JPH0515921Y2 - - Google Patents
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- JPH0515921Y2 JPH0515921Y2 JP6672889U JP6672889U JPH0515921Y2 JP H0515921 Y2 JPH0515921 Y2 JP H0515921Y2 JP 6672889 U JP6672889 U JP 6672889U JP 6672889 U JP6672889 U JP 6672889U JP H0515921 Y2 JPH0515921 Y2 JP H0515921Y2
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- liquid
- chamber
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、液体分配器、特に蒸留塔又は反応器
から得られる凝縮液を精密な比率で還流できる還
流分配器に関する。
から得られる凝縮液を精密な比率で還流できる還
流分配器に関する。
従来技術
溶液を沸点まで加熱して発生する蒸気を冷却
し、再び液体として捕集する操作により蒸留が行
われる。蒸留には蒸留塔に一回ごとに新しい原料
を供給して蒸留する回分式蒸留と、蒸留塔に連続
的に新しい原料を供給して蒸留する連続蒸留とが
ある。回分式蒸留では、蒸留が進行するに伴い通
常留出液の組成が変化する。このため、還流を適
切に行えば理論的には一定組成の留出液が得られ
る。また、蒸留塔(又は反応器)から得られる凝
縮液は精留効果を向上するためにも蒸留塔に戻さ
れる。従つて、蒸留塔に戻される凝縮液の比率
(還流比)は留出液の組成を決定する上で極めて
重要であり、厳密に還流比を制御することにより
所望の組成を有する留出液を生成することができ
る。
し、再び液体として捕集する操作により蒸留が行
われる。蒸留には蒸留塔に一回ごとに新しい原料
を供給して蒸留する回分式蒸留と、蒸留塔に連続
的に新しい原料を供給して蒸留する連続蒸留とが
ある。回分式蒸留では、蒸留が進行するに伴い通
常留出液の組成が変化する。このため、還流を適
切に行えば理論的には一定組成の留出液が得られ
る。また、蒸留塔(又は反応器)から得られる凝
縮液は精留効果を向上するためにも蒸留塔に戻さ
れる。従つて、蒸留塔に戻される凝縮液の比率
(還流比)は留出液の組成を決定する上で極めて
重要であり、厳密に還流比を制御することにより
所望の組成を有する留出液を生成することができ
る。
例えば、特公昭51−8837号公報に開示された側
壁オリフイス型還流分配器は、ケーシングと、ケ
ーシング内に回転可能に取付けられた回転軸と、
回転軸に取付けられかつ凝縮液を収容するバケツ
トと、バケツト内に収容された凝縮液を均一に流
下させるためにバケツトの側壁に設けられた多数
のオリフイスと、ケーシングの底部を還流室と留
出液室に区分けする仕切板とを有する。回転軸の
回転角度位置を制御しながらバケツト内に供給さ
れる凝縮液をバケツトに設けられたオリフイスか
ら還流室又は留出室に流下させることにより、還
流比を制御することができる。
壁オリフイス型還流分配器は、ケーシングと、ケ
ーシング内に回転可能に取付けられた回転軸と、
回転軸に取付けられかつ凝縮液を収容するバケツ
トと、バケツト内に収容された凝縮液を均一に流
下させるためにバケツトの側壁に設けられた多数
のオリフイスと、ケーシングの底部を還流室と留
出液室に区分けする仕切板とを有する。回転軸の
回転角度位置を制御しながらバケツト内に供給さ
れる凝縮液をバケツトに設けられたオリフイスか
ら還流室又は留出室に流下させることにより、還
流比を制御することができる。
前記側壁オリフイス型の還流分配器において、
高精度の分配比を得るにはオリフイスを極力多く
設けることが望ましいが、バケツトの側壁に穿孔
されるオリフイスの設置数にも限界がある。
高精度の分配比を得るにはオリフイスを極力多く
設けることが望ましいが、バケツトの側壁に穿孔
されるオリフイスの設置数にも限界がある。
この問題を解消するため、特公昭63−2205号公
報に示されるように、本願出願人によつて先に提
案されたオリフイス型還流分配器がある。この還
流分配器は、バケツトの底壁の内壁に垂直状態で
固定された多数の多孔管を有し、各多孔管には多
数のオリフイスが設けられている。
報に示されるように、本願出願人によつて先に提
案されたオリフイス型還流分配器がある。この還
流分配器は、バケツトの底壁の内壁に垂直状態で
固定された多数の多孔管を有し、各多孔管には多
数のオリフイスが設けられている。
考案が解決しようとする課題
ところで、ケーシングに対してバケツトを所定
の位置に回転して還流室及び留出室に凝縮液を流
出させるとき、バケツトから流出した凝縮液がバ
ケツトの側壁及び底壁に沿つて流れる。この場合
に、バケツトの側壁の外壁を正確に垂直状態に配
置すると共に、バケツトの底壁の底面を正確に水
平状態に配置しない限り、バケツトから流出する
液体がそのまま下方に落下せず、バケツトの側壁
に沿つて周方向に流れたり、バケツトの底壁に沿
つて周方向と径方向に移動する漏出液が生ずる。
仮に、垂直かつ水平状態に配置ができたとして
も、表面張力の影響で均一に流下させることは不
可能に近い。このため、還流室又は留出室に流下
する凝縮液の量を厳密に制御できず、所望の正確
な還流比を得ることができなかつた。
の位置に回転して還流室及び留出室に凝縮液を流
出させるとき、バケツトから流出した凝縮液がバ
ケツトの側壁及び底壁に沿つて流れる。この場合
に、バケツトの側壁の外壁を正確に垂直状態に配
置すると共に、バケツトの底壁の底面を正確に水
平状態に配置しない限り、バケツトから流出する
液体がそのまま下方に落下せず、バケツトの側壁
に沿つて周方向に流れたり、バケツトの底壁に沿
つて周方向と径方向に移動する漏出液が生ずる。
仮に、垂直かつ水平状態に配置ができたとして
も、表面張力の影響で均一に流下させることは不
可能に近い。このため、還流室又は留出室に流下
する凝縮液の量を厳密に制御できず、所望の正確
な還流比を得ることができなかつた。
また、本願出願人によつて提案されたオリフイ
ス型還流分配器では、バケツトの側壁に多数のオ
リフイスを穿孔した構造に比べ、オリフイス数が
数倍増加して、処理量や、最大処理量と最小処理
量との比率を大巾に増大できる利点がある。しか
しながら、バケツトへの液の流入量により、バケ
ツト内の液面高さが変動するが、各多孔管に設け
られるオリフイスの各段の高さが、それぞれの段
で同一の高さにセツトするのは非常に困難である
ため、液面高さによつて還流液側と留出液側のオ
リフイス面積の比が変動する。即ち、還流比が安
定しない不具合がある。
ス型還流分配器では、バケツトの側壁に多数のオ
リフイスを穿孔した構造に比べ、オリフイス数が
数倍増加して、処理量や、最大処理量と最小処理
量との比率を大巾に増大できる利点がある。しか
しながら、バケツトへの液の流入量により、バケ
ツト内の液面高さが変動するが、各多孔管に設け
られるオリフイスの各段の高さが、それぞれの段
で同一の高さにセツトするのは非常に困難である
ため、液面高さによつて還流液側と留出液側のオ
リフイス面積の比が変動する。即ち、還流比が安
定しない不具合がある。
本考案の目的は、バケツト内に流入した液体を
正確に還流室又は留出室に供給して、高精度の還
流比を得ることのできる還流分配器を提供するこ
とにある。
正確に還流室又は留出室に供給して、高精度の還
流比を得ることのできる還流分配器を提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段
本考案による還流分配器は、仕切板によつて還
流液室と留出液室とに区分された底部を有するケ
ーシングと、ケーシングの内部で垂直方向に回転
可能に支持された回転シヤフトと、回転シヤフト
の軸周りに固定された底部及び側壁を有するバケ
ツトと、バケツトの底部の平面積のほぼ半区域内
に設けられた多数のオリフイス管とを含み構成さ
れている。
流液室と留出液室とに区分された底部を有するケ
ーシングと、ケーシングの内部で垂直方向に回転
可能に支持された回転シヤフトと、回転シヤフト
の軸周りに固定された底部及び側壁を有するバケ
ツトと、バケツトの底部の平面積のほぼ半区域内
に設けられた多数のオリフイス管とを含み構成さ
れている。
バケツトの側壁の外周面には、対向一対で両側
から突出しかつ垂直上下方向に延びる水切板が設
けられ、バケツトの側壁の上端には、オリフイス
管の設けられた区域側で水切板よりも内側に堰部
が形成されている。また、バケツトの底部は側壁
の下端から底上げされた位置に設けてあり、オリ
フイス管をバケツトの底部の裏面から下方に突出
させ、各水切板の下端位置でバケツトの側壁の下
端には、ここから切り込んだノツチ部が形成して
ある。
から突出しかつ垂直上下方向に延びる水切板が設
けられ、バケツトの側壁の上端には、オリフイス
管の設けられた区域側で水切板よりも内側に堰部
が形成されている。また、バケツトの底部は側壁
の下端から底上げされた位置に設けてあり、オリ
フイス管をバケツトの底部の裏面から下方に突出
させ、各水切板の下端位置でバケツトの側壁の下
端には、ここから切り込んだノツチ部が形成して
ある。
また、オリフイス管の上端面は、バケツトの底
部の内部底面よりも下位又は面一である。
部の内部底面よりも下位又は面一である。
作 用
ケーシングに対し所定の回転角度位置に保持さ
れたバケツト内に液体が供給されるとき、バケツ
ト内の液体はバケツトの底壁に設けられたオリフ
イス管を通じてバケツトからケーシング内の還流
液室又は留出液室に落下する。バケツト内に供給
される液体の量が許容値より多いときは、バケツ
トの上部に形成された堰部からバケツトの側壁に
沿つて液体が還流液室又は留出液室に落下する。
れたバケツト内に液体が供給されるとき、バケツ
ト内の液体はバケツトの底壁に設けられたオリフ
イス管を通じてバケツトからケーシング内の還流
液室又は留出液室に落下する。バケツト内に供給
される液体の量が許容値より多いときは、バケツ
トの上部に形成された堰部からバケツトの側壁に
沿つて液体が還流液室又は留出液室に落下する。
この場合に、オリフイス管はバケツトの底壁か
ら下方に突出しているので、オリフイス管から流
出する液体はバケツトの底壁に沿つて流れずに、
直接下方に落下する。従つて、バケツトの側壁に
沿つて周方向に流れる漏出液の発生、及び底壁に
沿つて径方向に流れる漏出液の発生をそれぞれ防
止でき、厳密な還流比を得る。
ら下方に突出しているので、オリフイス管から流
出する液体はバケツトの底壁に沿つて流れずに、
直接下方に落下する。従つて、バケツトの側壁に
沿つて周方向に流れる漏出液の発生、及び底壁に
沿つて径方向に流れる漏出液の発生をそれぞれ防
止でき、厳密な還流比を得る。
また、許容値以上の流量で液がバケツト内に流
入したと仮定すると、バケツトの底部が側壁の下
端から底上げされているので、堰部から溢れ出た
液体はバケツトの底部に沿つて移動することな
く、直接下方に落下する。更に、バケツトの側壁
に沿つて流れる液体は仕切板及びノツチ部により
円周方向に沿う移動が阻止されるから、オリフイ
ス管を設けていない半分区域側からの液体の流下
はない。通常運転時は、流下しても還流比が不安
定になるだけだが、全量を留出液室(または還流
液室)に流す時に還流液室(または留出液室)に
も液体が流下する不具合はない。
入したと仮定すると、バケツトの底部が側壁の下
端から底上げされているので、堰部から溢れ出た
液体はバケツトの底部に沿つて移動することな
く、直接下方に落下する。更に、バケツトの側壁
に沿つて流れる液体は仕切板及びノツチ部により
円周方向に沿う移動が阻止されるから、オリフイ
ス管を設けていない半分区域側からの液体の流下
はない。通常運転時は、流下しても還流比が不安
定になるだけだが、全量を留出液室(または還流
液室)に流す時に還流液室(または留出液室)に
も液体が流下する不具合はない。
また、オリフイス管の上端面がバケツトの底部
の内部底面よりも下方又は面一であるので、バケ
ツト内に滞留する凝縮液が殆どない。
の内部底面よりも下方又は面一であるので、バケ
ツト内に滞留する凝縮液が殆どない。
実施例
以下、本考案による還流分配器の実施例を第1
図〜第5図で説明する。
図〜第5図で説明する。
第1図〜第3図に示すように、本考案による還
流分配器は、仕切板20によつて還流液室21と
留出液室22とに区分された底部11を有するケ
ーシング10と、ケーシング10の内部で垂直状
態にかつ回転可能に支持された回転シヤフト14
と、回転シヤフト14の軸周りに固定された底部
32及びこの全周から立ち上がる側壁31を有す
るバケツト30と、バケツト30の底部32のほ
ぼ半円区域内に設けられた複数のオリフイス管3
3とを有する。還流分配器の上部に形成された開
口部は、軸受部13が設けられたフランジ付蓋1
2によつて閉塞される。軸受部13はケーシング
10の中心に垂直状態に保持される回転シヤフト
14を回転自在に支持している。回転シヤフト1
4の上端はフランジ付蓋12の上方に設けられた
駆動装置15と駆動連結される。ケーシング10
には図示しない凝縮器に連結された供給管18が
連続され、供給管18によつて凝縮液がバケツト
30内に供給される。
流分配器は、仕切板20によつて還流液室21と
留出液室22とに区分された底部11を有するケ
ーシング10と、ケーシング10の内部で垂直状
態にかつ回転可能に支持された回転シヤフト14
と、回転シヤフト14の軸周りに固定された底部
32及びこの全周から立ち上がる側壁31を有す
るバケツト30と、バケツト30の底部32のほ
ぼ半円区域内に設けられた複数のオリフイス管3
3とを有する。還流分配器の上部に形成された開
口部は、軸受部13が設けられたフランジ付蓋1
2によつて閉塞される。軸受部13はケーシング
10の中心に垂直状態に保持される回転シヤフト
14を回転自在に支持している。回転シヤフト1
4の上端はフランジ付蓋12の上方に設けられた
駆動装置15と駆動連結される。ケーシング10
には図示しない凝縮器に連結された供給管18が
連続され、供給管18によつて凝縮液がバケツト
30内に供給される。
ケーシング10の底部11に設けられた仕切板
20は、ケーシング10の中心から径方向に延び
て、還流液室21と留出液室22とを構成する。
ケーシング10の底部には、還流液室21に連絡
する排出管16と留出液室22に連絡する排出管
17がそれぞれ接続される。回転シヤフト14の
下端は仕切板20の中央に設けられた軸受23に
より回転自在に軸支されている。
20は、ケーシング10の中心から径方向に延び
て、還流液室21と留出液室22とを構成する。
ケーシング10の底部には、還流液室21に連絡
する排出管16と留出液室22に連絡する排出管
17がそれぞれ接続される。回転シヤフト14の
下端は仕切板20の中央に設けられた軸受23に
より回転自在に軸支されている。
また、第3図及び第4図に示すように、ケーシ
ング10の内部では、回転シヤフト14にバケツ
ト30の底部32が固定される。また、底部32
のほぼ半分の区域では、多数の貫通孔32aが径
の異なる幾つかの円周上に規則性をもつて板厚方
向に穿設されている。第2図に示す実施例では、
径の異なる3つの円周上に多数の貫通孔32aが
設けられ、各貫通孔32aにはオリフイス管33
が装着される。図示の実施例では、オリフイス管
33の長さは20mm、内径は2mm程度のサイズのス
テンレス製である。バケツト30が回転シヤフト
14により所定の回転角度だけ回転されたとき、
底部32の半分に設けられた多数のオリフイス管
33は、所定の個数分が下方の還流液室21及び
留出液室22に対向して配置されることになり、
設定された還流比を得ることができる。
ング10の内部では、回転シヤフト14にバケツ
ト30の底部32が固定される。また、底部32
のほぼ半分の区域では、多数の貫通孔32aが径
の異なる幾つかの円周上に規則性をもつて板厚方
向に穿設されている。第2図に示す実施例では、
径の異なる3つの円周上に多数の貫通孔32aが
設けられ、各貫通孔32aにはオリフイス管33
が装着される。図示の実施例では、オリフイス管
33の長さは20mm、内径は2mm程度のサイズのス
テンレス製である。バケツト30が回転シヤフト
14により所定の回転角度だけ回転されたとき、
底部32の半分に設けられた多数のオリフイス管
33は、所定の個数分が下方の還流液室21及び
留出液室22に対向して配置されることになり、
設定された還流比を得ることができる。
第5図に示すように、バケツト30の側壁31
はバケツト30の側壁31の下端34cから一定
距離離れて底部32に固定される。バケツト30
の底部32は側壁31の下端34cよりも内側に
入り込んで底上げされ、下向きに突出しているオ
リフイス管33は下端34cよりも更に長く下方
に延びている。
はバケツト30の側壁31の下端34cから一定
距離離れて底部32に固定される。バケツト30
の底部32は側壁31の下端34cよりも内側に
入り込んで底上げされ、下向きに突出しているオ
リフイス管33は下端34cよりも更に長く下方
に延びている。
バケツト30の側壁31の上端には堰部35が
形成される。堰部35は、段差部35aを介して
連結された高段位部34aと低段位部34bとに
よつて形成される。低段位部34bは、オリフイ
ス管のある半円周側に設けられる。バケツト30
の側壁31から外側に突出しかつ垂直方向に延び
る水切板36a,36bが堰部35の両側に設け
られる。水切板36a,36bは、高段位部34
a側で段差部35aに隣接している。オリフイス
管33はバケツト30の底部32の底面から下方
に突出され、各水切板36a,36bの下端位置
でバケツト30の下端34cから切り欠いたノツ
チ部34dが形成される。図示の例では、オリフ
イス管33の上端の皿部33aは底部32の上面
に面一である。しかし、オリフイス管33の上端
はバケツト30の底部32の内面より下方に配置
されてもよい。
形成される。堰部35は、段差部35aを介して
連結された高段位部34aと低段位部34bとに
よつて形成される。低段位部34bは、オリフイ
ス管のある半円周側に設けられる。バケツト30
の側壁31から外側に突出しかつ垂直方向に延び
る水切板36a,36bが堰部35の両側に設け
られる。水切板36a,36bは、高段位部34
a側で段差部35aに隣接している。オリフイス
管33はバケツト30の底部32の底面から下方
に突出され、各水切板36a,36bの下端位置
でバケツト30の下端34cから切り欠いたノツ
チ部34dが形成される。図示の例では、オリフ
イス管33の上端の皿部33aは底部32の上面
に面一である。しかし、オリフイス管33の上端
はバケツト30の底部32の内面より下方に配置
されてもよい。
また、第1図に示すように、バケツト30の内
部は整流部材37と38により37,38で仕切
られる。上段の整流部材37は、供給管18から
流出する凝縮液の波立ちを抑える多孔のパンチン
グメタルで構成される。パンチングメタル37の
下方に固定された下段の整流部材38は、金網等
のフイルタ部材が使用され、整流部材37を通過
した凝縮液中の異物を過する。
部は整流部材37と38により37,38で仕切
られる。上段の整流部材37は、供給管18から
流出する凝縮液の波立ちを抑える多孔のパンチン
グメタルで構成される。パンチングメタル37の
下方に固定された下段の整流部材38は、金網等
のフイルタ部材が使用され、整流部材37を通過
した凝縮液中の異物を過する。
また、第4図及び第5図に示すように、水切板
36a,36bの下端付近の底部32の下端34
cに形成された切欠き部34dは、例えば45°の
角度で形成してある。図示のように、この切欠き
部34dの上端は水切板36a,36bまで延び
ている。また、切欠き部34dの大きさは底部3
2の下位に収まることが必要である。
36a,36bの下端付近の底部32の下端34
cに形成された切欠き部34dは、例えば45°の
角度で形成してある。図示のように、この切欠き
部34dの上端は水切板36a,36bまで延び
ている。また、切欠き部34dの大きさは底部3
2の下位に収まることが必要である。
次に、実施例の還流分配器の動作について説明
する。駆動装置15の作動によつて、設定された
回転角度位置に回転シヤフト14を回転させる。
即ち、バケツト30を所要の回転角度位置に移動
することにより、底部32に固定した多数のオリ
フイス管33を所定の比率で下方の還流液室21
及び留出液室22に対向させる。次に、凝縮器
(図示せず)から凝縮液が供給管18を通してバ
ケツト30内に供給される。ケーシング10に対
し所定の回転角度位置に保持されたバケツト30
内に液体が供給されるとき、バケツト30内では
凝縮液が上段の整流部材37によつて整流され、
波立ちが防止された後、下段の整流部材38によ
つて濾過される。この後、バケツト30内の液体
はバケツト30の底部32に設けられたオリフイ
ス管33を通じて設定配分比率に応じてバケツト
30からケーシング10内の還流液室21又は留
出液室22に落下する。オリフイス管33はバケ
ツト30の底部32から下方に突出しているの
で、オリフイス管33から流出する液体はバケツ
ト30の底部32に沿つて流れずに、直接下方に
落下する。この場合に、還流比はバケツト30の
回転角度、即ち還流液室21又は留出液室22に
対向するオリフイス33の数の比率により決定さ
れる。
する。駆動装置15の作動によつて、設定された
回転角度位置に回転シヤフト14を回転させる。
即ち、バケツト30を所要の回転角度位置に移動
することにより、底部32に固定した多数のオリ
フイス管33を所定の比率で下方の還流液室21
及び留出液室22に対向させる。次に、凝縮器
(図示せず)から凝縮液が供給管18を通してバ
ケツト30内に供給される。ケーシング10に対
し所定の回転角度位置に保持されたバケツト30
内に液体が供給されるとき、バケツト30内では
凝縮液が上段の整流部材37によつて整流され、
波立ちが防止された後、下段の整流部材38によ
つて濾過される。この後、バケツト30内の液体
はバケツト30の底部32に設けられたオリフイ
ス管33を通じて設定配分比率に応じてバケツト
30からケーシング10内の還流液室21又は留
出液室22に落下する。オリフイス管33はバケ
ツト30の底部32から下方に突出しているの
で、オリフイス管33から流出する液体はバケツ
ト30の底部32に沿つて流れずに、直接下方に
落下する。この場合に、還流比はバケツト30の
回転角度、即ち還流液室21又は留出液室22に
対向するオリフイス33の数の比率により決定さ
れる。
バケツト30内に供給される液体の量が許容値
より多いときは、バケツト30の上部に形成され
た堰部35からバケツト30の側壁31に沿つて
液体がそのまま下方の還流液室21又は留出液室
22に落下する。堰部35を通る液体の還流比
は、還流液室21又は留出液室22に対向する角
度比又は円周長さ比によつて決定される。
より多いときは、バケツト30の上部に形成され
た堰部35からバケツト30の側壁31に沿つて
液体がそのまま下方の還流液室21又は留出液室
22に落下する。堰部35を通る液体の還流比
は、還流液室21又は留出液室22に対向する角
度比又は円周長さ比によつて決定される。
また、バケツト30の側壁31がその下端34
cから一定距離離れて底部32に固定されるた
め、堰部35から流出する液体はバケツト30の
底部32に沿つて移動することなく、直接下方に
落下する。水切板36a,36bによつて反対側
の高段位部34a側への液体の流れが阻止され
る。つまり、堰部35を通るオーバフローした凝
縮液は水切板36a,36bを越えて還流液室2
1又は留出液室22側に流入することはない。更
に、側壁31の下端34cを伝い落ちる凝縮液は
切欠き部34dによつて下方に落下される。この
ように、バケツト30の側壁31に沿つて流れる
液体は仕切板20及びノツチ部34dにより円周
方向に沿う移動が阻止されるから、そのまま下方
の還流液室21と留出液室22に落下する。従つ
て、通常運転時の還流比は多少不安定になるが、
全流出時に還流液室21へ、全還流時には留出液
室22へ、漏出液が落下する不具合は解消され
る。
cから一定距離離れて底部32に固定されるた
め、堰部35から流出する液体はバケツト30の
底部32に沿つて移動することなく、直接下方に
落下する。水切板36a,36bによつて反対側
の高段位部34a側への液体の流れが阻止され
る。つまり、堰部35を通るオーバフローした凝
縮液は水切板36a,36bを越えて還流液室2
1又は留出液室22側に流入することはない。更
に、側壁31の下端34cを伝い落ちる凝縮液は
切欠き部34dによつて下方に落下される。この
ように、バケツト30の側壁31に沿つて流れる
液体は仕切板20及びノツチ部34dにより円周
方向に沿う移動が阻止されるから、そのまま下方
の還流液室21と留出液室22に落下する。従つ
て、通常運転時の還流比は多少不安定になるが、
全流出時に還流液室21へ、全還流時には留出液
室22へ、漏出液が落下する不具合は解消され
る。
また、オリフイス管33の上端がバケツト30
の底部32の内面より下方又は面一で配置される
ので、バケツト30内に滞留する凝縮液が殆どな
い。
の底部32の内面より下方又は面一で配置される
ので、バケツト30内に滞留する凝縮液が殆どな
い。
還流液室21に分配された設定量の凝縮液は再
び凝縮器に戻される。このような分配比率が凝縮
液によつては数回変更される。即ち、数回にわた
つて分配比率が変更されるとき、駆動装置15の
作動により、その都度回転シヤフト14の回転角
度が設定される。つまり、多数のオリフイス管3
3の還流液室21及び留出液室22にそれぞれ臨
む数が設定され、精度の高い還流比が得られる。
び凝縮器に戻される。このような分配比率が凝縮
液によつては数回変更される。即ち、数回にわた
つて分配比率が変更されるとき、駆動装置15の
作動により、その都度回転シヤフト14の回転角
度が設定される。つまり、多数のオリフイス管3
3の還流液室21及び留出液室22にそれぞれ臨
む数が設定され、精度の高い還流比が得られる。
堰部は、あくまで許容値(設計値)以上の流量
が流入してきたときに、反対側に液が流下するの
を防ぐためだけである。堰部をオーバフローして
くる液は、やはり周方向の流れがあるため、還流
比の精度を落とす。
が流入してきたときに、反対側に液が流下するの
を防ぐためだけである。堰部をオーバフローして
くる液は、やはり周方向の流れがあるため、還流
比の精度を落とす。
考案の効果
以上説明したように、本考案による還流分配器
では、バケツトの側壁又は底部に沿つて流れる漏
出液の発生を防止することにより、還流液室と留
出液室に流入する液体の量を正確に制御すること
ができる。また、許容値以上の液が流入してきて
も、このため、還流比を厳密に行つて所定の組成
を有する流出液を得ることができる。全還流及び
全留出運転を満足することができる。また、バケ
ツトの底部の内面からオリフイス管が上方に突出
しないので、バケツト内に滞留する凝縮液が殆ど
ない。
では、バケツトの側壁又は底部に沿つて流れる漏
出液の発生を防止することにより、還流液室と留
出液室に流入する液体の量を正確に制御すること
ができる。また、許容値以上の液が流入してきて
も、このため、還流比を厳密に行つて所定の組成
を有する流出液を得ることができる。全還流及び
全留出運転を満足することができる。また、バケ
ツトの底部の内面からオリフイス管が上方に突出
しないので、バケツト内に滞留する凝縮液が殆ど
ない。
第1図は本考案による還流分配器の実施例を示
し断面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面
図、第3図は斜視図、第4図はバケツトの斜視
図、及び第5図はバケツトの下部を示す部分断面
図である。 10……ケーシング、14……回転シヤフト、
20……仕切板、21……還流液室、22……留
出液室、30……バケツト、31……側壁、32
……底部、32a……貫通孔、33……オリフイ
ス管、36a,36b……水切板、34c……下
端、34d……ノツチ部、35……堰部。
し断面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面
図、第3図は斜視図、第4図はバケツトの斜視
図、及び第5図はバケツトの下部を示す部分断面
図である。 10……ケーシング、14……回転シヤフト、
20……仕切板、21……還流液室、22……留
出液室、30……バケツト、31……側壁、32
……底部、32a……貫通孔、33……オリフイ
ス管、36a,36b……水切板、34c……下
端、34d……ノツチ部、35……堰部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 仕切板によつて還流液室と留出液室とに区分
された底部を有するケーシングと、ケーシング
の内部で垂直方向に回転可能に支持された回転
シヤフトと、回転シヤフトの軸周りに固定され
た底部及び側壁を有するバケツトと、バケツト
の底部の平面積のほぼ半区域内に設けられた多
数のオリフイス管とを有し、バケツトの側壁の
外周面に対向一対で両側から突出しかつ垂直上
下方向に延びる水切板を設けると共に、バケツ
トの側壁の上端にオリフイス管の設けられた区
域側で水切板よりも内側に堰部を形成し、バケ
ツトの底部を側壁の下端から底上げされた位置
に設けて、オリフイス管をバケツトの底部の裏
面から下方に突出させ、各水切板の下端位置で
バケツトの側壁の下端から切り込んだノツチ部
を形成したことを特徴とする還流分配器。 (2) オリフイス管の上端面をバケツトの底部の内
部底面よりも下位又は面一にした請求項(1)に記
載の還流分配器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6672889U JPH0515921Y2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6672889U JPH0515921Y2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH037903U JPH037903U (ja) | 1991-01-25 |
| JPH0515921Y2 true JPH0515921Y2 (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=31599682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6672889U Expired - Lifetime JPH0515921Y2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515921Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-09 JP JP6672889U patent/JPH0515921Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH037903U (ja) | 1991-01-25 |
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