JPH05155U - 呼吸気体格納装置 - Google Patents

呼吸気体格納装置

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JPH05155U
JPH05155U JP5625991U JP5625991U JPH05155U JP H05155 U JPH05155 U JP H05155U JP 5625991 U JP5625991 U JP 5625991U JP 5625991 U JP5625991 U JP 5625991U JP H05155 U JPH05155 U JP H05155U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 健康増進、病気の予防や治療の促進に好適す
る低酸素空気を簡単に得る。 【構成】 鉢型のマスク1に設けた貫通孔3に連通管5
の一端を連結する。この連通管5の他端に呼吸気体格納
タンク7を連結する。この呼吸気体格納タンク7は内部
が閉鎖空間9となっており、連通管5を介して外部と自
由連通し、外気と同じ気体構成および空気圧となってい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は呼吸気体格納装置に係り、特に、健康増進、病気の予防や治療の促進 に好適する呼吸気体格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、単位体積当りの酸素密度を低くした低酸素空気が健康に好ましい影響を 与えることが一部で知られている。 例えば、Michael P. Ward London Chapman And Hall Medicine社出版の「High Altitude Medicine And Physiology 」中の71〜73頁には、James.S. Mille dge And John B. West により、3000m以上のエチオピア高原の原住民にマ ラリア疾患が極めて少なく、低酸素空気が健康に好ましい影響を与える旨の報告 がある。 また、Mcgraw-Hill Book Co.社出版の「Everest - The Testing Place」の1 82頁や、Trapani J.L. Jordan R.T. Antibody Formation In Rabbits Adapted To High Altitude Fed Proc 1962−VOL21,No.1中の25頁にも同 様の記載がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、低酸素空気が健康に好ましいことが分っていても、いずれも長 期間の滞在、訓練、忍耐等を必要とするうえ、場合によってはそれに耐える体力 も要求されるから、一般には手軽に実行できないのが現状である。 さらに、低酸素空気を供給する器具も提案されているが、その構成は複雑であ るうえ高価となる難点があり、一般には簡単に低酸素空気を得ることが困難であ った。 本考案はこのような従来の欠点を解決するためになされたもので、簡単な構成 により常圧下で低酸素空気を得ることができる安価な呼吸気体格納装置の提供を 目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本考案は、貫通部を有し呼吸口に当てる気密 材料製マスクと、このマスクに連結されるとともにその貫通部を介してそのマス クの呼吸口側と連通された閉鎖空間を有する呼吸気体格納タンクとを有して構成 されている。 そして、本考案では、その閉鎖区間内又はこれに連通する部分に二酸化炭素を 吸収させる二酸化炭素吸収剤を配置することが好ましく、更に、各々逆止部材を 有する吸気管および又は排気管をその閉鎖区間内に差込んで上記マスクと閉鎖空 間を連通するとよい。
【0005】
【作用】
このような手段を備えた本考案では、マスクを例えば人の呼吸口に当てて呼吸 気体格納タンク内の空気で呼吸させると、この呼吸によって呼吸気体格納タンク の酸素濃度が低下し、常圧下で低酸素空気が自動的に作成される。 そして、呼吸気体格納タンク等内に二酸化炭素吸収剤を配置する構成では、呼 吸によって閉鎖空間内に流入する二酸化炭素が、二酸化炭素吸収剤に吸収されて 二酸化炭素濃度の上昇テンポが遅くなるし、各々逆止部材をする吸気管および又 は排気管をその閉鎖空間内に差込む構成では、呼吸口からの呼吸気体がその閉鎖 空間内の残り気体と早く混合する。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る呼吸気体格納装置の一実施例を示す断面図である。 図において、マスク1は可撓性の気密材料例えば天然ゴム又は塩化ビニル樹脂 等の合成樹脂を広口の浅い鉢型に成形加工されてなり、少なくとも人の口に当て ることが可能な形状を有し、その中央部に貫通孔3を備えている。なお、口と鼻 を一度に覆ってこれらを気密できるようするとよい。 マスク1の貫通孔3には連通管5の一端が連結されており、この連通管5の他 端には呼吸気体格納タンク7が連結されている。 この呼吸気体格納タンク7は、例えば塩化ビニル樹脂等のプラスチック材料や 金属材料からなる円柱型の中空タンクや袋体であり、内部が閉鎖空間9となって 連通管5を介して外気と自由連通し、外気と同じ気体構成および空気圧となって いる。
【0007】 呼吸気体格納タンク7は、連通管5との連結部(図中上部)から少し下がった 位置に、例えばソーダライム等の二酸化炭素吸収剤を付着させた多孔質の二酸化 炭素吸収層11が呼吸気体格納タンク内壁に取り付けられて、閉鎖空間9を上下 に区画している。 また、呼吸気体格納タンク7の下部には細い連通孔13が形成されており、外 部から外気を流入させる逆止部付き送風器としてのゴム球15がその連通孔13 に連結されいるが、これら連通孔13やゴム球15は必須ではない。 連通管5の途中は分岐して加湿器17および付香器19が直列的に連結されて いる。
【0008】 加湿器17は、単に新鮮な水を溜めたものであったり溜めた水から水蒸気を発 生させる加熱手段を備えたものであり、連通管5内の空気に湿気を与えるもので ある。符号17aは蓋、17bは容器である。 付香器19は連通管5に香を飛散させるものであり、例えばフィトンチット芳 香剤を収納している。符号19aは蓋、19bは容器である。 加湿器17および付香器19は本考案において必須のものではない。
【0009】 次に、このように説明した本考案の呼吸気体格納装置の使用例を説明する。 呼吸気体格納タンク7内に外気を充満させ、マスク1を口と鼻を覆うようにし て人の呼吸口に当てて閉鎖空間9内の空気で呼吸させると、呼吸の進行によって 閉鎖空間9内の酸素濃度が低下する。 なお、呼吸気体格納タンク7内に外気を充満させるには、上述したゴム球15 用いると早く充満できる。 呼吸気体格納タンク7の閉鎖空間9の容量や呼吸量等にもよるが、例えば5リ ットルの閉鎖空間9の場合に、成人男性では図2に示すような特性で酸素濃度が 低下する。この特性図によれば、数分で閉鎖空間9内が十数%の低酸素空気状態 となる。
【0010】 低酸素状態は十数%前後が好ましいと考えられているから、通常の呼吸状態に よる使用開始後、数分程度で好ましい低酸素空気状態となり、その後数分間程度 持続することになる。そのため、本考案の呼吸気体格納装置は呼吸開始後、数分 間程度使用可能となる。 しかも、連通管5に加湿器17から湿気が与えられるから、呼吸時に喉に湿り 気を与えることが可能となるし、付香器19によって快い雰囲気を得ることがで きる利点がある。もっとも、逆に加湿器17に代えて除湿器を備えてもよい。 さらに、二酸化炭素を吸収させる二酸化炭素吸収層11が呼吸気体格納タンク 7の閉鎖空間9内に配置されているから、気体として溜まる二酸化炭素の増加量 を遅延させることができるので、呼吸の進行によって低酸素空気状態を形成した とき高濃度の二酸化炭素状態が形成され難くなり、二酸化炭素の濃度上昇による 万一の支障を回避できる。
【0011】 参考までに、図3に二酸化炭素吸収層11を配置したときの二酸化炭素濃度の 変化を%で示すとともに、二酸化炭素吸収層11を配置しないときの二酸化炭素 濃度の変化をmlの単位で示す。 ところで、二酸化炭素吸収剤にはその吸収量に応じて変色する吸収剤が供給さ れているから、この種の二酸化炭素吸収剤を二酸化炭素吸収層11に用いるとと もに呼吸気体格納タンク7の全部又は一部を透明材料で形成すれば、その変色に よって二酸化炭素吸収剤の使用限度を確認できる。 なお、二酸化炭素吸収剤は呼吸気体格納タンク7の閉鎖空間9内に配置する例 に限らず、閉鎖空間9と外部との連通管5に配置してもよい。
【0012】 このように構成した本考案の呼吸気体格納装置によれば、簡単に低酸素空気状 態を常圧下で形成することが可能となり、この低酸素を呼吸することにより嫌気 的に糖分を分解してエネルギーを得る代謝である解糖能(glycolysis)を刺激し 、身体の抵抗力を向上させることができる。 このような身体中でのメカニズムを化学式で次のように示すことができる。 1/n(C6 10 5 )n+3ADP+3H3 PO4 →2C3 6 3 +3ATP そのため、短い期間でも低酸素空気を呼吸させることにより、医療上の効果が 期待できる。すなわち、自律神経失調症、種々のアレルギー性の皮膚疾患、呼吸 器疾患、循環器疾患、習慣性流産等の防止や治療促進に効果的である。
【0013】 図4は本考案に係る呼吸気体格納装置の他の実施例を示している。 図4において、合成樹脂等の可撓性の気密材料を広口の浅い鉢型に成形加工し たマスク21は、貫通孔23を有し、呼吸気体格納タンク25に直接連結されて おり、呼吸気体格納タンク25内の閉鎖空間27がその貫通孔23を介して外部 と自由連通されている。 マスク21の貫通孔23近傍には、加湿されるとともに香料の付加された多孔 質の例えば紙メッシュフィルタ29が加湿器および付香器としてその貫通孔23 を塞ぐように取付けられている。この紙メッシュフィルタ29は着脱容易に取り 付けられ、適当な使用時間後に交換可能になっている。 マスク21の貫通孔23近傍からは、排気管31および吸気管33が呼吸気体 格納タンク25の閉鎖空間27内に差込まれている。
【0014】 これら排気管31および吸気管33の途中には逆止弁31a、33aが配置さ れており、排気管31からは閉鎖空間27内の空気がマスク21へ流出せず、吸 気管33からはマスク21から閉鎖空間27内へ空気が流入しないようになって いる。逆止弁31a、33aとしては従来公知の逆止部材が考えられる。 排気管31および吸気管33のうち吸気管33の方が長くなっており、閉鎖空 間27の上部から少し下がった位置に閉鎖空間27を上下に区画するように取り 付けられた二酸化炭素吸収層35を貫通して閉鎖空間27内の底部まで伸びてい る。他方の排気管31は二酸化炭素吸収層11の上側で止っている。 なお、呼吸気体格納タンク25には図1のような連通孔を設けてゴム球を連結 することも可能であるが、図示を省略した。
【0015】 このような構成の呼吸気体格納装置では、マスク21を口と鼻を覆うようにし て人の呼吸口に当てて呼吸させると、排気時には排気気体が排気管31を介して 閉鎖空間27内において二酸化炭素吸収層35の上側に流入し、その流入圧力で 二酸化炭素吸収層35を流過する。 吸気時には、吸気管33を介して閉鎖空間27内の底部からの空気を吸気する ことにより、常圧下で低酸素空気が得られる。
【0016】 そして、呼吸の繰返しによって閉鎖空間27内の空気が自動的に攪拌されて常 に均一化されるし、二酸化炭素吸収層35で二酸化炭素の濃度上昇を抑えた低酸 素空気を得ることができる。 図4の構成においては、排気管31および吸気管33のうち排気管33の方を 長くしてもよく、双方を長くしてもよい。しかし、排気管31および吸気管33 のうちいずれか一方を長く形成した方が閉鎖空間27内の空気を早く均一化する ことができるから好ましい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、呼吸口に当てる気密製マスクに貫通部を形成し 、この貫通部を介して呼吸気体格納タンクの閉鎖空間をそのマスクの呼吸口側と 連通したから、マスクを呼吸口に当てて呼吸するだけで常圧下で簡単に低酸素空 気を形成できるうえ、構成が簡単で価格も安価である。 また、呼吸気体格納タンク内等に二酸化炭素吸収剤を配置する構成では、呼吸 気体格納タンク内へ二酸化炭素が流入しても二酸化炭素吸収剤に吸収されて二酸 化炭素濃度の上昇テンポが遅くなり、低酸素空気状態を長く維持できる。 さらに、各々逆止部材をする吸気管および又は排気管を閉鎖空間内に差込む構 成では、呼吸口からの排気気体が閉鎖空間内の全体に回り易く、呼吸気体格納タ ンク内の残り気体と混合されて均一な低酸素空気状態を早く得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る呼吸気体格納装置の一実施例を示
す断面図である。
【図2】酸素および二酸化炭素の濃度変化を示す特性図
である。
【図3】二酸化炭素吸収剤による二酸化炭素の増加濃度
変化を示す特性図である。
【図4】本考案の呼吸気体格納装置の他の実施例を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
1、21 マスク 3、23 貫通孔 5、25 連通管 7、21 呼吸気体格納タンク 9、27 閉鎖空間 11、35 二酸化炭素吸収剤(二酸化炭素吸収層) 13 連通孔 15 ゴム球 17 加湿器 19 付香器 29 メッシュフィルタ 31 排気管 31a、33a 逆止部材(逆止弁) 33 吸気管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通部を有し呼吸口に当てる気密材料製
    マスクと、このマスクに連結されるとともに前記貫通部
    を介して前記マスクの呼吸口側と連通された閉鎖空間を
    有する呼吸気体格納タンクと、を具備することを特徴と
    する呼吸気体格納装置。
  2. 【請求項2】 前記閉鎖空間内又はこれに連通する部分
    に二酸化炭素を吸収させる二酸化炭素吸収剤を配置して
    なる請求項1記載の呼吸気体格納装置。
  3. 【請求項3】 前記閉鎖空間内に差込まれるとともに各
    々逆止部材を有する吸気管および又は排気管を介して前
    記閉鎖空間が前記マスクに連通されてなる請求項1又は
    2記載の呼吸気体格納装置。
JP5625991U 1991-06-24 1991-06-24 呼吸気体格納装置 Expired - Lifetime JPH0724110Y2 (ja)

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JP5625991U JPH0724110Y2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 呼吸気体格納装置

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JPH05155U true JPH05155U (ja) 1993-01-08
JPH0724110Y2 JPH0724110Y2 (ja) 1995-06-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014036859A (ja) * 2012-08-14 2014-02-27 levy Linda 分泌型コンドーム

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JPH0724110Y2 (ja) 1995-06-05

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