JPH05178636A - 剥離を可能とする粉体 - Google Patents

剥離を可能とする粉体

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JPH05178636A
JPH05178636A JP2347792A JP2347792A JPH05178636A JP H05178636 A JPH05178636 A JP H05178636A JP 2347792 A JP2347792 A JP 2347792A JP 2347792 A JP2347792 A JP 2347792A JP H05178636 A JPH05178636 A JP H05178636A
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powder
glass
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refractive index
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JP2347792A
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Moriji Komine
杜次 小峰
Takashi Shibuya
孝 渋谷
Ichiro Okajima
一郎 岡島
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Nikka KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B40/00Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it
    • C03B40/02Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it by lubrication; Use of materials as release or lubricating compositions
    • C03B40/033Means for preventing adhesion between glass and glass

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Silicon Compounds (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凝集して流動性を阻害することがなく、電子
スプレー等により低電圧で無音かつ無臭で飛散すること
なく散布することができ、ガラス板等に使用してもガラ
ス面歪みが無く、ガラス面等からの剥離効果の優れ、し
かもガラス板の相互のズレが防止できる粉体を提供する
こと。 【構成】 アルミノケイ酸塩またはSiO2 単体、或い
はこれらを主体として残部にK2 O、Na2 OまたはM
gOを配合して成る球形状無機質粉体で、5〜40μ
m、又は5〜20μmのシャープな粒度分布を有し、屈
折率が1.40〜1.60の範囲にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剥離を可能とする粉体
に関し、より詳細には、積層したガラス板、セラミック
板及びプラスチックフィルム等の間に用いられて剥離を
可能とする粉体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両のフロントガラスは、複
数枚の平板ガラスを積層して加熱炉に入れ、700°C
前後で一定の曲率で曲げ加工することにより製造されて
いる。この加工法では、積層されたガラスがその軟化点
付近まで加熱されるため、上記熱間での融着を防ぐため
に耐熱性粉体をガラス間に予め付着させていた。本出願
人は、この種の熱間剥離剤として無機質粉体、例えば石
膏、マイカ粉体、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシウム
粉末をシリコン樹脂で被覆することにより粉体の散布性
を向上しかつ流動性を増加しうるガラス用熱間剥離剤を
提供した(特公昭56ー21734号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この熱間剥離剤は、シ
リコン樹脂で被覆することで完全とは言えないまでもそ
の散布性及び流動性の向上に成功し実用化されてきた
が、次のような課題が判明した。
【0004】この熱間剥離剤では、粉体の散布性を向上
し得たといっても、電子スプレーを用いた場合にあって
は、約6000V以上の高電圧で放電音を発して不快な
オゾン臭を呈する状態に保たない限り、良好な散布がで
きなかった。
【0005】粉体の流動性にあっても、シリコン樹脂で
被覆することにより大幅に向上し得たが、微粉割合に影
響され、この微粉割合が高くなるに伴って微粉が相互に
凝集してその流動性が阻害されることが判明した。加え
て、微粉は散布の際に粉塵となって周囲に飛散し、吸気
によって肺胞に侵入するものは、2μmが最高と言わ
れ、安全衛生上好ましいものではなかった。
【0006】無機質粉体としてアメリカJohnーMa
ville社製セライト(商品名ハイフロースーパーセ
ル)を用いていたが、この粉体の粒径があまり大きすぎ
ると、ガラス表面に傷を付けたり、光学的歪みを生じる
ことが判明した。
【0007】ガラス板は熱間で曲げ加工された後に、加
熱炉から取り出して剥離され、表面の熱間剥離剤を吸引
除去していたが、ガラス表面に若干の残留が認められる
こたがあり、これらがフロントガラス等の乱反射の一因
となっていた。ガラス表面に残留した剥離剤は、水洗浄
で完全に除去することも可能であるが、洗浄工程の他に
その後の乾燥工程も必要となり、工程が複雑化して非常
に面倒であった。
【0008】しかして、本発明は、これらの課題を解決
するために創案されたものであって、粒度分布が5から
40μmで、かつ屈折率が1.40から1.60の球形
状無機質粉体を用いることにより、オゾン臭及び放電音
を発生しない低電圧であっても均一な電子散布性が得ら
れ、また適度な流動性が保持されて、散布に際しても周
囲へ飛散することなく、更にガラス表面に傷付けたり、
光学的歪みが生ずることなく、また、曲げ加工後もガラ
ス表面から粉体を容易に吸引除去され、万一残留があっ
ても光学的障害がなく、加えて粒度分布が5から20μ
mとすることで、ガラス板の相互のズレを防止できガラ
ス曲げ加工後の泡残りが発生しない剥離を可能とする粉
体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
がケイソウ土などの天然産無機質材料が有する結晶形状
及び粒度分布に起因して生じたものとの結論に達し、鋭
意研究した結果、合成球形状硬質粉体であって粒度分布
が5から40μmで、かつ屈折率が1.40から1.6
0の無機質粉体が上記課題を解決をできることを見出
し、本発明に係る剥離を可能とする粉体を完成した。即
ち、本発明に係る剥離を可能とする粉体は、粒度分布が
5から40μmで、かつ屈折率が1.40から1.60
の球形状無機質粉体であることを、その解決手段として
いる。
【0010】一方、上記課題を解決する研究過程で球形
状の粉体を用いることによって、積層されたガラスが搬
送中や加熱炉内で滑り、その結果ガラス板が相互にズ
レ、そのままの状態で曲げ加工を行い、更に樹脂ヒィル
ムを挟んで接着するとペアー性が悪いことに起因して泡
残りが発生することが判明した。そこで、本発明者ら
は、この課題を解決すべく鋭意研究した結果、上記発明
に係る無機質粉体の粒度分布を5から20μmとするこ
とにより、球形状の粉体であっても、ガラス板のズレを
防止できること見出し、本発明に係る剥離を可能とする
粉体を完成した。即ち、本発明に係る剥離を可能とする
粉体は、粒度分布が5から20μmで、かつ屈折率が
1.40から1.60の球形状無機質粉体であること
を、その解決手段としている。
【0011】以下、本発明に係る剥離を可能とする粉体
について更に詳細に説明する。
【0012】本発明に係る剥離を可能とする粉体は、特
に理論にこだわる訳ではないが、従来の熱間剥離剤が、
ケイソウ土などの天然産無機質材料であり、その結晶は
針状、板状、蜂巣状などの変形であり、しかも粉体化の
過程で粉砕操作を受けるために、鋭い角を持った形状が
多く、更に微粉から粗粉へと約1から70μmの範囲で
バラツキが大きく、そのため粒度分布もロット毎にバラ
つくものであったことに着目したことに基づく。
【0013】まず、本発明に使用される剥離を可能とす
る粉体は、化学的に合成された球形粉体から構成され
る。これは、上述したように、従来の熱間剥離剤が、ケ
イソウ土などの天然産無機質材料であるため、その結晶
は針状、板状、蜂巣状などの変形や鋭い角を持った形状
であり、その結果、ガラス表面に傷を付け、電子スプレ
ーのロールからの離れが悪く、ガラス表面に対し付着性
が大きく曲げ加工後に容易に吸引除去されないという問
題点が生じたとの結論に達し、これらの課題を解決でき
るものを選定すると、球形粉体であるとの結論を得たこ
とにある。この球形粉体は、天然産の無機質原料を用い
て粉砕などの物理的処理工程から製造することは難し
く、化学的合成法によって好適に得られる。この化学的
合成法としては、水熱合成法が一般的方法であるが、そ
の他にも加水分解法、造粒焼結法、ゾルのスプレー乾燥
法等が挙げられ、これら合成法によって叙述の球形粉体
が得られる。
【0014】次に、本発明に係る粉体は、5〜40μm
の間にシャープな粒度分布を有するものが用いられる。
ここで、粉体の粒度分布を「5〜40μm」に限定した
のは、この範囲内ではじめて均一な電子散布性が得られ
るからである。これは、天然産無機質原料を粉砕などの
物理的方法で得られる従来品では、微粉から粗粉へと約
1から70μmの範囲でバラツキが大きく、そのため電
子スプレーで均一な散布がでないことから導かれた結論
である。また、粒度分布を「5μm」以上としたのは、
5μm未満の微粉を20%以上含有すると、微粉が相互
に凝集して流動性を阻害する結果、良好な電子散布性が
得られないばかりか、この微粉が散布に際し粉塵となっ
て周囲に飛散するので、吸気によって肺胞に侵入し、安
全衛生上好ましくないからである。一方、粒度分布を
「40μm」以下としたのは、これを超えるとガラス表
面に傷を付けたり、光学的歪みを生じるが、その限界が
粒径40μmとの結論に基づく。因みに従来品であるア
メリカJohnーMaville社製セライト(商品名
ハイフロースーパーセル)は粒径40μm以上の硬い粗
粉を10〜20%も包含していた。
【0015】一方、本発明に係る粉体は、上記粒度分布
を「5〜40μm」から「5〜20μm」の範囲に限定
することで電子散布性がかわらず、ガラス板のズレを防
止できる。即ち積層されたガラスが搬送中や加熱炉内で
の滑りが防止でき、その結果ガラス板の相互のズレが防
止されることから、ガラス曲げ加工を行うに際してもペ
アー性が悪いことに起因して発生する泡残りの原因が除
去できる。なお、搬送中や加熱炉内でのガラスの滑りは
粉体の粒径が大きくなるに伴って増加するので、これを
防止するには粉体の粒径が小さい程よいことになるが、
上記した電子散布性や流動性などとの関係からその粒度
分布を「5〜20μm」に限定したものである。
【0016】また、本発明に係る粉体は、屈折率が1.
40〜1.60の範囲で構成される。これは、ガラスの
屈折率1.5に近似していれば、その後合わせガラス工
程での障害とならないことによる。即ち本発明に係る粉
体によれば、球形状に構成されるため、ガラス表面から
吸塵装置で吸引除去が容易になされるが、この除去が不
完全な場合であっても、残存粒子に基づく乱反射が防止
できる。ガラス表面に残留した剥離剤を、水浄工程の他
にその後の乾燥工程を経由することも不要となり、工程
が簡略化できる。ここで、屈折率が1.4〜1.6の範
囲から外れる例として、Al2 3 (酸化アルミニウ
ム)の1.76〜1.77及びTi02 (酸化チタン)
の2.52を挙げることができるが、その他の鉱石は多
くのシリカ系及び炭カル系を含めて殆ど1.4〜1.6
の範囲に収まる。
【0017】粉状の粒子の屈折率は液体のそれを利用し
て測定することができる。液体の屈折率は例えば標準試
料として1.33〜1.74のものが知られている。こ
れは、任意の屈折率の異なる液体を混合することで、そ
の中間の値のものを作ることができる。粉体をこのよう
な液の中に浸漬し、例えば光学顕微鏡の視野に置くと液
体と屈折率に相違がある程、粒子の像、即ち輪郭がクッ
キリと明瞭に識別できる。一方、屈折率が近似してくる
と粒子像は明瞭さを欠き、やがて殆ど識別出来なくな
る。この点を以て粒子の屈折率とする。
【0018】本発明に使用される無機質粉体としては、
アルミノケイ酸塩及びSiO2 から選ばれる少なくとも
一種が好ましく用いられ、これらを単体もしくは混合で
用いても良く、或いはこれらを主体として残部にK
2 O、Na2 OまたはMgOを配合する構成にしても良
い。これらの無機質粉体はいずれも球形状であって、人
工的に合成して得られる点で共通し、その配合比は、S
iO2 が重量比40〜100%の範囲、Al2 3 が0
から40%の範囲、この残部にK2 0、Na2 0または
Mg0が0から20%の範囲であることが好ましい。
【0019】本発明には、必要に応じて、シリコーン樹
脂をコーティグすることにより粉体に優れた電子散布性
を与えることができる。このシリコーン樹脂を粉体に対
し0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜5重量%で
コーティングする。このシリコーン樹脂としては、架橋
構造の網目状ガラス質皮膜を形成するものが望ましく、
具体的には、ナトリウム・メチルシリコネート、メチル
フェニルポリシロキサン、アルキルポリシロキサンなど
が挙げられる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る剥離を可能とする粉体の
詳細な説明を実施例に基づいて説明するが、これらの実
施例に限定されるものではない。
【0021】実施例 1 原料としてケイ酸ソーダ、アルミン酸ソーダを用い、各
成分の比率がSiO2 にあっては60%、Al2 3
あっては30%、Na2 0にあっては10%と成るよう
に希硫酸を用いて調製し、最終的に水溶液濃度20%に
作成した。こうして得られたアルミノケイ酸塩アルカリ
のゲルを熟成後、これを緩い攪拌の下、200°Cで加
圧下で5時間、結晶化させ、粒度分布10から20μm
の硬質球体を得、これを濾過して水洗いした後、乾燥し
た。
【0022】次に、得られた球形粉体の表面にナトリウ
ム・メチルシリコネートを1重量%コーティングして改
質した。
【0023】こうして製造された粉体を、電子スプレー
K型(ニッカ株式会社)で径55mm:長さ500mm
のロールを用い、1枚のガラス板の表面にm2 当たり
0.1から2.0gの範囲で散布した。これに無散布の
ものを重ねて2枚とし、加熱炉に入れて約700°Cで
加圧して曲げ加工させ、その後に冷却した。冷却後に剥
離し、ガラス表面の粉体を空気集塵機の如き装置で吸引
した。これらの結果を電子散布性、飛散性、安息角、剥
離効果、ガラス面の傷及び歪み、透視によるキラつき、
ガラス面のズレについて調べ、それぞれ表1に示す。
【0024】表1に示すようにガラス表面の粉体は、ほ
とんど残留することなく除去され、ガラス表面には傷や
光学的歪みなどが発生していないことがわかった。この
結果は、冷却後に剥離した後、残留する粉体を水洗いや
乾燥工程等を経なくとも良いことを示してしる。また得
られたガラス間にブチラール等の樹脂フィルムを挟み込
み、合わせ安全ガラスとした際も透視によるキラつきを
認めなかった。更に重ね合わされたガラス板の相互のズ
レが防止され、泡残りも見られなかった。
【0025】実施例 2 晶析反応を5時間継続したことに代えて10時間継続し
た以外は、実施例1と同様な方法により、ゲルを調整
し、その結果、平均30〜40μmの球体を得た。これ
を水洗乾燥した後、その表面を実施例1と同様な方法で
シリコン樹脂で改質した。この粉体に実施例1と同様な
方法により電子スプレーで散布し、曲げ加工を行った
後、各効果について調べた。その結果は、表1に示すよ
うに実施例1とほぼ同様であったが、重ね合わされたガ
ラス板が相互に僅かにズレ、泡残りも極僅か見られた。
【0026】実施例 3 原料としてケイ酸ソーダを用い、SiO2 が100%と
成るようにすること以外は、実施例1と同様な方法によ
り、ゲルを調整した。その結果、平均10〜20μmの
球体を得、これを水洗乾燥した後、その表面を実施例1
と同様な方法でシリコン樹脂で改質した。この粉体に実
施例1と同様な方法により電子スプレーで散布し、曲げ
加工を行った後、各効果について調べた。その結果は、
表1に示すように実施例1とほぼ同様であった。
【0027】比較例 1 晶析反応を5時間継続したことに代えて1時間継続した
以外は、実施例1と同様な方法により、ゲルを調製し、
その結果、平均1〜4μmの球体を得た。これを水洗乾
燥した後、その表面を実施例1と同様な方法でシリコン
樹脂で改質した。この粉体に実施例1と同様な方法によ
り電子スプレーで散布し、曲げ加工を行った後、各効果
について調べた。
【0028】その結果は、表1に示すようにガラス表面
には傷や工学的歪みなどが発生せず、キラつきも認めな
かったが、流動性が低下した結果、均一な散布ができ
ず、また散布に際し粉体が飛散したが、重ね合わされた
ガラス板の相互のズレは全く生じなかった。
【0029】比較例 2 晶析反応を5時間継続したことに代えて20時間継続し
た以外は、実施例1と同様な方法により、ゲルを調製
し、その結果、平均40〜60μmの球体を得た。これ
を水洗乾燥した後、その表面を実施例1と同様な方法で
シリコン樹脂で改質した。この粉体に実施例1と同様な
方法により電子スプレーで散布し、曲げ加工を行った
後、各効果について調べた。その結果は、表1に示すよ
うにガラス表面に傷が付いたり、工学的歪みが生じ、さ
らにガラスのズレが明らかに見られた。
【0030】比較例 3 アルミン酸ソーダの20%水溶液を調製し、稀硫酸を用
いて中和し、アルミナのゲルを生成させた。これを水熱
合成に従い200°C加圧下で晶析反応を5時間継続
し、平均10〜20μmの球体を得、水洗乾燥した。得
られた球体表面を実施例1と同様な方法でシリコン樹脂
で改質した。この粉体に実施例1と同様な方法により電
子スプレーで散布し、曲げ加工を行った後、各効果につ
いて調べた。その結果は、表2に示すようにガラス表面
に傷や工学的歪みなどは発生しなかったが、キラつきが
認められた。これは、アルミナがガラスの屈折率である
1.40〜1.60の範囲外であることから生じた結果
で、これを合わせガラスに用いると障害となることを示
している。
【表1】
【表2】
【0031】
【発明の効果】
(1)本発明は、5〜40μmのシャープな粒度分布を
有する球形状無機質粉体である。 従って本発明に係る無機質粉体によれば、適度な組成、
粒度、形状及び流動性の総合効果に基づき、不快なオゾ
ン臭及び放電音を発生する高電圧によることなく、低電
圧であっても、電子スプレーにより均一な散布をするこ
とができる。 (2)本発明は、5μm以上の球形粒子であることか
ら、微粉が相互に凝集することによる流動性の低下を防
止でき、更に1μm付近の微粉が粉塵となって周囲に飛
散することがないので、安全かつ衛生的な無機質粉体で
ある。 (3)本発明に係る無機質粉体によれば、40μm以下
の球形粒子であることから、ガラス面への傷や歪み等を
発生させることがなく、剥離後は集塵装置で略完全に取
り去ることができる。 (4)本発明に係る無機質粉体によれば、屈折率が1.
40〜1.60の範囲にあるので、剥離後は集塵除去に
際し、万一残留があった場合であっても、屈折率がガラ
スと近似しているために、水洗工程その後の乾燥工程を
行う必要がなく、光学的障害を発生するこたがない。 (5)本発明に係る無機質粉体によれば、10〜20μ
mのよりシャープな粒度分布を有する球形状無機質粉体
であるから、積層されたガラスが搬送中や加熱炉内での
滑が防止でき、これに伴って生ずるガラス板の相互のズ
レが防止でき、その結果ガラス曲げ加工を行った後、ペ
アー性が悪いことによる泡残りが発生しない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 7/00 Z 7258−4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒度分布が5から40μmで、かつ屈折率
    が1.40から1.60の球形状無機質粉体であること
    を特徴とする剥離を可能とする粉体。
  2. 【請求項2】粒度分布が5から20μmで、かつ屈折率
    が1.40から1.60の球形状無機質粉体であること
    を特徴とする剥離を可能とする粉体。
  3. 【請求項3】球形状無機質粉体がアルミノケイ酸塩及び
    SiO2 から選ばれ少なくとも1種である請求項1又は
    2に記載の剥離を可能とする粉体。
  4. 【請求項4】球形状無機質粉体がアルミノケイ酸塩及び
    SiO2 から選ばれる少なくとも1種に、更にK2 O、
    Na2 O、及びMgOから選ばれる少なくとも1種を配
    合する請求項1、2又は3に記載の剥離を可能とする粉
    体。
  5. 【請求項5】球形状無機質粉体表面にシリコ−ン樹脂が
    コ−ティングされている請求項1、2、3又は4に記載
    の剥離を可能とする粉体。
JP2347792A 1991-02-12 1992-02-10 剥離を可能とする粉体 Pending JPH05178636A (ja)

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JP3-286968 1991-11-01
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6488996B1 (en) 1997-12-24 2002-12-03 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Cushion spacer for glass plates and stack of glass plates
JP2019514819A (ja) * 2016-07-27 2019-06-06 ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG 改質沈降シリカの製造方法および改質沈降シリカを含有する組成物

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