JPH0517337Y2 - - Google Patents
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- JPH0517337Y2 JPH0517337Y2 JP15062188U JP15062188U JPH0517337Y2 JP H0517337 Y2 JPH0517337 Y2 JP H0517337Y2 JP 15062188 U JP15062188 U JP 15062188U JP 15062188 U JP15062188 U JP 15062188U JP H0517337 Y2 JPH0517337 Y2 JP H0517337Y2
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- JP
- Japan
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- sleeve
- secondary piston
- pressurizing chamber
- cylinder body
- piston
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は二つの加圧室を有するタンデム型のマ
スタシリンダに係り、特に、シリンダ本体の内部
に、プライマリピストンおよびセカンダリピスト
ンの各外周面に接触する一対のシール用カツプ
と、これらカツプをシリンダ本体に対して固定す
るスリーブとが挿入状態に設けられているマスタ
シリンダに関する。
スタシリンダに係り、特に、シリンダ本体の内部
に、プライマリピストンおよびセカンダリピスト
ンの各外周面に接触する一対のシール用カツプ
と、これらカツプをシリンダ本体に対して固定す
るスリーブとが挿入状態に設けられているマスタ
シリンダに関する。
「従来の技術」
自動車のブレーキ装置に設けられるマスタシリ
ンダにおいて、二つの加圧室を有するタンデム型
のマスタシリンダには、シール用カツプをピスト
ンに設けたものと、シリンダ本体に設けたものと
がある。そのうち、シリンダ本体にカツプを設け
たものは、マスタシリンダの短小化に有利であ
り、シリンダ本体に挿入状態に設けたスリーブに
よつてカツプを保持している。
ンダにおいて、二つの加圧室を有するタンデム型
のマスタシリンダには、シール用カツプをピスト
ンに設けたものと、シリンダ本体に設けたものと
がある。そのうち、シリンダ本体にカツプを設け
たものは、マスタシリンダの短小化に有利であ
り、シリンダ本体に挿入状態に設けたスリーブに
よつてカツプを保持している。
従来のこの種のマスタシリンダとして、特開昭
58−16952号公報に記載のものがあり、水平状態
のシリンダ本体に挿入したスリーブの両端とシリ
ンダ本体の内壁との間に一対のシール用カツプ
(プライマリカツプとセカンダリカツプ)が保持
され、両ピストンとスリーブとの間に第1加圧室
が、また、シリンダ本体の先端部とセカンダリピ
ストンとの間に第2加圧室がそれぞれ形成されて
いる。そして、シリンダ本体には、各加圧室をリ
ザーバに接続する二つの入り口ポートと、ホイー
ルシリンダに接続する二つの出口ポートとが周壁
を貫通状態に設けられ、前記スリーブには、その
うちの一つの出口ポートと第1加圧室とを連通す
る貫通穴が設けられている。該貫通穴は、往復移
動するピストンによつてふさぐことがないよう
に、スリーブの長さ方向に沿う長穴状に形成され
ている。なお、ピストンを押し戻すためのリター
ンスプリングは、ピストンに形成した収納穴の中
に挿入されて、より短小化が図られている。
58−16952号公報に記載のものがあり、水平状態
のシリンダ本体に挿入したスリーブの両端とシリ
ンダ本体の内壁との間に一対のシール用カツプ
(プライマリカツプとセカンダリカツプ)が保持
され、両ピストンとスリーブとの間に第1加圧室
が、また、シリンダ本体の先端部とセカンダリピ
ストンとの間に第2加圧室がそれぞれ形成されて
いる。そして、シリンダ本体には、各加圧室をリ
ザーバに接続する二つの入り口ポートと、ホイー
ルシリンダに接続する二つの出口ポートとが周壁
を貫通状態に設けられ、前記スリーブには、その
うちの一つの出口ポートと第1加圧室とを連通す
る貫通穴が設けられている。該貫通穴は、往復移
動するピストンによつてふさぐことがないよう
に、スリーブの長さ方向に沿う長穴状に形成され
ている。なお、ピストンを押し戻すためのリター
ンスプリングは、ピストンに形成した収納穴の中
に挿入されて、より短小化が図られている。
「考案が解決しようとする課題」
ところで、ブレーキオイル充填時等に、リザー
バからブレーキオイルを圧送して、加圧室内のエ
ア抜きを行う場合があるが、このとき、ホイール
シリンダまでの系の流路抵抗の相異等が原因して
第2加圧室が第1加圧室よりも高圧になることが
ある。このような場合に、前記マスタシリンダで
あると、セカンダリピストンが通常の後退位置よ
りも後方に移動して、セカンダリカツプから離れ
るおそれがあり、ブレーキ操作によつて再度押し
込まれたときに、セカンダリカツプを引つ掛け外
してしまう原因となり易い。
バからブレーキオイルを圧送して、加圧室内のエ
ア抜きを行う場合があるが、このとき、ホイール
シリンダまでの系の流路抵抗の相異等が原因して
第2加圧室が第1加圧室よりも高圧になることが
ある。このような場合に、前記マスタシリンダで
あると、セカンダリピストンが通常の後退位置よ
りも後方に移動して、セカンダリカツプから離れ
るおそれがあり、ブレーキ操作によつて再度押し
込まれたときに、セカンダリカツプを引つ掛け外
してしまう原因となり易い。
本考案は前記課題を有効に解決するもので、ブ
レーキオイル充填時等のセカンダリピストンの後
退移動を抑制して、シール用カツプの外れ等を防
止することを目的とする。
レーキオイル充填時等のセカンダリピストンの後
退移動を抑制して、シール用カツプの外れ等を防
止することを目的とする。
「課題を解決するための手段」
本考案のマスタシリンダにおいて、シリンダ本
体内に挿入されているスリーブの貫通穴は、セカ
ンダリピストンの通常の往復移動によつて一部が
開閉されるとともに、該セカンダリピストンの通
常の後退位置における開口部が、出口ポートと第
1加圧室との間に流通抵抗を増大させた絞り部を
形成していることを特徴とする。
体内に挿入されているスリーブの貫通穴は、セカ
ンダリピストンの通常の往復移動によつて一部が
開閉されるとともに、該セカンダリピストンの通
常の後退位置における開口部が、出口ポートと第
1加圧室との間に流通抵抗を増大させた絞り部を
形成していることを特徴とする。
また、請求項2記載の考案は、さらに、セカン
ダリピストンの外周面に接触するシール用カツプ
と前記絞り部との間の距離がセカンダリピストン
の長さよりも小さいことを特徴とする。
ダリピストンの外周面に接触するシール用カツプ
と前記絞り部との間の距離がセカンダリピストン
の長さよりも小さいことを特徴とする。
「作用」
本考案のマスタシリンダは、セカンダリピスト
ンの通常の後退位置においては、第1加圧室と出
口ポートとの間の流通抵抗が絞り部によつて増大
させられるから、ブレーキオイル充填時等に第2
加圧室が高圧になつたとしても、セカンダリピス
トンを介して押圧される第1加圧室内のブレーキ
オイルが絞り部を経由するときにダンピング作用
が生じて、該第1加圧室内の圧力も高められ、も
つてセカンダリピストンの後退移動を抑制するこ
とができる。
ンの通常の後退位置においては、第1加圧室と出
口ポートとの間の流通抵抗が絞り部によつて増大
させられるから、ブレーキオイル充填時等に第2
加圧室が高圧になつたとしても、セカンダリピス
トンを介して押圧される第1加圧室内のブレーキ
オイルが絞り部を経由するときにダンピング作用
が生じて、該第1加圧室内の圧力も高められ、も
つてセカンダリピストンの後退移動を抑制するこ
とができる。
また、請求項2記載の考案においては、万一セ
カンダリピストンに後退移動が生じたとしても、
セカンダリピストンがカツプに接触しているうち
に絞り部を閉塞してしまうから、シール用カツプ
が外れることがない。
カンダリピストンに後退移動が生じたとしても、
セカンダリピストンがカツプに接触しているうち
に絞り部を閉塞してしまうから、シール用カツプ
が外れることがない。
「実施例」
以下、本考案のマスタシリンダの一実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
このマスタシリンダ1は、ブレーキブースタ2
に接続された水平状態のシリンダ本体3の中に、
合成樹脂等からなる同一内径の第1スリーブ4、
第2スリーブ5、第3スリーブ6が順次挿入状態
に設けられて、これらの内周面に沿つてプライマ
リピストン7およびセカンダリピストン8が摺動
するとともに、第2スリーブ5後端と第3スリー
ブ6との間にプライマリカツプ9が、また、シリ
ンダ本体3内壁の段部3aと第1スリーブ4先端
との間にセカンダリカツプ10が配設され、両ピ
ストン7,8と第2スリーブ5との間の第1加圧
室11と、シリンダ本体3の先端部とセカンダリ
ピストン8との間の第2加圧室12とが区画形成
されている。また、各ピストン7,8のリターン
スプリング13,14は、これらピストン7,8
に形成した収納穴15に挿入状態に設けられてい
る。
に接続された水平状態のシリンダ本体3の中に、
合成樹脂等からなる同一内径の第1スリーブ4、
第2スリーブ5、第3スリーブ6が順次挿入状態
に設けられて、これらの内周面に沿つてプライマ
リピストン7およびセカンダリピストン8が摺動
するとともに、第2スリーブ5後端と第3スリー
ブ6との間にプライマリカツプ9が、また、シリ
ンダ本体3内壁の段部3aと第1スリーブ4先端
との間にセカンダリカツプ10が配設され、両ピ
ストン7,8と第2スリーブ5との間の第1加圧
室11と、シリンダ本体3の先端部とセカンダリ
ピストン8との間の第2加圧室12とが区画形成
されている。また、各ピストン7,8のリターン
スプリング13,14は、これらピストン7,8
に形成した収納穴15に挿入状態に設けられてい
る。
そして、第1加圧室11に対する入り口ポート
16が、第3スリーブ6の先端部に周方向に間隔
をおいて複数設けられて、第2スリーブ5に形成
した溝通路17にそれぞれ連通させられており、
シリンダ本体3の内周部に周方向に沿つて形成し
た連通室18を介してリザーバ19からの供給路
20に接続されている。一方、第2加圧室12に
対する入り口ポート21は、第1スリーブ4に周
方向に間隔をおいて複数設けられ、該第1スリー
ブ4の外周部に周方向に沿つて形成した連通室2
2を介して前記リザーバ19からの供給路23に
接続されている。そして、これら各入り口ポート
16,21は、ピストン7,8の後退位置(第1
図に示す位置)において該ピストン7,8の小径
24を介して各加圧室11,12と連通されるよ
うになつている。
16が、第3スリーブ6の先端部に周方向に間隔
をおいて複数設けられて、第2スリーブ5に形成
した溝通路17にそれぞれ連通させられており、
シリンダ本体3の内周部に周方向に沿つて形成し
た連通室18を介してリザーバ19からの供給路
20に接続されている。一方、第2加圧室12に
対する入り口ポート21は、第1スリーブ4に周
方向に間隔をおいて複数設けられ、該第1スリー
ブ4の外周部に周方向に沿つて形成した連通室2
2を介して前記リザーバ19からの供給路23に
接続されている。そして、これら各入り口ポート
16,21は、ピストン7,8の後退位置(第1
図に示す位置)において該ピストン7,8の小径
24を介して各加圧室11,12と連通されるよ
うになつている。
また、各加圧室11,12をホイールシリンダ
(図示略)に接続する出口ポート(図示略)は、
シリンダ本体3の周壁の上方において該周壁を貫
通状態に設けられ、そのうち第1加圧室11と接
続される出口ポートは、前記第2スリーブ5の周
壁に形成した貫通穴25A〜25Dを介して第1
加圧室11と連通させられるようになつている。
該貫通穴25A〜25Dは、第2スリーブ5の周
方向に180°離間する2箇所に、半径方向に沿つて
形成されるとともに、長さ方向に間隔をおいて複
数設けられており、第2スリーブ5とシリンダ本
体3との間の周方向に沿う連通室26によつて出
口ポートに対して連通状態とされている。この場
合、180°離間する両位置の貫通穴25A,25C
と貫通穴25B,25Dは、シリンダ本体3の長
さ方向における位置が相互にずれて配置されてお
り、そのうち、最も後方位置(第1図の最も右側
位置)の貫通穴25Aを除く他の貫通穴25B〜
25Dは、セカンダリピストン8の通常の後退位
置において該セカンダリピストン8によつて閉塞
されるように配置されるが、最も後方位置の貫通
穴25Aは、前記通常の後退位置におけるセカン
ダリピストン8の後端よりわずかに後方に配置さ
れるとともに、小径の絞り部27が形成されてい
る。この絞り部27は、前記セカンダリピストン
8の後端に可能な限り接近して配置されるが、該
絞り部27が形成されている第2スリーブ5、そ
の隣の第1スリーブ4やシリンダ本体3と、これ
ら第2スリーブ5等の中に配置されるセカンダリ
ピストン8やその中のリターンスプリング14と
の寸法交差や組み付け誤差を見込んで、シリンダ
本体3の先端内面から絞り部27までの距離が最
小値で、かつシリンダ本体3の先端内面からセカ
ンダリピストン8の後端までの距離が最大値とな
つたとしても確実にセカンダリピストン8よりも
後方に配置されるように、これらの公差値の和の
分セカンダリピストン8の後端から離間してい
る。なお、第2加圧室12は、その部分を形成し
ているシリンダ本体3の先端部の内径がセカンダ
リピストン8の外形よりも若干大きく形成されて
おり、該ピストン8の移動にかかわらず出口ポー
トと連通させられるようになつている。
(図示略)に接続する出口ポート(図示略)は、
シリンダ本体3の周壁の上方において該周壁を貫
通状態に設けられ、そのうち第1加圧室11と接
続される出口ポートは、前記第2スリーブ5の周
壁に形成した貫通穴25A〜25Dを介して第1
加圧室11と連通させられるようになつている。
該貫通穴25A〜25Dは、第2スリーブ5の周
方向に180°離間する2箇所に、半径方向に沿つて
形成されるとともに、長さ方向に間隔をおいて複
数設けられており、第2スリーブ5とシリンダ本
体3との間の周方向に沿う連通室26によつて出
口ポートに対して連通状態とされている。この場
合、180°離間する両位置の貫通穴25A,25C
と貫通穴25B,25Dは、シリンダ本体3の長
さ方向における位置が相互にずれて配置されてお
り、そのうち、最も後方位置(第1図の最も右側
位置)の貫通穴25Aを除く他の貫通穴25B〜
25Dは、セカンダリピストン8の通常の後退位
置において該セカンダリピストン8によつて閉塞
されるように配置されるが、最も後方位置の貫通
穴25Aは、前記通常の後退位置におけるセカン
ダリピストン8の後端よりわずかに後方に配置さ
れるとともに、小径の絞り部27が形成されてい
る。この絞り部27は、前記セカンダリピストン
8の後端に可能な限り接近して配置されるが、該
絞り部27が形成されている第2スリーブ5、そ
の隣の第1スリーブ4やシリンダ本体3と、これ
ら第2スリーブ5等の中に配置されるセカンダリ
ピストン8やその中のリターンスプリング14と
の寸法交差や組み付け誤差を見込んで、シリンダ
本体3の先端内面から絞り部27までの距離が最
小値で、かつシリンダ本体3の先端内面からセカ
ンダリピストン8の後端までの距離が最大値とな
つたとしても確実にセカンダリピストン8よりも
後方に配置されるように、これらの公差値の和の
分セカンダリピストン8の後端から離間してい
る。なお、第2加圧室12は、その部分を形成し
ているシリンダ本体3の先端部の内径がセカンダ
リピストン8の外形よりも若干大きく形成されて
おり、該ピストン8の移動にかかわらず出口ポー
トと連通させられるようになつている。
一方、シリンダ本体3の基端部と前記第3スリ
ーブ6との間、および該第3スリーブ6と第2ス
リーブ5との間には、それぞれ位置決め手段2
8,29が配設されている。この配置決め手段2
8,29は、シリンダ本体3と第3スリーブ6と
の間においては、シリンダ本体3の基端部に内方
に突出するように螺合されたねじ30と、第3ス
リーブ6の周壁の一部に形成した凹部31とを嵌
合させてなり、かつ、第3スリーブ6と第2スリ
ーブ5との間においては、第3図に示すように、
第3スリーブ6の先端外周部に形成した窪部32
と第2スリーブ5後端に長さ方向に突設させた突
起33とを係合させた構成とされている。そし
て、これら両位置決め手段28,29によつて、
第1図に示すように第2スリーブ5の各貫通穴2
5A〜25Eが上下方向に向けられて、該第2ス
リーブ5の周壁の上部と下部とに配置されるとと
もに、前述した最も後方位置の貫通穴25Aが第
2スリーブ5の周壁の上部に配置されるようにな
つている。なお、第3スリーブ6と第2スリーブ
5との間の位置決め手段29は、第3スリーブ6
の入り口ポート16に近接するため、該入り口ポ
ート16をふさがないように、第3スリーブ6の
窪部32の一部を入り口ポート16と連通させた
状態として第2スリーブ5の突起33を係合させ
ている。
ーブ6との間、および該第3スリーブ6と第2ス
リーブ5との間には、それぞれ位置決め手段2
8,29が配設されている。この配置決め手段2
8,29は、シリンダ本体3と第3スリーブ6と
の間においては、シリンダ本体3の基端部に内方
に突出するように螺合されたねじ30と、第3ス
リーブ6の周壁の一部に形成した凹部31とを嵌
合させてなり、かつ、第3スリーブ6と第2スリ
ーブ5との間においては、第3図に示すように、
第3スリーブ6の先端外周部に形成した窪部32
と第2スリーブ5後端に長さ方向に突設させた突
起33とを係合させた構成とされている。そし
て、これら両位置決め手段28,29によつて、
第1図に示すように第2スリーブ5の各貫通穴2
5A〜25Eが上下方向に向けられて、該第2ス
リーブ5の周壁の上部と下部とに配置されるとと
もに、前述した最も後方位置の貫通穴25Aが第
2スリーブ5の周壁の上部に配置されるようにな
つている。なお、第3スリーブ6と第2スリーブ
5との間の位置決め手段29は、第3スリーブ6
の入り口ポート16に近接するため、該入り口ポ
ート16をふさがないように、第3スリーブ6の
窪部32の一部を入り口ポート16と連通させた
状態として第2スリーブ5の突起33を係合させ
ている。
また、シリンダ本体3の基端部には、第3スリ
ーブ6、第2スリーブ5等の抜け止めのためのキ
ヤツプ35が被せられている。該キヤツプ35
は、その外周部に形成したフランジ35aがブレ
ーキブースタ2の前面のシエル2aとシリンダ本
体3の取り付けフランジ3bとの間に配置され
て、ブレーキブースタ2内のスプリング36によ
つて前記シエル2aとフランジ3bとの間に挟持
状態に保持されるようになつており、シリンダ本
体3からの離脱が防止されている。そして、該キ
ヤツプ35には、前記位置決め手段28における
ねじ30の頭部30aを収納する穴37が形成さ
れており、ねじ30の頭部30aは穴37から突
出しないようにキツプ35の厚さよりも薄肉に形
成されている。
ーブ6、第2スリーブ5等の抜け止めのためのキ
ヤツプ35が被せられている。該キヤツプ35
は、その外周部に形成したフランジ35aがブレ
ーキブースタ2の前面のシエル2aとシリンダ本
体3の取り付けフランジ3bとの間に配置され
て、ブレーキブースタ2内のスプリング36によ
つて前記シエル2aとフランジ3bとの間に挟持
状態に保持されるようになつており、シリンダ本
体3からの離脱が防止されている。そして、該キ
ヤツプ35には、前記位置決め手段28における
ねじ30の頭部30aを収納する穴37が形成さ
れており、ねじ30の頭部30aは穴37から突
出しないようにキツプ35の厚さよりも薄肉に形
成されている。
このように構成したマスタシリンダ1におい
て、各加圧室11,12のブレーキオイルは、第
1加圧室11においては、これを囲つている第2
スリーブ5の貫通穴25A〜25Dを介して出口
ポートからホイールシリンダに供給され、第2加
圧室12においては直接出口ポートからホイール
シリンダに供給される。この場合、第2加圧室1
2は、前述したように常に出口ポートと連通状態
とされているが、第1加圧室11においては、両
ピストン7,8が後退している初期位置において
は最も後方位置の貫通穴25Aにより出口ポート
と連通され、ピストン7,8の移動に伴い、順次
他の貫通穴25B〜25Dが開放されることにな
る。また、プライマリピストン7が最も前方に押
し込まれて後方位置の貫通穴25Aを閉塞したと
しても、その前方位置の貫通穴25B〜25Dに
よつて出口ポートと第1加圧室11との連通状態
は維持される。つまり、この第1加圧室11にお
いても、ピストン7,8の移動にかかわらず、常
に出口ポートに対して連通状態とされるものであ
る。
て、各加圧室11,12のブレーキオイルは、第
1加圧室11においては、これを囲つている第2
スリーブ5の貫通穴25A〜25Dを介して出口
ポートからホイールシリンダに供給され、第2加
圧室12においては直接出口ポートからホイール
シリンダに供給される。この場合、第2加圧室1
2は、前述したように常に出口ポートと連通状態
とされているが、第1加圧室11においては、両
ピストン7,8が後退している初期位置において
は最も後方位置の貫通穴25Aにより出口ポート
と連通され、ピストン7,8の移動に伴い、順次
他の貫通穴25B〜25Dが開放されることにな
る。また、プライマリピストン7が最も前方に押
し込まれて後方位置の貫通穴25Aを閉塞したと
しても、その前方位置の貫通穴25B〜25Dに
よつて出口ポートと第1加圧室11との連通状態
は維持される。つまり、この第1加圧室11にお
いても、ピストン7,8の移動にかかわらず、常
に出口ポートに対して連通状態とされるものであ
る。
また、両ピストン7,8が後退している初期位
置において開放状態とされる貫通穴25Aは、前
記位置決め手段28,29によつて第2スリーブ
5の周壁の上部に配置されるから、ブレーキオイ
ルの充填時等のエア抜きを有効に行うことができ
る。また、このブレーキオイル充填時に、該ブレ
ーキオイルを圧送する等によつて、第2加圧室1
2が高圧になつたとしても、セカンダリピストン
8よりも後方位置で第1加圧室11と出口ポート
とを連通状態としている貫通穴25Aに絞り部2
7が形成されているから、セカンダリピストン8
を介して押圧される第1加圧室11内のブレーキ
オイルが絞り部27を経由するときの流通抵抗に
よつてダンピング作用が生じて、セカンダリピス
トン8の後退移動が抑制されるものである。ま
た、万一セカンダリピストン8に若干の後退移動
が生じたとしても、該セカンダリピストン8のわ
ずかな後退によつて絞り部27が閉塞されるか
ら、第1加圧室11が絞り部27が閉塞されたダ
ンパ室となり、それ以上の移動を有効に規制する
ことができる。
置において開放状態とされる貫通穴25Aは、前
記位置決め手段28,29によつて第2スリーブ
5の周壁の上部に配置されるから、ブレーキオイ
ルの充填時等のエア抜きを有効に行うことができ
る。また、このブレーキオイル充填時に、該ブレ
ーキオイルを圧送する等によつて、第2加圧室1
2が高圧になつたとしても、セカンダリピストン
8よりも後方位置で第1加圧室11と出口ポート
とを連通状態としている貫通穴25Aに絞り部2
7が形成されているから、セカンダリピストン8
を介して押圧される第1加圧室11内のブレーキ
オイルが絞り部27を経由するときの流通抵抗に
よつてダンピング作用が生じて、セカンダリピス
トン8の後退移動が抑制されるものである。ま
た、万一セカンダリピストン8に若干の後退移動
が生じたとしても、該セカンダリピストン8のわ
ずかな後退によつて絞り部27が閉塞されるか
ら、第1加圧室11が絞り部27が閉塞されたダ
ンパ室となり、それ以上の移動を有効に規制する
ことができる。
一方、位置決め手段25,29は、第2スリー
ブ5を回り止めしているから、マスタシリンダ1
の作動中等に前記貫通穴25A〜25Dの配置が
変わることはなく、常に貫通穴25A〜25Dを
上下方向に保持し得て、第1加圧室11内の残存
エアを確実に解消することができる。
ブ5を回り止めしているから、マスタシリンダ1
の作動中等に前記貫通穴25A〜25Dの配置が
変わることはなく、常に貫通穴25A〜25Dを
上下方向に保持し得て、第1加圧室11内の残存
エアを確実に解消することができる。
また、一実施例では第2スリーブ5の貫通穴2
5A〜25Dを複数に分けて配設したことによ
り、該第2スリーブ5の機械的強度を高めて、耐
久性を向上させることができる。
5A〜25Dを複数に分けて配設したことによ
り、該第2スリーブ5の機械的強度を高めて、耐
久性を向上させることができる。
なお、本考案のマスタシリンダにおいては、貫
通穴を複数に分けないで従来技術のように長穴状
に形成して、セカンダリピストンの通常の後退位
置において一部が該セカンダリピストンによつて
閉塞されたときに、一実施例の絞り部と同じ流路
面積の開口部が明けられるように構成してもよ
く、本考案に係る貫通穴および絞り部はこのよう
な構成も含むものとする。
通穴を複数に分けないで従来技術のように長穴状
に形成して、セカンダリピストンの通常の後退位
置において一部が該セカンダリピストンによつて
閉塞されたときに、一実施例の絞り部と同じ流路
面積の開口部が明けられるように構成してもよ
く、本考案に係る貫通穴および絞り部はこのよう
な構成も含むものとする。
また、セカンダリカツプと絞り部との間の距離
をセカンダリピストンの長さよりも小さく設定し
ておくことにより、セカンダリピストンが後退し
てセカンダリカツプが外れる前に確実に絞り部を
閉塞することができるが、絞り部によるダンピン
グ効果は、絞り部の大きさを選択することによつ
て大きくすることができるとともに、セカンダリ
カツプの位置もセカンダリピストンの外周面に接
触し得る範囲で適宜に設定し得るから、これらの
選択によつて、ブレーキオイル充填中のセカンダ
リピストンの後退移動をセカンダリカツプが外れ
ない程度に十分に抑制することができ、したがつ
て、セカンダリカツプと絞り部との位置関係は、
必ずしも前記した条件に設定しなくてもよい。
をセカンダリピストンの長さよりも小さく設定し
ておくことにより、セカンダリピストンが後退し
てセカンダリカツプが外れる前に確実に絞り部を
閉塞することができるが、絞り部によるダンピン
グ効果は、絞り部の大きさを選択することによつ
て大きくすることができるとともに、セカンダリ
カツプの位置もセカンダリピストンの外周面に接
触し得る範囲で適宜に設定し得るから、これらの
選択によつて、ブレーキオイル充填中のセカンダ
リピストンの後退移動をセカンダリカツプが外れ
ない程度に十分に抑制することができ、したがつ
て、セカンダリカツプと絞り部との位置関係は、
必ずしも前記した条件に設定しなくてもよい。
「考案の効果」
以上の説明から明らかなように、本考案のマス
タシリンダによれば、次のような効果を奏するこ
とができる。
タシリンダによれば、次のような効果を奏するこ
とができる。
セカンダリピストンの通常の後退位置におい
て第1加圧室と出口ポートとの間に絞り部が形
成されるようにしたから、ブレーキオイル充填
時等に第2加圧室が高圧になつたとしても絞り
部の流通抵抗により第1加圧室にダンピング作
用を生じさせてセカンダリピストンの後退移動
を抑制することができ、シール用カツプの外れ
の発生を極力防止することができる。
て第1加圧室と出口ポートとの間に絞り部が形
成されるようにしたから、ブレーキオイル充填
時等に第2加圧室が高圧になつたとしても絞り
部の流通抵抗により第1加圧室にダンピング作
用を生じさせてセカンダリピストンの後退移動
を抑制することができ、シール用カツプの外れ
の発生を極力防止することができる。
請求項2記載の考案によれば、セカンダリピ
ストンに後退移動が生じたとしても、セカンダ
リカツプが外れる前に絞り部を閉塞することが
でき、充填条件が過酷な場合等でもシール用カ
ツプの外れは確実に防止することができる。
ストンに後退移動が生じたとしても、セカンダ
リカツプが外れる前に絞り部を閉塞することが
でき、充填条件が過酷な場合等でもシール用カ
ツプの外れは確実に防止することができる。
第1図は本考案のマスタシリンダの一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図における第2スリ
ーブの断面図、第3図は第1図の鎖線で囲つた
部分の平断面図である。 1……マスタシリンダ、3……シリンダ本体、
4……第1スリーブ、5……第2スリーブ、6…
…第3スリーブ、7……プライマリピストン、8
……セカンダリピストン、9……プライマリカツ
プ、10……セカンダリカツプ、11……第1加
圧室、12……第2加圧室、16,17……入り
口ポート、25A〜25D……貫通穴、26……
連通室、2奈……絞り部、28,29……位置決
め手段、30……ねじ、30a……頭部、31…
…凹部、32……窪部、33……突起、35……
キヤツプ、36……スプリング、37……穴。
示す縦断面図、第2図は第1図における第2スリ
ーブの断面図、第3図は第1図の鎖線で囲つた
部分の平断面図である。 1……マスタシリンダ、3……シリンダ本体、
4……第1スリーブ、5……第2スリーブ、6…
…第3スリーブ、7……プライマリピストン、8
……セカンダリピストン、9……プライマリカツ
プ、10……セカンダリカツプ、11……第1加
圧室、12……第2加圧室、16,17……入り
口ポート、25A〜25D……貫通穴、26……
連通室、2奈……絞り部、28,29……位置決
め手段、30……ねじ、30a……頭部、31…
…凹部、32……窪部、33……突起、35……
キヤツプ、36……スプリング、37……穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ本体の内部に、プライマリピストン
およびセカンダリピストンの各外周面に接触す
る一対のシール用カツプと、これらカツプをシ
リンダ本体に対して固定した状態として両ピス
トンの間に第1加圧室を形成するスリーブとが
挿入状態に設けられるとともに、該スリーブ
に、出口ポートと第1加圧室との間を連通させ
る貫通穴が設けられてなり、該貫通穴は、セカ
ンダリピストンの通常の往復移動によつて一部
が開閉されるとともに、該セカンダリピストン
の通常の後退位置における開口部が、出口ポー
トと第1加圧室との間に流通抵抗を増大させた
絞り部を形成していることを特徴とするマスタ
シリンダ。 (2) セカンダリピストンの外周面に接触するシー
ル用カツプと前記絞り部との間の距離がセカン
ダリピストンの長さよりも小さいことを特徴と
する請求項1記載のマスタシリンダ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15062188U JPH0517337Y2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | |
| US07/361,867 US4945729A (en) | 1988-06-10 | 1989-06-06 | Tandem master cylinder sleeve |
| KR2019890008036U KR910007146Y1 (ko) | 1988-06-10 | 1989-06-10 | 마스터 실린더 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15062188U JPH0517337Y2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0271062U JPH0271062U (ja) | 1990-05-30 |
| JPH0517337Y2 true JPH0517337Y2 (ja) | 1993-05-10 |
Family
ID=31423929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15062188U Expired - Lifetime JPH0517337Y2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-11-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517337Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP15062188U patent/JPH0517337Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0271062U (ja) | 1990-05-30 |
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