JPH05168264A - 熱電半導体素子を用いた発電装置 - Google Patents

熱電半導体素子を用いた発電装置

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JPH05168264A
JPH05168264A JP35329091A JP35329091A JPH05168264A JP H05168264 A JPH05168264 A JP H05168264A JP 35329091 A JP35329091 A JP 35329091A JP 35329091 A JP35329091 A JP 35329091A JP H05168264 A JPH05168264 A JP H05168264A
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JP
Japan
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thermocouple
thermoelectric
semiconductor element
cooled
thermoelectric semiconductor
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Application number
JP35329091A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Nishimura
泰幸 西村
Hiroshi Tamakoshi
浩 玉腰
Eiichiro Takanose
叡一郎 高野瀬
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Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 熱電半導体素子数の増減(=出力の増減)を
比較的容易に行うことができ、出力があまり変動せず、
リ−ド線の接続及び取出しと、断線の修理とが容易であ
り、厳しい環境下で使用できる熱電型の発電装置を提供
すること。 【構成】 断熱性材料によりn個の熱電半導体素子31
(FeSi2 )を内側が被加熱端となるように輪円盤形
状に一体に固めて成る熱電ユニット30と、銅パイプ1
1内に800℃程度の融点の蓄熱剤15を封入して成る
加熱部材と、同一の各熱電ユニット30の隣接する熱電
半導体素子31の被冷却端を直列接続するとともに隣接
する熱電ユニット30の最近の熱電半導体素子31の被
冷却端を並列接続するn−1本の金属細管51から成る
導電性冷却部材とを備え、複数の熱電ユニット30を加
熱部材に嵌め込み、金属細管51の取付けられていない
熱電半導体素子31の被冷却端から熱起電力を取り出す
ようにした熱電半導体素子31を用いた発電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Fe−Si系の熱電半
導体素子を多数集積して、所望の電力を効率良く得るよ
うにした発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(1) FeSi2 製の熱電半導体素子が提
供されている。これは、Mnを添加してp型にしたFe
Si2 と、Coを添加してn型にしたFeSi2 を、加
圧成型して接合し、焼結した後、熱処理を施して得る素
子である。1130[K] 程度までの高温の大気中での使用に
耐え、熱電能が大きく、また、機械的強度も大きいとい
う特性を有する。さらに、Mn及びCoの添加量を制御
することにより、熱電特性を制御できるという利点も有
する。
【0003】(2) 熱電変換素子を利用した発電装置とし
て、特開昭61-254082 号公報に記載の装置が提案されて
いる。これは、高温の排気ガスの流路となる内筒(熱伝
導性の良い材質の加熱源)と、外気に曝される外筒(熱
伝導性が良く、且つ、電気絶縁性の良い冷却源)との間
に、多数の熱電変換素子を配設して直列及び/又は並列
に接続し、その熱起電力を取り出すようにした装置であ
り、例えば、自動車に搭載して使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61-254082 号公
報に記載の装置は、下記の欠点を有する。 (1) 装置から出力される電力は、熱電変換素子数によっ
て定まる。しかるに、熱電変換素子は内筒と外筒の間に
一体に組み込まれており、後に増減させることが困難で
ある。即ち、出力電力を任意に変更することは、困難で
ある。 (2) 加熱源となる内筒の温度は、排気ガス等の温度に依
存し、変動が大きい。このため、装置から出力される電
力も、変動が大きい。
【0005】(3) 各熱電変換素子の電極は、内筒〜熱電
変換素子間、及び、熱電変換素子〜外筒間に各々配設さ
れており、隣接する各電極間には、各々絶縁体が設置さ
れている。即ち、電極設置のためのスペ−スを要する。
また、電極が上記のように配設されているため、断線が
発生した場合には、その修理が困難である。本発明は、
これらの欠点を解消した発電装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a) n個のF
eSi2 製のU字形の熱電半導体素子を、各熱電半導体
素子の被加熱端が内側の円周上に位置するとともに被冷
却端が外側の円周上に位置するように同心円上に配列
し、各被加熱端及び各被冷却端が露出するようにして断
熱性の材料により輪円盤形状に一体に固めて成る熱電ユ
ニットと、(b) 熱伝導性の良好な材質のパイプの内部に
融点が700℃〜850℃の範囲にある蓄熱剤を充填し
た後両端を封止して成り、複数の上記熱電ユニットの輪
内に嵌まるように挿通される加熱部材と、(c) n−1本
の熱伝導性の良好な金属細管を、上記加熱部材を挿通さ
れた各熱電ユニットの隣接する熱電半導体素子の被冷却
端を直列に接続するとともに隣接する熱電ユニットの最
近の熱電半導体素子の被冷却端を並列に接続するように
各々取付けて成り、各金属細管の内部に冷却剤を循環さ
せる導電性冷却部材とを備え、金属細管の取付けられて
いない隣接する熱電半導体素子の被冷却端から電力を取
り出すようにした熱電半導体素子を用いた発電装置であ
る。
【0007】上記に於いて、熱電半導体素子の数nは正
の整数であり、その値は、所望の出力電圧値に応じて定
める。即ち、所望の出力電圧値を得るのに必要とされる
直列接続の素子数が、上記nとなる。
【0008】上記(a) 熱電ユニットに於いて、FeSi
2 製の熱電半導体素子は、前述の従来の素子であって、
本発明に適合するU字(若しくはV字)形状に形成され
た素子である。また、輪円盤形状とは、中央部に貫通孔
を有する円盤形状であり、該貫通孔の径は、上記各熱電
半導体素子の被加熱端の配列によって仮想的に形成され
る円周の径に略合致する。また、熱電ユニットを一体に
固めるための断熱性の材料は、固める前には成型し易い
ように流動性に富み、固めた後は、厳しい環境下で該ユ
ニット内の熱起電力素子を強固に保持できる材料であ
る。例えば、Al2 3 等のセラミック、或いは、セメ
ント等を用いることができる。
【0009】上記(b) 加熱部材に於いて、パイプの材料
としては、銅等の熱伝導性の良い金属材料を用いること
ができる。また、該パイプ内に封入する蓄熱剤として
は、例えば、ガラス,LiH等を用いることができ、そ
の他、熱容量の大きな塩類を用いることができる。ま
た、請求項2に記載のように、パイプの少なくとも一方
の端部(封止部)を太陽光等の熱線に対して透明な材料
によって形成し、該透明な封止部から太陽光を蓄熱剤へ
導くことにより、該蓄熱剤を加熱するようにしてもよ
い。また、蓄熱剤の加熱は、上記のパイプの端部を外に
出しておき、外部の熱媒によって該端部を加熱するよう
にして行ってもよい。
【0010】上記(c) 導電性冷却部材に於いて、各金属
細管は、同一の熱電ユニット内の隣接する熱電半導体素
子を直列に接続するとともに、隣接する熱電ユニットの
熱電半導体素子であって最も近い位置にある熱電半導体
素子を並列に接続する。これは、例えば、図1に示すよ
うに、円筒形を成す本装置の外周面から露出される熱電
半導体素子の被冷却端に、上記円筒の軸方向に沿うよう
に各々金属(銅)細管51を取付けることにより、実現さ
れる。
【0011】
【作用】前記(b) の加熱部材のパイプ中の蓄熱剤を80
0℃程度に加熱し、同時に、前記(c) の導電性冷却部材
の各金属細管中に水等の冷却剤を循環させる。これによ
り、各熱電ユニットの各熱電半導体素子には、例えば、
各々40[mW]程度の起電力が発生する。したがって、各
熱電ユニットからは、理想的には、 40×n[mW] の電力を得ることができ、本発電装置の出力として、理
想的には、 40×n×熱電ユニット数(=m)[mW] の電力を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は実
施例装置の外観を示す概略斜視図、図2は図1の装置で
使用される熱電半導体素子31の外観を示す概略斜視図、
図3の(a) は図1の装置の横断面を模式的に示す図、図
3の(b) は図1の装置で使用される熱電ユニット30の縦
断面を模式的に示す図、図4は熱電ユニット30の要部拡
大図である。
【0013】本実施例装置は、図1に示すように略円筒
形状を成す。内筒である加熱部材(銅パイプ11,蓄熱剤
15等で構成される部材)には、外筒である複数(m個)
の熱電ユニット30が相互に密接するようにして嵌め込ま
れており、各熱電ユニット30の外周面から露出される各
n個の熱電半導体素子31の各被冷却端31d(図2参照)に
は、隣接する熱電半導体素子31の各被冷却端31d を接続
するように(図4参照)、且つ、円筒の軸方向に沿うよ
うに(図1参照)、複数(n−1本)の銅細管51が取付
けられている。
【0014】上記の如く、n個の熱電半導体素子31に対
してn−1本の銅細管51が取付けられる結果、各熱電ユ
ニット30には、銅細管51の取付けられていない被冷却端
31dが、各々2つづつ隣接して存在する。これらの被冷
却端31d には、それぞれ、図4に示すように取出用電極
21が取付けられ、該取出用電極21からは、リ−ド線20が
導出されている。ここに、上記2つの取出用電極21は、
前記銅細管51と同じく円筒の軸方向に延びており(図1
参照)、これにより、m個の各熱電ユニット30の取出用
電極21は、相互に並列に接続されることとなる。
【0015】(1) 熱電ユニット30 熱電ユニット30は、図2に示すように、p型半導体のF
eSi2 31a とn型半導体のFeSi2 31b を接合して
成るU字(若しくはV字)形の熱電半導体素子31を、図
3に示すように、n(nは正の整数)個、同心円状に配
列した後、Al2 3 等の断熱性の材料35により、輪円
盤(中心に貫通孔を有する円盤)状に固めてなるユニッ
トである。なお、上記同心円の内側の円周上に各熱電半
導体素子31の被加熱端(=pnの接合部)31c が配列さ
れ、外側の円周上に被冷却端31dが配列されており、こ
れらは、Al2 3 等の断熱材35の周面から露出されて
いる。
【0016】(2) 加熱部材 加熱部材は、熱伝導性の良好な銅パイプ11の内部に、融
点が800℃程度のLiHを蓄熱剤15として充填した
後、両端を封止して成る部材であり、この加熱部材によ
って、前記熱電半導体素子31の被加熱端31c が加熱され
る。即ち、加熱部材に、前記熱電ユニット30がm(mは
正の整数)個、相互に密接して嵌め込まれて加熱部材側
から加熱されることにより、前記熱電半導体素子31の被
加熱端31cが加熱されるのである。なお、銅パイプ11の
外周面と、各熱電半導体素子31の被加熱端31c との間に
は、熱電ユニット30を銅パイプ11に嵌め込む際に必要な
程度に、隙間が存在している。
【0017】(3) 導電性冷却部材 導電性冷却部材は、n−1本の銅細管51と、該銅細管51
中を循環される水等の冷却剤55とから成る。各銅細管51
は、前述のように、断熱部材35の外周面から露出された
各熱電半導体素子31の隣接する各被冷却端31d を直列に
接続するようにして(図4参照)、且つ、隣接する熱電
ユニット30の最も近い位置に在る熱電半導体素子31の被
冷却端31d を並列に接続するようにして(図1参照)、
円筒の軸方向に沿うように、各々セラミック用半田40に
よって取付けられている。こうして、同一の熱電ユニッ
ト30に於いて隣接する熱電半導体素子31の被冷却端31d
が直列に接続されるとともに、隣接する熱電ユニット30
の最も近い位置に在る熱電半導体素子31の被冷却端31d
が並列に接続される。なお、各銅細管51の露出面は、塗
装等により、絶縁材料53の被覆を施されている。
【0018】以上のように構成される本発電装置による
と、例えば、40〜50個の熱電半導体素子31を熱電ユ
ニット30に配設することにより、略16[V] 程度の出力
電圧を得ることができる。また、前記の如く並列に接続
される熱電ユニット30の数を増加させることにより、所
望の電力を得ることができる。なお、加熱部材内の蓄熱
剤15の加熱方法としては、例えば、銅パイプ11の一端を
延設しておき、該延設部を熱媒によって加熱したり、或
いは、下記実施例のように、太陽光によって加熱する等
の方法がある。
【0019】図5は他の実施例装置の縦断面を模式的に
示し、図6は該他の実施例装置の使用例を示す。図示の
装置では、加熱部材の銅パイプ11の上端の封止部の材料
として透明ガラス13が用いられており、レンズ90で集光
した太陽光L を、上記透明ガラス13を通して上記銅パイ
プ11内部の蓄熱剤15に導くことにより、蓄熱剤15を加熱
して、前記の熱起電力を得るようにされている。このた
め、本装置では、透明ガラス13が常に太陽の方向を向く
ように、図6の如く、本装置を所望の方向に回転させる
ための部材が設けられている。
【0020】
【発明の効果】以上、本発明によると、熱電ユニットの
数を増減させるという比較的簡単な操作により、出力電
力を所望の値に調整することができる。また、熱電半導
体素子としてFe−Si系の素子を用いているため、直
接火にかける等の厳しい環境下での使用が可能である。
また、各熱電半導体素子を相互に接続する金属細管、及
び、電力を取り出すための電極が表面に在るため、断線
時の修理が容易である。また、加熱源として蓄熱剤を用
いているため、温度変動があまり無く、したがって、出
力電力の変動も小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の外観を示す概略斜視図である。
【図2】図1の装置で使用される熱電半導体素子の外観
を示す概略斜視図である。
【図3】図1の装置の横断面及び縦断面の一部を模式的
に示す説明図である。
【図4】図1の装置で使用される熱電ユニットの要部拡
大図である。
【図5】他の実施例装置の縦断面を模式的に示す説明図
である。
【図6】図5の装置の使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 銅パイプ, 15 蓄熱剤,20 リ−ド線, 21
取出用電極,30 熱電ユニット, 31 FeSi2
電半導体素子,40 半田, 51 銅細管, 53 冷
却水, 55 絶縁体,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個のFeSi2 製のU字形の熱電半導
    体素子を、各熱電半導体素子の被加熱端が内側の円周上
    に位置するとともに被冷却端が外側の円周上に位置する
    ように同心円上に配列し、各被加熱端及び各被冷却端が
    露出するようにして、断熱性の材料により輪円盤形状に
    一体に固めて成る熱電ユニットと、 熱伝導性の良好な材質のパイプの内部に、融点が700
    ℃〜850℃の範囲にある蓄熱剤を充填した後、両端を
    封止して成り、複数の上記熱電ユニットの輪内に嵌まる
    ように挿通される加熱部材と、 n−1本の熱伝導性の良好な金属細管を、上記加熱部材
    を挿通された各熱電ユニットの隣接する熱電半導体素子
    の被冷却端を直列に接続するとともに隣接する熱電ユニ
    ットの最近の熱電半導体素子の被冷却端を並列に接続す
    るように各々取付けて成り、各金属細管の内部に冷却剤
    を循環させる導電性冷却部材と、 を備え、金属細管の取付けられていない隣接する熱電半
    導体素子の被冷却端から電力を取り出すようにした熱電
    半導体素子を用いた発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、 前記加熱部材のパイプを封止する部材は熱線に対して透
    明であり、該透明な封止部材を介して太陽光を上記パイ
    プ内に導いて、該パイプ内に封入されている蓄熱剤を加
    熱するようにした、 熱電半導体素子を用いた発電装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894215B2 (en) 2002-01-25 2005-05-17 Komatsu Ltd. Thermoelectric module
JP2010505384A (ja) * 2006-09-28 2010-02-18 ローズマウント インコーポレイテッド 改良された工業用熱電式発電機
JP2020058118A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 ウシオ電機株式会社 熱発電装置

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