JPH05159635A - 含弗素エラストマー絶縁電線 - Google Patents
含弗素エラストマー絶縁電線Info
- Publication number
- JPH05159635A JPH05159635A JP3348176A JP34817691A JPH05159635A JP H05159635 A JPH05159635 A JP H05159635A JP 3348176 A JP3348176 A JP 3348176A JP 34817691 A JP34817691 A JP 34817691A JP H05159635 A JPH05159635 A JP H05159635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- fluorine
- separator tape
- separator
- etfe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 さや抜けという問題が生じることのないセパ
レータテープ層を有する含弗素エラストマー絶縁電線を
提供すること。 【構成】 複数本の素線の撚合わせからなる撚線導体1
の直上にETFEからなるセパレータテープ2が巻回さ
れ、その上に含弗素エラストマーを主体とする組成物か
らなる絶縁層3が押出被覆されている。セパレータテー
プとしてETFEテープを選定することにより、耐さや
抜け性を向上させることができる。
レータテープ層を有する含弗素エラストマー絶縁電線を
提供すること。 【構成】 複数本の素線の撚合わせからなる撚線導体1
の直上にETFEからなるセパレータテープ2が巻回さ
れ、その上に含弗素エラストマーを主体とする組成物か
らなる絶縁層3が押出被覆されている。セパレータテー
プとしてETFEテープを選定することにより、耐さや
抜け性を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性および可撓性を
要求される用途に好適な、含弗素エラストマー絶縁電線
に関するものである。
要求される用途に好適な、含弗素エラストマー絶縁電線
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】含弗素エラストマーを絶縁層とする絶縁
電線は、前記絶縁層に加熱架橋を施した際の熱により当
該エラストマーが軟化して撚線導体間に落ち込むのを防
止するために、導体上にセパレータテープを巻回する必
要がある。かかるセパレータテープに好適なものとして
特公平1−37814号公報には、含弗素エラストマー
被覆層の熱老化後におけるクラックの発生を防止するた
めに、電線の150℃以上における自己径での加熱巻き
付け試験下に破断せず、かつ固体状態を保持するような
耐熱テープを使用することが開示されている。
電線は、前記絶縁層に加熱架橋を施した際の熱により当
該エラストマーが軟化して撚線導体間に落ち込むのを防
止するために、導体上にセパレータテープを巻回する必
要がある。かかるセパレータテープに好適なものとして
特公平1−37814号公報には、含弗素エラストマー
被覆層の熱老化後におけるクラックの発生を防止するた
めに、電線の150℃以上における自己径での加熱巻き
付け試験下に破断せず、かつ固体状態を保持するような
耐熱テープを使用することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らがセパレータテープとして上記したような耐熱テー
プを使用して絶縁電線を製造した結果、セパレータテー
プを巻回された導体が、テープ種によっては含弗素エラ
ストマー絶縁被覆層から容易に抜けてしまう、所謂『さ
や抜け』という予期しない新たな問題があることが判明
した。従って本発明は、上記のさや抜けという問題が生
じることのないセパレータテープ層を有する含弗素エラ
ストマー絶縁電線を提供することを課題とする。
者らがセパレータテープとして上記したような耐熱テー
プを使用して絶縁電線を製造した結果、セパレータテー
プを巻回された導体が、テープ種によっては含弗素エラ
ストマー絶縁被覆層から容易に抜けてしまう、所謂『さ
や抜け』という予期しない新たな問題があることが判明
した。従って本発明は、上記のさや抜けという問題が生
じることのないセパレータテープ層を有する含弗素エラ
ストマー絶縁電線を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らの研究の結
果、セパレータテープとしてエチレン・テトラフルオロ
エチレン共重合体(以下ETFEという)からなるもの
を使用すれば、他種材料からなるテープを使用した場合
に比べ、セパレータテープ巻回導体のさや抜け性が大幅
に改善されることを知見した。その理由は明らかでない
が、ETFEが絶縁層と同様に弗素系の樹脂であるため
に絶縁層とのなじみ性が良いこと、ETFEからなるテ
ープはその表面摩擦係数が大きいこと等が考えられる。
果、セパレータテープとしてエチレン・テトラフルオロ
エチレン共重合体(以下ETFEという)からなるもの
を使用すれば、他種材料からなるテープを使用した場合
に比べ、セパレータテープ巻回導体のさや抜け性が大幅
に改善されることを知見した。その理由は明らかでない
が、ETFEが絶縁層と同様に弗素系の樹脂であるため
に絶縁層とのなじみ性が良いこと、ETFEからなるテ
ープはその表面摩擦係数が大きいこと等が考えられる。
【0005】而して本発明の含弗素エラストマー絶縁電
線は、撚線導体上にエチレン・テトラフルオロエチレン
共重合体からなるセパレータテープが巻回され、その上
に弗素エラストマーを主体とする組成物が押出被覆され
てなることを特徴とするものである。
線は、撚線導体上にエチレン・テトラフルオロエチレン
共重合体からなるセパレータテープが巻回され、その上
に弗素エラストマーを主体とする組成物が押出被覆され
てなることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の構成】図1は本発明にかかる絶縁電線を示す断
面図であり、複数本の素線の撚合わせからなる撚線導体
1の直上にETFEからなるセパレータテープ2が巻回
され、その上に含弗素エラストマーを主体とする組成物
からなる絶縁層3が押出被覆されている。
面図であり、複数本の素線の撚合わせからなる撚線導体
1の直上にETFEからなるセパレータテープ2が巻回
され、その上に含弗素エラストマーを主体とする組成物
からなる絶縁層3が押出被覆されている。
【0007】上記セパレータテープ2として使用される
ETFEテープは、例えばETFEを加熱溶融させフィ
ルム状に押出すことにより製造し得る。またテープ2の
厚さは、撚線導体1の外径や絶縁層3の厚さによりその
適当厚さが異なるが、0.01mm〜1mm程度、好ましく
は0.03mm〜0.3mm程度が好適である。テープ厚が
薄すぎると絶縁層3の撚線導体1への落ち込み防止効果
が低下し、逆に厚すぎると電線外径が大きくなってしま
うので好ましくない。
ETFEテープは、例えばETFEを加熱溶融させフィ
ルム状に押出すことにより製造し得る。またテープ2の
厚さは、撚線導体1の外径や絶縁層3の厚さによりその
適当厚さが異なるが、0.01mm〜1mm程度、好ましく
は0.03mm〜0.3mm程度が好適である。テープ厚が
薄すぎると絶縁層3の撚線導体1への落ち込み防止効果
が低下し、逆に厚すぎると電線外径が大きくなってしま
うので好ましくない。
【0008】撚線導体1上へのセパレータテープ2の巻
回方法は任意であり、撚線導体1表面を完全に包被して
いれば良い。好ましい巻回方法を挙げると、幅が10〜
50mm程度、厚さが上記範囲程度のETFEテープを、
テープ幅の1/2〜1/8程度重ね合わせた状態で撚線
導体1上に巻回するラップ巻きが好適である。
回方法は任意であり、撚線導体1表面を完全に包被して
いれば良い。好ましい巻回方法を挙げると、幅が10〜
50mm程度、厚さが上記範囲程度のETFEテープを、
テープ幅の1/2〜1/8程度重ね合わせた状態で撚線
導体1上に巻回するラップ巻きが好適である。
【0009】上記絶縁層3に使用される弗素エラストマ
ーとしては特に限定はなく、従来公知の各種のものが使
用可能である。例えば、テトラフルオロエチレン−プロ
ピレン系共重合体、弗素化ビニリデン−ペンタフルオロ
プロペン系共重合体、テトラフルオロエチレン−弗素化
ビニリデン−プロピレン系共重合体等があげられる。こ
のような弗素エラストマーに架橋剤および必要に応じて
架橋助剤等を添加し、従来公知の方法でセパレータテー
プ2上に押出被覆し、次いで加熱架橋を施すことにより
絶縁層3を形成することができる。
ーとしては特に限定はなく、従来公知の各種のものが使
用可能である。例えば、テトラフルオロエチレン−プロ
ピレン系共重合体、弗素化ビニリデン−ペンタフルオロ
プロペン系共重合体、テトラフルオロエチレン−弗素化
ビニリデン−プロピレン系共重合体等があげられる。こ
のような弗素エラストマーに架橋剤および必要に応じて
架橋助剤等を添加し、従来公知の方法でセパレータテー
プ2上に押出被覆し、次いで加熱架橋を施すことにより
絶縁層3を形成することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の具体例により本発明を一層詳細
に説明する。 実施例 外径が0.45mmの銅素線88本を撚合わせた外径4.
9mmの撚線導体(断面積14mm2 )上に、厚さ0.1m
m、幅30mmのETFEからなるセパレータテープを1
/4ラップ巻し、その上にテトラフルオロエチレン−プ
ロピレン共重合体に架橋剤、架橋助剤、および充填剤を
適量配合した組成物を押出被覆した後に加熱架橋を施し
て厚さ0.6mmの絶縁層を形成し、含弗素エラストマー
絶縁電線を得た。なおセパレータテープとして使用した
ETFEテープの表面摩擦係数は0.4(圧力7kg/cm
2 、滑り速度3m/min の条件で測定)であった。
に説明する。 実施例 外径が0.45mmの銅素線88本を撚合わせた外径4.
9mmの撚線導体(断面積14mm2 )上に、厚さ0.1m
m、幅30mmのETFEからなるセパレータテープを1
/4ラップ巻し、その上にテトラフルオロエチレン−プ
ロピレン共重合体に架橋剤、架橋助剤、および充填剤を
適量配合した組成物を押出被覆した後に加熱架橋を施し
て厚さ0.6mmの絶縁層を形成し、含弗素エラストマー
絶縁電線を得た。なおセパレータテープとして使用した
ETFEテープの表面摩擦係数は0.4(圧力7kg/cm
2 、滑り速度3m/min の条件で測定)であった。
【0011】比較例 セパレータテープとして、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)からなるものを使用した以外は、上記実施
例と同様にして含弗素エラストマー絶縁電線を得た。な
お該PTFEテープの表面摩擦係数(上記と同様にして
測定)は0.1であった。
(PTFE)からなるものを使用した以外は、上記実施
例と同様にして含弗素エラストマー絶縁電線を得た。な
お該PTFEテープの表面摩擦係数(上記と同様にして
測定)は0.1であった。
【0012】上記実施例および比較例で得た絶縁電線か
ら長さ100mmの試料を採取し、該試料の一端において
絶縁層を10mmはぎ取ってセパレータテープ層を露出さ
せ、試験サンプルをそれぞれ作成した。該試験サンプル
の前記一端のセパレータテープ層と、他端の絶縁層とを
それぞれ握持し、相反する方向に引っ張り負荷を加え、
セパレータテープ巻回導体の絶縁層からの引き抜き力を
それぞれのサンプルにつき調査した。
ら長さ100mmの試料を採取し、該試料の一端において
絶縁層を10mmはぎ取ってセパレータテープ層を露出さ
せ、試験サンプルをそれぞれ作成した。該試験サンプル
の前記一端のセパレータテープ層と、他端の絶縁層とを
それぞれ握持し、相反する方向に引っ張り負荷を加え、
セパレータテープ巻回導体の絶縁層からの引き抜き力を
それぞれのサンプルにつき調査した。
【0013】その結果、比較例品は1.7kgの引き抜き
力で導体が抜けてしまったのに対し、本発明実施例品は
9.5kgの引き抜き力でも導体は抜けることはなく(絶
縁層が該引き抜き力により破損)、優れた耐引き抜き性
(耐さや抜け性)を備えていることが確認された。
力で導体が抜けてしまったのに対し、本発明実施例品は
9.5kgの引き抜き力でも導体は抜けることはなく(絶
縁層が該引き抜き力により破損)、優れた耐引き抜き性
(耐さや抜け性)を備えていることが確認された。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通りの本発明の含弗素エラ
ストマー絶縁電線によれば、セパレータテープとしてE
TFEという特定材料からなるテープを選定することに
より、従来は認識されていなかったセパレータテープ巻
回導体の絶縁層からのさや抜けという問題を解消するこ
とができる。従って含弗素エラストマー絶縁電線の機械
的特性の信頼性を向上させることができ、高品質の絶縁
電線を提供することができるという効果を奏する。
ストマー絶縁電線によれば、セパレータテープとしてE
TFEという特定材料からなるテープを選定することに
より、従来は認識されていなかったセパレータテープ巻
回導体の絶縁層からのさや抜けという問題を解消するこ
とができる。従って含弗素エラストマー絶縁電線の機械
的特性の信頼性を向上させることができ、高品質の絶縁
電線を提供することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の含弗素エラストマー絶縁電線の一実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
1 撚線導体 2 セパレータテープ 3 絶縁層
Claims (1)
- 【請求項1】 撚線導体上にエチレン・テトラフルオロ
エチレン共重合体からなるセパレータテープが巻回さ
れ、その上に弗素エラストマーを主体とする組成物が押
出被覆されてなる含弗素エラストマー絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3348176A JPH05159635A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 含弗素エラストマー絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3348176A JPH05159635A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 含弗素エラストマー絶縁電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05159635A true JPH05159635A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18395260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3348176A Pending JPH05159635A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 含弗素エラストマー絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05159635A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105244078A (zh) * | 2015-09-28 | 2016-01-13 | 安徽环宇电缆集团有限公司 | 一种铝合金导体电力电缆 |
| CN106782896A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-05-31 | 严晶伟 | 宽松护套线缆 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP3348176A patent/JPH05159635A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105244078A (zh) * | 2015-09-28 | 2016-01-13 | 安徽环宇电缆集团有限公司 | 一种铝合金导体电力电缆 |
| CN106782896A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-05-31 | 严晶伟 | 宽松护套线缆 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102056963B (zh) | 高性能耐高温电线或电缆 | |
| WO2011144933A1 (en) | High temperature insulating tape and wire or cable sheathed therewith | |
| US20060065429A1 (en) | Electrical cables | |
| CN101889316A (zh) | 耐电弧光滑电线 | |
| CN100530445C (zh) | 平坦状电缆 | |
| JP2019091562A (ja) | ツイストペアケーブル | |
| WO1998031022A1 (en) | Insulated electrical conductors | |
| JP6774462B2 (ja) | 多芯通信ケーブル | |
| WO2006005426A1 (en) | Fire resistant wire and cable constructions | |
| JP6645350B2 (ja) | 低エアリーク電線 | |
| JP2020021701A (ja) | 多芯通信ケーブル | |
| JPS625521A (ja) | 電気絶縁材料 | |
| EP0040034A1 (en) | Insulated wires and electric cables | |
| US4274895A (en) | Method of manufacturing a flexible electric cable which has a tinned stranded conductor on which an insulation is applied at a high temperature | |
| JP2020024911A (ja) | 多芯通信ケーブル | |
| JP7474590B2 (ja) | 多芯通信ケーブル | |
| RU191750U1 (ru) | Высоковольтный неэкранированный провод | |
| US20260094738A1 (en) | Insulated wire, cable, method for manufacturing insulated wire, and connection structure | |
| JP2021099973A (ja) | 多芯通信ケーブル | |
| CN219800539U (zh) | 适用于全自动剥线设备的新能源车辆用高压铝电缆 | |
| JP2003051220A (ja) | 同軸ケーブル及びその製造方法 | |
| RU2710203C1 (ru) | Высоковольтный неэкранированный провод | |
| RU2690160C1 (ru) | Симметричный кабель для передачи данных | |
| JP7810739B2 (ja) | 通信ケーブル及びワイヤーハーネス | |
| US12586694B2 (en) | Multicore cable |