JPH0515702A - 高水分材料の凍結濃縮方法及び装置 - Google Patents

高水分材料の凍結濃縮方法及び装置

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JPH0515702A
JPH0515702A JP3198228A JP19822891A JPH0515702A JP H0515702 A JPH0515702 A JP H0515702A JP 3198228 A JP3198228 A JP 3198228A JP 19822891 A JP19822891 A JP 19822891A JP H0515702 A JPH0515702 A JP H0515702A
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JP
Japan
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cylinder
ice
moisture
screw
freezing
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JP3198228A
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Mitsuo Nagai
光男 永井
Yoshiaki Oda
吉昭 小田
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水分を多量に含む材料を効率よく凍結濃縮す
る。 【構成】 シリンダ5は、その外周部に設けられた冷却
ジャケット23,24,25に冷媒を循環させることに
よって冷却されるようになっている。そのシリンダ5内
には、互いに噛み合って回転する2本のスクリュ14,
14が配置されている。また、そのシリンダ5の先端部
には、テーパ孔21を有する圧縮ダイ20が取り付けら
れている。シリンダ5内には、その基端部に設けられた
材料注入口から高水分材料が供給される。その材料は、
シリンダ5の冷却によって凍結されながら、スクリュ1
4,14によって先端側へと送られ、圧縮ダイ20のテ
ーパ孔21に押し込まれて圧縮される。そして、その圧
縮によってほぼ純粋な氷と溶質とに分離され、氷は圧縮
ダイ20の先端から外部に排出される。また、シリンダ
5内に溜まった溶質に富む濃縮液は、そのシリンダ5に
設けられた濃縮液取出口から取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー、果汁、食
酢、スープ類、あるいは各種だし汁等の高水分材料を濃
縮する濃縮方法及び装置に関するもので、特に、香りや
フレーバー成分などを重視する高級食品の濃縮に適した
凍結濃縮方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】果汁やスープ類などのように多量の水分
を含む食品は、濃縮して搬送あるいは保管することが望
まれる。そのような食品の濃縮、特に味や香りを重視す
る高級食品の濃縮に適した方法としては、凍結濃縮法が
知られている。凍結濃縮法は、果汁のような高水分材料
を部分的に凍らせて、溶媒である水の部分のみを氷とし
て取り除くというもので、微生物汚染や溶質の劣化、あ
るいは揮発芳香成分の散逸を極めて低いレベルに抑える
ことができる。したがって、液状食品や医薬品などを濃
縮する方法として、原理的に最も優れた方法と考えられ
ている。
【0003】しかしながら、そのような凍結濃縮を行う
従来の一般的な装置は、高水分材料を凍らせて氷の結晶
を作る晶析器、及び濃縮液と氷結晶とを圧搾法、遠心
法、あるいは洗浄法などによって分離する分離器からな
るものとされていた。そのような凍結濃縮装置の場合に
は、材料が濃縮液と氷結晶とに分離されやすくするため
に、晶析器において氷結晶を十分に大きく成長、熟成さ
せ、分離器において純粋な氷結晶のみが分離されるよう
にすることが求められる。したがって、氷の種結晶を添
加するなどの方法を採ることにより、純粋な氷が形成さ
れやすくすることが必要となる。そのために、そのよう
な凍結濃縮装置には、装置コストが高い、分離効率が低
い、操作が難しいなどの問題があり、これまでに実用化
された例はわずかであった。
【0004】ところが、最近になって、晶析器及び分離
器を一緒にした構造の加圧式連続凍結濃縮装置が開発さ
れた(特開平2-191504号公報、特開平2-277503号公報等
参照)。その装置は、晶析域及び分離域を有するシリン
ダ内を通してゆっくりとチェーンを移動させ、晶析域に
おいて生成した氷結晶をそのチェーンにより分離域に導
いて、その分離域において圧縮するようにしたものであ
る。分離域に導かれた氷結晶は、加圧されることにより
その中の溶質が融け出すので、溶質が分離され、ほぼ純
粋な氷結晶となる。そして、その氷結晶が装置外に排出
される。このような凍結濃縮装置によれば、溶質を含む
氷結晶が連続的に生成されて加圧され、濃縮液とほぼ純
粋な氷結晶とに分離されるので、その分離が効率よく行
われるとともに、その操作も容易となる。したがって、
従来のものに比べて格段に優れた凍結濃縮装置であると
考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うにチェーンを用いる加圧式連続凍結濃縮装置では、衛
生面や効率面において次のような問題がある。 1)チェーンはエンドレス状としてシリンダの内外間で
循環駆動されるが、そのチェーンを駆動するドライブホ
イール等はシリンダの外部に設けられるので、その駆動
部から異物が混入するという問題がある。 2)生成した氷はチェーンによって分離域に移送される
ようになっているが、氷の比重は小さく、浮き上がろう
とするので、氷結晶の分離域への移送効率が悪い。 3)チェーンはシリンダの中央を移動するようになって
いるので、シリンダ壁面から生成した氷をそのチェーン
によって完全に取り除くことは不可能である。したがっ
て、シリンダ壁面には氷結晶が付着し、それが境膜とな
る。そして、その境膜のためにシリンダ壁面からの熱伝
達が悪くなり、氷の生成効率が低下する。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、生成された氷結晶を外部
から遮蔽した状態で効率よく移送し、濃縮液を効率よく
分離することのできる高水分材料の連続凍結濃縮方法及
び装置を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、互いに噛み合って回転する2本のスク
リュの推進力によって、氷結晶を移送するとともにその
氷結晶に圧力を加えるようにしている。すなわち、本発
明による高水分材料の凍結濃縮方法は、高水分材料を、
冷却状態に保たれているシリンダ内に供給し、そのシリ
ンダ内で凍結させながら、そのシリンダ内に配置されて
いる2本のスクリュにより材料出口側へと移送して、そ
の材料出口部において圧縮することにより、溶質に富む
濃縮液とほぼ純粋な氷とに分離し、分離された氷をシリ
ンダ外に排出することを特徴としている。また、本発明
による高水分材料の凍結濃縮装置は、内部に導入された
高水分材料を凍結させる冷却可能なシリンダと、そのシ
リンダ内に互いに噛み合うようにして配置され、材料を
シリンダの一端側から他端側へと移送する2本のスクリ
ュと、そのスクリュによって移送されてくる材料をシリ
ンダの材料出口側において圧縮する圧縮ダイと、を備え
ていることを特徴としている。シリンダの一端部には高
水分材料が供給される材料注入口が設けられ、その注入
口からシリンダ内に材料が連続的に導入されるようにな
っている。そして、そのシリンダが冷媒等によって低温
に維持されることにより、内部に導入された高水分の材
料が凍結するようにされている。一方、シリンダの他端
側には、濃縮された液を外部に取り出す濃縮液取出口が
設けられている。圧縮ダイは、スクリュによって送られ
てくる材料を加圧するもので、一般には先細のテーパ孔
によって構成される。
【0008】
【作用】このように構成することにより、スクリュをゆ
っくり回転させながら高水分材料をシリンダ内に供給す
ると、その材料は凍りながらスクリュによってシリンダ
の先端側、すなわち材料出口側へと移送される。そし
て、その材料出口部には先細のテーパ孔を有する圧縮ダ
イが設けられているので、スクリュによって移送されて
きた高水分材料の氷は、そのテーパ孔において絞られる
ことにより加圧される。このとき、その氷には部分的に
発熱が起こり、氷内部及び表面の溶質が絞り出される。
しかしながら、純粋な氷の溶解温度にまでは至らないの
で、溶質をほとんど含まない部分は氷の状態のまま保た
れる。そして、溶質が絞り出された氷は、スクリュによ
って更に圧縮ダイの先端にまで運ばれ、シリンダから押
し出される。このようにして、シリンダ内には絞り出さ
れた溶質が溜まる。したがって、シリンダ内の残液は溶
質に富む濃縮液となる。その濃縮液は、濃縮液取出口か
らシリンダ外に取り出される。この間において、シリン
ダ壁面で生成された氷はスクリュによってかき取られる
ので、そのシリンダ壁面に氷の境膜が形成されることは
ない。したがって、効率よく氷が生成される。そして、
スクリュの推進力によってシリンダの出口部に送られて
きた氷は、同じ推進力によりその出口部に設けられてい
る圧縮ダイに押し込まれて加圧されるので、効率よく溶
媒の氷と溶質とに分離される。しかも、その操作が連続
的に行われるので、操作性もよく、運転コストも安い。
更に、スクリュはシリンダ内に収容されているので、外
部から異物が混入する恐れもない。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図は本発明による凍結濃縮装置の一実施例を示すも
ので、図1はその全体構成を示す概略側面図であり、図
2及び図3はその凍結濃縮装置に用いられているシリン
ダの縦断平面図及び側面図である。
【0010】図1に示されているように、この凍結濃縮
装置1は、傾斜台2上に設置されたモータ3及びギヤボ
ックス4からなる駆動部と、そのギヤボックス4に連結
されるシリンダ5とを備えている。傾斜台2は、油圧ジ
ャッキ6により、シリンダ5の先端側が下方となるよう
にして水平面に対して15〜90゜に傾けられるように
なっている。シリンダ5の基端部上面には材料注入口7
が設けられている。そして、その材料注入口7に、多量
の水分を含む食品材料を送給する材料供給ポンプ8が材
料供給管9を介して接続されている。その材料供給管9
の途中には、冷媒入口10aと冷媒出口10bとを有
し、図示されていない冷媒循環装置によってその冷媒入
口10aから冷媒出口10bへと冷媒が循環される熱交
換器10が設けられている。こうして、材料供給ポンプ
8によって送られる高水分の食品材料は、熱交換器10
に通されて予備冷却された後、材料注入口7からシリン
ダ5内に連続的に供給されるようになっている。また、
シリンダ5の先端部下面には、シリンダ5内で生成され
た濃縮液を取り出す濃縮液取出口11が設けられてい
る。その取出口11には、開閉バルブ12を備えた濃縮
液取出管13が接続されている。
【0011】図2及び図3から明らかなように、シリン
ダ5内には、2本のスクリュ14,14が互いに噛み合
うようにして配置されている。各スクリュ14はセグメ
ント方式のものとされており、スクリュ軸15に複数個
のセグメントスクリュ16,16,…及びニーディング
ディスク17,17,…をはめ込み、それらをスクリュ
キャップ18によりスクリュ軸15に固定することによ
って構成されている。セグメントスクリュ16,16,
…としては台形ねじを有する順送りのものが多用されて
おり、ニーディングディスク17,17,…はその間の
一か所に配置されている。また、そのスクリュ14,1
4とシリンダ5との間のクリアランスは0.5〜1.0
mmとされている。スクリュキャップ18は先細のテーパ
部18aとそれに連なるねじ部18bとを有するもの
で、それらを軸線方向に貫通するボルト19をスクリュ
軸15の先端に螺合することによってスクリュ軸15に
固定されるようになっている。このスクリュ14,14
は、図1に示されているモータ3により、そのモータ3
の回転を二軸に分配するギヤボックス4を介して互いに
逆方向に回転駆動されるようになっている。
【0012】シリンダ5の先端には圧縮ダイ20が取り
付けられている。その圧縮ダイ20は、基部に一対の先
細テーパ孔21,21を有するもので、そのテーパ孔2
1にスクリュキャップ18のテーパ部18aが位置する
ようにされている。また、そのテーパ孔21の先端側は
一定径の貫通孔22とされており、その貫通孔22をス
クリュキャップ18のねじ部18bが貫通するようにさ
れている。
【0013】シリンダ5の外周面部分には、基端側から
順に第1、第2、及び第3の3個の冷媒ジャケット2
3,24,25が設けられている。それらのジャケット
23,24,25にはそれぞれ冷媒入口23a,24
a,25a及び冷媒出口23b,24b,25bが設け
られており、それらを通して循環される冷媒によって、
シリンダ5の各部分が独立して温度制御されるようにな
っている。また、圧縮ダイ20の外周面部分にも、冷媒
入口26aと冷媒出口26bとを有する冷媒ジャケット
26が設けられている。こうして、そのジャケット26
を循環する冷媒によって圧縮ダイ20が所定の温度に保
たれるようになっている。
【0014】次に、このように構成された凍結濃縮装置
の作用について説明する。例えばコーヒーを濃縮すると
きには、まず、油圧ジャッキ6により凍結濃縮装置1全
体を水平面に対して15゜に傾ける。そして、高水分材
料であるコーヒー液を、材料供給ポンプ8により材料供
給管9を通して毎分1〜1.5mlの流量で送り、材料注
入口7からシリンダ5内に供給する。このとき、−3〜
0℃の冷媒を熱交換器10の冷媒入口10aから冷媒出
口10bへと循環させ、その熱交換器10によりコーヒ
ー液を−1〜1℃に予備冷却する。一方、シリンダ5内
のスクリュ14,14は1〜5rpm の速度でゆっくりと
回転させる。そして、シリンダ5のすべてのジャケット
23,24,25に−2〜−15℃の冷媒を循環させ、
シリンダ5を−2〜−8℃に維持する。また、圧縮ダイ
20も、そのジャケット26に−2〜−15℃の冷媒を
循環させることにより−2〜−8℃に保つ。このように
シリンダ5を冷却すると、シリンダ5内に供給されたコ
ーヒー液は、そのシリンダ5内で冷却されることによっ
て凍結する。そして、2本のスクリュ14,14によっ
てシリンダ5の先端側へと徐々に移送され、圧縮ダイ2
0に導かれる。こうして、供給されたコーヒー液が、圧
縮ダイ20に到達するまでに氷結晶となる。そして、そ
の氷が圧縮ダイ20に充填され、その氷によって圧縮ダ
イ20が閉塞される。なお、このとき、念のために濃縮
液取出管13のバルブ12を閉じておき、凍結しきって
いないコーヒー液が流出しないようにする。このように
して、運転開始時には、圧縮ダイ20が氷によって閉塞
されるようにする。
【0015】このように圧縮ダイ20が氷によって閉塞
されると、次に、油圧ジャッキ6により装置1を30゜
に傾け、コーヒー液の供給量を毎分2〜10mlにする。
そして、スクリュ14の回転数を5〜15rpm にする。
また、シリンダ5の基端側から2番目までの第1及び第
2冷媒ジャケット23,24に−2〜−15℃の冷媒を
循環させて、そのシリンダ5部分を−2〜−8℃に維持
し、最も先端側の第3ジャケット25には−1〜−5℃
の冷媒を循環させて、その部分のシリンダ5を−1〜−
3℃に維持する。更に、圧縮ダイ20のジャケット26
には−1〜1℃の冷媒を循環させて、その圧縮ダイ20
が0℃前後に保たれるようにする。
【0016】このようにして定常運転を行うと、シリン
ダ5内に供給されたコーヒー液は、第1及び第2ジャケ
ット23,24部分において急冷されることにより凍結
する。そして、生成された氷は、互いに噛み合って回転
する2本のスクリュ14,14の推進力により、シリン
ダ5の先端側、すなわち材料出口側へと送られる。その
シリンダ5の材料出口部には、先細のテーパ孔21を有
する圧縮ダイ20が取り付けられている。したがって、
スクリュ14,14の推進力によって移送されてきた氷
は、その推進力によってテーパ孔21に押し込まれ、絞
られることによって圧縮される。そのように氷が圧縮さ
れると、その氷には部分的に発熱が起こり、凝固温度の
低い溶質部分が溶解する。すなわち、氷内部及び表面の
溶質が絞り出される。そして、そのようにして絞り出さ
れた溶質はシリンダ5内に溜まる。したがって、シリン
ダ5内の液は溶質の豊富な濃縮液となる。その濃縮液
は、運転開始時に閉じられていた濃縮液取出管13の開
閉バルブ12を開くことにより、シリンダ5に設けられ
ている濃縮液取出口11を通してシリンダ5の外部に取
り出される。
【0017】一方、溶質が絞り出された氷は、ほぼ純粋
な水の凍結物となるので、その氷の溶解温度は高い。し
たがって、圧縮ダイ20において圧縮されて部分的に発
熱しても、氷の状態のまま保たれる。そして、その氷
は、スクリュキャップ18のねじ部18bにより圧縮ダ
イ20の先端にまで運ばれ、シリンダ5から押し出され
る。圧縮ダイ20は上述のように0℃前後に保たれてい
るので、溶質が絞り出された氷は押し出されやすい。
【0018】このように、この凍結濃縮装置1において
は、シリンダ5内で生成された氷は互いに噛み合う2本
のスクリュ14,14によって移送される。したがっ
て、その移送効率は高い。また、シリンダ5の壁面に付
着した氷はスクリュ14によってかき取られるので、そ
の壁面に氷の境膜が形成されることがない。したがっ
て、シリンダ5から内部の高水分材料への熱伝達効率は
高く、シリンダ5の冷却によってその材料が効率よく冷
却される。しかも、かき取られた氷が核となり、移送中
に氷結晶の成長が進むので、過冷却が防止され、効率よ
く氷と濃縮液とに分離される。そして、シリンダ5内は
外部から密閉されているので、その内部に異物が混入す
ることがない。したがって、極めて衛生的であり、上述
のような食品の濃縮のほか、医薬品などの濃縮にも適用
することができる。
【0019】このような凍結濃縮装置を実際に試作し、
それを用いて濃縮実験を行った。濃縮する材料として
は、市販のコーヒー粉により2%のコーヒー液を作り、
それを用いた。コーヒーの濃度は、分光光度計により、
あらかじめコーヒー液の濃度と吸光度との検量線を求め
ておき、吸光度を測定することによって調べた。コーヒ
ー液の濃度と吸光度の値とは比例しており、濃度が高い
ほど吸光度の値は大きくなる。1〜5%のコーヒー液の
吸光度の値は、0.49〜2.40である。スクリュ1
4,14としては、外径30mmの異方向回転の台形ねじ
を用い、上記図示実施例と同様に順送りのセグメントス
クリュ16を多用し、一か所にニーディングディスク1
7を用いた形状とした。そして、上記実施例と同様な条
件でその凍結濃縮装置を運転した。その結果、吸光度
0.94であった2%コーヒー液が吸光度1.70〜
2.05のコーヒー液となった。そのコーヒー液の濃度
は4%前後と推定される。得られた濃縮コーヒー液を約
2倍に薄めて試飲したが、味も香りも極めて良好であっ
た。このように、この凍結濃縮装置によれば、高水分食
品材料を極めて良好な状態で効率よく濃縮することがで
きる。
【0020】なお、上記実施例においては、異方向回転
で台形ねじのスクリュ14,14を用いるものとしてい
るが、同方向回転のスクリュやボールねじのスクリュを
用いた場合にも、ほぼ同様な濃縮を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、シリンダ内で生成した氷を、そのシリンダ内
に配置された互いに噛み合う2本のスクリュによってシ
リンダの先端側へと移送するようにしているので、その
シリンダ内の材料に異物が混入することを防止すること
ができる。また、その氷を極めて効率よく移送すること
ができる。そして、シリンダ壁面に生成した氷はスクリ
ュによってかき取られるので、その壁面に氷の境膜が形
成されることがなく、熱効率を極めて高く保つことがで
きる。しかも、かき取られた氷が氷核となり、移送され
ながら氷結晶の成長を速めるので、過冷却をなくするこ
とができる。こうして、極めて効率よく氷結晶を生成さ
せることができる。そして、溶質を含んだ氷結晶は、ス
クリュの推進力により、圧縮ダイにおいて加圧されて溶
質と溶媒の氷とに分離されるので、その分離が連続的に
行われる。したがって、その操作性がよい。また、1台
の装置によって凍結から濃縮まで行われるので、運転コ
ストも低い。こうして、実用に適した凍結濃縮装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による凍結濃縮装置の一実施例を示す全
体構成図である。
【図2】その凍結濃縮装置に用いられているシリンダ
の、図1のI−I線に沿う縦断平面図である。
【図3】そのシリンダの縦断側面図である。
【符号の説明】
1 凍結濃縮装置 5 シリンダ 7 材料注入口 8 材料供給ポンプ 10 熱交換器 11 濃縮液取出口 14 スクリュ 15 スクリュ軸 18 スクリュキャップ 20 圧縮ダイ 21 テーパ孔 23〜26 冷媒ジャケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却状態に保たれているシリンダ内に、
    そのシリンダに設けられた材料注入口から高水分材料を
    供給し、 その材料を、前記シリンダ内において凍結させながら、
    そのシリンダ内に配置された互いに噛み合って回転する
    2本のスクリュの推進力により前記シリンダの材料出口
    側へと移送し、 その材料出口部において、移送されてくる凍結した前記
    材料を圧縮することによりその材料中の溶質を絞り出
    し、 分離されたほぼ純粋な氷を前記シリンダの外部に排出す
    ることからなる、 高水分材料の凍結濃縮方法。
  2. 【請求項2】 一端部に高水分材料が供給される材料注
    入口を有し、その注入口から内部に導入された材料を凍
    結させる冷却可能なシリンダと、 そのシリンダ内に配置され、前記材料を他端側の材料出
    口部へと移送する、互いに噛み合って回転する2本のス
    クリュと、 前記シリンダの材料出口側に配置され、前記スクリュに
    より移送されてくる材料を圧縮して、前記高水分材料
    を、その中の水分が凍結して生じた氷とその残液とに分
    離する圧縮ダイと、 その氷の分離によって濃縮された液を前記シリンダの外
    部に取り出す濃縮液取出口と、 を備えてなる、高水分材料の凍結濃縮装置。
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