JPH05161941A - 消失性模型の組立方法および組立装置 - Google Patents

消失性模型の組立方法および組立装置

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JPH05161941A
JPH05161941A JP33077291A JP33077291A JPH05161941A JP H05161941 A JPH05161941 A JP H05161941A JP 33077291 A JP33077291 A JP 33077291A JP 33077291 A JP33077291 A JP 33077291A JP H05161941 A JPH05161941 A JP H05161941A
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unit
model
unit model
injection molding
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澤 幸 雄 滝
Hitoshi Ishikawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幹に相当するスプルーに枝ないしは葉に相当
する所定個数のユニット模型を溶着してツリー状の消失
性模型を自動的に組立てる。 【構成】 ユニット模型を射出成形により成形する射出
成形機構11と、あらかじめ成形したスプルー2をユニ
ット模型の溶着位置Pで当該スプルー2の軸方向および
/または周方向にユニット模型の間隔分だけ移動させる
スプルー軸方向移動機構41および/またはスプルー周
方向移動機構61と、射出成形されたユニット模型を射
出成形位置から溶着位置Pに移動させてスプルー2に近
接ないしは圧着させるユニット模型移動機構21と、ユ
ニット模型を射出成形位置から溶着位置Pに移動させる
間にユニット模型のワックスゲート部分を切除するワッ
クスゲート部分切除機構31と、スプルー2およびユニ
ット模型のうちの少なくとも一方を部分的に加熱して溶
融する加熱体を溶着位置Pに移動させる加熱体移動機構
51を具備してなる消失性模型の組立装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幹に相当するスプルー
に枝ないしは葉に相当する所定個数のユニット模型を溶
着してツリー状の消失性模型に組立てるのに利用される
消失性模型の組立方法および組立装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、精密鋳造法の一つとして、消失性
模型を用いる方法があり、なかでも消失性材料としてワ
ックスを使用するロストワックス法が広く採用されてい
る。
【0003】このロストワックス法は、消失性材料であ
るワックスを使用してインジェクションマシン等の射出
成形機により製作したユニット模型をスプルーに所定個
数溶着してツリー状の消失性模型とし、スラリー付着
と、スタッコイング(サンディング)と、乾燥とを複数
回繰り返して複数層からなる耐火物被覆を形成し、乾燥
した後加熱して脱ろうし、次いで焼成することによっ
て、鋳型強度を高めたセラミックシェル鋳型とし、この
鋳型内に金属溶湯を注入したのち凝固させ、型ばらしお
よび砂落しを行ってツリー状の鋳造体を得たのち、切断
して各々の鋳造部品となるようにする精密鋳造法であ
る。
【0004】このようなロストワックス法では、上述し
たように、幹に相当するスプルーに枝ないしは葉に相当
する所定個数のユニット模型を溶着してツリー状の消失
性模型に組立てる必要があるが、従来の場合には、作業
者が加熱したコテを使用して1個1個手作業により行っ
ていた。
【0005】また、このような手作業による作業性の低
下を改善するために、1本の円筒多孔型湯道棒に、金属
製筒状組立ユニットの周囲に複数のワックス模型を一体
成型したユニット模型を順次嵌め込んで相互に接着する
ことにより消失性模型に組立てるようにした方法も提案
されていた(例えば、特公昭63−9901号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た組立て方法では、各ユニット模型は、金属製筒状組立
ユニットに設けた孔よりワックスを流出させることによ
ってそれぞれのワックス模型を接着することにより構成
するものとし、これらのユニット模型を円筒多孔型湯道
棒に嵌め込むようにしていたため、金属製筒状組立ユニ
ットの位置決め、金属製筒状組立ユニットに設けた孔か
らのワックスの流出,ユニット模型の湯道棒への嵌め込
み、などといった多くの工程を必要とすると共に、金属
製筒状組立ユニットなどといった非消失性材料の使用も
多くなるという問題点があり、しかも生産量に応じてワ
ックス模型の数や組立密度を任意に設定することが困難
なものになりやすいという問題点を有し、非消失性材料
からなる筒状組立ユニットを用いたり、これらを湯道棒
に嵌め込んだりする必要がない簡便な消失性模型の組立
方法および組立装置の開発が課題となっていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の課題にかんが
みてなされたもので、金属製ユニット部材などの非消失
性部材を消失性模型内に組み込むことなく、幹に相当す
るスプルーに枝ないしは葉に相当する所定個数のユニッ
ト模型を自動的に溶着組立てすることが可能である消失
性模型の組立方法および組立装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる消失性模
型の組立方法は、幹に相当するスプルーに枝ないしは葉
に相当する所定個数のユニット模型を溶着してツリー状
の消失性模型に組立てるに際し、射出成形により成形さ
れたユニット模型を射出成形型より取り出して当該ユニ
ット模型の不要となるワックスゲート部分を切除したの
ちスプルーへの溶着位置に移動し、ユニット模型および
スプルーのうち少なくとも一方を部分的に加熱溶融して
ユニット模型とスプルーとを溶着し、溶着後にスプルー
を軸方向および/または周方向にユニット模型の間隔分
だけ移動すると共に、射出成形により成形された次のユ
ニット模型を射出成形型より取り出して当該ユニット模
型のワックスゲート部分を切除したのちスプルーへの溶
着位置に移動し、ユニット模型およびスプルーのうち少
なくとも一方を部分的に加熱溶融してユニット模型とス
プルーとを溶着し、溶着後にスプルーを軸方向および/
または周方向にユニット模型の間隔分だけ移動すると共
に、射出成形により成形された次のユニット模型を射出
成形型より取り出して当該ユニット模型のワックスゲー
ト部分を切除したのちスプルーへの溶着位置に移動する
工程を繰返してスプルーに所定個数のユニット模型をツ
リー状に溶着する構成としたことを特徴としている。
【0009】また、本発明に係わる消失性模型の組立装
置は、幹に相当するスプルーに枝ないしは葉に相当する
所定個数のユニット模型を溶着してツリー状の消失性模
型に組立てる装置であって、ユニット模型を射出成形に
より成形する射出成形機構と、あらかじめ成形したスプ
ルーをユニット模型の溶着位置で当該スプルーの軸方向
および/または周方向にユニット模型の間隔分だけ間欠
移動させるスプルー軸方向移動機構および/またはスプ
ルー周方向移動機構と、前記射出成形されたユニット模
型を射出成形位置から溶着位置に移動させて前記スプル
ーに近接ないしは圧着させるユニット模型移動機構と、
前記ユニット模型移動機構によってユニット模型を射出
成形位置から溶着位置に移動させる間に当該ユニット模
型のワックスゲート部分を切除するワックスゲート部分
切除機構と、前記スプルーおよびユニット模型のうち少
なくとも一方を部分的に加熱溶融する加熱体を前記溶着
位置に移動させる加熱体移動機構を備えた構成としたこ
とを特徴としており、実施態様において、射出成形機
構,ユニット模型移動機構,ワックスゲート部分切除機
構,スプルー軸方向移動機構および/またはスプルー周
方向移動機構,および加熱体移動機構に対しそれぞれ必
要な制御指令を伝達する射出成形機構制御部,ユニット
模型移動機構制御部,ワックスゲート部分切除機構制御
部,スプルー軸方向移動機構制御部および/またはスプ
ルー周方向移動機構制御部,および加熱体移動機構制御
部を備えた構成とし、同じく実施態様において、射出成
形機構が射出成形型からユニット模型を取外すノックア
ウトを備え、スプルー軸方向移動機構が一軸ロボットを
備え、スプルー周方向移動機構がステッピングモータを
備え、ユニット模型移動機構が水平多関節ロボットを備
え、ワックスゲート部分切除機構がカッターを備え、加
熱体移動機構が同時三軸ロボットを備える構成としたこ
とを特徴としており、上述した消失性模型の組立方法お
よび組立装置に係わる発明の構成をもって前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
【0010】
【発明の作用】あらかじめ成形されたスプルーがスプル
ー軸方向移動機構によってユニット模型の溶着位置で移
動位置決めされた状態において、射出成形機構によって
射出成形されたユニット模型が射出成形型より取り出さ
れてユニット模型移動機構によって当該ユニット模型が
前記スプルーとの溶着位置に移動され、この移動の間に
ワックスゲート部分切除機構によってユニット模型のワ
ックスゲート部分が切除されて前記スプルーに近接ない
しは圧着した状態となり、加熱体移動機構により加熱体
が前記スプルーとユニット模型との近接部分ないしは圧
着部分に移動されて前記近接部分ないしは圧着部分のス
プルーおよびユニット模型のうち少なくとも一方を部分
的に加熱溶融し、前記スプルーとユニット模型とが圧着
されることによって、固化後に前記スプルーの所定位置
に前記ユニット模型が溶着される。
【0011】次いで、スプルー軸方向移動機構によって
スプルーを軸方向にユニット模型の間隔分だけ移動さ
せ、射出成形機構によって射出成形された次のユニット
模型が射出成形型より取り出されてユニット模型移動機
構によって当該ユニット模型が前記スプルーとの溶着位
置に移動され、この移動の間にワックスゲート部分切除
機構によってユニット模型のワックスゲート部分が切除
されて前記スプルーに近接ないしは圧着した状態とな
り、加熱体移動機構により加熱体が前記スプルーとユニ
ット模型との近接部分ないしは圧着部分に移動されて前
記近接部分ないしは圧着部分のスプルーおよびユニット
模型のうち少なくとも一方を部分的に加熱溶融し、前記
スプルーと次のユニット模型とが圧着されることによっ
て、固化後に前記スプルーの所定位置に溶着される。
【0012】続いて、スプルー軸方向移動機構によって
スプルーを軸方向にユニット模型の間隔分だけ移動さ
せ、前記と同様にして射出成形機構によって射出成形さ
れたユニット模型を射出成形のたびごとに溶着すること
により、スプルーの軸方向に複数個のユニット模型を溶
着する。
【0013】そして、スプルーの周方向にも複数個のユ
ニット模型を溶着する場合には、スプルー周方向移動機
構によってスプルーを周方向にユニット模型の間隔分だ
け移動させ、この状態で前記と同様に射出成形機構によ
って射出成形されたユニット模型を射出成形のたびごと
にスプルーの軸方向に複数個のユニット模型を溶着す
る。
【0014】このようにして、スプルーの軸方向に複数
個のユニット模型を溶着固定し、必要ならばスプルーの
周方向にも複数個のユニット模型を溶着して、所定個数
のユニット模型をスプルー溶着した消失性模型に組立て
るが、この間、射出成形機構制御部,スプルー軸方向移
動機構制御部,ユニット模型移動機構制御部,ワックス
ゲート部分切除機構制御部,加熱体移動機構制御部,ス
プルー周方向移動機構制御部により、各々、射出成形機
構,スプルー軸方向移動機構,ユニット模型移動機構,
ワックスゲート部分切除機構,加熱体移動機構,スプル
ー周方向移動機構に必要な制御指令を伝達して、ユニッ
ト模型の射出成形態様,スプルーの軸方向移動態様,ユ
ニット模型の移動態様,ワックスゲート部分の切除態
様,加熱体の移動態様,スプルーの周方向移動態様をそ
れぞれより正確かつ確実なものにするようになすことも
できる。
【0015】これによって、幹に相当するスプルーに枝
ないしは葉に相当する所定個数のユニット模型の溶着が
自動的に行われるようになり、消失性模型の組立てに人
手を要しないものとなる。また、金属製の組立てユニッ
トも必要としないのでこのような非消失性部材である金
属製の組立てユニットなどが消失性模型の一部を構成す
るようなこともなくなる。
【0016】さらに、上記説明では、スプルーの軸方向
にユニット模型を複数個溶着したのち、スプルーを周方
向に所定量だけ回動させる場合を示しているが、スプル
ーの周方向にユニット模型を複数個溶着したのち、スプ
ルーを長さ方向に所定量だけ移動させる場合であっても
良いことはいうまでもない。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係わる消失性模型の組立方
法の実施に使用する消失性模型の組立装置の全体構成を
示すものであって、この消失性模型の組立装置1は、図
6に示すように、幹に相当するスプルー2に枝ないしは
葉に相当するユニット模型3を所定個数溶着してツリー
状の消失性模型4に組立てるのに使用されるものであ
る。
【0018】図1に示すように、この消失性模型の組立
装置1は、ユニット模型3を射出成形により成形する射
出成形機構としての射出成形機11と、前記ユニット模
型3を溶着位置Pに移動させて、あらかじめ成形したス
プルー2に近接ないしは圧着させるユニット模型移動手
段としての水平多関節ロボット21と、ユニット模型3
を前記水平多関節ロボット21によって射出成形位置か
ら溶着位置Pに移動させる間に当該ユニット模型3のワ
ックスゲート部分を切除するワックスゲート部分切除機
構としてのカッター31と、前記スプルー2を前記ユニ
ット模型3の溶着位置Pで当該スプルー2の軸方向に移
動させるスプルー軸方向移動機構としての一軸ロボット
41と、前記近接ないしは圧着状態にあるスプルー2お
よびユニット模型3のうち少なくとも一方を部分的に加
熱して溶融する加熱体を前記溶着位置Pに移動させる加
熱体移動機構としての同時三軸ロボット51と、前記ス
プルー2をユニット模型3の溶着位置Pで当該スプルー
2の周方向に移動させるスプルー周方向移動機構として
のステッピングモータ61を備え、制御系として、射出
成形機構(射出成形機)11と、ユニット模型移動機構
(水平多関節ロボット)21と、ワックスゲート部分切
除機構(カッター)31と、スプルー軸方向移動機構
(一軸ロボット)41と、加熱体移動機構(同時三軸ロ
ボット)51と、スプルー周方向移動機構(ステッピン
グモータ)61にそれぞれ必要な制御指令を伝達する射
出成形機構制御部71aと、ユニット模型移動機構制御
部71bと、ワックスゲート部分切除機構制御部71c
と、スプルー軸方向移動機構制御部71dと、加熱体移
動機構制御部71eと、スプルー周方向移動機構制御部
71fを有する制御部71を備えた構成をなすものであ
る。
【0019】これらのうち、射出成形機構としての射出
成形機11は、図1,図2および図5に示すように、射
出成形用ノズル12を備えた射出成形用本体部13が射
出成形型14に対して接近・離間する構造となってお
り、接近した状態において射出成形用ノズル12から噴
射された溶融ワックスがワックスゲート部分15を通っ
て射出成形型14の成形空間内に入るようになってい
る。
【0020】そして、前記射出成形型14は図示左右方
向に移動するものとなっており、その移動方向の右端側
でノックアウト16によって射出成形型14からユニッ
ト模型3を取り外しうるものとなっている。
【0021】また、ユニット模型3を溶着位置Pに移動
させてスプルー2に近接ないしは圧着させるユニット模
型移動機構としての水平多関節ロボット21は、図1お
よび図2に示すように、ユニット模型3の保持用アーム
部22を有しており、ノックアウト16によって射出成
形型14から取り外されたユニット模型3を溶着位置P
に移動させそしてスプルー2に近接ないしは圧着させる
ことができる向きに動くものとなっている。
【0022】そして、前記水平多関節ロボット21によ
ってユニット模型3が射出成形型14から溶着位置Pに
移動する間に当該ユニット模型3のゲート部分を切除す
るワックスゲート部分切除機構としてのカッター(図示
しない1枚または一対のスライド刃を有する)31によ
ってゲート部分が切除される。
【0023】一方、あらかじめ成形されたスプルー2を
ユニット模型3の溶着位置Pで当該スプルー2の軸方向
に移動させるスプルー軸方向移動機構としての一軸ロボ
ット41は、図1および図4に示すように、バキューム
方式によるスプルー2の保持部42を有しており、この
保持部42によって保持されたスプルー2をその軸方向
に移動させることができるように動くものとなってい
る。
【0024】さらに、近接ないしは圧着状態にあるスプ
ルー2およびユニット模型3のうち少なくとも一方を部
分的に加熱して溶融するための加熱体を溶着位置Pに移
動させる加熱体移動機構としての同時三軸ロボット51
は、図1および図3に示すように、加熱体であるコテ5
2を保持するコテ保持部53を有しており、加熱された
コテ52をスプルー2とユニット模型3との近接ないし
は圧着部分すなわちスプルー2とユニット模型3との間
に移動させることができるように動くものとなってい
る。そして、このコテ52は、ユニット模型3の形状等
によって、実線で示す左側からと、仮想線で示す右側か
らと二方向より選択できるものとしている。さらに、こ
の加熱体移動機構には加熱体であるコテ52の部分に残
存する溶融ワックスを除去するための熱風ブロアーをそ
なえているものとすることもよい。
【0025】このような構成を有する消失性模型の組立
装置1を用いて図6に示すような消失性模型4の組立て
を行うに際しては、あらかじめ成形されたスプルー2
が、スプルー軸方向移動機構である一軸ロボット41に
よってユニット模型3の溶着位置Pにおいて移動位置決
めされた状態において、射出成形機構である射出成形機
11によって射出成形されたユニット模型3がノックア
ウト16により射出成形型14から取外され、ユニット
模型移動機構である水平多関節ロボット21の保持用ア
ーム部22によってユニット模型3が保持され、スプル
ー2との溶着位置Pに向けて移動する途中においてワッ
クスゲート部分切除機構であるカッター31によりワッ
クスゲート部分が切除されたのち溶着位置Pに移動し
て、前記スプルー2に近接ないしは圧着した状態とな
り、加熱体移動機構である同時三軸ロボット51により
加熱体であるコテ52が前記スプルー2とユニット模型
3との近接部分ないしは圧着部分に移動されて前記近接
部分ないしは圧着部分のスプルー2およびユニット模型
3のうちの少なくとも一方を部分的に加熱溶融し、前記
スプルー2とユニット模型3とが圧着されることによっ
て、固化後に前記スプルー2の所定位置に前記ユニット
模型3が溶着される。
【0026】次いで、スプルー軸方向移動機構である一
軸ロボット41によってスプルー2を軸方向にユニット
模型3の間隔だけ移動させ、射出成形機11によって成
形された次のユニット模型3がノックアウトピン16に
より射出成形型14から取り外されてユニット模型移動
機構である水平多関節ロボット21の保持用アーム部2
2によって保持され、前記スプルー2との溶着位置Pに
向けて移動される途中においてカッター31によりワッ
クスゲート部分が切除されたあとスプルー2に近接ない
しは圧着した状態となり、加熱体移動機構である同時三
軸ロボット51により加熱体であるコテ52が前記スプ
ルー2とユニット模型3との近接部分ないしは圧着部分
に移動されて前記近接部分ないしは圧着部分のスプルー
2およびユニット模型3のうちの少なくとも一方を部分
的に加熱溶融し、前記スプルー2とユニット模型3とが
圧着されることによって、固化後に前記スプルー2の所
定位置に溶着される。
【0027】続いて、スプルー軸方向移動機構である一
軸ロボット41によってスプルー2を軸方向にユニット
模型3の間隔だけ移動させ、前記と同様にして射出成形
機11によってユニット模型3を射出成形する毎にユニ
ット模型3をスプルー2に溶着することにより、スプル
ー2の軸方向に複数個のユニット模型3を溶着する。
【0028】そして、スプルー2の周方向にも複数個の
ユニット模型3を溶着する場合には、スプルー周方向移
動機構であるステッピングモータ61によってスプルー
2を周方向にユニット模型3の間隔だけ移動させ、この
状態で前記と同様に射出成形機11によってユニット模
型3を射出成形する毎にスプルー2の周方向に複数個の
ユニット模型3を溶着する。
【0029】このようにして、スプルー2の軸方向に複
数個のユニット模型3を溶着固定し、必要ならばスプル
ー2の周方向にも複数個のユニット模型3を溶着して所
定個数のユニット模型3をスプルー2に溶着した消失性
模型4に組立てるが、この間、射出成形機構制御部71
a,ユニット模型移動機構制御部71b,ワックスゲー
ト部分切除機構制御部71c,スプルー軸方向移動機構
制御部71d,加熱体移動機構制御部71e,スプルー
周方向移動機構制御部71fにより、各々、射出成形機
構である射出成形機11,ユニット模型移動機構である
水平多関節ロボット21,ワックスゲート部分切除機構
であるカッター31,スプルー軸方向移動機構である一
軸ロボット41,加熱体移動機構である同時三軸ロボッ
ト51,スプルー周方向移動機構であるステッピングモ
ータ61に必要な制御指令を伝達して、射出成形機11
による射出成形,ユニット模型3の移動,カッター31
による切除,スプルー2の軸方向移動,加熱体であるコ
テ52の移動,スプルー2の周方向移動などをそれぞれ
より正確かつ確実なもの制御にする。そして、完成した
ツリー状の消失性模型は矢印方向への移動手段を有する
ストック部80に移される。
【0030】これによって、幹に相当するスプルー2に
枝ないしは葉に相当する所定個数のユニット模型3の溶
着が自動的に行われるようになり、消失性模型4の組立
てに人手を全く要しないものとなる。また、金属製の組
立てユニットなども必要としないのでこのような非消失
性部材である金属製の組立てユニットが消失性模型の一
部を構成するようなこともなくなる。
【0031】なお、上記実施例においては、スプルー2
の軸方向にユニット模型3を複数個溶着したのち、スプ
ルー2を周方向に所定量だけ回転させる場合を示してい
るが、スプルー2の周方向にユニット模型3を複数個溶
着したのち、スプルー2を軸方向に所定量だけ移動させ
るようにしても良いものである。
【0032】
【発明の効果】本発明に係わる消失性模型の組立方法お
よび組立装置によれば、金属製ユニット部材などの非消
失性部材を消失性模型の内部に組み込むことなく、幹に
相当するスプルーに枝ないしは葉に相当する所定個数の
ユニット模型をその成形から始まって自動的に溶着組立
てすることが可能であり、ツリー状をなす消失性模型を
組立てる際の作業性が著しく向上したものになるという
著大なる効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる消失性模型の組立装置の全体構
成を示す平面説明図である。
【図2】本発明に係わる消失性模型の組立装置のうち、
射出成形機構の部分を主に示す平面説明図である。
【図3】本発明に係わる消失性模型の組立装置のうち、
溶着位置および加熱体移動機構の部分を主に示す平面説
明図である。
【図4】本発明に係わる消失性模型の組立装置のうち、
スプルー軸方向移動機構およびスプルー周方向移動機構
の部分を主に示す平面説明図である。
【図5】本発明に係わる消失性模型の組立装置のうち、
射出成形機構の部分を主に示す側面説明図である。
【図6】消失性模型の一例を概略的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 消失性模型の組立装置 2 スプルー 3 ユニット模型 4 消失性模型 11 射出成形機構(射出成形機) 21 ユニット模型移動機構(水平多関節ロボット) 31 ワックスゲート部分切除機構(カッター) 41 スプルー軸方向移動機構(一軸ロボット) 51 加熱体移動機構(同時三軸ロボット) 61 スプルー周方向移動機構(ステッピングモータ) 71 制御機構(制御部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹に相当するスプルーに枝ないしは葉に
    相当する所定個数のユニット模型を溶着してツリー状の
    消失性模型に組立てるに際し、射出成形により成形され
    たユニット模型を射出成形型より取り出して当該ユニッ
    ト模型のワックスゲート部分を切除したのちスプルーへ
    の溶着位置に移動し、ユニット模型およびスプルーのう
    ち少なくとも一方を部分的に加熱溶融してユニット模型
    とスプルーとを溶着し、溶着後にスプルーを軸方向およ
    び/または周方向にユニット模型の間隔分だけ移動する
    と共に、射出成形により成形された次のユニット模型を
    射出成形型より取り出して当該ユニット模型のワックス
    ゲート部分を切除したのちスプルーへの溶着位置に移動
    し、ユニット模型およびスプルーのうち少なくとも一方
    を部分的に加熱溶融してユニット模型とスプルーとを溶
    着し、溶着後にスプルーを軸方向および/または周方向
    にユニット模型の間隔分だけ移動すると共に、射出成形
    により成形された次のユニット模型を射出成形型より取
    り出して当該ユニット模型のワックスゲート部分を切除
    したのちスプルーへの溶着位置に移動する工程を繰返し
    てスプルーに所定個数のユニット模型をツリー状に溶着
    することを特徴とする消失性模型の組立方法。
  2. 【請求項2】 幹に相当するスプルーに枝ないしは葉に
    相当する所定個数のユニット模型を溶着してツリー状の
    消失性模型に組立てる装置であって、ユニット模型を射
    出成形により成形する射出成形機構と、あらかじめ成形
    したスプルーをユニット模型の溶着位置で当該スプルー
    の軸方向および/または周方向にユニット模型の間隔分
    だけ間欠移動させるスプルー軸方向移動機構および/ま
    たはスプルー周方向移動機構と、前記射出成形されたユ
    ニット模型を射出成形位置から溶着位置に移動させて前
    記スプルーに近接ないしは圧着させるユニット模型移動
    機構と、前記ユニット模型移動機構によってユニット模
    型を射出成形位置から溶着位置に移動させる間に当該ユ
    ニット模型のワックスゲート部分を切除するワックスゲ
    ート部分切除機構と、前記スプルーおよびユニット模型
    のうち少なくとも一方を部分的に加熱溶融する加熱体を
    前記溶着位置に移動させる加熱体移動機構を備えたこと
    を特徴とする消失性模型の組立装置。
  3. 【請求項3】 射出成形機構,ユニット模型移動機構,
    ワックスゲート部分切除機構,スプルー軸方向移動機構
    および/またはスプルー周方向移動機構,および加熱体
    移動機構に対しそれぞれ必要な制御指令を伝達する射出
    成形機構制御部,ユニット模型移動機構制御部,ワック
    スゲート部分切除機構制御部,スプルー軸方向移動機構
    制御部および/またはスプルー周方向移動機構制御部,
    および加熱体移動機構制御部を備えた請求項2に記載の
    消失性模型の組立装置。
  4. 【請求項4】 射出成形機構が射出成形型からユニット
    模型を取外すノックアウトを備え、スプルー軸方向移動
    機構が一軸ロボットを備え、スプルー周方向移動機構が
    ステッピングモータを備え、ユニット模型移動機構が水
    平多関節ロボットを備え、ワックスゲート部分切除機構
    がカッターを備え、加熱体移動機構が同時三軸ロボット
    を備える請求項2または3に記載の消失性模型の組立装
    置。
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