JPH0517232Y2 - - Google Patents

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JPH0517232Y2
JPH0517232Y2 JP1986122624U JP12262486U JPH0517232Y2 JP H0517232 Y2 JPH0517232 Y2 JP H0517232Y2 JP 1986122624 U JP1986122624 U JP 1986122624U JP 12262486 U JP12262486 U JP 12262486U JP H0517232 Y2 JPH0517232 Y2 JP H0517232Y2
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translucent
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insulating
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  • Building Environments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば高速自動車道、鉄道などの遮
音用側壁や、各種工場の側壁などに有用な透光性
遮音・吸音材に関する。
〔従来の技術〕
例えば、高速自動車道では自動車からの騒音が
高速自動車道近傍の民家などにできるだけ届かな
いように、自動車道に沿つて遮音壁が設けられて
いる。しかし、この遮音壁を不透光性の遮音板で
構成したのでは、運転者や搭乗者に精神的圧迫や
疲労感を与え、それらの影響が運転時間と共に加
速的に増大するという問題を有していることか
ら、従来より下記[1]〜[3]の如くの種々の
透光性遮音板が考案されている。
[1] 二枚のガラス板を透明樹脂で接着させて
構成したいわゆる合せガラスで構成された遮音
ガラス(例えば、特開昭58−151352号公報参
照)。
[2] 耐衝撃性及び加工性に優れた透光性遮音
板として、ポリカーボネートで作製した透光性
遮音板(例えば特開昭60−13103号公報参照)。
[3] 遮音効果と吸音効果との両機能を有した
遮音壁として、矩形枠の前面側に質量の小さい
前面板を、後面側に遮音機能を有した質量の大
きい背面板を設け、かつ、枠の内周側に多孔質
の吸音材を設けて構成した防音パネル(例えば
実開昭60−172817号公報、及び実開昭61−2516
号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記[1]に示す遮音ガラスは、二
枚の板ガラスを貼り合わせて構成しているため普
通の一枚の板ガラスに比べて防音性能は優れてい
るが、材質がガラスで形成されているため加工性
に劣り、しかも耐衝撃性が小さいという欠点を有
しており、小石等が頻繁に当る道路の遮音用側壁
としては適しておらず、耐衝撃性に優れた透光性
遮音板が望まれているところである。
また、[2]に示す遮音板は、耐衝撃性ならび
に加工性の面では優れているものの、樹脂製のも
のであるから低密度であつて遮音効果が小さいの
で、その厚さを十分厚いものに構成しなければな
らず、高価な合成樹脂材を多量に使用することに
なつて経済的でないという欠点があつた。
しかも、上記[1],[2]のいずれの透光性遮
音板も、遮音効果を期待しているだけのものであ
るから、音の一部が遮音板表面に当つて反響し、
運転者や搭乗者側での騒音の問題を引起こしてい
るものであつた。
さらにまた、前記[3]に示す防音パネルは、
質量の異なる前面板と背面板とを組合せ、かつ、
矩形枠の内周側に吸音材を備えて防音パネルを構
成しているため、遮音効果と吸音効果との両効果
を期待できる点では有用なものではあるが、背面
板として遮音効果の高いものを用いるほど、矩形
枠内周側の吸音材の吸音性能を上げる必要があ
り、吸音材の厚みが増して矩形枠内における透光
範囲が狭められるという問題があつた。
本考案は、上記の欠点に鑑みてなされたもので
あつて、その目的は耐衝撃性や加工性に優れてい
る上、厚さを厚くすることなく遮音性能を向上さ
せることができて経済的であり、しかも、透光条
件を低下させることなく、音の反響を押えること
ができる透光性遮音・吸音材を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた本考案の技術
手段は、アモルフアス化又は微結晶化された透光
性無機質材料を透光性樹脂成分と複合させてなる
透光性遮音材と、透光性吸音材とを一体的に積層
してあるとともに、前記透光性吸音材を、多数の
吸音孔が形成された表面板と、前記吸音孔を通過
した音によつて振動する透明材料製の振動体とで
構成し、かつ、この振動体を、前記表面板の背面
側でほぼ全域にわたり層状に位置させた点にあ
り、その作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
a アモルフアス化もしくは微結晶化された透光
性無機質材料を透光性樹脂成分と複合させて透
光性遮音材が形成されているので、ガラスに比
べて一般に強靱で成形性の良い樹脂成分を用い
ることにより耐衝撃性と加工性を向上させるこ
とができ、しかも、高密度の透光性無機質材料
を透光性樹脂成分に複合させることにより、透
光性を損なうことなく透光性遮音材の遮音性能
を向上させることができる。
b 透光性吸音材が透光性遮音材と一体的に積層
されているので、この吸音材部分で吸音して透
光性遮音材と合せて遮音性能を上げることがで
きるとともに、音の反響を減少させることがで
きる。
c 透光性吸音材を、多数の吸音孔が形成された
表面板と、前記吸音孔を通過した音によつて振
動する透明材料製の振動体とで構成し、かつ、
この振動体を、前記表面板の背面側でほぼ全域
にわたり層状に位置させてあるので、単なる多
孔質物質などを吸音材として用いる場合に比べ
て、吸音材の厚みが薄いもので良好な吸音効果
を発揮することができる。つまり、侵入してき
た音を振動体の振動エネルギーに変換すること
で、大きなスペースを要さず減音できること
と、振動体を採光範囲の全域に及ぶ広い範囲に
設けられることとの相乗により、吸音材の全体
を薄肉に構成できる。
d 振動体自体も透光性材料で構成されているの
で、吸音のために設ける物質によつて透光範囲
が狭められることがない。
〔考案の効果〕
その結果、耐衝撃性と加工性に優れ、また従来
のポリカーボネート製遮音板や、単に多孔質物質
等からなる吸音物質を内装して吸音材を構成する
もののように全体の厚さを厚くすることなく、し
かも、吸音材によつて採光範囲を狭めることもな
く、十分な遮音・吸音効果を発揮できるととも
に、透光性遮音・吸音材が経済的に得られるよう
になり、道路側壁や工場の側壁等に好適な透光性
遮音・吸音材を提供できるに至つた。
〔実施例 1〕 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、透光性遮音材1の表面に
間隙を介して透光性吸音材2を平行に配設すると
ともに、透光性遮音材1と透光性吸音材2の周端
部を弾性シーリング材10にて型枠11内に保持
し、透光性遮音・吸音材Aが構成されている。前
記透光性吸音材2は二枚の柔軟な透光性フイルム
からなる振動体5,5と、吸音孔3が多数穿孔さ
れた透光性樹脂製の透光性表面板4とで構成さ
れ、各透光性フイルムからなる振動体5,5と透
光性表面板4との間にはそれぞれ間隙が形成され
ている。
前記透光性遮音材1は、アモルフアス化もしく
は微結晶化された無機質材料と透光性樹脂成分と
を配合した後、板状に成型して作製されるもので
ある。ここで、無機質材料は、酸化鉛、または酸
化バリウム、またはそれらの両成分を含有してア
モルフアス化もしくは微結晶化された透光性材料
であつて、その他の成分として、酸化ホウ素、酸
化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化リン等の第3
〜第5族元素の酸化物や酸化ナトリウム、酸化カ
ルシウム等の第1〜第2族元素の酸化物や、酸化
鉄、酸化コバルト、酸化ニツケル等の遷移金属元
素の酸化物のうちの少なくとも1種以上を含有す
ることができる。
前記酸化鉛、酸化バリウムまたはそれら両成分
合計の無機質材料に対する含有量は、12〜95重量
%が好ましく、含有量が12重量%未満の場合には
遮音性能及び高エネルギー放射線遮蔽性能の向上
に寄与し難くなり、95重量%を超える場合には無
機質材料がアモルフアス化し難くなるものであ
る。また、前記酸化ホウ素、酸化ケイ素、酸化リ
ン等のガラス網目形成酸化物と、アルカリ金属酸
化物、アルカリ土類金属酸化物および酸化アルミ
ニウム等のガラス網目修飾酸化物ないし中間酸化
物との1種以上の合計は、5〜88重量%が好まし
い。これら、各種配合成分を加熱融解させた後、
板状ないし板状片、粒状または繊維状等適宜形状
に成型して、アモルフアス化もしくは微結晶化さ
れた無機質材料を得るのである。
この無機質材料は、無色透明ないし黄色透明で
あり、さらに酸化鉄、酸化コバルト、酸化ニツケ
ルなどの成分を少量添加することにより、これら
の酸化物に特徴的な色調に変えることができる。
また、前記透光性樹脂成分としては、例えば
(ポリ)アルキルメタクリレートや、ポリスチレ
ンや、ポリエチレン等のポリオレフインや、ポリ
カーボネートや、ポリ酢酸ビニルやエポキシ樹脂
等をはじめとして各種透光性を有する熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂を使用することができる。
さて、上記のようにして構成される透光性遮
音・吸音材Aは、第2図に示すように支柱12間
にゴムパツキング13を介して取付けられ、高速
自動車道、鉄道などの側壁や、各種工場の側壁な
どとして用いることができる。この遮音・吸音材
Aの表面側で発せられた音は、透光性表面板4や
その吸音孔3を通過してフイルムからなる振動体
5に当り、この振動体5が振動することにより音
の振動エネルギーが減衰されると共に、高密度の
透光性遮音材1によつて遮蔽されるのである。
また、型枠11と各フイルムからなる振動体
5,5、表面板4及び透光性遮音材1はシーリン
グ材10を介して接続されているために、各部材
の振動をこのシーリング材10部分でも吸収する
ことができる。なお、この透光性遮音・吸音材A
は窓ガラス、建具、間仕切り等に用いるようにし
ても良い。
〔実施例 2〕 第3図に示すように、前記透光性吸音材2を、
多数の吸音孔3が穿設された透光性表面板4と、
多数の球状振動体6が密に充填された中間層7と
で構成しても良い。つまり、多数の球状の振動体
6が透光性表面板4と透光性遮音材1間にサンド
イツチされた状態となつていて、吸音孔3を有す
る透光性表面板4から内部に伝達された音の振動
を、この球状の振動体6が相互に微振動すること
によつて吸収することができる。
〔実施例 3〕 第4図に示すように、透光性吸音材2は、多数
の吸音孔3が穿設された透光性表面板4と、透光
性波板からなる振動体8とで構成される。吸音孔
3を有する透光性表面板4から内部に入つた音の
振動は、波板からなる振動体8によつて散乱され
ると共に、音の振動エネルギーが振動体8の波板
の振動に変換され吸音されるわけである。
〔実施例 4〕 第5図に示すように、透光性遮音材1を横長の
ルーバー状に形成して、複数の透光性遮音材1,
1を上下に間隙を介して配設すると共に、各遮音
材1を上下方向に揺動自在に枢着し、遮音と通気
とを適宜切換えることができるようにしても良
い。
〔実施例 5〕 透光性遮音材1の構造として、第6図に示すよ
うに補強用線材としての金網9を内部に全面に亘
つて張設して構成しても良い。
〔実施例 6〕 さらに、第7図に示すように、透光性遮音材1
を一体成型して、その内部に減圧空間16を形成
し、音の伝播を防いで遮音性能を高めるようにし
ても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る透光性遮音・吸音材の実施
例を示し、第1図は透光性遮音・吸音材の要部断
面図、第2図は透光性遮音・吸音材の連結状態を
示す断面図、第3図乃至第5図は透光性遮音・吸
音材の他の実施例の要部断面図、第6図は透光性
遮音材の一部切欠斜視図、第7図は透光性遮音材
の他の実施例の要部断面図である。 1……透光性遮音材、2……透光性吸音材、3
……吸音孔、4……透光性表面板、5,6,8…
…振動体、7……中間層、9……補強用線材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 アモルフアス化又は微結晶化された透光性無
    機質材料を透光性樹脂成分と複合させてなる透
    光性遮音材1と、透光性吸音材2とを一体的に
    積層してあるとともに、前記透光性吸音材2
    を、多数の吸音孔3が形成された表面板4と、
    前記吸音孔を通過した音によつて振動する透明
    材料製の振動体5または6または8とで構成
    し、かつ、この振動体5または6または8を、
    前記表面板4の背面側でほぼ全域にわたり層状
    に位置させてある透光性遮音・吸音材。 2 前記透光性吸音材2は、多数の吸音孔3が穿
    設された透光性表面板4と、この透光性表面板
    4の裏面側に配設される柔軟な透光性フイルム
    からなる振動体5とで構成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の透光性遮音・吸
    音材。 3 前記透光性吸音材2は、多数の吸音孔3が穿
    設された透光性表面板4と、この透光性表面板
    4の裏面側に配設された多数の球状振動体6か
    ら成る中間層7とで構成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の透光性遮音・吸音
    材。 4 前記透光性吸音材2は、多数の吸音孔3が穿
    設された透光性表面板4と、この透光性表面板
    4の裏面側に配設される透光性波板からなる振
    動体8とで構成されている実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の透光性遮音・吸音材。 5 前記透光性遮音材1には、補強用線材9が埋
    設されている実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の透光性遮音・吸音材。
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