JPH0516149Y2 - - Google Patents

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JPH0516149Y2
JPH0516149Y2 JP1988039393U JP3939388U JPH0516149Y2 JP H0516149 Y2 JPH0516149 Y2 JP H0516149Y2 JP 1988039393 U JP1988039393 U JP 1988039393U JP 3939388 U JP3939388 U JP 3939388U JP H0516149 Y2 JPH0516149 Y2 JP H0516149Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は運搬容器に係り、特にコンテナあるい
はバントレーラ等の運搬容器本体を改造すること
なく、3台の完成車を自走方式で積付けることが
できる運搬容器に関する。
[従来の技術] 一般に海上コンテナにおいては、往路において
一般の雑貨物を積付けて輸送し、復路において車
輌、特に乗用車等の完成車を積付けて輸送するこ
とが汎く行なわれている。
ところで従来、コンテナに完成車を積付ける場
合には、第19図に示すように自走させてコンテ
ナ床面B上に積付けた完成車Cのタイヤ部分に当
て木100を宛行うとともに、この当て木100
を釘101等を用いてコンテナ床面Bに固定し、
さらにアイピース102を釘101等を用いてコ
ンテナ床面Bに固定するとともに、このアイピー
ス102と完成車Cとを締め具103を用いて連
結する方法が採られている。
[考案が解決しようとする課題] 前記従来の方法では、当て木100およびアイ
ピース102は、完成車Cの積降ろしの際に撤去
されるが、その際コンテナ床面Bには多数の釘抜
き跡が残り、これがコンテナ床面Bの寿命を短縮
させるという問題がある。
また、コンテナ床面B上に単純に完成車Cを積
付ける方法では、40フイートコンテナを用いても
2台しか積付けることができず、輸送効率が悪い
という問題もある。
そこで一部では、例えば特公昭60−10952号公
報に示されているように、運搬容器本体内に、完
成車積付け用のラツクを予め組付けておき、完成
車輸送の際には、このラツクを用いて完成車を上
下2段に積付けるようにした運搬容器が提案され
ている。
ところがこの種の運搬容器では、上段側の完成
車の下端位置が、下段側の完成車の天端位置より
も上方に位置しているため、運搬容器の高さ寸法
が通常のコンテナよりも大幅に高くなつてしまう
とともに、既存のコンテナを利用しようとする場
合には、コンテナを改造して完成車積付け用のラ
ツクを取付けなければならず、容易でないという
問題がある。
すなわち、完成車の輸送が要求されるのは特定
の航路であるが、この航路に常に特定のコンテナ
のみが使用されるとは限らないため、完成車の輸
送要求に充分応えるためには、ほとんどすべての
コンテナを改造または新造しなければならないと
いう問題がある。
本考案は、かかる現況に鑑みなされたもので、
コンテナあるいはバントレーラ等の運搬容器本体
に改造を加えることなく、効率よく完成車を輸送
することができ、しかも容器本体の床面を損傷さ
せるおそれがない運搬容器を提供することを目的
とする。
本考案の他の目的は、容器本体の床面上に載置
される各ラツク、特に中央ラツクを、容器本体側
に連結することなく確実に位置固定できる運搬容
器を提供するにある。
本考案のさらに他の目的は、ラツクを平面的に
分解または折たたみできるようにし、ラツクの空
輸送効率および保管効率を向上させることができ
る運搬容器を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、長手方向後端にドアを有する長方形
状の容器本体と;この容器本体のフロント側の端
部の床面上に撤去可能に載置され、上面に1台の
下段完成車を積付け保持するフロント側ラツク
と;前記容器本体のドア側の端部の床面上に撤去
可能に載置され、上面に1台の下段完成車を積付
け保持するドア側ラツクと;前記両ラツク間の容
器本体床面上に撤去可能に載置され、前記両下段
完成車の天端よりも下方位置に設定された積付け
面上に、上段完成車を前記両下段完成車に対し長
手方向に一部オーバラツプさせて積付け保持する
中央ラツクと;前記積付け面と容器本体床面との
間または前記積付け面と容器本体外の容器本体載
置面との間に取外し可能に斜めに設置され、前記
積付け面上に上段完成車を自走させて積付けるた
めの案内機構と;を備え、前記中央ラツクに、フ
ロント側ラツクおよびドア側ラツクの中央ラツク
側の端部をそれぞれ上面側から押さえる跳ね上が
り防止部材を設けるようにしたことを特徴とす
る。
そして、本考案においては、中央ラツクに、容
器本体の天井壁または容器本体の少なくとも左右
いずれか一方の側壁を押圧して中央ラツクを容器
本体内に固定する固定機構を設けたり、あるいは
中央ラツクを、高さ寸法が縮小する方向に折たた
みまたは分解可能な構造とすることが好ましい。
[作用] 本考案に係る運搬容器においては、まず容器本
体のフロント側の端部に床面上にフロント側ラツ
クが載置され、このフロント側ラツク上に、1台
の下段完成車が自走方式で積付け保持される。次
いで、中央ラツクが容器本体内に搬入され、フロ
ント側ラツクに連続して容器本体床面上に載置さ
れるとともに、案内機構が設置される。そしてこ
の案内機構を介して中央ラツクに1台の上段完成
車が自走方式で積付け保持され、その後案内機構
が取外される。次いで、容器本体のドア側の端部
の床面上に、前記中央ラツクに連続してドア側ラ
ツクが載置され、このドア側ラツク上に、1台の
下段完成車が自走方式で積付け保持される。各ラ
ツクに積付け保持された3台の完成車を積降ろす
場合には、前記とは逆の手順で行なう。
ところで、上段完成車は、2台の上段完成車に
対して長手方向に一部オーバラツプして積付けら
れるので、容器本体の長さを、3台の完成車の合
計長さ以下にすることが可能となり、また上段完
成車は、2台の下段完成車に対し上下方向にもオ
ーバラツプしているので、容器本体の高さを低く
抑えることが可能となる。また各ラツクは、容器
本体から撤去可能となつているので、ラツクさえ
用意しておけば、同寸法のあらゆる容器本体を用
いて本考案の運搬容器を構成でき、また容器本体
の床面を損傷させるおそれもない。また、中央ラ
ツクに跳ね上がり防止部材を設けているので、フ
ロント側ラツクおよびドア側ラツクの中央ラツク
側の端部が固定され、各完成車の間に設けるべき
間隙を少なくすることが可能となる。
また、本考案に係る運搬容器において、中央ラ
ツクに固定機構を設けることにより、容器本体側
に連結することなく、中央ラツクを位置固定で
き、上段完成車の天壁と容器本体の天井壁との間
の間隙を、必要最少限に抑えることが可能とな
る。また、中央ラツクを折たたみまたは分解可能
とすることにより、中央ラツクの高さ寸法を縮小
でき、ラツクの空輸送効率および保管効率の向上
が可能となる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図ないし第3図は、本考案に係る運搬容器
の一例を示すもので、この運搬容器1は、長手方
向後端にドア3が設けられた長方形状の容器本体
を構成するコンテナ2を備えており、このコンテ
ナ2の床面4上には、第1図および第2図に示す
ようにフロント側ラツク5、ドア側ラツク6およ
び中央ラツク7が撤去可能に載置されている。そ
して、フロント側ラツク5およびドア側ラツク6
上には、第1図に示すように前部を向かい合わせ
て各1台の下段完成車C1,C2が自走方式でそれ
ぞれ積付けられるようになつており、また中央ラ
ツク7の積付け面F上には、前部をコンテナ2の
フロント側に向けて1台の上段完成車C3が、案
内機構8を介して自走方式で積付けられるように
なつている。
前記積付け面Fは、第1図に示すように両下段
完成車C1,C2の天端よりも下方に位置設定され
ており、これにより上下段の各完成車C1,C2
C3が上下方向に一部オーバラツプして積付けら
れ、その分コンテナ2の高さ寸法を低くできるよ
うになつている。また、3台の完成車C1,C2
C3を上下二段に積付けることにより、下段完成
車C1,C2と上段完成車C3とがコンテナ2の長手
方向にも一部オーバラツプすることになり、その
分コンテナ2の長さ寸法を短くできるようになつ
ている。
前記フロント側ラツク5は、第2図および第3
図に示すようにコンテナ2の長手方向に下段完成
車C1の横幅よりも稍広い間隔で延在する2本の
縦角パイプ9,10と、両縦角パイプ9,10の
中央ラツク7側の端部を相互に連結する2本の連
結角パイプ11,12と、両縦角パイプ9,10
の反対側の端部を相互に連結する2本の連結角パ
イプ13,14とから方形の枠形状に形成されて
おり、前記2本の連結角パイプ11,12および
13,14の間には、第3図および第4図に示す
ように所定の間隔が設けられ、この間隔内には、
第4図に連結角パイプ13,14について示すよ
うにラツシング棒15が取付けられている。この
ラツシング棒15は、各2本の連結角パイプ1
1,12および13,14の間に3〜4本配置さ
れ、下段完成車C1は、第1図に示すようにこれ
ら各ラツシング棒15に係止されるようになつて
いる。
また、前記両縦角パイプ9,10の長手方向中
間部には、第2図および第3図に示すように2本
のタイヤ載置用角パイプ17,18が所定間隔で
配置されており、これら両タイヤ載置用角パイプ
17,18上には、第2図に示すように下段完成
車C1の後輪T1が載置されるようになつている。
また、前記縦角パイプ9外面の連結角パイプ1
3,14側の端部には、第2図および第3図に示
すように枠形の幅方向規制部材19が取付けら
れ、フロント側ラツク5の幅方向のガタ付きを防
止するようになつている。
前記ドア側ラツク6は、第2図および第3図に
示すように前記フロント側ラツク5の長手方向の
向きを逆にすることにより形成されるようになつ
ており、そのタイヤ載置用角パイプ17,18上
には、第2図に示すように下段完成車C2の後輪
T2が載置されるようになつている。
一方前記中央ラツク7は、第1図および第3図
に示すようにコンテナ2の床面4上に載置される
方形枠状のベース20と、このベース20の四隅
部から立上がる4本の支柱21と、これら支柱2
1の上端部に支持され前記積付け面Fを構成する
デツキ22と、このデツキ22の上部に取付けら
れる上枠23とから構成されている。
前記ベース20は、第3図に示すように2本の
縦棧24と2本の横棧25とから方形枠状に形成
されており、前記各横棧25の外面には、床面4
上に各ラツク5,6,7を載置した際に、フロン
ト側ラツク5およびドア側ラツク6の連結角パイ
プ11が接触するようになつている。そしてこれ
ら各連結角パイプ11は、第5図a,bに示すよ
うに前記各横棧25の外面に例えば2個ずつ設け
られた跳ね上がり防止板26により、上面側から
押さえられるようになつている。これら各跳ね上
がり防止板26は、前記各ラツク5,6,7のセ
ツトを容易にするため、第5図a,bに示すよう
に先端が上方に湾曲している。
一方、前記ベース20の各縦棧24の内面2箇
所には、第3図および第6図に示すように車輪機
構27がそれぞれ設けられている。これら各車輪
機構27は、第6図に示すように一端が枢軸ピン
28を介して縦棧24の内面に揺動自在に取付け
られた揺動金具29と、この揺動金具29に取付
けられた車輪30とを備えており、車輪30は、
第6図に実線で示すように揺動金具29を揺動さ
せ、その他端を挿入ピン31により縦棧24に固
定することにより、縦棧24の下面から下方に突
出して中央ラツク7を手押しで移動させることが
できるようになつているとともに、第6図に鎖線
で示すように挿入ピン31を抜いて揺動金具29
を上方に揺動させることにより、縦棧24の下面
よりも上方に位置して縦棧24の下面が直接床面
4上に載置されるようになつている。
また、前記ベース20の四隅部には、第3図お
よび第7図に示すように角パイプ32が上向きで
取付けられており、これら各角パイプ32には、
4本の支柱21の各下端部が挿入され、第7図に
示す挿入ピン33により固定されるようになつて
いる。そして、挿入ピン33を抜くことにより、
ベース20と各支柱21とが分解できるようにな
つている。
前記デツキ22は、第2図および第3図に示す
ように2本の横梁34と、これら両横梁34間を
連結する梯子状の2個の連結部材35とを備えて
おり、各連結部材35の上面には、第8図および
第9図に示すように網等の上面材36が配されて
いる。また、両連結部材35は、第2図に示すよ
うに上段完成車C3が右ハンドルであることを想
走して図中下方に位置をずらして配置されてお
り、これにより、デツキ22上に自走方式で上段
完成車C3を積付けたドライバが容易に降車でき
るようになつている。また、第2図において上方
側の連結部材35の上方位置には、前記ドライバ
の通路あるいは上段完成車C3を固縛する作業員
の足場等として利用される補助デツキ37が設け
られている。
また前記各横梁34の外面側2箇所には、第3
図および第10図に示すようにブラケツト38を
介して丸棒39がそれぞれ取付けられており、こ
れら各丸棒39は、第1図に示すように締め具1
6を用いて上段完成車C3をデツキ22上に固縛
する際に、締め具16の係止金具となるととも
に、後述する案内機構8を中央ラツク7に装着す
る際に、案内機構8の係止金具となるようになつ
ている。
また、前記各横梁34の両端下面には、第3図
および第11図に示すように角パイプ40が下向
きで取付けられており、これら角パイプ40に
は、4本の支柱21の各上端部が挿入され、第1
1図に示す挿入ピン41により固定されるように
なつている。そして、挿入ピン41を抜くことに
より、デツキ22と各支柱21とが分解できるよ
うになつている。
前記上枠23は、第3図に示すように前記デツ
キ22の四隅部から立上がる4本の支柱42と、
これらの支柱42の上端部をコンテナ2の長手方
向に連結する2本の縦梁43と、両縦梁43の長
手方向両端部間をコンテナ2の幅方向に連結する
連結梁44,45とを備えている。前記一方の連
結梁44は、第12図および第14図に示すよう
にコンテナ2の幅方向一方側の支柱42に設けた
ブラケツト46に、枢軸ピン47を介して水平に
揺動可能に一端が枢着されており、連結梁44の
自由端は、第13図および第14図に示すように
コンテナ2の幅方向他方側の支柱42に設けたブ
ラケツト48に、挿入ピン49を介して連結され
るようになつている。そして連結梁44は、前記
挿入ピン49を抜くことにより、第14図に鎖線
で示すようにコンテナ2の幅方向一方側の縦梁4
3の内側に折たためるようになつている。
また前記他方の連結梁45は、第14図に示す
ように前記連結梁44とは逆側の端部が、ブラケ
ツト50および枢軸ピン51を介して支柱42に
水平に揺動可能に枢着されており、この連結梁4
5の自由端は、ブラケツト50と逆の側の支柱4
2に設けたブラケツト52に、挿入ピン53を介
して連結されている。そして連結梁45は、この
挿入ピン53を抜くことにより、第14図に鎖線
で示すように連結梁44と逆の側の縦梁43の内
側に折たためるようになつている。
また前記各支柱42の下端部は、第11図およ
び第15図に示すように前記デツキ22の上面四
隅部に設けたブラケツト54に、上下に配した枢
軸ピン55と挿入ピン56とにより連結され、挿
入ピン56を抜くことにより、デツキ22上に折
たためるようになつている。前記枢軸ピン55お
よび挿入ピン56の上下位置には、第15図に示
すように図中右側のブラケツト54では、下が枢
軸ピン55、上が挿入ピン56となつおり、また
図中左側のブラケツト54では、上が枢軸ピン5
5、下が挿入ピン56となつている。そしてこれ
により、第15図に示すように図中右側の構成部
材(支柱42、縦梁43、連結梁45)と図中左
側の構成部材(支柱42、縦梁43、連結梁4
4)とを、上下に積重ねた状態でデツキ22上に
折たためるようになつている。
また前記各縦梁43には、第14図および第1
6図に示すように縦梁43に螺装されるねじ部材
57とねじ部材57の上端部に設けられたパツド
58とからなる固定機構が、例えば2個ずつ設け
られており、ねじ部材57を締付けてパツド58
をコンテナ2の天井壁に圧接させることにより、
中央ラツク7をコンテナ2側に連結することなく
位置固定できるようになつている。なおこの固定
機構は、前記ベース20の縦棧24に設け、パツ
ド58をコンテナ2の側壁に圧接させるようにし
てもよい。
前記案内機構8は、第17図に示すように枠材
59と枠材59の上面に配される網等の上面材6
0とから構成されており、枠材59の上端部は、
前記丸棒39(第10図参照)に着脱可能に係止
されるようになつている。この案内機構8は、第
1図に示すように中央ラツク7のデツキ22上に
上段完成車C3を積付ける際、およびデツキ22
上に積付けられた上段完成車C3を積降ろす際に、
デツキ22と床面4との間に斜めに配置され、そ
れ以外のときは取外されるようになつている。な
おこの案内機構8は、第1図ではデツキ22と床
面4との間に斜めに配されるものを示している
が、案内機構8の長さを長くし、デツキ22とコ
ンテナ2外のコンテナ載置面との間に斜めに配す
るようにしてもよい。このようにすれば、コンテ
ナ2のドア3部分に段差があつても支障がない。
次に、本実施例の作用について説明する。
各完成車C1,C2,C3の積付けに際しては、ま
ずフロント側ラツク5をコンテナ2内に搬入し、
その連結角パイプ14の外面を、コンテナ2のフ
ロント壁の内面に接触させた状態で床面4上に載
置する。
次いで、下段完成車C1をバツクで自走させ、
その後輪T1がタイヤ載置用角パイプ17,18
に乗上げるようにしてフロント側ラツク5上に下
段完成車C1を積付ける。そしてその後、下段完
成車C1のリヤ側のみを、締め具16を用いてフ
ロント側ラツク5に固縛する。
次いで、中央ラツク7をコンテナ2内に搬入
し、先端をフロント側ラツク5に接触させた状態
で床面4上に載置する。そしてその後、ねじ部材
57を締付けてパツド58をコンテナ2の天井壁
に圧接させる。これにより、中央ラツク7が位置
固定されるとともに、第5図aに示すようにフロ
ント側ラツク5の中央ラツク7側の端部が、跳ね
上がり防止板26により上面側から押さえられ
る。そこで、下段完成車C1のフロント側を、締
め具16を用いてフロント側ラツク5に固縛す
る。
次いで、中央ラツク7のデツキ22と床面4と
の間に、案内機構8を斜めに配置し、上段完成車
C3を、この案内機構8を介し自走方式でデツキ
22上に積付ける。そして、案内機構8を取外し
た後、第1図に示すように締め具16を用いて上
段完成車C3のフロント側およびリヤ側の端部を
中央ラツク7に固縛する。
次いで、ドア側ラツク6をコンテナ2内に搬入
し、その先端を中央ラツク7に接触させた状態で
床面4上に載置する。これにより、第5図bに示
すようにドア側ラツク6の中央ラツク7側の端部
が、跳ね上がり防止板26により上面側から押さ
えられ、浮き上がりが阻止される。そこで、下段
完成車C2を自走させてコンテナ2内に搬入し、
その後輪T2がタイヤ載置用角パイプ17,18
上に乗上げた状態でドア側ラツク6上に積付け
る。そしてその後、下段完成車C2のフロント側
およびリヤ側の端部を、締め具16を用いてドア
側ラツク6に固縛する。
なお、コンテナ2に積付けられた各完成車C1
C2,C3を積降ろす場合には、前記積付けの場合
と逆の手順により行なう。
しかして、各完成車C1,C2,C3は、床面4上
に連続して載置される各ラツク5,6,7上に積
付けられ、かつ締め具16を用いて各ラツク5,
6,7に固縛されるので、コンテナ2の床面4を
損傷するおそれがないとともに、コンテナ2に改
造を加えることなく3台の完成車C1,C2,C3
積付けることができる。
また、上段完成車C3と各下段完成車C1,C2
は、コンテナ2の長手方向にも上下方向にも一部
オーバラツプして積付けられるので、コンテナ2
を上下方向および長手方向に大形化することな
く、3台の完成車C1,C2,C3を積付けることが
できる。
また、各ラツク5,6,7は床面4により位置
決めされ、各完成車C1,C2,C3は各ラツク5,
6,7により位置決めされるので、常に正確な位
置に完成車C1,C2,C3を積付けることができる。
また各下段完成車C1,C2は、その後輪T1,T2
みが各ラツク5,6上に載置され、前輪は床面4
上に載置されるので、ホイルベースが異なる車種
でも支障なく積付けることができる。
また、フロント側ラツク5およびドア側ラツク
6は平坦な形状をしており、また中央ラツク7
は、分解あるいは折たたむことにより高さ寸法を
小さくできるので、空輸送時および保管時に便利
である。また各ラツク5,6,7は、不使用時に
は完全にコンテナ2外に撤去できるので、コンテ
ナ2で一般の雑貨物を輸送する際に、コンテナ2
の内容積が小さくなることがない。また各ラツク
5,6,7および案内機構8を、完成車C1,C2
C3の積付け地に用意しておくだけで、同寸法の
すべてのコンテナ2を利用して本実施例に係る運
搬容器1を構成でき、実情に合つた完成車輸送が
可能となる。
なお前記実施例では、各完成車C1,C2,C3
右ハンドルである場合について説明したが、フロ
ント側ラツク5およびドア側ラツク6を裏返すと
ともに、中央ラツク7を水平に180度回転させて
その向きを逆にすることにより、各完成車C1
C2,C3が左ハンドルである場合にも全く同様に
適用できる。
また前記実施例では、フロント側ラツク5およ
びドア側ラツク6の中央ラツク7側の端部のみ
が、跳ね上がり防止板26により上面側から押さ
えられて固定される場合について説明したが、第
18図に示すように中央ラツク7との間に斜めに
突張り材61を配したり、あるいはコンテナ2の
天井壁との間に突張り材62を配することによ
り、フロント側ラツク5およびドア側ラツク6を
完全に固定することができる。
また前記実施例では、運搬容器1の容器本体と
してコンテナ2を用いる場合について説明した
が、トレーラと一体構造をなすバントレーラ等を
容器本体として用いるようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、フロント側ラツ
ク、ドア側ラツク、中央ラツクおよび案内機構を
用いて3台の完成車を容器本体内に積付けるよう
にし、この際、上段完成車と下段完成車とは、上
下方向にも長手方向にも一部オーバラツプして積
付けられるので、容器本体に改造を加えることな
く効率よく完成車を輸送することができ、しかも
容器本体の床面を損傷させるおそれがない。
また各ラツクは、容器本体外に撤去できるよう
になつているので、容器本体を用いて一般の雑貨
物を運搬する際に便利であり、またラツクさえ用
意しておけば、同寸法のすべての容器本体を用い
て本考案に係る運搬容器を構成できる。
また、中央ラツクに、跳ね上がり防止部材を設
けているので、フロント側ラツクおよびドア側ラ
ツクの中央ラツク側の端部が固定され、各完成車
の間に設けるべき間隙を少なくすることができ
る。
そして本考案において、中央ラツクに固定機構
を設けることにより、容器本体側に連結すること
なく中央ラツクを位置固定でき、上段完成車の天
端と容器本体の天井壁との間の間隙を、必要最少
限に抑えることができる。
また、中央ラツクを折たたみまたは分解可能と
することにより、中央ラツクの高さ寸法を縮小で
き、ラツクの空輸送効率および保管効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す運搬容器の構
成図、第2図は第1図の平面図、第3図は各ラツ
クの斜視図、第4図は第3図の−線拡大断面
図、第5図aは跳ね上がり防止板によるフロント
側ラツクの押さえ状態を示す要部斜視図、第5図
bは跳ね上がり防止板によるドア側ラツクの押さ
え状態を示す要部斜視図、第6図は第3図の部
拡大図、第7図は第3図の部拡大図、第8図は
第3図の−線拡大断面図、第9図は第3図の
−線拡大断面図、第10図は第3図のX部拡
大図、第11図は第3図のXI部拡大図、第12
図は第3図のX部拡大図、第13図は第3図の
X部拡大図、第14図は上枠の平面図、第15
図は上枠の折たたみ状態を示す説明図、第16図
は中央ラツクを位置固定するための固定機構を示
す説明図、第17図は案内機構の斜視図、第18
図は本考案の他の実施例を示す第1図相当図、第
19図は従来例を示す説明図である。 1……運搬容器、2……コンテナ、3……ド
ア、4……床面、5……フロント側ラツク、6…
…ドア側ラツク、7……中央ラツク、8……案内
機構、20……ベース、21……支柱、22……
デツキ、23……上枠、26……跳ね上がり防止
板、57……ねじ部材、58……パツド、61,
62……突張り材、C1,C2……下段完成車、C3
……上段完成車、F……積付け面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 長手方向後端にドアを有する長方形状の容
    器本体と、 この容器本体のフロント側の端部の床面上に
    撤去可能に載置され、上面に1台の下段完成車
    を積付け保持するフロント側ラツクと、 前記容器本体のドア側の端部の床面上に撤去
    可能に載置され、上面に1台の完成車を積付け
    保持するドア側ラツクと、 前記両ラツク間の容器本体床面上に撤去可能
    に載置され、前記両下段完成車の天端よりも下
    方位置に設定された積付け面上に、上段完成車
    を前記両下段完成車に対し長手方向に一部オー
    バラツプさせて積付け保持する中央ラツクと、 前記積付け面と容器本体床面との間または前
    記積付け面と容器本体外の容器本体載置面との
    間に取外し可能に斜めに設置され、前記積付け
    面上に上段完成車を自走させて積付けるための
    案内機構と、 を備え、 前記中央ラツクは、フロント側ラツクおよび
    ドア側ラツクの中央ラツク側の端部をそれぞれ
    上面側から押さえる跳ね上がり防止部材を備え
    ていることを特徴とする運搬容器。 2) 中央ラツクは、容器本体の天井壁または容
    器本体の少なくとも左右いずれか一方の側壁を
    押圧して中央ラツクを容器本体内に固定する固
    定機構を備えていることを特徴とする請求1項
    記載の運搬容器。 3) 中央ラツクは、高さ寸法が縮小する方向に
    折たたみまたは分解可能となつていることを特
    徴とする請求項1または2記載の運搬容器。
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JPH01153480A (ja) * 1987-12-10 1989-06-15 Shigenobu Furukawa 多目的コンテナ

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