JPH0516752A - エアバツグ - Google Patents
エアバツグInfo
- Publication number
- JPH0516752A JPH0516752A JP3165853A JP16585391A JPH0516752A JP H0516752 A JPH0516752 A JP H0516752A JP 3165853 A JP3165853 A JP 3165853A JP 16585391 A JP16585391 A JP 16585391A JP H0516752 A JPH0516752 A JP H0516752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- acid
- substance
- woven fabric
- synthetic fiber
- Prior art date
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- Pending
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Air Bags (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、車輌衝突時にエアバッグのベントホ
ールから放出される有害な強アルカリ性物質を抑制し、
さらに使用済みのエアバッグの取扱い、廃棄を容易にせ
んとするものである。 【構成】本発明のエアバッグは、合成繊維織物または合
成繊維不織布で構成された基布からなるエアバッグにお
いて、該エアバッグの内面側に、高温または衝撃により
酸を発生する物質を含有することを特徴とするものであ
る。
ールから放出される有害な強アルカリ性物質を抑制し、
さらに使用済みのエアバッグの取扱い、廃棄を容易にせ
んとするものである。 【構成】本発明のエアバッグは、合成繊維織物または合
成繊維不織布で構成された基布からなるエアバッグにお
いて、該エアバッグの内面側に、高温または衝撃により
酸を発生する物質を含有することを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗物、特に自動車衝突
時に膨張させ、着座乗員の衝撃を吸収し、その保護を図
るエアバッグに関するものである。さらに詳しくは、高
温または/および衝撃により酸を発生する物質を塗布し
たエアバッグに関する。
時に膨張させ、着座乗員の衝撃を吸収し、その保護を図
るエアバッグに関するものである。さらに詳しくは、高
温または/および衝撃により酸を発生する物質を塗布し
たエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乗物、たとえば車輌、船舶、飛行
機、特に自動車における乗員の安全確保のためのエアバ
ッグが、シートベルトに代わって注目されてきた。この
エアバッグはシートベルトの補助装置としても注目さ
れ、一部の車輌に搭載されているのが実状である。
機、特に自動車における乗員の安全確保のためのエアバ
ッグが、シートベルトに代わって注目されてきた。この
エアバッグはシートベルトの補助装置としても注目さ
れ、一部の車輌に搭載されているのが実状である。
【0003】従来、エアバッグには、400〜1000
デニールのナイロン6・6またはナイロン6フィラメン
ト糸を用いた平織物の内面側に、耐熱性、難燃性、空気
遮断性などの向上のため、クロロプレン、ハイパロン、
シリコーン等のゴムをコーティングされたものが用いら
れている。
デニールのナイロン6・6またはナイロン6フィラメン
ト糸を用いた平織物の内面側に、耐熱性、難燃性、空気
遮断性などの向上のため、クロロプレン、ハイパロン、
シリコーン等のゴムをコーティングされたものが用いら
れている。
【0004】エアバッグは、自動車の衝突事故の際、衝
突のショックをセンサーが受けて、着火剤と称するジル
コニウム過塩素酸カリウム、ボロン硝酸カリウム等の酸
化剤により、窒素ガス発生剤として、例えばアジ化ナト
リウムを加熱し、高温・高圧の窒素ガスを発生させ、こ
の窒素ガスによってエアバッグを瞬間的に膨張させ、衝
突時に乗員の特に顔面を保護しようとするものである。
突のショックをセンサーが受けて、着火剤と称するジル
コニウム過塩素酸カリウム、ボロン硝酸カリウム等の酸
化剤により、窒素ガス発生剤として、例えばアジ化ナト
リウムを加熱し、高温・高圧の窒素ガスを発生させ、こ
の窒素ガスによってエアバッグを瞬間的に膨張させ、衝
突時に乗員の特に顔面を保護しようとするものである。
【0005】窒素ガス発生剤としてのアジ化ナトリウム
は、着火剤の加熱により窒素ガスを発生し、エアバッグ
を膨張させるが、同時に分解物として金属ナトリウムが
発生する。この金属ナトリウムは空気中の水分、二酸化
炭素により、それぞれ水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ムに変わるが、いずれにしても強アルカリ性物質が発生
し、エアバッグ膨張後の顔面接触による収縮時にベント
ホールから、窒素ガスと同時に車輌内に多量の有害な強
アルカリ性物質が放出されることになる。
は、着火剤の加熱により窒素ガスを発生し、エアバッグ
を膨張させるが、同時に分解物として金属ナトリウムが
発生する。この金属ナトリウムは空気中の水分、二酸化
炭素により、それぞれ水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ムに変わるが、いずれにしても強アルカリ性物質が発生
し、エアバッグ膨張後の顔面接触による収縮時にベント
ホールから、窒素ガスと同時に車輌内に多量の有害な強
アルカリ性物質が放出されることになる。
【0006】また、車輌衝突後の使用済みのエアバッグ
にも多量の強アルカリ物質が付着しており、使用済みの
エアバッグの廃棄にも、皮膚に付着しないようにゴム手
袋を着用したりして取扱う必要があり、酸で中和して廃
棄する必要があり、取扱いが極めて煩雑であった。
にも多量の強アルカリ物質が付着しており、使用済みの
エアバッグの廃棄にも、皮膚に付着しないようにゴム手
袋を着用したりして取扱う必要があり、酸で中和して廃
棄する必要があり、取扱いが極めて煩雑であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来のエアバッグの欠点に鑑み、車輌衝突時にエアバ
ッグのベントホールから放出される有害な強アルカリ性
物質を抑制し、さらに使用済みのエアバッグの取扱い、
廃棄を容易にせんとするものである。
る従来のエアバッグの欠点に鑑み、車輌衝突時にエアバ
ッグのベントホールから放出される有害な強アルカリ性
物質を抑制し、さらに使用済みのエアバッグの取扱い、
廃棄を容易にせんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のような構成を有する。
するために、次のような構成を有する。
【0009】すなわち、本発明のエアバッグは、合成繊
維織物または合成繊維不織布で構成された基布からなる
エアバッグにおいて、該エアバッグの内面側に、高温ま
たは衝撃により酸を発生する物質を含有することを特徴
とするものである。
維織物または合成繊維不織布で構成された基布からなる
エアバッグにおいて、該エアバッグの内面側に、高温ま
たは衝撃により酸を発生する物質を含有することを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】本発明における合成繊維としては、ナイロン
6、ナイロン6・6、ナイロン12、ナイロン4・6、
およびナイロン6とナイロン6・6の共重合体、ナイロ
ンにポリアルキレングリコール、ジカルボン酸やアミン
類などを共重合したポリアミド繊維、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチルテレフタレートなどのホモポリ
エステル、ポリエステルの繰り返し単位を構成する酸成
分にイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを共重
合したポリエステル繊維、パラフェニレンテレフタルア
ミドおよび芳香族エーテルとの共重合などに代表される
アラミド繊維、レーヨン繊維、超高分子量ポリエチレン
繊維、パラフェニレンサルフォン、ポリサルフォンなど
のサルフォン系繊維、ポリエーテルケトン繊維、炭素繊
維、ガラス繊維からなる単独繊維または複合繊維などを
使用することができる。これらの繊維の中でも、ポリア
ミド、特にナイロン6・6またはナイロン6からなる繊
維がエアバッグ特性に優れていて好ましい。また、これ
らの繊維は長繊維でも短繊維でもよいが、好ましくは長
繊維を使用するのがよい。
6、ナイロン6・6、ナイロン12、ナイロン4・6、
およびナイロン6とナイロン6・6の共重合体、ナイロ
ンにポリアルキレングリコール、ジカルボン酸やアミン
類などを共重合したポリアミド繊維、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチルテレフタレートなどのホモポリ
エステル、ポリエステルの繰り返し単位を構成する酸成
分にイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを共重
合したポリエステル繊維、パラフェニレンテレフタルア
ミドおよび芳香族エーテルとの共重合などに代表される
アラミド繊維、レーヨン繊維、超高分子量ポリエチレン
繊維、パラフェニレンサルフォン、ポリサルフォンなど
のサルフォン系繊維、ポリエーテルケトン繊維、炭素繊
維、ガラス繊維からなる単独繊維または複合繊維などを
使用することができる。これらの繊維の中でも、ポリア
ミド、特にナイロン6・6またはナイロン6からなる繊
維がエアバッグ特性に優れていて好ましい。また、これ
らの繊維は長繊維でも短繊維でもよいが、好ましくは長
繊維を使用するのがよい。
【0011】かかる合成繊維には、原糸糸条の製造工程
や加工工程での生産性あるいは特性改善のために通常使
用されている各種添加剤を含んでいてもよい。たとえ
ば、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防
止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有させる
ことができる。
や加工工程での生産性あるいは特性改善のために通常使
用されている各種添加剤を含んでいてもよい。たとえ
ば、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防
止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有させる
ことができる。
【0012】織物としては、通常、平織が選ばれるが、
必要ならば、朱子織、斜文織およびこれらの変化織組織
であってもよい。不織布としては、いわゆるスパンボン
ド法、フラッシュ法等で製造されたものが用いられる。
必要ならば、朱子織、斜文織およびこれらの変化織組織
であってもよい。不織布としては、いわゆるスパンボン
ド法、フラッシュ法等で製造されたものが用いられる。
【0013】かかる合成繊維織物または合成繊維不織布
からなる基布の内面側に、耐熱性、難燃性、空気遮断性
などの向上のため、クロロプレン、ハイパロン、フッ
素、シリコーン、天然ゴム、または塩化ビニル、塩素化
オレフィン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド
などのエラストマー樹脂などを塗布したものが使用され
るが、本発明における基布は、エアバッグとしての必要
な特性を具備されていれば、これらのゴムまたは樹脂を
塗布しない、いわゆるノンコート基布であってもかまわ
ない。
からなる基布の内面側に、耐熱性、難燃性、空気遮断性
などの向上のため、クロロプレン、ハイパロン、フッ
素、シリコーン、天然ゴム、または塩化ビニル、塩素化
オレフィン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド
などのエラストマー樹脂などを塗布したものが使用され
るが、本発明における基布は、エアバッグとしての必要
な特性を具備されていれば、これらのゴムまたは樹脂を
塗布しない、いわゆるノンコート基布であってもかまわ
ない。
【0014】本発明においては、該エアバッグの内面側
に、高温または/および衝撃により酸を発生する物質が
含有される。含有される物質は、衝突事故によりインフ
レーターが作動し、エアバッグが膨張・展開するまで
は、中性の物質であることが好ましく、インフレーター
が作動し、エアバッグの膨張・展開時に酸を発生する物
質であることが好ましい。
に、高温または/および衝撃により酸を発生する物質が
含有される。含有される物質は、衝突事故によりインフ
レーターが作動し、エアバッグが膨張・展開するまで
は、中性の物質であることが好ましく、インフレーター
が作動し、エアバッグの膨張・展開時に酸を発生する物
質であることが好ましい。
【0015】しかし、エアバッグが膨張・展開するまで
の間、すなわち収納時に酸を発生したりすると、たとえ
ば窒素ガス発生剤として通常用いられるアジ化ナトリウ
ムなどでは、有毒かつ爆発性のアジ化水素酸を発生する
ので好ましくない。したがって、収納時に中性で、エア
バッグの膨張・展開時にのみにおいて酸を発生する物
質、たとえば酢酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウム等のアンモニウム塩や、また、酢酸、硫
酸、塩酸などの酸性物質をメラミン樹脂、アクリル系樹
脂などの合成樹脂や活性炭などからなるマイクロカプセ
ルに含有せしめたものを好ましく使用することができ
る。
の間、すなわち収納時に酸を発生したりすると、たとえ
ば窒素ガス発生剤として通常用いられるアジ化ナトリウ
ムなどでは、有毒かつ爆発性のアジ化水素酸を発生する
ので好ましくない。したがって、収納時に中性で、エア
バッグの膨張・展開時にのみにおいて酸を発生する物
質、たとえば酢酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、塩
化アンモニウム等のアンモニウム塩や、また、酢酸、硫
酸、塩酸などの酸性物質をメラミン樹脂、アクリル系樹
脂などの合成樹脂や活性炭などからなるマイクロカプセ
ルに含有せしめたものを好ましく使用することができ
る。
【0016】ここで使用されるマイクロカプセルの粒径
は0.1〜30μ程度のものが好ましく、1〜10μ程
度のものが更に好ましい。エアバッグの膨張・展開時に
酸を発生するこれら物質の酸性度は、窒素ガス発生剤と
して用いる、例えばアジ化ナトリウムの量に対応し、こ
れの中和に必要な量を塗布などの方法で含有させればよ
い。かかる酸発生物質は、エアバッグの膨張・展開によ
る高温または衝撃により、アンモニウム塩では、アンモ
ニアの分解・揮発により、マイクロカプセルでは、カプ
セルが破壊されることにより、それぞれ酸を発生し、こ
の酸で、窒素ガス発生剤により生成した強アルカリ物質
が中和される。酸発生物質はエアバッグの内側に、たと
えば基布の内面側に塗布されることによって含有される
が、かかる含有のさせ方には制限がなく、たとえば塗布
する方法では、刷毛、ナイフコート、スプレーなどの方
法を用いることができる。
は0.1〜30μ程度のものが好ましく、1〜10μ程
度のものが更に好ましい。エアバッグの膨張・展開時に
酸を発生するこれら物質の酸性度は、窒素ガス発生剤と
して用いる、例えばアジ化ナトリウムの量に対応し、こ
れの中和に必要な量を塗布などの方法で含有させればよ
い。かかる酸発生物質は、エアバッグの膨張・展開によ
る高温または衝撃により、アンモニウム塩では、アンモ
ニアの分解・揮発により、マイクロカプセルでは、カプ
セルが破壊されることにより、それぞれ酸を発生し、こ
の酸で、窒素ガス発生剤により生成した強アルカリ物質
が中和される。酸発生物質はエアバッグの内側に、たと
えば基布の内面側に塗布されることによって含有される
が、かかる含有のさせ方には制限がなく、たとえば塗布
する方法では、刷毛、ナイフコート、スプレーなどの方
法を用いることができる。
【0017】以下、図面を用いて本発明をさらに説明す
る。図1は、本発明に係るエアバッグ1の一例を示す断
面図であり、基布4の内面側にクロロプレンゴム、シリ
コーンゴム、またはポリウレタン、ポリエステルなどの
エラストマー樹脂5が塗布されており、その表面に酸を
発生する物質6を含有せしめたエアバッグ1を示すもの
であり、図2は、本発明に係るエアバッグ1の他の一例
を示す断面図であり、基布4の内面側にゴムまたは樹脂
を塗布しない、いわゆるノンコート基布からなるエアバ
ッグ1で、その内側表面に酸を発生する物質6を含有せ
しめたものが示されている。図において、2はインフレ
ータ、3はベントホールを示す。なお基布4は、合成繊
維織物または合成繊維不織布で構成されたものである。
る。図1は、本発明に係るエアバッグ1の一例を示す断
面図であり、基布4の内面側にクロロプレンゴム、シリ
コーンゴム、またはポリウレタン、ポリエステルなどの
エラストマー樹脂5が塗布されており、その表面に酸を
発生する物質6を含有せしめたエアバッグ1を示すもの
であり、図2は、本発明に係るエアバッグ1の他の一例
を示す断面図であり、基布4の内面側にゴムまたは樹脂
を塗布しない、いわゆるノンコート基布からなるエアバ
ッグ1で、その内側表面に酸を発生する物質6を含有せ
しめたものが示されている。図において、2はインフレ
ータ、3はベントホールを示す。なお基布4は、合成繊
維織物または合成繊維不織布で構成されたものである。
【0018】また、インフレーター2に収納される窒素
ガス発生剤としては、別に制約はないが、好ましくはア
ジ化ナトリウム(NaN3 )が使用される。かかる化合
物は加熱されると、高温・高圧の窒素ガスを発生し、エ
アバッグを瞬間的に膨張させる能力を有しており、衝突
時に乗員の特に顔面を保護する作用を発揮する。しか
し、このアジ化ナトリウムは、分解されて金属ナトリウ
ム、および空気中の水分、二酸化炭素により変化した水
酸化ナイリウム、炭酸ナトリウムを同時に発生し、これ
らの化合物はベントホール3から放出される。
ガス発生剤としては、別に制約はないが、好ましくはア
ジ化ナトリウム(NaN3 )が使用される。かかる化合
物は加熱されると、高温・高圧の窒素ガスを発生し、エ
アバッグを瞬間的に膨張させる能力を有しており、衝突
時に乗員の特に顔面を保護する作用を発揮する。しか
し、このアジ化ナトリウムは、分解されて金属ナトリウ
ム、および空気中の水分、二酸化炭素により変化した水
酸化ナイリウム、炭酸ナトリウムを同時に発生し、これ
らの化合物はベントホール3から放出される。
【0019】本発明では、高温または衝撃によりエアバ
ッグが膨脹・展開される時に、酸を発生する物質6がエ
アバッグの内側に塗布などの方法で含有されており、ア
ジ化ナトリウムの分解物である金属ナトリウムおよび水
酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムを瞬時に中和し、ベン
トホールから有害なこれら強アルカリ物質の放出を抑制
することができるものである。
ッグが膨脹・展開される時に、酸を発生する物質6がエ
アバッグの内側に塗布などの方法で含有されており、ア
ジ化ナトリウムの分解物である金属ナトリウムおよび水
酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムを瞬時に中和し、ベン
トホールから有害なこれら強アルカリ物質の放出を抑制
することができるものである。
【0020】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳述する。
【0021】実施例1
トータル繊度840デニール、162フィラメント、強
度9.3 g/デニールのナイロン6・6繊維を使用し、
タテ糸、ヨコ糸密度とも25本/インチの平織物を得
た。次いで通常の方法で精練、乾燥、中間セットした
後、クロロプレンゴムを104 g/ m2 コーティングし
た。このコーティング布帛の該コーティング面に、酢酸
アンモニウム粒子を200g/ m2 塗布した後、この布
帛を直径80cmの円形に2枚裁断し、コーティング面側
を内側にし、外周を縫製してエアバッグを得た。
度9.3 g/デニールのナイロン6・6繊維を使用し、
タテ糸、ヨコ糸密度とも25本/インチの平織物を得
た。次いで通常の方法で精練、乾燥、中間セットした
後、クロロプレンゴムを104 g/ m2 コーティングし
た。このコーティング布帛の該コーティング面に、酢酸
アンモニウム粒子を200g/ m2 塗布した後、この布
帛を直径80cmの円形に2枚裁断し、コーティング面側
を内側にし、外周を縫製してエアバッグを得た。
【0022】次いで窒素発生剤として250 gのアジ化
ナトリウムを用いたインフレータにエアバッグを取りつ
け、インフレータテストした後、テスト後サンプルのイ
ンフレータ取付部の対向部分を20cm×20cmサンプリ
ングし、蒸発水1l中に1時間浸漬後、水の pHを測定
した。評価結果を表1に示す。
ナトリウムを用いたインフレータにエアバッグを取りつ
け、インフレータテストした後、テスト後サンプルのイ
ンフレータ取付部の対向部分を20cm×20cmサンプリ
ングし、蒸発水1l中に1時間浸漬後、水の pHを測定
した。評価結果を表1に示す。
【0023】実施例2
実施例1のコーティング布帛を用い、該コーティング面
に、酢酸をメラミン樹脂でマイクロカプセル化した平均
粒径1.2μの粒子物質を200 g/ m2 塗布した。後
は実施例1と同一の方法でエアバッグを得、同一テスト
をした。評価結果を表1に示す。
に、酢酸をメラミン樹脂でマイクロカプセル化した平均
粒径1.2μの粒子物質を200 g/ m2 塗布した。後
は実施例1と同一の方法でエアバッグを得、同一テスト
をした。評価結果を表1に示す。
【0024】比較例1
実施例1のコーティング布帛を用いて、そのままエアバ
ッグを形成し、後は実施例1と同一テストをした。評価
結果を表1に示す。
ッグを形成し、後は実施例1と同一テストをした。評価
結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかなように、比較例1のもの
はインフレータテストの後にアジ化ナトリウムの分解に
より、強アルカリ物質がエアバッグに残存したが、実施
例1、2のものは中和されていた。
はインフレータテストの後にアジ化ナトリウムの分解に
より、強アルカリ物質がエアバッグに残存したが、実施
例1、2のものは中和されていた。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、車輌衝突時にエアバッ
グのベントホールから放出される有害な強アルカリ性物
質を中和し、人体への薬品の害を抑制する安全性の高い
エアバッグを提供することができる。また、衝突・使用
済みのエアバッグの取扱い、廃棄が容易になり、間接的
に、エアバッグのコストを低減し、エアバッグによる乗
員保護システムを普及促進させることができる。
グのベントホールから放出される有害な強アルカリ性物
質を中和し、人体への薬品の害を抑制する安全性の高い
エアバッグを提供することができる。また、衝突・使用
済みのエアバッグの取扱い、廃棄が容易になり、間接的
に、エアバッグのコストを低減し、エアバッグによる乗
員保護システムを普及促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、本発明に係るエアバッグの内面側に
エラストマー樹脂を塗布し、その表面に酸を発生する物
質6を含有せしめたエアバッグの断面図である。
エラストマー樹脂を塗布し、その表面に酸を発生する物
質6を含有せしめたエアバッグの断面図である。
【図2】この図は、本発明に係るエアバッグの他の一例
で、エアバッグの内面側の基布に直接酸を発生する物質
6を含有せしめたエアバッグの断面図である。
で、エアバッグの内面側の基布に直接酸を発生する物質
6を含有せしめたエアバッグの断面図である。
1:エアバッグ
2:インフレータ
3:ベントホール
4:基布
5:コート材
6:酸発生物質
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
D06M 15/248 7199−3B
Claims (3)
- 【請求項1】 合成繊維織物または合成繊維不織布で構
成された基布からなるエアバッグにおいて、該エアバッ
グの内面側に、高温または衝撃により酸を発生する物質
を含有することを特徴とするエアバッグ。 - 【請求項2】 酸を発生する物質がアンモニウム塩であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエアバ
ッグ。 - 【請求項3】 酸を発生する物質がマイクロカプセルで
保護されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のエアバッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165853A JPH0516752A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | エアバツグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3165853A JPH0516752A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | エアバツグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516752A true JPH0516752A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15820240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3165853A Pending JPH0516752A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | エアバツグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0516752A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996013405A1 (en) * | 1994-10-31 | 1996-05-09 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Coated fabric for use with nonazide gas generants |
| US5584507A (en) * | 1994-10-31 | 1996-12-17 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Coated fabric for reducing toxicity of effluent gases produced by nonazide gas generants |
| US5685562A (en) * | 1995-08-16 | 1997-11-11 | Morton International, Inc. | Automotive airbags containing eliminators of undesirable gases |
| EP1553071A3 (de) * | 2004-01-12 | 2013-04-24 | TRW Airbag Systems GmbH | Verfahren zum Aufblasen eines Gassacks und Gassackmodul zur Verwendung in diesem Verfahren |
| US11149170B2 (en) | 2016-08-23 | 2021-10-19 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Hot melt adhesive agent for container with straw |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3165853A patent/JPH0516752A/ja active Pending
Cited By (5)
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