JPH05171991A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH05171991A
JPH05171991A JP3341401A JP34140191A JPH05171991A JP H05171991 A JPH05171991 A JP H05171991A JP 3341401 A JP3341401 A JP 3341401A JP 34140191 A JP34140191 A JP 34140191A JP H05171991 A JPH05171991 A JP H05171991A
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vvt
valve
timing
ignition timing
ignition
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JP3341401A
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Kenji Watanabe
健司 渡辺
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/0261Controlling the valve overlap
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/0223Variable control of the intake valves only
    • F02D13/0234Variable control of the intake valves only changing the valve timing only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • F02D2041/001Controlling intake air for engines with variable valve actuation
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は可変バルブタイミング機構(VVT)
を有する内燃機関の点火時期制御装置に関し、バルブタ
イミングを切り換える制御と点火時期を切り換える制御
とを併せて行う場合に、過度的に発生する点火時期の過
遅角または過進角を防止することを目的とする。 【構成】VVTオフ時の進角マップ値ABSE1とVV
Tオン時の進角マップ値ABSE2との差DLABSE
を、VVT作動中の点火回数fで除算することにより点
火周期毎の進角補正量aを求める。点火周期毎に起動さ
れるルーチンにおいて、上記ABSE1に初期値が設定
されているABSEからaを減算してABSEを更新す
ることにより、VVTが作動完了するまでの時間に合わ
せて実行進角値ABSEが初期値であるABSE1から
ABSE2まで徐々に進角補正され、過渡的な点火時期
の過遅角または過進角が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の点火時期制御
装置に係り、特に吸気バルブのバルブタイミングを切り
換える可変バルブタイミング機構(VVT)を有する内
燃機関の点火時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭63−19014
7号公報に開示されている如く、内燃機関の運転状態を
良好とするために、内燃機関の運転条件によって吸気バ
ルブのバルブタイミングを変化させ、この時に併せて点
火時期をも変化させる制御が行われている。上記公報に
開示された構成は、過給機を有した内燃機関における例
であり、過給機が作動した時に燃焼室の圧力および温度
が高くなりノッキングが発生し易くなるため、吸気バル
ブのバルブタイミングを遅延することにより、ピストン
が圧縮に寄与する有効ストロークを小さくして上記問題
点を解決することを基本としている。しかしながら、バ
ルブタイミングの遅延動作はアクチュエータによってス
テップ的に行われるため、過給機作動による燃焼室の圧
力および温度の上昇に比べて作動遅れが生じ、過給機作
動時においては過渡的にノッキングが発生しまう。この
ため、従来の構成においては、バルブタイミングの遅延
が行われた時(VVTオフ時)の点火時期の進角マップ
と、バルブタイミングの遅延が行われていない時(VV
Tオン時)の点火時期の進角マップとの2つのマップを
有しており、過給機作動に対してバルブタイミングの遅
延が行われた上記過度時においてノッキングが検出され
た場合には、これを防止すべく点火時期の進角マップを
VVTオン時のものからVVTオフ時のものに切り換え
て実質的に点火遅角を行い、上記過度時においてもノッ
キングを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、内燃機関
の運転状態の向上を目的として、VVTによりバルブタ
イミングを変化させる制御と点火時期を切り換える制御
とを併せて行う構成のものが種々提案されている。しか
しながらこのような構成の場合、点火時期の切り換え
は、上記のようにVVTオン時のマップ値からVVTオ
フ時のマップ値へ瞬時に行われるのに対し、VVTによ
りバルブタイミングが変化して吸気、圧縮行程に変化が
現れるまでには相当の応答遅れが発生する。このため、
バルブタイミングが変化し、この時に同時に点火時期が
切り換わると、点火時期が過渡的に過遅角または過進角
状態となり、出力トルクの一時的な低下(上昇)が発生
してドライバビリティの段差が発生するという問題が生
じる。
【0004】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、VVTによるバルブタイミングの変化に対応させ
て点火時期の切り換えを行うことにより、バルブタイミ
ングを変化させる制御と点火時期を切り換える制御とを
併せて行う場合においても、点火時期の過遅角または過
進角の発生を防止した内燃機関の点火時期制御装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。上記目的を達成するために図1に示した発明
では、吸気バルブ1のバルブタイミングを切り換える可
変バルブタイミング機構2と、内燃機関3の運転条件に
応じて前記可変バルブタイミング機構2を制御して、前
記バルブタイミングを要求値に切り換えるバルブタイミ
ング切換手段4と、該バルブタイミング切換手段4によ
る前記バルブタイミングの切り換え時に点火時期の切り
換えを行う点火時期切換手段5とを有する内燃機関の点
火時期制御装置において、前記点火時期切換手段5によ
る点火時期の切り換えを、前記バルブタイミング切換手
段4による前記バルブタイミングの切り換え動作に対応
させて徐々に行う対応制御手段6を設けた構成である。
【0006】
【作用】本発明において、対応制御手段6は、点火時期
の切り換えをバルブタイミング切換手段4によるバルブ
タイミングの変化に対応させて徐々に行うことにより、
バルブタイミングの変化によって変化する内燃機関3の
状態に最適な点火時期が設定され、点火時期の過遅角ま
たは過進角の発生が防止される。
【0007】
【実施例】図2は本発明の一実施例のシステム構成図を
示す。本実施例は前記内燃機関3として4気筒4サイク
ル火花点火式内燃機関(エンジン)に適用した例で、図
2には任意の一気筒の構造断面図を示している。この内
燃機関(エンジン)の各部は後述するマイクロコンピュ
ータによって制御される。
【0008】図2において、10はエンジン本体であ
り、エンジンブロック22内に図中、上下方向に往復運
動するピストン23が収納されている。ピストン23の
上部に形成された燃焼室24が吸気バルブ26(前記吸
気バルブ1に相当)を介してインテークマニホルド25
に連通される一方、排気バルブ27を介してエキゾース
トマニホルド28に連通されている。また、燃焼室24
にプラグギャップが突出するように点火プラグ29が設
けられている。
【0009】インテークマニホルド25の上流側はサー
ジタンク30を介して4気筒共通に吸気管31に連通さ
れている。この吸気管31内にはスロットルバルブ3
3、エアフローメータ32が夫々設けられている。スロ
ットルバルブ33はアクセルペダルに連動して開度が調
整される構成とされており、またその開度はスロットル
ポジションセンサ34により検出される構成とされてい
る。エアフローメータ32の下流側には吸入空気温を測
定する吸気温センサ35が設けられている。
【0010】また、スロットルバルブ33を迂回し、か
つ、スロットルバルブ33の上流側と下流側とを連通す
るバイパス通路36が設けられ、そのバイパス通路36
の途中にソレノイドによって弁開度が制御されるアイド
ル・スピード・コントロール・バルブ(ISCV)37
が取付けられている。
【0011】38は燃料噴射弁で、インテークマニホル
ド25を通る空気流中に、後述のマイクロコンピュータ
21の指示に従い、燃料を噴射する。また、酸素濃度検
出センサ(O2 センサ)39はエキゾーストマニホルド
28を一部貫通突出するように設けられ、触媒装置に入
る前の排気ガス中の酸素濃度を検出する。40は水温セ
ンサで、エンジンブロック22を貫通して一部がウォー
タジャケット内に突出するように設けられており、エン
ジン冷却水の水温を検出する。41はイグナイタで、イ
グニッションコイル(図示せず)の一次電流を開閉す
る。
【0012】また、42はディストリビュータで、エン
ジンクランクシャフトの基準位置検出信号を発生する気
筒判別センサ43と、エンジン回転数信号を例えば30
℃A毎に発生する回転角センサ44とを有している。
【0013】更に、45は油圧コントロールソレノイド
バルブ(以下、単にソレノイドバルブという)で、動弁
機構46と共に前記可変バルブタイミング機構2に該当
する可変バルブタイミング機構(VVT)47を構成し
ている。48は動弁機構46に供給されるオイルである
エンジンの潤滑油の温度を検出する油温センサであり、
その出力値が後述するように本発明の制御に使用される
ものである。VVT47は後述するように、吸気バルブ
26または排気バルブ27の開閉タイミングの制御をソ
レノイドバルブ45からの油圧のオン/オフに応じて切
り換える周知の構造とされている。
【0014】このような構成の各部の動作を制御するマ
イクロコンピュータ21は図3に示す如きハードウェア
構成とされている。同図中、図2と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。図3において、マ
イクロコンピュータ21は中央処理装置(CPU)5
0,処理プログラムを格納したリード・オンリ・メモリ
(ROM)51,作業領域として使用されるランダム・
アクセス・メモリ(RAM)52,エンジン停止後もデ
ータを保持するバックアップRAM53,入力インタフ
ェース回路54,マルチプレクサ付きA/Dコンバータ
56及び入出力インタフェース回路55などから構成さ
れており、それらはバス57を介して互いに接続されて
いる。
【0015】A/Dコンバータ56はエアフローメータ
32からの吸入空気量検出信号、吸気温センサ35から
の吸気温検出信号、スロットルポジションセンサ34か
らの検出信号、水温センサ40からの水温検出信号、O
2 センサ39からの酸素濃度検出信号を入力インタフェ
ース回路54を通して順次切換えて取り込み、それをア
ナログ・ディジタル変換してバス57へ順次送出する。
【0016】入出力インタフェース回路55はスロット
ルポジションセンサ34からの検出信号及び回転角セン
サ44からのエンジン回転数(NE)に応じた回転数信
号などが夫々入力され、それをバス57を介してCPU
50へ入力する。
【0017】また、CPU50は上記の入出力インタフ
ェース回路55及びA/D変換器56からバス57を通
して入力された各データに基づいて、各種演算処理を実
行し、得られたデータをバス57及び入出力インタフェ
ース回路55を通してISCV37,燃料噴射弁38,
イグナイタ41及び油圧コントロールソレノイドバルブ
45へ適宜選択出力し、ISCV37の開度を制御して
アイドル回転数を目標回転数に制御したり、燃料噴射弁
38による燃料噴射時間、すなわち単位時間当りの燃料
噴射量を制御したり、イグナイタ41により点火時期制
御を行なわせ、またソレノイドバルブ45を駆動して動
弁機構46による公知のバルブタイミング制御を行な
う。
【0018】次に、上記VVT47の構成を図4乃至図
6に基づいて説明する。図4は上記動弁機構46の構成
断面図、図5は動弁機構46の平面図を示す。
【0019】両図中、動弁機構46は気筒列方法に配置
したカムシャフト60に設けた吸気用カムと排気用カム
(図示せず)との2種を備え、そのうち吸気用カムは、
低速用カムプロフィルを有する2個の低速用カムと、該
低速用カムよりも吸気バルブ26の開口面積が大きくな
ると共に、吸気バルブ26の開閉タイミングが後述する
ように遅延される特性を有する1個の高速用カムとの2
種を備える。また、各低速用カムの動きを各吸気バルブ
26に伝達する2個の低速用ロッカアーム61と、該両
低速用ロッカアーム61間に配置され、上記高速用カム
の動きを各吸気バルブ26に伝達する1個の高速用ロッ
カアーム62とを備えている。
【0020】上記低速用および高速用のロッカアーム6
1,62には、これらに削設した中空部63内に2つの
係合機構64,65が配置されている。各係合機構6
4,65は、中空部63内の低速用ロッカアーム61内
に配置したスプリング66と、スプリング66により高
速用ロッカアーム62側に付勢されたリターンピン67
と、中空部63の高速用ロッカアーム62内に配置され
た摺動自在な2個の係合ピン68とで構成されていて、
該各係合ピン58間には、オイル注入室69が形成され
ている。しかして、エンジン本体10の中・低速回転時
(低速時)には、各係合ピン68をリターンピン67で
中空部63の高速用ロッカアーム62内に収納配置させ
て、低速用と高速用とのロッカアーム間の係合を断つこ
とにより、カムシャフト60の低速用カムの動きを低速
用ロッカアーム61介して吸気バルブ26に伝達して、
吸気バルブ26の開閉タイミングを早める。
【0021】一方、高速回転時には、低圧のオイルをオ
イル注入室69に注入して、各係合ピン68をスプリン
グ66の付勢力に抗して低速用ロッカアーム61に夫々
押し込んで、低速用と高速用のロッカアーム61,62
を係合機構64,65により係合することにより、カム
シャフト60の高速用カムの動きを高速用ロッカアーム
62を介して吸気バルブ26に伝達して、吸気バルブ2
6の開閉タイミングを遅延させる。
【0022】図6は上記オイル注入室69へのオイルの
注入制御を説明する図である。
【0023】同図において、係合機構64,65のオイ
ル注入室69には、オイル供給通路75が連通接続さ
れ、該オイル供給通路75の途中には、上流から順に、
一方向弁76と、アキュムレータ77が介設されてい
る。また、アキュムレータ77の下流側には、一方向弁
83を介してオイルをタンクにリターンするリターン通
路78が連通接続されていると共に、その接続部には係
合機構64,65のオイル注入室69をオイル供給通路
75とリターン通路78とに選択的に連通接続する上記
油圧コントロールソレノイドバルブ(ソレノイドバル
ブ)45が設けられている。ソレノイドバルブ45は、
そのオン時には、その弁体45aの図中、2点鎖線で示
す前進位置によりオイル注入室69をリターン通路78
に連通して、オイル注入室69のオイルをタンクにリタ
ーンし、上記の如く低速用カムでもって吸気バルブ26
の開閉タイミングを早める制御を行う。一方、オフ時に
は、その弁体45aの図中実線で示す後退位置によりオ
イル注入室69にオイルを供給し、上記の如く高速用カ
ムでもって吸気バルブ26の開閉タイミングを遅延させ
る制御を行う。
【0024】以上のように、VVT47においてバルブ
タイミングの切り換えを行う場合には、弁体45aの位
置を変化させてオイルの流路を変えることにより、動弁
機構46内のオイル注入室69に対してオイルを供給ま
たは排除し、その結果変化するオイル注入室69内の油
圧によって上記係合ピン68が変位して高速用ロッカア
ーム62が低速用ロッカアーム61に係合、離脱するこ
とによって行われる。この場合、特に弁体45aが移動
してからオイル注入室69内の油圧が変化するまでの間
に比較的長い時間が必要となる。このため、VVT47
では、マイクロコンピュータ21からソレノイドバルブ
45に対してバルブタイミング変更の信号が出力されて
から、実際にバルブタイミングの変更が完了するまでの
間に応答遅れが発生してしまう。VVTには、上記の如
く油圧によりバルブタイミングを変化させる構成の他に
も、従来で説明した特開昭61−190147号に開示
されている如く、ステップモータを使用した構成のもの
が周知である。しかしながら、この場合にも、バルブタ
イミングの変化がステップ的に行われるため、所望のバ
ルブタイミングの変化量を得るためには、上記構成と同
様に応答遅れが発生してしまう。
【0025】次に、上記VVT47によるバルブタイミ
ング制御について説明する。図7は可変バルブタイミン
グ機構(VVT)制御テーブルを示し、縦軸はスロット
ルバルブ開度等で検出されるエンジン負荷、横軸はエン
ジン回転数(単位rpm)を示す。同図に示すように、
エンジンの所定値以下の低負荷運転状態、及びエンジン
回転数が所定値N1 以上の高速運転状態の運転領域Iで
は、ソレノイドバルブ45はオフとされ、オイル注入室
69内の油圧が高く維持されて高速用カムにより吸気バ
ルブ26の開閉タイミングが遅くなるように制御され
る。上記運転領域IをVVTオフ領域と称し、図8
(A)はVVTオフ領域において設定される吸気バルブ
26開閉のタイミングチャートを示す。
【0026】また、エンジン負荷が所定値以上で、か
つ、エンジン回転数がN1 未満の低中速高負荷運転領域
IIでは、反対にソレノイドバルブ45はオンとされ、オ
イル注入室69内の油圧が低くなり、低速用カムにより
吸気バルブ26の開閉タイミングが早くなるように制御
される。上記運転領域IIをVVTオン領域と称し、図8
(B)はVVTオン領域において設定される吸気バルブ
26開閉のタイミングチャートを示す。
【0027】図8(A),(B)を比較すると、VVT
オフ領域における吸気バルブ26の閉弁(I.C)タイ
ミングは、VVTオン領域における閉弁(I.C)タイ
ミングに比べて遅れている(β′>β)。一般にエンジ
ンの高回転領域においては、吸入空気の流速が速いた
め、吸気バルブ26の閉弁を遅らせることにより吸入空
気の慣性力による慣性過給効果が期待でき、これによっ
て充填効率が向上して出力トルクを上昇させることがで
きる。また、反対に低回転領域においては吸入空気の流
速が遅く吸気の慣性力が小さいため、吸気バルブ26の
閉弁を早めることにより、ピストンの上昇に伴ってシリ
ンダ内の吸気が吸気ポート内に押し戻されることが防止
される。このように、基本的には、高回転領域で吸気バ
ルブの閉弁を遅らせ、低回転領域で閉弁を早めるように
制御される。
【0028】しかしながら、更に、図8(A),(B)
を比較すると、吸気バルブの開弁(I.O)から閉弁
(I.C)までの期間Tは一定であることから、図8
(B)の如く吸気バルブの閉弁を早くすると、吸気バル
ブ26と排気バルブ27とが両方開弁しているオーバー
ラップ期間が大きくなる(α>α′)。尚、排気バルブ
27の開弁(E.O)および閉弁(E.C)のタイミン
グは変わらないものとする。このため、エンジンの低回
転領域のなかでも吸入空気量の少ない低負荷域において
図8(B)に示すバルブタイミングとすると、上記オー
バーラップ期間αが大きいことにより排出されるべき排
気ガスが吸気ポート内へ逆流したり、また、吸気バルブ
の開弁当初においては、シリンダ内へ入ろうとする吸気
がピストンに押し上げられたりする弊害が発生し、出力
トルクの大きな低下が起きてしまう。従って、エンジン
の低回転領域のなかでも吸入空気量の少ない低負荷域に
おいては、図8(A)に示すバルブタイミングとするこ
とにより、上記出力トルクの大きな低下を防止するとこ
ができる。低回転領域のなかでも吸入空気量の多い高負
荷域においては、上記オーバーラップ期間αが大きいこ
とによる影響が少なく、上記吸気バルブの閉弁(I.
C)を早めることによる効果が期待できる。
【0029】以上のことから、エンジンの低負荷運転状
態、及び高速運転状態の運転領域Iにおいては、VVT
47をオフとして図8(A)に示す吸気バルブの開閉タ
イミングを遅らせたバルブタイミングを使用し、エンジ
ンの低中速高負荷運転領域IIにおいては、VVT47を
オンとして図8(B)に示す吸気バルブの開閉タイミン
グを早めたバルブタイミングを使用する。
【0030】本実施例においては、上記の如くエンジン
の運転状態に応じて吸気バルブの開閉タイミングを切り
換える制御を行うと共に、エンジンの運転状態を良好と
するために、バルブタイミングの切り換えに関連させて
点火プラグ29の点火時期を最適値に切り換える制御を
行っている。この点火時期の制御が本発明の主要部とな
る部分である。以下、上記マイクロコンピュータ21で
処理される本発明の実施例のプログラムについて説明す
るが、それに先立って本発明の制御の概要について説明
する。エンジンの運転状態がアクセルペダルによる運転
者の命令等によって、図7に説明したVVTオフ領域と
VVTオン領域との間を移行する場合、図4乃至図6に
て説明したように、VVTの機構上の制約により、マイ
クロコンピュータ21がソレノイドバルブ45にバルブ
タイミング切り換えの信号を出力してから、実際にバル
ブタイミングが切り換わるまでに応答遅れが発生する。
これに対して、点火時期の切り換えは、点火時期をマイ
クロコンピュータ21内で演算した後コンピュータ21
からイグナイタ41へ出力することにより瞬時に切り換
えることができ、応答遅れは発生しない。従って、バル
ブタイミングの変化を伴うエンジンの運転状態の移行時
において上記の如くバルブタイミングの切り換えと点火
時期の切り換えとが同時に行われると、バルブタイミン
グの切り換えに応答遅れがあるため点火時期が一時的に
過進角または過遅角となる。そしてその結果、エンジン
の出力トルクが一時的に上昇または低下し、ドライバビ
リティの段差が発生する。そこで本発明の点火時期の制
御では、バルブタイミングの応答遅れに対応させて点火
時期の切り換えを徐々に行うことにより、上記問題点を
解決するものである。
【0031】図9乃至図11夫々は本発明の第1実施例
を示す。図9はマイクロコンピュータ21にて処理さ
れ、前記バルブタイミング切換手段4を実現するVVT
制御フラグ操作ルーチンのフローチャートを示す。同図
に示すルーチンは所定時間毎に割り込み起動される。
【0032】同図に示されるルーチンが起動されると、
先ずステップ102にてフラグXVVTがセット状態で
あるか否かをチェックする。このフラグXVVTとは、
VVTがオン状態、即ち吸気バルブ26のバルブタイミ
ングが図8(B)に示す早閉じ状態であることを示すV
VT制御フラグである。XVVTがリセット状態、即
ち、現在VVTがオフ状態(バルブタイミングが図8
(A)に示す遅閉じ状態)である場合にはステップ10
4に進み、ここでVVTがオン状態となる条件が成立し
ているか否かの判定を行う。この判定は、上記図7に示
すVVT制御テーブルにおいて、エンジンの運転状態が
VVTオン領域であるか否かを判定することによって行
われる。
【0033】ステップ104でVVTのオン条件が成立
している場合、即ち、現時点までVVTがオフ状態であ
り、ステップ104でVVTのオン条件が成立して、V
VTをオフ状態からオン状態へ移行する場合にはステッ
プ106に進む。ステップ106では、後述するルーチ
ンにてVVTの移行と共に点火時期の進角補正を実行す
るためにフラグXAVVTをセットする。このフラグX
AVVTとは、VVT作動時に点火時期の進角補正を行
うことを表す進角補正実行フラグである。そして続くス
テップ108では、上記VVT制御フラグXVVTをセ
ットして、VVTをオン状態へ移行させる。
【0034】ステップ110では、後述するルーチンで
点火時期の進角補正を実行するために、先ずここでVV
Tオフ時の点火時期の進角マップ値ABSE1を実行進
角値ABSEに格納する。このABSE1は、VVTオ
ン時の点火時期の進角マップ値ABSE2よりも進角側
に設定されている。また、このABSE1,ABSE2
は、周知の如くエンジン回転数と負荷とによる2次元マ
ップのマップ値であり、VVTオン状態およびオフ状態
の条件下において燃焼状態が最適となるように実験によ
り求められた値である。そして、後述するルーチンで
は、ABSE1が格納されて進角側にある実行進角値A
BSEをABSE2に向けて進角側から遅角側へ移行さ
せる制御が行われる。
【0035】一方、ステップ102にて、上記フラグX
VVTがセット状態、即ち、現在VVTがオン状態であ
る場合にはステップ112に進み、ここでVVTがオフ
状態となる条件が成立しているか否かの判定を行う。こ
の判定も上記ステップ104によるオン条件成立の判定
と同様に、図7に示すVVT制御テーブルによって行
う。VVTオフ条件が成立していない場合には、そのま
まこのルーチンを終了し、VVTオン状態でのエンジン
の運転を継続する。また、VVTオフ条件が成立してい
る場合、即ち、VVTをオン状態からオフ状態へ移行す
る場合には、ステップ114にてVVT制御フラグXV
VTをリセットしてVVTをオフ状態へ移行させ、この
ルーチンを終了する。
【0036】このように、上記ルーチンにおいては、ス
テップ102,104,112夫々の処理により現在の
エンジンの運転状態、およびVVTのオン状態とオフ状
態との間の移行が必要か否かを判定し、移行が必要であ
る場合には、ステップ108,114にてVVTを作動
させ、実際にバルブタイミングを切り換える処理が行わ
れるため、前記バルブタイミング切換手段4が実現され
る。
【0037】図10は前記点火時期切換手段5および対
応制御手段6を実現する点火進角補間計算ルーチンのフ
ローチャートを示す。同図に示すルーチンは点火周期毎
に割り込み起動される。
【0038】同図に示されるルーチンが起動されると、
先ずステップ202にてABSE1,ABSE2を計算
する。即ち、上記VVTオフ時の点火時期の進角マップ
およびVVTオン時の進角マップに基づき、現時点での
エンジンの回転数と負荷からVVTオフ状態において最
適となる進角マップ値ABSE1と、VVTオン状態に
おいて最適となる進角マップ値ABSE2とを求める。
【0039】次にステップ204にて上記進角補正実行
フラグXAVVTがセット状態であるか否かを判定す
る。セット状態である場合には点火時期の進角補正を実
行すべくステップ206に進む。ステップ206では、
上記ステップ202で計算したABSE1とABSE2
との差分をDLABSEとして格納する。続くステップ
208では、図11に示すVVT作動時間テーブルに基
づいて、VVTのオフ状態からオン状態への作動完了ま
でに要する時間内のエンジンの点火回数fを求め、上記
DLABSEをfで除算することにより、点火周期毎の
進角補正量aを算出する。そして、ステップ210に
て、実行進角値ABSEから進角補正量aを減算して実
行進角値ABSEを点火周期毎に補正する。尚、最初の
ルーチン通過時におけるABSEの初期値としては、図
9に示すルーチンのステップ110にてVVTオフ状態
の進角マップ値ABSE1が格納されている。
【0040】尚、図11のVVT作動中の点火回数fを
算出するためのVVTの作動時間は、VVT47におけ
るオイルの油圧によって決まる値である。また、この油
圧は油温およびエンジンの回転数によって決まる値であ
る。即ち、油温およびエンジンの回転数をパラメータと
してVVTの作動時間が決まり、VVTの作動時間とエ
ンジン回転数との関係から図11に示すテーブルが求め
られる。従って、図11に示すテーブルは油温のパラメ
ータが省略されており、本来は上記の如く、油温とエン
ジン回転数とから点火回数fが求められるものである。
【0041】ステップ212では、ABSE−ABSE
2=0を判定することにより、実行進角値ABSEがV
VTオン時の進角マップ値ABSE2まで補正されたこ
とを確認し、確認された場合にはステップ214にてフ
ラグXAVVTをリセットする。ステップ216では、
進角補正された実行進角値ABSEに基づいて点火を実
行すると共に、上記ABSE1,ABSE2の値を0に
初期化してこのルーチンを終了する。ステップ212に
てABSE−ABSE2≠0の場合には、ステップ21
4によるXAVVTのリセットの処理を行わずに次のス
テップ216に進む。この場合、XAVVTはリセット
されていないため、ステップ204〜214の処理によ
りステップ212にてABSEがABSE2となったこ
とが判定されるまでABSEが補正され続ける。また、
ステップ204でフラグXAVVTのリセット状態が判
定された場合には、ステップ206〜214による点火
時期の進角補正の処理を全てバイパスして進角補正を一
切行わずにステップ216に進み、そのままの進角値A
BSEで点火実行される。
【0042】このように、上記ルーチンにおいては、ス
テップ208において図11のテーブルからVVT作動
中の点火回数f、即ちVVT作動時間が求められ、ステ
ップ204〜214の各処理内容により、求められたV
VT作動時間でちょうど実行進角値ABSEがABSE
1からABSE2へ徐々に変化するように補正される。
このため、上記ルーチンにおいて前記点火時期切換手段
5、対応制御手段6夫々が実現される。その結果、VV
Tがオフ状態からオン状態へ切り換わる場合に併せて点
火時期の切り換えが行われる場合でも、点火時期の過進
角または過遅角は発生せず、出力トルクの一時的な上昇
または低下を防止することができる。
【0043】尚、上記第1実施例においては、VVTが
オフ状態からオン状態への移行時の点火時期の進角補正
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、オン状態からオフ状態への移行時、即ち図9に
おいてステップ114を通過する場合にも同様の効果を
得ることができる。即ち、詳細な説明は省略するが、ス
テップ114を通過した際、XAVVTに準ずる別のフ
ラグがセットされ、図10に示すルーチンにと同様のル
ーチンによりVVTの作動時間に合わせて実行進角値A
BSEがABSE2からABSE1へ進角補正され、上
記と同様に出力トルクの一時的な上昇または低下を防止
することができる。
【0044】また、上記第1実施例では、図11に示し
たテーブルよりVVTの作動時間を用いて進角値を補正
していたが、VVT位相角センサを有するエンジンの場
合には、その位相角に応じた進角値を直接求めることに
より、バルブタイミングの切り換えに対応させて点火時
期を切り換えることが可能である。
【0045】次に、図12乃至図15夫々は本発明の第
2実施例を示す。第2実施例は点火時期の進角マップを
1つのみ使用した実施例である。図12は前記バルブタ
イミング切換手段4を実現するVVT制御フラグ操作ル
ーチンのフローチャートを示し、ステップ310の処理
内容を除いては、第1実施例の図9に示すフローチャー
トと同等である。即ち、同図に示すルーチンのステップ
302〜308、およびステップ312,314の処理
内容は、図9におけるステップ102〜108、および
ステップ112,114の処理内容と全く同一であり、
よって同一ステップの説明は省略する。ステップ304
にてVVTオン状態となる条件が成立してVVTのオフ
状態からオン状態への移行が行われる場合に進むステッ
プ310では、次の図13に示すルーチンで使用される
進角補正値AVVTの初期値を、図14に示す進角補正
初期値テーブルから計算して求める。
【0046】図13は前記点火時期切換手段5および対
応制御手段6を実現するVVT作動時進角補正制御ルー
チンのフローチャートを示す。同図に示すルーチンは所
定時間毎に割り込み起動される。
【0047】同図に示されるルーチンが起動されると、
先ずステップ402にて実行進角値ABSEを計算す
る。このABSEは通常の点火時期の進角マップから、
現時点でのエンジンの運転状態により求められる進角値
である。図12に示すルーチンのステップ302ではV
VTオフ状態であったため、このステップ402におけ
るABSEは、図7に示すVVT制御テーブルのVVT
オフ領域における進角値が設定される。
【0048】次にステップ404では上記VVT作動時
進角補正実行フラグXAVVTがセット状態であるか否
かの判定を行い、セット状態、即ち図12に示すルーチ
ンにおいて、VVTのオフ状態からオン状態への移行が
判定され、これに併せてVVT作動時の点火時期の進角
補正が実行される場合にはステップ406に進む。ステ
ップ406では、ステップ402で求められたABSE
に進角補正値AVVTを加算したものを新しいABSE
として格納する。この進角補正値AVVTは次のステッ
プ408でルーチン通過毎に更新されるものであり、ま
た、初期値としては上記ステップ310で求められたA
VVTが使用される。
【0049】ステップ408では、AVVTから減衰値
bを減算してAVVTをルーチン通過毎に更新する。こ
の減衰値bは、図15の進角補正減衰値マップから求め
られるものであり、上述したように、VVTのオフ状態
からオン状態への移行、またはその反対方向の作動時間
を決定するエンジン回転数nとエンジン油温tによって
決まる値である。従って、ステップ310で初期値が設
定された進角補正値AVVTは、エンジン回転数nとエ
ンジン油温tによって決まる減衰値bによって、VVT
作動時間と同じ時間で0(ゼロ)まで減衰するようにな
っている。また、そのようになるように図15に示すマ
ップが実験から求められている。
【0050】その結果、ステップ406で算出されるA
BSEは、最初のルーチン通過時においてはAVVTの
初期値が加算されて大きな値(進角側)とされているも
のの、ルーチンが繰り返されることにより上記の如くV
VT作動時間に対応してAVVTが減衰するため徐々に
遅角側に移行し、最終的にVVTの作動完了と同時点で
進角補正値AVVTが加算されていない小さい値(遅角
側)のABSEとなる。
【0051】ステップ410では進角補正値AVVTの
減衰完了(=0)をチェックし、減衰が完了していない
場合には、ステップ412における進角補正実行フラグ
XAVVTをリセットする処理をバイパスしてステップ
414に進む。ステップ414ではステップ406にて
上記の如く求められた実行進角値ABSEに基づいて点
火を実行すると共に、このABSEを0に初期化してこ
のルーチンを終了する。ステップ410にて減衰が完了
していない場合には、ステップ412にて進角補正実行
フラグXAVVTがリセットされないため、上記ステッ
プ406〜414までの処理が繰り返し実行され、上記
のようにABSE、AVVTの更新が行われる。
【0052】ステップ410でAVVT=0が判定され
た場合にはステップ412に進み、ここでXAVVTが
リセットされる。そして、以降のルーチンにおいてはス
テップ404でNOが選択されてステップ406〜41
2の処理が全てバイパスされ、点火時期の進角補正は一
切実行されない。また、図12に示すルーチンにおいて
XAVVTがセットされない場合も同様に、点火時期の
進角補正は行われず、ステップ402で求められた実行
進角値ABSEで点火実行される。
【0053】このように、上記ルーチンにおいては、ス
テップ406,408の処理内容により、VVTの作動
時間と同じ時間で実行進角値ABSEが、AVVTの初
期値が加算されたVVTオフ時の進角側の値から、AV
VTが0まで減衰されたVTTオン時の遅角側の値まで
徐々に進角補正されるため、前記点火時期切換手段5、
対応制御手段6夫々が実現される。その結果、上記第2
実施例においても、VVTがオフ状態からオン状態へ切
り換わる場合に併せて点火時期の切り換えが行われる場
合に、点火時期の過進角または過遅角は発生せず、出力
トルクの一時的な上昇または低下を防止することができ
る。
【0054】尚、本第2実施例においても上記第1実施
例と同様に、VVTがオン状態からオフ状態へ移行する
場合においても本発明の実施が可能であり、この場合に
も上記と同様の効果を得ることができる。
【0055】また、上記第2実施例においても、第1実
施例で示したように、進角補正値AVVTの初期値を図
11のテーブルから得られるVVT作動完了までの点火
回数fで除算した補正量によりAVVTの初期値を減衰
する方法、或いは、エンジン回転数と油温によって決ま
るVVT作動時間そのもので単位時間当たりの減衰量を
求め、これによってAVVTを0(ゼロ)まで減衰する
方法等による変形例が可能となる。
【0056】更に、上記第1、第2実施例においては、
VVTの作動時間を求めるためにVVT47に使用する
オイル(エンジンの潤滑油)の油温を油温センサ48に
より測定してその信号を使用していたが、エンジンの潤
滑油の温度はエンジンの冷却水の温度と殆ど等しいとい
う事実に着目して、他の制御に使用している水温センサ
40の信号を用いてVVTの作動時間を求める構成とし
ても本発明の目的は達成される。この場合は油温センサ
48が省略できるため、システムのコスト低減を図るこ
とができるという効果が更にもたらされる。また、上述
したように、油圧を用いたVVTだけではなく、ステッ
プモータを用いたVVTにおいてもバルブタイミングの
切り換え命令と実際の切り換え完了との間に応答遅れが
発生する。このため、本発明は油圧によるVVTを用い
たエンジンだけではなく、ステップモータによるVVT
を用いたエンジンに対しても有効に作用し、上記と同様
の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、点火時期
の切り換えが、バルブタイミング切換手段によるバルブ
タイミングの変化に対応して徐々に行われるため、バル
ブタイミングの変化によって変化する内燃機関の運転状
態に最適な点火時期が設定され、バルブタイミングを切
り換える制御と点火時期を切り換える制御とを同時に行
う場合に過度的に発生する点火時期の過遅角または過進
角の発生を防止することができる。その結果、バルブタ
イミングを切り換える制御と点火時期を切り換える制御
とを同時に行う場合においても、点火時期の過遅角また
は過進角によって発生する一時的な出力トルクの低下ま
たは上昇が防止され、ドライバビリティの段差を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図3】図2中のマイクロコンピュータのハードウェア
構成図である。
【図4】図2中の動弁機構の構成断面図である。
【図5】図2中の動弁機構の平面図である。
【図6】図5中のオイル注入室へのオイルの注入制御を
説明する図である。
【図7】可変バルブタイミング機構(VVT)制御テー
ブルを示す図である。
【図8】VVTオフ領域およびVVTオン領域において
設定される吸気バルブの開閉タイミングを説明するバル
ブタイミングチャートである。
【図9】本発明の第1実施例を構成するVVT制御フラ
グ操作ルーチンのフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施例を構成する点火進角補間
計算ルーチンのフローチャートである。
【図11】VVT作動時間テーブルを示す図である。
【図12】本発明の第2実施例を構成するVVT制御フ
ラグ操作ルーチンのフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施例を構成するVVT作動時
進角補正制御ルーチンのフローチャートである。
【図14】進角補正初期値テーブルを示す図である。
【図15】進角補正減衰値マップを示す図である。
【符号の説明】
1,26 吸気バルブ 2,47 可変バルブタイミング機構(VVT) 3 内燃機関 4 バルブタイミング切換手段 5 点火時期切換手段 6 対応制御手段 10 機関本体 21 マイクロコンピュータ 27 排気バルブ 29 点火フラグ 41 イグナイタ 45 油圧コントロールソレノイドバルブ 45a 弁体 46 動弁機構 48 油温センサ 60 カムシャフト 61 低速用ロッカアーム 62 高速用ロッカアーム 64,65 係合機構 68 係合ピン 69 オイル注入室 77 アキュムレータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 5/15 B 9150−3G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気バルブのバルブタイミングを切り換
    える可変バルブタイミング機構と、内燃機関の運転条件
    に応じて前記可変バルブタイミング機構を制御して、前
    記バルブタイミングを要求値に切り換えるバルブタイミ
    ング切換手段と、該バルブタイミング切換手段による前
    記バルブタイミングの切り換え時に点火時期の切り換え
    を行う点火時期切換手段とを有する内燃機関の点火時期
    制御装置において、 前記点火時期切換手段による点火時期の切り換えを、前
    記バルブタイミング切換手段による前記バルブタイミン
    グの切り換え動作に対応させて徐々に行う対応制御手段
    を設けたことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装
    置。
JP3341401A 1991-12-24 1991-12-24 内燃機関の点火時期制御装置 Pending JPH05171991A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1104850A3 (en) * 1999-12-01 2002-10-30 Nissan Motor Company, Limited System and method of controlling ignition timing in an engine with a variably operated intake valve

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1104850A3 (en) * 1999-12-01 2002-10-30 Nissan Motor Company, Limited System and method of controlling ignition timing in an engine with a variably operated intake valve

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