JPH05173216A - 2波長反射防止膜付固体レーザ素子とこれを用いた第2高調波発生装置 - Google Patents
2波長反射防止膜付固体レーザ素子とこれを用いた第2高調波発生装置Info
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- JPH05173216A JPH05173216A JP3355112A JP35511291A JPH05173216A JP H05173216 A JPH05173216 A JP H05173216A JP 3355112 A JP3355112 A JP 3355112A JP 35511291 A JP35511291 A JP 35511291A JP H05173216 A JPH05173216 A JP H05173216A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力ビームが2つに分かれる事なく、そのエ
ネルギーを有効に使用する事を可能にした固体レーザ素
子を提供すると共に、この固体レーザ素子を用いた、第
2高調波発生装置を提供する。 【構成】 NdをドープしたYVO4 結晶を基板とし、
該基板の上面に屈折率が1.85〜1.88であり、膜
厚が0.19〜0.22μmであるHfO2 膜が蒸着さ
れ、該HfO2 膜の上面には屈折率が1.43〜1.4
5であり、膜厚が0.07〜0.12μmであるSiO
2 膜が蒸着され、該SiO2 膜の上面には屈折率が1.
85〜1.88であり、膜厚が0.10〜0.13μm
であるHfO2 膜が蒸着され、該HfO2 膜の上面には
屈折率が1.43〜1.45であり、膜厚が0.21〜
0.26μmであるSiO2 膜が蒸着されている2波長
反射防止膜付固体レーザ素子と、この2波長反射防止膜
付固体レーザ素子を用いた第2高調波発生装置。
ネルギーを有効に使用する事を可能にした固体レーザ素
子を提供すると共に、この固体レーザ素子を用いた、第
2高調波発生装置を提供する。 【構成】 NdをドープしたYVO4 結晶を基板とし、
該基板の上面に屈折率が1.85〜1.88であり、膜
厚が0.19〜0.22μmであるHfO2 膜が蒸着さ
れ、該HfO2 膜の上面には屈折率が1.43〜1.4
5であり、膜厚が0.07〜0.12μmであるSiO
2 膜が蒸着され、該SiO2 膜の上面には屈折率が1.
85〜1.88であり、膜厚が0.10〜0.13μm
であるHfO2 膜が蒸着され、該HfO2 膜の上面には
屈折率が1.43〜1.45であり、膜厚が0.21〜
0.26μmであるSiO2 膜が蒸着されている2波長
反射防止膜付固体レーザ素子と、この2波長反射防止膜
付固体レーザ素子を用いた第2高調波発生装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体励起による第2高
調波発生用の固体レーザ素子と、この素子を用いた第2
高調波発生装置に関する。
調波発生用の固体レーザ素子と、この素子を用いた第2
高調波発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体励起による第2高調波は高密度記
録媒体である光ディスクの記録並びに再生に利用されて
居り、この場合の装置は図3に示す如く、半導体レーザ
発振部1、集光レンズ2、固体レーザ素子3、第2高調
波発生素子4、出力鏡5が光軸を揃えて記載の順に配置
された構成となって居ると共に、固体レーザ素子3の第
2高調波発生素子4側には、その屈折率が基本波に対し
ては1.43であり、第2高調波に対しては1.45で
あるSiO2 の単層反射防止膜6が施されて居ると共
に、固体レーザ素子3の集光レンズ側には基本波、第2
高調波の両者に対する高反射能を示す光学薄膜7が施さ
れ、さらに、第2高調波発生素子4の光路の両側には基
本波、第2高調波の両者に対する0.5%以下の反射率
を示す光学薄膜8、8が、出力鏡5の第2高調波発生素
子4側には基本波に対する高反射能を示す光学薄膜9
が、夫々施された装置が用いられていた。
録媒体である光ディスクの記録並びに再生に利用されて
居り、この場合の装置は図3に示す如く、半導体レーザ
発振部1、集光レンズ2、固体レーザ素子3、第2高調
波発生素子4、出力鏡5が光軸を揃えて記載の順に配置
された構成となって居ると共に、固体レーザ素子3の第
2高調波発生素子4側には、その屈折率が基本波に対し
ては1.43であり、第2高調波に対しては1.45で
あるSiO2 の単層反射防止膜6が施されて居ると共
に、固体レーザ素子3の集光レンズ側には基本波、第2
高調波の両者に対する高反射能を示す光学薄膜7が施さ
れ、さらに、第2高調波発生素子4の光路の両側には基
本波、第2高調波の両者に対する0.5%以下の反射率
を示す光学薄膜8、8が、出力鏡5の第2高調波発生素
子4側には基本波に対する高反射能を示す光学薄膜9
が、夫々施された装置が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、SiO2
の単層反射防止膜6が施された固体レーザ素子4を用い
て、半導体励起による第2高調波発生装置を構成した場
合、本来は、基本波の光路と第2高調波の光路とが一致
する様に充分に光軸が調整されていなければならないの
であるが、実際には両光路の間には微小なズレが発生す
る事は避けられず、結果的に、SiO2 の単層反射防止
膜6を設けた面での第2高調波の残留反射により出力ビ
ームが2つに分かれる様になる。
の単層反射防止膜6が施された固体レーザ素子4を用い
て、半導体励起による第2高調波発生装置を構成した場
合、本来は、基本波の光路と第2高調波の光路とが一致
する様に充分に光軸が調整されていなければならないの
であるが、実際には両光路の間には微小なズレが発生す
る事は避けられず、結果的に、SiO2 の単層反射防止
膜6を設けた面での第2高調波の残留反射により出力ビ
ームが2つに分かれる様になる。
【0004】この様にして、出力ビームが2つに分かれ
るとレーザの強度が分散してしまう結果となり、そのエ
ネルギーを有効に使用する事を難儀なものとする。
るとレーザの強度が分散してしまう結果となり、そのエ
ネルギーを有効に使用する事を難儀なものとする。
【0005】本発明は、上記の様に出力ビームが2つに
分かれる事なく、そのエネルギーを有効に使用する事を
可能にした固体レーザ素子を提供すると共に、この固体
レーザ素子を用いた、第2高調波発生装置を提供する事
を目的とする。
分かれる事なく、そのエネルギーを有効に使用する事を
可能にした固体レーザ素子を提供すると共に、この固体
レーザ素子を用いた、第2高調波発生装置を提供する事
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決する為に鋭意研究を重ねた結果、基本波の波長
を1.064μm,第2高調波の波長を0.532μm
とし,半導体レーザ発振部1、集光レンズ2、固体レー
ザ素子3a、第2高調波発生素子4、出力鏡5が光軸1
0を揃えて記載の順に配置された装置において、固体レ
ーザ素子3aとしてNdをドープしたYVO4 結晶31
を基板とし、該基板の上面に屈折率が1.85〜1.8
8であり、膜厚が0.19〜0.22μmであるHfO
2 膜13が蒸着され、該HfO2膜13の上面には屈折
率が1.43〜1.45であり、膜厚が0.07〜0.
12μmであるSiO2 膜14が蒸着され、該SiO2
膜14の上面には屈折率が1.85〜1.88であり、
膜厚が0.10〜0.13μmであるHfO2 膜15が
蒸着され、該HfO2 膜15の上面には屈折率が1.4
3〜1.45であり、膜厚が0.21〜0.26μmで
あるSiO2 膜16が蒸着されている2波長反射防止膜
付固体レーザ素子3aを用い、しかも、この固体レーザ
素子3aの集光レンズ2側には基本波と第2高調波の両
者に対する高反射能を示す光学薄膜7を、固体レーザ素
子の第2高調波発生素子側には基本波と第2高調波の両
者に対する0.5%以下の反射率を示す光学薄膜として
設けられた上記の2波長反射防止膜26を、第2高調波
発生素子4の両側に基本波と第2高調波の両者に対する
0.5%以下の反射率を示す光学薄膜8を、出力鏡5の
第2高調波発生素子4側に基本波に対する高反射能を示
す光学薄膜9をという様に、夫々の膜を夫々の構成体に
設けた第2高調波発生装置を利用する事により、既述の
課題が解決される事を見出だし、本発明に至ったもので
ある。
題を解決する為に鋭意研究を重ねた結果、基本波の波長
を1.064μm,第2高調波の波長を0.532μm
とし,半導体レーザ発振部1、集光レンズ2、固体レー
ザ素子3a、第2高調波発生素子4、出力鏡5が光軸1
0を揃えて記載の順に配置された装置において、固体レ
ーザ素子3aとしてNdをドープしたYVO4 結晶31
を基板とし、該基板の上面に屈折率が1.85〜1.8
8であり、膜厚が0.19〜0.22μmであるHfO
2 膜13が蒸着され、該HfO2膜13の上面には屈折
率が1.43〜1.45であり、膜厚が0.07〜0.
12μmであるSiO2 膜14が蒸着され、該SiO2
膜14の上面には屈折率が1.85〜1.88であり、
膜厚が0.10〜0.13μmであるHfO2 膜15が
蒸着され、該HfO2 膜15の上面には屈折率が1.4
3〜1.45であり、膜厚が0.21〜0.26μmで
あるSiO2 膜16が蒸着されている2波長反射防止膜
付固体レーザ素子3aを用い、しかも、この固体レーザ
素子3aの集光レンズ2側には基本波と第2高調波の両
者に対する高反射能を示す光学薄膜7を、固体レーザ素
子の第2高調波発生素子側には基本波と第2高調波の両
者に対する0.5%以下の反射率を示す光学薄膜として
設けられた上記の2波長反射防止膜26を、第2高調波
発生素子4の両側に基本波と第2高調波の両者に対する
0.5%以下の反射率を示す光学薄膜8を、出力鏡5の
第2高調波発生素子4側に基本波に対する高反射能を示
す光学薄膜9をという様に、夫々の膜を夫々の構成体に
設けた第2高調波発生装置を利用する事により、既述の
課題が解決される事を見出だし、本発明に至ったもので
ある。
【0007】
【作用】本発明に於いて、固体レーザ素子3aとして、
光路面の一端に、NdをドープしたYVO4 結晶31を
基板とし、該基板31の上面に屈折率が1.85〜1.
88であり、膜厚が0.19〜0.22μmであるHf
O2 膜13が蒸着され、該HfO2 膜13の上面には屈
折率が1.43〜1.45であり、膜厚が0.07〜
0.12μmであるSiO2 膜14が蒸着され、該Si
O2 膜14の上面には屈折率が1.85〜1.88であ
り、膜厚が0.10〜0.13μmであるHfO2 膜1
5が蒸着され、該HfO2 膜15の上面には屈折率が
1.43〜1.45であり、膜厚が0.21〜0.26
μmであるSiO2 膜16が蒸着されている2波長反射
防止膜付固体レーザ素子3aを用いたのは、2波長反射
防止膜として先ず多層膜でなければならず、しかも、基
本波と第2高調波との透過時に構成膜がこれら両者の出
力を阻害する様であると肝心の第2高調波の出力が低下
してしまう事から、基本波と第2高調波との両波に対し
て共に吸収度が低く、散乱度の低い蒸着膜であるSiO
2 膜とHfO2 膜とを選出し、さらに、基本波のエネル
ギー損失をより小さくするために2波長反射防止膜の膜
数を極力少なくする事が好ましいところから、2波長反
射防止膜の構成は、2波長反射防止効力の発揮される限
界内で少い数の4層を採る事としたものであり、また、
SiO2 膜とHfO2 膜との膜厚を基板側より膜厚が
0.19〜0.22μmであるHfO2 膜13、膜厚が
0.07〜0.12μmであるSiO2 膜14、膜厚が
0.10〜0.13μmであるHfO2 膜15、膜厚が
0.21〜0.26μmであるSiO2 膜16と記載の
順に重ねて蒸着したのは、基本波と第2高調波との両波
に対する反射率が0.1%以下になる様に設計して、結
果的にエネルギーの高い第2高調波を得る為のものであ
る。
光路面の一端に、NdをドープしたYVO4 結晶31を
基板とし、該基板31の上面に屈折率が1.85〜1.
88であり、膜厚が0.19〜0.22μmであるHf
O2 膜13が蒸着され、該HfO2 膜13の上面には屈
折率が1.43〜1.45であり、膜厚が0.07〜
0.12μmであるSiO2 膜14が蒸着され、該Si
O2 膜14の上面には屈折率が1.85〜1.88であ
り、膜厚が0.10〜0.13μmであるHfO2 膜1
5が蒸着され、該HfO2 膜15の上面には屈折率が
1.43〜1.45であり、膜厚が0.21〜0.26
μmであるSiO2 膜16が蒸着されている2波長反射
防止膜付固体レーザ素子3aを用いたのは、2波長反射
防止膜として先ず多層膜でなければならず、しかも、基
本波と第2高調波との透過時に構成膜がこれら両者の出
力を阻害する様であると肝心の第2高調波の出力が低下
してしまう事から、基本波と第2高調波との両波に対し
て共に吸収度が低く、散乱度の低い蒸着膜であるSiO
2 膜とHfO2 膜とを選出し、さらに、基本波のエネル
ギー損失をより小さくするために2波長反射防止膜の膜
数を極力少なくする事が好ましいところから、2波長反
射防止膜の構成は、2波長反射防止効力の発揮される限
界内で少い数の4層を採る事としたものであり、また、
SiO2 膜とHfO2 膜との膜厚を基板側より膜厚が
0.19〜0.22μmであるHfO2 膜13、膜厚が
0.07〜0.12μmであるSiO2 膜14、膜厚が
0.10〜0.13μmであるHfO2 膜15、膜厚が
0.21〜0.26μmであるSiO2 膜16と記載の
順に重ねて蒸着したのは、基本波と第2高調波との両波
に対する反射率が0.1%以下になる様に設計して、結
果的にエネルギーの高い第2高調波を得る為のものであ
る。
【0008】本発明で、固体レーザー素子3aの第2高
調波発生素子4側に2波長反射防止膜を設けたのは、固
体レーザー素子3aの第2高調波発生素子4側に2波長
反射防止膜を設ける事によって、固体レーザー素子3a
の第2高調波発生素子4側光路面での基本波の損失と、
発生した第2高調波の反射による損失を極力少なくし
て、最終的に得られる第2高調波の出力を高める為のも
のである。
調波発生素子4側に2波長反射防止膜を設けたのは、固
体レーザー素子3aの第2高調波発生素子4側に2波長
反射防止膜を設ける事によって、固体レーザー素子3a
の第2高調波発生素子4側光路面での基本波の損失と、
発生した第2高調波の反射による損失を極力少なくし
て、最終的に得られる第2高調波の出力を高める為のも
のである。
【0009】本発明で、固体レーザー素子3aにNdを
ドープしたYVO4を、第2高調波発生素子4にKTP
を夫々用いたのは、KTPが大きな非線形光学定数を持
つと共に、レーザ損傷しきい値が高く、化学的にも安定
であって、第2高調波発生素子4としてとは最も理想的
であるとされる為であり、さらに、KTPを用いて基本
波を効率良く第2高調波に変換させる為にはKTPのa
軸から45度傾いた偏光方向の基本波を入射させる必要
があるところから、KTPと組み合わせる固体レーザ素
子31には直線偏光レーザ素子が望ましいところ、Nd
をドープしたYVO4 は1軸性結晶であって、ブリュー
スター板等の偏光選択デバイスを用いなくても直線偏光
レーザが得られるところから選出されたものである。
ドープしたYVO4を、第2高調波発生素子4にKTP
を夫々用いたのは、KTPが大きな非線形光学定数を持
つと共に、レーザ損傷しきい値が高く、化学的にも安定
であって、第2高調波発生素子4としてとは最も理想的
であるとされる為であり、さらに、KTPを用いて基本
波を効率良く第2高調波に変換させる為にはKTPのa
軸から45度傾いた偏光方向の基本波を入射させる必要
があるところから、KTPと組み合わせる固体レーザ素
子31には直線偏光レーザ素子が望ましいところ、Nd
をドープしたYVO4 は1軸性結晶であって、ブリュー
スター板等の偏光選択デバイスを用いなくても直線偏光
レーザが得られるところから選出されたものである。
【0010】
【実施例】基本波の波長を1.064μmとし、第2高
調波の波長を0.532μmとする固体レーザ素子3a
と第2高調波発振器4とを含み、半導体レーザ発振部
1、集光レンズ2、固体レーザ素子3a、第2高調波発
生素子4、出力鏡5が光軸を揃えて記載の順に配置され
た装置にあって、固体レーザ素子3aとしてNdをドー
プしたYVO4 結晶から幅が3mm,長さが3mm,厚
さが1mmであって、結晶のa軸に垂直な面を含む様に
して切り出された結晶素子31の、a軸に垂直で相対す
る面の双方の面を光学的に平滑である様に研磨した後、
先ず、上記の研磨面の一方に屈折率が1.87であり、
膜厚が0.20μmであるHfO2 膜13を蒸着し、該
HfO2 膜13の上面には屈折率が1.44であり、膜
厚が0.95μmであるSiO2 膜14を蒸着し、該S
iO2 膜14の上面には屈折率が1.86であり、膜厚
が0.11μmであるHfO2 膜15を蒸着し、該Hf
O2 膜15の上面には屈折率が1.44であり、膜厚が
0.23μmであるSiO2 膜16を蒸着して、基本波
と第2高調波との2波長に対する反射防止機能を有する
光学薄膜26を施し、自記分光光度計を用いて光学薄膜
26を施した状態でのNdをドープしたYVO4 結晶の
反射率を測定したところ、基本波と第2高調波との夫々
に対する反射率が何れも0.1%を下回る数値を示し
た。
調波の波長を0.532μmとする固体レーザ素子3a
と第2高調波発振器4とを含み、半導体レーザ発振部
1、集光レンズ2、固体レーザ素子3a、第2高調波発
生素子4、出力鏡5が光軸を揃えて記載の順に配置され
た装置にあって、固体レーザ素子3aとしてNdをドー
プしたYVO4 結晶から幅が3mm,長さが3mm,厚
さが1mmであって、結晶のa軸に垂直な面を含む様に
して切り出された結晶素子31の、a軸に垂直で相対す
る面の双方の面を光学的に平滑である様に研磨した後、
先ず、上記の研磨面の一方に屈折率が1.87であり、
膜厚が0.20μmであるHfO2 膜13を蒸着し、該
HfO2 膜13の上面には屈折率が1.44であり、膜
厚が0.95μmであるSiO2 膜14を蒸着し、該S
iO2 膜14の上面には屈折率が1.86であり、膜厚
が0.11μmであるHfO2 膜15を蒸着し、該Hf
O2 膜15の上面には屈折率が1.44であり、膜厚が
0.23μmであるSiO2 膜16を蒸着して、基本波
と第2高調波との2波長に対する反射防止機能を有する
光学薄膜26を施し、自記分光光度計を用いて光学薄膜
26を施した状態でのNdをドープしたYVO4 結晶の
反射率を測定したところ、基本波と第2高調波との夫々
に対する反射率が何れも0.1%を下回る数値を示し
た。
【0011】次いで、上記の基本波と第2高調波との2
波長に対する反射防止機能を有する光学薄膜26をその
一面に施したNdをドープしたYVO4 結晶にあって、
光学薄膜26を設けた面と相対する面へは基本波と第2
高調波との2波長に対する高反射能を有する光学薄膜7
を施して2波長反射防止膜付固体レーザ素子3aを作成
し、さらに、上記の様にして施された2波長反射防止膜
を第2高調波発生素子4側にして構成した第2高調波発
振器4によれば、出力鏡5から出射されて来る第2高調
波が2つのビームに分かれる事なく、基本波のπ偏光に
対する反射率が0.1%であり、第2高調波のランダム
偏光に対する反射率が12.9%であった従来の装置を
用いた場合に比較して、上記の如き本発明の実施例によ
ると基本波と第2高調波との両者に対して何れも0.1
%以下の反射率しか検出されず、その反射防止機能の極
めて優れている事が明らかにされた。
波長に対する反射防止機能を有する光学薄膜26をその
一面に施したNdをドープしたYVO4 結晶にあって、
光学薄膜26を設けた面と相対する面へは基本波と第2
高調波との2波長に対する高反射能を有する光学薄膜7
を施して2波長反射防止膜付固体レーザ素子3aを作成
し、さらに、上記の様にして施された2波長反射防止膜
を第2高調波発生素子4側にして構成した第2高調波発
振器4によれば、出力鏡5から出射されて来る第2高調
波が2つのビームに分かれる事なく、基本波のπ偏光に
対する反射率が0.1%であり、第2高調波のランダム
偏光に対する反射率が12.9%であった従来の装置を
用いた場合に比較して、上記の如き本発明の実施例によ
ると基本波と第2高調波との両者に対して何れも0.1
%以下の反射率しか検出されず、その反射防止機能の極
めて優れている事が明らかにされた。
【0012】また、本発明による2波長反射防止膜26
を施した固体レーザ素子3aを用いた場合のビームの出
力は第2高調波として45mWを示し、従来方法に因る
基本波のみに対する反射防止膜6を施した固体レーザ素
子3を用いた場合の第2高調波として得られた40mW
と比較すると、この間,実に13%を超える改善が為さ
れた。
を施した固体レーザ素子3aを用いた場合のビームの出
力は第2高調波として45mWを示し、従来方法に因る
基本波のみに対する反射防止膜6を施した固体レーザ素
子3を用いた場合の第2高調波として得られた40mW
と比較すると、この間,実に13%を超える改善が為さ
れた。
【0013】
【発明の効果】上記の如く、本発明に因るときは、出力
鏡から出射される第2高調波にビームの分割現象が認め
られず、より高いエネルギーの第2高調波を安易に利用
する事が可能になった事から、斯る装置を利用する業界
に寄与するところ大なるものがある。
鏡から出射される第2高調波にビームの分割現象が認め
られず、より高いエネルギーの第2高調波を安易に利用
する事が可能になった事から、斯る装置を利用する業界
に寄与するところ大なるものがある。
【図1】本発明実施例になる2波長反射防止膜付固体レ
ーザ素子の構成断面図。
ーザ素子の構成断面図。
【図2】本発明実施例になる第2高調波発振機の構成概
要図。
要図。
【図3】従来例になる単波長反射防止膜付固体レーザ素
子の構成断面図。
子の構成断面図。
【図4】従来例になる第2高調波発振機の構成概要図。
1:半導体レーザ。 2:集光レンズ。 3:固体レーザ素子。 3a:2波長反射防止膜付固体レーザ素子。 4:第2高調波発生素子。 5:出力鏡。 6:単波長反射防止SiO2 膜。 7:基本波と第2高調波の全反射光学薄膜。 8:反射率0.5%以下の光学薄膜。 9:基本波の全反射光学薄膜。 10:光軸。 13:HfO2 蒸着膜。 14:SiO2 蒸着膜。 15:HfO2 蒸着膜。 16:SiO2 蒸着膜。 31:NdドープYVO4 結晶。 41:KTP結晶。
Claims (3)
- 【請求項1】 基本波の波長を1.064μmとし、第
2高調波の波長を0.532μmとする2波長反射防止
膜付固体レーザ素子であって、NdをドープしたYVO
4 結晶を基板とし、該基板の上面に屈折率が1.85〜
1.88であり、膜厚が0.19〜0.22μmである
HfO2 膜が蒸着され、該HfO2 膜の上面には屈折率
が1.43〜1.45であり、膜厚が0.07〜0.1
2μmであるSiO2 膜が蒸着され、該SiO2 膜の上
面には屈折率が1.85〜1.88であり、膜厚が0.
10〜0.13μmであるHfO2 膜が蒸着され、該H
fO2 膜の上面には屈折率が1.43〜1.45であ
り、膜厚が0.21〜0.26μmであるSiO2 膜が
蒸着されている事を特徴とする2波長反射防止膜付固体
レーザ素子。 - 【請求項2】 基本波の波長を1.064μmとし、第
2高調波の波長を0.532μmとする第2高調波発生
装置であって、半導体レーザ発振部、集光レンズ、固体
レーザ素子、第2高調波発生素子及び出力鏡が光軸を揃
えて記載の順に配置された装置において、固体レーザ素
子を請求項1のものとし,その集光レンズ側には基本
波、第2高調波の両者に対する高反射能を示す光学薄膜
を、固体レーザ素子の第2高調波発生素子側には基本
波、第2高調波の両者に対する0.5%以下の反射率を
示す光学薄膜を、第2高調波発生素子の両側に基本波、
第2高調波の両者に対する0.5%以下の反射率を示す
光学薄膜を、出力鏡の第2高調波発生素子側に基本波に
対する高反射能を示す光学薄膜を、夫々設けた事を特徴
とする第2高調波発生装置。 - 【請求項3】 固体レーザ素子として請求項1記載の2
波長反射防止膜付固体レーザ素子を用い、該2波長反射
防止膜を固体レーザ素子の第2高調波発生素子側に位置
させた事を特徴とする請求項2記載の第2高調波発生装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3355112A JPH05173216A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 2波長反射防止膜付固体レーザ素子とこれを用いた第2高調波発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3355112A JPH05173216A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 2波長反射防止膜付固体レーザ素子とこれを用いた第2高調波発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05173216A true JPH05173216A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18442008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3355112A Pending JPH05173216A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 2波長反射防止膜付固体レーザ素子とこれを用いた第2高調波発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05173216A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11264902A (ja) * | 1998-03-16 | 1999-09-28 | Canon Inc | 反射防止膜及びそれを施した光学系 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP3355112A patent/JPH05173216A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11264902A (ja) * | 1998-03-16 | 1999-09-28 | Canon Inc | 反射防止膜及びそれを施した光学系 |
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