 無 無 無 36 1.3 1.0 無 無 無 37 1.3 1.0 無 無 無 38 1.3 1.0 無 無 無 39 1.3 1.0 無 無 無 40 1.3 1.0 無 無 無 41 1.3 1.0 無 無 無 42 1.3 1.0 無 無 無 43 1.3 1.0 無 無 無 44 1.3 1.0 無 無 無 45 1.3 1.0 無 無 無 46 1.3 1.0 無 無 無 47 1.3 1.0 無 無 無 48 1.3 1.0 無 無 無 49 1.3 1.0 無 無 無 50 1.2 1.0 無 無 無 51 1.3 1.0 無 無 無 52 1.3 1.0 無 無 無 53 1.3 1.0 無 無 無 54 1.3 1.0 無 無 無 55 1.3 1.0 無 無 無 56 1.3 1.0 無 無 無 57 1.3 1.0 無 無 無 58 1.2 1.0 無 無 無 59 1.2 1.0 無 無 無 60 1.3 1.0 無 無 無 61 1.3 1.0 無 無 無 62 1.2 1.0 無 無 無 63 1.3 1.0 無 無 無 64 1.3 1.0 無 無 無 65 1.3 1.0 無 無 無 66 1.2 1.0 無 無 無 67 1.3 1.0 無 無 無 68 1.3 1.0 無 無 無 69 1.3 1.0 無 無 無 70 1.3 1.0 無 無 無 71 1.3 1.0 無 無 無 72 1.3 1.0 無 無 無 73 1.3 1.0 無 無 無 74 1.3 1.0 無 無 無 75 1.3 1.0 無 無 無 76 1.3 1.0 無 無 無 77 1.2 1.0 無 無 無 表 12 比較例 画像濃度 印字汚れ 逆転写 走行トラブル 1回目 3回目 2−1 0.3 0.3 有 無 無 2 0.2 0.1 有 無 無 3 0.2 0.1 有 有 有 4 0.4 0.2 有 有 無 5 0.3 0.3 有 有 無 6 0.3 0.1 有 有 有 7 0.2 0.2 有 有 有 8 0.3 0.3 有 有 有 9 0.1 0.1 有 有 有 10 1.2 0.9 有 無 無 11 1.1 1.0 有 無 無 12 0.9 1.0 有 無 無 13 1.2 1.0 有 無 無 14 0.9 0.7 有 無 無 15 1.3 1.0 有 無 無 16 1.2 0.9 有 無 無 17 1.0 0.8 有 無 無 18 1.3 1.0 有 無 無 19 1.4 0.6 有 無 無 20 1.5 0.7 有 無 無 21 1.3 1.0 有 無 無 22 1.6 0.8 有 無 無 23 1.4 0.7 有 無 無 24 1.4 0.9 有 無 無 25 1.5 1.0 有 無 無 26 1.4 0.9 有 無 無 27 1.3 0.9 有 無 無 28 1.3 1.0 有 無 無 29 1.4 0.8 有 無 無
【0064】さらに実施例2−1〜2−77および比較
例2−1〜2−29の感熱転写記録媒体を1cm角の長さ
に切断しDSC測定用試料を得た。これを用いて5℃/
minの昇温速度によりDSC測定を行った。得られた吸
熱ピーク曲線の代表例を図1に示す。
【0065】図1に示したように得られたDSC曲線に
ついて2つの変極点間を結ぶ直線(図1中に点線で示
す)を引き、直線とDSC曲線との2つの交点の温度を
得た。このうち低温側の温度をtaとし、高温側の温度
をtbとする。また、DSC曲線の吸熱ピークの温度を
tpとする。図1中の2のDSC曲線のように吸熱ピー
クと思われるピークが2つ以上複数個存在する場合に
は、最もピークの大きさが大きいと思われるものを1つ
選びそのピークの温度をtpとした。よって、実施例1
〜77および比較例1〜29について得られたDSC曲
線からta,tp,tbの各温度を測定した。その結果
を表13および表14に示す。 表 13 実施例 ta(℃) tp(℃) tb(℃) 2−1 53 74 91 2 46 75 87 3 49 73 82 4 50 68 79 5 53 61 84 6 42 62 85 7 52 80 93 8 59 81 90 9 54 81 93 10 58 76 92 11 46 78 87 12 53 74 94 13 43 67 91 14 44 62 82 15 46 63 81 16 54 82 92 17 56 84 96 18 52 83 98 19 49 73 93 20 44 70 97 21 48 71 97 22 40 64 94 23 42 68 97 24 41 70 99 25 53 80 101 26 57 81 97 27 59 82 99 28 40 77 107 29 49 79 103 30 54 76 102 31 38 60 86 32 36 62 84 33 45 64 90 34 59 85 100 35 61 85 99 36 56 82 109 37 50 79 101 38 59 80 102 39 61 82 109 40 57 81 110 41 60 83 104 42 51 79 99 43 52 79 94 44 47 73 102 45 51 74 98 46 45 72 93 47 54 84 113 48 53 81 110 49 55 81 106 50 52 77 103 51 46 74 100 52 52 76 105 53 50 76 106 54 41 70 99 55 39 68 90 56 42 69 97 57 38 66 91 58 53 81 101 59 57 84 110 60 56 80 104 61 59 82 111 62 52 78 99 63 49 79 107 64 51 76 105 65 52 79 101 66 43 70 92 67 45 71 97 68 40 69 98 69 43 71 93 70 52 80 109 71 60 84 114 72 56 85 112 73 59 85 110 74 48 74 80 75 54 80 107 76 58 83 110 77 57 82 111 表 14 実施例 ta(℃) tp(℃) tb(℃) 2−1 31 77 103 2 29 79 98 3 35 74 110 4 36 62 100 5 28 60 94 6 31 64 99 7 48 82 109 8 54 81 112 9 50 85 111 10 47 74 109 11 38 77 108 12 39 73 102 13 31 64 92 14 30 64 90 15 34 62 89 16 39 80 106 17 43 82 111 18 30 81 108 19 36 70 99 20 39 71 103 21 32 69 112 22 34 60 95 23 35 63 91 24 31 59 89 25 40 79 108 26 43 77 99 27 51 80 116 28 30 74 102 29 38 75 107
【0066】以上、表9の結果から本発明の感熱転写記
録媒体は、回折ピークの強度比I/Io が0.9以下で
エチレン系低融点結晶性材料の結晶性がきわめて低く高
感度であり、高速印字に対応することが可能である。こ
れについては表8および表10の結果、すなわち本発明
の感熱転写記録媒体は、3回目の印字でも1.0以上の
画像濃度が得られており、印字汚れ、逆転写、走行トラ
ブルなども発生していないこと、また溶融が融点を中心
として±30℃の温度域内で完了しており溶融特性がシ
ャープであることにより、本発明の感熱転写記録媒体は
高速印字に十分対応していることがわかる。図2ないし
図9に、本発明の実施例及び比較例の幾つかについて、
その複素弾性率と温度との関係を表すグラフ図またはX
線回折測定結果を示す。図2及び図3は、各々実施例1
−5、比較例1−5についての複素弾性率と温度との関
係を表すグラフ図である。図4ないし図9は、実施例2
−74ないし2−77、及び比較例2−28及び2−2
9についての複素弾性率と温度との関係を表すグラフ図
である。
【0067】なお、上述のような感熱転写記録媒体は、
一般的にインクリボンとして使用され、カセットケース
内に収納されてインクリボンカセットを形成するもので
ある。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、高速印字対応のプリン
ターで複数回印字の転写性が良好で印字品質、画像濃度
を共に満足し、更に被転写記録媒体表面を汚すことがな
く、高温でも安定した転写性及び印字走行性を有する感
熱転写記録媒体を得ることができる。更に、表面平滑度
の高い被転写媒体から低いものまで解像力の低下をきた
すことがなく、良好な転写画像を高速印字で形成するこ
とが可能な感熱転写記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱転写記録媒体の一例のDSC測定
により得られた吸熱ピーク曲線を示すグラフ図。
【図2】実施例1−5にかかる熱溶融性インク層の周波
数3Hzにおける温度と複素弾性率との関係を表すグラ
フ図。
【図3】比較例1−5にかかる熱溶融性インク層の周波
数3Hzにおける温度と複素弾性率との関係を表すグラ
フ図。
【図4】実施例2−74にかかる熱溶融性インク層の入
射角0.1°における薄膜法によるX線回折結果を示す
グラフ図。
【図5】実施例2−75にかかる熱溶融性インク層の入
射角0.1°における薄膜法によるX線回折結果を示す
グラフ図。
【図6】実施例2−76にかかる熱溶融性インク層の入
射角0.1°における薄膜法によるX線回折結果を示す
グラフ図。
【図7】実施例2−77にかかる熱溶融性インク層の入
射角0.1°における薄膜法によるX線回折結果を示す
グラフ図。
【図8】比較例2−28にかかる熱溶融性インク層の入
射角0.1°における薄膜法によるX線回折結果を示す
グラフ図。
【図9】比較例2−29にかかる熱溶融性インク層の入
射角0.1°における薄膜法によるX線回折結果を示す
グラフ図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 典昭 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 中村 忠行 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の基材と、該基材上に設けら
    れ、着色剤及び熱溶融性材料を含み、選択的に加熱溶融
    されて非転写媒体に転写される熱溶融性インク層とを具
    備し、前記熱溶融性材料は、融点Tm が70〜90℃、
    100℃における複素弾性率が106 Pa〜107
    a、流動点Tp が150℃以上であることを特徴とする
    感熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 シート状の基材と、該基材上に設けら
    れ、着色剤、エチレン系低融点結晶材料及びエチレン系
    樹脂材料を含み、選択的に加熱溶融されて非転写媒体に
    転写される熱溶融性インク層とを具備し、前記熱溶融性
    インク層は、非結晶または微結晶状態であり、X線回折
    法により測定されたエチレン系結晶由来の21.3〜2
    1.5°における回折ピーク強度をIとし、無定形部分
    由来の16〜17°におけるハロー強度をI0 としたと
    き、下記式 I/I0 ≦0.9 で表される関係を満足することを特徴とする感熱転写記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 シート状の基材と、該基材上に設けら
    れ、30〜50重量%の着色剤、酸価が5〜40mgK
    OH/g、ケン化価が10〜100mgKOH/gの低
    融点結晶材料、及びエチレンとカルボニル基を有するモ
    ノマーとのコポリマーresinを含有するエチレン系
    樹脂材料を15〜30重量%含む熱溶融性インク層とを
    具備し、前記エチレン系樹脂材料は、そのエチレンコン
    テントが65〜80重量%であり、メルトインデックス
    60以下である感熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記感熱転写記録媒体は、複数回の使用
    が可能なマルチタイム感熱転写記録媒体であることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の感熱
    転写記録媒体。
  5. 【請求項5】 カセットケース及び該カセットケースに
    設けられ、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の感
    熱転写記録媒体から実質的になるインクリボンを具備す
    るインクリボンカセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998001306A1 (en) * 1996-07-05 1998-01-15 Kabushiki Kaisha Pilot Thermal transfer recording medium and thermal transfer recording method

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