JPH0515532A - ソフトウエア処理による整相加算器 - Google Patents
ソフトウエア処理による整相加算器Info
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- JPH0515532A JPH0515532A JP3173820A JP17382091A JPH0515532A JP H0515532 A JPH0515532 A JP H0515532A JP 3173820 A JP3173820 A JP 3173820A JP 17382091 A JP17382091 A JP 17382091A JP H0515532 A JPH0515532 A JP H0515532A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超音波の受波ビームフォーミング装置におい
て、高速AD変換器等の高価なハードウェア機器を使用
しなくとも、十分に位相の整合した良質の画像を実時間
で得ることができるソフトウェア処理による整相加算器
を得ること。 【構成】 超音波プローブ10内の各検出素子からそれ
ぞれ標本化データを得る標本化データ取得手段と、ビー
ム走査の各音線毎に設けられたデジタル信号処理手段1
01〜164と、ビーム走査に同期して各デジタル信号
処理手段に標本化データを分配するデジタルマルチプレ
クサとを備え、前記各デジタル信号処理手段は標本化デ
ータメモリ51と、DSP52と、プログラムメモリ5
3と、イメージデータメモリ54とを含み、供給される
標本化データに対してソフトウェアにより整相加算演算
処理を行なう。
て、高速AD変換器等の高価なハードウェア機器を使用
しなくとも、十分に位相の整合した良質の画像を実時間
で得ることができるソフトウェア処理による整相加算器
を得ること。 【構成】 超音波プローブ10内の各検出素子からそれ
ぞれ標本化データを得る標本化データ取得手段と、ビー
ム走査の各音線毎に設けられたデジタル信号処理手段1
01〜164と、ビーム走査に同期して各デジタル信号
処理手段に標本化データを分配するデジタルマルチプレ
クサとを備え、前記各デジタル信号処理手段は標本化デ
ータメモリ51と、DSP52と、プログラムメモリ5
3と、イメージデータメモリ54とを含み、供給される
標本化データに対してソフトウェアにより整相加算演算
処理を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波診断装置等で受波
ビームフォーミングを行なうソフトウェア処理による整
相加算器に関するものである。
ビームフォーミングを行なうソフトウェア処理による整
相加算器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来超音波診断装置等で使用しているデ
ジタル式ビームフォーミング装置としては、アナログ信
号用可変遅延回路とアナログ信号用加算器とをそのまま
デジタル回路に置換したものが多かった。図5は従来の
デジタル式受波ビームフォーミング装置のブロック構成
図であり、図において、10はn個(例えば64,12
8,256個等)の送受波用振動子をアレイ配列した超
音波プローブである。2はプリアンプ(以下PAとい
う)ユニットであり、前記超音波プローブ10内の#1
〜#n振動子にそれぞれ対応する#1〜#nPAを含
む。各PAは対応する振動子からの受波信号をそれぞれ
個別に信号増幅して出力する。3はアナログ・デジタル
変換器(以下ADCという)ユニットであり、前記#1
〜#nPAにそれぞれ対応する#1〜#nADCを含
む。各ADCは外部から供給される標本化クロック信号
に基づき、入力アナログ信号を逐次デジタルデータに変
換して出力する。即ち各ADCは標本化周期毎にそれぞ
れ量子化された標本化データを出力する。
ジタル式ビームフォーミング装置としては、アナログ信
号用可変遅延回路とアナログ信号用加算器とをそのまま
デジタル回路に置換したものが多かった。図5は従来の
デジタル式受波ビームフォーミング装置のブロック構成
図であり、図において、10はn個(例えば64,12
8,256個等)の送受波用振動子をアレイ配列した超
音波プローブである。2はプリアンプ(以下PAとい
う)ユニットであり、前記超音波プローブ10内の#1
〜#n振動子にそれぞれ対応する#1〜#nPAを含
む。各PAは対応する振動子からの受波信号をそれぞれ
個別に信号増幅して出力する。3はアナログ・デジタル
変換器(以下ADCという)ユニットであり、前記#1
〜#nPAにそれぞれ対応する#1〜#nADCを含
む。各ADCは外部から供給される標本化クロック信号
に基づき、入力アナログ信号を逐次デジタルデータに変
換して出力する。即ち各ADCは標本化周期毎にそれぞ
れ量子化された標本化データを出力する。
【0003】図5の5はデジタル可変遅延ユニットであ
り、前記#1〜#nADCにそれぞれ対応する#1〜#
nデジタル可変遅延素子を含む。ここでデジタル可変遅
延素子としては例えばシフトレジスタまたはランダムア
クセスメモリ(以下RAMという)等が使用できる。シ
フトレジスタの場合には、外部から各シフトレジスタに
それぞれ供給される遅延制御信号が入力するデータをシ
フトクロック信号(前記標本化クロック信号と同一信号
としてよい)で何回シフトしたら出力させるかを制御す
るので、入力データをシフトクロック周期の任意の整数
倍だけ遅延させたタイミングに標本化データを出力させ
ることになる。またRAMの場合には、各ADCから標
本化周期毎に逐次出力される標本化データをそれぞれ対
応するRAMに順次書込んでおき、各RAMについてど
のタイミングに書込まれたデータを読出して出力するか
を個別に制御すれば、各RAMから読出されたデータ相
互間の遅延時間がそれぞれ制御されたことになる。6は
デジタル加算器であり、デジタル可変遅延ユニット5に
よりそれぞれ遅延時間が制御されて出力される複数のデ
ータの加算を行なう。デジタル加算器6は例えば、前段
がシフトレジスタかまたはRAMかにより、同時に多数
のデータを加算するか、または2つのデータの加算を繰
返して全部のデータの総和を算出する等の構成とする。
り、前記#1〜#nADCにそれぞれ対応する#1〜#
nデジタル可変遅延素子を含む。ここでデジタル可変遅
延素子としては例えばシフトレジスタまたはランダムア
クセスメモリ(以下RAMという)等が使用できる。シ
フトレジスタの場合には、外部から各シフトレジスタに
それぞれ供給される遅延制御信号が入力するデータをシ
フトクロック信号(前記標本化クロック信号と同一信号
としてよい)で何回シフトしたら出力させるかを制御す
るので、入力データをシフトクロック周期の任意の整数
倍だけ遅延させたタイミングに標本化データを出力させ
ることになる。またRAMの場合には、各ADCから標
本化周期毎に逐次出力される標本化データをそれぞれ対
応するRAMに順次書込んでおき、各RAMについてど
のタイミングに書込まれたデータを読出して出力するか
を個別に制御すれば、各RAMから読出されたデータ相
互間の遅延時間がそれぞれ制御されたことになる。6は
デジタル加算器であり、デジタル可変遅延ユニット5に
よりそれぞれ遅延時間が制御されて出力される複数のデ
ータの加算を行なう。デジタル加算器6は例えば、前段
がシフトレジスタかまたはRAMかにより、同時に多数
のデータを加算するか、または2つのデータの加算を繰
返して全部のデータの総和を算出する等の構成とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のデジタル式ビームフォーミング装置では、そ
の信号処理をほとんどハードウェア機器により行ってい
るため、装置が大規模となり高価格になるという問題点
があった。特にビーム形成結果として良質の画像を得る
ためには、各検出チャネル毎に設けたデジタル可変遅延
素子の遅延時間の分解能を良くする必要があり、その結
果標本化データを得るためのAD変換器の高速化が要求
されることになる。例えば50〜100MHz程度の速
度で標本化データの得られる高速AD変換器を用いたと
すると、装置が高価となり過ぎて市場で販売することが
困難であるという問題点があった。
うな従来のデジタル式ビームフォーミング装置では、そ
の信号処理をほとんどハードウェア機器により行ってい
るため、装置が大規模となり高価格になるという問題点
があった。特にビーム形成結果として良質の画像を得る
ためには、各検出チャネル毎に設けたデジタル可変遅延
素子の遅延時間の分解能を良くする必要があり、その結
果標本化データを得るためのAD変換器の高速化が要求
されることになる。例えば50〜100MHz程度の速
度で標本化データの得られる高速AD変換器を用いたと
すると、装置が高価となり過ぎて市場で販売することが
困難であるという問題点があった。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、超音波診断装置で受波ビームフォーミン
グを行なう場合に、高速AD変換器等の高価のハードウ
ェア機器を使用しなくとも、各検出チャネル毎に得られ
るエコー信号に与える遅延時間の分解能を向上させ、十
分に位相の整合したデータの加算により良質の画像を実
時間で得ることができるソフトウェア処理による整相加
算器を得ることを目的とする。
されたもので、超音波診断装置で受波ビームフォーミン
グを行なう場合に、高速AD変換器等の高価のハードウ
ェア機器を使用しなくとも、各検出チャネル毎に得られ
るエコー信号に与える遅延時間の分解能を向上させ、十
分に位相の整合したデータの加算により良質の画像を実
時間で得ることができるソフトウェア処理による整相加
算器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ソフトウェア処理による整相加算器は、超音波診断装置
で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器におい
て、超音波プローブ内の各検出素子から得られるそれぞ
れの受信信号を所定の標本化周期毎に量子化して標本化
データを得る標本化データ取得手段と、超音波送受波ビ
ームの走査による各音線に対応してそれぞれ設けられた
デジタル信号処理手段と、前記超音波送受波ビームの走
査に同期して前記各音線に対応してそれぞれ設けられデ
ジタル信号処理手段を順次選択し、該選択されたデジタ
ル信号処理手段に前記標本化データ取得手段により得ら
れた標本化データを供給するデジタルマルチプレクサと
を備え、且つ前記各デジタル信号処理手段は、前記デジ
タルマルチプレクサから供給される自己の担当音線につ
いての標本化データを格納する標本化デターメモリと、
前記担当音線についての整相加算の演算プログラムを記
憶するプログラムメモリと、前記プログラムメモリに記
憶された整相加算の演算プログラムに基づき前記標本化
データメモリに格納された標本化データをソフトウェア
処理して前記担当音線についての整相加算結果のデータ
を得るデジタル信号プロセッサと、前記デジタル信号プ
ロセッサがソフトウェア処理した整相加算結果のデータ
を一時記憶するイメージデータメモリとを含むものであ
る。
ソフトウェア処理による整相加算器は、超音波診断装置
で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器におい
て、超音波プローブ内の各検出素子から得られるそれぞ
れの受信信号を所定の標本化周期毎に量子化して標本化
データを得る標本化データ取得手段と、超音波送受波ビ
ームの走査による各音線に対応してそれぞれ設けられた
デジタル信号処理手段と、前記超音波送受波ビームの走
査に同期して前記各音線に対応してそれぞれ設けられデ
ジタル信号処理手段を順次選択し、該選択されたデジタ
ル信号処理手段に前記標本化データ取得手段により得ら
れた標本化データを供給するデジタルマルチプレクサと
を備え、且つ前記各デジタル信号処理手段は、前記デジ
タルマルチプレクサから供給される自己の担当音線につ
いての標本化データを格納する標本化デターメモリと、
前記担当音線についての整相加算の演算プログラムを記
憶するプログラムメモリと、前記プログラムメモリに記
憶された整相加算の演算プログラムに基づき前記標本化
データメモリに格納された標本化データをソフトウェア
処理して前記担当音線についての整相加算結果のデータ
を得るデジタル信号プロセッサと、前記デジタル信号プ
ロセッサがソフトウェア処理した整相加算結果のデータ
を一時記憶するイメージデータメモリとを含むものであ
る。
【0007】本発明の請求項2に係るソフトウェア処理
による整相加算器は、超音波診断装置で受波ビームフォ
ーミングを行なう整相加算器において、超音波プローブ
内の各検出素子から得られるそれぞれの受信信号を所定
の標本化周期毎に量子化して標本化データを得る標本化
データ取得手段と、超音波送受波ビームの走査による各
音線のそれぞれ隣合う複数の音線を1単位の音線群と
し、該1単位の音線群に対応してそれぞれ設けられたデ
ジタル信号処理手段と、前記超音波送受波ビームの走査
に同期して前記1単位の音線群に対応してそれぞれ設け
られデジタル信号処理手段を順次選択し、該選択された
デジタル信号処理手段に前記標本化データ取得手段によ
り得られた標本化データを供給するデジタルマルチプレ
クサを備え、且つ前記各デジタル信号処理手段は、前記
デジタルマルチプレクサから供給される自己の担当する
1単位の音線群についての標本化データを格納する標本
化デターメモリと、前記担当する1単位の音線群につい
ての整相加算の演算プログラムを記憶するプログラムメ
モリと、前記プログラムメモリに記憶された整相加算の
演算プログラムに基づき前記標本化データメモリに格納
された標本化データをソフトウェア処理して前記担当す
る1単位の音線群についての整相加算結果のデータを得
るデジタル信号プロセッサと、前記デジタル信号プロセ
ッサがソフトウェア処理した整相加算結果のデータを一
時記憶するイメージデータメモリとを含むものである。
による整相加算器は、超音波診断装置で受波ビームフォ
ーミングを行なう整相加算器において、超音波プローブ
内の各検出素子から得られるそれぞれの受信信号を所定
の標本化周期毎に量子化して標本化データを得る標本化
データ取得手段と、超音波送受波ビームの走査による各
音線のそれぞれ隣合う複数の音線を1単位の音線群と
し、該1単位の音線群に対応してそれぞれ設けられたデ
ジタル信号処理手段と、前記超音波送受波ビームの走査
に同期して前記1単位の音線群に対応してそれぞれ設け
られデジタル信号処理手段を順次選択し、該選択された
デジタル信号処理手段に前記標本化データ取得手段によ
り得られた標本化データを供給するデジタルマルチプレ
クサを備え、且つ前記各デジタル信号処理手段は、前記
デジタルマルチプレクサから供給される自己の担当する
1単位の音線群についての標本化データを格納する標本
化デターメモリと、前記担当する1単位の音線群につい
ての整相加算の演算プログラムを記憶するプログラムメ
モリと、前記プログラムメモリに記憶された整相加算の
演算プログラムに基づき前記標本化データメモリに格納
された標本化データをソフトウェア処理して前記担当す
る1単位の音線群についての整相加算結果のデータを得
るデジタル信号プロセッサと、前記デジタル信号プロセ
ッサがソフトウェア処理した整相加算結果のデータを一
時記憶するイメージデータメモリとを含むものである。
【0008】本発明の請求項3に係るソフトウェア処理
による整相加算器は、前記請求項2に係るソフトウェア
処理による整相加算器において、前記超音波プローブ内
の各検出素子から得られる受信信号を周波数変換した中
間周波数またはベースバンドの低周波信号を所定の標本
化周期毎に量子化して標本化データを得る標本化データ
取得手段を備えたものである。
による整相加算器は、前記請求項2に係るソフトウェア
処理による整相加算器において、前記超音波プローブ内
の各検出素子から得られる受信信号を周波数変換した中
間周波数またはベースバンドの低周波信号を所定の標本
化周期毎に量子化して標本化データを得る標本化データ
取得手段を備えたものである。
【0009】本発明の請求項4に係るソフトウェア処理
による整相加算器は、前記請求項2または請求項3に係
るソフトウェア処理による整相加算器において、前記各
デジタル信号処理手段は、前記デジタルマルチプレクサ
から供給される自己の担当する1単位の音線群について
の標本化データを格納する際に、標本化データと共にそ
の音線番号または方位角等のデータ識別情報を格納する
標本化データメモリを含むものである。
による整相加算器は、前記請求項2または請求項3に係
るソフトウェア処理による整相加算器において、前記各
デジタル信号処理手段は、前記デジタルマルチプレクサ
から供給される自己の担当する1単位の音線群について
の標本化データを格納する際に、標本化データと共にそ
の音線番号または方位角等のデータ識別情報を格納する
標本化データメモリを含むものである。
【0010】
【作用】本請求項1の発明においては、超音波診断装置
で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器におい
て、標本化データ取得手段は超音波プローブ内の各検出
素子から得られるそれぞれの受信信号を所定の標本化周
期毎に量子化して標本化データを得る。デジタル信号処
理手段は超音波送受波ビームの走査による各音線に対応
してそれぞれ設けられる。デジタルマルチプレクサは前
記超音波送受波ビームの走査に同期して前記各音線に対
応してそれぞれ設けられデジタル信号処理手段を順次選
択し、該選択されたデジタル信号処理手段に前記標本化
データ取得手段により得られた標本化データを供給す
る。また前記各デジタル信号処理手段は標本化データメ
モリ、プログラムメモリ、デジタル信号プロセッサ及び
イメージデータメモリを含み、前記標本化データメモリ
は前記デジタルマルチプレクサから供給される自己の担
当音線についての標本化データを格納する。前記プログ
ラムメモリは前記担当音線についての整相加算の演算プ
ログラムを記憶し、前記デジタル信号プロセッサは前記
プログラムメモリに記憶された整相加算の演算プログラ
ムに基づき前記標本化データメモリに格納された標本化
データをソフトウェア処理して前記担当音線についての
整相加算結果のデータを得る。イメージデータメモリは
前記デジタル信号プロセッサがソフトウェア処理した整
相加算結果のデータを一時記憶する。
で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器におい
て、標本化データ取得手段は超音波プローブ内の各検出
素子から得られるそれぞれの受信信号を所定の標本化周
期毎に量子化して標本化データを得る。デジタル信号処
理手段は超音波送受波ビームの走査による各音線に対応
してそれぞれ設けられる。デジタルマルチプレクサは前
記超音波送受波ビームの走査に同期して前記各音線に対
応してそれぞれ設けられデジタル信号処理手段を順次選
択し、該選択されたデジタル信号処理手段に前記標本化
データ取得手段により得られた標本化データを供給す
る。また前記各デジタル信号処理手段は標本化データメ
モリ、プログラムメモリ、デジタル信号プロセッサ及び
イメージデータメモリを含み、前記標本化データメモリ
は前記デジタルマルチプレクサから供給される自己の担
当音線についての標本化データを格納する。前記プログ
ラムメモリは前記担当音線についての整相加算の演算プ
ログラムを記憶し、前記デジタル信号プロセッサは前記
プログラムメモリに記憶された整相加算の演算プログラ
ムに基づき前記標本化データメモリに格納された標本化
データをソフトウェア処理して前記担当音線についての
整相加算結果のデータを得る。イメージデータメモリは
前記デジタル信号プロセッサがソフトウェア処理した整
相加算結果のデータを一時記憶する。
【0011】本請求項2の発明においては、超音波診断
装置で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器にお
いて、標本化データ取得手段は超音波プローブ内の各検
出素子から得られるそれぞれの受信信号を所定の標本化
周期毎に量子化して標本化データを得る。そして超音波
送受波ビームの走査による各音線のそれぞれ隣合う複数
の音線を1単位の音線群とし、該1単位の音線群に対応
してそれぞれデジタル信号処理手段が設けられる。デジ
タルマルチプレクサは前記超音波送受波ビームの走査に
同期して前記1単位の音線群に対応してそれぞれ設けら
れデジタル信号処理手段を順次選択し、該選択されたデ
ジタル信号処理手段に前記標本化データ取得手段により
得られた標本化データを供給する。また前記各デジタル
信号処理手段は標本化データメモリ、プログラムメモ
リ、デジタル信号プロセッサ及びイメージデータメモリ
を含み、前記標本化データメモリは前記デジタルマルチ
プレクサから供給される自己の担当する1単位の音線群
についての標本化データを格納する。前記プログラムメ
モリは前記担当する1単位の音線群についての整相加算
の演算プログラムを記憶し、前記デジタル信号プロセッ
サは前記プログラムメモリに記憶された整相加算の演算
プログラムに基づき前記標本化データメモリに格納され
た標本化データをソフトウェア処理して前記担当する1
単位の音線群についての整相加算結果のデータを得る。
イメージデータメモリは前記デジタル信号プロセッサが
ソフトウェア処理した整相加算結果のデータを一時記憶
する。
装置で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器にお
いて、標本化データ取得手段は超音波プローブ内の各検
出素子から得られるそれぞれの受信信号を所定の標本化
周期毎に量子化して標本化データを得る。そして超音波
送受波ビームの走査による各音線のそれぞれ隣合う複数
の音線を1単位の音線群とし、該1単位の音線群に対応
してそれぞれデジタル信号処理手段が設けられる。デジ
タルマルチプレクサは前記超音波送受波ビームの走査に
同期して前記1単位の音線群に対応してそれぞれ設けら
れデジタル信号処理手段を順次選択し、該選択されたデ
ジタル信号処理手段に前記標本化データ取得手段により
得られた標本化データを供給する。また前記各デジタル
信号処理手段は標本化データメモリ、プログラムメモ
リ、デジタル信号プロセッサ及びイメージデータメモリ
を含み、前記標本化データメモリは前記デジタルマルチ
プレクサから供給される自己の担当する1単位の音線群
についての標本化データを格納する。前記プログラムメ
モリは前記担当する1単位の音線群についての整相加算
の演算プログラムを記憶し、前記デジタル信号プロセッ
サは前記プログラムメモリに記憶された整相加算の演算
プログラムに基づき前記標本化データメモリに格納され
た標本化データをソフトウェア処理して前記担当する1
単位の音線群についての整相加算結果のデータを得る。
イメージデータメモリは前記デジタル信号プロセッサが
ソフトウェア処理した整相加算結果のデータを一時記憶
する。
【0012】本請求項3の発明においては、前記請求項
2の発明における標本化データ取得手段が前記超音波プ
ローブ内の各検出素子から得られる受信信号を周波数変
換した中間周波数またはベースバンドの低周波信号を所
定の標本化周期毎に量子化して標本化データを得る。
2の発明における標本化データ取得手段が前記超音波プ
ローブ内の各検出素子から得られる受信信号を周波数変
換した中間周波数またはベースバンドの低周波信号を所
定の標本化周期毎に量子化して標本化データを得る。
【0013】本請求項4の発明においては、前記請求項
2または請求項3の発明における前記各デジタル信号処
理手段に含まれる標本化データメモリが、前記デジタル
マルチプレクサから供給される自己の担当する1単位の
音線群についての標本化データを格納する際に、標本化
データと共にその音線番号または方位角等のデータ識別
情報を格納する。
2または請求項3の発明における前記各デジタル信号処
理手段に含まれる標本化データメモリが、前記デジタル
マルチプレクサから供給される自己の担当する1単位の
音線群についての標本化データを格納する際に、標本化
データと共にその音線番号または方位角等のデータ識別
情報を格納する。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すデジタル式受
波ビームフォーミング装置のブロック構成図である。同
図において、10はこの例では64個の送受波用振動子
をアレイ配列した超音波プローブである。20は送受信
部であり、内部にPAユニット2、ADCユニット3、
ドライバユニット4及び標本化クロック信号発生器(図
2に図示せず)等を含む。
波ビームフォーミング装置のブロック構成図である。同
図において、10はこの例では64個の送受波用振動子
をアレイ配列した超音波プローブである。20は送受信
部であり、内部にPAユニット2、ADCユニット3、
ドライバユニット4及び標本化クロック信号発生器(図
2に図示せず)等を含む。
【0015】図2は図1の送受信部の主要構成ブロック
図であり、図において、PAユニット2及びADCユニ
ット3は図5と同一のものである。ドライバユニット4
は送波ビームフォーマ30から供給される64チャネル
分の送信信号をそれぞれ電力増幅して対応する振動子を
個別に駆動する64個のドライバを含んでいる。この例
においては#1〜#64ドライバがそれぞれ駆動する超
音波送信周波数を5MHzとし、ナイキストのサンプリ
ング理論と、汎用ADCの応答速度を考慮して、各AD
Cに供給する標本化クロック信号の周波数は20MHz
とする。また各ADCにより逐次量子化される標本化デ
ータは8ビットのデータとする。
図であり、図において、PAユニット2及びADCユニ
ット3は図5と同一のものである。ドライバユニット4
は送波ビームフォーマ30から供給される64チャネル
分の送信信号をそれぞれ電力増幅して対応する振動子を
個別に駆動する64個のドライバを含んでいる。この例
においては#1〜#64ドライバがそれぞれ駆動する超
音波送信周波数を5MHzとし、ナイキストのサンプリ
ング理論と、汎用ADCの応答速度を考慮して、各AD
Cに供給する標本化クロック信号の周波数は20MHz
とする。また各ADCにより逐次量子化される標本化デ
ータは8ビットのデータとする。
【0016】図1の30は送波ビームフォーマであり、
送波トリガー信号から前記ドライバユニット4へ出力す
る64チャネル分の送信信号のそれぞれのタイミングを
制御して、超音波ビーム走査において指定された音線の
方位及び距離に送波ビームの集束を行なわせるものであ
る。
送波トリガー信号から前記ドライバユニット4へ出力す
る64チャネル分の送信信号のそれぞれのタイミングを
制御して、超音波ビーム走査において指定された音線の
方位及び距離に送波ビームの集束を行なわせるものであ
る。
【0017】40はデジタルマルチプレクサ(またはデ
ータ分配器)である。この例においては、超音波の送受
波ビームの走査は#1音線から番号順に#64音線まで
の64本の音線の繰返し巡回走査とする。デジタルマル
チプレクサ40は前記超音波送受波ビームの走査に同期
して前記各音線に対応してそれぞれ設けられた64個の
デジタル信号処理部を順次選択し、この選択されたデジ
タル信号処理部に送受信部20から逐次出力される64
チャネル分の標本化データを供給するものである。即ち
前記超音波ビームの巡回走査に同期して、送受信部20
から出力される標本化データを#1デジタル信号処理部
101から順番に#64デジタル信号処理部164まで
分配し、走査が一巡すると、再び#1デジタル信号処理
部101に戻って標本化データの分配を繰返すものであ
る。
ータ分配器)である。この例においては、超音波の送受
波ビームの走査は#1音線から番号順に#64音線まで
の64本の音線の繰返し巡回走査とする。デジタルマル
チプレクサ40は前記超音波送受波ビームの走査に同期
して前記各音線に対応してそれぞれ設けられた64個の
デジタル信号処理部を順次選択し、この選択されたデジ
タル信号処理部に送受信部20から逐次出力される64
チャネル分の標本化データを供給するものである。即ち
前記超音波ビームの巡回走査に同期して、送受信部20
から出力される標本化データを#1デジタル信号処理部
101から順番に#64デジタル信号処理部164まで
分配し、走査が一巡すると、再び#1デジタル信号処理
部101に戻って標本化データの分配を繰返すものであ
る。
【0018】図1の101〜164はそれぞれ#1〜#
64デジタル信号処理部であり、この例では超音波の送
受波ビームの走査による音線が64本あるとしたので、
前記64本の各音線に対応してそれぞれ同一構成のデジ
タル信号処理部が1個ずつ設けられている。そして送受
波ビームが#1音線を走査するときには、デジタルマル
チプレクサ40から64チャネル分の標本化データが#
1デジタル信号処理部101に供給され、#2音線を走
査するときには、デジタルマルチプレクサ40から前記
標本化データは#2デジタル信号処理部102に供給さ
れる。このようにして各デジタル信号処理部には、自己
の担当する1つの音線についての全チャネルの標本化デ
ータが供給されることになる。
64デジタル信号処理部であり、この例では超音波の送
受波ビームの走査による音線が64本あるとしたので、
前記64本の各音線に対応してそれぞれ同一構成のデジ
タル信号処理部が1個ずつ設けられている。そして送受
波ビームが#1音線を走査するときには、デジタルマル
チプレクサ40から64チャネル分の標本化データが#
1デジタル信号処理部101に供給され、#2音線を走
査するときには、デジタルマルチプレクサ40から前記
標本化データは#2デジタル信号処理部102に供給さ
れる。このようにして各デジタル信号処理部には、自己
の担当する1つの音線についての全チャネルの標本化デ
ータが供給されることになる。
【0019】図3は図1のデジタル信号処理部の構成ブ
ロック図であり、図において51は標本化データメモリ
である。各デジタル信号処理部は自己の担当する音線の
走査期間中に、デジタルマルチプレクサ40から標本化
周期(前記サンプリングレートを20MHzとした場合
には、50nsec )毎に供給される64チャネル分の標
本化データ(前記各チャネルの1データは8ビットのデ
ータである)を標本化データメモリ51に逐次格納させ
る。従って標本化データメモリ51はRAMにより構成
することができる。またこの例では格納する標本化デー
タは送信周波数の5MHzを中心とするRFエコーデー
タである。(しかし標本化データはRFエコーデータの
代りに周波数のダウンコンバートされたIF(中間周波
数)エコーデータやベースバンドデータとしてもよい。
この場合の実施例について後述する。)
ロック図であり、図において51は標本化データメモリ
である。各デジタル信号処理部は自己の担当する音線の
走査期間中に、デジタルマルチプレクサ40から標本化
周期(前記サンプリングレートを20MHzとした場合
には、50nsec )毎に供給される64チャネル分の標
本化データ(前記各チャネルの1データは8ビットのデ
ータである)を標本化データメモリ51に逐次格納させ
る。従って標本化データメモリ51はRAMにより構成
することができる。またこの例では格納する標本化デー
タは送信周波数の5MHzを中心とするRFエコーデー
タである。(しかし標本化データはRFエコーデータの
代りに周波数のダウンコンバートされたIF(中間周波
数)エコーデータやベースバンドデータとしてもよい。
この場合の実施例について後述する。)
【0020】図3の52はデジタルシグナルプロセッサ
(以下DSPという)、またはマイクロプロセッサ(以
下CPUという)であり、あらかじめ記憶された信号処
理プログラムに従い高速で整相加算の演算を行なうLS
I素子である。またこのDSPは後述する所定時間内に
前記整相加算の演算を可能とする専用DSPのLSI,
汎用DSPのLSI、複数のCPU用LSI、もしくは
CPUのLSIと拡張数値プロセッサLSIとの組合せ
等のいずれにより構成されるものでもよい。
(以下DSPという)、またはマイクロプロセッサ(以
下CPUという)であり、あらかじめ記憶された信号処
理プログラムに従い高速で整相加算の演算を行なうLS
I素子である。またこのDSPは後述する所定時間内に
前記整相加算の演算を可能とする専用DSPのLSI,
汎用DSPのLSI、複数のCPU用LSI、もしくは
CPUのLSIと拡張数値プロセッサLSIとの組合せ
等のいずれにより構成されるものでもよい。
【0021】53はプログラムメモリであり、DSP5
2が実行する整相加算の信号処理プログラムを記憶する
メモリである。従ってプログラムメモリ53は例えばリ
ードオンリメモリ(以下ROMという)により構成する
ことができる。54はイメージデータメモリでありDS
P52が実行した整相加算の演算結果のイメージデータ
を一時記憶するメモリである。従ってイメージデータメ
モリ54は例えばdual port付RAM等により
構成することができる。
2が実行する整相加算の信号処理プログラムを記憶する
メモリである。従ってプログラムメモリ53は例えばリ
ードオンリメモリ(以下ROMという)により構成する
ことができる。54はイメージデータメモリでありDS
P52が実行した整相加算の演算結果のイメージデータ
を一時記憶するメモリである。従ってイメージデータメ
モリ54は例えばdual port付RAM等により
構成することができる。
【0022】図1の60はレベル圧縮及び検波部であ
り、送受波ビームの走査に従い各音線に対応するデジタ
ル信号処理部から順次出力される各音線毎のデータを、
例えば対数圧縮によりレベルを圧縮し、この圧縮後のデ
ータを検波して、この検波されたビデオデータを出力す
るものである。70はデジタルスキャンコンバータ(以
下DSCという)であり、レベル圧縮及び検波部から出
力される各音線毎のビデオデータを表示器の1画面分記
憶し、これを走査変換して表示部80に供給する。従っ
てDSC70は少くとも表示部80の1画面分のフレー
ムメモリを有するRAM及び走査変換回路等により構成
される。80は表示部であり、例えばカラーまたはモノ
クロCRT表示器等により構成される。
り、送受波ビームの走査に従い各音線に対応するデジタ
ル信号処理部から順次出力される各音線毎のデータを、
例えば対数圧縮によりレベルを圧縮し、この圧縮後のデ
ータを検波して、この検波されたビデオデータを出力す
るものである。70はデジタルスキャンコンバータ(以
下DSCという)であり、レベル圧縮及び検波部から出
力される各音線毎のビデオデータを表示器の1画面分記
憶し、これを走査変換して表示部80に供給する。従っ
てDSC70は少くとも表示部80の1画面分のフレー
ムメモリを有するRAM及び走査変換回路等により構成
される。80は表示部であり、例えばカラーまたはモノ
クロCRT表示器等により構成される。
【0023】最初に、受波ビームフォーミングを行なう
ための整相加算の信号処理について説明する。整相加算
を広義に解釈すると、開口合成的手法(Synthet
icAperture)も含めてコンボリューシヨン演
算の一種ということになる。またX線CTのビーム走査
における信号処理ではフィルタードコンボリューション
が採用されているが、超音波のビームフォーミングにも
これが適用される。この信号処理をリコンストラクショ
ン(合成処理)と呼んでもよいし、ホログラムを解析し
てイメージ信号を得るといってもよい。この場合のプリ
(前置)フィルタは、ダイナミックアパーチュア(重付
け係数の時間による変更)の場合や、波形歪の等化器
(イコライザ)の場合や、またはダイナミックフィルタ
(周波数特性の付与)の場合等がある。また分散圧縮方
式を採用する場合には、その圧縮側のマッチドフィルタ
とすることもできる。いずれにしろ各検出素子から標本
化周期毎にそれぞれ得られる標本化データにどのような
重付け処理をしてその総和を求めるかという積和演算処
理を行なうことになる。
ための整相加算の信号処理について説明する。整相加算
を広義に解釈すると、開口合成的手法(Synthet
icAperture)も含めてコンボリューシヨン演
算の一種ということになる。またX線CTのビーム走査
における信号処理ではフィルタードコンボリューション
が採用されているが、超音波のビームフォーミングにも
これが適用される。この信号処理をリコンストラクショ
ン(合成処理)と呼んでもよいし、ホログラムを解析し
てイメージ信号を得るといってもよい。この場合のプリ
(前置)フィルタは、ダイナミックアパーチュア(重付
け係数の時間による変更)の場合や、波形歪の等化器
(イコライザ)の場合や、またはダイナミックフィルタ
(周波数特性の付与)の場合等がある。また分散圧縮方
式を採用する場合には、その圧縮側のマッチドフィルタ
とすることもできる。いずれにしろ各検出素子から標本
化周期毎にそれぞれ得られる標本化データにどのような
重付け処理をしてその総和を求めるかという積和演算処
理を行なうことになる。
【0024】前記整相加算処理を行うに際しては、、ま
ずPhase Aberration Correct
ion(以下PACという、位相補正即ち整相の意)処
理、ないし古典的表現でのレトロディレクティブアレイ
処理が行われていることが好ましい。前記PAC処理を
するには、先ず着信波面の位相の不整成分を検出する必
要があるが、これは前記リコンストラクション処理にお
ける積和演算の行程と並行して次のように行なうことが
できる。即ちあるエコー帰投時刻のリコンストラクショ
ン結果のデータ値(即ち整相加算結果のデータ値)を得
るためには、アパーチュアに含まれるすべての各検出素
子から得られるある時間関係の標本化データに重付け処
理を行ない重付けデータを算出し、これらの重付けデー
タの総和として求めた累積データと個々の重付けデータ
との間、もしくは前記重付けデータ相互の間の位相角に
差があれば、この差がPhase Aberratio
nの結果生じた誤差であるとみなしてこれを補正するよ
うにする。
ずPhase Aberration Correct
ion(以下PACという、位相補正即ち整相の意)処
理、ないし古典的表現でのレトロディレクティブアレイ
処理が行われていることが好ましい。前記PAC処理を
するには、先ず着信波面の位相の不整成分を検出する必
要があるが、これは前記リコンストラクション処理にお
ける積和演算の行程と並行して次のように行なうことが
できる。即ちあるエコー帰投時刻のリコンストラクショ
ン結果のデータ値(即ち整相加算結果のデータ値)を得
るためには、アパーチュアに含まれるすべての各検出素
子から得られるある時間関係の標本化データに重付け処
理を行ない重付けデータを算出し、これらの重付けデー
タの総和として求めた累積データと個々の重付けデータ
との間、もしくは前記重付けデータ相互の間の位相角に
差があれば、この差がPhase Aberratio
nの結果生じた誤差であるとみなしてこれを補正するよ
うにする。
【0025】図4は本発明の整相加算を説明する模式図
であり、同図は#1CH〜#64CHまでの各受信チャ
ネルから標本化時刻t1 ,t2 ……毎に量子化されて得
られた標本化データが白丸で示される。ここで各標本化
時刻毎のエコーの標本化データは、既に復調されたベー
スバンドの複素データ(実数部と虚数部とを有する複素
数のデータ)であるとする。この場合図の実線の円弧で
示されるサミングアップラインが指定波面、即ちある瞬
間に実行すべきコンボリューションのカーネル(Ker
nel,1つの解)を与える。そしてこの指定波面上の
黒地の正方形が重付けデータとして示され、整相処理後
の重付けデータをサミングアップラインに沿って集計し
た累積データが整相加算結果のデータ(複素データ)と
なる。前記整相加算処理は、例えば128点の複素FI
R(Finite Impulse Respons
e,有限インパルス応答)フィルタ処理と等価な処理で
ある。そしてこのFIRフィルタ処理と並行して前記P
AC処理(整相処理)を行なう手法を説明する。
であり、同図は#1CH〜#64CHまでの各受信チャ
ネルから標本化時刻t1 ,t2 ……毎に量子化されて得
られた標本化データが白丸で示される。ここで各標本化
時刻毎のエコーの標本化データは、既に復調されたベー
スバンドの複素データ(実数部と虚数部とを有する複素
数のデータ)であるとする。この場合図の実線の円弧で
示されるサミングアップラインが指定波面、即ちある瞬
間に実行すべきコンボリューションのカーネル(Ker
nel,1つの解)を与える。そしてこの指定波面上の
黒地の正方形が重付けデータとして示され、整相処理後
の重付けデータをサミングアップラインに沿って集計し
た累積データが整相加算結果のデータ(複素データ)と
なる。前記整相加算処理は、例えば128点の複素FI
R(Finite Impulse Respons
e,有限インパルス応答)フィルタ処理と等価な処理で
ある。そしてこのFIRフィルタ処理と並行して前記P
AC処理(整相処理)を行なう手法を説明する。
【0026】図4に示される各チャネル毎の重付けデー
タは、指定波面上の黒地の正方形をはさんで時間軸上で
隣合う白丸で示される2つの標本化データからその距離
の比(即ち時間の比)に応じた重付け(スカラー積)演
算を行なうことにより得られる。このようにして得られ
た各チャネル毎の重付けデータ(複素データである)相
互の間の位相角、またはこれらの重付けデータの総和と
して求めた累積データと個々の重付けデータとの間の位
相角に差があれば、Phase Aberration
があったか、または不要な干渉成分があったことにな
る。この位相角の差を各チャネル(即ち各検出素子)毎
に適当な距離分だけ平均化した平均値を作り、この平均
値に基づき個々の重付けデータの位相角を補正する処理
がPAC処理である。
タは、指定波面上の黒地の正方形をはさんで時間軸上で
隣合う白丸で示される2つの標本化データからその距離
の比(即ち時間の比)に応じた重付け(スカラー積)演
算を行なうことにより得られる。このようにして得られ
た各チャネル毎の重付けデータ(複素データである)相
互の間の位相角、またはこれらの重付けデータの総和と
して求めた累積データと個々の重付けデータとの間の位
相角に差があれば、Phase Aberration
があったか、または不要な干渉成分があったことにな
る。この位相角の差を各チャネル(即ち各検出素子)毎
に適当な距離分だけ平均化した平均値を作り、この平均
値に基づき個々の重付けデータの位相角を補正する処理
がPAC処理である。
【0027】前記PAC処理は前記FIRフィルタ相当
の処理を実行中に、プログラムフローの途中の寄り道的
処理として実行することができ、これが最も有効な処理
法である。また前記PAC処理のために必要な位相補正
の作業とは、具体的には標本化データを成す複素数値の
絶対値はかえないでその偏角(つまり位相)のみを変化
させる作業に該当し、従ってθを補正量として次の様な
回転演算のための係数を乗ずる作業である。
の処理を実行中に、プログラムフローの途中の寄り道的
処理として実行することができ、これが最も有効な処理
法である。また前記PAC処理のために必要な位相補正
の作業とは、具体的には標本化データを成す複素数値の
絶対値はかえないでその偏角(つまり位相)のみを変化
させる作業に該当し、従ってθを補正量として次の様な
回転演算のための係数を乗ずる作業である。
【数1】
【0028】別の処理方法として、サミングアップライ
ンの方をPhase Aberrationに合わせて
歪ませるという手法も考えることができる。しかしこの
手法も結局、データの重付け加算、即ち積和演算の一種
であり本質的な差ではない。但しプログラムとして表現
されたときに、その処理手順の順序や、意味付け、命名
法等が多少異なるのみである。これはソフトウェアによ
る整相加算処理を正しく、広義に解釈することにより、
上記いずれの処理方法も含まれることが理解できる。即
ちデジタルないし標本化時系列信号の処理においては、
標本化データがRFエコーデータ、IFエコーデータ、
またはベースバンドデータのいずれでもよい。例えばR
Fエコーデータの場合には、時間軸上でサミングアップ
ラインの直前の2つの標本化データと直後の2つの標本
化データ、即ち4つの標本化データからサミングアップ
ライン位置における重付けデータ(実数データ及び虚数
データ)を得るようにすれば、ベースバンドエコーの場
合と等価の処理になる。
ンの方をPhase Aberrationに合わせて
歪ませるという手法も考えることができる。しかしこの
手法も結局、データの重付け加算、即ち積和演算の一種
であり本質的な差ではない。但しプログラムとして表現
されたときに、その処理手順の順序や、意味付け、命名
法等が多少異なるのみである。これはソフトウェアによ
る整相加算処理を正しく、広義に解釈することにより、
上記いずれの処理方法も含まれることが理解できる。即
ちデジタルないし標本化時系列信号の処理においては、
標本化データがRFエコーデータ、IFエコーデータ、
またはベースバンドデータのいずれでもよい。例えばR
Fエコーデータの場合には、時間軸上でサミングアップ
ラインの直前の2つの標本化データと直後の2つの標本
化データ、即ち4つの標本化データからサミングアップ
ライン位置における重付けデータ(実数データ及び虚数
データ)を得るようにすれば、ベースバンドエコーの場
合と等価の処理になる。
【0029】超音波の送受波ビームの走査による各音線
毎に設けられた各デジタル信号処理部は、内部のプログ
ラムメモリ53に前記詳細に説明した整相加算の演算プ
ログラムを記憶している。そして各DSP52はこのプ
ログラムメモリ53に記憶された演算処理プログラムに
従い、自己の担当する音線についての整相加算演算をソ
フトウェア処理により所定時間内に実行する。例えば#
1デジタル信号処理部101は、超音波の送受波ビーム
が#1音線上にある期間中には標本化周期毎に64チャ
ネル分の標本化データを標本化データメモリ51に順次
格納し、ビーム走査が#2音線から#64音線まで移り
再び#1音線に戻ってくるまでの期間中に、即ち実時間
の64倍の時間内に整相加算演算処理を行ない、その処
理結果のイメージデータをイメージデータメモリ54に
格納すればよいことになる。
毎に設けられた各デジタル信号処理部は、内部のプログ
ラムメモリ53に前記詳細に説明した整相加算の演算プ
ログラムを記憶している。そして各DSP52はこのプ
ログラムメモリ53に記憶された演算処理プログラムに
従い、自己の担当する音線についての整相加算演算をソ
フトウェア処理により所定時間内に実行する。例えば#
1デジタル信号処理部101は、超音波の送受波ビーム
が#1音線上にある期間中には標本化周期毎に64チャ
ネル分の標本化データを標本化データメモリ51に順次
格納し、ビーム走査が#2音線から#64音線まで移り
再び#1音線に戻ってくるまでの期間中に、即ち実時間
の64倍の時間内に整相加算演算処理を行ない、その処
理結果のイメージデータをイメージデータメモリ54に
格納すればよいことになる。
【0030】いまエコーのサンプリングレートを20M
Hz、即ち標本化周期を50nsecとすると、この時間
は通常のDSPの1命令サイクルタイムの上限に近い値
であるが、1つの標本化データがDSP52の1命令で
処理可能と考えてよい。また標本化データがRFエコー
データの場合に1音線の整相加算に要する処理命令の数
は、プローブのエレメント数と時間軸上の標本化デター
数との積の回数となる。従ってこの例における64エレ
メントのフェーズドアレイの場合、実時間の64倍の時
間があればDSP52がプログラム処理により1音線の
受波整相加算処理を完了させることができる。
Hz、即ち標本化周期を50nsecとすると、この時間
は通常のDSPの1命令サイクルタイムの上限に近い値
であるが、1つの標本化データがDSP52の1命令で
処理可能と考えてよい。また標本化データがRFエコー
データの場合に1音線の整相加算に要する処理命令の数
は、プローブのエレメント数と時間軸上の標本化デター
数との積の回数となる。従ってこの例における64エレ
メントのフェーズドアレイの場合、実時間の64倍の時
間があればDSP52がプログラム処理により1音線の
受波整相加算処理を完了させることができる。
【0031】図1の例においては、デジタル信号処理部
を64個の各音線毎に設けるようにしたので、各デジタ
ル信号処理部はビーム走査が一巡するまでの間に自己の
担当する音線についての受波整相加算処理を完了させる
ことができ、装置全体としてはビーム走査のすべての音
線についての処理を実時間で行なうことが可能となる。
この各音線毎に整相加算処理されたデータが各デジタル
信号処理部内のイメージデータメモリ54から読出さ
れ、この読出されたデータがRFエコーデータの場合に
は、レベル圧縮及び検波部60で圧縮検波された後に、
DSC部70に供給される。またイメージデータメモリ
54から読出されたデータがベースバンドデータの場合
には、直接DSC部70に供給される。DSC部70は
表示器1画面分のデータを記憶し、これを走査変換して
表示部80により表示させる。これらの動作は従来装置
と同一のため詳細説明は省略する。
を64個の各音線毎に設けるようにしたので、各デジタ
ル信号処理部はビーム走査が一巡するまでの間に自己の
担当する音線についての受波整相加算処理を完了させる
ことができ、装置全体としてはビーム走査のすべての音
線についての処理を実時間で行なうことが可能となる。
この各音線毎に整相加算処理されたデータが各デジタル
信号処理部内のイメージデータメモリ54から読出さ
れ、この読出されたデータがRFエコーデータの場合に
は、レベル圧縮及び検波部60で圧縮検波された後に、
DSC部70に供給される。またイメージデータメモリ
54から読出されたデータがベースバンドデータの場合
には、直接DSC部70に供給される。DSC部70は
表示器1画面分のデータを記憶し、これを走査変換して
表示部80により表示させる。これらの動作は従来装置
と同一のため詳細説明は省略する。
【0032】図1の実施例においては、1つの音線、即
1単位の送受波ビームについてのエコーデータは1つの
デジタル信号処理部または1つのDSPにより処理され
る例を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えばDSP52のデータ処理能力に余裕が無い場
合には、1単位の信号処理系にDSPが複数存在し、1
音線のRFエコーの時系列データを多少重複さるように
複数区間に分割して、この分割された区間毎に個別のD
SPが処理するようにしてもよい。
1単位の送受波ビームについてのエコーデータは1つの
デジタル信号処理部または1つのDSPにより処理され
る例を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えばDSP52のデータ処理能力に余裕が無い場
合には、1単位の信号処理系にDSPが複数存在し、1
音線のRFエコーの時系列データを多少重複さるように
複数区間に分割して、この分割された区間毎に個別のD
SPが処理するようにしてもよい。
【0033】ここで本発明の別の実施例ついて説明す
る。これは各デジタル信号処理部またはDSP52のデ
ータ処理能力に余裕を持たせることにより、2本以上の
複数の音線についてのエコーデータを1つのデジタル信
号処理部により処理して、複数の音線についての整相加
算結果のデータが得られるようなシステム構成とするこ
とである。この場合デジタル信号処理部の数が減少する
ことにより装置のコストが低減される効果がある。また
必ずしも1つのデジタル信号処理部(または1つのDS
P)により2本または3本の音線のデータを処理する代
りに、例えば協調する2つまたは3つのデジタル信号処
理部により5本または7本の音線のデータを処理するよ
うにしても、システム全体としてデジタル信号処理部の
数の低減効果はあることになる。
る。これは各デジタル信号処理部またはDSP52のデ
ータ処理能力に余裕を持たせることにより、2本以上の
複数の音線についてのエコーデータを1つのデジタル信
号処理部により処理して、複数の音線についての整相加
算結果のデータが得られるようなシステム構成とするこ
とである。この場合デジタル信号処理部の数が減少する
ことにより装置のコストが低減される効果がある。また
必ずしも1つのデジタル信号処理部(または1つのDS
P)により2本または3本の音線のデータを処理する代
りに、例えば協調する2つまたは3つのデジタル信号処
理部により5本または7本の音線のデータを処理するよ
うにしても、システム全体としてデジタル信号処理部の
数の低減効果はあることになる。
【0034】このように複数の音線についてのエコーデ
ータを1つのデジタル信号処理部により処理する場合に
は、お互に隣合う2本以上の音線をまとめて1単位の音
線群として、この1単位の音線群のエコーデータを1つ
のメモリ領域に記憶し、1つのDSPで処理するのが好
ましい。その理由は方位角が隣合っている音線の方が、
離れた方位角の音線の場合よりも整相加算の処理が似て
いるので、プログラムに共通部分が生じ同一の処理プロ
グラムを共用することができる点の利点があるからであ
る。
ータを1つのデジタル信号処理部により処理する場合に
は、お互に隣合う2本以上の音線をまとめて1単位の音
線群として、この1単位の音線群のエコーデータを1つ
のメモリ領域に記憶し、1つのDSPで処理するのが好
ましい。その理由は方位角が隣合っている音線の方が、
離れた方位角の音線の場合よりも整相加算の処理が似て
いるので、プログラムに共通部分が生じ同一の処理プロ
グラムを共用することができる点の利点があるからであ
る。
【0035】勿論ビーム走査の各音線毎に合成すべき方
位角が異なり、またダイナミックフォーカス、ダイナミ
ックアパーチュア及びスライデイングフイルタ等も各音
線毎に行なう必要があるので、デジタル信号処理部内の
プログラムメモリ53に格納される引用変数は音線によ
り変ってくる。具体的には標本化データメモリ51内に
標本化データを格納する物理的アドレスが、超音波プロ
ーブ10内の各エレメント番号とエコーの帰投時刻とを
表わしているので、このアドレスの引用変数が音線番号
や方位角等により変わってくる。しかし音線番号が決ま
ると、これらの引用変数を決めることができるので、標
本化データと共にその音線番号または方位角等の必要情
報を併記して標本化デターメモリ51に記憶するように
すれば、DSP52は上記必要情報を参照して走行前に
引用変数を決めて信号処理を開始することができる。
位角が異なり、またダイナミックフォーカス、ダイナミ
ックアパーチュア及びスライデイングフイルタ等も各音
線毎に行なう必要があるので、デジタル信号処理部内の
プログラムメモリ53に格納される引用変数は音線によ
り変ってくる。具体的には標本化データメモリ51内に
標本化データを格納する物理的アドレスが、超音波プロ
ーブ10内の各エレメント番号とエコーの帰投時刻とを
表わしているので、このアドレスの引用変数が音線番号
や方位角等により変わってくる。しかし音線番号が決ま
ると、これらの引用変数を決めることができるので、標
本化データと共にその音線番号または方位角等の必要情
報を併記して標本化デターメモリ51に記憶するように
すれば、DSP52は上記必要情報を参照して走行前に
引用変数を決めて信号処理を開始することができる。
【0036】さらに複数の音線についてのエコーデータ
を1つのデジタル信号処理部により処理する場合には、
処理プログラムの共用のみならずエコーデータを共用し
て処理を行なうことができる。これはビームフォーミン
グの一手法であるマルチビームフォーミングと呼ばれた
ものに相当する。即ち1つのフェーズトアレイを複数の
サブアレイに分割し、サブアレイ毎にリコンストラクシ
ョンの処理を行ない、その後サブアレイの合成結果に位
相や遅延時間の分布処理を行って多様に合成し最終結果
を得る方法である。
を1つのデジタル信号処理部により処理する場合には、
処理プログラムの共用のみならずエコーデータを共用し
て処理を行なうことができる。これはビームフォーミン
グの一手法であるマルチビームフォーミングと呼ばれた
ものに相当する。即ち1つのフェーズトアレイを複数の
サブアレイに分割し、サブアレイ毎にリコンストラクシ
ョンの処理を行ない、その後サブアレイの合成結果に位
相や遅延時間の分布処理を行って多様に合成し最終結果
を得る方法である。
【0037】次に各デジタル信号処理部またはDSP5
2のデータ処理能力に余裕を持たせる具体的な方法を説
明する。図1の実施例においは、各デジタル信号処理部
内の標本化データメモリ51に格納するデータは、超音
波プローブ10内の各検出素子から得られるそれぞれの
受信信号を高速のサンプリングレート(前例では20M
Hz)により量子化したRFエコーデータを格納した例
を示した。この場合データのサンプル数が多いのでDS
Pの処理能力の関係から1本の音線のデータは1つのD
SPにより処理するようにした。しかし前記RFエコー
データの代わりに、RF信号の周波数をダウンコンバー
トしたIF(中間周波数)エコーデータやベースバンド
データを格納するようにすれば、サンプリングレートを
RFエコーデータの場合の1/2〜1/4程度に低下さ
せ、必然的に標本化データ数を同程度に減少させること
ができる。このように演算を要するデータ数の減少によ
り、演算処理時間も減少するからDSPの処理能力には
余裕ができる。従って隣合う2本または2本以上の音線
についての標本化データを1つのメモリ領域に格納し、
1つのDSPによりまとめて処理することが具体的に可
能となる。なお、標本化データとしてベースバンドのデ
ータを標本化データメモリ51に格納する場合には、図
1のレベル圧縮及び検波部60は送受信部20内に含ま
れる構成となり、各デジタル信号処理部内のイメージデ
ータメモリ54の出力が直接DSC部70に供給され
る。
2のデータ処理能力に余裕を持たせる具体的な方法を説
明する。図1の実施例においは、各デジタル信号処理部
内の標本化データメモリ51に格納するデータは、超音
波プローブ10内の各検出素子から得られるそれぞれの
受信信号を高速のサンプリングレート(前例では20M
Hz)により量子化したRFエコーデータを格納した例
を示した。この場合データのサンプル数が多いのでDS
Pの処理能力の関係から1本の音線のデータは1つのD
SPにより処理するようにした。しかし前記RFエコー
データの代わりに、RF信号の周波数をダウンコンバー
トしたIF(中間周波数)エコーデータやベースバンド
データを格納するようにすれば、サンプリングレートを
RFエコーデータの場合の1/2〜1/4程度に低下さ
せ、必然的に標本化データ数を同程度に減少させること
ができる。このように演算を要するデータ数の減少によ
り、演算処理時間も減少するからDSPの処理能力には
余裕ができる。従って隣合う2本または2本以上の音線
についての標本化データを1つのメモリ領域に格納し、
1つのDSPによりまとめて処理することが具体的に可
能となる。なお、標本化データとしてベースバンドのデ
ータを標本化データメモリ51に格納する場合には、図
1のレベル圧縮及び検波部60は送受信部20内に含ま
れる構成となり、各デジタル信号処理部内のイメージデ
ータメモリ54の出力が直接DSC部70に供給され
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、超音波診
断装置で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器に
おいて、超音波送受波ビームの走査による各音線にそれ
ぞれ対応して音線数と等しい数のデジタル信号処理手段
を設け、前記各デジタル信号処理手段はそれぞれ自己の
担当する音線に係る超音波プローブ内の各検出素子から
それぞれ標本化周期毎に得られる標本化データを受理す
ると、これらのデータを一旦標本化データメモリに記憶
後、デジタル信号プロセッサはビーム走査が一巡する時
間内に、プログラムメモリに記憶した演算処理プログラ
ムに基づき、ソフトウェア処理による整相加算演算を行
ない、その演算結果のデータを出力するようにしたの
で、高速AD変換器等の高価なハードウェア機器を使用
しなくとも十分に位相の整合した良質の画像をソフトウ
ェア処理により実時間で得ることができる効果がある。
断装置で受波ビームフォーミングを行なう整相加算器に
おいて、超音波送受波ビームの走査による各音線にそれ
ぞれ対応して音線数と等しい数のデジタル信号処理手段
を設け、前記各デジタル信号処理手段はそれぞれ自己の
担当する音線に係る超音波プローブ内の各検出素子から
それぞれ標本化周期毎に得られる標本化データを受理す
ると、これらのデータを一旦標本化データメモリに記憶
後、デジタル信号プロセッサはビーム走査が一巡する時
間内に、プログラムメモリに記憶した演算処理プログラ
ムに基づき、ソフトウェア処理による整相加算演算を行
ない、その演算結果のデータを出力するようにしたの
で、高速AD変換器等の高価なハードウェア機器を使用
しなくとも十分に位相の整合した良質の画像をソフトウ
ェア処理により実時間で得ることができる効果がある。
【0039】また本発明によれば、超音波診断装置で受
波ビームフォーミングを行なう整相加算器において、超
音波送受波ビームの走査による各音線のそれぞれ隣合う
複数の音線を1単位の音線群とし、該1単位の音線群に
対応してそれぞれデジタル信号処理手段を設け、前記各
デジタル信号処理手段はそれぞれ自己の担当する1単位
の音線群に係る超音波プローブ内の各検出素子からそれ
ぞれ標本化周期毎に得られる標本化データを受理する
と、これらのデータを一旦標本化データメモリに記憶
後、デジタル信号プロセッサはビーム走査が一巡する時
間内に、プログラムメモリに記憶した演算処理プログラ
ムに基づき、ソフトウェア処理による整相加算演算を行
ない、その演算結果のデータを出力するようにしたの
で、前記良質の画像を実時間で得られると共に、システ
ム全体としてデジタル信号処理手段の数を減少させ装置
のコストを低減できる効果がある。
波ビームフォーミングを行なう整相加算器において、超
音波送受波ビームの走査による各音線のそれぞれ隣合う
複数の音線を1単位の音線群とし、該1単位の音線群に
対応してそれぞれデジタル信号処理手段を設け、前記各
デジタル信号処理手段はそれぞれ自己の担当する1単位
の音線群に係る超音波プローブ内の各検出素子からそれ
ぞれ標本化周期毎に得られる標本化データを受理する
と、これらのデータを一旦標本化データメモリに記憶
後、デジタル信号プロセッサはビーム走査が一巡する時
間内に、プログラムメモリに記憶した演算処理プログラ
ムに基づき、ソフトウェア処理による整相加算演算を行
ない、その演算結果のデータを出力するようにしたの
で、前記良質の画像を実時間で得られると共に、システ
ム全体としてデジタル信号処理手段の数を減少させ装置
のコストを低減できる効果がある。
【0040】また本発明によれば、前記超音波プローブ
内の各検出素子から得られる受信信号を周波数変換した
中間周波数またはベースバンドの低周波信号を所定の標
本化周期毎に量子化して標本化データを得るようにした
ので、標本化データ数の低減による演算処理時間の短縮
により、前記デジタル信号処理手段の数の減少を容易に
実現できる効果がある。
内の各検出素子から得られる受信信号を周波数変換した
中間周波数またはベースバンドの低周波信号を所定の標
本化周期毎に量子化して標本化データを得るようにした
ので、標本化データ数の低減による演算処理時間の短縮
により、前記デジタル信号処理手段の数の減少を容易に
実現できる効果がある。
【0041】また本発明によれば、前記1単位の音線群
毎に設けられた前記各デジタル信号処理手段は、前記デ
ジタルマルチプレクサから供給される自己の担当する1
単位の音線群についての標本化データを格納する際に、
標本化データと共にその音線番号または方位角等のデー
タ識別情報を格納するようにしたので、各音線について
の整相加算演算プログラムについての共通部分が生じ、
プログラムを格納するメモリ容量を減少させることがで
きる効果がある。
毎に設けられた前記各デジタル信号処理手段は、前記デ
ジタルマルチプレクサから供給される自己の担当する1
単位の音線群についての標本化データを格納する際に、
標本化データと共にその音線番号または方位角等のデー
タ識別情報を格納するようにしたので、各音線について
の整相加算演算プログラムについての共通部分が生じ、
プログラムを格納するメモリ容量を減少させることがで
きる効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すデジタル式受波ビーム
フォーミング装置のブロック構成図である。
フォーミング装置のブロック構成図である。
【図2】図1の送受信部の主要構成ブロック図である。
【図3】図1のデジタル信号処理部の構成ブロック図で
ある。
ある。
【図4】本発明の整相加算を説明する模式図である。
【図5】従来のデジタル式ビームフォーミング装置の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
2 PAユニット
3 ADCユニット
5 デジタル可変遅延ユニット
6 デジタル加算器
10 超音波プローブ
20 送受信部
30 送波ビームフォーマ
40 デジタルマルチプレクサ
51 標本化データメモリ
52 DSP
53 プログラムメモリ
54 イメージデータメモリ
60 レベル圧縮及び検波部
70 DSC部
80 表示部
101〜164 #1〜#64デジタル信号処理部
Claims (4)
- 【請求項1】 超音波診断装置で受波ビームフォーミン
グを行なう整相加算器において、 超音波プローブ内の各検出素子から得られるそれぞれの
受信信号を所定の標本化周期毎に量子化して標本化デー
タを得る標本化データ取得手段と、 超音波送受波ビームの走査による各音線に対応してそれ
ぞれ設けられたデジタル信号処理手段と、 前記超音波送受波ビームの走査に同期して前記各音線に
対応してそれぞれ設けられデジタル信号処理手段を順次
選択し、該選択されたデジタル信号処理手段に前記標本
化データ取得手段により得られた標本化データを供給す
るデジタルマルチプレクサとを備え、 前記各デジタル信号処理手段は、前記デジタルマルチプ
レクサから供給される自己の担当音線についての標本化
データを格納する標本化デターメモリと、 前記担当音線についての整相加算の演算プログラムを記
憶するプログラムメモリと、 前記プログラムメモリに記憶された整相加算の演算プロ
グラムに基づき前記標本化データメモリに格納された標
本化データをソフトウェア処理して前記担当音線につい
ての整相加算結果のデータを得るデジタル信号プロセッ
サと、 前記デジタル信号プロセッサがソフトウェア処理した整
相加算結果のデータを一時記憶するイメージデータメモ
リとを含むことを特徴とするソフトウェア処理による整
相加算器。 - 【請求項2】 超音波診断装置で受波ビームフォーミン
グを行なう整相加算器において、 超音波プローブ内の各検出素子から得られるそれぞれの
受信信号を所定の標本化周期毎に量子化して標本化デー
タを得る標本化データ取得手段と、 超音波送受波ビームの走査による各音線のそれぞれ隣合
う複数の音線を1単位の音線群とし、該1単位の音線群
に対応してそれぞれ設けられたデジタル信号処理手段
と、 前記超音波送受波ビームの走査に同期して前記1単位の
音線群に対応してそれぞれ設けられデジタル信号処理手
段を順次選択し、該選択されたデジタル信号処理手段に
前記標本化データ取得手段により得られた標本化データ
を供給するデジタルマルチプレクサを備え、 前記各デジタル信号処理手段は、前記デジタルマルチプ
レクサから供給される自己の担当する1単位の音線群に
ついての標本化データを格納する標本化データメモリ
と、 前記担当する1単位の音線群についての整相加算の演算
プログラムを記憶するプログラムメモリと、 前記プログラムメモリに記憶された整相加算の演算プロ
グラムに基づき前記標本化データメモリに格納された標
本化データをソフトウェア処理して前記担当する1単位
の音線群についての整相加算結果のデータを得るデジタ
ル信号プロセッサと、 前記デジタル信号プロセッサがソフトウェア処理した整
相加算結果のデータを一時記憶するイメージデータメモ
リとを含むことを特徴とするソフトウェア処理による整
相加算器。 - 【請求項3】 前記超音波プローブ内の各検出素子から
得られる受信信号を周波数変換した中間周波数またはベ
ースバンドの低周波信号を所定の標本化周期毎に量子化
して標本化データを得る標本化データ取得手段を備えた
ことを特徴とする請求項2記載のソフトウェア処理によ
る整相加算器。 - 【請求項4】 前記各デジタル信号処理手段は、前記デ
ジタルマルチプレクサから供給される自己の担当する1
単位の音線群についての標本化データを格納する際に、
標本化データと共にその音線番号または方位角等のデー
タ識別情報を格納する標本化データメモリを備えたこと
を特徴とする請求項2または請求項3記載のソフトウェ
ア処理による整相加算器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/687,037 US5216516A (en) | 1990-04-27 | 1991-04-16 | Orthogonal transformation arithmetic unit |
| JP3173820A JPH0515532A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | ソフトウエア処理による整相加算器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3173820A JPH0515532A (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | ソフトウエア処理による整相加算器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515532A true JPH0515532A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15967761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3173820A Pending JPH0515532A (ja) | 1990-04-27 | 1991-07-15 | ソフトウエア処理による整相加算器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515532A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003180688A (ja) * | 2001-10-20 | 2003-07-02 | Novasonics Inc | 幅広ビーム映像化 |
| JP2008220652A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Toshiba Corp | 超音波診断装置、及び超音波画像生成プログラム |
| JP2009240667A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 超音波撮像装置及び超音波撮像方法 |
| JP2010017456A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 超音波診断装置 |
| JP2010029374A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Fujifilm Corp | 超音波診断装置 |
| JP2010142658A (ja) * | 2001-10-20 | 2010-07-01 | Zonare Medical Systems Inc | 幅広ビーム映像化 |
| JP2013039388A (ja) * | 2001-10-20 | 2013-02-28 | Zonare Medical Systems Inc | 幅広ビーム映像化 |
| KR101636234B1 (ko) * | 2015-01-07 | 2016-07-05 | 포항공과대학교 산학협력단 | 단일 칩 형태의 초음파 영상기기용 수신단 회로 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP3173820A patent/JPH0515532A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003180688A (ja) * | 2001-10-20 | 2003-07-02 | Novasonics Inc | 幅広ビーム映像化 |
| JP2010142658A (ja) * | 2001-10-20 | 2010-07-01 | Zonare Medical Systems Inc | 幅広ビーム映像化 |
| JP2013039388A (ja) * | 2001-10-20 | 2013-02-28 | Zonare Medical Systems Inc | 幅広ビーム映像化 |
| JP2008220652A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Toshiba Corp | 超音波診断装置、及び超音波画像生成プログラム |
| JP2009240667A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | 超音波撮像装置及び超音波撮像方法 |
| JP2010017456A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 超音波診断装置 |
| JP2010029374A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Fujifilm Corp | 超音波診断装置 |
| KR101636234B1 (ko) * | 2015-01-07 | 2016-07-05 | 포항공과대학교 산학협력단 | 단일 칩 형태의 초음파 영상기기용 수신단 회로 |
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