JPH05184142A - スイッチング電源装置及びそれに用いる複合素子 - Google Patents
スイッチング電源装置及びそれに用いる複合素子Info
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- JPH05184142A JPH05184142A JP3267235A JP26723591A JPH05184142A JP H05184142 A JPH05184142 A JP H05184142A JP 3267235 A JP3267235 A JP 3267235A JP 26723591 A JP26723591 A JP 26723591A JP H05184142 A JPH05184142 A JP H05184142A
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- switching transistor
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- power supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御電圧検出用の定電圧ダイオードの異常発
熱を検出して出力を遮断することにより、過電圧の発生
を未然に防止できるようにする。 【構成】 RCC回路は、入力コンデンサC1 と、トラ
ンスTと、その一次巻線NP に接続されてベース巻線N
B の誘起電圧によりオン/オフするスイッチング・トラ
ンジスタQ1 と、二次巻線NS からの出力を直流に変換
する整流平滑回路10を備えている。更に該スイッチン
グ・トランジスタQ1 のベース回路に組み込んだ定電圧
制御部12を有する。温度ヒューズFをスイッチング・
トランジスタQ1 のベース部に挿入し、制御電圧検出用
の定電圧ダイオードZD1 に近接して実装する。
熱を検出して出力を遮断することにより、過電圧の発生
を未然に防止できるようにする。 【構成】 RCC回路は、入力コンデンサC1 と、トラ
ンスTと、その一次巻線NP に接続されてベース巻線N
B の誘起電圧によりオン/オフするスイッチング・トラ
ンジスタQ1 と、二次巻線NS からの出力を直流に変換
する整流平滑回路10を備えている。更に該スイッチン
グ・トランジスタQ1 のベース回路に組み込んだ定電圧
制御部12を有する。温度ヒューズFをスイッチング・
トランジスタQ1 のベース部に挿入し、制御電圧検出用
の定電圧ダイオードZD1 に近接して実装する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異常発熱を検出して出
力を遮断する過電圧保護機能を備えたRCC(リンギン
グ・チョーク・コンバータ)方式のスイッチング電源に
関するものである。更に詳しく述べると、温度ヒューズ
をスイッチング・トランジスタのベース部に挿入すると
共に制御電圧用の定電圧ダイオードに近接させ、該定電
圧ダイオードの異常発熱によって温度ヒューズを溶断し
てスイッチング・トランジスタの発振動作を停止させる
ようにしたスイッチング電源装置及びそれに用いる複合
素子に関するものである。
力を遮断する過電圧保護機能を備えたRCC(リンギン
グ・チョーク・コンバータ)方式のスイッチング電源に
関するものである。更に詳しく述べると、温度ヒューズ
をスイッチング・トランジスタのベース部に挿入すると
共に制御電圧用の定電圧ダイオードに近接させ、該定電
圧ダイオードの異常発熱によって温度ヒューズを溶断し
てスイッチング・トランジスタの発振動作を停止させる
ようにしたスイッチング電源装置及びそれに用いる複合
素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】RCC方式のスイッチング電源は、ブロ
ッキング発振を利用した自励型シングル・スイッチング
電源であり、回路部品数が少なく低価格で小電力向けと
して広く使用されている。
ッキング発振を利用した自励型シングル・スイッチング
電源であり、回路部品数が少なく低価格で小電力向けと
して広く使用されている。
【0003】図3に従来の代表的なスイッチング電源装
置の例を示す。この電源は、RCC回路に過電圧保護回
路を組み込んだものである。RCC回路は、入力コンデ
ンサC1 と、トランスTと、その一次巻線NP に接続さ
れてベース巻線NB の誘起電圧によりオン/オフするス
イッチング・トランジスタQ1 と、二次巻線NS からの
出力を直流に変換する整流平滑回路10を備えている。
更に該スイッチング・トランジスタQ1 のベース回路に
組み込んだ定電圧制御部12と、一次巻線NP の励磁電
流を初期状態にするリセット回路14を有する。
置の例を示す。この電源は、RCC回路に過電圧保護回
路を組み込んだものである。RCC回路は、入力コンデ
ンサC1 と、トランスTと、その一次巻線NP に接続さ
れてベース巻線NB の誘起電圧によりオン/オフするス
イッチング・トランジスタQ1 と、二次巻線NS からの
出力を直流に変換する整流平滑回路10を備えている。
更に該スイッチング・トランジスタQ1 のベース回路に
組み込んだ定電圧制御部12と、一次巻線NP の励磁電
流を初期状態にするリセット回路14を有する。
【0004】スイッチング・トランジスタQ1 のベース
には起動抵抗RS とベース抵抗RB とスピード・アップ
用コンデンサC1 が接続されている。定電圧制御部12
は過大電圧検出用の定電圧ダイオードZD1 と、平滑用
のコンデンサC3 と抵抗R1 と、ダイオードDからな
る。
には起動抵抗RS とベース抵抗RB とスピード・アップ
用コンデンサC1 が接続されている。定電圧制御部12
は過大電圧検出用の定電圧ダイオードZD1 と、平滑用
のコンデンサC3 と抵抗R1 と、ダイオードDからな
る。
【0005】RCC回路の動作は、良く知られている
が、概略を述べると、トランスTのベース巻線NB の誘
起電圧を利用してスイッチング・トランジスタQ1 をオ
ン/オフし、これによる電圧を二次側で整流平滑して所
望の直流電圧を得る。そして、定電圧制御部12はRC
C回路の出力を安定化する。出力電圧が上昇したとき、
ベース巻線NB の誘起電圧も上昇し、ダイオードDと平
滑用コンデンサC3 による直流制御電圧も上昇する。そ
のため、電圧検出用の定電圧ダイオードZD1 が導通し
て、スイッチング・トランジスタQ1 のベース電流を減
少させ、スイッチング・トランジスタQ1 をオフする時
間を速める。このようにして、出力電圧を定電圧化制御
している。
が、概略を述べると、トランスTのベース巻線NB の誘
起電圧を利用してスイッチング・トランジスタQ1 をオ
ン/オフし、これによる電圧を二次側で整流平滑して所
望の直流電圧を得る。そして、定電圧制御部12はRC
C回路の出力を安定化する。出力電圧が上昇したとき、
ベース巻線NB の誘起電圧も上昇し、ダイオードDと平
滑用コンデンサC3 による直流制御電圧も上昇する。そ
のため、電圧検出用の定電圧ダイオードZD1 が導通し
て、スイッチング・トランジスタQ1 のベース電流を減
少させ、スイッチング・トランジスタQ1 をオフする時
間を速める。このようにして、出力電圧を定電圧化制御
している。
【0006】ところが、何らかの異常により前記定電圧
制御部12の制御能力を超える過大な出力電圧が生じた
場合に、負荷を損傷し、一瞬にして大きな損失が出る可
能性がある。特に、負荷に集積回路が使用される場合
は、集積回路の集積度の向上と低電力化が進んでいるた
め、この損害が大きくなる。そこで、このような過電圧
が発生した時に直ちに出力電圧を遮断する過電圧保護回
路が必要となる。
制御部12の制御能力を超える過大な出力電圧が生じた
場合に、負荷を損傷し、一瞬にして大きな損失が出る可
能性がある。特に、負荷に集積回路が使用される場合
は、集積回路の集積度の向上と低電力化が進んでいるた
め、この損害が大きくなる。そこで、このような過電圧
が発生した時に直ちに出力電圧を遮断する過電圧保護回
路が必要となる。
【0007】過電圧保護回路16は、トランスTの二次
側で過電圧を検出し、その信号で一次側のスイッチング
動作を停止させる構成である。一次側に組み込む回路
は、入力端間に電流制限抵抗R3 とフォト・サイリスタ
PTh(フォト・カプラの受光素子)とベースバイアス
抵抗R4 を直列に接続し、スイッチング・トランジスタ
Q1 のベース・エミッタ間にトランジスタ・スイッチQ
2 を設けて、そのベースを前記ベースバイアス抵抗R4
に接続し、前記フォト・サイリスタPThのゲート・カ
ソード間に抵抗R2 とコンデンサC4 の並列接続を設け
たものである。二次側に組み込んだ回路は、電流制限抵
抗R5 と過電圧検出用の定電圧ダイオードZD2 とベー
スバイアス抵抗R6 との直列接続と、コレクタ抵抗R7
と発光ダイオードLED(フォト・カプラの発光素子)
とトランジスタ・スイッチQ3 の直列接続とを、出力端
間に並列に設け、トランジスタ・スイッチQ3 のベース
を前記ベースバイアス抵抗R6 に接続したものである。
側で過電圧を検出し、その信号で一次側のスイッチング
動作を停止させる構成である。一次側に組み込む回路
は、入力端間に電流制限抵抗R3 とフォト・サイリスタ
PTh(フォト・カプラの受光素子)とベースバイアス
抵抗R4 を直列に接続し、スイッチング・トランジスタ
Q1 のベース・エミッタ間にトランジスタ・スイッチQ
2 を設けて、そのベースを前記ベースバイアス抵抗R4
に接続し、前記フォト・サイリスタPThのゲート・カ
ソード間に抵抗R2 とコンデンサC4 の並列接続を設け
たものである。二次側に組み込んだ回路は、電流制限抵
抗R5 と過電圧検出用の定電圧ダイオードZD2 とベー
スバイアス抵抗R6 との直列接続と、コレクタ抵抗R7
と発光ダイオードLED(フォト・カプラの発光素子)
とトランジスタ・スイッチQ3 の直列接続とを、出力端
間に並列に設け、トランジスタ・スイッチQ3 のベース
を前記ベースバイアス抵抗R6 に接続したものである。
【0008】過電圧保護回路16の動作は過電圧が発生
した場合、二次側の過電圧検出用の定電圧ダイオードZ
D2 がオンし、トランジスタ・スイッチQ3 のベースに
電流が流れ、トランジスタ・スイッチQ3 がオンして、
コレクタ電流が流れ、発光ダイオードLEDが発光す
る。この光を一次側のフォト・サイリスタPThで受け
て電流を発生し、フォト・サイリスタPThのゲートに
電流が流れて、フォト・サイリスタPThがオンする。
トランジスタ・スイッチQ2 のベースに電流が流れ、ト
ランジスタ・スイッチQ2 がオンし、スイッチング・ト
ランジスタQ1 のベース電流が急速に引き抜く。これに
よってスイッチング・トランジスタQ1 がオフ状態を保
ち、電源の出力を遮断する。
した場合、二次側の過電圧検出用の定電圧ダイオードZ
D2 がオンし、トランジスタ・スイッチQ3 のベースに
電流が流れ、トランジスタ・スイッチQ3 がオンして、
コレクタ電流が流れ、発光ダイオードLEDが発光す
る。この光を一次側のフォト・サイリスタPThで受け
て電流を発生し、フォト・サイリスタPThのゲートに
電流が流れて、フォト・サイリスタPThがオンする。
トランジスタ・スイッチQ2 のベースに電流が流れ、ト
ランジスタ・スイッチQ2 がオンし、スイッチング・ト
ランジスタQ1 のベース電流が急速に引き抜く。これに
よってスイッチング・トランジスタQ1 がオフ状態を保
ち、電源の出力を遮断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】RCC回路の定電圧制
御部12の平滑コンデンサC3 には、電解コンデンサが
用いられている。電解コンデンサは、経年変化により内
部で化学的変化を生じ、電解液が減少して容量が減少す
るという性質がある。経年変化により電解コンデンサの
容量が減少してくると、平滑用コンデンサC3 の端子電
圧が上昇し同時に定電圧ダイオードZD1 にかかる電圧
が高くなり、定電圧ダイオードZD1 が発熱する。この
発熱によって温度は徐々に上昇し、150〜200℃程
度にまでなり、定電圧ダイオードZD1 が熱により破壊
されることがある。この時オープンモードで破壊される
と、無制御状態となり出力電圧は急激に上昇する。ま
た、定電圧ダイオードZD1 自体が熱破壊されなくて
も、その異常発熱によってプリント基板のパターンを焼
き切ったり、発火・発煙を生じたりする。プリント基板
のパターンが焼き切れれば、それはオープン・モードの
破壊となるから、前述したのと同様、無制御状態となっ
て出力電圧は急激に上昇する。
御部12の平滑コンデンサC3 には、電解コンデンサが
用いられている。電解コンデンサは、経年変化により内
部で化学的変化を生じ、電解液が減少して容量が減少す
るという性質がある。経年変化により電解コンデンサの
容量が減少してくると、平滑用コンデンサC3 の端子電
圧が上昇し同時に定電圧ダイオードZD1 にかかる電圧
が高くなり、定電圧ダイオードZD1 が発熱する。この
発熱によって温度は徐々に上昇し、150〜200℃程
度にまでなり、定電圧ダイオードZD1 が熱により破壊
されることがある。この時オープンモードで破壊される
と、無制御状態となり出力電圧は急激に上昇する。ま
た、定電圧ダイオードZD1 自体が熱破壊されなくて
も、その異常発熱によってプリント基板のパターンを焼
き切ったり、発火・発煙を生じたりする。プリント基板
のパターンが焼き切れれば、それはオープン・モードの
破壊となるから、前述したのと同様、無制御状態となっ
て出力電圧は急激に上昇する。
【0010】ところが上記のような従来の過電圧保護回
路では定電圧ダイオードZD1 が破壊されるなどして出
力電圧が上昇するまで異常発生を検出できない。しか
も、フォト・カプラを使用して過電圧信号を伝達するた
め、動作遅れが大きく、急激な出力上昇に対して直ちに
出力を遮断することができず、負荷が破壊される虞れも
ある。また、この過電流保護回路は複雑で部品点数が多
く、コストが高い。
路では定電圧ダイオードZD1 が破壊されるなどして出
力電圧が上昇するまで異常発生を検出できない。しか
も、フォト・カプラを使用して過電圧信号を伝達するた
め、動作遅れが大きく、急激な出力上昇に対して直ちに
出力を遮断することができず、負荷が破壊される虞れも
ある。また、この過電流保護回路は複雑で部品点数が多
く、コストが高い。
【0011】本発明の目的は、制御電圧検出用の定電圧
ダイオードの異常発熱を検出して出力を遮断することに
より、過電圧の発生を未然に防止できるようにしたスイ
ッチング電源装置及びそれに用いる複合素子を提供する
ことである。
ダイオードの異常発熱を検出して出力を遮断することに
より、過電圧の発生を未然に防止できるようにしたスイ
ッチング電源装置及びそれに用いる複合素子を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、RCC回路
と、前記RCC回路のスイッチング・トランジスタのベ
ース部に組み込まれる定電圧制御部とを有するスイッチ
ング電源装置である。ここで定電圧制御部は、制御電圧
平滑用の電解コンデンサと制御電圧検出用の定電圧ダイ
オードを含む。本発明は、このような電源装置における
前述した過電圧発生機構、すなわち経年変化によるコン
デンサの容量低下と、それに基づいて定電圧ダイオード
の異常発熱という現象に着目してなされたものであり、
前記スイッチング・トランジスタのベースに挿入され且
つ前記定電圧ダイオードに近接して実装した温度ヒュー
ズを具備し、前記定電圧ダイオードの異常発熱時に温度
ヒューズが溶断し前記スイッチング・トランジスタの発
振を停止させる点が特徴である。
と、前記RCC回路のスイッチング・トランジスタのベ
ース部に組み込まれる定電圧制御部とを有するスイッチ
ング電源装置である。ここで定電圧制御部は、制御電圧
平滑用の電解コンデンサと制御電圧検出用の定電圧ダイ
オードを含む。本発明は、このような電源装置における
前述した過電圧発生機構、すなわち経年変化によるコン
デンサの容量低下と、それに基づいて定電圧ダイオード
の異常発熱という現象に着目してなされたものであり、
前記スイッチング・トランジスタのベースに挿入され且
つ前記定電圧ダイオードに近接して実装した温度ヒュー
ズを具備し、前記定電圧ダイオードの異常発熱時に温度
ヒューズが溶断し前記スイッチング・トランジスタの発
振を停止させる点が特徴である。
【0013】この電源装置には、定電圧ダイオードと温
度ヒューズを近接して実装し、耐熱ケースに収容した複
合素子を使用するのが望ましい。温度ヒューズは、定電
圧ダイオードが異常発熱を生じた温度以上で、破壊する
温度未満に、溶断温度が設定されている。
度ヒューズを近接して実装し、耐熱ケースに収容した複
合素子を使用するのが望ましい。温度ヒューズは、定電
圧ダイオードが異常発熱を生じた温度以上で、破壊する
温度未満に、溶断温度が設定されている。
【0014】
【作用】定電圧制御部の平滑用電解コンデンサは経年変
化により容量が減少し、その端子電圧が上昇する。それ
と同時に定電圧ダイオードの端子電圧も上昇する。この
ため、徐々に定電圧ダイオードが発熱する。温度ヒュー
ズは定電圧ダイオードに近接して実装されているので、
定電圧ダイオードの異常発熱により溶断する。温度ヒュ
ーズはスイッチング・トランジスタのベース部に挿入さ
れているので、ベース電流が遮断されて、発振が停止す
る。これによって無制御状態になり過電圧が生じるのが
未然に防止される。
化により容量が減少し、その端子電圧が上昇する。それ
と同時に定電圧ダイオードの端子電圧も上昇する。この
ため、徐々に定電圧ダイオードが発熱する。温度ヒュー
ズは定電圧ダイオードに近接して実装されているので、
定電圧ダイオードの異常発熱により溶断する。温度ヒュ
ーズはスイッチング・トランジスタのベース部に挿入さ
れているので、ベース電流が遮断されて、発振が停止す
る。これによって無制御状態になり過電圧が生じるのが
未然に防止される。
【0015】
【実施例】図1は本発明の好ましい一実施例を示す回路
図である。このスイッチング電源装置の基本的な回路構
成は第3図に示したものとほぼ同様であるから、対応す
る部分に同一符号を付し、それらについての説明は省略
する。
図である。このスイッチング電源装置の基本的な回路構
成は第3図に示したものとほぼ同様であるから、対応す
る部分に同一符号を付し、それらについての説明は省略
する。
【0016】本発明の特徴は、温度ヒューズFをスイッ
チング・トランジスタQ1 のベース部に挿入し、制御電
圧検出用の定電圧ダイオードZD1 に近接して実装した
点にあり、従来の複雑な過電圧保護回路は不要である。
この温度ヒューズFは起動抵抗RS と定電圧ダイオード
ZD1 のカソード端との間に挿入してあるが、スイッチ
ング・トランジスタQ1 と定電圧ダイオードZD1 のカ
ソード端との間に挿入してもよい。
チング・トランジスタQ1 のベース部に挿入し、制御電
圧検出用の定電圧ダイオードZD1 に近接して実装した
点にあり、従来の複雑な過電圧保護回路は不要である。
この温度ヒューズFは起動抵抗RS と定電圧ダイオード
ZD1 のカソード端との間に挿入してあるが、スイッチ
ング・トランジスタQ1 と定電圧ダイオードZD1 のカ
ソード端との間に挿入してもよい。
【0017】このスイッチング電源装置の動作について
説明する。電源を投入した時、起動抵抗RS を通して電
流がスイッチング・トランジスタQ1 のベースに流れる
と、スイッチング・トランジスタQ1 は導通状態とな
る。この結果、一次巻線NP に電圧が加わり、またベー
ス巻線NB にも電圧が生じる。ベース巻線NB の電圧は
スイッチング・トランジスタQ1 のベースに正帰還の電
圧となり、スイッチング・トランジスタQ1 は一気にオ
ンし、励磁電流を直線的に増加させる。この時、二次巻
線NS の誘起電圧は整流平滑回路10のダイオードに対
し逆方向に加わるので二次巻線NS に電流が流れず、一
次巻線NP に励磁電流のみが流れる。この励磁電流は時
間と共に増大し、スイッチング・トランジスタQ1 の電
流が増大してベース電流がスイッチング・トランジスタ
Q1 の飽和を保つことが不可能になり、一次巻線NP の
電圧が下がる。ベース巻線NB の電圧も下がり、この変
化はベースに正帰還される。その結果、スイッチング・
トランジスタQ1 は一気にオフする。この時、二次巻線
NS の誘起電圧は整流平滑回路10のダイオードに対し
順方向に加わり、負荷側に電流が流れる。電流の放出が
完了すると、ベース抵抗RB を通して電流がスイッチン
グ・トランジスタQ1 のベースに流れ始め、再びスイッ
チング・トランジスタQ1 はオンする。こうして、同じ
動作を繰り返すことで発振を継続し、整流平滑回路10
により所望の直流出力を得る。
説明する。電源を投入した時、起動抵抗RS を通して電
流がスイッチング・トランジスタQ1 のベースに流れる
と、スイッチング・トランジスタQ1 は導通状態とな
る。この結果、一次巻線NP に電圧が加わり、またベー
ス巻線NB にも電圧が生じる。ベース巻線NB の電圧は
スイッチング・トランジスタQ1 のベースに正帰還の電
圧となり、スイッチング・トランジスタQ1 は一気にオ
ンし、励磁電流を直線的に増加させる。この時、二次巻
線NS の誘起電圧は整流平滑回路10のダイオードに対
し逆方向に加わるので二次巻線NS に電流が流れず、一
次巻線NP に励磁電流のみが流れる。この励磁電流は時
間と共に増大し、スイッチング・トランジスタQ1 の電
流が増大してベース電流がスイッチング・トランジスタ
Q1 の飽和を保つことが不可能になり、一次巻線NP の
電圧が下がる。ベース巻線NB の電圧も下がり、この変
化はベースに正帰還される。その結果、スイッチング・
トランジスタQ1 は一気にオフする。この時、二次巻線
NS の誘起電圧は整流平滑回路10のダイオードに対し
順方向に加わり、負荷側に電流が流れる。電流の放出が
完了すると、ベース抵抗RB を通して電流がスイッチン
グ・トランジスタQ1 のベースに流れ始め、再びスイッ
チング・トランジスタQ1 はオンする。こうして、同じ
動作を繰り返すことで発振を継続し、整流平滑回路10
により所望の直流出力を得る。
【0018】しかし、これだけではRCC回路の出力電
圧は不安定でなので、安定化のための定電圧制御部12
が設けられている。出力電圧が上昇するとベース巻線N
B の電圧も上昇する。これを平滑しているコンデンサC
3 の端子電圧がこれに比例して上昇し、定電圧ダイオー
ドZD1 が導通してスイッチング・トランジスタQ1 の
ベース電流を減少させてスイッチング・トランジスタQ
1 のオフを速める。すなわち、出力電圧が上昇すると、
これを防ぐ方向にベース電流を制御して、出力電圧の安
定化を図る。
圧は不安定でなので、安定化のための定電圧制御部12
が設けられている。出力電圧が上昇するとベース巻線N
B の電圧も上昇する。これを平滑しているコンデンサC
3 の端子電圧がこれに比例して上昇し、定電圧ダイオー
ドZD1 が導通してスイッチング・トランジスタQ1 の
ベース電流を減少させてスイッチング・トランジスタQ
1 のオフを速める。すなわち、出力電圧が上昇すると、
これを防ぐ方向にベース電流を制御して、出力電圧の安
定化を図る。
【0019】定電圧制御部12の平滑用のコンデンサC
3 は、前述したように、電解コンデンサを使用している
ので、経年変化により容量が減少する。このためコンデ
ンサC3 の端子電圧が上昇すると同時に定電圧ダイオー
ドZD1 の端子電圧も上昇する。定電圧ダイオードZD
1 が発熱してオープン・モードで破壊すれば、出力電圧
が制御不能となる可能性もある。そこで定電圧ダイオー
ドZD1 に近接させて温度ヒューズFを実装し、温度ヒ
ューズFによって定電圧ダイオードZD1 の異常発熱を
検出する。異常発熱により温度ヒューズFが溶断すると
ベース電流が遮断されて、発振が停止する。当然ながら
温度ヒューズFの溶断温度は、定電圧ダイオードZD1
の破壊温度よりも低く設定する。
3 は、前述したように、電解コンデンサを使用している
ので、経年変化により容量が減少する。このためコンデ
ンサC3 の端子電圧が上昇すると同時に定電圧ダイオー
ドZD1 の端子電圧も上昇する。定電圧ダイオードZD
1 が発熱してオープン・モードで破壊すれば、出力電圧
が制御不能となる可能性もある。そこで定電圧ダイオー
ドZD1 に近接させて温度ヒューズFを実装し、温度ヒ
ューズFによって定電圧ダイオードZD1 の異常発熱を
検出する。異常発熱により温度ヒューズFが溶断すると
ベース電流が遮断されて、発振が停止する。当然ながら
温度ヒューズFの溶断温度は、定電圧ダイオードZD1
の破壊温度よりも低く設定する。
【0020】温度ヒューズと定電圧ダイオードを近接し
て実装し、これを複合素子とすることにより、検出感度
を高め検出精度を向上させる(素子ごとの特性バラツキ
を小さくする)ことができる。この実施例を図2に示
す。直方体状のケース20の内部に定電圧ダイオード2
2と温度ヒューズ24とをできるだけ接近させて組み込
む。ケース20は、例えばセラミックスのような耐熱性
のある材料からなり、相対向する側面にリード挿通用の
穴を形成したものである。そのケース20内に定電圧ダ
イオード22と温度ヒューズ24を収納し、前記穴から
リード26を外側に出して、熱伝導性が良好で耐熱性の
ある材料28を充填する。
て実装し、これを複合素子とすることにより、検出感度
を高め検出精度を向上させる(素子ごとの特性バラツキ
を小さくする)ことができる。この実施例を図2に示
す。直方体状のケース20の内部に定電圧ダイオード2
2と温度ヒューズ24とをできるだけ接近させて組み込
む。ケース20は、例えばセラミックスのような耐熱性
のある材料からなり、相対向する側面にリード挿通用の
穴を形成したものである。そのケース20内に定電圧ダ
イオード22と温度ヒューズ24を収納し、前記穴から
リード26を外側に出して、熱伝導性が良好で耐熱性の
ある材料28を充填する。
【0021】
【発明の効果】本発明は、温度ヒューズを制御電圧検出
用の定電圧ダイオードに近接させて実装しスイッチング
・トランジスタのベース部に組み込んだので、定電圧ダ
イオードに異常発熱が生ずると、電源装置の出力電圧が
過電圧になる前に温度ヒューズが溶断して、スイッチン
グ・トランジスタのベース電流を遮断し発振を停止させ
ることができる。そのため、電源装置自体を保護できる
と共に、出力電圧の制御不能状態による負荷の破壊を防
止でき、同時に発煙・発火も防止できる。更に、RCC
回路の定電圧制御部に温度ヒューズを追加しただけなの
で、回路が非常に簡素化され部品点数が少なく大幅なコ
ストダウンになる。
用の定電圧ダイオードに近接させて実装しスイッチング
・トランジスタのベース部に組み込んだので、定電圧ダ
イオードに異常発熱が生ずると、電源装置の出力電圧が
過電圧になる前に温度ヒューズが溶断して、スイッチン
グ・トランジスタのベース電流を遮断し発振を停止させ
ることができる。そのため、電源装置自体を保護できる
と共に、出力電圧の制御不能状態による負荷の破壊を防
止でき、同時に発煙・発火も防止できる。更に、RCC
回路の定電圧制御部に温度ヒューズを追加しただけなの
で、回路が非常に簡素化され部品点数が少なく大幅なコ
ストダウンになる。
【0022】また温度ヒューズと定電圧ダイオードとを
組み合わせて複合素子とするので、熱的に極めて密接な
状態となり異常検出能力が向上し、素子ごとの特性のバ
ラツキも抑えることができる。
組み合わせて複合素子とするので、熱的に極めて密接な
状態となり異常検出能力が向上し、素子ごとの特性のバ
ラツキも抑えることができる。
【図1】本発明に係るスイッチング電源装置の一実施例
を示す回路図。
を示す回路図。
【図2】本発明に係る複合素子の一実施例を示す説明
図。
図。
【図3】従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路
図。
図。
12 定電圧制御部 20 ケース 22 定電圧ダイオード 24 温度ヒューズ C3 コンデンサ ZD1 定電圧ダイオード Q1 スイッチング・トランジスタ F 温度ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 3/338 A 8726−5H
Claims (2)
- 【請求項1】 リンギング・チョーク・コンバータ回路
と、制御電圧平滑用の電解コンデンサと制御電圧検出用
の定電圧ダイオードを含み前記リンギング・チョーク・
コンバータ回路のスイッチング・トランジスタのベース
部に組み込まれる定電圧制御部を有するスイッチング電
源装置において、前記スイッチング・トランジスタのベ
ース部に挿入され且つ前記定電圧ダイオードに近接して
実装した温度ヒューズを具備し、前記定電圧ダイオード
の異常発熱時に温度ヒューズが溶断し前記スイッチング
・トランジスタの発振を停止させることを特徴とするス
イッチング電源装置。 - 【請求項2】 定電圧ダイオードと温度ヒューズを近接
して実装し、耐熱ケースに収容した請求項1記載のスイ
ッチング電源装置で用いる複合素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26723591A JP3187477B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | スイッチング電源装置及びそれに用いる複合素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26723591A JP3187477B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | スイッチング電源装置及びそれに用いる複合素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05184142A true JPH05184142A (ja) | 1993-07-23 |
| JP3187477B2 JP3187477B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=17442015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26723591A Expired - Fee Related JP3187477B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | スイッチング電源装置及びそれに用いる複合素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3187477B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013143856A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Asmo Co Ltd | モータ制御装置 |
| JP2014073045A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Toyota Motor Corp | スイッチング回路 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP26723591A patent/JP3187477B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013143856A (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Asmo Co Ltd | モータ制御装置 |
| JP2014073045A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Toyota Motor Corp | スイッチング回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3187477B2 (ja) | 2001-07-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |