JPH0517444Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0517444Y2 JPH0517444Y2 JP1987073681U JP7368187U JPH0517444Y2 JP H0517444 Y2 JPH0517444 Y2 JP H0517444Y2 JP 1987073681 U JP1987073681 U JP 1987073681U JP 7368187 U JP7368187 U JP 7368187U JP H0517444 Y2 JPH0517444 Y2 JP H0517444Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- ring
- rings
- balls
- outer rings
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】
「考案の目的」
本考案は2連ボールベアリングの考案に係り、
高荷重用の2連ボールベアリングを圧粉成形焼結
体により簡易且つ量産的に製造しようとするもの
である。
高荷重用の2連ボールベアリングを圧粉成形焼結
体により簡易且つ量産的に製造しようとするもの
である。
(産業上の利用分野)
2連ボールベアリングの量産的且つ低コストな
製造技術。
製造技術。
(従来の技術)
ボールベアリングは代表的な軸受機構であり、
特に支承荷重の高い場合には2連のボール方式の
ものが用いられる。即ちハウジング内に嵌着され
る外側リングと軸材の外面に嵌着される内側リン
グとの間にそれらリングの軸方向両端部に夫々複
数個のボール群を介装するものであつて、それら
内外側リングは何れも圧延部材などを所定寸法に
切断したものに対し穿削加工によりボール保持部
を形成し、ボールを介装して組付けるものであ
る。
特に支承荷重の高い場合には2連のボール方式の
ものが用いられる。即ちハウジング内に嵌着され
る外側リングと軸材の外面に嵌着される内側リン
グとの間にそれらリングの軸方向両端部に夫々複
数個のボール群を介装するものであつて、それら
内外側リングは何れも圧延部材などを所定寸法に
切断したものに対し穿削加工によりボール保持部
を形成し、ボールを介装して組付けるものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点)
前記のような従来の2連ボールベアリングにお
いては製作に相当の工数を必要とする。即ち所定
寸法に切断された各リングに対し各列が複数個の
ボール保持部を穿削して形成する加工は非常に煩
雑であつて研磨その他の加工をも含め加工工数の
大きいものとならざるを得ず、必然的に高価とな
らざるを得ない。
いては製作に相当の工数を必要とする。即ち所定
寸法に切断された各リングに対し各列が複数個の
ボール保持部を穿削して形成する加工は非常に煩
雑であつて研磨その他の加工をも含め加工工数の
大きいものとならざるを得ず、必然的に高価とな
らざるを得ない。
「考案の構成」
問題点を解決するための手段
回転軸を装着する内側リング2とハウジングに
嵌着される外側リング1の各軸方向両端部にボー
ル受入部7,8を形成して夫々ボール3を収容さ
せるようにし、前記内外側リング1,2を夫々圧
粉成形焼結金属体により形成し、上記した各ボー
ル受入部7,8にはそれらボール受入部7,8に
対しボール3を各リング1,2の軸方向にそつて
装脱するための開放部4を形成し、前記した内外
側リングの何れか一方における上記開放部に他方
のリングにおける開放部をも閉塞するようにした
ボール抑え5を取付けたことを特徴とする2連ボ
ールベアリング。
嵌着される外側リング1の各軸方向両端部にボー
ル受入部7,8を形成して夫々ボール3を収容さ
せるようにし、前記内外側リング1,2を夫々圧
粉成形焼結金属体により形成し、上記した各ボー
ル受入部7,8にはそれらボール受入部7,8に
対しボール3を各リング1,2の軸方向にそつて
装脱するための開放部4を形成し、前記した内外
側リングの何れか一方における上記開放部に他方
のリングにおける開放部をも閉塞するようにした
ボール抑え5を取付けたことを特徴とする2連ボ
ールベアリング。
(作用)
内外側リング1,2を夫々圧粉成形焼結体で形
成することにより切削加工などを必要としないで
能率的に各リング1,2を得しめる。
成することにより切削加工などを必要としないで
能率的に各リング1,2を得しめる。
内外側リングの各軸方向両端部に形成されたボ
ール受入部の外端側を開放部とすることにより該
開放部を介してボール受入部に圧入される上下パ
ンチによる圧粉成形で前記ボール受入部をもつた
内外側リングを一挙に成形することを可能にす
る。
ール受入部の外端側を開放部とすることにより該
開放部を介してボール受入部に圧入される上下パ
ンチによる圧粉成形で前記ボール受入部をもつた
内外側リングを一挙に成形することを可能にす
る。
前記内外側リングの何れか一方における開放部
に他方の開放にも位置するようにしたボール抑え
を取付けることにより単一のボール抑えによりボ
ールを所定位置に保持し、簡易な構成で前記のよ
うに圧粉成形焼結金属体で形成された内外側リン
グ間にボールを的確に保持する。
に他方の開放にも位置するようにしたボール抑え
を取付けることにより単一のボール抑えによりボ
ールを所定位置に保持し、簡易な構成で前記のよ
うに圧粉成形焼結金属体で形成された内外側リン
グ間にボールを的確に保持する。
前記のように圧粉成形焼結金属体で形成された
内外側リングはその多孔組織において潤滑油を含
有せしめ、又粉末原料として固形潤滑剤を配合す
ることを可能とし、何れにしてもそれら両リング
の間に介装されたボールに対し好ましい潤滑機能
を附与することができる。介装されたボールが所
定の間隔を採つて両リング間に保持される非連球
ベアリングを得る場合においては、内外側リング
またはボール抑えにボール保持部を形成してこの
ようなボールの所定間隔保持を図らしめる。内外
側リングにおけるボール保持のためのボール受入
部はそれらのボール保持位置にのみ半球状突部を
形成してその目的を達することができ、ボール抑
えにおいても夫々の所定位置に半球状に凹入した
ボール受部を形成することによりこのようなボー
ルの所定位置保持を達成することを可能とする。
内外側リングはその多孔組織において潤滑油を含
有せしめ、又粉末原料として固形潤滑剤を配合す
ることを可能とし、何れにしてもそれら両リング
の間に介装されたボールに対し好ましい潤滑機能
を附与することができる。介装されたボールが所
定の間隔を採つて両リング間に保持される非連球
ベアリングを得る場合においては、内外側リング
またはボール抑えにボール保持部を形成してこの
ようなボールの所定間隔保持を図らしめる。内外
側リングにおけるボール保持のためのボール受入
部はそれらのボール保持位置にのみ半球状突部を
形成してその目的を達することができ、ボール抑
えにおいても夫々の所定位置に半球状に凹入した
ボール受部を形成することによりこのようなボー
ルの所定位置保持を達成することを可能とする。
内側リングと外側リングの間にボール支持リン
グを介装し、該ボール支持リングとボール抑えと
の間にボールを保持させることができ、このよう
にするならば内側リング、外側リングおよびボー
ル抑えは何れも単純な断面形状のものでよい。
グを介装し、該ボール支持リングとボール抑えと
の間にボールを保持させることができ、このよう
にするならば内側リング、外側リングおよびボー
ル抑えは何れも単純な断面形状のものでよい。
(実施例)
上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添附図面に示すものについて説明する
と、回転軸材6に嵌着される内側リング2と軸受
箱のようなハウジングに嵌着される外側リング1
の各軸方向両端部にボール受入部7,8を形成し
てボール3を収容させることは従来から知られて
いる2連ボールベアリングと同じであるが、本考
案においてはこのようなボール受入部7,8の外
端側に第1図に示すように受入部7,8の底面に
相当した深さを有する開放部4を夫々形成するも
のであり、然して上記のようなボール受入部7,
8にボール3を収容せしめた状態で固定部材たる
外側リング1の両端側にボール抑え5を取付けた
ものである。
施態様を添附図面に示すものについて説明する
と、回転軸材6に嵌着される内側リング2と軸受
箱のようなハウジングに嵌着される外側リング1
の各軸方向両端部にボール受入部7,8を形成し
てボール3を収容させることは従来から知られて
いる2連ボールベアリングと同じであるが、本考
案においてはこのようなボール受入部7,8の外
端側に第1図に示すように受入部7,8の底面に
相当した深さを有する開放部4を夫々形成するも
のであり、然して上記のようなボール受入部7,
8にボール3を収容せしめた状態で固定部材たる
外側リング1の両端側にボール抑え5を取付けた
ものである。
即ち上記のようにボール受入部7,8の外端側
に開放部4を夫々形成した本考案による内側リン
グ2および外側リング1は圧粉成形焼結金属体に
より製作されるもので、その手法は第5図に示す
如くである。つまり第5図は右半部は圧粉直前の
状態を示し、また左半部は圧粉完了状態を示すも
のであつて、外枠11と心棒12との間の環状を
なした粉末材料装入域13に対し、上パンチ14
と下パンチ15とが対設され、これらの上下パン
チ14,15は何れも円筒状のものであつて上記
外枠11および心棒12に案内されて圧粉操作す
るものであるが、又前記装入域13には分離リン
グ16が設けられていて装入域13を内外域に分
離すると共に上下パンチ14,15の昇降をも案
内するように成つている。又このように対設作動
せしめられる上下パンチ14,15には先端を円
弧状断面17とすると共に基端側をストレート部
18とした突部19が同一軸線上に位置するよう
に対設され、圧粉成形によつて得られる内外の成
形リング1,2の端面において前述したようなボ
ール受入部7,8が形成されるように成つてい
る。
に開放部4を夫々形成した本考案による内側リン
グ2および外側リング1は圧粉成形焼結金属体に
より製作されるもので、その手法は第5図に示す
如くである。つまり第5図は右半部は圧粉直前の
状態を示し、また左半部は圧粉完了状態を示すも
のであつて、外枠11と心棒12との間の環状を
なした粉末材料装入域13に対し、上パンチ14
と下パンチ15とが対設され、これらの上下パン
チ14,15は何れも円筒状のものであつて上記
外枠11および心棒12に案内されて圧粉操作す
るものであるが、又前記装入域13には分離リン
グ16が設けられていて装入域13を内外域に分
離すると共に上下パンチ14,15の昇降をも案
内するように成つている。又このように対設作動
せしめられる上下パンチ14,15には先端を円
弧状断面17とすると共に基端側をストレート部
18とした突部19が同一軸線上に位置するよう
に対設され、圧粉成形によつて得られる内外の成
形リング1,2の端面において前述したようなボ
ール受入部7,8が形成されるように成つてい
る。
本考案による2連ボールベアリングは連球形式
によるものと、非連球形式によるものの何れにお
いても実施することができる。即ち連球形式によ
るものは多数個のボール3が連続状態で内外側リ
ング1,2間に介装される場合であつて耐荷重性
において最も優れているが相当に多数個のボール
を2連に介装させることが必要である。これに対
し非連球形式のものは介装されるボール3の数が
相当に少いものとなる有利性があり、斯うした意
味からは実用性が相当に高いものと言える。然し
て連球形式のものの場合においては内外側リング
1,2におけるボール受入部7,8およびボール
抑え5におけるボール受部9は何れも一連のレー
ス状に凹設されたものでよいことは明かで連球状
態に介装されたボール3相互がお互いの位置を規
定して所定のリング1,2とボール3との間の組
付け関係を確保することができる。
によるものと、非連球形式によるものの何れにお
いても実施することができる。即ち連球形式によ
るものは多数個のボール3が連続状態で内外側リ
ング1,2間に介装される場合であつて耐荷重性
において最も優れているが相当に多数個のボール
を2連に介装させることが必要である。これに対
し非連球形式のものは介装されるボール3の数が
相当に少いものとなる有利性があり、斯うした意
味からは実用性が相当に高いものと言える。然し
て連球形式のものの場合においては内外側リング
1,2におけるボール受入部7,8およびボール
抑え5におけるボール受部9は何れも一連のレー
ス状に凹設されたものでよいことは明かで連球状
態に介装されたボール3相互がお互いの位置を規
定して所定のリング1,2とボール3との間の組
付け関係を確保することができる。
これに対し非連球型式の場合においては介装さ
れたボール3相互が一定間隔を採り両リング1,
2の間に位置せしめられることが必要であり、こ
のような場合においては前記突部19ないしそれ
によつて形成されるボール受入部7,8は内外側
リング1,2において上記同様にレース状をなし
て形成されるものであつてもよければ、またボー
ル3の配設されるべき所定位置において点的に形
成されるものであつてもよい。即ち前者の場合は
受入部7,8が一連としてリング状のレースをな
すように設けられる場合であつて、ボール3はこ
のような受入部7,8内において自在に転動する
ことができ、後者の場合においてはボール3が内
外側リング1,2の受入部7,8に関して常に半
球状をなした保持部として機能しボール3が両リ
ング1,2に対しその設定位置を変動することが
ない。なおこのような受入部7,8の態様如何に
より本考案においては前記開放部4に取付けられ
たボール抑え5のボール受部9は前者の場合にお
いて第3図に示す如くボール3を該ボール抑え5
に関して所定の位置に保持するように半球状の凹
部として点的に所定間隔を採つて配設することが
好ましく、後者の場合においては第1図に示され
るようにボール受部9がボール抑え5の内面に一
連のリング状として形成されるものである。
れたボール3相互が一定間隔を採り両リング1,
2の間に位置せしめられることが必要であり、こ
のような場合においては前記突部19ないしそれ
によつて形成されるボール受入部7,8は内外側
リング1,2において上記同様にレース状をなし
て形成されるものであつてもよければ、またボー
ル3の配設されるべき所定位置において点的に形
成されるものであつてもよい。即ち前者の場合は
受入部7,8が一連としてリング状のレースをな
すように設けられる場合であつて、ボール3はこ
のような受入部7,8内において自在に転動する
ことができ、後者の場合においてはボール3が内
外側リング1,2の受入部7,8に関して常に半
球状をなした保持部として機能しボール3が両リ
ング1,2に対しその設定位置を変動することが
ない。なおこのような受入部7,8の態様如何に
より本考案においては前記開放部4に取付けられ
たボール抑え5のボール受部9は前者の場合にお
いて第3図に示す如くボール3を該ボール抑え5
に関して所定の位置に保持するように半球状の凹
部として点的に所定間隔を採つて配設することが
好ましく、後者の場合においては第1図に示され
るようにボール受部9がボール抑え5の内面に一
連のリング状として形成されるものである。
前記ボール抑え5は、適宜に分割して内外リン
グ1,2と同じに圧粉成形焼結体として製造する
ことができるが第3図のように内外リング1,2
においてボール3が所定位置に保持される場合に
おいては薄鋼板などでよく、また合成樹脂成形体
などを採用し得る。圧粉成形焼結体として得られ
る内外リング1,2およびボール抑え5について
はこのような焼結金属製品と多孔組織を利用し潤
滑油を含浸せしめたものとして利用されることは
公知の如くであり、又圧粉成形に際して黒鉛や二
硫化モリブテンなどの固形潤滑剤粉末を配合して
好ましい潤滑性を得られることができる。ボール
3は鋼球の如き従来から一般的に採用されている
ものが採用される。
グ1,2と同じに圧粉成形焼結体として製造する
ことができるが第3図のように内外リング1,2
においてボール3が所定位置に保持される場合に
おいては薄鋼板などでよく、また合成樹脂成形体
などを採用し得る。圧粉成形焼結体として得られ
る内外リング1,2およびボール抑え5について
はこのような焼結金属製品と多孔組織を利用し潤
滑油を含浸せしめたものとして利用されることは
公知の如くであり、又圧粉成形に際して黒鉛や二
硫化モリブテンなどの固形潤滑剤粉末を配合して
好ましい潤滑性を得られることができる。ボール
3は鋼球の如き従来から一般的に採用されている
ものが採用される。
本考案によるものの実施に当つては内側リング
1の内面および外側リング2の外面にそれらリン
グ1,2の軸方向にそつた小突条によるローレツ
ト10を形成することが好ましい。即ちこのよう
なローレツト10は回転軸6に対し内側リング1
を装着し、或いは軸受部のようなハウジングに外
側リング2を装着するに当つてその装着操作をガ
イドし、又緩衝的に嵌合してそれらの回転軸6お
よびハウジングに装着することによりボール3に
押圧力の作用することを回避しボール3の円滑な
回転を確保し安定な組付状態を形成するが、更に
圧粉成形焼結体であるそれらの内外側リング1,
2に関して焼入れなしで、温度変化による伸縮な
どに原因したボール3の回転阻害を解消する。つ
まり従来のこのようなボール軸受けにおいてこの
ような温度変化による伸縮でボール3の回転が阻
害されることを回避するには焼入れすることが必
要であるが圧粉成形焼結体に焼入れをなすならば
歪みが発生し、その修正に特別な研削ないし研磨
工程を必要とすることから本考案の基本特質であ
る製作の簡易性ないし量産性が損われる。ローレ
ツト10により斯うした焼入れを不要として温度
変化による回転円滑性を確保することによつて本
考案の特質性が確保されるわけであり、しかも上
記のようなローレツト10は前記した外枠11の
内面および心棒12の所要範囲に小突条11a,
12aを形成しておくことにより圧粉成形操作自
体でそれらのローレツト10がワンタツチ的に形
成され、特別なローレツト形成工程を必要としな
いから、この点でも本考案の製作簡易性、量産性
を全く阻害することがない。
1の内面および外側リング2の外面にそれらリン
グ1,2の軸方向にそつた小突条によるローレツ
ト10を形成することが好ましい。即ちこのよう
なローレツト10は回転軸6に対し内側リング1
を装着し、或いは軸受部のようなハウジングに外
側リング2を装着するに当つてその装着操作をガ
イドし、又緩衝的に嵌合してそれらの回転軸6お
よびハウジングに装着することによりボール3に
押圧力の作用することを回避しボール3の円滑な
回転を確保し安定な組付状態を形成するが、更に
圧粉成形焼結体であるそれらの内外側リング1,
2に関して焼入れなしで、温度変化による伸縮な
どに原因したボール3の回転阻害を解消する。つ
まり従来のこのようなボール軸受けにおいてこの
ような温度変化による伸縮でボール3の回転が阻
害されることを回避するには焼入れすることが必
要であるが圧粉成形焼結体に焼入れをなすならば
歪みが発生し、その修正に特別な研削ないし研磨
工程を必要とすることから本考案の基本特質であ
る製作の簡易性ないし量産性が損われる。ローレ
ツト10により斯うした焼入れを不要として温度
変化による回転円滑性を確保することによつて本
考案の特質性が確保されるわけであり、しかも上
記のようなローレツト10は前記した外枠11の
内面および心棒12の所要範囲に小突条11a,
12aを形成しておくことにより圧粉成形操作自
体でそれらのローレツト10がワンタツチ的に形
成され、特別なローレツト形成工程を必要としな
いから、この点でも本考案の製作簡易性、量産性
を全く阻害することがない。
本考案によるものは場合によつては第6図に示
すようにボール支持リング20を内外側リング
1,2の間に介装して非連球方式のボール3を所
定の間隔を採つて保持させることができる。ボー
ル支持リング20の具体的構造は別に第7図に示
すようにその両側にボール保持部21を凹入して
対設したものであり、これらのボール保持部21
に夫々ボール3を位置させた状態でボール抑え5
を取付けることにより簡易に第6図に示すような
関係を構成することができる。この場合において
内外側リング1,2およびボール抑え5のボール
3に対する接合面は第3,4図に示したように部
分的に球状面として凹入したものでなくて一連の
断面円形をなしたレースで充分であり、場合によ
つては第6図に仮想線で示すように直線状の断面
による接合面であつてもよい。
すようにボール支持リング20を内外側リング
1,2の間に介装して非連球方式のボール3を所
定の間隔を採つて保持させることができる。ボー
ル支持リング20の具体的構造は別に第7図に示
すようにその両側にボール保持部21を凹入して
対設したものであり、これらのボール保持部21
に夫々ボール3を位置させた状態でボール抑え5
を取付けることにより簡易に第6図に示すような
関係を構成することができる。この場合において
内外側リング1,2およびボール抑え5のボール
3に対する接合面は第3,4図に示したように部
分的に球状面として凹入したものでなくて一連の
断面円形をなしたレースで充分であり、場合によ
つては第6図に仮想線で示すように直線状の断面
による接合面であつてもよい。
上記のような支持リング20は各種金属または
硬質プラスチツクなどによる薄層パイプ材を所定
幅に切出して保持部21を形成するような方法で
も容易に製造し得るが、勿論テープ状の素材から
加工してもよい。しかも両リング1,2を圧粉成
形焼結体で製造する本考案においては斯うした支
持リング20をも同じく圧粉成形焼結体によつて
得ることが好ましいものであり、前記第7図のよ
うな支持リング20はこれを充分に可能とする。
即ち例えば第5図のような設備においてその分離
リング16に相当した位置に圧粉成形域を形成し
て粉末金属を主体とした材料を装入し上下パンチ
で圧粉成形すればよいもので、この場合に上下パ
ンチに突部19と同様な板状突部を形成しておく
ならば圧粉成形と同時に保持部21を形成するこ
とができ、勿論含油せしめて潤滑性の高いものと
することができる。斯うした支持リング20を用
いた場合においては、該支持リング20が両リン
グ1,2とは遊離状に介装され、内側リング1が
回転軸の回転に従つて回転することによりボール
3を回転させ、該ボール3の回転摩擦により内側
リング1の回転方向へゆつくりと回転することに
なる。何れにしても両リング1,2とボール3間
の回転摩擦を大幅に軽減する。
硬質プラスチツクなどによる薄層パイプ材を所定
幅に切出して保持部21を形成するような方法で
も容易に製造し得るが、勿論テープ状の素材から
加工してもよい。しかも両リング1,2を圧粉成
形焼結体で製造する本考案においては斯うした支
持リング20をも同じく圧粉成形焼結体によつて
得ることが好ましいものであり、前記第7図のよ
うな支持リング20はこれを充分に可能とする。
即ち例えば第5図のような設備においてその分離
リング16に相当した位置に圧粉成形域を形成し
て粉末金属を主体とした材料を装入し上下パンチ
で圧粉成形すればよいもので、この場合に上下パ
ンチに突部19と同様な板状突部を形成しておく
ならば圧粉成形と同時に保持部21を形成するこ
とができ、勿論含油せしめて潤滑性の高いものと
することができる。斯うした支持リング20を用
いた場合においては、該支持リング20が両リン
グ1,2とは遊離状に介装され、内側リング1が
回転軸の回転に従つて回転することによりボール
3を回転させ、該ボール3の回転摩擦により内側
リング1の回転方向へゆつくりと回転することに
なる。何れにしても両リング1,2とボール3間
の回転摩擦を大幅に軽減する。
「考案の効果」
以上説明したような本考案によるときは高荷重
条件下で使用されるに適した2連ボールベアリン
グを圧粉成形焼結方式により切削加工などを必要
とすることなく簡易且つ量産的に製造し得るもの
で、しかも必要部材数が少なく、その組立ても容
易で、従つて低コストに好ましい上記製品を提供
し得るものであるから工業的にその効果の大きい
考案と言うべきである。
条件下で使用されるに適した2連ボールベアリン
グを圧粉成形焼結方式により切削加工などを必要
とすることなく簡易且つ量産的に製造し得るもの
で、しかも必要部材数が少なく、その組立ても容
易で、従つて低コストに好ましい上記製品を提供
し得るものであるから工業的にその効果の大きい
考案と言うべきである。
図面は本考案の技術的内容を示すものであつ
て、第1図は本考案による2連ボールベアリング
の1例についての部分切欠側面図、第2図はその
部分切欠正面図、第3図は非連球形式によつた場
合にボールを保持する内外側リングについての正
面図、第4図は同じく非連球形式によつた場合の
別の実施態様たるボール抑えについての内面図、
第5図は本考案における内外側リングを製造する
ための設備の1例についての断面図であつて、右
半部は圧粉前、左半部は圧粉成形状態を併せて示
すものであり、更に第6図はボール支持リングを
用いた本考案のもう1つの実施態様についての第
1図と同様な部分切欠側面図、第7図はそのボー
ル支持リングについての斜面図である。 然してこれらの図面において、1は外側リン
グ、2は内側リング、3はボール、4は開放部、
5はボール抑え、6は回転軸、7,8は内外側リ
ング1,2におけるボール受入部、9はボール抑
えにおけるボール受部、10は小突条によるロー
レツト、11は外枠、12は心棒、13は圧粉材
料装入域、14は上パンチ、15は下パンチ、1
6は分離リング、17は円弧状断面図、18はス
トレート部、19は突部、20はボール支持リン
グ、21はそのボール保持部を示すものである。
て、第1図は本考案による2連ボールベアリング
の1例についての部分切欠側面図、第2図はその
部分切欠正面図、第3図は非連球形式によつた場
合にボールを保持する内外側リングについての正
面図、第4図は同じく非連球形式によつた場合の
別の実施態様たるボール抑えについての内面図、
第5図は本考案における内外側リングを製造する
ための設備の1例についての断面図であつて、右
半部は圧粉前、左半部は圧粉成形状態を併せて示
すものであり、更に第6図はボール支持リングを
用いた本考案のもう1つの実施態様についての第
1図と同様な部分切欠側面図、第7図はそのボー
ル支持リングについての斜面図である。 然してこれらの図面において、1は外側リン
グ、2は内側リング、3はボール、4は開放部、
5はボール抑え、6は回転軸、7,8は内外側リ
ング1,2におけるボール受入部、9はボール抑
えにおけるボール受部、10は小突条によるロー
レツト、11は外枠、12は心棒、13は圧粉材
料装入域、14は上パンチ、15は下パンチ、1
6は分離リング、17は円弧状断面図、18はス
トレート部、19は突部、20はボール支持リン
グ、21はそのボール保持部を示すものである。
Claims (1)
- 回転軸を装着する内側リング2とハウジングに
嵌着される外側リング1の各軸方向両端部にボー
ル受入部7,8を形成して夫々ボール3を収容さ
せるようにし、前記内外側リング1,2を夫々圧
粉成形焼結金属体により形成し、上記した各ボー
ル受入部7,8にはそれらボール受入部7,8に
対しボール3を各リング1,2の軸方向にそつて
装脱するための開放部4を形成し、前記した内外
側リングの何れか一方における上記開放部に他方
のリングにおける開放部をも閉塞するようにした
ボール抑え5を取付けたことを特徴とする2連ボ
ールベアリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987073681U JPH0517444Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987073681U JPH0517444Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63182322U JPS63182322U (ja) | 1988-11-24 |
| JPH0517444Y2 true JPH0517444Y2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=30918230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987073681U Expired - Lifetime JPH0517444Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517444Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326505U (ja) * | 1976-07-21 | 1978-03-07 | ||
| DE3239058A1 (de) * | 1982-10-22 | 1984-04-26 | Uni-Cardan Ag, 5200 Siegburg | Lagerungsanordnung einer radnabe |
-
1987
- 1987-05-19 JP JP1987073681U patent/JPH0517444Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63182322U (ja) | 1988-11-24 |
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