JPH05172170A - 車両用懸架装置 - Google Patents

車両用懸架装置

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JPH05172170A
JPH05172170A JP4072775A JP7277592A JPH05172170A JP H05172170 A JPH05172170 A JP H05172170A JP 4072775 A JP4072775 A JP 4072775A JP 7277592 A JP7277592 A JP 7277592A JP H05172170 A JPH05172170 A JP H05172170A
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spring plate
plate member
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leaf
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アレン ヘッケンライアブル マーク
Dewayne B Williams
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Robert J Dooley
ジャクソン ドゥーリィ ロバート
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WINAMAC SPRING CO Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 懸架装置の2段階のばね定数を有する板ばね
を、軽量であり且つ滑らかなばね定数推移を得させるも
のとする。 【構成】 低負荷時には互に係合せず高負荷時には両端
部同士で係合する第1ばね板36と第2ばね板40とで
2枚重ね板ばね26Bを形成し、第1ばね板の両端部を
車両フレーム30の懸吊手段48,52に摺接させた。
各ばね板を、一連の直線状テーパ区画により放物線近似
の縦断面形状を含むものとした。負荷の増大に伴い両ば
ね板間の係合により第2ばね板の有効長さが、そして懸
吊手段への係合により第1ばね板の有効長さが、減少さ
れるように図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は商業車用の懸架装置、
特にトラクタ・トレーラ用の懸架装置に用いられる二段
階テーパ板ばねに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にほとんどのトレーラ(特に運搬
車、タンカー車、貨物車等)は駆動を受けない単軸型、
タンデム型、或は多軸型の車軸機構を装備している。各
車軸とトレーラ車体フレーム間の相対運動について緩衝
を行なうために設けられる懸架装置は普通、単段式の重
ね板ばね、空気ばね、或はこれらのばねの組合せを含む
ものに構成されている。トレーラの大多数は、「負荷」
状態で積荷を保護すると共に適度のローリング剛さを与
えるためトレーラを機械的に緩衝するように設計された
単一段重ね板ばねを装備している。重ね板ばねは一定ば
ね定数の板ばね機構を形成するように重ね合された、3
枚或はそれより多い枚数の厚さ一定で段階付けされた長
さを有するばね板をもつ型式の板ばねである。したがっ
て単一段重ね板ばねはトレーラの「負荷」状態と「負荷
解除」状態とを区別するようには設計されず、負荷稼働
時に合された硬い或は「剛い」乗心地を常時与える。こ
の「剛い」乗心地ないし緩衝特性によってはトレーラの
「負荷解除」状態での走行中に過度の懸架振動が生じる
と共に車輪コントロール性能が減らされ、車両運転者に
不快でごつごつした乗心地が与えられる一方、トレーラ
の寿命が大きく短縮される。
【0003】可変ないし非線形のばね定数(すなわち負
荷解除状態では「軟かく(soft)」、負荷状態では
「硬い(stiff)」ばね定数)を与える二段階板ば
ねを備えるトレーラ用懸架装置は通常、空気ばね機構が
利用可能であることからして使用されることがほとんど
無い。そして二段階板ばねが使用されるときは、重く且
つ能率悪い第1段階重ね板ばねに追加の第2段階ばね板
を附設したものを使用するのが普通である。一般に第1
段階重ね板ばねを、トレーラの負荷解除(すなわち「空
車」)時に第2段階板ばねの不活性状態で低ばね定数の
「軟い」乗心地を与えるように寸法設定している。トレ
ーラの負荷時(すなわち設計荷重時)には第2段階ばね
板が、全体としてのばね定数を増してより剛い乗心地を
生じさせるように負荷され活性化される。一つの方法に
よると「補助(helper)」ばねを第1段階重ね板
ばねの主ばねの上方に、それが第1段階重ね板ばねのた
わみを制限するためのカムパッドに対し係合するに至る
まで何らの荷重も支持しないように、設置する。そのた
めばね定数の変化、したがって乗り剛さの変化は急激で
ごつごつしたものとなる。他の方法では二段階板ばねに
1枚或は複数枚の比較的薄い第2段階ばね板を、重ね板
ばねの「第1段階」部分の最短ばね板に下方側で隣接さ
せて装備させる。たわみが生じると第2段階ばね板と第
1段階ばねとの間に巻き込み接触が起き、ばね定数が増
大する。しかしこの場合にもばね定数の推移は極く急激
である。
【0004】二段階板ばねは様々な軽量トラックにおい
て用いられてはいるが、重量トレーラにおいては使用さ
れていない。このことは主に重量トレーラ用の懸架装置
が、一般の軽量自動車が要求するよりもずっと大きな荷
重積載範囲で機能するように設計されなければならない
といった事実に、原因している。二段階重ね板ばねは重
く、また望ましいばね定数推移を与えるために大きなた
わみ範囲を必要とする。このような設計上の制約によっ
て、従来の二段階重ね板ばねを多くのトレーラ懸架機構
中で利用することが実際的でないこととなっている。
【0005】現在トレーラ中に空気ばね懸架機構が、ト
レーラによって運ばれる荷重の変化に応じばね定数を変
更調整するための手段として組込まれている。しかし空
気ばね懸架機構は極く高価であり、またほとんどの商用
重量トレーラにおいて十分なローリング剛さ及びワイン
ドアップ剛さを附与するのに追加の部品を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがってこの発明の
主たる目的とするところはトレーラとかトラクタ等の重
量車両の懸架機構で使用される、軽量であり且つ滑らか
なばね定数推移を与える二段階テーパ板ばねを、提供す
るにある。
【0007】
【発明の要約】この発明は第1段階のばね定数を附与す
るところのテーパ付けされた主ないし第1ばね板、及び
同第1ばね板と協力して第2段階のばね定数を決定する
ように機能するところのテーパ付けされた第2ばね板を
備えた、改良された2枚重ねテーパ板ばねに係る。第1
及び第2ばね板はそれぞれ、真の修整放物線形状を密に
近似したテーパ付け縦断面形状を含むものに形成され
る。
【0008】車両の懸架装置中で主ばね板の両端部は、
車体フレームから懸垂する懸吊手段上のカムに対し係合
する。第2ばね板は主ばね板の下方で、板ばねのたわみ
に応じて主ばね板に対し係合しない位置と係合する位置
との間で変位するように、支持されている。主及び第2
板ばねの修整放物線近似の縦断面形状はそれぞれ、第1
段階ばね定数と第2段階ばね定数間(つまり「空車」荷
重状態と「設計」荷重状態間)でのばね定数の推移が、
従来の二段階重ね板ばねにおける過度に急激な直線状推
移とは対称的に円滑な非線形状のものとなるように、設
定されている。特にこの円滑な非線形状推移はほぼ放物
線状であり、第1及び第2のアーチ状の推移領域を含ん
でいる。第1のアーチ状推移領域は比較的広く、テーパ
付けされた第2ばね板の両端湾曲部が車軸の変位に伴い
主ばね板に対し係合し第2ばね板のモーメントアーム長
を短縮するように巻き込み状に重なることで生ぜしめら
れる。第2のアーチ状推移領域は、引続いての板ばねの
たわみに応じて主ばね板の両端部が懸吊手段上のカム面
に対し該主ばね板のモーメントアーム長を短縮するよう
に巻き込み状に重なることで生ぜしめられる。ばね定数
推移曲線の第1及び第2のアーチ状領域は、第2ばね板
の係合後に主ばね板の有効ばね長さの短縮が生じるまで
の間の比較的直線状の荷重特性線によって互に接続され
る。したがって改良されたテーパ付け縦断面形状と独特
の2段階カム作用の相乗効果によって第1段階低ばね定
数と第2段階高ばね定数間の円滑な非線形推移が、改良
されたばね定数可変型の板ばね機構を得させるように達
成される。
【0009】この発明に係る二段階2枚重ね板ばねのテ
ーパ付けされた第1ないし主ばね板は、テーパ付けされ
た第2ばね板よりも高い作業応力(つまり曲げ応力)を
もつものに形成される。また主及び第2ばね板の各々の
作業応力は、これらの各ばね板の修整放物線に「近似さ
せた」縦断面形状に基いてばね板全長にわたり均一に分
散される。したがってこの発明に係る軽量で高応力のテ
ーパ板ばねにより得られるばね寿命と乗心地は、従来の
非テーパ板ばね及び直線状テーパ板ばねにより得られる
ものより優れており、また真の放物線状縦断面形状によ
ってのみ与えられるような均一な応力分散が得られる。
さらにこの発明に係る板ばねは、素材量を有効利用する
と共に車軸のたわみの全範囲にわたって過度のばね板間
接触ないし摩擦をひき起こすことなしに第2ばね板が主
ばね板に対し円滑な係合を行なうよう、十分なばね板間
空隙を維持するものに形成される。ばね板間摩擦を無く
すことによってはそれ自体で摩擦損失が減らされること
となる一方、利用可能な位置エネルギー(つまり緩衝
能)が実質的に増大せしめられる。
【0010】第1及び第2ばね板の縦断面形状はそれぞ
れ、修整放物線形状を近似する連続した一連の直線状テ
ーパ区画を含む。これらの連続した一連の直線状テーパ
区画は順次的な複数の推移点を有し、これらの推移点は
それぞれ、素材使用量を効果的に減らすのと同時に均一
な応力分散を得させるように単位長さ当りの板厚さを異
ならせて行く点に設定されている。これにより修整放物
線形状に近似させた縦断面形状が真の放物線形の板ばね
縦断面形状を有効に復製したものとなり、現実的な製作
コストで最大限のばね効率を得させるように機能するこ
ととなる。
【0011】またこの発明に係る二段階2枚重ね板ばね
は実質的にどのような単軸型、タンデム型、或は多軸型
の車軸機構を備える商用車両に対しても新設の懸架要素
として、或は従来品に代わる代替品として組込むことが
できる。
【0012】この発明の他の特徴と長所は、添付図面を
参照して行なう以下の実施例についての説明から明確に
理解される。
【0013】
【実施例】一般にこの発明は、トラクタ・トレーラ等の
重量車両懸架機構中で使用される可変ないしプログレッ
シブばね定数板ばね機構に係る。この発明に係る軽量で
高応力のテーパ板ばねは車体フレームと各車軸間の相対
運動についての支持及び緩衝を行なわせるため、実質的
に全ての単軸型、タンデム型、及び多軸型の車両用懸架
機構中に容易に組込めるものに形成される。
【0014】この発明に係る二段階2枚重ね板ばねは
「修整放物線(modified paraboli
c)」形状に近似させたテーパ付け厚さ輪郭ないし縦断
面形状を含む。車両用懸架装置の主な機能特性は、板ば
ねの「ばね定数(rate)」と静たわみ(stati
c deflection)」により表わせる。ばね定
数は板ばねの単位量のたわみ当りの荷重変化(ポンド/
インチ)である。静たわみ(インチ)は懸架装置の「剛
さ(stiffness)」と車両の乗り振動を決定す
るため、静止荷重時のばね定数を静止荷重で割ることに
よって求められる。「軟い(soft)」乗心地のため
には車両懸架系の比較的大きな静たわみが必要であり、
「硬い(firm)」乗心地のためには一般に比較的少
量の静たわみが必要である。この発明に係るテーパ付け
2枚重ね板ばねは主として、積載荷重を広範囲で変更し
て用いられる重量車両用の懸架機構中で負荷状態の全範
囲にわたり望ましい乗り及び荷重処理特性を得るのに用
いるのに適応させてある。
【0015】図1はトラクタ・トレーラ結合車両10を
例示的に示している。この結合車両10はトラクタ12
を公知の方法で荷物(すなわちガス、建築材料、機械
類、セメント等)を輸送するためのトレーラ14に対
し、連結してなる。トラクタ・トレーラ10は例示のた
めのものであって、この発明を適用可能である重量輸送
車両の一例に過ぎない。
【0016】図示のトレーラ14はタンデム車軸型のも
の、つまりトラクタ12反対側のトレーラ14端部を、
互に前後に並置してある前後の車軸20,22上に回転
自在に設けてある1組または複数組宛の前後の車輪1
6,18によって支持させてあるものと、されている。
機械式の懸架装置24を、トレーラ14と車軸20,2
2間の相対運動の緩衝を得るために設けてある。図1で
は機械式の懸架装置24を見易くするためトレーラ14
を、運転者側の懸架機構と車輪とを取除いた状態で図示
してある。後で詳しく述べるようにこの発明は、重ね板
ばね組立体を用いる型式の、実際上どのような従来のト
レーラ懸架装置ないしアクスル装置にも利用可能として
ある独特な2枚重ねテーパ板ばね機構に係る。懸架装置
24は1対の前方側の板ばね26A(トレーラ14の各
側に1組宛)と1対の後方側の板ばね26B(トレーラ
14の各側に1組宛)とを、前後に並置して設けてある
ものとされている。前後の板ばね26A,26Bは、形
状及び動作特性が実質上互に等しいものとするのが望ま
しい。一般にこれらの前後2対の板ばね26A,26B
はフレーム横梁30(フレーム横梁30はトレーラ14
の両側に設置されている。)と前後の各車軸20,22
間に、その間の相対運動を支え緩衝するために組込みう
るものに形成されている。
【0017】図2に示すように各板ばね26A,26B
はその各中央点で前後の各車軸20,22に対し、通例
のクランプ手段32を用いて「吊り上げ」状に接続され
ている。前後の板ばね26A,26B用の各接続手段は
互に等しくするのが望ましく、各クランプ手段32は各
板ばね26A,26Bの主ばね板36の上「伸張(te
nsion)」面の不活性部分を抱持する形状を有する
上部クランプ部材34を備えている。下方の車軸受け3
8の上面を、第2のばね板40の下「圧縮(compr
ession)」面39の略平坦な不活性部分に対し係
合させてある。車軸受け38の下面は各車軸と相補的な
形状を有し、各車軸に対し係合可能とされている。類似
して下方のクランプサドル42を各車軸の下方に配置
し、各車軸に対し係合させてある。Uボルト44及びト
ルクナット45により前後の車軸20,22をそれぞれ
公知の方法で前後の各対の板ばね26A,26Bに対
し、車軸のどのような動きによっても各板ばね26A,
26Bの対応するたわみが生じるように、しっかりと取
付けてある。
【0018】前方側の各板ばね26Aは、それぞれフレ
ーム横梁30に取付けられている前部懸吊ブラケット4
6と中央懸吊ブラケット48間で支持されている。同様
に後方側の各板ばね26Bは、中央懸吊ブラケット48
と後部懸吊ブラケット50間で支持されている。前部及
び後部懸吊ブラケット46,50はそれぞれ当て金ない
しカムパッド52を含んでおり、これらのカムパッド5
2に対し前後の板ばね26A,26Bの主ばね板36
の、互に隣接していない側の端を係合させることとして
ある。したがって前部懸吊ブラケット46と後部懸吊ブ
ラケット50はトレーラ車体フレームの横梁30に対
し、前後の板ばね26A,26Bの互に離隔している側
の端に対応する位置で取付けられている。中央懸吊ブラ
ケット48にはイコライザ部材56を支持させてあり、
このイコライザ部材56は互に類似の斜面を有する1対
の当て金58を有し、これらの当て金58に対し前後の
板ばね26A,26Bの互に隣接する内端部をそれぞれ
係合させることとしてある。前部,中央及び後部の各懸
吊ブラケット46,48,50はそれぞれ、下方向きの
側板を有する略U字形の強度部材であって、ばね板26
A,26B及びイコライザ部材56は対応する懸吊ブラ
ケットの両側板間に配置されている。さらに前部及び後
部の懸吊ブラケット46,50はトレーラ14の両側に
設けられていて、両側のブラケット間は構造強度を高め
るための横向き支持パイプ62によって互に連結固定さ
れている。同様に各イコライザ部材56は各中央懸吊ブ
ラケット48の両側板間で支持され、両側のブラケット
48及びイコライザ部材56は両側のフレーム横梁30
間にまたがらせてある横向き支持パイプ64によって互
に連結固定されている。さらに前部及び後部の各懸吊ブ
ラケット46,50とイコライザ部材56の両側板間に
は前後の各板ばね26A,26Bの位置を規制するた
め、各第2ばね板40の下方に配置のリテーナ管66,
68を架渡してある。
【0019】前述のように、またほとんどのタンデム車
軸懸架装置においてそうであるように、前後の板ばね2
6A,26Bの互に隣接する内端部に加わる不均一な荷
重はイコライザ部材56により均等化される。前部懸吊
ブラケット46の側板と前方側板ばね26A用の車軸受
け38間は前部トルクロッド67により接続され、中央
懸吊ブラケット48の側板と後方側板ばね26B用の車
軸受け38間は第2トルクロッド69により接続されて
いる。この発明に係る板ばね26をタンデム車軸機構中
で用いる例を示したが、前述したように同板ばね26は
他の適当した機械式懸架装置及び車軸機構中にも組込み
可能である。
【0020】図3は後方側の板ばね26Bを、図をさら
に見易くするため中央のクランプ部材のいくつかを取除
いて、詳細に示している。前方側の板ばね26Aは後方
側の板ばね26Bと実質的に等しいので、以下の説明は
前方側の板ばね26Aについても同様に当てはまる。図
3に明瞭に示すように板ばね26Bは第1ないし主テー
パ付けばね板36を備え、この主ばね板36はその上
「伸張」面69の両端部分でカムパッド52及び当て金
58の傾斜カム面70に対しそれぞれ、「巻き込み(r
oll−in)」中心線72,74の外方位置において
係合している。したがって主ばね板36の有効「作用
(active)」長さは、トレーラ14が「空車負荷
(curb)」状態にあるときに最大である。またこの
空車負荷(つまりトレーラ14が実質的にから荷)時に
板ばね26Bは、図示の第1段階「空車」負荷位置にた
わんでいる。「空車」時にトレーラ14が「負荷解除
(unloaded)」状態で移送されつつあるとき
は、「軟い」乗心地特性が得られるように比較的低いば
ね定数であるのが望ましい。このときには第2ばね板4
0の両端80が主ばね板36の下方に位置し該ばね板3
6と係合しない状態の下で、カムパッド52及び当て金
58の面70に対し主ばね板36が制限された接触をす
ることにより「第1段階(first stage)」
ばね定数が附与される。第2ばね板40の各端80は、
車軸のたわみにより主ばね板36の下「圧縮」面82に
対し係合して行く巻き込み「接触(contact)」
領域を附与するように湾曲もしくは僅かに下向き傾斜さ
せてある。なお第2ばね板40の一湾曲端80は、下向
きのフック部83を最外端に有している。両湾曲端80
は、両ばね板の「不活性」中央クランプ部分と該湾曲端
80による接触領域との間で比較的一定したばね板間空
隙84が維持されるように形成されている。後で詳しく
述べるように第1及び第2ばね板36,40はそれぞ
れ、真の修整放物面を有効に「近似」しばね板間空隙8
4の維持を確実とするところのテーパ付け縦断面形状を
含むように、形成されている。ばね板間空隙84は、第
2ばね板40が主ばね板36に対し過度のばね板間接触
ないし摩擦を生じさせることなく円滑に巻き込み係合し
て行くのに必要である間隙を提供する。したがってこの
発明によると、負荷及び負荷解除状態の所望範囲内で位
置エネルギー(つまり有効緩衝能)を保つための低摩擦
損失が維持される。
【0021】第1及び第2ばね板36,40はそれぞれ
後述するテーパ付け工程に引続いて、通常の熱間成形及
び急冷法を利用して図示のほぼ半だ円形の湾曲形状を附
与するようにキヤンバリングされる。前述したように各
ばね板36,40はそれぞれ、予定した長さの「不活
性」中央クランプ領域を有し、同領域にはスペーサ86
が配置されている。各ばね板36,40に穿設した中心
ボルト穴90に中心ボルト88を通し、それにロックナ
ット92を螺合してばね板36,40を、二重板ばね2
6Bを附与するように緊固に締付けてある。
【0022】図4,5には板ばね26Bの別のたわみ位
置を示してある。これらの図は図3に類似しているが、
引続いての車軸変位時の両ばね板の「カム」作用を説明
するためのものである。トレーラ14に加わる負荷が
「空車」負荷レベルを越えて行くにつれ第2ばね板40
が、その上伸張面94上の両端湾曲部80の接触領域で
主ばね板36の下「圧縮」面82に対し係合しばね定数
を低第1段階から高第2段階の乗心地特性の値へと推移
させ始めるように、たわむ。この発明によると従来の二
段階重ね板ばねにおいて顕著にみられていた急激でごつ
ごつした直線状の負荷推移点に代わり、本質的に放物線
状である円滑な非線形推移が提供される。より詳しく言
うと第2ばね板40の両湾曲端80は引続いての懸架装
置のたわみによって、図3に示す「空車」位置から中心
線72,74に関して図4に示す初期接触位置へと「巻
き込み」変位して比較的長い最初の放物線状推移区画1
00(図6参照)を与えるものに形成されている。この
摺動ないし巻き込み作用により第2ばね板40の「有
効」長さないしモーメントアームが効果的に短縮され
る。しかし板ばね26Bの引続いてのたわみにより負荷
荷重が「設計荷重」へと近付き、そこで主ばね板36の
伸張面69が懸吊カム52,58の面70上に「巻き込
み」変位し、「有効」長さを効果的に短縮して第2の放
物線状推移部106(図6)を生成する。図5に示すよ
うに「設計荷重」時に主ばね板36と第2ばね板40と
の両者は、中心線72,74に関して有効に巻き込みし
終っている。実際に各ばね板のテーパ付け縦断面形状と
有効長さの変化とにより、図6に符号104で示すよう
な可変ばね定数が生ぜしめられる。それぞれのばね定数
推移領域は、たわみ量とばね定数との関係を例示的に示
す図6の曲線から明瞭に見てとれる。本図は板ばね26
Bの比較的長い累積的なばね定数推移曲線106を、従
来の単一段重ね板ばねの一定した推移曲線108と対比
して画いたものである。
【0023】第1及び第2ばね板36,40の「近似」
双曲線テーパ縦断面形状に具現されている原理を、図7
−10を参照して説明する。一般にテーパ付け板ばね
は、類似の動作特性を与えるように設計された通常の一
定厚さの重ね板ばねと対比してより優れた材料体積効率
を有することが知られている。この体積効率は板ばね2
6Bがその「活性」材料体積との対比で、特定の応力レ
ベルにおいてたくわえることができる位置エネルギー量
を表わす。したがってテーパ付け板ばねの利用は、それ
がより効率的であり封入線(「クランプ」領域端でのテ
ーパ出発点110)から荷重作用点まで比較的一定した
応力分布を有することからして、望ましいことである。
【0024】図7には単一直線状縦断面形状112と真
の修整放物線状テーパ付け縦断面形状114とを、模式
的に対比して示してある。各縦断面形状とも点110で
の出発厚さts から傾斜し始めて予定した端厚さtf
端を終えている。テーパ形状114は、「真の」放物線
形状であるとすれば荷重負荷点でtf が零となるように
零厚さまで厚さを減少することからして、「修整」放物
線形状と呼ぶ。したがって修整放物線形状は荷重の負荷
を容易とするための、既知厚さtf の端部を含む。しか
し修整放物線形状は法外な製作コスト及び製作上の制約
からして、実用的なものでない。そこでこの発明は実際
的な製作コストを狙って、最大材料効率を与える修整放
物線形状を「近似」したテーパ付け形状を利用するもの
である。本形状は図7に、符号116で指して模式的に
示してある。また第1及び第2ばね板36,40の両者
に利用されるタイプの代表的な近似修整放物線テーパ形
状を、図7に示した真の放物線形状を実質的に復製した
形で図8,9に示してある。
【0025】図8,9から明瞭に見てとれるように第1
及び第2ばね板36,40のテーパ付け縦断面形状はそ
れぞれ、明確で異別の推移点を有する、順次的な複数個
の直線状傾斜の増分区画を挿入することにより修整放物
線形状を近似ないし「追跡(track)」したもので
ある。すなわち図示の場合には各ばね板の半部について
予定した傾斜変化(インチ/インチ)をもつ5つの推移
点T1 −T5 を設定しており、これらの推移点は材料体
積を最大限に減らすと共にばね板全長にわたりより高く
てより一様である応力分散が得られるように選択されて
いる。初端の急傾斜(T1 −T2 間)によっては中央ク
ランプ領域に対し応力に基因する尚早な破損を防止する
ように、各ばね板からの作業応力がより一様に伝えられ
る。
【0026】表1−4には、板ばね26Bの各ばね板3
6,40についてのテーパ推移及び各点の厚さを、例示
上のためのみの目的で掲げてある。これらの表から理解
されるように第2ばね板40の修整放物線テーパ形状
は、第1ないし主ばね板36の修整放物線テーパ形状と
無関係で異なっている。これは主ばね板36中により高
い作業応力レベルを得るよう、意図したためである。
【0027】図8に関連して次の表1は、主ばね板36
の半部についての各区画の傾斜を示している(他の半部
はこれと同じ)。
【表1】 推移データ───主ばね板 推移点 区画傾斜(インチ/インチ)1 −T2 .314 T2 −T3 .037 T3 −T4 .047 T4 −T5 .043
【0028】同様に次の表2は、図9に示した第2ばね
板40の半部についての区画傾斜を示している。
【表2】 推移データ───第2ばね板 推移点 区画傾斜(インチ/インチ)1 −T2 .220 T2 −T3 .039 T3 −T4 .045 T4 −T5 .053
【0029】表3,4に関連して図10には、種々の形
状比較曲線を示してある。図10において曲線120は
主ばね板36の修整放物線形状を示し、曲線122は対
応する直線状の傾斜形状を比較のために示している。ま
た曲線124は第2ばね板40の修整放物線形状を示
し、曲線126は対応する直線状の傾斜形状を比較のた
めに示している。明らかに曲線120,124はそれぞ
れ、図7に示した真の修整放物線形状を極く近似的に
「ならった」ものとなっている。表3,4に掲げられま
た図10にプロット128,130で示されている厚さ
の差は、一定した直線状傾斜形状と対比しての修整放物
線近似形状の材料利用性及び作業応力に対する効果を如
実に示している。
【表3】 厚さからみた形状比較───主ばね板(36)(単位:インチ) 参照点 放物線近似形状 単一傾斜形状 差 A 1.300(ts ) 1.300 0.000 B 1.300 1.300 0.000 C 1.262 1.264 −0.002 D 0.948 0.964 −0.016 E 0.875 0.890 −0.015 F 0.837 0.849 −0.012 G 0.800 0.808 −0.008 H 0.762 0.767 −0.005 I 0.725 0.726 −0.001 J 0.678 0.685 −0.007 K 0.632 0.644 −0.012 L 0.585 0.603 −0.018 M 0.543 0.562 −0.019 N 0.500(tf ) 0.521 −0.021 O 0.500 0.500 0.000 P 0.500 0.500 0.000
【表4】 厚さからみた形状比較───第2ばね板(40)(単位:インチ) 参照点 放物線近似形状 単一傾斜形状 差 A 1.300(ts ) 1.300 0.000 B 1.300 1.300 0.000 C 1.274 1.277 −0.003 D 1.053 1.081 −0.028 E 0.991 1.017 −0.026 F 0.952 0.972 −0.020 G 0.913 0.927 −0.014 H 0.874 0.882 −0.008 I 0.835 0.837 −0.002 J 0.789 0.792 −0.003 K 0.744 0.747 −0.003 L 0.698 0.702 −0.004 M 0.646 0.657 −0.011 N 0.593 0.612 −0.019 O 0.540 0.567 −0.027 P 0.500(tf ) 0.522 −0.022 Q 0.500 0.500 0.000
【0030】図11には第1及び第2ばね板36,40
の「近似」の修整放物線状縦断面形状をそれぞれ形成す
るための方法と装置を、模式的に示してある。図11に
示すテーパロール装置200は、鉛直移動可能なロール
202と水平移動可能なキャリッジ204とを備えてい
る。左右のカム形ダイス206(一方のみを図示)が、
その間に1または複数の一定厚さの棒材210を配置可
能とするように互に予定した間隔をあけ、キャリッジ2
04の上面208に取付け固定されている。カム形ダイ
ス206は切欠いて、所望の修整放物線近似形状に対応
するローリング面212を含むものに形成されている。
なおこのカム形ダイス206は、熱間テーパローリング
工程後の棒材210の熱収縮を補償するものに設計され
ている。
【0031】好ましい形成法に従い一定厚の棒材210
は予定した温度にまで加熱され、左右のカム形ダイス2
06間に置かれる。次にキャリッジ204を、カム形ダ
イス206の略直線状のローリング出発面214に対し
ロール202を係合させるように該ロール202を下降
させることができる位置へと、移動させる。ロール20
2を、好ましくはキャリッジ204の水平移動時に同時
に回転駆動してカム形ダイス206の輪郭に追従させ
る。このようにすることで主たる素材流れが棒材210
の長さ方向で生じる。ロール202が全カム形ダイス面
212に対し完全に追従することとなるのに必要な「通
過(passing)」ないしローリング過程の回数
は、所望形状の形成困難性と長さに依存する。その後に
棒材210の他の半部を、同様にテーパ付け加工(ロー
リング加工)する。テーパ付け工程に引続いてテーパ付
け後のばね板36,40を再加熱し、次に所望の半だ円
状湾曲形状のものへと急冷する。熱間成形工程は、第2
ばね板40について前述の湾曲端80及びフック部83
の形成を含むものとされる。
【0032】以上の説明は図示の実施例についての例示
的なものであり、当業者であれば容易に理解できるよう
にこの発明は、特許請求の範囲に記載の概念と範囲を逸
脱することなしに数多くの修正及び変形を加えて実施で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った前後2対の二段階2枚重ね板
ばねを装備するタンデム車軸の車輪により支持されたト
レーラを有するトラクタ・トレーラ結合車両を例示す
る、模式的な側面図である。
【図2】図1のタンデム車軸式の懸架装置の一部切欠き
側面図である。
【図3】図2の後側の二段階2枚重ね板ばねを、空車負
荷時の第1段階位置で示す拡大側面図である。
【図4】図3に類似の側面図で、二段階2枚重ね板ばね
を中間負荷時の推移段階位置で示してある。
【図5】図3に類似の側面図で、二段階2枚重ね板ばね
を設計荷重時の第2段階位置で示してある。
【図6】図3−5の板ばねのばね定数−たわみ特性を、
従来の単一段板ばねと対比して例示的に示すグラフであ
る。
【図7】修整放物線形状と直線状テーパ付け形状とを示
す模式図である。
【図8】図7に示した修整放物線形状に近似させてある
複数の連続した直線状テーパ区画を有する主ばね板の一
部分の縦断面形状を示すものである。
【図9】図8に類似の図で、第2ばね板の一部分の縦断
面形状を示している。
【図10】図8及び図9の縦断面形状を、従来の直線状
テーパ付け板ばねと対比しグラフ化して示したものであ
る。
【図11】この発明に係る修整放物線近似の縦断面形状
を有するばね板を形成する方法と装置を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
14 トレーラ 20,22 車軸 24 懸架装置 26A,26B 板ばね 30 フレーム横梁 32 クランプ手段 36 主ばね板(第1ばね板) 40 第2ばね板 46 前部懸吊ブラケット 48 中央懸吊ブラケット 50 後部懸吊ブラケット 52 カムパッド 56 イコライザ部材 58 当て金 70 カム面 84 ばね板間空隙
フロントページの続き (72)発明者 ディウェーン ブレントン ウィリアムス アメリカ合衆国、46939インディアナ州、 ケワンナ、ルーラル ルート 1 ボック ス 180 (72)発明者 ロバート ジャクソン ドゥーリィ アメリカ合衆国、46203インディアナ州、 インディアナポリス、イースト トロイ アベニュウ 6329

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの各側に設置された第1及
    び第2の懸吊手段、及び車軸手段に連結して第1及び第
    2の懸吊手段間に配置され、車軸手段と車体フレーム間
    の相対運動について緩衝を行なう板ばね手段を備えた、
    車両用の懸架装置において、上記板ばね手段が、 上記第1及び第2の懸吊手段上のカム面に対し両端部上
    面で摺接する第1ばね板部材であって、第1のテーパ付
    け縦断面形状を有する第1ばね板部材、及びこの第1ば
    ね板部材の下方に配設され該第1ばね板部材に対し、板
    ばね手段のたわみに応動して第1ばね板部材の両端部下
    面に対し両端部上面を係合しない位置と係合する位置と
    の間で変位するように連結されている第2ばね板部材で
    あって、第2のテーパ付け縦断面形状を有する第2ばね
    板部材、を備えており、上記した第1及び第2のテーパ
    付け縦断面形状がそれぞれ、単位長さ当りの傾斜量を互
    に異にしている連続した一連の直線状テーパ区画であっ
    て修整放物線形状にならうように形状を設定してある一
    連の直線状テーパ区画を有する懸架装置。
  2. 【請求項2】 車両が第1の負荷状態にあるとき前記第
    2ばね板部材の両端部上面が前記第1ばね板部材の両端
    部下面に対し係合せず、前記第1ばね板部材の両端部上
    面が前記カム面に対し係合することにより前記板ばね手
    段が軟い緩衝特性を与える一方、車両が第2の負荷状態
    にあるとき前記第2ばね板部材の両端部上面が前記第1
    ばね板部材の両端部下面に対し係合して、前記板ばね手
    段がより剛い緩衝特性を附与するように構成してある請
    求項1の懸架装置。
  3. 【請求項3】 前記した第1ばね板部材及び第2ばね板
    部材を、車両が前記第2の負荷状態にあるときに前記板
    ばね手段の中央クランプ部と両ばね板部材の互に係合し
    合う両端部面との間で両ばね板部材間に空隙が残され、
    車両の前記第1の負荷状態及び第2の負荷状態の何れの
    状態においても第1ばね板部材と第2ばね板部材がその
    間でのばね板間摩擦を実質的に生じることなくたわむよ
    うに、湾曲させてある請求項2の懸架装置。
  4. 【請求項4】 前記第2ばね板部材が前記第1ばね板部
    材に対し係合する位置から車両の前記第2の負荷状態に
    対応する位置に向けてたわむとき、前記した第1及び第
    2のテーパ付け縦断面形状と第1ばね板部材に対する第
    2ばね板部材の摺動係合による該第2ばね板部材の有効
    長さの短縮とによってほぼ放物線状のばね定数推移領域
    が得られるように構成してある請求項3の懸架装置。
  5. 【請求項5】 車両の前記第2の負荷状態において前記
    板ばね手段が前記ばね定数推移領域から前記両ばね板部
    材のたわみ量増大に対応してさらにたわむとき、前記し
    た第1及び第2のテーパ付け縦断面形状と前記カム面に
    対する前記第1ばね板部材の巻き込み係合とによってほ
    ぼ放物線状の第2のばね定数推移領域が得られるように
    構成してある請求項4の懸架装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ばね板部材が前記第2ばね板部
    材よりも大きな作業応力を有するものとされ、前記した
    第1及び第2のテーパ付け縦断面形状をそれぞれ、第1
    及び第2ばね板部材の有効長さの実質的に全体にわたり
    作業応力が一様に分散するように設定してある請求項5
    の懸架装置。
  7. 【請求項7】 前記車軸手段を車体フレームの各側に前
    後にタンデム配置された前記板ばね手段を有する、前後
    の車軸を備えたタンデム型のものに構成してあり、上記
    各板ばね手段が、その前記第1ばね板部材及び第2ばね
    板部材の各中央部を上記した前後の各車軸に対し、前後
    の板ばね手段の内端部が互に隣接する配置で連結するク
    ランプ手段を含んでおり、前記第1及び第2の懸吊手段
    間にイコライザ手段を設けて、このイコライザ手段上に
    形成した第2のカム面に対し前後の板ばね手段の内端部
    上面を摺接させる一方、該前後の板ばね手段の外端部上
    面をそれぞれ前記第1及び第2の懸吊手段上の前記カム
    面に対し摺接させてあり、上記したタンデム配置の前後
    の板ばね手段を互に実質上等しいものに形成してある請
    求項4の懸架装置。
  8. 【請求項8】 前記板ばね手段が二段階2枚重ねテーパ
    板ばねであって、前記第1のテーパ付け縦断面形状を車
    両の実質的な負荷解除状態で軟い緩衝特性を与えるよう
    に設定してあり、前記第2のテーパ付け縦断面形状を、
    前記両ばね板部材のたわみ量の増加に応じ第1ばね板部
    材と共に緩衝特性を変化率可変に増大させるように設定
    してある請求項2の懸架装置。
  9. 【請求項9】 車体フレームの各側に前後に配置して設
    けられた第1及び第2の懸吊手段、及び車軸手段に連結
    して第1及び第2の懸吊手段間に配置され、車軸手段と
    車体フレーム間の相対運動について緩衝を行なうばね定
    数可変の2枚重ね板ばね手段を備えた、車両用の懸架装
    置において、上記板ばね手段が、 上記第1及び第2の懸吊手段上にそれぞれ設けたカム面
    に対し両端部上面で摺接する細長い第1のばね板部材で
    あって、第1のテーパ付け縦断面形状を有する第1のば
    ね板部材、及びこの第1ばね板部材の下方に配設され該
    第1ばね板部材に対し、板ばね手段のたわみに応動して
    第1ばね板部材の両端部下面に対し両端部上面を係合し
    ない位置と係合する位置との間で変位するように連結さ
    れている細長い第2ばね板部材であって、第2のテーパ
    付け縦断面形状を有する第2ばね板部材、を備えてお
    り、上記した第1及び第2のテーパ付け縦断面形状がそ
    れぞれ、単位長さ当りの傾斜量を互に異にしており修整
    放物線形状に近似させてある連続した一連の直線状テー
    パ区画を有し、車両が第1の負荷状態にあるとき上記第
    2ばね板部材の両端部上面が上記第1ばね板部材の両端
    部下面に対し係合しない状態の下で第1ばね板部材の両
    端部上面が上記カム面に対し係合することにより軟い緩
    衝特性を附与する一方、車両が第2の負荷状態にあると
    き上記第2ばね板部材の両端部上面が上記第1ばね板部
    材の両端部下面に対し係合してより剛い緩衝特性を附与
    するように、構成してなる懸架装置。
  10. 【請求項10】 前記した第1ばね板部材及び第2ばね
    板部材を、車両が前記第2の負荷状態にあるときに前記
    板ばね手段の中央クランプ部と両板ばね部材の互に係合
    し合う両端部面との間で両ばね板部材間に空隙が残さ
    れ、車両の前記第1の負荷状態及び第2の負荷状態の何
    れの状態においても第1ばね板部材と第2ばね板部材が
    その間でのばね板間摩擦を極減した状態でたわむよう
    に、構成してある請求項9の懸架装置。
  11. 【請求項11】 前記第2ばね板部材が前記第1ばね板
    部材に対し係合しない位置から車両の前記第2の負荷状
    態に対応する位置に向けてたわむとき、前記した第1及
    び第2のテーパ付け縦断面形状と第1ばね板部材に対す
    る第2ばね板部材の摺動係合による該第2ばね板部材の
    有効長さの短縮とによってほぼ放物線状のばね定数推移
    領域が得られるように構成してある請求項9の懸架装
    置。
  12. 【請求項12】 車両の前記第2の負荷状態において前
    記板ばね手段が前記ばね定数推移領域から前記両ばね板
    部材のたわみ量増大に対応してさらにたわむとき、前記
    した第1及び第2のテーパ付け縦断面形状と前記カム面
    に対する前記第1ばね板部材の巻き込み係合とによって
    ほぼ放物線状の第2のばね定数推移領域が得られるよう
    に構成してある請求項11の懸架装置。
  13. 【請求項13】 前記第1ばね板部材が前記第2ばね板
    部材よりも大きな作業応力を有するものとされ、前記し
    た第1及び第2のテーパ付け縦断面形状をそれぞれ、第
    1及び第2ばね板部材の有効長さの実質的に全体にわた
    り作業応力が一様に分散されるように設定してある請求
    項10の懸架装置。
  14. 【請求項14】 前記車軸手段を車体フレームの各側に
    前後にタンデム配置された前記板ばね手段を有する、前
    後の車軸を備えたタンデム型のものに構成してあり、上
    記各板ばね手段が、その前記第1ばね板部材及び第2ば
    ね板部材の各中央部を上記した前後の各車軸に対し、前
    後の板ばね手段の内端部が互に隣接する配置で連結する
    クランプ手段を含んでおり、前記第1及び第2の懸吊手
    段間にイコライザ手段を設けて、このイコライザ手段上
    に形成した第2のカム面に対し前後の板ばね手段の内端
    部上面を摺接させる一方、該前後の板ばね手段の外端部
    上面をそれぞれ前記第1及び第2の懸吊手段上の前記カ
    ム面に対し摺接させてあり、上記したタンデム配置の前
    後の板ばね手段を互に実質上等しいものに形成してある
    請求項10の懸架装置。
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