JPH05184373A - 抗菌ペプチドおよびそれに基づく植物耐病性 - Google Patents

抗菌ペプチドおよびそれに基づく植物耐病性

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JPH05184373A
JPH05184373A JP3134340A JP13434091A JPH05184373A JP H05184373 A JPH05184373 A JP H05184373A JP 3134340 A JP3134340 A JP 3134340A JP 13434091 A JP13434091 A JP 13434091A JP H05184373 A JPH05184373 A JP H05184373A
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ピー. デュビック ジョナサン
Tracy A Rood
エー. ルード トレイシー
Aragula G Rao
ジー. ラオ アラグラ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】植物に有害な菌類および他の微生物を殺す方法
および物質を提供する。 【構成】CMIII感受性の植物病原体による病気に対
する抵抗性は、抗菌量で発現しCMIIIを生産する遺
伝子を植物細胞に挿入して生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物に有害な菌類およ
び他の微生物を殺す物質と方法、さらに植物に病気に対
する抵抗性を付与する物質と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの菌類および細菌が、一般的な農作
物の重大な有害生物となる。病気を制御する1つの方法
は、抗菌性の有機または半有機化合物を作物に適用する
ことであった。この方法は、多くの、当該技術上に知ら
れた問題を有する。有害微生物の制御のより新しい方法
は生物学的な制御生物の使用であり、その生物は典型的
には問題となる微生物の天然の拮抗者または阻害者であ
った。しかし、広い地域に生物学的な制御生物を適用す
ることは困難であり、そしてそのような生きている生物
を処理地域に長い時間留まらせるのはさらに困難であ
る。さらに最近、組換えDNAの技術により、抗菌化合
物を発現するクローン化された遺伝子を植物細胞に挿入
する機会が与えられた。この技術は、特に強い淘汰圧に
直面した場合、よく知られた、自然に見いだされる、抗
菌物に対して起こり得る微生物の抵抗性についての心配
をさらに引き起こした。このことは、幾つかの地域で起
こり得る。従って、単一の構造遺伝子の翻訳によって直
接に植物細胞により作られることが可能な、天然に見い
だされる抗菌化合物を同定することが、継続して必要と
なっている。
【0003】米国特許出願第725,368号にもとづ
く欧州特許出願第204,590号には、ヘテロの外来
構造遺伝子の発現を制御するために植物細胞を遺伝子的
に改変する方法が記述されている。その方法において、
植物細胞はpRiのT‐DNAプロモーターおよびヘテ
ロ外来構造遺伝子を含むように形質転換されており、プ
ロモーターおよび構造遺伝子は、お互いに、構造遺伝子
がプロモーターの制御のもと植物細胞において発現し得
るような位置および方向にある。
【0004】同様に、米国特許出願第685,824号
に基づく欧州特許出願第186,425号は、(a)T
‐DNAボーダー配列が両側に隣接した転写ユニットで
あって、プロモーターと、それに結合するアミノ末端領
域をコードする配列群と、ターミネーターシグナル配列
とを包含し、その配列は植物細胞で天然に発現する1つ
以上の遺伝子に由来する。および(b)プロモーターお
よびそれに結合性した、アミノ末端領域をコードする配
列と、ターミネーター配列との間に位置する抗菌の抵抗
性遺伝子をコードする配列、さらに(c)アグロバクテ
リウムにおいて機能的である複製単位を含むDNA断
片、を包含する組換えDNA発現ベクターについて記載
している。
【0005】米国特許第168,109号に基づくPC
T出願第8807087号は、Heliothisポリ
ヘドリンプロモーターと、抗菌活性を持ち得るヘテロペ
プチドまたはタンパクをコードするヌクレオチド配列と
を包含する組換えウィルス発現システムを開示してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、植物に有害
な菌類および他の微生物を殺す物質と方法、さらに植物
に病気に対する抵抗性を付与する方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】小さな、塩基性のトウモ
ロコシの種子ペプチドCMIIIは、一般の植物病原体
に対して強い抗菌活性を有することがこれまでに確認さ
れている。CMIIIは特に、植物病原性菌Sclerotini
a、および、トウモロコシ種子病原体Fusariumgraminear
umに対して活性がある。
【0008】従って、本発明は、生物の環境に抗菌量の
CMIIIを導入する工程を包含する、選択された微生
物を含む植物病原体を殺す方法を提供する。CMIII
は、スプレー、粉剤または抗菌技術として一般的な他の
処方によって微生物に感染した植物に効果的に適用され
得る。他には、CMIIIは病気を受け易い植物内に取
り込まれ、その結果植物に感染する過程において、病原
体は抗菌量のCMIIIに曝される。これを行う1つの
方法は、病気を受け易い植物への全体投与に適する非植
物毒性の担体にCMIIIを取り込ませることである。
この方法は、かみ砕く害虫を攻撃するために考案され、
殺虫剤および殺幼虫剤の製剤の当業者の範囲内にある殺
虫性物質について、一般的に使われる。しかし、CMI
IIをコードする遺伝子は、単離され、クローン化さ
れ、適当な発現カセットに挿入され、さらに病気を受け
易い植物種の細胞に移入され得るので、この方法の特に
好適な実施態様は、転写イニシエーターおよび植物にお
いて活性なプロモーター配列と共に、正しい読み取り枠
においてCMIIIをコードするDNA配列を植物のゲ
ノムに挿入することを含む。調節配列の制御のもとで
の、DNA配列の転写と翻訳の結果、病原体によって正
常に感染した植物の組織中で、CMIIIの抗菌量を与
えるレベルでの、CMIIIタンパク配列が発現され
る。
【0009】植物は、好ましくは、1種以上のFusarium
graminearum、Fusarium moniliforme、Aspergillus fl
avus、Alternaria longipes、Sclerotinia sclerotioru
m、およびSclerotinia trifoliorumによる感染と、損傷
に感受性のある植物である。これらはトウモロコシ(Zea
mays)およびモロコシ(Sorghum bicolor)を含む。しか
し、これは限定して解釈されるべきではない。なぜなら
ば、これらの種は確実に形質転換し再生するに最も困難
な商業作物の1つであり、そしてこれらの微生物は他の
作物にも感染する。従って本発明の方法は従来の技術に
より多くの植物種に、もしそれらが上述の植物有害生物
に感受性であることが知られるならば、容易に適用でき
る。それらには、限定はしないが、以下に述べる属由来
の種が含まれる。その属とは、Fragaria、Lotus、Medic
ago、Onobrychis、Trifolium、Trigonella、Vigna、Cit
rus、Linum、Geranium、Manicot、Daucus、Arabidopsi
s、Brassica、Raphanus、Sinapis、Atoropa、Capsicu
m、Datura、Hyoscyamus、Lycopersionn、Nicotiana、So
lanum、Petunia、Digitalis、Majorana、Cichorium、He
lianthus、Lactuca、Bromus、Asparagus、Antirrhinu
m、Hemerocallis、Nemesia、Pelargonium、Panicum、Pe
nnisetum、Ranunculus、Senecio、Salpiglossis、Cucum
is、Browallia、Glycine、Lolium、Triticum、およびDa
turaである。
【0010】本発明の方法に従って形質転換される好適
な植物は、トウモロコシ、ライ麦、大麦、小麦、モロコ
シ、カラス麦、キビ、米、トリティケール(tritical
e)、ヒマワリ、アルファルファ、菜種および大豆を含む
穀類である。
【0011】発現した時に抗菌活性を与えるDNA配列
はここで述べたようにCMIIIをコードする構造遺伝
子である。一般的に、本発明の目的は植物が感受性の微
生物に抵抗性を与えることであるので、幾つかの場合に
おいてCMIIIは植物に本来あるものではない。即
ち、CMIII遺伝子は、形質転換される植物とは他の
種由来となる。しかし、抗菌量よりも低い量でCMII
Iを生産する種においては、CMIIIが過剰生産され
るために、強力な構成的プロモーターの制御下にあるC
MIIIの遺伝子を挿入することが好適であり得、この
結果抗菌レベルが達成され、効果的な病気に対する抵抗
性が与えられる。他方、植物がCMIIIを生産する
が、病気によって通常影響される組織中でCMIIIが
生産されず或はそこに分配されないところでは、組織特
異的プロモーターが、CMIIIの局在化した発現また
は過剰生産を提供するために使用され得る。組織特異的
プロモーターは、感染した組織またはCMIIIの生産
が有効な組織にCMIIIの生産を局在化することが望
ましいあらゆる場合に使用され得る。
【0012】本発明の実施においてCMIIIをコード
するDNA配列は従来の手法によって得ることができ、
その後遺伝子は適当な制限酵素の使用によって取り出さ
れ、選ばれた植物発現カセットに継ぎ入れられ得る。他
方、精製されたCMIIIは既知の方法を用いてその全
体を配列決定することができ、その後適当なアミノ酸配
列をコードする合成DNA配列が調製され得、この合成
配列は適当な植物発現カセットに挿入され得る。
【0013】同様に多くの植物発現カセットおよびベク
ターが、当該分野においてよく知られている。”発現カ
セット”という用語は、イニシエーション、プロモータ
ーおよび終止配列を含み、これらが正しい読み取り枠に
おいて構造遺伝子に隣接する時植物細胞において機能す
る制御配列の完全なセットを意味する。発現カセットは
しばしばそして好適に、開裂およびあらゆる所望の構造
遺伝子の挿入に適した、制限部位の組み合せを含む。ク
ローン化された遺伝子は、構造配列の正しい読み取り枠
の中に開始コドンを有することが重要である。さらに、
植物発現カセットは、好ましくは、一端に、高頻度で遺
伝子の転写を起こす強力な構成的プロモーター配列を含
み、さらに他端に、メッセンジャーRNAの正しいプロ
セシングと輸送のためのポリ‐A認識配列を含む。本発
明のcDNAが挿入され得るこのような好適な(空の)
発現カセットの例は、Pioneer Hi‐Bred
International、Inc.、Johnst
on、IAのBeachらによって開発されたpPH4
14プラスミドである。より好適な植物発現カセット
は、カナマイシン抵抗性または除草剤耐性遺伝子のよう
な1つ以上の選択可能なマーカー遺伝子を含むように設
計される。
【0014】ここで”ベクター”という用語は、複製可
能で、宿主細胞において外来遺伝子を発現し得るDNA
配列を意味する。典型的に、ベクターは、適当な酵素の
使用によって予め決められた様式で切断され得る、1つ
以上のエンドヌクレアーゼ認識部位を有する。このよう
なベクターは、好ましくは抗生物質または除草剤抵抗性
を与える構造遺伝子配列をさらに含むように構築され、
これは形質転換された細胞を同定し分離するマーカーと
して働く。好適な標識/選択試薬は、カナマイシン、ク
ロロスルフロン、ホスホノトリシン、ハイグロマイシン
およびメトトレキセートを含む。ベクター中の外来遺伝
子物質が機能的に発現する、ベクターによって”形質転
換”された細胞は、”形質転換体”と呼ばれる。
【0015】特に好適なベクターは、プラスミドであ
り、これは細胞の染色体の一部ではない環状二本鎖DN
A分子を意味する。
【0016】上述のように、目的の遺伝子をコードする
cDNAおよびゲノムが本発明において使用され得る。
目的のベクターもまた、一部にはcDNAクローンから
そして一部にはゲノムクローンから構築され得る。目的
の遺伝子が単離された後、宿主細胞において遺伝子の有
効な発現を提供する、必要な調節配列を含む遺伝子が構
築される。本発明に従い、遺伝子の構築は、(a)目的
のタンパクまたは形質をコードする最初の遺伝子配列、
および(b)目的の構造遺伝子の一方に機能し得るよう
結合した1つ以上の調節配列を含む。典型的には、調節
配列は、プロモーターおよびターミネーターを含むグル
ープから選択される。調節配列は自己のまたはヘテロの
起源由来で有り得る。
【0017】遺伝子配列において使用され得るプロモー
ターは、nos、ocsおよびCaMVプロモーターを
含む。
【0018】使用され得る効果的な植物プロモーターは
過剰生産性の植物プロモーターである。本発明において
使用され得る過剰生産性の植物プロモーターは、大豆由
来のリブロース‐1,5‐バイホスフェートカルボキシ
ラーゼの小サブユニット(ss)のプロモーター(Be
rry‐Loweら、J.Molecular and
App.Gen.、1:483‐498(198
2))、およびクロロフィルa‐b結合タンパクのプロ
モーターを含む。これら2つのプロモーターは真核性の
植物細胞において、光誘導性として知られている。例え
ば、GeneticEngineering of Pl
ants、An AgriculturalPersp
ective、A.Cashmore、Pelham、
New York、1983、pp.29‐38、G.
Coruzziら.、J.Biol.Chem.、25
8:1399(1983)、およびP.Dunsmui
rら.、J.Molecular and App.G
en.、2:285(1983))に記載されている。
【0019】所望の制御配列に機能し得るように結合し
たCMIIIの構造遺伝子を含有する発現カセットは、
適当なクローニングベクターに連結され得る。一般的
に、宿主細胞と共存できる種由来の複製および制御配列
を含む、プラスミドまたはウィルス(バクテリオファー
ジ)ベクターが使用される。クローニングベクターは典
型的には、複製起点および形質転換された宿主細胞中で
の表現型選択マーカーを与え得る特定の遺伝子を有す
る。典型的には、抗生物質または選ばれた除草剤に対す
る抵抗性を与える遺伝子が使用される。遺伝子物質が標
的細胞に移入された後に、うまく形質転換された細胞お
よび/または細胞のコロニーがこれらの標識に基づく選
択により単離され得る。
【0020】典型的には、中間体宿主細胞が、本発明の
実施においてクローニングベクターのコピー数を増加さ
せるために使用される。コピー数が増加すると、目的の
遺伝子を含むベクターは、所望の植物細胞に導入される
ために有意な量だけ単離され得る。本発明の実施におい
て使用され得る宿主細胞は、E.coli、S.typhimuriu
m、およびSerratia marcescensを含む原核生物を包含す
る。イーストまたは糸状菌のような真核性宿主もまた本
発明に使用され得る。これらの宿主もまた微生物である
ので、細菌においてCMIIIの発現を引き起こさない
植物プロモーターがベクターとして使用されることを確
かめる必要がある。
【0021】単離されたクローニングベクターは、好適
な技術を用いて植物細胞に移入される。この技術にはエ
レクトロポレーション(プロトプラストにおける)、レ
トロウィルス、衝撃法、および微量注入法が含まれ、細
胞または組織培養における単子葉または双子葉植物由来
の細胞に移入され、植物発現カセットのDNA配列の少
なくとも1コピーを外来DNAとして含む形質転換され
た植物細胞が提供される。好ましくは、単子葉植物種は
トウモロコシ、モロコシ、小麦および米から選択され、
双子葉植物種は大豆、アルファルファ、タバコおよびト
マトから選択される。既知の技術を用いて、プロトプラ
ストが再生され得、細胞または組織の培養物が、CMI
IIの遺伝子を有し発現する完全稔性植物を形成するよ
うに再生され得る。従って、本発明のより好適な実施態
様は、形質転換されたトウモロコシ植物であり、その細
胞は、外来DNAとして本発明の発現カセットのDNA
配列の少なくとも1コピーを含む。
【0022】最後に、本発明は、Fusarium graminearu
m、Fusarium moniliforme、Aspergillus flavus、Alter
naria longipes、Sclerotinia sclerotiorum、およびSc
lerotinia trifoliorumから選択される微生物によって
引き起こされる病気に対する抵抗性を、病気に感受性の
分類群の植物に付与する方法を提供するもので、以下の
a)、b)およびc)の工程を包含する: a)分類群から選ばれた少なくとも1つの植物由来の細
胞または組織を培養する工程; b)細胞においてCMIII構造遺伝子の発現を引き起
こす植物調節配列に機能し得るように結合した、CMI
IIの構造遺伝子を含有する発現カセットの少なくとも
1コピーを、細胞または組織培養物の形態の細胞に導入
する工程;および c)細胞または組織培養物から、病気に抵抗性のある完
全な植物を再生する工程。
【0023】ひとたび完全な植物が得られると、それら
は発現カセットとして与えられる配列の少なくとも1コ
ピーが再生産の子孫の細胞中に存在するような方法で、
性的またはクローン的に再生産され得る。
【0024】また、ひとたび単一の形質転換された植物
が、前述の組換えDNA法により得られると、交配およ
び戻し交雑をによってCMIII構造遺伝子および結合
した調節配列を転移するために、従来の植物育成法が使
用され得る。このような仲介の方法は、以下のa)、
b)およびc)の工程をさらに包含する: a)病気に抵抗性のある植物を病気に感受性の分類群由
来の植物と性的にかけ合わせる工程; b)かけ合わせの子孫から生殖性物質を回収する工程;
および c)生殖性物質から病気に抵抗性のある植物を育成する
工程。
【0025】所望のまたは必要な場合、病気に感受性の
分類群の農業形質は、a)およびb)の工程をさらに反
復して含む拡大された方法によって、実質的に保存され
得る: a)病気に抵抗性のある子孫を病気に感受性の分類群由
来の病気に感受性の植物と戻し交雑すること;および b)病気に感受性の分類群の特徴が、抗菌活性を付与す
る遺伝子を有する子孫中に所望の割合で存在するまで、
戻し交雑の子孫の中から抗菌活性(または結合したマー
カー遺伝子)の発現を選択すること。
【0026】ここで、”分類群”という用語は、属また
はそれ以下の植物学上の分類の単位を意味する。従って
それは、属、種、栽培品種、品種、変種、および一貫し
た命名法が欠如した他の少数の分類上のグループを含
む。
【0027】ここで提供された植物ベクターはAgrobact
erium tumefaciensに取り込まれ、その後それが、主と
して双子葉植物種由来の感受性の細胞にベクターを転移
するために用いられ得ることも、当業者に認められるこ
とである。従って、本発明は、そのプラスミドが本発明
の植物発現カセットを含むように改変されたAgrobacter
ium tumefaciensで、細胞を感染することによって発現
カセットが細胞に導入されるAgrobacterium tumefacien
s感受性の双子葉植物に、抗菌活性および病気に対する
抵抗性を付与する方法を提供する。
【0028】
【実施例】次の記述は本発明の組成物とそれらを製造し
使用する方法を例示している。しかし、当業者によって
同等であると知られている他の方法も使用され得るの
は、理解されるところである。
【0029】(実施例1) [CMIIIの精製]CMIIIを、一般のトウモロコ
シ品種B37および専売トウモロコシ品種MH18の2
つの起源から次のようにして得た:ひいたトウモロコシ
の種子を室温で0.1NH2SO4で抽出した。得られた
抽出液を中性化し、遠心分離して不溶物を取り除いた。
抽出液をpH5.2に調整し、O.3Mの酢酸アンモニ
ウム中で平衡化したカルボキシメチルセルロースカチオ
ン交換カラムでクロマトグラフィーにかけ、0.4から
1.0Mの酢酸アンモニウムの勾配で溶離した(図
1)。CMIIIは、同様の大きさと性質の他のペプチ
ドも含む、一連のA280のピーク中において、およそ
0.8Mで溶離した。
【0030】CMIIIは、酢酸アンモニウムの同様の
勾配で、Mono‐Sカチオン交換FPLCカラム(P
harmacia社製)のクロマトグラフィーでも精製
し得た。図2においてピークMS‐16はCMIIIに
相当する。
【0031】CMIIIは、逆相HPLCカラム
(C18、0.1%TFAで平衡化;アセトニトリル10
〜40%勾配/0.1%TFA)から単一の主要UV吸
収ピークとして溶離し、このことは不純物のタンパクま
たはペプチドが実質的にないことを示している。
【0032】(実施例2) [CMIIIの特性付け]CMIIIは、SDS‐尿素
およびSDS‐TRIS‐トリシンの両者のポリアクリ
ルアミドゲル系において単一のクーマシーブルー染色バ
ンドとして移動し、相対的な移動性から4000ダルト
ンの分子量であることが示された。アミノ酸分析によ
り、アルギニン(10残基/モル)、グルタミン酸/グ
ルタミン(7残基/モル)およびシステイン(4残基/
モル)の高い比率が示された。
【0033】トリプトファンは、アミノ酸分析によって
検出されないが、N‐ブロモスクシンイミドで定量的に
酸化することによって検出された(およそ1残基/モ
ル)。円偏向二色性スペクトルは高いα‐らせん形の含
有を示している。
【0034】最初にCMIIIの24個のN末端を、T
RIS‐トリシンSDS‐PAGEゲルからイモビロン
(Immobilon)Pポリビニリジンフルオライド
膜にブロット化されたペプチドの配列決定により同定し
た。さらに、CMIIIの5つのエンド‐Gluc‐C
断片を逆相HPLCで精製し、配列決定し、そして試験
的にペプチド配列を全34残基まで拡大して確認し、お
よそ3900ダルトンの全分子量を得た。CMIIIは
試験的な配列Arg‐Ser‐Gly‐Arg‐Gly
‐Glu‐Cys‐Arg‐Arg‐Gln‐Cys‐
Leu‐Arg‐Arg‐His‐Glu‐Gly‐G
ln‐Pro‐Try‐Glu‐Thr‐Gln‐Gl
u‐Cys‐Met‐Arg‐Arg‐Cys‐Arg
‐Arg‐Arg‐Gly‐Glyを有する。
【0035】この分析から、CMIIIは構造的に単子
葉植物チオニン類(tionins)のいずれとも異な
ることが分かる。チオニン類はCMIIIとは異なって
リシンに富んでおり、アルギニンが少ない。CMIII
は、驚くべきほど、哺乳類の抗菌ペプチドであるウサギ
由来のデフェンシン(defensin)NP1に類似
しているが、CMIIIはグルタミン酸に非常に富んで
おり、6個ではなく4個のシステインを有する。アルギ
ニンおよびグルタミン酸/グルタミンに富んでいるが、
システインが欠如しているカボチャの種子(Naisb
ittら.、Plant Physiol.1988、
88:770)から得られる塩基性のペプチドに若干類
似している。
【0036】CMIIIはCD,UV吸収および蛍光ス
ペクトルによってさらに特徴づけられ、これは図4、図
5および図6に示すとおりである。
【0037】(実施例3) [CMIII遺伝子の同定および細菌への挿入]CMI
IIのアミノ酸配列は、下位のオリゴヌクレオチドプロ
ーブの合成による構築に従い易い、いくつかの伸張を含
む;1つの例は、残基20〜26位(Try‐Glu‐
Thr‐Gln‐Glu‐Cys‐Met‐Arg)
で、ヌクレオチド配列TGG GAR ACN CAR G
AR TGY ATG MGによってコードされる。ここ
でY=TまたはC、R=AまたはG、M=AまたはC、
およびN=AまたはGまたはTまたはCである。他に重
なっている範囲は、残基15〜21位(His‐Glu
‐Gly‐Gln‐Pro‐Try‐Glu‐Thr)
で、これは以下によってコードされ得る:CAY GA
R GGN CAR CCNTGG GAR AC。これら
のオリゴヌクレオチドは32Pで末端がラベルされてお
り、トウモロコシのゲノムまたはcDNAライブラリー
をスクリーニングするのに使用される。両方のプローブ
にハイブリダイズするクローンはBluescript
KS+のような適当な一本鎖ファージベクターにサブ
クローン化され、クローン化したDNAにおける制限酵
素部位の地図が作成され、CMIII遺伝子に相当する
領域は、オリゴヌクレオチドをプローブとして用いた制
限酵素断片のサザンハイブリダイゼーションにより同定
される。CMIII遺伝子領域はサブクローン化され、
配列決定されることにより、同一性が確かめられタンパ
ク合成のオープンリーディングフレームが決定される。
最後に、制限酵素部位を位置指向性突然変異誘発によっ
てオープンリーディングフレームの一方に作り、遺伝子
が植物発現カセットに導入され得るようにする。
【0038】一方で、もちろん、完全な合成遺伝子が、
ここで得られたCMIIIタンパクに対する配列から構
築され得る。
【0039】(実施例4) [植物中のCMIII遺伝子の発現]Beachらによ
って開発された調節配列を使用する、CMIII遺伝子
を含む植物発現カセットが構築される。pPH414と
命名された、好ましいプラスミドの制限酵素切断地図を
図1に図示する。このプラスミドは、−421位から−
90位まで縦に二重化された領域を有するヌクレオチド
−421位から+2位まで広がったカリフラワーモザイ
クウィルスの強化された35Sプロモーター、タバコモ
ザイクウィルスの5’リーダー配列に広がるpJII1
01由来の79bp HindIII Sal1断片、ト
ウモロコシAdH1‐S由来の第一イントロンに広がる
579bp断片、およびpTiT37中のノパリンシン
ターゼ由来のポリアデニレーション部位に広がる281
bp断片を含む。
【0040】発現カセットとして使用され得るもう1つ
の構築物は、図2に示されるpPHI412プラスミド
である。これはAdHのイントロンセグメントを欠いて
いるという点においてpPHI412と異なる。しか
し、これは、pPHI414のように、O’セグメント
とNOSセグメントの間に多くの制限酵素部位を持つよ
うに構築され、これらの部位はCMIII構造遺伝子を
位置に置いて継ぐために好適に使用され得る。
【0041】このベクターは、抗生物質抵抗性に対する
選択可能なマーカーを含む類似のプラスミドと共にエレ
クトロポレーションによってブラック メキシカン スウ
ィート コーンのプロトプラストに同時形質転換され得
る。その後、これらのプロトプラストは従来の技術によ
って、細胞壁を再生し、カルスに発育するように誘導さ
れ得る。その後、同様に、このカルスは形質転換された
コロニーを選択するための抗生物質の選択を受け得、そ
してこれらのコロニーは、既知の方法を用いて適当なC
MIIIに対する抗血清の使用によりCNIIIの発現
をテストされ得る。防護の効果は、カルス(またはカル
ス由来の懸濁培養物)を標的の微生物で感染させ、およ
び生き残った割合を測定することにより測定され得る。
【0042】CMIII遺伝子は、ブラック メキシカ
ン スウィートに使ったのと同様の方法で、胚形成トウ
モロコシカルスに移入され得る。胚形成カルスは完全な
稔性植物に再生され得る。CMIIIの内在性の生産に
よって付与された抗菌活性および病気に対する抵抗性
は、単純に受け継がれ、これは優性素質であり、もし望
むならば単純な交配または戻し交雑によって他の植物変
種に導入され得る。
【0043】ここで使用したように、”抗菌量”という
用語は、標的の生物に対して測定した時の、CMIII
の少なくともLD50値を意味する。
【0044】(実施例5) [CMIIIに対する微生物の感受性]植物病原性菌類
に対する胞子発芽アッセイおよび菌糸成長アッセイにお
いて、CMIIIは、112μg/mLの濃度で、Fusa
rium graminearum、Sclerotinia sclerotiorum、および
Sclerotinia trifoliorumに対して抑制活性を有するこ
とが分かった。Fusarium moniliformeおよびAspergillu
s flavusを含む他の菌類は、この濃度で、僅かに抑制さ
れた。CMIII活性は、植物細胞抽出物の存在下で、
実質的に減少した。
【0045】およそ150個の分生子またはおよそ5か
ら20個の菌糸の断片を、マイクロタイタープレートウ
ェル中の90マイクロリッターの培養倍地でインキュベ
ートした。培養培地は、0.25%のイースト抽出物、
0.1%のカゼイン加水分解物、1%のグルコース、
0.025%の硝酸カルシウム、0.005%のリン酸
カリウム、および0.00625%の硫酸マグネシウム
を有する肉汁培地であった。テスト濃度のペプチドを、
水またはバッファー中の10マイクロリッター加え、プ
レートを28℃で1から3日インキュベートした。イン
キュベーション期間の終わりに、ウェルを検査し、菌糸
の成長を以下のようにコントロールのウェルに対して点
数化した: 0=抑制なし 1=僅かに抑制 2=中程度抑制 3=ほとんど完全に抑制 4=完全に抑制 このような研究の1つの結果を図3に示す。
【0046】他の研究において、Alternaria longipes
が、CMIIIの作用に対して最も敏感な菌であること
が分かり、1.9マイクロモルで、注目すべき抑制を示
した。Aspergillus flavusは最も抵抗性があり、122
マイクロモルで僅かな抑制を示した。トウモロコシ種子
の病原菌であるFusarium graminearumおよびFusariummo
niliformeは3.8マイクロモルまで低濃度で注目すべ
く抑制されたが、しかしF.moniliformeは122マイク
ロモルでさえも完全には抑制されなかった。Sclerotini
a分離株は、高濃度では強力に抑制されたが、しかし低
濃度(S.sclerotiorumに対しては30.4マイクロモル
より低く、S.trifoliorumに対しては15.2マイクロ
モルより低い濃度)では抑制が観察されなかった。
【0047】さらに他の研究において、A.longipesは3
μMでCMIIIに影響されなかった。
【0048】要約すると、抑制様式は病原体の種類によ
って異なるが、CMIIIは広範囲の植物病原体に対し
て抑制活性を有する。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、CMIIIは広範囲の
植物病原体に対して抑制活性を有する。好適な実施態様
においては、CMIIIに感受性の植物病原体によって
引き起こされた病気に対する抵抗性が、その発現がCM
IIIの抗菌量の生産を引き起こす遺伝子を、植物の細
胞に挿入することによって生み出される。ただし、抑制
活性は病原体の種類によって異なる。
【0050】
【配列表】
【0051】
【配列番号:1】配列の長さ:34 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Arg Ser Gly Arg Gly Glu Cys Arg Arg Gln Cys Leu Arg Arg His Glu 1 5 10 15 Gly Gln Pro Try Glu Thr Gln Glu Cys Met Arg Arg Cys Arg Arg Arg 20 25 30 Gly Gly
【0052】
【配列番号:2】配列の長さ:8 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0053】
【配列番号:3】配列の長さ:8 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1および2に記載したように粗植物抽出
物のセルロースクロマトグラフィーの結果を示すグラフ
図である。
【図2】実施例1および2に記載したように粗植物抽出
物のFPLC精製の結果を例示するグラフ図である。
【図3】単一の微生物抑制実験からのデータを示すグラ
フ図であり、実施例5に記載したように抑制率は、ペプ
チドを含まないコントロールのウェルに対する点数とし
て示している。
【図4】CMIIIのCDを示している。
【図5】CMIIIの吸収を示している。
【図6】CMIIIの蛍光スペクトルを示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 15/29 ZNA // C07K 7/10 8318−4H 15/10 8619−4H C07K 99:00 (72)発明者 ジョナサン ピー. デュビック アメリカ合衆国 ポーク カウンティ, アイオワ 50310, デモイン, 38ティ ーエイチ ストリート 1707 (72)発明者 トレイシー エー. ルード アメリカ合衆国 ポーク カウンティ, アイオワ 50310, デモイン, アリソ ン アベニュー 4333 (72)発明者 アラグラ ジー. ラオ アメリカ合衆国 ポーク カウンティ, アイオワ 50322 アーバンデール, 70 ティーエイチ プレイス 4628

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CMIIIに感受性の植物病原性の微生物
    を殺し、抑制する方法であって、病原性の微生物の環境
    に抗菌量のCMIIIを導入する工程を包含する、方
    法。
  2. 【請求項2】Fusarium graminearum、Fusarium monilif
    orme、Aspergillusflavus、Alternaria longipes、Scle
    rotinia sclerotiorumおよびSclerotiniatrifoliorumで
    なる群から選択される植物病原体を殺し抑制する方法で
    あって、病原性の微生物の環境に抗菌量のCMIIIを
    導入する工程を包含する、方法。
  3. 【請求項3】前記病原体の環境が生きている植物の組織
    である、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記CMIIIが前記植物にもともと存在
    しない、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】Fusarium graminearum、Fusarium monilif
    orme、Aspergillusflavus、Alternaria longipes、Scle
    rotinia sclerotiorum、およびSclerotiniatrifoliorum
    でなる群から選択される病原体による感染に対して植物
    を保護する請求項2に記載の方法であって、病原体によ
    って正常に感染する植物の組織に、CMIIIをコード
    する配列を、植物において活性な転写イニシエーターお
    よびプロモーター配列に関して正しい読み取り枠で、該
    植物のゲノムに挿入し、該植物の組織においてCMII
    Iの抗菌量を与えるレベルで、CMIII配列の発現を
    引き起こす工程を包含する、方法。
  6. 【請求項6】前記CMIIIが前記植物にもともと存在
    しない、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記植物が小麦、米、モロコシから選択さ
    れる単子葉植物種から選択される、請求項5に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】さらに以下のa)、b)およびc)の工程
    を包含する、請求項5に記載の方法: a)前記植物由来の細胞または組織を培養する工程、 b)該細胞または組織の培養物の細胞に、CMIIIを
    コードする配列を有する発現カセットの少なくとも1種
    のコピーを導入する工程、および c)該細胞、または組織培養物由来の保護された全植物
    体を、再生させる工程。
  9. 【請求項9】前記発現カセットによって与えられた配列
    の少なくとも1種のコピーが、前記再生産による子孫の
    細胞に存在するような方法で、性的にまたはクローン的
    に全植物体を再生産する工程をさらに包含する、請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記発現カセットがエレクトロポレーシ
    ョンによって前記細胞に導入される、請求項8に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】前記発現カセットがミクロ粒子衝撃法に
    よって細胞に導入される、請求項8に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記発現カセットが微量注入法によって
    細胞に導入される、請求項8に記載の方法。
  13. 【請求項13】Agrobacterium tumefaciensに感受性の
    ある双子葉植物に、微生物に対する抵抗性を与える、請
    求項8に記載の方法であって、該双子葉植物に、Agroba
    cterium tumefaciensで該細胞を感染させることによっ
    て、前記発現カセットが該細胞に導入され、該Agrobact
    erium tumefaciensのプラスミドが該発現カセットを含
    むように改変されている、方法。
  14. 【請求項14】Fusarium graminearum、Fusarium monil
    iforme、Aspergillus flavus、Alternaria longipes、S
    clerotinia sclerotiorum、およびSclerotinia trifoli
    orumでなる群から選択される植物病原体によって引き起
    こされる病気に対する抵抗性を、それらの病気に感受性
    のある分類群の植物に付与する方法であって、以下の
    a)、b)、c)およびd)の工程を包含する方法: a)性的に交配できる植物由来であり、請求項8に記載
    の方法によって調製され、繁殖力があり、病気に対して
    抵抗性のある植物を選択する工程; b)病気に対して抵抗性のある該植物を、病気に感受性
    の分類群由来の植物と性的にかけ合わせる工程; c)該交配による子孫から生殖性物質を回収する工程;
    および d)該生殖性物質から、保護された植物を生育させる工
    程。
  15. 【請求項15】実質的にホモ接合の植物から成る分類群
    において、病気に対する抵抗性と抗菌活性を付与する請
    求項14に記載の方法であって、以下のa)およびb)
    の工程を繰り返してさらに包含する、方法; a)病気に対する抵抗性のある子孫を、その分類群由来
    の実質的にホモ接合の、病気に感受性の植物と戻し交雑
    する工程;および b)戻し交雑による子孫のうちの病気に感受性の分類群
    の他の所望の特徴と共に、病気に対する抵抗性および抗
    菌活性の発現についての選択を、該子孫に、病気に対す
    る抵抗性および抗菌活性とともに病気に感受性の分類群
    の特徴が所望される割合(%)で存在するようになるま
    で行う方法。
  16. 【請求項16】実質的にCMIIIのみをコードする植
    物のゲノム由来のDNAクローン。
  17. 【請求項17】植物細胞におけるDNAクローンの発現
    を引き起こす植物の調節配列に作動可能に結合した、請
    求項16に記載のDNAクローンを有する、発現カセッ
    ト。
  18. 【請求項18】細菌細胞におけるDNAクローンの発現
    を引き起こす細菌の発現調節配列に作動可能に結合し
    た、請求項16に記載のDNAクローンを有する、発現
    カセット。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の発現カセットのコピ
    ーを少なくとも1つ外来プラスミドとして含む、細菌細
    胞。
  20. 【請求項20】請求項17に記載の発現カセットのDN
    A配列のコピーを少なくとも1つ外来DNAとして含
    む、形質転換された植物細胞。
  21. 【請求項21】単子葉植物の細胞であることによりさら
    に特徴づけられる、請求項20に記載の形質転換細胞。
  22. 【請求項22】トウモロコシ、モロコシ、小麦または米
    の細胞であることにより、さらに特徴づけられる、請求
    項21に記載の形質転換細胞。
  23. 【請求項23】双子葉植物種の細胞であることによりさ
    らに特徴づけられる、請求項20に記載の形質転換細
    胞。
  24. 【請求項24】大豆、アルファルファ、タバコまたはト
    マトの細胞であることによりさらに特徴づけられる、請
    求項23に記載の形質転換細胞。
  25. 【請求項25】請求項22に記載の細胞を含有する、と
    うもろこしの細胞または組織培養物。
  26. 【請求項26】細胞が、請求項16に記載の発現カセッ
    トのDNA配列のコピーを少なくとも1つ外来DNAと
    して含んでいる、形質転換されたとうもろこし植物。
  27. 【請求項27】非植物毒性の担体中に抗菌量のCMII
    Iを含有する、抗菌組成物。
  28. 【請求項28】担体が病気に感受性の植物に対する全植
    物体投与に適する、請求項27に記載の組成物。
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